JPH08252350A - アプローチ用ネット装置を備えたロングパッティング装置 - Google Patents

アプローチ用ネット装置を備えたロングパッティング装置

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JPH08252350A
JPH08252350A JP8621895A JP8621895A JPH08252350A JP H08252350 A JPH08252350 A JP H08252350A JP 8621895 A JP8621895 A JP 8621895A JP 8621895 A JP8621895 A JP 8621895A JP H08252350 A JPH08252350 A JP H08252350A
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putting
ball
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JP8621895A
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Jiro Kayama
次郎 香山
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Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゴルフプレーにおけるロングパッティング及
びアプローチ練習のうちボールの硬度やボール構造の相
違による打ち出し角度等に対応した練習を室内で行え
る。 【構成】 複数に分解可能なボールの転がり距離を演算
表示する円弧傾斜面6を形成したパッティング本体1
と、このパッティング本体1の円弧傾斜面6に敷設し、
既設床面上に延生するパッティング用人工芝マット7
と、このマット7の立上り円弧傾斜面6の表面に表部に
表示するパッティングによるボールの転がり距離を予め
演算し、その距離を数字で表示した距離表示的シート8
と、前記人工芝マット7の表面に長手方向に沿って、カ
ップの直径と同巾のパッティング線帯9を有するロング
パッティング装置Aを設け、ネット17の略中央適位置
にショットより打ち出されたボールの標的となる打球の
高、低弾道を予め演算し、数字で表示できる表示的シー
ト18を設け、且つ、前記アプローチ用ネット17の弛
み底部15にボール集合通過孔16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフにおけるパッテ
ィングのうち、特にロングパッティングの練習、及びア
プローチのうち、特にボールのコンプレッションによる
打ち出し角度の相違に従応した正確なショット感覚、飛
距離等の練習を約20平方メートル(約6畳)の室内で
練習できるアプローチ用ネットを備えたロングパッティ
ング練習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内でパッティングやアプローチ
の練習をする場合、パター用マット或いはアプローチ用
ネットを別々に使って、それぞれの練習をしなければな
らなかった。
【0003】ゴルフプレーにおいて、アプローチ及びパ
ッティングの技術の習得は、ゴルフプレーの中でも特に
重要な部分であると共にゴルフにおける上記両者の高度
の技術の習得は、多くのゴルファーの願望でもある。
【0004】従来、ゴルフ用アプローチ用練習装置とし
て提供されているものとして、例えば、米国特許第4,33
6,936 号のように、ショートアプローチ及びパット練習
装置がある。また、米国特許第3,826,501 号は、チップ
ショット、グリーン等をシュミレートしている。さら
に、米国特許第4,018,436 号等も同様な要旨を提供して
いる。
【0005】また、日本国内の、上記目的の技術とし
て、特開平6-238 号は、スクリーンに向けてボールを打
つ室内用ゴルフ練習機であって、ティーにボールを載せ
るとそれを検知し、ボールを打つとそれを検出する機構
をティーに取付けることにより、アプローチショットや
素振りの練習効果を高められるようにしたもの、また、
特開平6-39069 号は、アプローチショットのメニュー選
択時に、ボールの飛距離及び方向を演算して画像上に球
止点を表示維持し、コースメニュー選択時には、演算さ
れた今回の球止点とボールの軌跡を表示維持することに
より、画像上の仮想距離を選定できるようにしたもの、
