JPH08224228A - 無侵襲血液成分測定装置 - Google Patents

無侵襲血液成分測定装置

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JPH08224228A
JPH08224228A JP3491795A JP3491795A JPH08224228A JP H08224228 A JPH08224228 A JP H08224228A JP 3491795 A JP3491795 A JP 3491795A JP 3491795 A JP3491795 A JP 3491795A JP H08224228 A JPH08224228 A JP H08224228A
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JP
Japan
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light
sound
living body
blood
measuring device
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Pending
Application number
JP3491795A
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English (en)
Inventor
Yoshio Watanabe
▲吉▼雄 渡辺
Osamu Ozawa
理 小沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】生体表面から測定対象の血管に光を入射する光
入射部2,血管の血中測定成分の濃度情報を含んだ生体
内からの光又は音を生体表面から検知する光又は音検出
部3から成るプローブを一体化した生活用品。 【効果】生体表面に簡便にプローブを装着でき、測定頻
度が高い血中測定成分を無侵襲計測できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無侵襲血液成分測定装置
に係り、特に、装置のプローブを測定対象血管に対して
簡便に生体表面から装着する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】動脈血酸素飽和度を測定するパルスオキ
シメータでは、諏訪邦夫著「パルスオキシメーター」,
中外医学社(1989年)5頁から6頁に記述されてい
るように、指や耳朶などに発光ダイオードとフォトダイ
オードを組み込んだプローブをあてて測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
方法では、測定毎にプローブを生体表面に接触させるた
め、測定頻度が高い血中測定成分では毎回の測定が煩雑
であったり、連続測定が困難であるという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、測定頻度が高い血中測定
成分の情報取得を簡便に行える無侵襲血液成分測定装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は無侵襲血液成分測定装置の構成要素、即ち
生体表面から測定対象の血管に光を入射する光入射部,
該血管の血中測定成分の濃度情報を含んだ生体内からの
光又は音を生体表面から検知する光又は音検出部から成
るプローブを生体表面に接触する生活用品と一体化す
る。さらに、前記プローブを生活用品と着脱可能とす
る。
【0006】
【作用】日常生活において、人は生体表面に接触する生
活用品に多数接している。生活用品とは、生活を営むた
めに生体表面に接触する必要がある品であり、下着,靴
類,椅子,蒲団,洋式トイレなどの生活必需品,イヤリ
ング,指輪などの装飾品,眼鏡,補聴器などの生体機能
支援品の3群に分類できる。腕時計は、現代では基本的
に生活必需品であるが、高価な品は装飾品を兼ねている
ことがあるので、このように複数の分類に属する生活用
品もある。
【0007】このような生活用品に一体化した無侵襲血
液成分測定装置の構成要素である光入射部と光又は音検
出部から成るプローブで、光入射部から測定対象となる
血管の方向に生体表面から光を入射すると、組織を透過
して測定対象の血管に光が到達する。血管の血中測定成
分の濃度情報を含んだ生体内からの光又は音を生体表面
に設置する光又は音検出部で検知することにより、目的
とする血管の血中測定成分の濃度情報を知ることができ
る。使用頻度の低い生活用品の場合は、着脱可能なプロ
ーブを生活用品を変えて使用することにより、測定頻度
が高い血中測定成分の情報取得を簡便に行える。
【0008】測定では、測定部位となる生体が、純組
織、即ち血管を含まない組織と血管からなる二層モデル
と考え、かつ光散乱の生じないランバート・ベールの法
則が成り立つ系と考える。即ち、生体への入射光は血管
と純組織で吸収され、その関係は次式で示されると考え
る。
【0009】
【数1】 A=log10(I0/I)=ΕDbCb+ΕDtCt …(1) ここで、Aは吸光度、I0 は入射光強度、Iは透過光強
度、Εはモル吸光係数、Dは吸収層の厚さ、Cはモル濃
度である。添字はbが血管を、tが純組織を示す。例え
ば、Dbは血管内径、Dtは血管壁厚を含む純組織の厚
さである。光による検出、即ち、生体の透過光又は生体
からの反射光から血管の血中測定成分を検出する場合
は、ランバート・ベールの法則に従って測定する。音に
よる検出、即ち血管の血中測定成分で発生する音を検出
する場合は、沢田嗣郎編「光音響分光法とその応用−P
AS」,学会出版センター(1993年)3頁から29
頁に記述されているように、光音響分光法に従って測定
する。
【0010】本発明のように、プローブを生体表面に接
触する生活用品と一体化すると、簡便に、測定頻度が高
い血中測定成分を無侵襲計測することができる。なお、
使用する光は、生体での透過性に優れる近赤外光を含む
