JPH08268399A - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JPH08268399A
JPH08268399A JP7071786A JP7178695A JPH08268399A JP H08268399 A JPH08268399 A JP H08268399A JP 7071786 A JP7071786 A JP 7071786A JP 7178695 A JP7178695 A JP 7178695A JP H08268399 A JPH08268399 A JP H08268399A
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JP
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pin
case
piston
axial direction
spring
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JP7071786A
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English (en)
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Ryuta Suzuki
隆太 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/64Systems for coupling or separating cosmonautic vehicles or parts thereof, e.g. docking arrangements
    • B64G1/645Separators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 爆発による多大な衝撃を発生させることなく
物体を二つに分離することを目的とする。 【構成】 固定時にはテーパ形状を持つスリーブ15に
対して軸方向に第1のピストン6を押し付けることによ
ってスリーブ15とピン10との間に摩擦力をうみ、ピ
ン10を固定する。解放時にはボンベ11に蓄えられた
圧力を持つ流体をバルブ12を介して流路7に供給する
ことで第1のピストン10が軸方向に移動し、スリーブ
15の摩擦力を解放する。同時にバネ3によってピン1
0を上部に移動させ、キャッチャ13に固定・格納され
る。このことによって、従来の爆発による多大に衝撃を
発生させずに分離することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は合体された二つの物体
を分離する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分離装置は図14、図15のよう
に構成される。図14は従来の分離装置の固定時の断面
図、図15は従来の分離装置の解放時の断面図である。
図において、1は本装置を支持する第1のケース、2は
第1のケース1と相対するネジ部を持ち第1のケース1
に取り付く第2のケース、13は先端にスリットを持つ
多面錐形状のキャッチャ、14はキャッチャ13を保持
するキャッチャケース、18は内部に爆薬が仕組まれて
いるカートリッジ、19は内部に圧力を持った流体を通
す流路を持つチャンバ、20はチャンバ19と相対する
形状を持ち頭部に円錐形状を持つ第1のセパレータ、2
1は第2のケース2に取り付き頭部に円錐形状を持つ第
2のセパレータ、22は第1のケース1の内部と相対す
る形状を持ち第1のケース1内部でスライド可能な第1
のリング、23は第1のリング22と相対するネジ部を
持ち第1のリング22に取り付く第2のリング、24は
径方向に3分割された分離ナット、25は分離ナット2
4と相対するネジ径を持つボルトである。
【0003】上記のように構成された分離装置は、例え
ば人工衛星に搭載される回転系を含むセンサシステムな
どに用いられている。ロケットで軌道上に打ち上げるま
で回転系を本分離装置にて固定しておき、軌道投入後に
分離装置を作動させ回転系を解放する用途などに使われ
ている。本装置は図15のように、固定時は分離ナット
24が第2のリング23によって保持されており、この
分離ナット24にボルト25をねじ込むことによって分
