JPH08263523A - 電子ファイリング装置 - Google Patents

電子ファイリング装置

Info

Publication number
JPH08263523A
JPH08263523A JP7091868A JP9186895A JPH08263523A JP H08263523 A JPH08263523 A JP H08263523A JP 7091868 A JP7091868 A JP 7091868A JP 9186895 A JP9186895 A JP 9186895A JP H08263523 A JPH08263523 A JP H08263523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
storage means
optical disk
lba
electronic filing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7091868A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Yamamoto
啓二 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7091868A priority Critical patent/JPH08263523A/ja
Publication of JPH08263523A publication Critical patent/JPH08263523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書や図面等の画像データを光ディスク等に
記録すると共に、必要に応じて所望の画像データを利用
することができるように管理する電子ファイリングシス
テムにおいて、高速かつ高能率な文書の登録/検索を可
能にする。 【構成】 光ディスクよりもアクセススピードの速い記
憶手段に、光ディスク1枚分の容量を保持する領域を設
け、文書登録時に画像データおよび検索用テキストデー
タの双方を前記記憶手段に登録し、オペレータからのキ
ー入力待ち等のシステムの空き時間に光ディスクに複写
登録する。 【効果】 画像データの登録および検索が高速に行える
と共に、同一キャビネットが破損した場合でも、容易に
復旧することができるので、データの安全性および信頼
性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書や図面等の原稿
を読み取り画像データに変換して光ディスク等に記録す
ると共に、必要に応じて所望の画像データ(画像情報)
を利用することができるように管理する電子ファイリン
グシステムの改良に係り、特に、高速かつ高能率な文書
の登録/検索を可能にした電子ファイリング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子ファイリング装置では、
大容量の光ディスクを使用し、これに対して画像データ
の読み込み/書き込みを行っている。この場合に、光デ
ィスクに登録されている画像データ(文書)に検索用テ
キストデータ(画像データに付加した検索用のキーワー
ド等のテキストデータ)を付加し、所望の画像データを
検索している。また、所望の画像データの検索速度を速
くするために、光ディスクへのイメージデータの登録時
に、原イメージデータを縮少処理して検索用のイメージ
データを作成し、光ディスクよりもアクセススピードの
速いハードディスク等の記憶手段に一旦格納しておき、
この検索用のイメージデータを用いて検索対象の画像デ
ータの絞り込みを行い、所望の画像データを検索する装
置も知られている(例えば特開平4−218873号公
報)。
【0003】しかし、この検索方式を採用した装置で
も、画像データそれ自体は、アクセススピードの遅い光
ディスクに登録されている。そのため、検索された所望
の画像データを光ディスクから読み込み、表示あるいは
出力するまでに時間を要するので、結果的に処理速度が
遅くなる、という不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子ファイリン
グ装置においては、所望の画像データの検索速度を速く
するために、光ディスクへのイメージデータの登録時
に、原イメージデータを縮少処理して検索用のイメージ
データを作成し、光ディスクよりもアクセススピードの
速いハードディスク等の記憶手段に一旦格納しておき、
この検索用のイメージデータを用いて画像データの絞り
込みを行い、所望の画像データを検索する方式が提案さ
れている。
【0005】しかし、この方式においても、画像データ
それ自体は光ディスクに登録されているため、所望の画
像データを光ディスクから読み込んで、表示あるいは出
力するまでに時間がかかり、処理速度が遅い、という欠
点があった。この発明では、高速かつ高能率な画像デー
タの登録/検索を可能にした電子ファイリング装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
光ディスクを駆動する光ディスク装置を有する電子ファ
イリングシステムにおいて、光ディスクよりもアクセス
