JPH0820660B2 - カメラのための情報又はモード設定装置 - Google Patents

カメラのための情報又はモード設定装置

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JPH0820660B2
JPH0820660B2 JP1036919A JP3691989A JPH0820660B2 JP H0820660 B2 JPH0820660 B2 JP H0820660B2 JP 1036919 A JP1036919 A JP 1036919A JP 3691989 A JP3691989 A JP 3691989A JP H0820660 B2 JPH0820660 B2 JP H0820660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オートブラケツト機能を備えたカメラの操
作性の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
露出を自動的にずらしながら複数枚の写真撮影を行
う、いわゆるオートブラケツト機能を備えたカメラはす
でに知られている。従来この種のカメラにおいて、例え
ばシヤツター優先モード時におけるオートブラケツト撮
影ではシヤツター速度を固定して絞り値を変化させなが
らブラケツト撮影を行い、又、絞り優先モード時におけ
るオートブラケツト撮影では絞り値を固定してシヤツタ
ー速度を変化させながらブラケツト撮影を行っている。
そして、マニアル露出モード時のオートブラケツト撮影
ではシヤツター速度又は絞り値のどちらか一方を固定
し、どちらか他方を変化させている。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
マニアル露出のオートブラケツト撮影では上記如く絞
り値固定でシヤツター速度を変化させる撮影モードしか
備えていないものや或は逆にシヤツター速度固定で絞り
値を変化させる撮影モードしか備えていないものが一般
的であり、撮影者の好みに応じて絞り又はシヤツター速
度の一方を変化させることが出来なかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記事項に鑑みなされたもので、カメラにマ
ニアル露出モード時の機能切換え用の操作部材を有し、
ユーザーがその操作部材を操作することによって、前も
ってマニアル露出時のオートブラケツト機能を絞り値固
定でシヤツター速度変化とするか、シヤツター速度固定
で絞り値変化とするかを選択できるようにしたことで上
記した従来カメラの欠点を除去するものである。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例の電気回路構成を示し、第
2図,第3図,第4図にそのフローチヤートを示す。
又、第5図に第1図図示実施例を具体化した装置を内
蔵したカメラを正面から見た時の各操作部材の配置を、
第6図に上方から見た時の各操作部材の配置を、第7図
に裏面から見た時の各操作部材の配置を、それぞれ示
す。第5図〜第7図において、1はレリーズ釦、2は連
写(C)或は単写(S)のうちのいずれかの撮影モード
を選択する操作レバー、3はセルフタイマ選択用の操作
レバー、4はシヤツター優先(Tv)、絞り優先(Av)、
或いはマニアル(M)のいずれかの露出モードを選択す
る露出モード選択つまみ、5はシヤツター秒時、絞り値
或いはオートブラケツト撮影時の露出段数情報(例えば
0.5段或いは1段毎の情報)等を設定する場合に使用す
る、例えば互いに90度位相の異なる2ビツトの導電パタ
ーンとブラシが配設されたいわゆる電子ダイアル、swM
は通常は絞り値設定用スイツチとして機能し、マニアル
露出モード時に該スイツチswMを押して前記ダイアル5
の操作を行うことにより絞り値を変更させることができ
る。しかし本願によるカメラではこのswMの機能を変更
してマニアル露出モード時にswMを押してダイアル5の
操作を行うことによりシヤツター速度を変更させること
が可能である。詳しくは後で述べる。6は使用頻度の少
ないスイツチ類を収納している収納部7のスイツチ蓋、
swAEBは前記収納部7に収納されているオートブラケツ
トスイツチ、swMEは同じく前記収納部7に収納されてい
る多重撮影スイツチである。
swCOMPは露出補正設定用スイツチで、露出補正を設定
