JPH08252411A - スクリーン装置 - Google Patents
スクリーン装置Info
- Publication number
- JPH08252411A JPH08252411A JP7060611A JP6061195A JPH08252411A JP H08252411 A JPH08252411 A JP H08252411A JP 7060611 A JP7060611 A JP 7060611A JP 6061195 A JP6061195 A JP 6061195A JP H08252411 A JPH08252411 A JP H08252411A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- screen
- wire
- mutual distance
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 目詰まりが生じにくく、捕捉粒径の変更が可
能であり、ランニングコストの安いスクリーン装置を提
供する。 【構成】 外力を加えることによって相互間の間隔を可
変とした線材4によりスクリーンを構成する。線材4と
しては、例えばコイルバネ等を使用することができる。
能であり、ランニングコストの安いスクリーン装置を提
供する。 【構成】 外力を加えることによって相互間の間隔を可
変とした線材4によりスクリーンを構成する。線材4と
しては、例えばコイルバネ等を使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば浄水場の汚泥処
理場等において使用されるスクリーン装置に関するもの
である。
理場等において使用されるスクリーン装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】浄水場の汚泥処理場では、一軸ネジポン
プによって汚泥を加圧脱水機に供給しているが、汚泥中
に砂やし渣が多いためにポンプ寿命が極度に短くなると
いう問題がある。このため、ポンプの前段において汚泥
中から砂やし渣を除去する必要がある。
プによって汚泥を加圧脱水機に供給しているが、汚泥中
に砂やし渣が多いためにポンプ寿命が極度に短くなると
いう問題がある。このため、ポンプの前段において汚泥
中から砂やし渣を除去する必要がある。
【0003】このような砂やし渣の分離手段としては、
ウェッジワイヤを用いたスクリーン装置や、液体サイク
ロンによる遠心力分離機が考えられる。ところが前者は
汚泥中に含まれる夾雑物のために目詰まりを起こし、運
転継続が不可能となる。また、捕捉粒径を変更したい場
合にはスクリーンを交換して目開きを変えなければなら
ないという問題がある。一方、後者は対象流体の粘性が
大きい場合には、遠心力による分離効果を出すため、ラ
ンニングコストが非常にかかるという問題がある。
ウェッジワイヤを用いたスクリーン装置や、液体サイク
ロンによる遠心力分離機が考えられる。ところが前者は
汚泥中に含まれる夾雑物のために目詰まりを起こし、運
転継続が不可能となる。また、捕捉粒径を変更したい場
合にはスクリーンを交換して目開きを変えなければなら
ないという問題がある。一方、後者は対象流体の粘性が
大きい場合には、遠心力による分離効果を出すため、ラ
ンニングコストが非常にかかるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、目詰まりが生じにくく、捕捉粒径の
変更が可能であり、ランニングコストの安いスクリーン
装置を提供するためになされたものである。
の問題点を解決し、目詰まりが生じにくく、捕捉粒径の
変更が可能であり、ランニングコストの安いスクリーン
装置を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のスクリーン装置は、外力を加える
ことによって相互間の間隔を可変とした線材よりなるこ
とを特徴とするものである。なお、この線材としては例
えばばねを使用することができる。
めになされた本発明のスクリーン装置は、外力を加える
ことによって相互間の間隔を可変とした線材よりなるこ
とを特徴とするものである。なお、この線材としては例
えばばねを使用することができる。
【0006】
【作用】本発明のスクリーン装置は、線材間に汚泥等の
流体を流して砂やし渣の分離を行なうことができるもの
であるが、汚泥中の夾雑物等によって次第に目詰まりを
生ずることは従来のスクリーン装置と同様である。しか
し本発明では外力を加えることによって線材相互間の間
隔を可変としてあるため、ろ過を停止したうえで線材相
互間の間隔を大きく拡大すれば、目詰まりしていた夾雑
物等をスクリーン表面から除去することができる。また
線材相互間の間隔を変えることにより、捕捉粒径を変更
することもできる。以下に本発明を実施例によって更に
詳細に説明する。
流体を流して砂やし渣の分離を行なうことができるもの
であるが、汚泥中の夾雑物等によって次第に目詰まりを
生ずることは従来のスクリーン装置と同様である。しか
し本発明では外力を加えることによって線材相互間の間
隔を可変としてあるため、ろ過を停止したうえで線材相
互間の間隔を大きく拡大すれば、目詰まりしていた夾雑
物等をスクリーン表面から除去することができる。また
線材相互間の間隔を変えることにより、捕捉粒径を変更