スピードの速い記憶手段を備え、該記憶手段に光ディス
ク1枚分の容量を保持する領域を設け、文書登録時に画
像データおよび検索用テキストデータ双方を前記記憶手
段に登録し、オペレータからのキー入力待ち等のシステ
ムの空き時間に光ディスクに複写登録するようにしてい
る。
【0007】第2に、上記第1の電子ファイリング装置
において、上記記憶手段に光ディスク1枚分の容量を保
持する領域を設け、該領域は光ディスク1枚分の領域と
同一のフォーマットを有し、かつ、前記記憶手段に前記
領域を少なくとも1領域以上設ける構成である。
【0008】第3に、光ディスクを駆動する光ディスク
装置を有する電子ファイリングシステムにおいて、光デ
ィスクよりもアクセススピードの速い記憶手段を備え、
該記憶手段と前記光ディスクと全てのデータを常に同一
にして両者の整合性を保持する情報として、前記記憶手
段に対して書き込みを行った際のロジカルブロックアド
レスLBA等の情報を格納する領域を前記記憶手段に設
け、かつ、該情報を前記記憶手段に保持する領域をメデ
ィア書き換え情報管理領域として前記記憶手段に設ける
構成である。
【0009】第4に、上記第1から第3の電子ファイリ
ング装置において、上記記憶手段に対して書き込みを行
った際のロジカルブロックアドレスLBA等の情報を格
納する領域を前記記憶手段に設け、かつ、該情報を前記
記憶手段に保持する領域をメディア書き換え情報管理領
域として前記記憶手段に設け、前記メディア書き換え情
報管理領域をリング形式とし、前記記憶手段に対して書
き込みを行ったLBA、および該LBAリスト、最終登
録ポインタ(LBAリスト中で最後に登録したLBAを
格納したポインタ)、更新ポインタ(LBAリスト中で
最後に更新したLBAを格納したポインタ)等の登録更
新状態を保持する情報を記憶する登録更新状態記憶手段
を備えた構成である。
【0010】
【発明の原理と作用】近年、ハードディスクは、大容量
化かつ低価格化の傾向にあり、電子ファイリング装置に
おいても、安価で大容量のハードディスクを搭載するこ
とが可能になっている。例えば、その記憶容量は、1G
Bや2GBのような大容量である。これに対して、光デ
ィスクの記憶容量は、例えば3.5型で128MB程
度、5.25型で650MB程度である。しかも、ハー
ドディスクは、光ディスクに比べて、アクセススピード
が速い記憶手段である。
【0011】この発明では、このように安価で大容量で
あり、しかも光ディスクよりもアクセススピードの速い
記憶手段(以下の実施例では、ハードディスクという)
に着目して、電子ファイリングシステムの光ディスク
と、新たに付設したハードディスクとを用いてシステム
を構築し、双方のディスクに、画像データ、検索用テキ
ストデータ、管理データ等の全てを2重登録しておき、
登録/検索等の処理スピードが要求される処理において
は、その対象をハードディスクとしてアクセスして処理
スピードを向上させると共に、キャビネットの持ち出し
/持ち込み等の機能が要求される処理においては、その
対象を光ディスクとしてアクセスするようにしている
(請求項1の発明)。
【0012】このように、光ディスクと、光ディスクよ
りもアクセススピードの速いハードディスクの双方に、
画像データ、検索用テキストデータ、管理データの全て
を2重登録することによって、画像データの登録および
検索を高速に行うことが可能となると共に、システムの
空き時間を利用して、ハードディスクから光ディスクに
画像データ等を複写登録することができる。また、シス
テムが同一のキャビネットを2重に持つことによって、
一方のキャビネットが破損した場合でも、必要なデータ
を容易に復旧することが可能になるので、データの安全
性および信頼性の点で優れたシステムが得られる。
【0013】第2に、アクセススピードの速いハードデ
ィスクの領域のフォーマットに、光ディスクと同一のフ
ォーマットを用いると共に、ハードディスクの領域とし
て、少なくとも光ディスク1枚分の容量と同じか、2枚
分以上の領域を設けるようにしている。このように、ハ
ードディスクの領域に、光ディスクと同一のフォーマッ
トを用いることによって、ハードディスクに対する登録
/検索プログラム処理を、光ディスクに対する登録/検
索プログラムの処理と同一にすることが可能になる(請
求項2の発明)。
【0014】第3に、光ディスクとハードディスクとの
整合性を保つため、換言すれば、光ディスクとハードデ
ィスクの全てのデータを常に同一にするために、ハード
ディスクに対して書き込みを行った際の情報、すなわ
ち、ロジカルブロックアドレスLBA等をハードディス
クに格納しておくと共に、この情報を記憶する領域(以
下、メディア書き換え情報管理領域という)を、ハード
ディスクに設けるようにしている(請求項3の発明)。
このように、ハードディスクにメディア書き換え情報管
理領域を設けることによって、システムの空き時間に、
ハードディスクから光ディスクに複写登録する際に、メ
ディア書き換え情報に格納されたLBAを参照し、光デ
ィスクの同一LBAにのみ書き込みを行うことにより、
短時間で高能率に両者を同一キャビネットにすることが
可能となる。
【0015】先に述べた第1から第3の電子ファイリン