する時に、該スイツチswCOMPを押しながら前記ダイアル
5の操作を行うことにより、露出補正値を設定又は変更
することができる。swMNはマニアル・モード時のカメラ
の機能・操作性をユーザーが好みに応じて変更するため
の操作部材である。このスイツチの操作方法及びカメラ
の機能・操作性の変更内容については後述する。
続いて第1図について説明する。
第1図は一連の動作制御を行うものとしてマイクロコ
ンピユータCOMが使用された具体例の電気回路を示すも
のである。
受光素子SPCは被写体からの反射光を受光し、受光信
号を帰還回路に圧縮ダイオードD1が接続された高入力イ
ンピーダンスの演算増幅器OP1へ出力する。演算増幅器O
P1は対数圧縮された被写体輝度情報Bvを抵抗R1を介して
出力する。定電圧源VG1に接続される可変抵抗VR1はフイ
ルム感度情報Svを出力する。帰還回路に抵抗R2が接続さ
れた演算増幅器OP2は、測光情報Ev=(Bv+Sv)を演算
し、出力する。測光情報EvはA/DコンバータADCにより4
ビツトのデイジタル値に変換され、マイクロコンピユー
タCOMの入力ポートPG0〜PG3に入力される。
前記ダイアル5が操作されると、そのクリツク数に応
じた数がダイアルインターフエース回路DIFにて計数さ
れ、その値は4ビツトの情報に変換され、マイクロコン
ピユータCOMの入力ポートPH0〜PH3へ入力される。ダイ
アルインターフエース回路DIF内の情報はパルス信号が
マイクロコンピユータCOMの出力ポートPE3より入力され
ることによりリセツトする。前記露出モード選択つまみ
4によりいずれのモードが選択されるかで2連の露出モ
ードスイツチswSELがオンオフし、選択された露出モー
ドに応じた2ビツトの情報がマイクロコンピユータCOM
の入力ポートPP0〜PP1へ入力される。
カメラに電池BATが装填されると、マイクロコンピユ
ータCOM及び表示系のデコーダTD,AD,FD,CD並びにダイア
ルインターフエース回路DIF等に電源Vbatが供給され
る。又前記レリーズ釦1の第1ストロークによって、入
力ポートPA0に接続された第1ストロークスイツチsw1が
オンになると、出力ポートPFの電位がハイレベルになる
ので、インバータINV及び抵抗R3によりトランジスタTRb
atがオンとなり、電源Vbatからの電圧が電源Vccとして
測光用の演算増幅器OP1,OP2等比較的電力を多く消費す
る回路に供給される。
マイクロコンピユータCOMの入力ポートPA1〜13には、
レリーズ釦1の第2ストロークによりオンとなる第2ス
トロークスイツチsw2、ミラーアツプでオフ、ミラーダ
ウンでオンとなるミラーアツプスイツチswMRUP、機械的
チヤージが完了することによりオンとなるチヤージ完了
検知スイツチswCGE、フイルム1駒の給送が完了する毎
にオンとなるフイルムスイツチswFLM、後幕走行完了で
オンとなる後幕スイツチswCN2、前記操作レバー3によ
りセルフタイマーがセツトされることによりオンとなる
セルフスイツチswSELF、前記操作レバー5により例えば
連写モードが選択されることによりオン、単写モードが
選択されることによりオフとなるスイツチswCS、前記絞
り値設定用スイツチswM、前記スイツチ蓋6が閉じてい
る時にはオフ、開かれることでオンとなるスイツチswSE
T、前記多重撮影スイツチswME、前記オートブラケツト
スイツチswAEB、前記露出補正設定用スイツチswCOMP及
び前記マニアル時機能変更用スイツチswMNがそれぞれ接
続される。
出力ポートPE0〜PE2には抵抗R10〜12を介してトラン
ジスタTR0〜TR2のベースが接続され、トランジスタTR0
〜TR2は、第1緊定マグネツトMG0、先幕を走行させる先
幕マグネツトMG1、後幕を走行させる後幕マグネツトMG2
の通電を、それぞれ制御する。また出力ポートPD,PC,PB
には抵抗R13〜15を介してトランジスタTR3〜5のベース
が接続され、トランジスタTR3はチヤージ用モータMDの
駆動を、トランジスタTR4は巻戻し用モータMCの駆動
を、トランジスタTR5はフイルムの巻上げを高速度にて
行う巻上げ用モータMDの駆動を、それぞれ制御する。
出力ポートPTDからはマイクロコンピユータCOM内のシ
ヤツター秒時情報用レジスタRGTvの内容がデコーダTDへ
出力され、デコーダTDはその内容をシヤツター秒時表示
用の信号に変換し、接続される液晶等で構成された表示