離する二つの物体が係止されている。この状態からカー
トリッジ18に点火することによってチャンバ19内に
高圧ガスが発生し、第1のリング22を押し下げる。そ
の結果、第2のリング23に支持された分離ナット24
が支えを失い第1のセパレータ20の押し上げによって
分離ナット24が割れる。同時にボルト25がはずれ第
1のセパレータ20の勢いで上部に飛ぶ。飛んだボルト
25はキャッチャ13に捕獲され、固定される構造とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
る分離装置においては分離ナット24とボルト25の締
め付けによって分離するものが固定されていて、分離時
にカートリッジ18内に仕組まれた爆薬を爆発させるこ
とによって第1のリング22が第1のケース1内をスラ
イドして分離ボルト24を一体化させている第2のリン
グ23がはずれる。また同時に第1のセパレータ20が
押し出されて第2のセパレータ21によって分離ナット
24が割れ、ボルト25がキャッチャ13に向かって飛
んで行く構造になっている。このような構成において問
題となるのは分離するために必要な爆発である。人工衛
星など宇宙用機器に使用されるこのような分離装置にお
いては、打ち上げ時の振動、荷重に耐えるため、ボルト
一本あたり1トン以上の軸力を要する場合がある。この
ような場合、爆発による衝撃は2000〜3000Gと
いう非常に大きな値を取る。この衝撃は内部に搭載され
る電子機器に大きな影響を与え、最悪の場合、破損する
可能性がある。また、電子機器設計に際しても大きな制
約条件となっていた。
【0005】この発明はかかる問題を解決するためにな
されたもので、分離装置の構成を前面的に見直し、爆発
による多大な衝撃を発生しない構成とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1に係
る分離装置は、分離する物体を係止するピンと、このピ
ンを摩擦により分離時まで固定しておくテーパ状のスリ
ーブと、このスリーブのテーパ形状に相対した内径を持
ち軸方向に動かすことで上記スリーブに径方向の力を加
える第1のピストンと、この第1のピストンを軸方向に
押し付けるバネと、ピンを軸方向に押し上げる第2のピ
ストンと、この第2のピストンに軸方向の力を加えるバ
ネと、圧力を持った流体を供給するボンベと、供給され
た圧力を持った流体を第1のピストンに吹き付ける流路
によって構成される。
【0007】またこの発明の実施例2に係る分離装置
は、分離する物体を係止するピンと、このピンを摩擦に
より分離時まで固定しておくテーパ状のスリーブと、こ
のスリーブのテーパ形状に相対した内径を持ち軸方向に
動かすことで上記スリーブに径方向の力を加える第1の
ピストンと、この第1のピストンを軸方向に押し付ける
バネと、ピンを軸方向に押し上げる第2のピストンと、
この第2のピストンに軸方向の力を加えるバネと、内部
に圧力を持った流体を蓄えた流路と、この流路に蓄えら
れた圧力を持った流体を解放するバルブによって構成さ
れる。
【0008】この発明の実施例3に係る分離装置は、分
離する物体を係止するピンと、このピンに設けられる孔
に相対し上記ピンの側面からその頭部を出すことによっ
てピンを固定するつめと、このつめをピンの内部よりピ
ン側面に押し付けるバネと、第1のケースの孔に相対し
ピンの軸方向に動くことによってつめをピンの内部に押
し込む第1のピストンと、この第1のピストンをピンの
軸方向に押し付けるバネと、ピンを軸方向に押し上げる
第2のピストンと、この第2のピストンに軸方向の力を
加えるバネと、圧力を持った流体を供給するボンベと、
供給された圧力を持った流体を第1のピストンに吹き付
ける流路によって構成される。
【0009】この発明の実施例4に係る分離装置は、分
離する物体を係止するピンと、このピンに設けられる孔
に相対し上記ピンの側面からその頭部を出すことによっ
てピンを固定するつめと、このつめをピンの内部よりピ
ン側面に押し付けるバネと、第1のケースの孔に相対し
ピンの軸方向に動くことによってつめをピンの内部に押
し込む第1のピストンと、この第1のピストンをピンの
軸方向に押し付けるバネと、ピンを軸方向に押し上げる
第2のピストンと、この第2のピストンに軸方向の力を
加えるバネと、第1のケースに設けられ内部に圧力を持
った流体を蓄える第1の流路と、第1の流路と相対する
位置にあり前記第2のケースに設けられ上記第1のケー
