JPH08241433A - 3次元画像表示装置 - Google Patents

3次元画像表示装置

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JPH08241433A
JPH08241433A JP7045286A JP4528695A JPH08241433A JP H08241433 A JPH08241433 A JP H08241433A JP 7045286 A JP7045286 A JP 7045286A JP 4528695 A JP4528695 A JP 4528695A JP H08241433 A JPH08241433 A JP H08241433A
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JP
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image display
image
dimensional
display device
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JP7045286A
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English (en)
Inventor
Akito Nagatsu
昭人 永津
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊な装置や器具を使用したり装着すること
なく、人間が普通に物体を見る場合と同様な立体感を与
えることができる3次元画像表示装置を提供する。 【構成】 画像の各点についてそれぞれ奥行き距離、そ
の平面上での位置、その点の色および輝度を含む情報を
3次元画像生成手段10で生成し、この生成された3次
元画像をアドレスデコード手段20においてそれぞれの
奥行き距離毎の断面像に分解し、奥行き距離毎に断面像
を3次元画像表示手段30に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体等の画像を立体的
に表示する3次元画像表示装置に関し、特に特殊な装置
や器具等を使用したり装着することなく、画像を立体的
に表示する3次元画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元画像表示装置は、例えば製品設計
においては形状の設計や修正のために必要であり、また
商品の展示においても実物がない場合に商品の形状、大
きさを確認するために仮想的に表示することが必要であ
る。更に、その他には、例えばバーチャルリアリティや
テレビ会議における臨場感通信等のように多くの分野に
おいて必要とされるものである。
【0003】ところで、従来、物体を画像として表示す
る時にはブラウン管、液晶パネルなどの平面的な表示装
置が使われてきた。3次元的な形状をもつ物体を平面的
な表示装置で直接立体的に表示することは不可能なた
め、上方向および側面方向からの投影図を用いて物体を
表現したり、物体の俯瞰図により立体感を与えていた。
しかし、観察者はこれらの図から物体の立体的な形状や
大きさを直感的に把握することは困難であり、実物体を
人間が見るときに得られるような物体の立体的な形状、
大きさの把握を可能とするために、様々な3次元表示方
法が考案されてきた。例えば、大越孝敬著「三次元画像
工学」、増田千尋著「3次元ディスプレイ」、辻内順平
監編著「ホログラフィックディスプレイ」にはこれまで
に考案されてきた種々の物体の3次元表示方法が解説さ
れている。
【0004】これまでに提案されてきた3次元物体表示
方法は大きく、 (1)ステレオ視による方法(眼鏡ありと眼鏡なしがあ
る) (2)MITのBenton らが提案する方法 (3)運動する発光面を用いる方法 (4)ホログラフィを用いる方法 に分けられる。
【0005】(1)の例としては、眼鏡ありの場合には
偏光眼鏡や液晶シャッター付き眼鏡を用いる方法があ
る。また、最近盛んに研究されているヘッドマウントデ
ィスプレイは、目に密着する形で右目画像、左目画像を
与え、ステレオ視を可能とする。また、原理的には眼鏡
ありの場合と同じであるが、眼鏡をつけないで右目画
像、左目画像を与える方法も研究されている。その例と
してはレンチキュラレンズを用いる方法があげられる。
【0006】(2)の方法は、MITのBenton らによ
り提案された方法である(P.St.Hilaire,S.A.Benton,M.