グ装置によれば、システムが起動中はオペレータからの
キー入力待ち等のシステムの空き時間に、ハードディス
クから光ディスクに複写登録が完了する。しかし、複写
登録中あるいは複写登録終了前に、電源断またはエラー
発生等によりシステムが停止した場合に、複写登録が正
常に完了しない、というケースが生じる可能性がある。
【0016】そこで、第4に、先の第1から第3の電子
ファイリング装置において、ハードディスクに対して書
き込みを行った際のロジカルブロックアドレスLBA等
の情報を格納する領域をハードディスクに設け、かつ、
LBA等の情報をハードディスクに保持する領域をメデ
ィア書き換え情報管理領域として当該ハードディスクに
設け、メディア書き換え情報管理領域をリング形式と
し、ハードディスクに対して書き込みを行ったLBA、
および該LBAリスト、最終登録ポインタ(LBAリス
ト中で最後に登録したLBAを格納したポインタ)、更
新ポインタ(LBAリスト中で最後に更新したLBAを
格納したポインタ)等の登録更新状態を保持する情報を
記憶する登録更新状態記憶手段を設ける(請求項4の発
明)。このように構成することによって、複写登録中あ
るいは複写登録終了前に、電源断やエラー発生等により
システムが停止した場合でも、複写登録を正常に完了す
ることが可能になる。
【0017】
【実施例】この発明の電子ファイリング装置について、
図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。こ
の実施例は、請求項1から請求項4の発明に対応してい
る。
【0018】図1は、この発明の電子ファイリング装置
について、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック
図である。図において、1はスキャナ、2はディスプレ
イ装置、3はプリンタ、4はシステム本体部で、41は
そのCPU、42はCPUバスメモリ、43はバッファ
メモリ、44はデータ圧縮/伸長処理部、45はイメー
ジバス、46はCPUバス、5はハードディスクドライ
ブ装置で、51はその電子ファイリングシステム関連の
プログラムおよび管理情報領域、52は光ディスク1枚
分に相当する第1の領域、53は光ディスク1枚分に相
当する第2の領域、6は光ディスクドライブ装置、7は
光ディスク、8はポインティングデバイス、9はキーボ
ードである。
【0019】この図1に示す電子ファイリング装置に
は、1台の光ディスクドライブ装置6と、光ディスク7
よりもアクセススピードの速い記憶手段であるハードデ
ィスクを駆動する1台のハードディスクドライブ装置5
とが装着されている。すでに述べたように、この発明の
電子ファイリング装置では、光ディスクよりもアクセス
スピードの速い記憶手段であるハードディスクに着目し
て、電子ファイリング装置にハードディスクドライブ装
置5を付設すると共に、ハードディスクに少なくとも光
ディスク7の1枚分に相当する領域を設ける点に特徴を
有しており、その他の構成は、基本的に従来と同様であ
る。
【0020】理解を容易にするために、従来と共通する
構成について説明する。電子ファイリングシステムの主
要部を構成するシステム本体部4には、入力手段とし
て、スキャナ1、ポインティングデバイス8、およびキ
ーボード9が接続され、また、出力手段として、ディス
プレイ装置2と、プリンタ3とが接続されている。
【0021】このシステム本体部4は、システム全体の
制御を司るCPU41、CPUバスメモリ42、少なく
とも原稿1ページ分の容量を有するバッファメモリ4
3、データ圧縮/伸長処理部44、イメージバス45、
およびCPUバス46を具備している。また、光ディス
ク7を駆動する光ディスクドライブ装置6が接続され
て、画像データや検索情報等が記録される。
【0022】さらに、ハードディスクドライブ装置5の
ハードディスクに、光ディスク7の1枚分の容量を保持
する領域を設け、文書登録時に画像データおよび検索用
テキストデータの双方を一旦登録し、オペレータからの
キー入力待ち等のシステムの空き時間を利用して、この
ハードディスクから光ディスクに複写登録するようにし
ている(請求項1の発明)。
【0023】図1では、ハードディスクドライブ装置5
のハードディスク内に、2枚分の光ディスク7に相当す
る領域が確保されている場合を示している。したがっ
て、図1の電子ファイリング装置には、見かけ上3つの
ドライブ領域が存在することになる。このように、2枚
分の光ディスク7に相当する領域を設けることにより、
例えば1枚分は追記型の複写登録用に、他の1枚分は登
録済みの光ディスクの検索用に使用することができるの
で、使用効率が著しく向上される。以下の説明では、光
ディスク7の領域を第1ドライブ領域と呼び、ハードデ
ィスクドライブ装置5内のハードディスクに設けられた
光ディスク1枚分に相当する第1の領域52を、第2ド
ライブ領域、同じく光ディスク1枚分に相当する第2の
領域53を、第3ドライブ領域と呼ぶ。
【0024】最初に、光ディスクドライブ装置6にセッ
トされた光ディスク7内のフォーマットについて説明す
る。この光ディスク7のフォーマットそれ自体は、従来
と同様である。
【0025】図2は、光ディスクドライブ装置6内に挿