或いは、特開平6-205865号は、打撃検知センサーによる
ゴルフボール打撃の時点から通過検知センサーの通過時
点までの時間で初速度を演算し、予め設定した飛び出し
角度とで飛距離を演算し表示して、狭い練習装置で飛距
離を知ることができる等の各種装置が提案されている。
【0006】しかし、これらのものは、各種の検出セン
サー装置や打撃の強さや飛距離、方向を演算する装置
と、これらをメニュー表示する画像設定等の大がかりな
設備が必要であり、装置が大型化していた。
【0007】さらに、比較的簡素なアプローチ練習装置
として、実開昭63-127665 号は、ゴルフボールを衝突さ
せるネット体をネット枠部材に張設すると共に、ネット
体の長さをネット枠部材の長さよりも長くして前記ネッ
ト枠部材の高さを調節可能にしたもの、また実開昭62-9
9271号は、ゴルフボールを衝突させる布を傾斜して吊下
げ、この布の上部にゴルフボールが十分入る大穴を開
け、また下部にゴルフボールよりも大きい小穴を開け、
そして前記大穴と小穴を布の裏側で円筒布を介して連結
したものである。
【0008】しかし、上記実開昭63-127665 号に開示さ
れたアプローチ練習装置は、ゴルフボールのクッション
材としてネット体を使用している。これにより、ゴルフ
ボールがネット体に衝突すると、ネット体全体が撓み、
ゴルフボール衝突によるエネルギーが殆どを吸収する。
従って、衝突したゴルフボールはゴルフボール打点位置
まで返ることができないという欠点が発生する。
【0009】また、実開昭62-99271号に開示されている
アプローチ練習機は、前記クッション材として布を使用
している。従って、この練習機も、布がゴルフボールの
衝突によるエネルギーを殆ど吸収するので、衝突したゴ
ルフボールがボールの打点位置まで返ることができない
という欠点がある。
【0010】次に、パッティング練習装置についてみる
と、パッティングにおいて、パッティングで打ち出され
たボールがホールに入るパッティング技術は、ゴルフ技
術の中でも非常に重要なものとされている。
【0011】従来のパッティイング練習用装置として
は、例えば、ゴルフ場などに設置されているもので、3
〜5M先に設けたカップにボールを入れるものや、ま
た、家庭用につくられたパッティング練習用マット等が
ある。
【0012】例えば、特開平6-142258号で開示されてい
るパッティングシュミレーション装置として、ボール検
知部の位置から先へ転がって止まるまでの距離を算出す
る手段を設けることにより、パッティング練習装置の省
スペース化を実現できるようにしたもの、
【0013】また実開平6-46761 号は、大円盤、小円
盤、円盤を載せる円形枠、円盤の角度を固定するボル
ト、ナット、架台の組合わせからなり、盤面の角度を変
えることができるため、パット時におけるスライスライ
ン、フックライン、上り、下り等の種々のパットライン
を作ることができ、又、カップの位置も盤面の半径の中
で360度回転させることができ、より多くのパット時
における状況を作り出せるようにしたもの、
【0014】さらに、実開平6-3374号で開示されている
パター練習用マットは、所定の配列で多数のホールを設
けてあり、次々と距離の違うホールを狙って打球するこ
とで、距離勘を養うのに効果があり、また両方からボー
ルを打つことができるので、いちいちボールを回収する
手間が省けると共に、強く打ち過ぎたボールは防止穴に
よって静止できるようにしたもの、
【0015】また実開平6-36668 号のゴルフパット練習
機は、少なくとも上面と下面とを有し、かつ球穴を備え
た台板と、この台板を支持する基台と、この基台と台板
との角度を変化させ得る傾斜機構とを有し、傾斜機構
は、磁気で保持される機構を有することにより、簡単な
構成で、固定力が劣化せず、かつ調整容易な接続部を有
する傾斜機構によって、台板を上下左右勾配いずれにも
容易に傾斜角可変とでき、しかも段差無く、下り勾配を
も再現可能としたもの、
【0016】また、実開平5-39575 号のゴルフのパッテ
ィング練習器は、プラットホームとこれを支持する一端
の両側底部に配された独立して高度調整が可能に調整台
座、及び、該プラットホームのほぼ中間位置の中央底部
に配されたユニバーサル・ジョイント、並びに支持フレ
ームを締付け固定するロック装置を含むものがあり、そ
の結果、プラットホームの一端の両側に設けた調整台
座、及びプラットホームの中間部位に配されたユニバー
サル・ジョイントにより、前記プラットホームを任意の
