JPH08242741A - 釣竿支持装置 - Google Patents

釣竿支持装置

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Publication number
JPH08242741A
JPH08242741A JP4805795A JP4805795A JPH08242741A JP H08242741 A JPH08242741 A JP H08242741A JP 4805795 A JP4805795 A JP 4805795A JP 4805795 A JP4805795 A JP 4805795A JP H08242741 A JPH08242741 A JP H08242741A
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JP
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rod
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fishing
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receiving means
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JP4805795A
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English (en)
Inventor
Seiji Ikeda
清司 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】釣り道具箱や防波堤,港内に設けられた車輪止
め等へ着脱自在に取り付けて、釣り人がこの釣り場にお
いて多種多様な釣り方を楽しむことができる釣竿支持装
置を提供する。 【構成】内部が空洞の主体1の下側へ両側一対の脚体
2,3を延設し、脚体2,3の内側に釣り場の支持部1
5に取り付ける取付手段4を設けて、主体1の前後に
は、主体1の第一および第二取付孔30,31へそれぞ
れ挿嵌される第一および第二竿受け手段5,6を取り付
けると共に、該第一および第二竿受け手段5,6を所定
高さに主体1へ支持させる固定手段7を連係させ、主体
1の上部には、竿尻b1を受け入れて釣竿bの横方向の
移動を規制する支持手段8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り人が海岸や防波
堤,湖沼,船上等において釣りに使用する釣竿支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、防波堤や港内の釣りにおい
て、釣竿を簡単に取り付けて手放しで使用することがで
きる釣竿受け具を幾つか提供した。(例えば、実公平3
−15029号公報,実開平1−87676号公報参
照) これらの釣竿受け具は、釣り場において組立あるいは分
解できて、組立時は堅牢で十分に釣竿を支承することが
でき、分解時はコンパクトとなるので、使いやすく、と
かく荷物の多い海辺等の釣りに際しては持ち運びに便利
であった。
【0003】しかしながら、釣竿の受体を釣り場の支持
部へ固定する部材や、釣竿を支持するための竿受部材な
どとバラバラとなる細かい部品の点数が多く、これら部
材の収納に甚だ不便であった。
【0004】しかも、これら細かい部材はその一つ一つ
が組立に重要なもので、一個の紛失により受け具自体が
使用できないことがあるので、その管理も面倒であっ
た。
【0005】特に、これらの釣竿受け具は、釣り道具箱
や防波堤,港内に設置された車輪止めへワンタッチで着
脱自在に設けることができないため、長時間にわたって
釣りを楽しむことができないものであった。等の様々な
問題点を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、内部が空洞の主
体の下側へ両側一対の脚体を延設し、該脚体の内側に釣
り場の支持部に取り付ける取付手段を設けて、前記主体
の前後には、主体の第一および第二取付孔へそれぞれ挿
嵌される第一および第二竿受け手段を取り付けると共
に、該第一および第二竿受け手段を所定高さに主体へ支
持させる固定手段を連係させることにより、釣り道具箱
や防波堤,港内に設けられた車輪止め等へ着脱自在に取
り付けて、釣り人がこの釣り場において多種多様な釣り