赤外光、即ち780nmから100μmが好ましいが、
他の波長の光であっても実用に供することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の無侵襲血液成分測定装置用プ
ローブと一体化した生活用品の実施例である。生活用品
として、(a)では光入射部2、光又は音検出部3を含
んだイヤリング1、(b)では光入射部2、光又は音検
出部3を含んだ眼鏡耳掛け部4,レンズ保持部5を例示
している。光入射部2、光又は音検出部3から成るプロ
ーブは生体表面に接触する生活用品と一体化している
が、上述の通り、生活用品と着脱可能な構造でもよい。
本実施例の動作については、生体表面に装着した以下の
実施例で述べる。
【0012】図2は本発明の無侵襲血液成分測定装置の
説明図の一実施例である。本図は、イヤリング1,光入
射部2,光又は音検出部3,送受信部10,計測装置1
1から成る無侵襲血液成分測定装置,耳朶12,光又は
音13,無線14で構成される。イヤリング1はその弾
性力で耳朶12に装着する方式である。光又は音検出部
3は、透過光計測ではフォトダイオードや光ファイバの
ような光検出器が、光音響分光法では圧電素子のような
音検出器が使用される。
【0013】本発明の無侵襲血液成分測定装置は次のよ
うに動作する。計測装置11からの制御により、無線1
4でその制御信号を受けた送受信部10からの信号によ
り光入射部2から出射した光は、耳朶12に入射され
る。耳朶12の組織と血管を透過し、血管中の血中測定
成分の濃度情報を含んだ光又は音13が生体表面に伝搬
し、これを光又は音検出部3で検出する。この情報を送
受信部10を経由して無線14で計測装置11に送るこ
とにより、ランバート・ベールの法則や光音響分光法の
原理により、目的とする血管の血中測定成分の濃度情報
を知ることができる。本実施例では無線方式を記載した
が、有線方式であってもよいことは勿論のことである。
使用する光は、生体での透過性に優れる近赤外光を含む
赤外光、即ち780nmから100μmが好ましいが、
他の波長の光であっても実用に供することができる。
【0014】図3は本発明の無侵襲血液成分測定装置の
説明図の他の実施例である。本図は、光入射部2,光又
は音検出部3,眼鏡耳掛け部4,送受信部10,計測装
置11から成る無侵襲血液成分測定装置、無線14,光
15,光又は音16,生体17で構成される。眼鏡はフ
レームの弾性力で生体17に装着する。光又は音検出部
3は、透反射計測ではフォトダイオードや光ファイバの
ような光検出器が、光音響分光法では圧電素子のような
音検出器が使用される。
【0015】本発明の無侵襲血液成分測定装置は次のよ
うに動作する。計測装置11からの制御により、無線1
4でその制御信号を受けた送受信部10からの信号によ
り光入射部2から出射した光15は、生体17に入射さ
れる。生体17を透過した光は血管に到達し、血管中の
血中測定成分の濃度情報を含んだ光又は音16が生体表
面に伝搬し、これを光又は音検出部3で検出する。この
情報を送受信部10を経由して無線14で計測装置11
に送ることにより、ランバート・ベールの法則や光音響
分光法の原理により、目的とする血管の血中測定成分の
濃度情報を知ることができる。本実施例では無線方式を
記載したが、有線方式であってもよいことは勿論であ
る。使用する光は、生体での透過性に優れる近赤外光を
含む赤外光、即ち780nmから100μmが好ましい
が、他の波長の光であっても実用に供することができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、測定頻度が高い血中測
定成分の情報取得を簡便に行える無侵襲血液成分測定装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無侵襲血液成分測定装置用プローブと
一体化した生活用品の実施例の説明図。
【図2】本発明の無侵襲血液成分測定装置の一実施例の
説明図。
【図3】本発明の無侵襲血液成分測定装置の他の実施例
の説明図。
【符号の説明】
2…光入射部、3…光又は音検出部、10…送受信部、
11…計測装置、13,16…光又は音、15…光。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体表面に光を入射して血中測定成分の濃
    度情報を含んだ生体内からの光や音を生体表面から検出
    する無侵襲血液成分測定装置において、生体表面から測
    定対象の血管に光を入射する光入射部,前記血管の血中
    測定成分の濃度情報を含んだ生体内からの光又は音を生
    体表面から検知する光又は音検出部から成るプローブを
    生体表面に接触する生活用品と一体化することを特徴と
    する無侵襲血液成分測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記生体表面に接触す
    る生活用品と一体化する前記プローブは、生活用品と着
    脱可能な無侵襲血液成分測定装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記生体表面に接触す
    る生活用品は、生活を営むために生体表面に接触する必
    要がある品であり、生活必需品,装飾品,生体機能支援
    品である無侵襲血液成分測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記生体
    内からの前記光は近赤外光を含む赤外光であり、前記音
    は光音響効果により生じる音である無侵襲血液成分測定
    装置。
JP3491795A 1995-02-23 1995-02-23 無侵襲血液成分測定装置 Pending JPH08224228A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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