床面に対する角度に調整することができると共にロック
装置、及び支持フレームを利用してそのプラットホーム
の姿勢を安定、且つ強固に保持できるようにしたもので
ある。
【0017】また、特開平5-146535号として開示されて
いるパッティング練習機は、細長いパッティング補助機
として構成され、傾斜側面と垂直側面と底面を有し、イ
ンツウインストロークを練習する際、この補助機を目標
に向かって合わせた後、パターのヒール部は垂直側面に
対して配置され、ストロークにおいての側面によってガ
イドされるようにしたものである。
【0018】その結果、パッティングストロークを練習
することが効果的に行え、ユーザーの腕力を鍛え、特殊
なパッティングストロークをしたり、グリーン上で特に
距離があるパットの力を養うことを目的とするもの等が
提供されている。
【0019】しかし、これらの装置はスペースが大がか
りであったり、そのスペースに制限があるため、練習で
きるパッティング距離にも制限があって、ロングパット
の練習ができないと共に、ボールを転がす人工芝面も一
定であり、様々な条件に対応するための練習ができない
という欠点があった。斯様に従来は、パッティングの練
習、特に、スコアメイクに必要なロングパットの練習の
ための適切な装置がなく、その開発が要望されていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のアプローチやパッティング練習装置、特に、ア
プローチにおけるボールのコンプレッション(硬度)や
球の構造、材質によるショット時反発、打出し角度やパ
ッティングにおけるロングパットの練習においては、そ
れぞれの練習装置にを併用できるものではなく、利用、
練習目的に対応して別個の設置場所が必要であった。
【0021】本発明は、前記事情に鑑み、その欠点を解
消するものであって、ゴルフ練習に際して、パッティン
グとアプローチを併用することができ、屋内でのアプロ
ーチ練習技術の習得を高め、併せて、従来不可能であっ
た10米以上のロングパットも省スペース化した装置を
提供できることにより、アプローチ用ネットを備えたロ
ングパッティング練習装置の提供を目的とするものであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のアプローチ用ネットを備えたロングパッティ
ング練習装置であって、請求項1に記載のものは、パタ
ーのストロークにより打ち出されたボールの転がり距離
及びショツトにより打ち出されたボールのコンプレッシ
ョンや構造の差異による飛距離打球の高、低の弾道等を
予め演算した表示的シートに接球することにより測定で
きるロングパッティング装置とアプローチ用ネット装置
より構成され、不使用時には両装置は、分解折畳み自在
に纏められる収納手段を有するものである。
【0023】また、請求項2に記載のロングパッティン
グ装置は、パターで打球されたボールの転がり距離を算
出しストロークを習得する装置であって、複数に分解可
能なボールの転がり距離を演算表示する円弧傾斜面を形
成したパッティング本体と、このパッティング本体の円
弧傾斜面に敷設し、既設床面上に延生するパッティング
用人工芝マットと、このマットの立上り円弧傾斜面の表
面に表部に表示するパッティングによるボールの転がり
距離を予め演算し、その距離を数字で表示した距離表示
的シートと、前記人工芝マットの表面に長手方向に沿っ
て、カップの直径と同巾のパッティング線帯を設けたも
のである。
【0024】また、請求項6に記載に記載のアプローチ
用ネット装置は、パッテイング装置のパッティング本体
の上方に設置するアプローチ用ネット装置であって、パ
ッテイング本体の両側板に略垂直に一対の脚部フレーム
を取付け、その上端にネット懸吊用フレームを横架する
と共に、前記パッテイング本体の側板の両側に少し前方
に傾斜させた一対の前方脚部フレームを取付け、その前
端にネット懸吊受用フレームを横架すると共に、両フレ
ーム間にアプローチ用ネットを張架し、更に、このネッ
トの略中央適位置にショットより打ち出されたボールの
標的となる打球の高、低弾道を予め演算し、数字で表示
できる表示的シートを設け、且つ、前記アプローチ用ネ
ットの弛み底部にボール集合通過孔を設けたものであ
る。
【0025】
【作用】本発明請求項1に記載のアプローチ用ネット装
置を備えたロングパッティング装置は、ゴルフのアプロ
ーチ練習における高、低の弾道の打ち分け、いろいろな
種類の球筋、ボールの軟硬度にによるコンプレッション