入された光ディスク7内のフォーマットについて、その
一例を概念的に示す図である。
【0026】この図2に示すように、光ディスク7に設
けられた第1ドライブ領域内は、5つの領域に分割され
ている。すなわち、ブート領域、第1FAT(File
Allocation Tabel)領域、第2FA
T(File Allocation Tabel)領
域、ルートディレクトリ領域、およびデータ領域、の計
5領域がアロケートされている。
【0027】次に、ハードディスクのフォーマット、す
なわち、ハードディスクドライブ装置5にセットされた
ハードディスクのフォーマットについて説明する。先の
図1に示したように、ハードディスクは、3つの領域5
1〜53に分割されており、プログラムおよび管理情報
が格納される領域(図1の51)と、第2ドライブ領域
(図1の52)、および第3ドライブ領域(図1の5
3)に大別される。
【0028】図3は、図1に示したハードディスクドラ
イブ装置5にセットされたハードディスクの領域51〜
53について、そのフォーマットの詳細な一実施例を示
す図である。
【0029】この図3に示すように、1つのハードディ
スクのフォーマットは、図1の領域51として、電子フ
ァイリングシステム関連のプログラムが格納される領
域、および、メディア書き換え情報管理領域(第2ドラ
イブ用、第3ドライブ用)とが設けられ、さらに、第2
ドライブ領域(図1の52)と第3ドライブ領域(図1
の53)が設けられている。そして、第2ドライブ領域
および第3ドライブ領域に関しては、先の図2に示した
第1ドライブの各々の領域と同サイズのブート領域、第
1FAT(FileAllocation Tabe
l)領域、第2FAT(File Allocatio
n Tabel)領域、ルートディレクトリ領域、デー
タ領域が、それぞれアロケートされている(請求項2の
発明)。次に、図3に示したメディア書き換え情報管理
領域(図1の領域51の一部)のフォーマットを説明す
る。
【0030】図4は、図3に示したメディア書き換え情
報管理領域のフォーマットの一実施例を示す図である。
図のLBAはロジカルブロックアドレスで、右側の数値
1〜mはポインタ値を示す。
【0031】この図4に示すように、メディア書き換え
情報管理領域内は、更新ポインタと最終登録ポインタ、
およびLBAリストから構成されている。
【0032】次に、以上に説明したこの発明の電子ファ
イリング装置について、登録時の処理の手順を説明す
る。オペレータは、最初に、図1に示した2つのドライ
ブ、すなわち、第2ドライブ(領域52)と第3ドライ
ブ(領域53)の内から、画像データを登録したい1つ
のドライブを選択する。その後、オペレータは、選択し
たドライブに登録されているキャビネットに対応する光
ディスク7を、光ディスクドライブ装置6に挿入する。
【0033】そして、スキャナ1によって原稿が読み取
られると、その画像情報がシステム本体部4内のバッフ
ァメモリ43へ送信されて、一旦格納される。バッファ
メモリ43に格納された画像情報は、データ圧縮/伸長
処理部44によってデータ圧縮される。
【0034】この圧縮されたデータに、オペレータによ
って指定された検索用テキストデータが付加されて、指
定されたドライブに対して書き込みが行われる。この場
合には、指定されたドライブのデータ領域に圧縮された
データを書き込み、先の図2に示した第1FAT領域、
第2FAT領域、ルートディレクトリ領域のデータを更
新する。
【0035】さらに、指定されたドライブのメディア書
き換え情報管理領域については、先の図4に示したメデ
ィア書き換え情報管理領域のLBAリストに、それぞれ
上記データ領域のLBA(例えば、400h)を、上記
第1FAT領域のLBA(例えば、100h)を、上記
第2FAT領域のLBA(例えば、200h)を、上記
ルートディレクトリ領域のLBA(例えば、300h)
を、順次書き込む。最後に、その指定されたドライブの
メディア書き換え情報管理領域の最終ポインタに、ポイ
ンタ値(例えば、4)を書き込む。
【0036】その後、新たな原稿を読み取ったときも、
同様に、書き込んだデータ領域、第1FAT領域、第2
FAT領域、ルートディレクトリ領域のLBAを順次、
図4のメディア書き換え情報管理領域のLBAリストに
追記していき、最終登録ポインタを更新する(例えば、
nに更新する)。以上のように、更新ポインタと最終登
録ポインタとを、ハードディスク上に設けられた図4の
LBAリストに記憶しておく。
【0037】このように、LBAリストに記憶しておく
ことによって、システムの空き時間に画像データをハー
ドディスクから光ディスクに複写登録する際に、図4に
示したメディア書き換え情報管理領域に格納されたロジ
カルブロックアドレスLBAを参照して、光ディスクの
同一LBAのみ書き込みを行うことにより、短時間で高
能率に両者を同一キャビネットにすることが可能になる
(請求項3の発明)。ところで、システムが起動中であ
れば、オペレータからのキー入力待ち等のシステムの空
き時間に、ハードディスクから光ディスクに複写登録が
完了する。
【0038】しかし、複写登録中あるいは複写登録終了
前に、電源断またはエラー発生等によってシステムが停