方を楽しむことができる釣竿支持装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、内部に収容部を設けた箱状の主
体と、この主体に設けて支持部へ取り付ける取付手段
と、前記主体の前後に設けた第一および第二取付孔へそ
れぞれ挿嵌した第一および第二竿受け手段と、主体に設
けて前記第一および第二竿受け手段を所定高さに主体へ
支持させる固定手段とからなり、前記第一竿受け手段
は、取付孔へ上下動自在に装着される基杆と、この基杆
の上部に設けて上方を開放させた受体とを有し、前記第
二竿受け手段は、取付孔へ上下動自在に装着される基杆
と、この基杆の上部へ枢軸により回動自在に取り付け、
側部を開放させた鈎形の支承体と、この支承体と基杆と
に連係させて支承体を常時起立状態に付勢させる復帰部
材と、を有する釣竿支持装置の構成にある。
【0008】この構成にあって、主体の上部に設けて竿
尻を受け入れて釣竿の横方向の移動を規制する支持手段
とを備えさせる。
【0009】また、取付手段は、主体の下側へ延設した
両側一対の脚体と、一方の脚体に固着して釣り場の支持
部面に当接する受部材と、他方の脚体に取り付けて進退
部材により前記支持部面へ圧接させる押え部材とを備え
させる。
【0010】更に、取付手段における受部材と押え部材
は、その当接面の軟硬質が異なる当接部材を交換自在に
設ける。
【0011】そして、主体の収容部は、蓋を設けた一側
部の開口部に連通して、内部に第一および第二竿受け手
段の収納空間を有する。
【0012】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0013】例えば、港湾内の釣り場において用いると
きは、この港湾に設けられた車輪止め等の支持部へ、主
体に設けた取付手段により行なわれる。
【0014】この取付手段の一例による作動は、前記主
体の一対の脚体が跨ぐように取り付けて、取付手段にお
ける一方の受部材をこの支持部の一側面へ当て、該取付
手段における他方の押え部材を進退手段の操作により繰
り出して、支持部の他側面へ当接して強固に支持部を挾
持すると、主体が前記した支持部に支承される。
【0015】そして、主体の収容部から第一および第二
竿受け手段を取り出し(あらかじめ取り出しておいても
よい。)、主体の取付孔へそれぞれ挿嵌して、固定手段
により所定位置にその基杆を固定させる。
【0016】第一竿受け手段の受体へ釣竿の先端部を前
に向けておき、釣竿の元部を第二竿受け手段における支
承体の開放部から横に差し入れて、釣竿の自重により該
釣竿を移動させると、釣竿は、その下面部が受部材に上
面部が支承体の上部に安定的に支持される。
【0017】釣餌の取り付けや釣り仕掛けの補修等にお
いては、第一および第二竿受け手段に支持された状態か
ら、第二竿受け手段の支承体を中心に釣竿を起すと、支
承体は基杆の枢軸から手前に回動するので、このまま更
に釣竿を起こして主体の支持手段へ竿尻を対応させる
と、該釣竿は第二竿受け手段と支持手段とにより起立状
態でその姿勢を保持させることができるから、釣糸の先
端部に結糸した釣り掛けはこの装置付近に吊り上げられ
ている。
【0018】更に、釣り場における支持部に応じて、取
付手段における受部材と押え部材とを、軟硬質が異なる
当接面の当接部材に交換自在に設けることで、支持部と
の固着状態を向上させる。
【0019】
【実施例】次に本発明に関する釣竿支持装置の実施の一
例を図面に基づいて説明する。
【0020】図1〜図3においてAは、釣り人が海岸や
防波堤,港湾,湖沼,船上等において釣りに使用する釣
竿bの支持装置で、主体1と、取付手段4と、第一およ
び第二竿受け手段5,6と、固定手段7と、および、支
持手段8とにより基本的に構成される。
【0021】そして、前記した主体1は、金属や合成樹
脂等により横長の箱状に形成して、その内部を空洞とし
た収容部9を設けてあるもので、その一方または両方を
長手方向へ開放させた開口部10を設けて、この開口部
10を閉塞する蓋11を着脱自在に嵌着してあって、施
蓋時は、固定手段7により容易に離脱しないようにして
ある。
【0022】なお、この開口部10は、後記する第一お
よび第二竿受け手段5,6が収納し得る空間部である。
【0023】この固定手段7は、主体1の側部に開けた
ねじ孔38に螺合する螺杆を用いるもので、蓋11の受
部13にこの螺杆が係合することで、長手方向への蓋1
1の移動を規制するものであって、所定長さを有する螺
軸付きの慣用な蝶ねじが採用されるものであり、後記す
る第一および第二竿受け手段5,6の固定手段7と兼用
使用されることもある。