Lucente,M.L.Jepsen,J.Kollin,H.Yoshikawa and J.Unde
rkoffer."Electronic display system for computation
al display",Proc.SPIE Vol.1212(1990)pp.174-18
2)。これは1本のレーザ光を音響光学素子により走査
させ、ガルバノ・ミラー、ポリゴンミラーを用いて立体
画像とするものである。
【0007】(3)の方法は、点光源素子を1枚の平面
板の上に2次元的に配置し、その板を上下または左右方
向に振動させ、各々の位置において物体の断面形状に対
応して各々の点光源を点滅させることにより、残像効果
を用いて物体を3次元中空に表示させる方法である。例
えば、発光面を用いたLEDなどの点発光素子を2次元
状に配置し、これを上下に運動させるとともに物体の形
状に応じてLEDを発光させることにより立体像を得る
方法が亀山らにより提案されている(K.Kameyama,K.Oht
omi and S.Sekimoto:"An interactive volume display
system",TAO first intemational symposium,E-5-2-E-5
-4)。
【0008】(4)の方法は物体からの散乱光と参照光
の干渉縞を記録し、物体情報を記録し再生する方法であ
り、例えば、辻内順平監編著「ホログラフィックディス
プレイ」に詳しく説明されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステレ
オ視による方法は、左右の目の視差を利用して立体感を
得るものであるが、視差による立体感は目からかなり近
い距離の物体に限られる。眼鏡を用いる方法は不自然で
あり目が疲れやすい、複数の観察者により同じ像を見る
ことができないなどの問題を有する。一方、眼鏡なしの
場合には、上記の問題は解決されるが、観察者が動いた
時に追従して左目画像、右目画像を与える方法が複雑な
こと、広い視野にわたって物体の立体感が得られないな
どの問題を有する。
【0010】MITのBenton らが提案する方法は、ガ
ルバノ・ミラー、ポリゴンミラーなどの可動部分があ
り、信頼性が問題になる。また、この方法の最も大きな
問題点は立体像を生成するために音響光学素子を制御す
る電気信号にある。電気信号を高速に生成するために高
速な計算機を用いたり、計算量を減らすなどの工夫がな
されているが、実物大の物体を表示する場合、計算量が
大きくなり、実時間的に物体を表示することは難しい。
【0011】運動する発光面を用いる方法は、現状では
最も実用的な方法である。しかしながら、上下または左
右方向に大きく振動させねばならないため、信頼性の問
題があり、物体像を発光面に送る場合の転送速度の問題
から現状では物体のワイヤフレーム像を表示するにとど
まる。
【0012】ホログラフィを用いる方法は、理想的には
最も望ましいものである。写真乾板を用いたものであれ
ば十分大きな物体を表示でき、カラー表示も可能とな
る。また視点の変化による見え方の変化も自然である。
しかしながら、ホログラム縞の乾板への記録は現像工程
を含むため、存在する物体を実時間的に表示することは
できない。液晶パネルなどを用いて実時間的にホログラ
ム表示をする方法も考えられているが、ホログラム縞の
記録には高い空間周波数の記録が必要であり、液晶パネ
ルで表示可能な画像の空間周波数はホログラム縞の空間
周波数に比べてはるかに低いものである。同様により、
液晶パネルの物理的な大きさの問題から物体の立体感を
得るだけの十分な視野を与えられていない。
【0013】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、特殊な装置や器具を使用した
り装着することなく、人間が普通に物体を見る場合と同
様な立体感を与えることができる3次元画像表示装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の3次元画像表示装置は、画像を立体的に表
示する3次元画像表示装置であって、画像の各点につい
てそれぞれ奥行き距離、その平面上での位置、その点の
色および輝度を含む情報を生成する3次元画像生成手段
と、該3次元画像生成手段で生成された3次元画像をそ
れぞれの奥行き距離毎の断面像に分解するアドレスデコ
ード手段と、奥行き距離毎に断面像を表示する3次元画
像表示手段とを有することを要旨とする。
【0015】また、本発明の3次元画像表示装置は、前
記3次元画像表示手段に表示された3次元物体像におい
て操作者が指示する点の位置を与える3次元画像指示手
段を有することを要旨とする。
【0016】更に、本発明の3次元画像表示装置は、前
記3次元画像表示手段を奥行き方向に振動させる振動手
段を有することを要旨とする。
