JPH0827291B2 - 自動化学分析装置 - Google Patents

自動化学分析装置

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JPH0827291B2
JPH0827291B2 JP4192689A JP19268992A JPH0827291B2 JP H0827291 B2 JPH0827291 B2 JP H0827291B2 JP 4192689 A JP4192689 A JP 4192689A JP 19268992 A JP19268992 A JP 19268992A JP H0827291 B2 JPH0827291 B2 JP H0827291B2
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cylinder
plunger
reaction cell
cylinder pump
automatic chemical
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清 山下
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Toshiba Corp
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  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血清等の化学分析を行う
自動化学分析装置に関し、特にそのシリンダポンプの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動化学分析装置等に用いられるシリン
ダポンプの従来例を図6に示す。このシリンダポンプ
は、筒状のホルダ45の内部に筒状にガラスシリンダ4
1を備え、このガラスシリンダ41にシール材として弾
性体であるOリング42を嵌着したプランジャ43を摺
動接触させることにより、ホルダ45の端部に備えたキ
ャップ44の孔部44aを介して液体の吸引,吐出を行
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシリ
ンダポンプは弾性体であるOリング42がプランジャ4
3とガラスシリンダ41との摺動時にランダムに変形す
るため、例えばこのシリンダポンプを多連にして1個の
モータで駆動した場合各々のシリンダポンプの吐出量が
異なるという欠点を有していた。
【0004】また、弾性体であるOリング42の摺動抵
抗(摩擦抵抗)力が一定でないため、プランジャ43を
パルスモータ等で駆動した場合、パルスモータの回転停
止位置が一定とならず、したがって、シリンダポンプの
吐出精度が悪いという欠点があった。
【0005】またガラスシリンダ41に加え、プランジ
ャ43の材質としてガラスを用いたものもあったが、こ
のようなシリンダポンプは摺動接触面が粗く、耐磨耗性
が悪いという欠点があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、吐出精度,耐久性に優れ、測定精度の向上に寄与
し得るシリンダポンプを備えた自動化学分析装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】被検液体が収容されたサ
ンプルカップ群と、前記被検液体及び所定の試薬が混合
される反応セル群と、この反応セル群の各反応セルに光
を照射しその透過光を測定する測定部と、前記サンプル
カップ群の所定のサンプルカップから被検液体を吸引し
前記反応セル群の所定の反応セルに該被検液体を吐出す
るサンプリングノズルと、シリンダ及びプランジャを備
えこのシリンダ内でプランジャが摺動移動することによ
り前記サンプリングノズルに吸引吐出力を供給すると共
にシリンダ及びプランジャ双方の摺動面がセラミックス
で且つ鏡面状に形成されたシリンダポンプと、前記プラ
ンジャに接続され該プランジャを駆動するモータとを備
えることを特徴とするものである。
【0008】本発明は以上の様に構成したので、従来の
シリンダポンプのような弾性体の変形による吐出精度の
低下や磨耗片が流路中に混入することによる他の流体機
器への悪影響がなく、吐出精度に優れかつ測定精度の向
上に寄与し得ると共に、摺動抵抗力が少なくかつ内部液
体のシールが可能となり、多連にして用いた場合にもこ
れらの吐出量の差がなく、しかも耐摩耗性,耐食性
みかつ耐久性に優れたシリンダポンプを備える自動化学
分析装置を提供することができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図2に示すシリンダポンプは、シリン
ダ21及びプランジャ23双方を剛体により形成し両者
を弾性体を用いることなく摺動接触させるとともに、そ
の摺動接触面を鏡面状(表面粗さ約3ミクロン以下)に
形成したものである。
【0010】剛体としては、焼結体であるセラミックス
自体若しくはセラミックスを含むものを用いるが、本実
施例ではシリンダをセラミックスの一つであるアルミナ
質で、プランジャ23を同じくジルコニア質でそれぞれ
形成している。ジルコニア質は例えばNa2 O:0.0053
% ,K2 O:0.0026% ,MgO:0.0087% ,CaO:0.