の差異や、糸巻き、ツーピース、スリーピース等のボー
ルの構造上の差異に適応した各種のアプローチショット
の技術が習得できる。また、ロングパットの練習におい
ても、室内の比較的狭いスペースに設置して、10米、
20米必要に応じて更に長いロングパットの練習と正確
な距離感を習得できる。
【0026】また、請求項2に記載のロングパッティン
グ装置は、パッティング本体の円弧傾斜面に敷設し、既
設の床面上に延生敷設したパッティング用人工芝の一部
からパターで打ち出されたボールは、前記パッティング
本体の人工芝マットの立ち上がり円弧傾斜面の表部に表
示した距離表示的シートの数字を標的にボールをストロ
ークすることにより、正確なロングパッティングの距離
感を習得でき、更に、距離表示的シートに届いたボール
はパッティング本体の円弧傾斜面の傾斜の働きにより、
ボールは最初の打ち出し位置に戻ってくる。また、ロン
グパッティングの距離の長短の調節は、パッティング本
体の円弧傾斜面に敷設した人工芝マットの表面に表示し
た距離表示的シートを上、下に移動することにより任意
の距離を得られ、正確な距離感やストロークの強弱、ス
トローク巾の大小等の技術を習得できる。
【0027】また、請求項6に記載のアプローチ用ネッ
ト装置は、パッティング本体の上方に張設したアプロー
チ用ネットの略中央位置に表示された表示的シートにシ
ョットしたボールを打ち当てることにより、ボールの球
質、打球の高、低弾道の違い、打ち方による種々の異な
る球筋、使用クラブやボールのコンプレッションの違い
によるボールの距離等を前記表示的シートの上下移動に
より習得でき、打ち当てられた打球は、ネットの弛み底
部に設けたボール集合通過孔とパッティング本体の円弧
傾斜面及びネットの反動を利用して、最初のショット位
置に戻ってくる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明は、ロングパッティング装置(A)と、ア
プローチ用ネット装置(B)とから構成される。
【0029】図1は、前記両装置を説明するための一部
を省略した斜視図であり、図2は、前記両装置の一部を
縦断面にした側面図であり、図3は、アプローチ用ネッ
ト装置の別の実施例を示す一部を縦断面にした側面図で
あり、図4は、ロングパッティング装置の要部であるパ
ッティング本体の分離した状態を示す斜視図である。
【0030】まず、ロングパッティング装置(A)につ
いて説明すると、パッティング本体(1)は、上下二段
に積重ねて分離できる基台(2)と載置台(3)から構
成され、基台(2)の接合上面(2a)、載置台(3)
の接合下面(3a)には、互いに積重ねたとき、係合分
離しないようにフック係止部材(4)、(5)が設けて
ある。
【0031】図2に示すように、このフック係止部材
(4)、(5)における基台(2)の接合上面(2a)
に設けたフック係止部材(4)は、その接合上面(2
a)がカギ形状をしており、一方載置台(3)の下面
(3a)に設けたフック係止部材(5)は、前記カギ形
状のフック係止部材(4)に嵌合させてしっかり係合
し、分離しないような係止構造となっている。
【0032】パッティング本体(1)を組立てたとき、
その前部に形成した円弧傾斜面(6)は、図に示すよう
に円弧の略4分の1の傾斜面に形成してあり、この円弧
傾斜面(6)には、既設床面(L)にまで延生して載置
する人工芝マット(7)が敷設してある。この円弧傾斜
面(6)に敷設した人工芝マット(7)の表部には上下
に移動して固定できる距離表示的シート(8)が取付け
てある。この距離表示的シート(8)の取付け位置と、
前記パッティング本体(1)の円弧傾斜面(6)の傾斜
角度と、この円弧傾斜面(6)から既設の床面(L)に
撃げて敷設する人工芝マット(7)の芝表面のボールの
転がり速さ及びボールの転がり距離を定める既設床面
(L)上における打出し位置からの人工芝マット(7)
の長さの相乗関係は、予め所用の演算手段、演算処理装
置(既存のパーソナルコンピューター)を用いて算出し
ておく。
【0033】例えば、ボールの転がり距離の算出は、種
々の手段が考えられるが、一例として、予めボールが打
ち出されて円弧傾斜面(6)上の距離表示的シート
(8)に到達した際に、その表示数字に一定の振動を受
理できる装置を設けておき、その際の衝撃力の大きさと
このボールが振動を受理されずに衝撃力が加わらない場
合に、振動の受理位置からさらに転がって止まるまでの
転がり距離との関係を実験で求めておき、このデータを