【0024】前記した取付手段4は、支持部15、例え
ば、海岸や防波堤等に設けられた車輪止めブロックや、
船上における舷部,持参した道具箱等へ主体1を強固に
固定させるもので、図1〜図4に示す場合は、主体1の
下側に設けた支持部15の挟持式を示す。
【0025】該挟持式の取付手段4は、主体1の下側へ
延設した両側一対の脚体2,3と、一方の脚体2に固着
して釣り場の支持部15面に当接する受部材16と、他
方の脚体3に取り付けて進退部材24により支持部15
面へ圧接させる押え部材18とからなる。
【0026】そして、前記した一対の脚体2,3は、主
体1の下側においてその長手方向の両端部へ延設してあ
って、主体1と同効質材により成形してあり、両者2,
3の間に所定の挟持巾が得られるようにしてあり、ま
た、下端部には、滑り止めや持ち運び中において他物へ
当ってこれらへの傷付け防止等の作用を行なうゴム等の
弾性材14が取り付けられてある。
【0027】前記した受部材16は、一方の脚体2の側
部に突設した螺軸19へ着脱自在に設けるもので、その
中心部に螺軸19に螺合するめねじ20を設けてあっ
て、図1〜図4(a)に示すように、所定寸法を有する
間座部材21と、この間座部材21の外端部に突設した
螺軸19aに螺合して連結される当接部材22とからな
ると場合と、図4(b),(c)に示すように、当接部
材22のみの場合とがあるもので、支持部15の巾に応
じて適宜選定し得るものであり、前記した間座部材21
の長さは任意に設定でき、更に、所定寸法のものを複数
個繋ぎ合わせてもよい。
【0028】また、この当接部材22は、その当接面の
軟硬質が異なる少なくても二層に形成してあって、一方
部材22aは突起23を点在させた金属等による硬質材
により成形し、他方部材22bはゴムや合成樹脂等の軟
質材による滑り止め効果を有するように形成してあるも
ので、図4(a),(b)に示すように、硬質材22a
を支持部15へ対応させたり、図4(c)に示すように
軟質材22bを対応させる。
【0029】そして、押え部材18は、他方の脚体3の
側部へ進退部材24により前記した支持部15面へ圧接
させて主体1等を固定する。
【0030】この進退部材24は、脚体3のめねじ29
に螺合して、外端部につまみ25を設けた所定長さの螺
杆を用いるもので、該螺杆の内端部には、図1〜図3お
よび図5に示すように、その当接面の軟硬質が異なる少
なくても二層に形成された当接部材26を、止めねじ2
7により360°方向へ任意に回動し得るように取り付
けてある。
【0031】この当接部材26は、一方部材26aを、
突起28を点在させた金属等による硬質材により成形
し、他方部材26bを、ゴムや合成樹脂等の軟質材によ
る滑り止め効果を有するように形成してあるもので、前
記した受部材16と同様に硬質材26aあるいは軟質材
26bを適宜支持部15面へ対応させる。
【0032】前記した硬質材22a,26aと軟質材2
2b,26bとからなる当接部材22,26は、図示し
てないが、硬質材22a,26aの端部外周部へカップ
状の軟質材22b,26bを嵌着することもでき、更
に、間座部材21へカップ状の軟質材22b,26bを
嵌着することもできる。
【0033】なお、脚体2の螺軸19および脚体3のめ
ねじ29は、図2および図10に示すように、複数箇所
に対応的に設けることもできるもので、適当な位置の螺
軸19およびめねじ29を選定して受部材16および押
え部材18を取り付けることで、固定手段4にあって、
釣り場の支持部15の大きさや高さ等の寸法変化に対応
することができる。
【0034】前記した第一および第二竿受け手段5,6
は、主体1の長さ方向における前後において上下面を貫
通させて穿設した第一および第二取付孔30(3
0’),31へそれぞれ挿嵌して、釣り竿bを所定角度
に支持させる。
【0035】なお、この第一取付孔30は、脚体2の内
部空洞部2aに連通させて設けることにより、取付手段
4における受部材16に干渉することなく第一竿受手段
5が取り付けられる。
【0036】そして、前記した第一竿受け手段5は、第
一取付孔30,30’へ上下動自在に装着される基杆3
2と、この基杆32の上部に設けて上方を開放させた略
U字状の受体33とを有しているもので、この受体33
は釣竿bの下面に馴染むように釣竿bの外形状に近似さ
せた円弧状に形成する。
【0037】また、前記した第二竿受け手段6は、第二
取付孔31へ上下動自在に装着される基杆34と、この
基杆34の上部へ枢軸35により回動自在に取り付け、
側部を開放させた略C字状の鈎形に形成した支承体36