【0017】本発明の3次元画像表示装置は、前記3次
元画像生成手段が3次元画像で新たに変更された点の情
報だけを前記アドレスデコード手段に供給し、前記アド
レスデコード手段がそれぞれの奥行き距離での断面像に
おいて変更されていない点の情報を付加し、前記3次元
画像表示手段に表示することを要旨とする。
【0018】
【作用】本発明の3次元画像表示装置では、画像の各点
についてそれぞれ奥行き距離、その平面上での位置、そ
の点の色および輝度を含む情報を生成し、この生成され
た3次元画像をそれぞれの奥行き距離毎の断面像に分解
し、奥行き距離毎に断面像を表示する。
【0019】また、本発明の3次元画像表示装置では、
表示された3次元物体像に操作者が指示する点の位置を
与え、該指示点において画像を移動、回転等させること
ができる。
【0020】更に、本発明の3次元画像表示装置は、前
記3次元画像表示手段を奥行き方向に振動させ、滑らか
な立体像を得ることができる。
【0021】本発明の3次元画像表示装置では、3次元
画像で新たに変更された点の情報だけをアドレスデコー
ド手段に供給し、アドレスデコード手段は変更されてい
ない点の情報を付加し、3次元画像表示手段に表示す
る。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0023】図1は、本発明の一実施例に係る3次元画
像表示装置の構成を示すブロック図である。同図に示す
3次元画像表示装置1は、物体の各点についてそれぞれ
奥行き距離とその平面上での位置およびその点の色およ
び輝度などの情報を生成する3次元画像生成手段10
と、生成された画像を奥行き距離ごとの断面像に分解す
るアドレスデコード手段20と、それぞれの奥行き距離
ごとの断面像を表示する3次元画像表示手段30と、表
示された3次元画像において任意の点を指示する3次元
画像指示手段40とを有する。
【0024】このように構成される3次元画像表示装置
では、3次元画像生成手段10により物体像の各点につ
いてそれぞれ奥行き距離とその点の色および輝度などの
情報をもつ3次元画像を生成する。生成された3次元画
像は、アドレスデコード手段20に送られるが、物体の
各点の情報は、奥行き距離ごとの断面像に分解される。
それぞれの断面像は3次元画像表示手段30に表示さ
れ、観察者から見て、特殊な装置や器具を使用したり装
着することなく、人間が普通に見るのと同様に物体を立
体的に表示できる。3次元画像指示手段40は、指示の
ための表示(カーソル)を観察者の意志に応じて3次元
画像表示手段30上を移動させることができ、表示され
た3次元画像の位置を調べたり、表示された物体像を移
動させるなどの操作を可能とする。
【0025】図2は、本発明の他の実施例に係る3次元
画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【0026】図2に示す3次元画像表示装置は、図1に
示した実施例において前記3次元画像表示手段30を奥
行き方向に振動させる振動手段50を設けた点が異なる
のみであり、その他の構成および作用は同じであり、同
じ構成要素には図1と同じ符号が付されている。
【0027】図2の3次元画像表示装置では、振動手段
50によって3次元画像表示手段30を奥行き方向に振
動させることにより、3次元画像表示手段30では表示
できなかった奥行き距離の断面像も表示することがで
き、物体像を奥行き距離方向に滑らかに表示することが
できる。
【0028】更に、3次元画像生成手段10は、3次元
物体像で新たに変更された点の情報だけを生成しアドレ
スデコード手段20へ送出し、アドレスデコード手段2
0はそれぞれの奥行き距離での断面像において変更され
ていない点の情報を付加し、3次元画像表示手段30に
表示することにより3次元画像生成手段10からアドレ
スデコード手段20への情報転送量および転送時間を削
減することが可能となる。
【0029】図3は、本発明の更に他の実施例に係る3
次元画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【0030】同図に示す3次元画像表示装置100は、
3次元画像生成部110、アドレスデコード部120、
3次元画像表示部130、3次元画像ポインタ140を
有する。
【0031】本実施例の3次元画像表示装置100にお
いて表示される物体は、CADなどで設計され計算機上
に形状データが用意されている物体でも実物体であって
もよい。実物体の場合には、3次元物体計測により物体
の3次元的な形状を取得する必要がある。3次元物体計
測には様々な方法があるが、例えば荒木らの方法があげ
られる(荒木和男、清水優、野田貴之、千葉裕二、津田
幸文、池谷和俊、三宮邦夫、五味睦子著「高速・連続3
次元計測システム」、画像工学コンファレンス論文集、