することもできる。以下に本発明を実施例によって更に
詳細に説明する。
【0007】
【実施例】〔第1の実施例〕 図1は本発明の第1の実施例を示すもので、1は上部に
汚泥供給口2を備え、下部に砂・し渣の排出口3を備え
たケーシングであり、その内部中央に相互間の間隔を可
変とした線材4よりなるスクリーン5が設置されてい
る。第1の実施例では線材4は図2に示したような均一
な巻き径のコイルバネであり、その下端はケーシング1
に固定されているが、その上端は油圧式又は空気圧式の
シリンダ6によって上下方向に可動とされている。この
ため、シリンダ6によってコイルバネを引伸し、線材4
相互間の間隔を自由に変化させることができる。
汚泥供給口2を備え、下部に砂・し渣の排出口3を備え
たケーシングであり、その内部中央に相互間の間隔を可
変とした線材4よりなるスクリーン5が設置されてい
る。第1の実施例では線材4は図2に示したような均一
な巻き径のコイルバネであり、その下端はケーシング1
に固定されているが、その上端は油圧式又は空気圧式の
シリンダ6によって上下方向に可動とされている。この
ため、シリンダ6によってコイルバネを引伸し、線材4
相互間の間隔を自由に変化させることができる。
【0008】そこで、線材4相互間の間隔を目的に応じ
た値に設定し、その状態において汚泥供給口2からケー
シング1の内部に汚泥を供給すれば、砂やし渣はスクリ
ーン5の表面に捕捉され、粒度の細かい汚泥のみが線材
4の間隔からスクリーン5の内部に入り、汚泥排出口7
から取り出される。この汚泥は例えば一軸ネジポンプに
よって加圧脱水機に供給され、脱水される。
た値に設定し、その状態において汚泥供給口2からケー
シング1の内部に汚泥を供給すれば、砂やし渣はスクリ
ーン5の表面に捕捉され、粒度の細かい汚泥のみが線材
4の間隔からスクリーン5の内部に入り、汚泥排出口7
から取り出される。この汚泥は例えば一軸ネジポンプに
よって加圧脱水機に供給され、脱水される。
【0009】このようにしてろ過を継続することによ
り、スクリーン5に夾雑物等による目詰まりが生じた場
合には、シリンダ6によってコイルバネを引伸し、線材
4相互間の間隔を図3のように拡大する。するとスクリ
ーン5の表面に捕捉されていた夾雑物はスクリーン5の
内部に流入するので、スクリーン5の目詰まりは解消さ
れる。この操作の際には汚泥排出口7のバルブ8を切り
替えておき、夾雑物等が再び汚泥と混じることを防止し
ておくものとする。なお、スクリーン5に既存のスクレ
ーパや逆洗用ノズル等の目詰まり防止手段を付加してお
くこともできる。
り、スクリーン5に夾雑物等による目詰まりが生じた場
合には、シリンダ6によってコイルバネを引伸し、線材
4相互間の間隔を図3のように拡大する。するとスクリ
ーン5の表面に捕捉されていた夾雑物はスクリーン5の
内部に流入するので、スクリーン5の目詰まりは解消さ
れる。この操作の際には汚泥排出口7のバルブ8を切り
替えておき、夾雑物等が再び汚泥と混じることを防止し
ておくものとする。なお、スクリーン5に既存のスクレ
ーパや逆洗用ノズル等の目詰まり防止手段を付加してお
くこともできる。
【0010】〔第2の実施例〕上記した第1の実施例で
は線材4としてコイルバネを使用したが、図4に示す第
2の実施例では線材4として多数のリング状の線材4が
用いられている。これらのリング状の線材4はゴム等の
弾性柱9の内部を貫通させてあるので、弾性柱9に上下
方向の外力を加えることにより線材4の相互間の間隔を
変えることができる。従ってこの第2の実施例のスクリ
ーンも、第1の実施例と同様に使用することができる。
なおこの場合、線材4をスパイラル状の連続線材とする
ことも可能である。
は線材4としてコイルバネを使用したが、図4に示す第
2の実施例では線材4として多数のリング状の線材4が
用いられている。これらのリング状の線材4はゴム等の
弾性柱9の内部を貫通させてあるので、弾性柱9に上下
方向の外力を加えることにより線材4の相互間の間隔を
変えることができる。従ってこの第2の実施例のスクリ
ーンも、第1の実施例と同様に使用することができる。
なおこの場合、線材4をスパイラル状の連続線材とする
ことも可能である。
【0011】〔第3の実施例〕図5に示す第3の実施例
では、上下2枚の円板10、11の外周部に、多数の直線状
の線材4が一定ピッチで取り付けられている。この実施
例では、適宜の駆動手段によって2枚の円板10、11を相
対的に回転させることによって線材4の相互間の間隔を
自由に変えることができるから、第1及び第2の実施例
のスクリーンと同様に使用することができる。
では、上下2枚の円板10、11の外周部に、多数の直線状
の線材4が一定ピッチで取り付けられている。この実施
例では、適宜の駆動手段によって2枚の円板10、11を相
対的に回転させることによって線材4の相互間の間隔を
自由に変えることができるから、第1及び第2の実施例
のスクリーンと同様に使用することができる。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のスクリ
ーン装置は外力を加えることによって相互間の間隔を可
変とした線材よりなるものであるから、単一のスクリー
ンによって各種粒径の物質を捕捉することができる。ま
た夾雑物等による目詰まりが生じた場合には、線材相互
間の間隔を拡げることにより、容易に除去することがで