ス同様に内部に圧力を持った流体を保持する第2の流路
と、この第1の流路と第2の流路に蓄えられた圧力を持
った流体を解放するバルブによって構成される。
【0010】この発明の実施例5に係る分離装置は、側
面に孔を有し分離する物体を係止するピンと、このピン
の孔に相対するつめを具備し第1のケースに設けられる
摺動面に沿ってピンの軸方向に移動することによってピ
ンを固定する第1のピストンと、この第1のピストンを
ピンの軸方向に押し付けるバネと、ピンを軸方向に押し
上げる第2のピストンと、この第2のピストンに軸方向
の力を加えるバネと、圧力を持った流体を供給するボン
ベと、供給された圧力を持った流体を第1のピストンに
吹き付ける流路によって構成される。
【0011】またこの発明の実施例6に係る分離装置
は、側面に孔を有し分離する物体を係止するピンと、こ
のピンの孔に相対するつめを具備し第1のケースに設け
られる摺動面に沿ってピンの軸方向に移動することによ
ってつめをピンを固定する第1のピストンと、この第1
のピストンをピンの軸方向に押し付けるバネと、ピンを
軸方向に押し上げる第2のピストンと、この第2のピス
トンに軸方向の力を加えるバネと、第1のケースに設け
られた内部に圧力を持った流体を蓄える第1の流路と、
第1の流路と相対する位置にあり前記第2のケースに設
けられ上記第1のケース同様に内部に圧力を持った流体
を保持する第2の流路と、この第1の流路と第2の流路
に蓄えられた圧力を持った流体を解放するバルブによっ
て構成される。
【0012】
【作用】この発明の実施例1は、解放時に圧力を持つ流
体をボンベから流路に供給することによって摩擦で固定
していたピンを解放し、ピンをバネ力で押し上げ、格納
・固定することによって従来の爆発による多大な衝撃を
発生させずに分離することが可能となる。
【0013】またこの発明の実施例2は、上記のように
構成された分離装置においては、流路に蓄えられた圧力
を持つ流体をバルブ解放することによって、摩擦で固定
していたピンを解放し、ピンをバネ力で押し上げ、格納
・固定することによって従来の爆発による多大な衝撃を
発生させずに分離することが可能となる。
【0014】この発明の実施例3は、解放時に圧力を持
つ流体をボンベから流路に供給することによってピスト
ンが上昇し、ピン内部から突出するつめをピン内部に格
納させることによってピンの固定を外し、同時にピンを
バネ力で押し上げ、格納・固定することによって従来の
爆発による多大な衝撃を発生させずに分離することが可
能となる。
【0015】またこの発明の実施例4は、流路に蓄えら
れた圧力を持つ流体をバルブ解放することによって、バ
ネ力でピストンが上昇し、ピン内部から突出するつめを
ピン内部に格納させることによってピンの固定を外し、
同時にピンをバネ力で押し上げ、格納・固定することに
よって従来の爆発による多大な衝撃を発生させずに分離
することが可能となる。
【0016】この発明の実施例5は、解放時に圧力を持
つ流体をボンベから流路に供給することによってつめを
具備したピストンが上昇し、つめが押えつけていたピン
が解放されると同時にピンをバネ力で押し上げ、格納・
固定することによって従来の爆発による多大な衝撃を発
生させずに分離することが可能となる。
【0017】またこの発明の実施例6は、流路に蓄えら
れた圧力を持つ流体をバルブ解放することによってつめ
を具備したピストンが上昇し、つめが押えつけていたピ
ンが解放されると同時にピンをバネ力で押し上げ、格納
・固定することによって従来の爆発による多大な衝撃を
発生させずに分離することが可能となる。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1における分離装置
の固定時の断面図、図2は実施例1における解放時の断
面図である。図において、1は本装置を支持する第1の
ケース、2は第1のケース1と相対する形状を持った第
2のケース、3はピストン5に軸方向の力を加えるバ
ネ、4はピストン6を軸方向に押し付けるバネ、5はピ
ン10を軸方向に押し上げる第2のピストン、6はスリ
ーブ15に径方向の力を加える第1のピストン、7は第
1のケース1に設けられる流路、9は第2のケース2を
前記第1のケース1に固定するCリング、10は分離す
る物体を係止するピン、11は流路7に圧力を持った流
体を供給するボンベ、12はボンベ11に接続されるバ
ルブ、13は解放されたピン10を受け止め固定するた
