JPH08235351A - フラクタルコーディング回路 - Google Patents

フラクタルコーディング回路

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JPH08235351A
JPH08235351A JP6005695A JP6005695A JPH08235351A JP H08235351 A JPH08235351 A JP H08235351A JP 6005695 A JP6005695 A JP 6005695A JP 6005695 A JP6005695 A JP 6005695A JP H08235351 A JPH08235351 A JP H08235351A
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adder
delay circuit
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JP6005695A
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Toshihiko Takatani
敏彦 高谷
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニューラルネットワークにおいて、カオス特
性を備え、デジタルデータを扱うのに適し、回路構成を
簡易にできるフラクタルコーディング回路を提供する。 【構成】 アファイン縮小変換を用いた反復関数法をニ
ューラルネットワークの巡回回路モデルで実現するもの
で、出力(xk,yk)から演算処理部の制御部13で乱数
pi を算出し、画素ブロックのブロックサイズにおける
乱数pi 対応の関数Wi をROM12のROMテーブル
から特定し、その関数Wi を用いて(ei+1,pi+1),
(fi+1,pi+1)を次の回路に出力するフラクタルコーデ
ィング回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラクタル画像・音声
等の情報処理に係り、特にカオス特性を備え、簡易な構
成でフラクタル符号化を実現できるフラクタルコーディ
ング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フラクタル理論は、自然界に存
在する幾何構造の複雑さを定義し、これらを記述する方
法論を与えたものである。その意味で、複雑さの生成機
構の一つであるカオス現象とは密接な関係にあり、近
年、フラクタル理論は、マルチメディア等の高度な情報
化社会の中で、画像データに関して、そのフラクタル性
に基づく新しい画像圧縮技術と画像処理/画像認識技術
を発展させつつある。
【0003】ここで、フラクタル画像の情報処理に関し
て、アフィン縮小変換を用いた反復関数法によるフラク
タル画像の生成について説明する。アフィン変換は、以
下の[数1]の数式によって為される変換であり、特定
の図形の縮小変換を移動、回転、拡大又は縮小の組み合
わせで行うと、不変集合の図形が得られるものである。
【0004】
【数1】
【0005】そして、アフィン縮小変換を用いた反復関
数法は、図4の回路モデルで実現でき、直線的な計算で
画像が生成できる。図4は、反復関数システムの巡回回
路モデルの概略を示す説明図である。つまり、図4の回
路モデルが、フラクタルコーディング回路のモデルとな
るものである。
【0006】図4の回路モデルでは、任意の初期値から
始まる全ての系列が同一の不変集合になるという性質を
用いると、非常に多くのプロセッサを備え、同時並列に
動作する並列コンピュータで高速に画像が生成できる。
【0007】つまり、画像の各画素とプロセッサを対応
させ、各プロセッサは、確率付き縮小変換と、点列{x
k,yk }が画素(i,j)に対応する微小領域に落ち込
む点の数C(i,j) の計数を行う。各プロセッサは、変換
結果(xk,yk )の座標に対応するプロセッサアドレス
を求め、プロセッサ間通信により、C(i,j) をカウント
アップする。このようにして、同時並列処理で高速に画
像が生成できる。
【0008】そして、図4の回路モデルは、基本的に、
2つの加算回路Σ1,Σ2 と、2つの遅延演算回路D1,D
2 とを有している。変換結果(xk,yk )を出力するた
めに、加算回路Σ1 には外部から(ei,pi )が入力さ
れ、更に遅延演算回路D1 から(ai,pi )と遅延演算
回路D2 から(bi,pi )が入力されて加算演算され、
変換結果の(xk )が出力される。また、加算回路Σ2