器SEG1へ該信号を出力する。
出力ポートPFL,PAEBからは“1"(ハイレベルを意味す
る)又は“0"(ローレベルを意味する)の信号がデコー
ダADへ出力され、デコーダADは出力ポートPFLから“1"
の信号が入力された場合は、接続される液晶等で構成さ
れた表示器SEG2へオートブラケツトマーク点滅表示用の
信号を出力する。出力ポートPAEBから“1"の信号が入力
された場合は、表示器SEG2へオートブラケツトマーク表
示用の信号を出力する。
出力ポートPMEからは“1"又は“0"の信号が液晶等で
構成された表示器SEG4へ出力され、表示器SEG4は“1"の
信号が入力された場合は多重撮影マーク表示を行う。
出力ポートPFDからは、マイクロコンピユータCOM内の
絞り値情報用レジスタRGAvの内容又は多重枚数情報用レ
ジスタRGMEの内容がデコーダFDへ出力され、出力ポート
PBDからは、AEBステツプ表示用レジスタRGAEBDの内容が
やはりデコーダFDとデコーダCDへと出力される。一方、
出力ポートPCDからは、マイクロコンピユータCOM内の露
出補正値表示用レジスタPGCOMPDの内容がデコーダCDへ
と出力される。デコーダFDは接続される液晶等で構成さ
れた表示器SEG5へ前記各内容に相当する数値表示用の信
号を出力し、一方デコーダCDは接続される液晶等で構成
された表示器SEG6へ前記各内容に対応するバーグラフ表
示用の信号を出力する。
出力ポートPAVからはマイクロコンピユータCOM内の絞
り値情報用レジスタRGAvの内容が絞り制御用ドライブ回
路DAVへ出力される。絞り制御用ドライブ回路DAVは接続
される駆動用アクチユエータCAV、例えばステツピング
モータ等へ実絞り情報に変換した情報を出力し、これを
駆動して適正な絞り制御を行う。
尚、マイクロコンピユータCOMには書き換え可能な不
輝発性メモリEEPROMが内蔵されている。
次にマイクロコンピユータCOMの動作を第2図〜第4
図のフローチヤートにより説明する。
カメラに電池BATが装填され、電源Vbatが発生するこ
とによりマイクロコンピユータCOMは第2図のフローチ
ヤートのスタートからの動作を開始する。
[ステツプ1]仮りに撮影者によりレリーズ釦1の第1
ストロークのみが行われ、第1ストロークスイツチsw1
のオン信号が入力ポートPA0に入力されると、ステツプ
2へ進む。
[ステツプ2]出力ポートPFから“1"の信号を出力し、
トランジスタTRbatをオンにして電源Vccを各部に供給さ
せる。次いで測光タイマをスタートさせる。該測光タイ
マは第1ストロークスイツチsw1のオフ信号入力から所
定時間電源Vccを継続して供給させておくためのもの
で、これにより撮影者はレリーズ釦1から手を離しても
所定時間は測光状態を確認でき、露出モード選択つまみ
4で表示を見ながら所定情報の変更を行うことが可能と
なる。尚、この構成はマイクロコンピユータCOMに内蔵
されているハードウエアタイマによつて簡単に行うこと
ができる。
[ステツプ15]シヤツター速度情報スタツク用レジスタ
RGTvSの内容をシヤツター速度情報用レジスタRGTvに、
絞り値情報スタツク用レジスタRGAvSの内容を絞り値情
報用レジスタRGAvにそれぞれ格納する。これはマニアル
モード時にオート・ブラケツト撮影が行われた場合にシ
ヤツター速度又は絞り値が設定値よりずらされた値でレ
ジスタRGTv又はRGAvに格納されているのを元の設定値に
戻すためである。
[ステツプ3]A/DコンバータADCにより4ビツトのデイ
ジタル値に変換された測光情報Evを内部のレジスタRGEv
に記憶させ、ステツプ16へ進む。
[ステツプ16]レジスタRGEvに記憶させた測光情報Ev
に、レジスタRGCOMPに格納されているデイジタル値の露
正補正情報を加算して露出補正情報を含んだ新たな測光
情報EvとしてレジスタRGEvに記憶する。尚、露出補正情
報の入力についてはステツプ164〜166で行われるので詳
細については後述する。次にステツプ4へ進む。
[ステツプ4]入力ポートPP0,PP1の入力状態よりシヤ
ツター優先モードが設定されているか否かの判別を行
う。今、シヤツター優先モードが設定されているとすれ
ば、ステツプ5へ進む。
[ステツプ5]レジスタRGEvの内容から、ダイアル5の
操作によつて設定された情報を記憶しているシヤツター
情報用レジスタRGTvの内容を減算し、その結果(絞り情