0048% を含むものを用いている。尚、シリンダ21の端
部には図6のシリンダポンプと同様キャップ44を備え
ている。
【0011】次に上記構成のシリンダポンプの作用を、
図1に示す自動化学分析装置のサンプリングポンプとし
て用いた場合について説明する。
【0012】図1に示す自動化学分析装置は、2個のサ
ンプリングポンプ1,1として前記シリンダポンプを2
連配置に備え、この両サンプリングポンプ1,1をパル
スモータ7のリードネジ8に螺合させたプランジャ押え
9を介して駆動する駆動部29を有している。
【0013】両サンプリングポンプ1,1は2本のチュ
ーブ10a,10bを介して血清サンプルカップ群4の
上方に配置された2本のノズル2,2にそれぞれ連結さ
れている。2本のノズル2,2は、血清サンプルカップ
群4内の被検液体としての血清3を吸引するためにノズ
ル上下動機構(図示せず)により上下移動可能に構成さ
れ、また、パルスモータ7a,7bにより駆動される分
注アーム11により血清サンプルカップ群4と反応槽1
9との間を移動可能に構成されている。
【0014】前記チューブ10a,10bにはそれぞれ
電磁弁17a,17bが接続され、この電磁弁17a,
17bを介して容器28a内の純水28をこのチューブ
10a,10b内にそれぞれ注入することができるよう
になっている。
【0015】前記反応槽19内には、多数の反応セル1
3が恒温状態に収容され、この各反応セル13に試薬ノ
ズル14から試薬Xが注入されるようになっている。ま
た、この反応槽19は、光源31,反射鏡32,33,
受光部34からなる測光系を2組備えた測定部16を有
している。
【0016】前記駆動部29,ノズル上下機構,分注ア
ーム11,反応槽は19は、操作パネル5,CPU6,
演算部18からなる制御部20により制御されるように
なっている。
【0017】次に、上記構成の自動化学分析装置の作用
を説明する。
【0018】操作パネル5から血清サンプル3の吐出
量,吐出位置,吐出数等の情報がCPU6及び演算部1
8によりノズル2,2による合計吸引量が演算される。
【0019】CPU6からこの合計吸引量を示す信号を
受けた駆動部29のパルスモータ7は、リードネジ8,
プランジャ押え9を介して両サンプリングポンプ1,1
を駆動し、この結果、ノズル2,2は血清サンプルカッ
プ群4内の血清サンプル3,3を予め設定された量だけ
吸引する。
【0020】血清サンプル3,3を吸引したノズル2,
2はCPU6により制御される分注アーム11により反
応槽19上の所定の吐出位置Pまで移送され、ここで所
定量(例えば5マイクロリットル)ずつ血清サンプル
3,3を同時に吐出する。同様にノズル2,2は次の吐
出位置まで分注アームにより移送され、ここでも所定量
(例えば5マイクロリットル)ずつ血清サンプル3,3
を同時に吐出する。このようにして、2本のノズル2,
2は順次各吐出位置(例えば16ケ所)で所定量(例え
ば5マイクロリットル)ずつ同時に血清サンプル3,3
を吐出する。
【0021】ノズル2,2より吐出された血清サンプル
3,3は恒温状態の各反応セル13に入り、さらに、こ
の各反応セル13には試薬ノズル14から試薬Xが注入
されて混合攪拌され反応が開始する。このようにして、
血清サンプル3と試薬Xとが反応して反応セル13内に
試料15が得られ、この試料15は測定部16において
2個同時に測定される。
【0022】上述した自動化学分析装置において、サン
プリングポンプ1,1として図2シリンダポンプを用い
た場合には、シリンダ21内におけるプランジャ23の
移動に伴なう空間容積に対応する量の血清サンプル3が
ノズル2,2から吐出される。したがって、2本のノズ
ル2,2からの吐出量確度差(一方のノズル2の吐出量
−他方のノズルの吐出量)は極めて小さく、吐出量の精
度,確度が従来のシリンダポンプより著しく向上した。
【0023】本発明の実施例におけるシリンダポンプと
従来のシリンダポンプとの吐出量確度差の比較を図4,
図5を参照してさらに詳述する。
【0024】図4は、従来のシリンダポンプを上述した
サンプリングポンプ1,1として用い、16箇所の分注
箇所( No.1〜 No.16)でともに5マイクロリットル