には外部から(fi,pi )が入力され、更に遅延演算回
路D1 から(di,pi )と遅延演算回路D2 から(ci,
pi )が入力されて加算演算され、変換結果の(yk )
が出力されるものである。尚、上記フラクタル画像情報
処理については、オーム社、平成5年10月25日発行
「カオス応用戦略」合原一幸、徳永隆治監修 p98〜
p124に記載されている。
【0009】そして、従来のフラクタル画像の生成の計
算ルールは、画像(M×M)は、画素gi,j から成ると
して、以下の[数2]で表される。1段目の式は、画素
gi,j の画素値を求めたもので、2段目の式は、局所点
密度に対応するCi,j の計数を表したもので、3段目の
式は、選択確率を示したものである。
【0010】
【数2】
【0011】このような[数2]の規定を前提にして、
以下の[数3]のアルゴリズムで、反復回数を大きくと
れば、普遍集合としてのフラクタル画像を生成できるも
のである。
【0012】
【数3】
【0013】そして、図4のモデルを実現するために
は、図5に示すカオスチップが必要とされている。図5
は、カオスチップの構成ブロック図である。カオスチッ
プは、図5に示すように、非線形関数回路と遅延回路か
ら成る非線形遅延要素と、線形関数回路と遅延回路から
成る線形遅延要素と、加算回路から成る加算要素とから
構成されている。尚、上記カオスチップについては、オ
ーム社、平成5年10月25日発行「カオス応用戦略」
合原一幸、徳永隆治監修 p82〜p86に記載されて
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図4に示すモデルを実現するための図5のカオスチ
ップでは、アナログデータ処理には適しているものの、
デジタルデータを扱う場合には適しているとは言えず、
デジタルデータ処理に適したフラクタルコーディング回
路は、一般に回路構成が複雑になってしまい、簡易な回
路構成にできないという問題点があった。
【0015】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、ニューラルネットワークにおいて、カオス特性を備
え、デジタルデータを扱うのに適し、回路構成を簡易に
できるフラクタルコーディング回路を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、第1,2,3,4
の加算回路と、第3の加算回路からの出力を遅延させる
第1の遅延回路と、第4の加算回路からの出力を遅延さ
せる第2の遅延回路とを有し、前記第1の加算回路には
外部から(ei,pi )と前記第2の遅延回路からの出力
が入力され、前記第2の加算回路には外部から(fi,p
i )と前記第1の遅延回路からの出力が入力され、前記
第3の加算回路には第1の加算回路からの出力と前記第
1の遅延回路からの出力が入力され、前記第4の加算回
路には第2の加算回路からの出力と前記第2の遅延回路
からの出力が入力されるフラクタルコーディング回路で
あって、画素ブロックのブロックサイズ毎に乱数pi に
対応した関数Wi を格納する記憶手段と、前記第3,4
の加算回路からの出力を受けて乱数pi を算出し、該当
するブロックサイズにおける前記乱数pi に対応する関
数Wi を前記記憶手段から特定し、前記関数Wi と前記
第3,4の加算回路からの出力を用いて(ei+1,pi+1
),(fi+1,pi+1 )を算出して出力する制御手段と
有する演算処理部を設けたことを特徴としている。
【0017】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、第1,2,3,4の加算回路と、第
3の加算回路からの出力を遅延させる第1の遅延回路
と、第4の加算回路からの出力を遅延させる第2の遅延
回路とを有し、前記第1の加算回路には外部から(ei,
pi )と前記第2の遅延回路からの出力が入力され、前
記第2の加算回路には外部から(fi,pi )と前記第1
の遅延回路からの出力が入力され、前記第3の加算回路
には第1の加算回路からの出力と前記第1の遅延回路か
らの出力が入力され、前記第4の加算回路には第2の加
算回路からの出力と前記第2の遅延回路からの出力が入
力されるフラクタルコーディング回路であって、前記第
3,4の加算回路からの出力を格納する第1の記憶手段
と、前記第1の記憶手段の値をアドレス変換する変換値
を格納するアドレス変換手段と、前記アドレス変換手段
でアドレス変換された値と乱数pi+1 を格納する第2の
記憶手段と、前記第3,4の加算回路からの出力を受け
て乱数pi+1 を算出し、前記アドレス変換手段の値を用
