JPH0820926B2 - タツチパネル - Google Patents

タツチパネル

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JPH0820926B2
JPH0820926B2 JP12519587A JP12519587A JPH0820926B2 JP H0820926 B2 JPH0820926 B2 JP H0820926B2 JP 12519587 A JP12519587 A JP 12519587A JP 12519587 A JP12519587 A JP 12519587A JP H0820926 B2 JPH0820926 B2 JP H0820926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 表示装置の画面に取りつけて表示像の一部の上に指で
触れ、該像の座標入力をする透明なタッチパネルの表面
に凹凸をもたらす摩耗し難い透明微粒子4を固着するこ
とによって、タッチパネルとしての入力変化を起こしな
がら該粒子の下に介在する入力媒体を指の直接接触によ
る摩耗から守るパネル構造である。
〔産業上の利用分野〕
本発明はコンピュータなどの情報処理装置に対話形式
で情報を入力する道具となるタッチパネルの改良に関す
るものである。タッチパネルは表示装置の表示面に装着
して、表示された複数の入力項目を見ながら操作者が情
報処理装置に入力したいと望むデータ(表示項目)をそ
の表示座標でコンピュータに伝えることを実行する。
換言すると本装置は一つの座標入力装置であるが、文
字、図形単位の少し粗いものを入力するもので、タッチ
パネルまたは指タッチパネルと呼ばれることが多い。単
位座標毎のより精密な入力を行うものを、タブレットま
たは座標入力装置などと称している場合がある。
〔従来の技術〕
指タッチパネルの動作原理には、本発明の人体容量を
利用するものや、人体抵抗を利用するもの、人体に誘導
するハムを利用するものの他に、縦横に形成したマトリ
クス状の電極の指による押圧接触で座標を知るスイッチ
マトリクス方式、押圧接触した抵抗シートの抵抗値から
座標を知る抵抗シート法、座標に対応する光ビームや音
を遮断または反射することで指定座標を知る光および音
による方法、その他接触指圧力から座標を知る方法も考
えられている。
本発明の一例として人体容量を利用する従来法を述べ
ると、表示装置の表示面に取りつける人体容量センサと
しては、第3図従来のタッチパネル断面図、および第4
図タッチパネル駆動方式例のタッチパネル部に示すよう
な構造を持っている。すなわち基板1となる透明な板、
例えばガラス板の上に、透明な低抵抗電極材料、例えば
酸化インジウム(In2O3)や酸化錫(SnO2)、あるいは
前記それぞれが混合したインジウム錫酸化物(ITO)層
よりなる均一な抵抗率を持った数百オングストローム厚
さの透明導電層2を形成し、矩形をしたタッチパネルの
場合、4辺に対応して該導電層2に4つの容量測定電極
T1〜T4を設け、該電極からの信号線を測定辺選択手段S
にそれぞれ接続する。上記導電層2の上に容量を形成す
るための誘電体層3として数千オングストローム厚の二
酸化珪素膜あるいはアルミナ膜を蒸着、スパッタ、浸
漬、CVD等のいずれかの方法で形成する。
このようにして作った指タッチパネルPを表示装置の
表示面に取りつけ、第4図に示す測定辺選択手段S、容
量変化測定手段C、座標演算手段A、記憶手段M、座標
データ出力手段Oと接続し、タッチパネルP上の指の位
置の座標を検出することができる。
詳述すると容量変化測定手段CはタッチパネルPから
の信号を受けて測定処理するだけでなく、座標測定に必
要なタッチパネルに加える原信号をも発信している。す
なわち負荷容量で変わる特定の周波数の発振波形が測定
辺選択手段Sを経由してタッチパネルの測定電極T1〜T4
に測定の必要に応じて印加されている。いま表示されて
いるメニュー等の表示内容に本タッチパネルPの上から
指で触れると、指で接続された人間の対地容量がタッチ
パネルの面抵抗を介して測定電極T1〜T4に加わり、その
結果変化した発振周波数信号が測定辺選択手段Sを経由
する。容量変化測定手段Cにおいて、タッチパネルPの
各辺の測定電極T1〜T4に伝わった容量変化を測定する。
その測定された信号は、座標演算手段Aに入力すると共
に特定の定数や以前の演算結果を記憶した記憶手段Mを
参照することによって容量−座標間の自然関係から各辺
の座標データを演算して出力手段Oから出力する。
このようにしてタッチした位置の座標が測定され、出
力されていたがその際、タッチパネルの入力媒体面の摩
耗寿命が問題となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このタッチ式入力パネル方式はデバイスの電極構造が
単純で作り易く好ましい。しかし実用上、同じ場所を何
度も指で触れて使う場合が多く出現し、指による接触を
繰り返すうちに良く使う場所の透明誘電体層3が偏摩耗
してしまうことや、それによって露出した低抵抗導電層
2の摩耗劣化を起こすことがあることおよび、摩耗した
透明誘電体層3の隣接部分が剥離をおこし入力座標値が
不正確になることがある。そこで本発明は透明誘電体層
3の偏摩耗を無くし測定媒体の長寿命化を図ることを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はタッチパネル表面に透視性を妨げない複数の
ガラス微粒子4の付着部分を設け、該微粒子4の付着部
分以外は凸部間の谷間であって、指の皮膚が触れ得ない
凹部となるように透明誘電体層3、透明低抵抗導電層2
などを作成する。
〔作 用〕
指が触れ得ない谷部にある透明誘電体層3、透明低抵
抗導電層2などの入力媒体は指タッチ等による摩耗から
保護されて寿命の長いタッチパネルが実現する。しか
も、このガラス微粒子4は大きな誘電率(比誘電率が10
程度)を有しているので透明誘電体層3と共に容量層を