止した場合には、複写登録が正常に完了しない、という
問題が生じる可能性がある。そこで、先の図4に示した
メディア書き換え情報管理領域をリング形式とし、ハー
ドディスクに対して書き込みを行ったロジカルブロック
アドレスLBA、およびそのLBAリスト、最終登録ポ
インタ(LBAリスト中で最後に登録したLBAを格納
したポインタ)、更新ポインタ(LBAリスト中で最後
に更新したLBAを格納したポインタ)等の登録更新状
態を保持する情報を記憶する登録更新状態記憶手段を付
加する(請求項4の発明)。
【0039】この登録更新状態記憶手段としては、図3
と図4に示したメディア書き換え情報管理領域の一部を
利用してもよいし、システム本体部4内のワークメモリ
を利用してもよい。また、その他のメモリを用いること
も可能である。ここで、以上に述べた登録時の処理の流
れをフローで示す。
【0040】図5は、この発明の電子ファイリング装置
について、ハードディスクへの登録時の主要な処理の流
れを示すフローチャートである。図において、#1〜#
10はステップを示す。
【0041】ステップ#1で、第2か第3のドライブが
選択されたかどうか監視する。ドライブが選択されたと
きは、ステップ#2で、キャビネット対応の光ディスク
が挿入されたかどうかチェックする。ステップ#3で、
スキャナ1で読み取った画像情報をバッファメモリ43
に格納する。
【0042】次のステップ#4で、画像情報をデータ圧
縮/伸長処理部44へ転送して、データを圧縮する。ス
テップ#5で、検索用テキストデータが指定されたかど
うかチェックし、付加されたときは、ステップ#6へ進
み、指定されたドライブ(図1の52または53)に、
圧縮されたデータと付加された検索用テキストデータの
書き込みを行う。
【0043】詳しくいえば、指定されたドライブのデー
タ領域(図3の第2ドライブ領域または第3ドライブ領
域)に圧縮されたデータを書き込み、ステップ#7で、
第1FAT領域、第2FAT領域、ルートディレクトリ
領域のデータを更新する。ステップ#8で、指定された
ドライブのメディア書き換え情報管理領域のLBAリス
ト(図4)に、上記データ領域、第1FAT領域、第2
FAT領域、ルートディレクトリ領域のLBAを順次書
き込む。
【0044】ステップ#9で、指定されたドライブのメ
ディア書き換え情報管理領域の最終登録ポインタ(図
4)に、ポインタ値を書き込む。次のステップ#10
で、登録が終了したかどうかチェックし、終了していな
いときは、先のステップ#3へ戻り、同様の処理を行
う。
【0045】ステップ#10で、登録が終了したことを
検知すると、この図5のフローを終了する。以上のステ
ップ#1〜10によって、この発明のファクシミリ装置
によるハードディスクへの画像データの登録が行われ
る。
【0046】次に、この発明の電子ファイリング装置に
ついて、検索時の手順を述べる。オペレータは、第2ド
ライブまたは第3ドライブの内から、検索したいドライ
ブを選択する。指定されたドライブについて、第1FA
T領域、第2FAT領域、ルートディレクトリ領域を読
み込み、指定された検索用テキストデータに対応する画
像情報(圧縮されたデータ)をデータ領域から読み込
む。
【0047】読み込まれたデータは、データ圧縮/伸長
処理部24によって伸長され、システム本体部2内のバ
ッファメモリ23に一旦格納される。オペレータの指定
によって、バッファメモリ23に格納された画像情報
を、ディスプレイ装置3またはプリンタ4に対して出力
する。以上に説明した検索時の処理の流れをフローで示
す。
【0048】図6は、この発明の電子ファイリング装置
について、ハードディスクの検索時の主要な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#11〜#
17はステップを示す。
【0049】ステップ#11で、第2か第3のドライブ
が選択されたかどうか監視する。ドライブが選択された
ときは、ステップ#12で、指定されたドライブ領域の
第1FAT領域、第2FAT領域、ルートディレクトリ
領域からデータを読み込む(図3の第2ドライブ領域か
第3ドライブ領域)。ステップ#13で、指定された検
索用テキストデータに対応する画像情報(圧縮されたデ
ータ)をデータ領域から読み込む。
【0050】ステップ#14で、読み込んだデータをデ
ータ圧縮/伸長処理部44によって伸長し、システム本
体部4内のバッファメモリ43に一旦格納する。次のス
テップ#15で、オペレータによる表示/印刷の指示の
有無をチェックする。表示の指示のときは、ステップ#
16で、バッファメモリ43に格納された画像情報を、
ディスプレイ装置2へ出力する。
【0051】また、ステップ#15で判断した結果、印
刷の指示のときは、ステップ#17へ進み、バッファメ
モリ43に格納された画像情報を、プリンタ3/ディス
プレイ装置2に対して出力する。
【0052】以上のステップ#11〜#17の処理によ
って、ハードディスクの第2ドライブまたは第3ドライ
ブに登録された画像データが検索されて、ディスプレイ
装置3あるいはプリンタ4へ出力される。最後に、この
発明の電子ファイリング装置について、複写登録時の処
理の流れをフローで説明する。