いてアドレス変換して前記第2の記憶手段に(ei+1,p
i+1 ),(fi+1,pi+1 )を出力し、前記第2の記憶手
段から前記(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )を出力
する制御手段とを有する演算処理部を設けたことを特徴
としている。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、演算処理部の制
御手段で乱数pi を算出し、画素ブロックのブロックサ
イズに適応した当該乱数pi に対応の関数Wi を記憶手
段から特定し、関数Wi を用いて(ei+1,pi+1 ),
(fi+1,pi+1 )を算出して出力するフラクタルコーデ
ィング回路としているので、画素ブロックのブロックサ
イズに適した(ei+1,pi+1 )と(fi+1,pi+1 )を次
の回路に供給することができるため、適正にカオス現象
を発生させることができ、また(ei+1,pi+1 )と(f
i+1,pi+1 )をデジタル値で次の回路に出力できるため
デジタル・データを扱うことが可能な回路網となり、回
路構成が簡易なフラクタルコーディング回路を実現する
ことができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、演算処理部
の制御手段で乱数pi+1 を求め、第3,4の加算回路か
らの出力をアドレス変換手段でアドレス変換し、その値
と乱数pi+1 を(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )と
して第2の記憶手段に格納し、その値を出力するフラク
タルコーディング回路としているので、デジタル値の
(ei+1,pi+1 )と(fi+1,pi+1 )を次の回路に供給
することができるため、カオス現象を発生させることが
でき、またデジタル・データを扱うことが可能な回路網
となり、回路構成が簡易なフラクタルコーディング回路
を実現することができる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本発明の一実施例に係るフラクタルコーデ
ィング回路は、アファイン縮小変換を用いた反復関数法
を、ニューラルネットワーク的な巡回回路モデルで実現
するもので、任意の初期値から不変集合を生成するもの
である。
【0021】図4の回路モデルを実現するための、第1
の実施例のフラクタルコーディング回路を図1を使って
説明する。図1は、第1の実施例のフラクタルコーディ
ング回路の構成ブロック図である。尚、ニューラルネッ
トワークにおいて、第1の実施例のフラクタルコーディ
ング回路は複数個用いられるものであって、1つ前の回
路からの出力(ei,pi )と(bi,pi )が入力されて
結果(xk,yk )を出力すると同時に、1つ後の回路に
(ei+1,pi+1 )と(bi+1,pi+1 )を出力するように
なっている。
【0022】第1の実施例のフラクタルコーディング回
路は、図1に示すように、基本的に、加算回路と遅延回
路とから成る部分と、インタフェース部11と、演算処
理部とから構成されている。
【0023】加算回路と遅延回路から成る部分は、(e
i,pi )と(bi,pi )とが入力される加算器(AL
U)1と、(fi,pi )と(di,pi )とが入力される
加算器(ALU)2と、ALU1からの出力と(ai,p
i )とが入力されて加算結果(xk )を出力する加算器
(ALU)3と、ALU2からの出力と(ci,pi )と
が入力されれて加算結果(yk )を出力する加算器(A
LU)4と、(xk )を遅延させてALU2とALU3
に出力する遅延回路のフリップフロップ(DQ)5と、
(yk )を遅延させてALU1とALU4に出力する遅
延回路のフリップフロップ(DQ)6とから構成されて
いる。
【0024】この上記構成におけるALU1,ALU3
が図4の加算器Σ1 に、ALU2,ALU4が図4の加
算器Σ2 に相当し、DQ5が図4の遅延回路D1 に、D
Q6が図4の遅延回路D2 に相当している。
【0025】そして、演算処理部は、ROMテーブルを
有するROM12と、出力結果から乱数を発生させ、当
該乱数に対応するブロックサイズの関数をROMテーブ
ルを参照して発生させる制御部(CPU)13とから構
成されている。そして、CPU13からの出力が次の回
路のインタフェース回路11′に入力されて、(ei+1,
pi+1 )と(fi+1,pi+1 )とが次の回路のALU1′
とALU2′にそれぞれ出力されるものである。また、
本実施例のフラクタルコーディング回路のインタフェー