きる。さらに本発明のスクリーン装置は遠心分離式のも
のとは異なりろ過のための動力を必要とせず、ランニン
グコストが安いという利点もある。よって本発明のスク
リーン装置は、浄水場の汚泥処理場等において使用する
に適したものである。
ーン装置は外力を加えることによって相互間の間隔を可
変とした線材よりなるものであるから、単一のスクリー
ンによって各種粒径の物質を捕捉することができる。ま
た夾雑物等による目詰まりが生じた場合には、線材相互
間の間隔を拡げることにより、容易に除去することがで
きる。さらに本発明のスクリーン装置は遠心分離式のも
のとは異なりろ過のための動力を必要とせず、ランニン
グコストが安いという利点もある。よって本発明のスク
リーン装置は、浄水場の汚泥処理場等において使用する
に適したものである。
【図1】第1の実施例の装置の断面図である。
【図2】第1の実施例の線材を示す正面図である。
【図3】第1の実施例の線材を引き伸ばした状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】第2の実施例の装置の断面図である。
【図5】第3の実施例の装置の断面図である。
1 ケーシング、2 汚泥供給口、3 砂・し渣の排出
口、4 相互間の間隔を可変とした線材、5 スクリー
ン、6 シリンダ、7 汚泥排出口、8 バルブ、9
弾性柱、10 円板、11 円板
口、4 相互間の間隔を可変とした線材、5 スクリー
ン、6 シリンダ、7 汚泥排出口、8 バルブ、9
弾性柱、10 円板、11 円板
Claims (2)
- 【請求項1】 外力を加えることによって相互間の間隔
を可変とした線材よりなることを特徴とするスクリーン
装置。 - 【請求項2】 外力を加えることによって相互間の間隔
を可変とした線材がばねである請求項1に記載のスクリ
ーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060611A JPH08252411A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | スクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060611A JPH08252411A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | スクリーン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08252411A true JPH08252411A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13147245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7060611A Pending JPH08252411A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | スクリーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08252411A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002000322A1 (de) * | 2000-06-27 | 2002-01-03 | Erwin Weh | Filterteil für fluidleitungen |
KR100888450B1 (ko) * | 2007-06-20 | 2009-03-11 | 신광식 | 지하수여과처리장치 |
JP6458962B1 (ja) * | 2017-08-16 | 2019-01-30 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | スクリーン装置及び夾雑物分離システム |
KR20200088136A (ko) * | 2019-01-14 | 2020-07-22 | 주식회사 이케이 | 나선관을 이용한 분리막 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP7060611A patent/JPH08252411A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002000322A1 (de) * | 2000-06-27 | 2002-01-03 | Erwin Weh | Filterteil für fluidleitungen |
KR100888450B1 (ko) * | 2007-06-20 | 2009-03-11 | 신광식 | 지하수여과처리장치 |
JP6458962B1 (ja) * | 2017-08-16 | 2019-01-30 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | スクリーン装置及び夾雑物分離システム |
KR20200088136A (ko) * | 2019-01-14 | 2020-07-22 | 주식회사 이케이 | 나선관을 이용한 분리막 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000307 |