と、この支承体36と基杆34とに連係させて支承体3
6を常時起立状態に付勢させるコイルスプリングや板ば
ね,ゴム等の復帰部材37とを有する。
【0038】なお、支承体36の上部は、釣竿bの上面
に馴染むように釣竿bの外形状に近似させた円弧状に形
成してあって、更に、受体33との通りが主体1の長さ
方向に対して揃うように基杆34に取り付けられる。
【0039】そして、復帰部材37は、支承体36の突
片36bと、基杆34の受孔34aに係脱自在に装着さ
れる止めピン37aとに懸張されているもので、釣竿b
の操作によっては、図12に示すように、受孔34bよ
り取り外して使用することもある。
【0040】前記した固定手段7は、主体1に設けて第
一および第二竿受け手段5,6を所定高さあるいは位置
において該主体1へ支持させるもので、前記したよう
に、主体1の側部に開けたねじ孔38に螺合する螺杆を
用いるもので、基杆32,34を取付孔30,31に挿
嵌した後、ねじ孔38に螺合した螺杆を、これら基杆3
2,34の外面へ押し付けることで、基杆32,34が
取付孔30,31に当たって挟み付けられ固定されるも
のであり、基杆32,34の両方あるいは一方を図1,
図2,図6〜図8に示すように、断面形状においてその
対辺が平行する多角形に形成することで、固定手段7に
よる固定がより確実となる。
【0041】なお、前記した第一および第二竿受け手段
5,6は、図8に示すように、その基杆32,34を所
定長さに延長する継杆32a,34aを設けることによ
り、釣竿bを支持する受体33と支承体36との位置を
変化させて、釣竿bの好ましい振り出し位置が調整し得
るもので、段階的にサイズを異ならせたものを複数設け
て接続することもできる。
【0042】この継杆32a,34aの接続にあって
は、図8に示すように、ねじ式や印籠式等の任意の取付
手段dが選定できるもので、この例示に限定されるもの
ではない。
【0043】前記した支持手段8は、主体1の上部に設
けて竿尻b1を受け入れて釣竿bの横方向の移動を規制
するもので、第二取付孔31の手前に設けた竿尻b1が
収納し得る凹部が採用されるものであって、図6におい
て、実線の位置から仮想線の位置に移動させたとき、図
6および図9に示すように、第二竿受け手段6と、特
に、復帰部材37の弾性力により支承体36を元へ戻そ
うとする力と、この支持手段8内への挿入とによりかん
ぬき状態で略垂直位置に保持されるもので、図6におい
て仮想線で示すように、第二竿受け手段6における支承
体36が略直角に回動した位置と、支持手段8による凹
部とが上下関係において略一致することが好ましい。
【0044】前記のように構成される本発明実施例に係
る装置Aの作用を説明する。
【0045】この装置Aを、港湾内の釣り場において用
いるときは、この港湾に設けられた車輪止め(コンクリ
ート製や強化ゴム等により成形された自動車海中落下防
止用の突起物。)等の支持部15へ、図9に示すよう
に、主体1の一対の脚体2,3が跨ぐようにかつ、主体
1の下面が支持部15の上面に当接するか、あるいは、
間隔を持って取り付ける。
【0046】取付手段4における一方の受部材16の当
接部材22をこの支持部15の一側面へ当て、該取付手
段4における他方の押え部材18の当接部材26を進退
手段24の操作により繰り出して、支持部15の他側面
へ当接部材26を当接して、該当接部材22,26によ
り強固に支持部15を両面から挾持すると、主体1が前
記した支持部15に支承される。
【0047】そして、主体1の収容部6からあらかじめ
取り出しておいた第一および第二竿受け手段5,6を取
り出して、主体1の第一取付孔30へ第一竿受け手段5
を、第二取付孔31へ第二竿受け手段6をそれぞれ挿嵌
して、固定手段7により釣竿bが所定傾斜となるように
それぞれの基杆32,34を固定させる。
【0048】次に、釣竿bを略水平状態に持って、第一
竿受け手段5の受体33へ該釣竿bの先端部を前に向け
て支持させておき、釣竿bの握り部を第二竿受け手段6
における支承体36の開放部36aから横に差し入れ
て、受体33を支点として、釣竿bの自重により該釣竿
bの竿尻b1を上方へ移動させると、図2において仮想
線で示す位置から同図において実線で示すように、釣竿
bは、その下面部が受部材33に、上面部が支承体36
の上部に当接して上下および左右方向に対して安定的に
支持され、通常の釣りにおいては、なんら手等により釣
竿bを支持することがない。
【0049】この釣竿bの支持においては、第一および
第二竿受け手段5,6における基杆32,34の取付長