ずつ分注した場合の吐出量確度差を示すグラフである。
同図から明らかなように吐出量確度差零を境として正負
両方向に大きくばらついており、両サンプリングポンプ
1,1の吐出量の差が大きいことが解る。
【0025】これに対し、図5は本実施例のシリンダポ
ンプをサンプリングポンプ1,1として用い、図4に示
す場合と同様な分注箇所,分注量の下に吐出量確度差を
示したものである。同図から明らかなように、この場合
には両サンプリングポンプ1,1の吐出確度差は正負の
ばらつきが小さく、吐出量の差が極めて微量であること
が解る。
【0026】次に、本発明の実施例の他例を図3を参照
して説明する。尚、図2に示すシリンダポンプと同一機
能を有するものには同一の符号を付し、その詳細な説明
を省略する。同図に示すシリンダポンプが図2に示すも
のと相違する点は、ホルダ45の内部にアルミナ質のセ
ラミックスでかつプランジャ23との摺動接触面を鏡面
状としてシリンダ21aを設けたことである。このシリ
ンダポンプも図2に示すシリンダポンプと同様な作用を
有することは明らかである。
【0027】上述したシリンダポンプの用途としては、
サンプリングポンプだけでなく試料注入用,各部の洗浄
乾燥用等装置各部のポンプとして用いることができ、こ
のように装置各部にこのシリンダポンプを用いた場合に
も、高精度でかつ耐久性に優れたシリンダポンプをもつ
自動化学分析装置を得ることができる。
【0028】尚、以上の説明では自動化学分析装置にお
けるシリンダポンプを2連にして用いた場合について説
明したが、これを1連の構成としても吐出精度の向上を
図ることが可能である。
【0029】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0030】以上詳述した本発明によれば、従来のシリ
ンダポンプのような弾性体の変形による吐出精度の低下
や磨耗片が流路中に混入することによる他の流体機器へ
の悪影響がなく、吐出精度に優れかつ測定精度の向上に
寄与し得ると共に、摺動抵抗力が少なくかつ内部液体の
シールが可能となり、多連にして用いた場合にもこれら
の吐出量の差がなく、しかも耐摩耗性,耐食性富みか
つ耐久性に優れたシリンダポンプを備える自動化学分析
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動化学分析装置の概
略説明図。
【図2】本発明の一実施例におけるシリンダポンプを示
す断面図。
【図3】本発明の実施例の他例におけるシリンダポンプ
を示す断面図。
【図4】従来のシリンダポンプによる吐出量確度差を示
すグラフ。
【図5】図2に示すシリンダポンプによる吐出量確度差
を示すグラフ。
【図6】従来のシリンダポンプを示す断面図。
【符号の説明】
1 サンプリングポンプ 2 ノズル 3 血清サンプル 4 サンプルカップ群 7 パルスモータ 13 反応セル 14 試薬ノズル 15 試料 16 測定部 21,21a シリンダ 23 プランジャ 44 キャップ 45 ホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 53/16 F04B 21/08 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検液体が収容されたサンプルカップ群
    と、前記被検液体及び所定の試薬が混合される反応セル
    群と、この反応セル群の各反応セルに光を照射しその透
    過光を測定する測定部と、前記サンプルカップ群の所定
    のサンプルカップから被検液体を吸引し前記反応セル群
    の所定の反応セルに該被検液体を吐出するサンプリング
    ノズルと、シリンダ及びプランジャを備えこのシリンダ
    内でプランジャが摺動移動することにより前記サンプリ
    ングノズルに吸引吐出力を供給すると共にシリンダ及び
    プランジャ双方の摺動面がセラミックスで且つ鏡面状に
    形成されたシリンダポンプと、前記プランジャに接続さ
    れ該プランジャを駆動するモータとを備える自動化学分
    析装置。
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