【0053】図7は、この発明の電子ファイリング装置
について、光ディスクへの複写登録時の主要な処理の流
れを示すフローチャートである。図において、#21〜
#29はステップを示す。
【0054】まず、ステップ#21で、システムは、オ
ペレータのキー入力待ち等のシステムの空き時間かどう
か検知する。空き時間でなければ、ステップ#22へ進
んで、通常の登録/検索等の処理を行う。
【0055】ステップ#21で判断した結果、空き時間
であれば、ステップ#23へ進み、光ディスクドライブ
装置6内の光ディスク7をチェックし、第2のドライブ
に対応したメディアか、第3のドライブに対応したメデ
ィアかを検知する。ステップ#24で、検知したドライ
ブに対応するメディア書き換え情報を、メディア書き換
え情報管理領域から読み込む。
【0056】次のステップ#25で、更新ポインタと最
終登録ポインタを比較し、同一かどうかチェックする。
ステップ#25でチェックした結果、同一のときは、光
ディスク7とハードディスクの第2または第3のドライ
ブのデータ(データ領域、第1FAT領域、第2FAT
領域、ルートディレクトリ領域のデータ)とが同一であ
ることを意味するので、複写登録の必要はないから、こ
のまま図7のフローを終了する。
【0057】これに対して、2つのポインタが同一でな
いときは、ハードディスクの第2または第3のドライブ
のデータを光ディスク7に複写登録する必要がある。そ
こで、ステップ#26へ進み、更新ポインタが指示する
LBAリストのフィールドからLBAを読み出し、ハー
ドディスクの第2または第3のドライブのLBAのデー
タを読み込む。
【0058】ステップ#27で、光ディスク7の同一L
BAに読み込んだデータを複写登録する。ステップ#2
8で、更新ポインタを更新する。ステップ#29で、オ
ペレータのキー入力等によりシステムの空き時間が解除
されたかどうかチェックする。
【0059】ステップ#29で判断した結果、空き時間
が解除されたときは、ステップ#21へ戻り、オペレー
タの指示に応じて通常の登録/検索等の処理を実行す
る。また、解除されていないときは、ステップ#25へ
戻り、更新ポインタと、最終登録ポインタとが同一にな
るまで、データの複写登録を実行する。以上の処理によ
り、複写登録中あるいは複写登録終了前に、電源断また
はエラー発生等によってシステムが停止した場合におい
ても、複写登録を正常に完了することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】請求項1の電子ファイリング装置では、
ハードディスク等の光ディスクよりもアクセススピード
の速い記憶手段を設け、2つのディスク双方に、画像デ
ータ、検索用テキストデータ、管理データ等の全てを2
重登録しており、システムの空き時間に、ハードディス
ク等のアクセススピードの速い記憶手段から光ディスク
に複写登録する。この場合に、登録/検索等の処理スピ
ードが要求される処理においては、その対象をハードデ
ィスクとしてアクセスし、キャビネットの持ち出し/持
ち込み等の機能が要求される処理においては、その対象
を光ディスクとしてアクセスするようにしている。
【0061】したがって、画像データの登録および検索
を高速に行うことが可能になる。また、同一キャビネッ
トが破損した場合でも、容易に復旧することができるの
で、データの安全性および信頼性において優れた効果が
奏せられる。
【0062】請求項2の電子ファイリング装置では、請
求項1の電子ファイリング装置において、アクセススピ
ードの速い記憶手段の領域を、光ディスクと同一のフォ
ーマットを用いるようにしている。したがって、電子フ
ァイリング装置内の記憶手段に対する登録/検索プログ
ラム処理を、光ディスクに対するこれらの処理と同一に
することが可能になる。
【0063】請求項3の電子ファイリング装置では、シ
ステムの空き時間に、ハードディスク等のアクセススピ
ードの速い記憶手段から光ディスクに複写登録する際
に、メディア書き換え情報に格納されたLBAを参照
し、光ディスクの同一LBAにのみ書き込みを行うよう
にしている。したがって、短時間で高能率に両者を同一
キャビネットにすることが可能になる。
【0064】請求項4の電子ファイリング装置では、請
求項1から請求項3の電子ファイリング装置において、
メディア書き換え情報管理領域をリング形式とし、記憶
手段に対して書き込みを行ったLBA、およびそのLB
Aリスト、最終登録ポインタ(LBAリスト中で最後に
登録したLBAを格納したポインタ)、更新ポインタ
(LBAリスト中で最後に更新したLBAを格納したポ
インタ)等の登録更新状態を保持する情報を記憶する登
録更新状態記憶手段を設けている。したがって、複写登
録中あるいは複写登録終了前に、電源遮断やエラー発生
等によってシステムが停止した場合でも、複写登録を正
常に完了することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子ファイリング装置について、そ
の要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】光ディスクドライブ装置6内に挿入された光デ
