JPH08218214A - 非常用ヘルメット - Google Patents
非常用ヘルメットInfo
- Publication number
- JPH08218214A JPH08218214A JP5962495A JP5962495A JPH08218214A JP H08218214 A JPH08218214 A JP H08218214A JP 5962495 A JP5962495 A JP 5962495A JP 5962495 A JP5962495 A JP 5962495A JP H08218214 A JPH08218214 A JP H08218214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- helmet
- emergency
- radio
- user
- disaster
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- Pending
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- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】災害時必要な諸機能を単品で備えるとともに使
用者の頭部に併せ適宜フィットさせ且つ多量の電池を収
納出来る非常用ヘルメットを提供する。 【構成】外面前部に照明等が埋設され、一方の側部にラ
ジオが内設されるとともに、外面前部から側部にかけて
固着された略U字状の電池収納室が具えられ、エアー注
入時略円筒状に膨張する形状からなるエアーチューブが
内面に敷設される、非常用ヘルメット。
用者の頭部に併せ適宜フィットさせ且つ多量の電池を収
納出来る非常用ヘルメットを提供する。 【構成】外面前部に照明等が埋設され、一方の側部にラ
ジオが内設されるとともに、外面前部から側部にかけて
固着された略U字状の電池収納室が具えられ、エアー注
入時略円筒状に膨張する形状からなるエアーチューブが
内面に敷設される、非常用ヘルメット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震などの災害に対す
る非常用備品として用いられるヘルメットに関する。
る非常用備品として用いられるヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】地震などの災害に対する非常用備品とし
て、現在、ヘルメット、ラジオ、懐中電灯の各備品が周
知である。それは、倒壊した建造物などからもたらされ
る種々の落下物から頭部を保護すること、災害に関す
る、避難場所、交通状況などの諸情報を的確に認識する
こと、夜間はもとより長期間かつ広範囲の停電が予想さ
れる大規模地震においては視野の確保が第一に要求され
ること、などの必要性に基づくものと考えられる。しか
しながら、これらの個々独立した備品は、現実としては
日常生活において各機能に応じ使用されていることが多
く、その場合災害時にこれらを各配置場所から全て手に
することはほぼ不可能である。
て、現在、ヘルメット、ラジオ、懐中電灯の各備品が周
知である。それは、倒壊した建造物などからもたらされ
る種々の落下物から頭部を保護すること、災害に関す
る、避難場所、交通状況などの諸情報を的確に認識する
こと、夜間はもとより長期間かつ広範囲の停電が予想さ
れる大規模地震においては視野の確保が第一に要求され
ること、などの必要性に基づくものと考えられる。しか
しながら、これらの個々独立した備品は、現実としては
日常生活において各機能に応じ使用されていることが多
く、その場合災害時にこれらを各配置場所から全て手に
することはほぼ不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、常々これらの備
品を非常用として一定場所に配置したとしても、災害時
にパニック状態に陥った心理下では複数の備品をもれな
く手にすることは極めて困難であるとともに、それが可
能であったとしても、複数品ゆえに避難行動に際し両手
の自由度を著しく低下させるものである。また、例えば
4人家族の各人がこれを各々手にするには備品数が12
個にも増大するという問題も存する。更に、従来のヘル
メットはその内面すなわち使用者の頭部接触面において
何らかの柔軟素材からなる部材が敷き詰められてはいる
ものの、サイズを調節する機能がないため使用者の多様
な頭部の大きさにきめ細かく対応することは出来ない。
従って、大きすぎるヘルメットは激しい動きを余儀なく
される災害時には使用者の頭部より落ちるおそれがあ
り、一方小さすぎるヘルメットは長期間の避難生活を強
いられる大地震では使用者に多大な苦痛を与えるもので
ある。またラジオ、懐中電灯は非常用備品としての携帯
性を考慮すると電池の収納量は限定され、短期間に情報
及び視野が断絶するおそれがあり、物資の激減する災害
時には黙過出来ない問題となる。
品を非常用として一定場所に配置したとしても、災害時
にパニック状態に陥った心理下では複数の備品をもれな
く手にすることは極めて困難であるとともに、それが可
能であったとしても、複数品ゆえに避難行動に際し両手
の自由度を著しく低下させるものである。また、例えば
4人家族の各人がこれを各々手にするには備品数が12
個にも増大するという問題も存する。更に、従来のヘル
メットはその内面すなわち使用者の頭部接触面において
何らかの柔軟素材からなる部材が敷き詰められてはいる
ものの、サイズを調節する機能がないため使用者の多様
な頭部の大きさにきめ細かく対応することは出来ない。
従って、大きすぎるヘルメットは激しい動きを余儀なく
される災害時には使用者の頭部より落ちるおそれがあ
り、一方小さすぎるヘルメットは長期間の避難生活を強
いられる大地震では使用者に多大な苦痛を与えるもので
ある。またラジオ、懐中電灯は非常用備品としての携帯
性を考慮すると電池の収納量は限定され、短期間に情報
及び視野が断絶するおそれがあり、物資の激減する災害