めの軸方向のスリットを持つ多面錐形状のキャッチャ、
14はキャッチャ13を保持するキャッチャケース、1
5はピン10を摩擦により分離時まで固定しておくスリ
ーブである。
【0019】上記のように構成された分離装置において
は図1のように、固定時にバネ4が第1のピストン6を
テーパ形状を持つスリーブ15に対して軸方向に押し付
けることによってスリーブ15に径方向の力が発生す
る。この力によってスリーブ15とピン10との間に摩
擦力をうみ、ピン10を固定する。解放時にはボンベ1
1に蓄えられた圧力を持つ流体をバルブ12を介して流
路7に供給することで第1のピストン6が軸方向に移動
し、スリーブ15の径方向の力を解放する。同時にバネ
3によって軸方向の力が解放され、第2のピストン5に
よってピン10に力が伝達される。ピン10はこの力を
受けて軸方向に移動し、上部のキャッチャ13に固定・
格納される。このことによって、従来の爆発による多大
な衝撃を発生させずに分離することが可能となる。
【0020】実施例2.図3はこの発明の実施例2にお
ける分離装置の固定時の断面図、図4は実施例2におけ
る解放時の断面図である。図において、1から6、8か
ら11、13から15は実施例1と同じものである。
【0021】上記のように構成された分離装置において
は図2のように、固定時に流路7に蓄えられた圧力を持
つ流体が第1のピストン6をテーパ形状を持つスリーブ
15に対して軸方向に押し付けることによってスリーブ
15に径方向の力が発生する。この力によってスリーブ
15とピン10との間に摩擦力をうみ、ピン10を固定
する。解放時にはバルブ12を解放することでバネ4の
反力により第1のピストン6が軸方向に移動し、スリー
ブ15の径方向の力を解放する。同時にバネ3によって
軸方向の力が解放され、第2のピストン5によってピン
10に力が伝達される。ピン10はこの力を受けて軸方
向に移動し、上部のキャッチャ13に固定・格納され
る。このことによって、従来の爆発による多大な衝撃を
発生させずに分離することが可能となる。
【0022】実施例3.図5はこの発明の実施例3にお
ける分離装置の固定時の断面図、図6は実施例3におけ
る解放の瞬間の断面図、図7は実施例3における解放後
の断面図である。図において、1から5、7、9、11
から14は実施例1と同じものである。6はつめ16を
ピン10の内部に押し込む第1のピストン、10は分離
する物体を係止するピン、16はピン10の側面からそ
の頭部に出すことによってピン10を第1のケース2に
固定するつめ、17はつめ16をピン10の内部よりピ
ン10側面に押し付けるバネである。
【0023】上記のように構成された分離装置において
は図5のように、固定時にバネ17がピン10の内部よ
りつめ16をピン10の側面に押し付けることにより、
つめ16の頭部が第2のケース2に引っかかりピン10
を固定する。解放時には図6、図7のようにボンベ11
に蓄えられた圧力を持つ流体をバルブ12を介して流路
7に供給することで第1のピストン6が軸方向に移動
し、つめ16をピン10の内部に押しやりピン10の支
えを外す。同時に第2のピストン5の反力が解放される
ことで、ピン10が軸方向に移動し、上部のキャッチャ
13に固定・格納される。このことによって、従来の爆
発による多大な衝撃を発生させずに分離することが可能
となる。
【0024】実施例4.図8はこの発明の実施例4にお
ける分離装置の固定時の断面図、図9は実施例4におけ
る解放時の断面図である。図において、1から6、9か
ら12、14、16、17は実施例3と同じものであ
る。7は第1のケース1に設けられ内部に圧力を保持す
る第1の流路、8は第1の流路7と相対する位置にあっ
て第2のケース2に設けられ内部に圧力を保持する第2
の流路である。
【0025】上記のように構成された分離装置において
は図8のように、固定時にバネ17がピン10の内部よ
りつめ16をピン10の側面に押し付けることにより、
つめ16の頭部が第2のケース2に引っかかりピン10
を固定する。解放時には図9のようにバルブ12が流路
7、第2の流路8に蓄えられた圧力を持つ流体を解放す
ることで第1のピストン6が軸方向に移動し、つめ16
をピン10の内部に押しやりピン10の支えを外す。同
時に第2のピストン5の反力が解放されることで、ピン
10が軸方向に移動し、上部のキャッチャ13に固定・
格納される。このことによって、従来の爆発による多大