ス回路11には、1つ前の演算処理部から(ei,pi )
と(fi,pi )とが入力されるものである。
【0026】次に、演算処理部の各部を具体的に説明す
る。ROM12内のROMテーブルは、図2に示すよう
に、画像のブロックサイズをa,b,…,nとすると、
各ブロックサイズ毎に乱数pi に対応する適切なブロッ
クサイズの関数Wi が予め格納されているテーブルであ
る。この関数Wi は、[数3]に示したもので、フラク
タル画像を生成するために用いられるものである。
【0027】制御部(CPU)13は、出力結果を受け
取る度に、C(i,j) =C(i,j) +1を計算して計数Cの
カウントアップを行い、C(i,j) に対する乱数pi を発
生させる。そして、a〜nのブロックサイズの中で現在
のブロックサイズでROMテーブル内のアクセス対象の
テーブルを特定し、発生させた乱数pi に対応するブロ
ックサイズの関数Wi を検索して、当該関数Wi を用い
て演算を行い、次の回路の入力となる(ei+1,pi+1
),(fi+1,pi+1 )を次の回路のインタフェース部
11′に出力するものである。
【0028】また、インタフェース部11は、1つ前の
回路の演算処理部から出力される(ei,pi ),(fi,
pi )をALU1とALU2にそれぞれ出力するもので
ある。
【0029】次に、第1の実施例のフラクタルコーディ
ング回路の動作について図1を使って説明する。まず、
インタフェース部11から出力される(ei,pi )とD
Q6から出力される(bi,pi )とがALU1で加算さ
れてALU3に出力される。同様に、(fi,pi )とD
Q5から出力される(di,pi )とがALU2で加算さ
れてALU4に出力される。
【0030】そして、ALU3で、ALU1からの出力
とDQ5からの出力(ai,pi )とが加算されて(xk
)が出力され、同様に、ALU4で、ALU2からの
出力とDQ6からの出力(ci,pi )とが加算されて
(yk )が出力され、同時に、その(xk ),(yk )
が演算処理部のCPU13に入力される。尚、(xk
),(yk )は、フィードバックされてDQ5,6に
入力され、遅延させた後に各ALUに出力されるもので
ある。
【0031】演算処理部のCPU13では、(xk ),
(yk )の値を受け取ると、計数Cijをカウントアップ
し、カウントアップされた計数Cのiの値から乱数pi
を発生させる。更に、現在の画像のブロックサイズから
ROM12のROMテーブルを参照し、乱数pi に対応
するブロックサイズの関数Wi を特定し、この関数Wi
を用いて[数3]の演算を行って、ブロックサイズに適
応した(xk ),(yk )を求め、この乱数pi をpi+
1 とし、求めた(xk ),(yk )を(ei+1),(fi
+1 )とし、これに乱数pi+1 を付加して(ei+1,pi+1
)と(fi+1,pi+1 )として出力するものである。
【0032】そして次のフラクタルコーディング回路の
インタフェース部11′に出力され、インタフェース部
11′から(ei+1,pi+1 )が次の回路のALU1へ、
(fi+1,pi+1 )が次の回路のALU2に出力されるよ
うになっている。
【0033】第1の実施例のフラクタルコーディング回
路によれば、画素ブロックのブロックサイズに適した乱
数pi に対応するブロックサイズの関数Wi をROM1
2のROMテーブルから求め、この関数Wi を用いて次
の回路のALU1′,2′に出力する(ei+1,pi+1 )
と(fi+1,pi+1 )をデジタル値で算出するようにして
いるので、デジタル・データを扱うことが可能な回路網
となり、画素ブロックのブロックサイズに適した(ei+
1,pi+1 )と(fi+1,pi+1 )を次の回路に供給するこ
とができるため、適正にカオス現象を発生させ、回路構
成が簡易なフラクタルコーディング回路を実現すること
ができる効果がある。
【0034】次に、第2の実施例のフラクタルコーディ
ング回路を図3を使って説明する。図3は、第2の実施
例のフラクタルコーディング回路の構成ブロック図であ
る。第2の実施例のフラクタルコーディング回路は、第
1の実施例のフラクタルコーディング回路とほぼ同様の
構成となっており、相違する点は、演算処理部の構成
で、メモリMAPでアドレス変換した値を(ei+1,pi+
1 ),(fi+1,pi+1)として次の回路に出力する点で
ある。ここで、メモリMAPでアドレス変換するのは、
出力(xk ),(yk )を遅延情報として次の回路の入
力に供給するためである。
【0035】第2の実施例のフラクタルコーディング回