さを適宜調節するか、継杆32a,34aを希望する長
さに接続することで、釣りに応じて、あるいは、釣り人
の好みに合わせて釣竿bの上下方向の取付角度が任意に
得られるものであり、釣竿bが重くなったり強風を受け
たとしても、装置Aの支承が確実かつ安定的に行なわれ
るので、石とかとのように重りを用いることがない。
【0050】また、釣餌の取り付けや釣り仕掛けの補修
等においては、図2において実線で示す位置のように、
釣竿bは第一および第二竿受け手段5,6に支持された
状態から、第二竿受け手段6における支承体36下部を
中心に該釣竿bを起すと、支承体36は基杆34の枢軸
35から手前、すなわち、図6において仮想線で示すよ
うに回動するので、このまま更に釣竿bを起こして主体
1に設けた支持手段8へ竿尻b1を対応させると、図9
に示すように、該釣竿bは第二竿受け手段6と支持手段
8とにより起立状態でその姿勢を保持させることができ
るから、リール巻き動作が行なえたり、巻き上げられた
釣糸40の先端部に結糸した釣り掛け41は、図9に示
すように、この装置aの付近に吊り上げられているた
め、狭い場所や混んだ釣り場においても容易に細かい釣
り作業等を行なうことができる。
【0051】この第二竿受け手段5の支承体36が支軸
35を中心として容易に回動することで、釣り中におい
て、釣竿bを第一および第二竿受け手段5,6に支承さ
せた状態で、例えば、上下方向のシャクリ動作(シャク
リ釣り,化け釣り)が簡単に行なえ、この動作が終われ
ばそのまま釣竿bを受体33へ置くことで再び支承され
る。
【0052】釣りが終われば、固定手段7により第一お
よび第二竿受け手段5,6を外し、主体1の開口部10
から蓋11を取り外して、主体1内の収容部9へこれら
竿受け手段5,6あるいは継材32a,34aを挿入し
て、再び開口部10へ蓋11を装着し、固定手段7の螺
杆をねじ孔12へ螺合して、蓋11の受部13へ係合さ
せれば、図3に示すように、コンパクトとなるもので、
進退部材14を更に操作して押え部材18を内方へ移動
させれば、一層コンパクトとなる。
【0053】図13において4は、取付手段4の他の例
を示すもので、この例は、既存の支持部15、例えば、
図示してないが、道具箱の受ねじ孔や釣り船の舷部に設
けられた受ねじ孔、あるいは、折り畳み自在脚等におけ
る支持部15への取り付けが可能であって、主体1に設
けた貫通孔40に挿嵌したつまみ41付きの螺杆42
を、支持部15の受ねじ孔へ螺合して主体1を緊締する
ことで、該主体1の固着がなされる。
【0054】なお、この取付手段4は、主体1が支持部
15へ強固に取り付けられるものであれば任意の手段が
採用し得るものである。
【0055】図14においてこの装置Aの使用状態の一
例を示すもので、図14(a)に示す場合は、投げ釣り
状態を示すもので、第一竿受手段5には継材32aを基
杆32へ接続して、主体1へ高い状態で取り付け、第二
竿受手段6における復帰部材37の止めピン37aを、
受孔34aから外した状態において使用することによ
り、釣竿bを下側へ軽く押えると、支承体36がその重
量により後方下側へ回動して、釣竿bをこの装置Aから
容易かつ迅速に取り外すことができる。
【0056】更に、図14(b)に示す場合は、第一竿
受手段5の基杆32を主体1および脚体2内へ挿嵌し
て、主体1へ低い状態で取り付け、第二竿受手段6の基
杆34を最上部まで引き上げた状態で主体1に固定し
て、釣竿bが下向きとなるようにこれら竿受手段5,6
に支持させれば、脈釣りに適した竿支持となる。
【0057】なお、図1に示すように釣竿bを取り付け
た場合には、浮き釣り等に適した支持位置となるもので
ある。
【0058】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、釣り
場においてその車輪止めや釣り道具等へ簡単で迅速に取
り付けたり取り外したりすることができるもので、その
取付位置や形状,相手の部材の任意の材質にも容易に対
応することができる。
【0059】第一および第二竿受け手段により、釣竿の
シャクリ動作や略垂直状態の作動が行なえて、釣りの楽
しみが大幅に向上する。等の格別な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する釣竿支持装置の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1における縦断正面図である。