所用の演算処理装置に入力しておく。そして、実際に打
ち出したボールが前記距離表示的シート(8)の所定の
数字に到達すると、その時の振動の大きさが振動測定装
置で測定される。この実験データを基礎にして演算処理
装置でこの測定値で演算処理することによって先の転が
り距離を予め算出しておくことができる。
【0034】また、現在では、実際のゴルフプレーに用
いられるグリーンでのボールの転がりは様々で、専門的
に高速グリーンとはスティンプメーターでボールを転が
したとき、3.2米以上転がるグリーンを指している。
一般アマチュアが普通ラウンドするコースのグリーンの
速さが2、3米前後といわれている。本発明においても
前記した演算手法に加えて、例えば、人工芝マット
(7)の表面の摩擦力やパッティング本体(1)の円弧
傾斜面(6)の傾斜角度に対応する係数を予め演算処理
装置に入力し、ボールの転がり距離を算出する際にこの
係数を加算して演算処理を行うことによって、速さの異
なるグリーンを想定してボールの転がり距離を算出する
ことも可能である。
【0035】また、人工芝マット(7)の上端部(7
a)は、必要に応じて上方に延生することにより、パッ
ティング本体(1)の円弧傾斜面(6)を転がり上るボ
ールの距離を長くすることができる。
【0036】尚、図中(9)は、人工芝マット(7)の
長さ方向に沿って、その表面中央部分に形成したパッテ
ィング線帯で、実際のグリーンに穿たれる直径108ミ
リ米と同寸法の巾に形成する。(10)は、パッティン
グ本体(1)の両側板の上端縁に両側板と一体に形成し
た突出縁で、円弧傾斜面(6)の斜面より突出して形成
してあり、前記円弧傾斜面(6)に敷設した人工芝マッ
ト(7)の面上を転がるボールがこの突出縁(10)よ
り外方に転がり出ないためのものである。
【0037】次ぎに、アプローチ用ネット装置(B)に
ついて説明すると、この装置は前記パッティング装置
(A)の上方に位置して配置してあり、前記パッティン
グ本体(1)の両側板の外側に取外し自在に一対の脚部
フレーム(11)が配設してある。この脚部フレーム
(11)の上端部は、その前端(11a)が前記パッテ
ィング本体(1)の中央上方部に位置するように湾曲し
て形成してあり、この前端(11a)間には、ネット懸
吊用フレーム(12)が取外し自在に横架してある。
【0038】また、パッティング本体(1)の両側板の
外側にその基端部を取外し自在に設けた一対の前方脚部
フレーム(13)が配設してあり、その前端(13a)
には、ネット懸吊受用フレーム(14)が取外し自在に
横架してある。そして、前記ネット懸吊用フレーム(1
2)とネット懸吊受用フレーム(14)の両フレームの
間には、図に示すように、その弛み底部(15)にボー
ル集合通過孔(16)を設けたアプローチ用ネット(1
7)が張設してある。このアプローチ用ネット(17)
は、使用しない時は、第2図に鎖線示すようにネット懸
吊用フレーム(12)の下部に巻き込んで収束してお
く。
【0039】前記アプローチ用ネット装置(B)につ
き、第3図においては、別の実施例が示してある。すな
わち、前記パッティング本体(1)の両側板の外側に取
外し自在に取付けた一対の脚部フレーム(11)は、そ
の前端(11a)をパッティング本体(1)の中央上方
部に位置するように湾曲して形成しているが、この実施
例では第3図に示すように一対の脚部フレーム(11)
の前端(11a)は湾曲せずにその基端部よりストレー
トな一対の脚部フレーム(11)とした構造になってい
る。
【0040】また、前記ネット懸吊用フレーム(12)
とネット懸吊受用フレーム(14)の両フレーム間に張
設するアプローチ用ネット(17)につき、この実施例
においてはネット(17)の弛み底部(15)にボール
集合通過孔(16)を設けた点は第2図に示す実施例と
略同一構成であるが、ネットの前方部分をボール集合通
過孔(16)を最下点としてネット懸吊受用フレーム
(14)までの間隔を斜上方に折曲させて打球反動吸収
ネット部(17a)を形成してある。この打球反動吸収
ネット部(17a)を形成することにより、強打された
ボールが一度アプローチ用ネット(17)の表示的シー
ト(18)に衝突し、その反動で跳ね返されたボールが
強い勢いで打球反動吸収ネット部(17a)に落下し、
ボールの勢いを殺しながらネット表面を伝ってボール集
合通過孔(16)に導かれ、さらに、パッティング本体
(1)の円弧傾斜面(6)を利用して打球時の素の位置
に戻って来る。
【0041】(18)は、アプローチ用ネット(17)