時には黙過出来ない問題となる。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、ヘルメットにラジオ及び照明灯を付設することに
より災害時必要とされる諸機能を単品で備えることで携
帯可能性及び利便性に頗る優れ、また内面に敷設された
エアーチューブの調節により使用者の頭部に併せ適宜フ
ィットさせることが出来、更にヘルメットの形状に沿っ
て電池を収納させることにより多量の電池を装着出来る
非常用ヘルメットを提供するものである。
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、ヘルメットにラジオ及び照明灯を付設することに
より災害時必要とされる諸機能を単品で備えることで携
帯可能性及び利便性に頗る優れ、また内面に敷設された
エアーチューブの調節により使用者の頭部に併せ適宜フ
ィットさせることが出来、更にヘルメットの形状に沿っ
て電池を収納させることにより多量の電池を装着出来る
非常用ヘルメットを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における非常用ヘルメットは、外面前部に照
明灯が埋設され、一方の側部にラジオが内設されるとと
もに、外面前部から側部にかけて固着された略U字状の
電池収納室が具えられ、エアー注入時略円筒状に膨張す
る形状からなるエアーチューブが内面に敷設される。
に、本発明における非常用ヘルメットは、外面前部に照
明灯が埋設され、一方の側部にラジオが内設されるとと
もに、外面前部から側部にかけて固着された略U字状の
電池収納室が具えられ、エアー注入時略円筒状に膨張す
る形状からなるエアーチューブが内面に敷設される。
【0006】
【作用】上記のような非常用ヘルメットによれば、使用
者が自己の頭部を保護すべく、ヘルメットをかぶりつ
つ、前部照明灯により視野を確保し、側部ラジオにより
情報を絶えず入手することができるため、使用者の両手
の自由を保証し、避難行動に際し俊敏な動作を実現する
ことが可能となる。
者が自己の頭部を保護すべく、ヘルメットをかぶりつ
つ、前部照明灯により視野を確保し、側部ラジオにより
情報を絶えず入手することができるため、使用者の両手
の自由を保証し、避難行動に際し俊敏な動作を実現する
ことが可能となる。
【0007】そして、災害時必要な諸機能を単品で具備
するため災害発生時の携帯可能性を飛躍的に高めること
が可能となる。
するため災害発生時の携帯可能性を飛躍的に高めること
が可能となる。
【0008】またエアー注入ポンプからエアーを適宜送
りこむことによりヘルメット内面に敷設されたエアーチ
ューブを膨張させ、使用者の頭部に対応し安全性かつ快
適性を維持しつつヘルメットを装着することが可能とな
る。
りこむことによりヘルメット内面に敷設されたエアーチ
ューブを膨張させ、使用者の頭部に対応し安全性かつ快
適性を維持しつつヘルメットを装着することが可能とな
る。
【0009】ヘルメットの形状に沿って具えられる電池
収納室の左右先端開口部より、電池装着帯を挿入させる
ことにより、ヘルメットの形状を損なうことなく多量の
電池を装着することが可能となる。
収納室の左右先端開口部より、電池装着帯を挿入させる
ことにより、ヘルメットの形状を損なうことなく多量の
電池を装着することが可能となる。
【0010】
【0011】図1〜図6おいて、ヘルメット本体1は、
例えば硬質合成樹脂、アルミニウムなどの強度性を保持
しうる素材からなり、使用者の頭部及び耳部を広く覆う
形状を有する。側部下方には係止帯6が、後部下方には
保管時に資する止金具7を具える。
例えば硬質合成樹脂、アルミニウムなどの強度性を保持
しうる素材からなり、使用者の頭部及び耳部を広く覆う
形状を有する。側部下方には係止帯6が、後部下方には
保管時に資する止金具7を具える。
【0012】そしてヘルメット外面前部から側部にかけ
て電池収納室2が突設される。該収納室2左右先端にお
いては電池装着帯8を挿入すべく開口部が設けられる。
て電池収納室2が突設される。該収納室2左右先端にお
いては電池装着帯8を挿入すべく開口部が設けられる。
【0013】照明灯3はヘルメット外面前部に埋設さ
れ、該照明灯3露出部は破損度が極めて少ない硬質塩化
ビニールなどからなるとともに、電球の交換を容易にす
べく取外し自在となっている。
れ、該照明灯3露出部は破損度が極めて少ない硬質塩化
ビニールなどからなるとともに、電球の交換を容易にす
べく取外し自在となっている。
【0014】ラジオ4はヘルメット側部の一方に内設さ
れ、その外面に使用者が外側から容易に操作しうるため
電源スイッチ及び周波調整部が露出する。なお、ラジオ
の内設されない他方のヘルメット側部には、使用者が外
部の情報を把握するため開口部9が設けられている。
れ、その外面に使用者が外側から容易に操作しうるため
電源スイッチ及び周波調整部が露出する。なお、ラジオ
の内設されない他方のヘルメット側部には、使用者が外
部の情報を把握するため開口部9が設けられている。
【0015】ヘルメット内面においてはエアー注入時に
略円筒状に膨張する形状からなるエアーチューブ5が敷
設され、例えば内面底部と上部に円状のエアーチューブ
5を敷設し、その両エアーチューブ5に複数本のエアー
チューブ5を連着させる。またエアーチューブ5の一箇
所例えば操作の容易な前部にエアーポンプ10が具えら
れる。
略円筒状に膨張する形状からなるエアーチューブ5が敷
設され、例えば内面底部と上部に円状のエアーチューブ
5を敷設し、その両エアーチューブ5に複数本のエアー
チューブ5を連着させる。またエアーチューブ5の一箇
所例えば操作の容易な前部にエアーポンプ10が具えら
れる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】請求項1の非常用ヘルメットにおいては、
ヘルメットにラジオ、照明灯を付設することにより単品
をもって災害時に必要な諸機能を享受しつつ、使用者の
両手を自由にし、避難行動の際、使用者をして俊敏な動
作を実現することが可能となる。また、単品であるた
め、災害発生時のパニック状況下においてもそれを手に