な衝撃を発生させずに分離することが可能となる。
【0026】実施例5.図10はこの発明の実施例5に
おける分離装置の固定時の断面図、図11は実施例5に
おける解放時の断面図である。図において、1から7、
9、11から14は実施例1と同じものである。6はピ
ン10の孔に相対するつめを具備し第1のケース1に設
けられる摺動面に沿って移動することによってピン10
を固定・解放する第1のピストン、10は側面に孔を有
し分離する物体を係止するピンである。
【0027】上記のように構成された分離装置において
は図10のように、固定時にバネ4が第1のピストン6
第1のケース1の摺動面に沿って軸方向に押し付けるこ
とによって第1のピストン6に具備されたつめがピン1
0を押えつける。解放時にはボンベ11に蓄えられた圧
力を持つ流体をバルブ12を介して流路7に供給するこ
とで第1のピストン6が軸方向に移動し、第1のピスト
ン6のつめがピン10の孔から離れることによってピン
10が解放される。同時にバネ3によって軸方向の力が
解放され、第2のピストン5によってピン10に力が伝
達される。ピン10はこの力を受けて軸方向に移動し、
上部のキャッチャ13に固定・格納される。このことに
よって、従来の爆発による多大な衝撃を発生させずに分
離することが可能となる。
【0028】実施例6.図12はこの発明の実施例6に
おける分離装置の固定時の断面図、図13は実施例6に
おける解放時の断面図である。図において、1から6、
9、10、12から14は実施例5と同じである。7は
第1のケース1に設けられ内部に圧力を持った流体を保
持できる第1の流路、8は第1の流路7と相対する位置
にあって第2のケース2に設けられ内部に圧力を持った
流体を保持できる第2の流路である。
【0029】上記のように構成された分離装置において
は図12のように、固定時に第1の流路7及び第2の流
路8に蓄えられた圧力を持った流体が第1のピストン6
を第1のケース1の摺動面に沿って軸方向に押し付ける
ことによって第1のピストン6に具備されたつめがピン
10を押さえつける。解放時にはバルブ12によって蓄
えられた圧力を持つ流体を解放することによってバネ4
の反力が第1のピストン6が軸方向に移動させ、第1の
ピストン6のつめがピン10の孔から離れることによっ
てピン10が解放される。同時にバネ3によって軸方向
の力が解放され、第2のピストン5によってピン10に
力が伝達される。ピン10はこの力を受けて軸方向に移
動し、上部のキャッチャ13に固定・格納される。この
ことによって、従来の爆発による多大な衝撃を発生させ
ずに分離することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので従来の爆発による多大な衝撃を発生させずに分離す
ることが可能となる。
【0031】またこの発明は以上のように構成されてい
るので爆薬を使用することがなく、取り扱いが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における固定時の断面図
である。
【図2】 この発明の実施例1における解放時の断面図
である。
【図3】 この発明の実施例2における固定時の断面図
である。
【図4】 この発明の実施例2における解放時の断面図
である。
【図5】 この発明の実施例3における固定時の断面図
である。
【図6】 この発明の実施例3における解放の瞬間の断
面図である。
【図7】 この発明の実施例3における解放時の断面図
である。
【図8】 この発明の実施例4における固定時の断面図
である。
【図9】 この発明の実施例4における解放時の断面図
である。
【図10】 この発明の実施例5における固定時の断面
図である。
【図11】 この発明の実施例5における解放時の断面
図である。
【図12】 この発明の実施例6における固定時の断面
図である。
【図13】 この発明の実施例6における解放時の断面
図である。
【図14】 従来の分離装置の固定時の断面図である。
【図15】 従来の分離装置の解放時の断面図である。
【符号の説明】
1 第1のケース、2 第2のケース、3 バネ、4
バネ、5 第2のピストン、6 第1のピストン、7
第1の流路、8 第2の流路、9 Cリング、10 ピ
ン、11 ボンベ、12 バルブ、13 キャッチャ、
14 キャッチャケース、15 スリーブ、16 つ
め、17 バネ、18 カートリッジ、19 チャン