の略中央適位置に上下に移動自在に取付ける表示的シー
トで、前記人工芝マット(7)の所定の位置からショッ
トされ打ち出されたボールの標的の役目をするものであ
り、前記ロングパッティング装置(A)における各種の
演算装置を用いると同様にアプローチにおけるコンプレ
ッションやボールの構造(例えば、糸巻き、ツーピース
等)、材質等によるショット時のインパクトによるボー
ルの反発、打出し角度や弾道の種類等を予めパーソナル
コンピューター等の演算処理手段を用いて算出しておく
ものである。
【0042】更に、ショットによりこの表示的シート
(18)に衝突したボールは、アプローチ用ネット(1
7)の適当な張り力と強く衝突するボールのショットに
よるボール集合通過孔(16)の反動吸収により、ボー
ルは、ボール集合通過孔(16)を落下しながら通り抜
け、パッティング本体(1)の円弧傾斜面(6)を利用
して打球時の元の位置に戻って来る。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、アプローチショットとロングパッティング
の練習、高度の技術を一体化した装置として提供でき、
請求項1に記載の装置は、ゴルフのアプローチ練習にお
ける高、低の弾道の打ち分け、いろいろな種類の球筋、
ボールの軟硬度にによるコンプレッションの差異や、糸
巻き、ツーピース、スリーピース等のボールの構造上の
差異に適応した各種のアプローチショットの技術が習得
できる。また、ロングパットの練習においても、室内の
比較的狭いスペースに設置して、10米、20米必要に
応じて更に長いロングパットの練習と正確な距離感を習
得できる効果がある。
【0044】更に、請求項2に記載のロングパッティン
グ装置は、パッティング本体の円弧傾斜面に敷設し、既
設の床面上に延生敷設したパッティング用人工芝の一部
からパターで打ち出されたボールは、前記パッティング
本体の人工芝マットの立ち上がり円弧傾斜面の表部に表
示した距離表示的シートの数字を標的にボールをストロ
ークすることにより、正確なロングパッティングの距離
感を習得でき、更に、距離表示的シートに届いたボール
はパッティング本体の円弧傾斜面の傾斜の働きにより、
ボールは最初の打ち出し位置に戻ってくる。また、ロン
グパッティングの距離の長短の調節は、パッティング本
体の円弧傾斜面に敷設した人工芝マットの表面に表示し
た距離表示的シートを上、下に移動することにより任意
の距離を得られ、正確な距離感やストロークの強弱、ス
トローク巾の大小等の技術を習得できる効果がある。
【0045】また、請求項6に記載のアプローチ用ネッ
ト装置は、パッティング本体の上方に張設したアプロー
チ用ネットの略中央位置に表示された表示的シートにシ
ョットしたボールを打ち当てることにより、ボールの球
質、打球の高、低弾道の違い、打ち方による種々の異な
る球筋、使用クラブやボールのコンプレッションの違い
によるボールの距離等を前記表示的シートの上下移動に
より習得でき、打ち当てられた打球は、ネットの弛み底
部に設けたボール集合通過孔とパッティング本体の円弧
傾斜面及びネットの反動を利用して、最初のショット位
置に戻ってくる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全体の装置を説明するための一部
を省略した斜視図である。
【図2】本発明に係る全体の装置の一部を省略した側面
図である。
【図3】本発明に係るアプローチ用ネット装置の別の実
施例を示す一部を省略した側面図である。
【図4】本発明に係るロングパッティング装置の要部を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
A ロングパッティング装置 B アプローチ用ネ
ット装置 L 既設床面 1 パッティング本体 2 基台 2a 接合上面 3 載置台 3a 接合下面 4 フック係止部
材 5 フック係止部材 6 円弧傾斜面 7 人工芝マット 7a 上端部 8 距離表示的シート 9 パッティング線
帯 10 突出縁 11 脚部フレーム 11a 前端 12 ネット懸吊
用フレーム 13 前方脚部フレーム 13a 前端 14 ネット懸吊受用フレーム 15 弛み底部 16 ボール集合通過孔 17 アプローチ用
ネット 17a 打球反動吸収ネット部 18 表示的シー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターのストロークにより打ち出された