ィスク7内のフォーマットについて、その一例を概念的
に示す図である。
【図3】図1に示したハードディスクドライブ装置5に
セットされたハードディスクの領域51〜53につい
て、フォーマットの詳細な一実施例を示す図である。
【図4】図3に示したメディア書き換え情報管理領域の
フォーマットの一実施例を示す図である。
【図5】この発明の電子ファイリング装置について、ハ
ードディスクへの登録時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図6】この発明の電子ファイリング装置について、ハ
ードディスクの検索時の主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図7】この発明の電子ファイリング装置について、光
ディスクへの複写登録時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 ディスプレイ装置 3 プリンタ 4 システム本体部 41 CPU 42 CPUバスメモリ 43 バッファメモリ 44 データ圧縮/伸長処理部 45 イメージバス 46 CPUバス 5 ハードディスクドライブ装置 51 電子ファイリングシステム関連のプログラムおよ
び管理情報領域 52 光ディスク1枚分に相当する第1の領域 53 光ディスク1枚分に相当する第2の領域 6 光ディスクドライブ装置 7 光ディスク 8 ポインティングデバイス 9 キーボード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを駆動する光ディスク装置を
    有する電子ファイリングシステムにおいて、 光ディスクよりもアクセススピードの速い記憶手段を備
    え、 該記憶手段に光ディスク1枚分の容量を保持する領域を
    設け、文書登録時に画像データおよび検索用テキストデ
    ータの双方を前記記憶手段に登録し、オペレータからの
    キー入力待ち等のシステムの空き時間に光ディスクに複
    写登録することを特徴とする電子ファイリング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の電子ファイリング装置におい
    て、 上記記憶手段に光ディスク1枚分の容量を保持する領域
    を設け、該領域は光ディスク1枚分の領域と同一のフォ
    ーマットを有し、かつ、前記記憶手段に前記領域を少な
    くとも1領域以上設けることを特徴とする電子ファイリ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクを駆動する光ディスク装置を
    有する電子ファイリングシステムにおいて、 光ディスクよりもアクセススピードの速い記憶手段を備
    え、 該記憶手段と前記光ディスクと全てのデータを常に同一
    にして両者の整合性を保持する情報として、前記記憶手
    段に対して書き込みを行った際のロジカルブロックアド
    レスLBA等の情報を格納する領域を前記記憶手段に設
    け、かつ、該情報を前記記憶手段に保持する領域をメデ
    ィア書き換え情報管理領域として前記記憶手段に設ける
    ことを特徴とする電子ファイリング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3の電子ファイリン
    グ装置において、 上記記憶手段に対して書き込みを行った際のロジカルブ
    ロックアドレスLBA等の情報を格納する領域を前記記
    憶手段に設け、かつ、該情報を前記記憶手段に保持する
    領域をメディア書き換え情報管理領域として前記記憶手
    段に設け、 前記メディア書き換え情報管理領域をリング形式とし、
    前記記憶手段に対して書き込みを行ったLBA、および
    該LBAリスト、最終登録ポインタ(LBAリスト中で
    最後に登録したLBAを格納したポインタ)、更新ポイ
    ンタ(LBAリスト中で最後に更新したLBAを格納し
    たポインタ)等の登録更新状態を保持する情報を記憶す
    る登録更新状態記憶手段を備えたことを特徴とする電子
    ファイリング装置。
JP7091868A 1995-03-25 1995-03-25 電子ファイリング装置 Pending JPH08263523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7091868A JPH08263523A (ja) 1995-03-25 1995-03-25 電子ファイリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7091868A JPH08263523A (ja) 1995-03-25 1995-03-25 電子ファイリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08263523A true JPH08263523A (ja) 1996-10-11

Family

