JPH0825248A - ピッケルにおけるラッセルリングの取付構造 - Google Patents

ピッケルにおけるラッセルリングの取付構造

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Publication number
JPH0825248A
JPH0825248A JP18658794A JP18658794A JPH0825248A JP H0825248 A JPH0825248 A JP H0825248A JP 18658794 A JP18658794 A JP 18658794A JP 18658794 A JP18658794 A JP 18658794A JP H0825248 A JPH0825248 A JP H0825248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
ring
spitze
ice
russel
Prior art date
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Pending
Application number
JP18658794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamio Kajita
民雄 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAJITA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KAJITA SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by KAJITA SEISAKUSHO KK filed Critical KAJITA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピッケルの下部にラッセルリングを簡単に着
脱できるようなラッセルリングの取付構造を提供する。 【構成】 シャフト10の下端にハーネス12を固定す
ると共に、該ハーネス12に形成したねじ孔12bにス
ピッツエ13のねじ部13bを螺合して該スピッツエ1
3をハーネス12に着脱自在に取付けてなるピッケル1
において、ラッセルリング15の中央部にハーネス12
の外側面12aに合致する筒孔17を形成し、該筒孔1
7をハーネス12の外側面12aに嵌めてスピッツエ1
3をハーネス12にねじ止めすることによりラッセルリ
ング15をハーネス12とスピッツエ13との間に着脱
自在に取付けるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピッケルにおけるラッ
セルリングの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ピッケルは積雪期登山を
安全かつ快適に行うための必携用具である。また、登山
中、最も多く使うピッケルの用途は杖として歩行中のバ
ランス保持に供される。このバランス保持の場合、登山
者はピッケルヘッドを握ってスピッツエを雪面に刺し、
杖として使うのが一般的である。例えば、山の下の方の
それ程危険の少ない所では雪の無い所と同じように雪面
に少しだけスピッツエを刺してバランスを保持する。ま
た、山の上の方の急斜面や危険度の高い所では雪面にス
ピッツエを深く刺してピッケルに体重を掛け手掛りとし
て使うものである。
【0003】しかし、前者のように山の下の方では一般
に雪が軟かく、しかもピッケルのスピッツエは先端が尖
っているため、ピッケルは雪の中に深く刺り込んでしま
って杖的使用ができない場合がほとんどである。したが
つて、このような事態を解決するためにこれまでピッケ
ルの下部にスキーストックのリングと同じようないわゆ
るラッセルリングを取付けて使用されている。
【0004】一方、後者のように山の上の方でピッケル
を使用する場合には、反対にラッセルリングを取付けて
いるとスピッツエを雪面に深く突き刺すことができず、
却って危険なため取外す必要がある。このように、ラッ
セルリングは状況に応じて使い分ける必要があり、ピッ
ケルに対して簡単に着脱できるものが好ましい。
【0005】ところで、現在市販されているラッセルリ
ングとしては、ホースの抜け止めと同じような止め具を
ラッセルリングに取付け、該止め具によってラッセルリ
ングをピッケルシャフトの下部に着脱自在に取付けるよ
うにしたものや、ラッセルリングの中央部に長溝穴を形
成し、該長溝穴をスピッツエに圧入して着脱自在に取付
けるようにしたもの、さらにはラッセルリングをスピッ
ツエに取付けた後、割りピンを以って該スピッツエに着
脱自在に取付けるようにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術で述べ
たラッセルリングの取付構造のうち止め具によるもの
は、ピッケルへの着脱は簡単にできるものの使用中に抜
け落ちることがあるという問題点を有していた。また、
長溝穴をスピッツエに圧入するものにおいては該長溝穴
が小さいと着脱に強い力を必要とし、反対に長溝穴が大
きいと使用中に抜け落ちるという問題点があり、さらに
割りピンによるものは確実に固定できるものの山行中に
着脱することができないという問題点を有していた。
【0007】このように現在市販されているラッセルリ
ングは、山行中自由に着脱できなかったり抜け落ち易い
等の問題点があって必要な用具であるにも拘らずむしろ
不便な点が多くあまり普及していない。そのために、ピ
ッケルとスキーストックの両方を持参して状況に応じて
使い分けるケースもかなりあるというのが現状である。
【0008】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点にかんがみてなされたものであり、その目的とする
ところは、ラッセルリングを簡単に着脱することがで
き、かつ抜け落ちることなく確実に固定できるようなピ
ッケルにおけるラッセルリングの取付構造を提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるラッセルリングの取付構造は、シャ
フトの下端にハーネスを固定すると共に、該ハーネスに
形成したねじ孔にスピッツエのねじ部を螺合して該スピ
ッツエをハーネスに着脱自在に取付けてなるピッケルに
おいて、ラッセルリングの中央部にハーネスの外側面に
合致する筒孔を形成し、該筒孔をハーネスの外側面に嵌
めてスピッツエをハーネスにねじ止めすることによりラ
ッセルリングをハーネスとスピッツエとの間に着脱自在