Vol.22 pp.243-246 (1992))。この方法では、スリット
光を物体に照射し、1台のテレビカメラで捉えるが、こ
の時、通常の撮像素子の代わりに1次元PSD(位置検
出素子)を平面状に並べて、物体各点におけるスリット
光の位置のずれを検出し、物体の3次元計測を行うもの
である。この方法と通常のテレビカメラで撮影した物体
表面の各点の色および輝度情報を用いて物体の3次元的
な形状や色および輝度などの情報が得られる。
【0032】また別のものとしては、医療用CTスキャ
ナなどでの画像があるが、この場合は撮影時に物体像は
複数の断面像として得られる。いずれの場合にも、物体
の3次元形状は、各点の奥行き距離とその平面状での位
置により指定され、その点の色および輝度などが該当す
る点に付随する情報となる。
【0033】図4は、本実施例の3次元画像表示装置1
00の原理説明図である。3次元物体において表面およ
びその体積内の点は、奥行き方向の位置とそれに垂直な
平面内の位置により場所が指定される。ここで、複数枚
の平面表示のパネルをそれぞれ同じ間隔だけ離し、平行
になるように置き、それぞれのパネルに物体の断面像を
表示すれば、物体を立体的に表示することができる。
【0034】図4(a)では、パネル1からパネル5ま
での5枚のパネルがそれぞれ同じ間隔だけ離され平行に
置かれ、パネル1にはa、パネル2にはb1,b2、パ
ネル3にはc、パネル4にはd、パネル5にはeの形の
断面像を表示することにより3次元的な物体を体積的に
表示することができる。
【0035】物体をワイヤフレーム画像として表示する
場合には、図4(b)に示すように、a,b1,b2,
c,d,eの縁の部分だけを表示すればよい。また、物
体の表面像だけを表示する場合には、図4(c)のよう
に、パネル1にはa、パネル2には、b1,b2’=
(b2−(b2∩a))(b2からaと重なる領域を差
し引いたもの)、パネル3にはc’=c−(c∩(b1
∪b2’∪a))(cからa,b1,b2’のORをと
った領域でcと重なる領域を差し引いたもの)、パネル
4にはd’=d−(d∩(c’∪b1∪b2’∪a))
(dからc’,b1,b2’,aのORをとった領域で
dと重なる領域を差し引いたもの)、パネル5にはe’
=e−(e∩(d’∪c’∪b1∪b2’∪a))(e
からd’,c’,b1,b2’,aのORをとった領域
でeと重なる領域を差し引いたもの。この場合には該当
する領域はない)を表示すればよい。
【0036】再度、図3に戻り、動作を詳細に説明す
る。
【0037】3次元画像生成部110は、ワークステー
ションやパーソナルコンピュータなどの計算機でよい。
3次元画像生成部110は、3次元画像ポインタ140
によって表示物体に指示された動作(移動、回転、拡大
縮小、変形など)にもとづいて、表示物体を構成する点
について、位置を計算し直すものである。結果として物
体の各点は、新たに計算し直された奥行き距離とその平
面上の位置を持つこととなる。
【0038】図5は、生成された物体の3次元画像表示
用の画像フォーマットの一例である。同図に示す画像フ
ォーマットが一番簡単な例であり、奥行き距離ごとにパ
ネル上に表示する画面(画素情報)が用意される。画素
情報としては、カラーの場合には通常用いられるのと同
様に、各点の色情報(例えば、赤色の階調、青色の階
調、緑色の階調)をとればよい。
【0039】アドレスデコード部120は、アドレスデ
コーダ121、表示制御部122〜126より構成され
る。3次元画像生成部110において生成された3次元
画像はアドレスデコーダ121に送られる。アドレスデ
コーダ121は、奥行き距離をもとに物体の各点の情報
を表示制御部122〜126のいずれに送るかを制御す
る。
【0040】3次元画像表示部130は、白色光源13
1、カラーフィルタ132、偏光板133、液晶パネル
134〜138、偏光板139より構成される。3次元
画像表示部130において、白色光源131から発光さ
れた一様な偏光の光は、カラーフィルタ132、偏光板
133を通り、両面に偏光板を張られていない液晶パネ
ル134〜138を通過する。液晶パネル134〜13
8は、表示される断面像の点の階調に応じて入射光の偏
光変調を行う。
【0041】液晶パネル134,135,136,13
7,138はそれぞれ表示制御部122,123,12
4,125,126により制御され、それぞれの奥行き
距離の断面像が入力される。偏光板139は垂直方向の
偏光を通す偏光板である。液晶パネル134〜138を
透過した光は、偏光板139を通して観察者に観察され
る。液晶パネル134〜138は、それぞれ物理的に奥
行き距離に対応して配置されており、表示された断面像
から立体的な物体像が観察される。
【0042】3次元画像ポインタ140は通常のマウス
であってもよいし、磁気センサやグローブセンサであっ