路における特徴部分である演算処理部について説明する
と、演算処理部は、第1のRAM20と、第2のRAM
21と、メモリMAP22と、制御部(CPU)23と
から構成されている。
【0036】第1のRAM20は、ALU3から出力さ
れる(xk )とALU4から出力される(yk )とを一
時的に格納する記憶手段である。ここで、格納される値
は、CPU23で出力(xk ),(yk )を特定のクロ
ックでサンプリングした値となっている。
【0037】メモリMAP22は、第1のRAM20か
ら出力される値についてアドレス変換を行って第2のR
AM21上に当該アドレスが示す位置にその値に格納す
るためのもので、具体的にはCPU23が第1のRAM
20からまず(xk )の値を特定ビット単位で読み取
り、CPU23でカウントされた計数C(i,j) のiの値
で(xk )の第2のRAM21上の格納アドレスを特定
する。同様に、(yk )についても、第2のRAM21
上の格納アドレスを特定する。
【0038】第2のRAM21は、メモリMAP22で
特定されたアドレスに従って出力(xk ),(yk )の
値とCPU23で算出された変数(pi+1 )の値を一時
的に格納する記憶手段である。第2のRAM21に格納
された値がアドレス順に出力されるものである。
【0039】CPU23は、ALU3,4から(xk )
(yk )が入力されると、まず、(xk )(yk )の値
を第1のRAM20に記憶させ、変数(pi+1 )を算出
して、次に第1のRAM20から(xk )の値を読み出
してメモリMAP22で当該値のアドレス変換を行う。
そして、(xk )の値を(ei+1 )とし、変数(pi+1
)を付加して特定されたアドレスに従って第2のRA
M21に(ei+1,pi+1)として格納する。同様に、
(yk )の値についてもアドレス変換を行って(fi+1,
pi+1 )を第2のRAM21に格納する。そして、第2
のRAM21から(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )
の値を読み出して出力するものである。
【0040】そして、出力された(ei+1,pi+1 ),
(fi+1,pi+1 )は、次のフラクタルコーディング回路
のインタフェース部11′に入力され、次のALU1′
に(ei+1,pi+1 )が出力され、次のALU2′に(f
i+1,pi+1 )が出力される。
【0041】このようにして、1のフラクタルコーディ
ング回路に入力された(ei,pi ),(fi,pi )が
(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )に変換されて次の
回路に出力されることになる。
【0042】第2の実施例のフラクタルコーディング回
路によれば、出力(xk ),(yk)を演算処理部でデ
ジタル値の(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )に変換
し、次の回路のインタフェース部11′に出力するよう
にしているので、デジタル・データを扱うことが可能な
回路網となり、(ei+1,pi+1 )と(fi+1,pi+1 )を
次の回路に供給することができるため、カオス現象を発
生させ、回路構成が簡易なフラクタルコーディング回路
を実現することができる効果がある。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、演算処理
部の制御手段で乱数pi を算出し、画素ブロックのブロ
ックサイズに適応した当該乱数pi に対応の関数Wi を
記憶手段から特定し、関数Wi を用いて(ei+1,pi+1
),(fi+1,pi+1 )を算出して出力するフラクタル
コーディング回路としているので、画素ブロックのブロ
ックサイズに適した(ei+1,pi+1 )と(fi+1,pi+1
)を次の回路に供給することができるため、適正にカ
オス現象を発生させることができ、また(ei+1,pi+1
)と(fi+1,pi+1 )をデジタル値で次の回路に出力
できるためデジタル・データを扱うことが可能な回路網
となり、回路構成が簡易なフラクタルコーディング回路
を実現することができる効果がある。
【0044】請求項2記載の発明によれば、演算処理部
の制御手段で乱数pi+1 を求め、第3,4の加算回路か
らの出力をアドレス変換手段でアドレス変換し、その値
と乱数pi+1 を(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )と
して第2の記憶手段に格納し、その値を出力するフラク