に取付けるようにしたものである。
【0010】
【作用】ラッセルリングは、ハーネスからスピッツエを
取外した上で筒孔をハーネスの外側面に嵌め、しかるの
ちにスピッツエのねじ部をハーネスのねじ孔に螺合して
締付けることにより、該ハーネスとスピッツエとの間に
確実に固定される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はラッセルリングを取付けた状態のピッケ
ルの斜視図、図2は要部の分解斜視図、図3はラッセル
リングの取付状態を示す断面図である。図において、ピ
ッケル1は所要長さのシャフト10を有し、該シャフト
10の上端にヘッド11が固定されている。また、シャ
フト10の下端にはハーネス12が固定されており、該
ハーネス12にスピッツエ13が取付けられている。1
4はヘッド11の中央部に装着された合成樹脂製のグリ
ップである。
【0012】前記ハーネス12は、図2および図3に示
すように下部に向かって細径となるようにテーパー状に
形成された外側面12aを有しており、その下端中央に
ねじ孔12bが設けられている。また、スピッツエ13
は貫通孔13aを設けた円形基部13bの下部に尖鋭状
の突起13cを、上部にねじ部13dを備えて一体に形
成されており、該ねじ部13dをハーネス12のねじ孔
12bに螺合して締着することにより該ハーネス12に
着脱自在に取付けられるものである。
【0013】15は合成樹脂材料からなり、逆皿状に形
成されたラッセルリングで、下面中央部に筒部16が突
設されており、この筒部16の中心に前記ハーネス12
の外側面12aに合致するテーパー状の筒孔17が形成
されている。前記筒部16の下端は、筒孔17をハーネ
ス12の外側面12aに嵌合した場合に、該ハーネス1
2の下端とほぼ同じか若干下方へ突出する程度の長さに
選ばれる。
【0014】本発明は上記のような構成からなり、ラッ
セルリング15をピッケル1の下部に取付ける場合に
は、まずスピッツエ13の貫通孔13aに例えば棒状レ
ンチ等の簡単な工具を差し込んで回動し、ねじ部13d
によるスピッツエ13の固定を緩るめて該スピッツエ1
3をハーネス12から取外す。次に、ラッセルリング1
5の筒孔17をハーネス12の外側面12aに嵌合して
該ハーネス12にラッセルリング15を取付け、しかる
のちにスピッツエ13のねじ部13dをワッシャー18
を介してハーネス12のねじ孔12bに螺合して締付け
る。これにより、ラッセルリング15の筒孔17の内周
面がハーネス12のテーパー状の外側面12aに圧接さ
れて該ラッセルリング15がハーネス12とスピッツエ
13との間に強固かつ確実に固定されることになる。
【0015】また、ラッセルリング15の使用が不用と
なって取外す場合には、前述と同じようにスピッツエ1
3のねじ部13dによる締着を緩るめて該スピッツエ1
3をハーネス12から取外すことによつて簡単に行い得
る。なお、スピッツエ13を回動する場合には、工具を
使用しなくても他人のスピッツエの先端部を貫通孔13
aに挿入することによつても可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピッケル
におけるラッセルリングの取付構造は、ラッセルリング
の中央部にハーネスの外側面に合致する筒孔を形成し、
該筒孔をハーネスの外側面に嵌合してスピッツエをハー
ネスにねじ止めすることにより、該ラッセルリングをハ
ーネスとスピッツエとの間に簡単かつ確実に固定するこ
とができる。
【0017】そして、ラッセルリングが不用の場合も簡
単に取外すことができるものであるから、登山者は状況
に応じたベストなピッケルの使い分けが可能となり、一
本のピッケルで快適かつ安全な登山を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ラッセルリン
グを取付けた状態のピッケルの斜視図である。
【図2】図1のピッケルの要部の分解斜視図である。
【図3】ラッセルリングの取付状態を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ピッケル 10 シャフト 12 ハーネス 12a 外側面 12b ねじ孔 13 スピッツエ 13d ねじ部 15 ラッセルリング 17 筒孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの下端にハーネスを固定すると
    共に、該ハーネスに形成したねじ孔にスピッツエのねじ
    部を螺合して該スピッツエをハーネスに着脱自在に取付
    けてなるピッケルにおいて、 ラッセルリングの中央部にハーネスの外側面に合致する
    筒孔を形成し、該筒孔をハーネスの外側面に嵌めてスピ
    ッツエをハーネスにねじ止めすることによりラッセルリ
    ングをハーネスとスピッツエとの間に着脱自在に取付け
    るようにしたことを特徴とするピッケルにおけるラッセ
    ルリングの取付構造。
JP18658794A 1994-07-14 1994-07-14 ピッケルにおけるラッセルリングの取付構造 Pending JPH0825248A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18658794A JPH0825248A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 ピッケルにおけるラッセルリングの取付構造

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JP18658794A JPH0825248A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 ピッケルにおけるラッセルリングの取付構造

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JPH0825248A true JPH0825248A (ja) 1996-01-30

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ID=16191166

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JP18658794A Pending JPH0825248A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 ピッケルにおけるラッセルリングの取付構造

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