    ボールの転がり距離及びショツトにより打ち出されたボ
    ールのコンプレッションや構造の差異による飛距離打球
    の高、低の弾道等を予め演算した表示的シートに接球す
    ることにより測定できるロングパッティング装置とアプ
    ローチ用ネット装置より構成され、不使用時には両装置
    は、分解折畳み自在に纏められる収納手段を有すること
    を特徴とするアプローチ用ネット装置を備えたロングパ
    ッティング装置。
  2. 【請求項2】 パターで打球されたボールの転がり距離
    を算出しストロークを習得する装置であって、複数に分
    解可能なボールの転がり距離を演算表示する円弧傾斜面
    を形成したパッティング本体と、このパッティング本体
    の円弧傾斜面に敷設し、既設床面上に延生するパッティ
    ング用人工芝マットと、このマットの立上り円弧傾斜面
    の表面に表部に表示するパッティングによるボールの転
    がり距離を予め演算し、その距離を数字で表示した距離
    表示的シートと、前記人工芝マットの表面に長手方向に
    沿って、カップの直径と同巾のパッティング線帯を設け
    たことを特徴とするロングパッティング装置。
  3. 【請求項3】 前記パッティング本体は、2以上の複数
    の個数に分解、組立て自在の構成を有する請求項1に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記パッティング本体における円弧傾斜
    面は、略4分の1円弧傾斜角度を有すると共に、両側に
    上向きの突出縁を設けた請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記パッティング本体の円弧傾斜面に敷
    設する人工芝マットには、この人工芝面のボールの転が
    り距離を予め演算し、その転がり距離を数字で表示する
    ようにした距離表示的シートを取付けるようにした請求
    項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 パッテイング装置のパッティング本体の
    上方に設置するアプローチ用ネット装置であって、パッ
    テイング本体の両側板に略垂直に一対の脚部フレームを
    取付け、その上端にネット懸吊用フレームを横架すると
    共に、前記パッテイング本体の側板の両側に少し前方に
    傾斜させた一対の前方脚部フレームを取付け、その前端
    にネット懸吊受用フレームを横架すると共に、両フレー
    ム間にアプローチ用ネットを張架し、更に、このネット
    の略中央適位置にショットより打ち出されたボールの標
    的となる打球の高、低弾道を予め演算し、数字で表示で
    きる表示的シートを設け、且つ、前記アプローチ用ネッ
    トの弛み底部にボール集合通過孔を設けたことを特徴と
    するアプローチ用ネット装置。
  7. 【請求項7】 前記アプローチ用ネットの弛み底部にお
    けるボール集合通過孔には、その前方に繋がる打球反動
    吸収ネット部を一体に形成したことを特徴とする請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記アプローチ用ネットにおける脚部フ
    レーム、前方脚部フレーム及びネット懸吊用フレーム、
    ネット懸吊受用フレームは、それぞれ取外し、組立て自
    在であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
JP8621895A 1995-03-17 1995-03-17 アプローチ用ネット装置を備えたロングパッティング装置 Pending JPH08252350A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012130591A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Maruhi:Kk ゴルフボール回収用具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012130591A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Maruhi:Kk ゴルフボール回収用具

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