てもよい。3次元画像ポインタ140で得られる位置に
もとづき、液晶パネル134〜138のうちの該当する
奥行き距離の平面上の該当する点にカーソルが表示さ
れ、表示物体に指示した動作(移動、回転、拡大縮小、
変形など)を行わせるものである。その結果、物体の移
動、回転、拡大縮小、変形などにより生じた物体の形状
の変化は再び3次元画像生成部110において行われ
る。
【0043】図6は、本発明の更に別の実施例に係る3
次元画像表示装置の構成を示すブロック図である。同図
に示す3次元画像表示装置は、図3に示す実施例におい
て前記3次元画像表示部130を奥行き方向に振動させ
る振動台150の上に設けられている点が異なるのみで
あり、その他の構成および作用は同じであり、同じ構成
要素には図3と同じ符号が付されている。
【0044】図7は、本実施例の動作説明図である。隣
り合う液晶パネル間の間隔をhとすると、振動台150
は奥行き方向に±(h/2)だけ3次元画像表示部13
0を振動する。液晶パネルが時刻t1,t2,t3,t
4,t5がそれぞれ図に示すような位置にある場合、液
晶パネルは物体の形状に合わせて時刻t1にはg1、時
刻t2にはg2、およびg2’、時刻t3にはg3、時
刻t4にはg4、時刻t5にはg5の断面像を表示すれ
ばよい。
【0045】上述した図5に示した3次元画像の画像フ
ォーマット例は最も簡単な方法であるが、Nx×Ny画
素の液晶パネルを奥行き方向にnz枚用いる場合、一画
素あたり3バイトの容量を必要とすると、3次元画像生
成部110は、3×Nx×Ny×Nzバイトの画像をア
ドレスデコード部120に転送する必要がある。例えば
液晶パネルの表示に通常のNTSC画像を用い、液晶パ
ネルを1cm間隔で10枚並べたとすると、およそ9メ
ガバイトの画像の転送を必要とする。しかし、3次元物
体像の表示においては、図4(a)のような体積表示を
するとは限らず、図4(b)のようなワイヤーフレーム
画像か図4(c)のような物体表面像を表示することが
多いので、転送する情報量を削減する余地がある。
【0046】図8は、3次元画像の画像フォーマットの
第2の例である。平面上の各画素について、点が存在す
る場合には奥行き画像の数を表示するフィールドを設け
る。もし、該画素が奥行き方向のどの断面像にも存在し
ない場合、本フィールドは0となり、その後の情報表示
フィールドは存在しない。もし1枚あるいは複数枚の奥
行き画像について該当する画素がある場合には、奥行き
画像数は表示され、その後に、奥行き距離およびその色
情報表示フィールドが存在する。このような画像フォー
マットの3次元画像が3次元画像生成部110からアド
レスデコード部120に転送された場合、アドレスデコ
ーダ121は、奥行き距離に応じて各奥行き距離に属す
る点の情報を表示制御部122〜126に転送する。も
し、該画素の情報が転送されなかった場合、表示制御部
は該画素についての色情報をすべて0に設定し、液晶パ
ネルに表示する。
【0047】図9は、3次元画像の画像フォーマットの
第3の例である。物体が図4(c)のように表面像しか
表示されない場合、異なる奥行き距離の断面像は同一画
素を共有することはない。従って、図9に示すように、
各画素について、1つの奥行き距離およびその色情報表
示フィールドをもてばよい。このような画像フォーマッ
トの3次元画像が3次元画像生成部110からアドレス
デコード部120に転送された場合、アドレスデコーダ
121は、奥行き距離に応じて各奥行き距離に属する点
の情報を表示制御部122〜126に転送する。もし、
該画素の情報が転送されなかった場合、表示制御部は該
画素についての色情報をすべて0に設定し、液晶パネル
に表示する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
それぞれの奥行き距離ごとに配置された表示パネルに物
体の断面画像を表示するため、実物体と同様な奥行きお
よび広がりをもった立体画像として表示でき、特殊な装
置や器具を使用したり装着することなく、人間が普通に
見るのと同様に物体の立体的な形状を把握することを可
能とする。
【0049】また、3次元画像表示手段を奥行き方向に
振動させる振動手段をもつことにより、表示パネル間の
間隔の半分の移動量だけ前後に振動するだけで奥行き方
向に滑らかな立体像が得られ、これまでの1枚の発光す
る振動面を用いた場合に比べて振動は少ない幅で済むと
ともにカラーの立体像を表示することを可能とする。
【0050】更に、3次元画像生成部は、3次元物体像
で新たに変更された点の情報だけを生成しアドレスデコ
ード部へ送出し、アドレスデコード部はそれぞれの奥行
き距離での断面像において変更されていない点の情報を
付加し、3次元画像表示部に表示することにより3次元
画像生成部からアドレスデコード部への情報転送量およ