バ、20 第1のセパレータ、21 第2のセパレー
タ、22 第1のリング、23 第2のリング、24
分離ナット、25 ボルト。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある物体を二つに分離する装置におい
    て、装置を支持する第1のケースと、この第1のケース
    に設けられる流路と、分離するもの同士を固定しておく
    ピンと、このピンを摩擦により分離時まで固定しておく
    テーパ状のスリーブと、このスリーブのテーパ形状に相
    対した内径を持ち軸方向に動かすことで上記スリーブに
    径方向の力を加える第1のピストンと、この第1のピス
    トンを軸方向に押し付けるバネと、このバネを支持し前
    記第1のケースと相対する形状を持った第2のケース
    と、この第2のケースを前記第1のケースに固定するC
    リングと、上記ピンと接触しピンを軸方向に押し上げる
    第2のピストンと、この第2のピストンに軸方向の力を
    加えるバネと、分離時に軸方向に移動するピンを受け止
    め固定するための軸方向のスリットを先端に持つ多面錐
    形状のキャッチャと、上記キャッチャを保持するキャッ
    チャケースと、上記流路に圧力を持った流体を供給する
    ボンベと、このボンベに接続されるバルブとから構成さ
    れる分離装置。
  2. 【請求項2】 ある物体を二つに分離する装置におい
    て、装置を支持する第1のケースと、この第1のケース
    に設けられ内部に圧力を持った流体を保持する流路と、
    分離するもの同士を固定しておくピンと、このピンを摩
    擦により分離時まで固定しておくテーパ状のスリーブ
    と、このスリーブのテーパ形状に相対した内径を持ち軸
    方向に動かすことで上記スリーブに径方向の力を加える
    第1のピストンと、この第1のピストンを軸方向に押し
    付けるバネと、このバネを支持し前記第1のケースと相
    対する形状を持った第2のケースと、この第2のケース
    を前記第1のケースに固定するCリングと、上記ピンと
    接触しピンを軸方向に押し上げる第2のピストンと、こ
    の第2のピストンに軸方向の力を加えるバネと、分離時
    に軸方向に移動するピンを受け止め固定するための軸方
    向のスリットを先端に持つ多面錐形状のキャッチャと、
    上記キャッチャを保持するキャッチャケースと、上記流
    路の先に取り付けられるバルブとから構成される分離装
    置。
  3. 【請求項3】 ある物体を二つに分離する装置におい
    て、装置を支持する第1のケースと、この第1のケース
    に設けられる流路と、分離するもの同士を固定しておく
    ピンと、このピンに設けられる孔に相対し上記ピンの側
    面からその頭部を出すことによって上記ピンを固定する
    つめと、このつめを上記ピンの内部より上記ピン側面に
    押し付けるバネと、第1のケースの孔に相対し上記ピン
    の軸方向に動くことによって上記つめを上記ピンの内部
    に押し込む第1のピストンと、この第1のピストンを前
    記ピンの軸方向に押し付けるバネと、このバネを支持し
    前記第1のケースと相対する形状を持った第2のケース
    と、この第2のケースを前記第1のケースに固定するC
    リングと、上記ピンと接触しピンを軸方向に押し上げる
    第2のピストンと、この第2のピストンに軸方向の力を
    加えるバネと、分離時に軸方向に移動するピンを受け止
    め固定するための軸方向のスリットを先端に持つ多面錐
    形状のキャッチャと、上記キャッチャを保持するキャッ
    チャケースと、上記流路に圧力を持った流体を供給する
    ボンベと、このボンベに接続されるバルブとから構成さ
    れる分離装置。
  4. 【請求項4】 ある物体を二つに分離する装置におい
    て、装置を支持する第1のケースと、この第1のケース
    に設けられ内部に圧力を持った流体を保持する第1の流
    路と、分離するもの同士を固定しておくピンと、このピ
    ンに設けられる孔に相対し上記ピンの側面からその頭部
    を出すことによって上記ピンを固定するつめと、このつ
    めを上記ピンの内部より上記ピン側面に押し付けるバネ
    と、上記ピンの軸方向に動くことによって上記つめを上