タルコーディング回路としているので、デジタル値の
(ei+1,pi+1 )と(fi+1,pi+1 )を次の回路に供給
することができるため、カオス現象を発生させることが
でき、またデジタル・データを扱うことが可能な回路網
となり、回路構成が簡易なフラクタルコーディング回路
を実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフラクタルコーディン
グ回路の構成ブロック図である。
【図2】第1の実施例のROMテーブルの内容説明図で
ある。
【図3】第2の実施例のフラクタルコーディング回路の
構成ブロック図である。
【図4】反復関数システムの巡回回路モデルの概略を示
す説明図である。
【図5】カオスチップの構成ブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3,4…加算器(ALU)、 5,6…フリッ
プフロップ(DQ)、11…インタフェース部、 12
…ROM、 13…制御部(CPU)、 20…第1の
RAM、 21…第2のRAM、 22…メモリMA
P、 23…制御部(CPU)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,2,3,4の加算回路と、第3の
    加算回路からの出力を遅延させる第1の遅延回路と、第
    4の加算回路からの出力を遅延させる第2の遅延回路と
    を有し、前記第1の加算回路には外部から(ei,pi )
    と前記第2の遅延回路からの出力が入力され、前記第2
    の加算回路には外部から(fi,pi )と前記第1の遅延
    回路からの出力が入力され、前記第3の加算回路には第
    1の加算回路からの出力と前記第1の遅延回路からの出
    力が入力され、前記第4の加算回路には第2の加算回路
    からの出力と前記第2の遅延回路からの出力が入力され
    るフラクタルコーディング回路であって、画素ブロック
    のブロックサイズ毎に乱数pi に対応した関数Wi を格
    納する記憶手段と、前記第3,4の加算回路からの出力
    を受けて乱数pi を算出し、該当するブロックサイズに
    おける前記乱数pi に対応する関数Wi を前記記憶手段
    から特定し、前記関数Wi と前記第3,4の加算回路か
    らの出力を用いて(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )
    を算出して出力する制御手段と有する演算処理部を設け
    たことを特徴とするフラクタルコーディング回路。
  2. 【請求項2】 第1,2,3,4の加算回路と、第3の
    加算回路からの出力を遅延させる第1の遅延回路と、第
    4の加算回路からの出力を遅延させる第2の遅延回路と
    を有し、前記第1の加算回路には外部から(ei,pi )
    と前記第2の遅延回路からの出力が入力され、前記第2
    の加算回路には外部から(fi,pi )と前記第1の遅延
    回路からの出力が入力され、前記第3の加算回路には第
    1の加算回路からの出力と前記第1の遅延回路からの出
    力が入力され、前記第4の加算回路には第2の加算回路
    からの出力と前記第2の遅延回路からの出力が入力され
    るフラクタルコーディング回路であって、前記第3,4
    の加算回路からの出力を格納する第1の記憶手段と、前
    記第1の記憶手段の値をアドレス変換する変換値を格納
    するアドレス変換手段と、前記アドレス変換手段でアド
    レス変換された値と乱数pi+1 を格納する第2の記憶手
    段と、前記第3,4の加算回路からの出力を受けて乱数
    pi+1 を算出し、前記アドレス変換手段の値を用いてア
    ドレス変換して前記第2の記憶手段に(ei+1,pi+1
    ),(fi+1,pi+1 )を出力し、前記第2の記憶手段
    から前記(ei+1,pi+1 ),(fi+1,pi+1 )を出力す
    る制御手段とを有する演算処理部を設けたことを特徴と
    するフラクタルコーディング回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8235894B2 (en) 2004-09-02 2012-08-07 Nagaoka University Of Technology Emotional state determination method

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