び転送時間を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る3次元画像表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る3次元画像表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の更に他の実施例に係る3次元画像表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す3次元画像表示装置の原理を示す説
明図である。
【図5】3次元画像の画像フォーマットの一例を示す図
である。
【図6】本発明の更に別の実施例に係る3次元画像表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す3次元画像表示装置の動作を示す説
明図である。
【図8】3次元画像の画像フォーマットの他の例を示す
図である。
【図9】3次元画像の画像フォーマットの別の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 3次元画像表示装置 10 3次元画像生成手段 20 アドレスデコード手段 30 3次元画像表示手段 40 3次元画像指示手段 50 振動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を立体的に表示する3次元画像表示
    装置であって、 画像の各点についてそれぞれ奥行き距離、その平面上で
    の位置、その点の色および輝度を含む情報を生成する3
    次元画像生成手段と、 該3次元画像生成手段で生成された3次元画像をそれぞ
    れの奥行き距離毎の断面像に分解するアドレスデコード
    手段と、 奥行き距離毎に断面像を表示する3次元画像表示手段と
    を有することを特徴とする3次元画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記3次元画像表示手段に表示された3
    次元物体像において操作者が指示する点の位置を与える
    3次元画像指示手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の3次元画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記3次元画像表示手段を奥行き方向に
    振動させる振動手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の3次元画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記3次元画像生成手段は、3次元画像
    で新たに変更された点の情報だけを前記アドレスデコー
    ド手段に供給し、前記アドレスデコード手段は、それぞ
    れの奥行き距離での断面像において変更されていない点
    の情報を付加し、前記3次元画像表示手段に表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の3次元画像表示装置。
JP7045286A 1995-03-06 1995-03-06 3次元画像表示装置 Pending JPH08241433A (ja)

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JP7045286A JPH08241433A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 3次元画像表示装置

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JP7045286A JPH08241433A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 3次元画像表示装置

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JP7045286A Pending JPH08241433A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 3次元画像表示装置

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JP (1) JPH08241433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103220142A (zh) * 2011-12-08 2013-07-24 果核数位股份有限公司 利用字元的立体图形进行验证的系统及其方法

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