ID=14038544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7091868A Pending JPH08263523A (ja) 1995-03-25 1995-03-25 電子ファイリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08263523A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200278792A1 (en) Systems and methods for performing storage operations using network attached storage
EP0805395B1 (en) Method for caching network and CD-ROM file accesses using a local hard disk
EP1942414B1 (en) Snapshot system and method
US6202135B1 (en) System and method for reconstructing data associated with protected storage volume stored in multiple modules of back-up mass data storage facility
US5778394A (en) Space reclamation system and method for use in connection with tape logging system
US7287045B2 (en) Backup method, storage system, and program for backup
US6275910B1 (en) Storage device and method for data sharing
US7694087B2 (en) Duplicate data storing system, duplicate data storing method, and duplicate data storing program for storage device
US7827368B2 (en) Snapshot format conversion method and apparatus
US7330947B2 (en) Method and apparatus for backing up data in virtual storage medium
US20060004890A1 (en) Methods and systems for providing directory services for file systems
KR100317691B1 (ko) 로그 구조화 목표 저장장치를 사전에 구성하여 볼륨을 효율적으로 복사하는 방법 및 장치
JP4402103B2 (ja) データ記憶装置、そのデータ再配置方法、プログラム
JPH10508967A (ja) オンライン、実時間、データ移送の技術分野のためのシステム及び方法
JP5141402B2 (ja) ストレージシステム,コピー制御方法およびコピー制御装置
US5671390A (en) Log structured array storage subsystem using LSA directory and LSA sub-directory stored in different storage media
US20110125950A1 (en) Systems and methods for performing deduplicated data processing on tape
US7188147B2 (en) I/O method and apparatus for optical storage media
JP5241298B2 (ja) 履歴上のファイル名およびロケーションをインデックス付きにすることによりファイル・サーチおよびファイル操作を支援するためのシステムおよび方法
US6629199B1 (en) Digital data storage system including directory for efficiently providing formatting information for stored records and utilization of a check value for verifying that a record is from a particular storage location
JP4394467B2 (ja) ストレージシステム、サーバ装置及び先行コピーデータ生成方法
US8489559B2 (en) Methods and apparatus for conversion of content
JP4390618B2 (ja) データベース再編成プログラム、データベース再編成方法、及びデータベース再編成装置
JP3112709B2 (ja) 追記型記憶媒体のアクセス装置
JP2001290686A (ja) ディスク共用ファイルシステムにおけるバックアップシステムおよび方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040226