    記ピンの内部に押し込む第1のピストンと、この第1の
    ピストンを前記ピンの軸方向に押し付けるバネと、上記
    第1のケースと相対する形状を持ち上記第1のピストン
    の上下動を可能にする孔を有する第2のケースと、上記
    流路と相対する位置にあり前記第2のケースに設けられ
    上記第1の流路同様に内部に圧力を持った流体を保持す
    る第2の流路と、上記第2のケースを前記第1のケース
    に固定するCリングと、上記ピンと接触しこのピンを軸
    方向に押し上げる第2のピストンと、この第2のピスト
    ンに軸方向の力を加えるバネと、分離時に軸方向に移動
    するピンを受け止め固定するための軸方向のスリットを
    先端に持つ多面錐形状のキャッチャと、上記キャッチャ
    を保持するキャッチャケースと、上記第1の流路の先に
    取り付けられるバルブとから構成される分離装置。
  5. 【請求項5】 ある物体を二つに分離する装置におい
    て、装置を支持する第1のケースと、この第1のケース
    に設けらる流路と、側面に孔を有し分離するもの同士を
    固定しておくピンと、このピンの孔に相対するつめを具
    備し上記第1のケースに設けられる摺道面に沿って上記
    ピンの軸方向に移動することによって前記ピンを固定・
    解放する第1のピストンと、この第1のピストンを前記
    ピンの軸方向に押し付けるバネと、このバネを支持し前
    記第1のケースと相対する形状を持った第2のケース
    と、この第2のケースを前記第1のケースに固定するC
    リングと、上記ピンと接触しピンを軸方向に押し上げる
    第2のピストンと、この第2のピストンに軸方向の力を
    加えるバネと、分離時に軸方向に移動するピンを受け止
    め固定するための軸方向のスリットを先端に持つ多面錐
    形状のキャッチャと、上記キャッチャを保持するキャッ
    チャケースと、上記第1のケース内部の流路に圧力を持
    った流体を供給するボンベと、このボンベに接続される
    バルブとから構成される分離装置。
  6. 【請求項6】 ある物体を二つに分離する装置におい
    て、装置を支持する第1のケースと、この第1のケース
    に設けられ内部に圧力を持った流体を保持する第1の流
    路と、側面に孔を有し分離するもの同士を固定しておく
    ピンと、このピンの孔に相対するつめを具備し上記第1
    のケースに設けられる摺道面に沿って上記ピンの軸方向
    に移動することによって前記ピンを固定・解放する第1
    のピストンと、この第1のピストンを前記ピンの軸方向
    に押し付けるバネと、上記第1のケースと相対する形状
    を第2のケースと、上記第1の流路と相対する位置にあ
    り前記第2のケースに設けられ上記第1の流路同様に内
    部に圧力を持った流体を保持する第2の流路と、この第
    2のケースを前記第1のケースに固定するCリングと、
    上記ピンと接触しピンを軸方向に押し上げる第2のピス
    トンと、この第2のピストンに軸方向の力を加えるバネ
    と、分離時に軸方向に移動するピンを受け止め固定する
    ための軸方向のスリットを先端に持つ多面錐形状のキャ
    ッチャと、上記キャッチャを保持するキャッチャケース
    と、上記第1の流路の先に取り付けられるバルブとから
    構成される分離装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101913435A (zh) * 2010-07-16 2010-12-15 清华大学 一种空间机器人的对接装置
CN106428647A (zh) * 2016-11-23 2017-02-22 西北工业大学 一种杆销式盲对准空间对接机构
CN110949693A (zh) * 2019-12-13 2020-04-03 航天科工火箭技术有限公司 一种气动式连接解锁装置
CN113844680A (zh) * 2021-10-15 2021-12-28 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种推杆压紧装置、定位组件以及定位装置

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