することが容易となる。更に内面のエアーチューブを調
節することにより使用者の頭部に併せヘルメットをフィ
ットさせることが可能となる。そしてヘルメットの形状
に沿って電池を収納することにより多量の乾電池を装着
することが可能となる。
ヘルメットにラジオ、照明灯を付設することにより単品
をもって災害時に必要な諸機能を享受しつつ、使用者の
両手を自由にし、避難行動の際、使用者をして俊敏な動
作を実現することが可能となる。また、単品であるた
め、災害発生時のパニック状況下においてもそれを手に
することが容易となる。更に内面のエアーチューブを調
節することにより使用者の頭部に併せヘルメットをフィ
ットさせることが可能となる。そしてヘルメットの形状
に沿って電池を収納することにより多量の乾電池を装着
することが可能となる。
【図1】本発明の非常用ヘルメットを示す正面図
【図2】本発明の非常用ヘルメットを示す正面図
【図3】本発明の非常用ヘルメットの内面を示す平面図
【図4】本発明の非常用ヘルメットの上部断面図
【図5】エアーチューブ並びにエアーポンプを示す斜視
図
図
【図6】電池収納室並びに電池装着帯を示す斜視図
1ヘルメット本体 2電池収納室 3照明灯 4ラジオ 5エアーチューブ
Claims (1)
- 【請求項1】外面前部に照明灯を埋設し、一方の側部に
ラジオを内設するとともに、外面前部から側部にかけて
固着された略U字状の電池収納室を具え、エアー注入時
に略円筒状に膨張する形状からなるエアーチューブを内
面に敷設する非常用ヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5962495A JPH08218214A (ja) | 1995-02-11 | 1995-02-11 | 非常用ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5962495A JPH08218214A (ja) | 1995-02-11 | 1995-02-11 | 非常用ヘルメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08218214A true JPH08218214A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=13118592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5962495A Pending JPH08218214A (ja) | 1995-02-11 | 1995-02-11 | 非常用ヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08218214A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6854543B2 (en) * | 2002-11-12 | 2005-02-15 | Daimlerchrysler Corporation | Semicircular battery for a vehicle |
JP2016094676A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 耕司 関本 | ヘルメット |
US10870003B2 (en) | 2005-07-15 | 2020-12-22 | Cochlear Limited | Wearable alarm system for a prosthetic hearing implant |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229427B2 (ja) * | 1981-11-24 | 1990-06-29 | Toyota Motor Co Ltd | |
JPH0556922B2 (ja) * | 1987-09-25 | 1993-08-20 | Minoru Sangyo | |
JP3092728B2 (ja) * | 1990-09-07 | 2000-09-25 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | 組積造用撥水性シロキサン組成物及びその使用方法 |
-
1995
- 1995-02-11 JP JP5962495A patent/JPH08218214A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229427B2 (ja) * | 1981-11-24 | 1990-06-29 | Toyota Motor Co Ltd | |
JPH0556922B2 (ja) * | 1987-09-25 | 1993-08-20 | Minoru Sangyo | |
JP3092728B2 (ja) * | 1990-09-07 | 2000-09-25 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | 組積造用撥水性シロキサン組成物及びその使用方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6854543B2 (en) * | 2002-11-12 | 2005-02-15 | Daimlerchrysler Corporation | Semicircular battery for a vehicle |
US10870003B2 (en) | 2005-07-15 | 2020-12-22 | Cochlear Limited | Wearable alarm system for a prosthetic hearing implant |
JP2016094676A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 耕司 関本 | ヘルメット |
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