【図3】図1における装置の収納状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図1における取付手段の受部材の各例を示す断
面図である。
【図5】図1における取付手段の押え部材を示す断面図
である。
【図6】図1における第二竿受け手段の作動状態を示す
説明図である。
【図7】図7における側面図である。
【図8】図1における第一および第二竿受け手段に設け
た継杆の接続状態を示す一部破断正面図である。
【図9】図1における装置の支持部への取付状態を示す
説明図である。
【図10】図1における取付手段の他の取付例を示す説
明図である。
【図11】図1における第一竿受け手段の他の取付位置
における取付状態を示す縦断正面図である。
【図12】図1における第二竿受手段における復帰部材
の一方を外した状態を示す要部の説明図である。
【図13】図1における取付手段の他の例を示す斜視図
である。
【図14】図1における装置においての使用状態の一例
を示す説明図である。
【符号の説明】
b 釣竿 1 主体 2,3 脚体 4 取付手段 5 第一竿受け手段 6 第二竿受け手段 7 固定手段 8 支持手段 9 収容部 10 開口部 11 蓋 24 進退部材 15 支持部 16 受部材 18 押え部材 22,26 当接部材 30,30’,31 取付孔 32,34 基杆 33 受体 36 支承体 37 復帰部材 41 回動軸 50 回動手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に収容部を設けた箱状の主体と、こ
    の主体に設けて支持部へ取り付ける取付手段と、前記主
    体の前後に設けた第一および第二取付孔へそれぞれ挿嵌
    した第一および第二竿受け手段と、主体に設けて前記第
    一および第二竿受け手段を所定高さに主体へ支持させる
    固定手段とからなり、前記第一竿受け手段は、取付孔へ
    上下動自在に装着される基杆と、この基杆の上部に設け
    て上方を開放させた受体とを有し、前記第二竿受け手段
    は、取付孔へ上下動自在に装着される基杆と、この基杆
    の上部へ枢軸により回動自在に取り付け、側部を開放さ
    せた鈎形の支承体と、この支承体と基杆とに連係させて
    支承体を常時起立状態に付勢させる復帰部材とを有する
    ことを特徴とする釣竿支持装置。
  2. 【請求項2】 内部に収容部を設けた箱状の主体と、こ
    の主体に設けて支持部へ取り付ける取付手段と、前記主
    体の前後に設けた第一および第二取付孔へそれぞれ挿嵌
    した第一および第二竿受け手段と、主体に設けて前記第
    一および第二竿受け手段を所定高さに主体へ支持させる
    固定手段と、主体の上部に設けて竿尻を受け入れて釣竿
    の横方向の移動を規制する支持手段とを備えさせたこと
    を特徴とする釣竿支持装置。
  3. 【請求項3】 取付手段は、主体の下側へ延設した両側
    一対の脚体と、一方の脚体に固着して釣り場の支持部面
    に当接する受部材と、他方の脚体に取り付けて進退部材
    により前記支持部面へ圧接させる押え部材とを備えさせ
    たことを特徴とする請求項1または2記載の釣竿支持装
    置。
  4. 【請求項4】 取付手段における受部材と押え部材は、
    その当接面の軟硬質が異なる当接部材を交換自在に設け
    ることを特徴とする請求項3記載の釣竿支持装置。
  5. 【請求項5】 主体の収容部は、蓋を設けた一側部の開
    口部に連通して、内部に第一および第二竿受け手段の収
    納空間を有することを特徴とする請求項1または2記載
    の釣竿支持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200453953Y1 (ko) * 2010-04-08 2011-06-09 백미정 낚시대 받침대
US8075193B2 (en) 2007-03-27 2011-12-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Bearing

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US8075193B2 (en) 2007-03-27 2011-12-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Bearing
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