形成する。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明の複数の実施例を説明する。
第1図は本発明のタッチパネルの断面図の一例であ
り、第2図はもう一つの実施例としてのタッチパネル断
面図である。
(1) 第1図に示す例では、透明なガラス基板1上に
低抵抗導電層2として従来法で述べたITOを厚さ数百オ
ングストロームに均一に付着させる。そしてその低抵抗
導電層2の電極端子として、該基板1の4辺に測定電極
T1〜T4を形成する。その測定電極T1〜T4を避けた上部位
置に指の接触で容量変化をもたらす誘電体層3として二
酸化珪素(SiO2)またはアルミナ(Al2O3)を数千オン
グストローム厚さに付着させる。その上にガラス材料を
スプレーで塗布し、これによって微粒状に付着したガラ
スを所定温度で焼き固めると、数百オングストロームか
ら数ミクロン程度の直径を持った粒が誘電体層3の表面
に強固に固着する。このようにすると、光学的には従来
通り表示情報を透視出来るばかりでなく、指触しても力
のかかる所は微粒子の表面上だけとなり、微粒子間の谷
状部分にある誘電体層3には指が触れず、もし触れたに
しても極めて緩い力となるので前記入力媒体の磨耗が激
減する。しかも、この透明微粒子層4は誘電率が大きく
誘電体層3と同様に容量層としても作用するので容量方
式のタッチパネルの特性を劣化させず、入力感度を低下
させない効果がある。
(2) 第2図に示す例は最初に透明なガラス基板1上
に低抵抗導電層2としてITOを厚さ数百オングストロー
ムに均一に付着させ、その上に透明誘電体層3を形成す
る前に微粒子4による粗面を作るべく、ガラス材料をス
プレーで塗布し、所定温度で焼き固め、透明微粒子4で
凸凹となった粗面を作る。その上に誘電体層3として二
酸化珪素やアルミナ等を用いて、微粒子4を覆うと共に
透明微粒子4の間を埋める約数千オングストローム厚の
透明誘電体層3を形成する。
この方法においても指先の軽いタッチによって新しい
タッチパネル装置を完全に動作させることができる。す
なわち指に触れる微粒子表面だけで接触力を受けとめ、
谷状部分に蔭となった誘電体層3および低抵抗導電層2
の摩耗を防止することができる。しかも、この透明微粒
子4は誘電率が大きく誘電体層3と同様に容量層として
も作用するので容量方式のタッチパネルの特性を劣化さ
せず、入力感度を低下させない効果がある。
(3) また透明なガラス基板1上に、最初にガラス材
料をスプレーで塗布し、焼き固めて直径1ミクロンオー
ダのガラス塊粒からなる透明微粒子の層4を作り、その
上から低抵抗導電層2としてITOを厚さ数百オングスト
ロームに付着させる。その上に誘電体層3として二酸化
珪素を数千オングストローム付着させても良く、この順
序に製作しても良好に働くタッチパネルPが形成でき
る。このパネルも指の接触による摩耗は透明微粒子4の
付着入力媒体膜を含めた外部表面に限定され、接触を受
けない粒子間の谷部の範囲は始めのままの抵抗値に保た
れる。
なお以上の実施例は共通の低抵抗導電層2を電極パッ
ドとしたタッチパネルに本発明を適用した例について述
べたものであるが、他に電極パッドを分割してマトリク
ス配列などの所定形状に配置したタッチパネルにも同様
に適用できるほか、指で直接タッチする代わりに導電ペ
ンなどで所望位置を接触し指示する形式のタッチパネル
にも同様に適用し良い結果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明のタッチパネルによれば、使
用者の指がいかに何度もパネルに接触しようとも、固形
ガラス微粒子が形成する粗面の前記微粒子頂部だけが接
触するため、微粒子頂部以外の入力媒体、誘電体層3お
よび低抵抗導電層2は摩耗から逃れ、タッチパネルとし
ての機能を損なうことなく、寿命の長いパネルとなる。
また、この微粒子層4は大きな誘電率を持つガラス材料
で形成するので誘電体層3と結合した場合、誘電体層3
と同様に容量層としての機能を維持することができ容量
方式のタッチパネルの特性を劣化させない、つまり入力
感度を低下させることがない。
しかも粗面を形成する粒子は、該面からの平行反射光
をランダムな方向に散乱させるので、往々にしてある光
沢面からの特定方向からの強い反射像が見えたりするこ
とがなく、目的の表示装置が示す真の像を透過して確実
に見ることができる。この効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のタッチパネル断面図、 第2図は本発明のタッチパネル断面図のもう一つの例、 第3図は従来のタッチパネルの断面図、 第4図はタッチパネル駆動方式の一例説明図である。 第1図において、 1は透明基板、 2は低抵抗導電層、 3は誘電体層、 4は突起を与える透明微粒子である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明導電層を透明誘電体層で被覆し、該透
    明誘電体層に対する接触を容量変化として検出するタッ
    チパネルにおいて、 操作者が接触する二酸化珪素膜またはアルミナ膜よりな
    る透明誘電体層の上面または下面に、微粒子状の透明ガ
    ラス材料を融着して透明微粒子層を設けたことを特徴と
    するタッチパネル。
  2. 【請求項2】前記透明微粒子層が塗布された微粒子状の
    ガラス材料を所定温度で焼き固めた融着体よりなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載したタッチパ
    ネル。
JP12519587A 1987-05-21 1987-05-21 タツチパネル Expired - Fee Related JPH0820926B2 (ja)

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JPS63289632A JPS63289632A (ja) 1988-11-28
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