報Av)を絞り情報用レジスタRGAvに記憶させる。尚、マ
イクロコンピユータCOM内の全レジスタの内容は電池BAT
が装填されている間は保持されているものとする。又、
電池BATを最初に装填した場合は、使用頻度の高い値、
例えば1/125秒なる情報が初期設定されているものとす
る。
[ステツプ6]オートブラケツトの露出段数情報を記憶
しているレジスタRGAEBの内容を絞りのブラケツト段数
用レジスタRGBAvに記憶させる。又シヤツターのブラケ
ツト段数用レジスタRGBTvの内容を零(0)にする。
[ステツプ7]オートブラケツトモードが設定されてい
るか否かを示すフラグFAEBの状態を判別する。今、オー
トブラケツトモードが設定されていないとすると、ステ
ツプ8へ進む。
[ステツプ8]多重撮影モードが設定されているか否か
を示すフラグFMEの状態を判別する。今、多重撮影モー
ドが設定されていないとすると、ステツプ9へ進む。
[ステツプ9]オートブラケツトスイツチswAEBが操作
されたか否かを示すフラグFsABを0にリセツトする。
又、多重撮影スイツチswMEが操作されたか否かを示すフ
ラグFsMEを0にリセツトする。
[ステツプ10]絞り情報用レジスタRGAvの内容を出力ポ
ートPFDより、又、シヤツタ情報用レジスタRGTvの内容
を出力ポートPTDより、それぞれ出力する。これによ
り、表示器SEG5には演算により求められた絞り値が、表
示器SEG1には設定されたシヤツター秒時が、それぞれ表
示される。ステツプ160へ進む。
[ステツプ160]露出補正値表示用レジスタRGCOMPDの内
容を出力ポートPCDより、又、オートブラケツト段数表
示用レジスタRGAEBDの内容を出力ポートPBDよりそれぞ
れ出力する。尚、マイクロコンピユータCOMが電池BATを
装填された直後であればRGCOMP,RGAEB,RGCOMPD,RGAEBD,
RGAEBNの各レジスタはそれぞれオール0にイニシアルセ
ツトされていて、オートブラケツト並びに露出補正の設
定はないものとする。
出力ポートPCD及びPBDの出力によつてデコーダCDは露
出補正値及びオートブラケツト段数値に対応した出力を
してSEG6の表示を行うが、ここでデコーダCDの動作につ
いて説明する。第8図(a)はデコーダCDと表示器SEG6
の基本的構成を示したもので、図中破線で囲んだ部分が
デコーダCDで、内部はデータ変換部DECとセグメントド
ライバーDR0〜DR16とによって構成されている。データ
変換部DECにはマイクロコンピユータCOMの出力ポートPC
D及びPBDよりデータを受けとるデータ入力端子が備わっ
ているが、ここでは一例として露出補正段数を表わすデ
ータとAEB設定段数を表わすデータとをそれぞれ第8図
(b)及び第8図(c)に示すような5ビツト及び3ビ
ツトのデータで表わすこととし、露出補正表示用データ
が出力される出力ポートPCDよりデータを受けとるデー
タ入力端子としてC0〜C4の5本、AEBステツプ表示用デ
ータが出力される出力ポートPBDよりデータを受けとる
データ入力端子としてA0〜A2の3本の合計8本のデータ
入力端子がある。DECにおいて該データ入力端子C0〜C4
及びA0〜A2に入力されたデータに従って変換された表示
用データはデータ出力端子D0〜D16に出力されて表示セ
グメント用ドライバであるDR0〜DR16にそれぞれ入力さ
れて、ドライバDR0〜DR16はSEG6内の各セグメントSEG60
0〜SEG616をそれぞれ独立に駆動し表示を行う。ここで
はD0〜D16のうち“H"レベルが出力された端子について
対応するセグメント、例えばD0が“H"ならばSEG600が、
D8が“H"ならばSEG608が点灯する。データ変換部DECは
例えば第9図に示すようなAND-ORデコーダで構成するこ
とができ、データ変換の例としてC4=C3=C2=C1=C0=
0,A2=A1=A0=0の場合はD8出力のみが“H"となり、D0
〜D7及びD9〜D16の各出力は“L"となり、又、C4=C3=C
2=1,C1=C0=0(露出補正段数が−2.0)でA2=1,A1=
A0=0(AEBステツプが2.0)の場合はD0,D4,D8の3出力
が“H"となり、他の出力は“L"となるものである。
ステツプ160の説明に戻ると、ここではAEBの設定もな
く、露出補正の設定もないことを想定しているのでRGAE
BD=000,RGCOMPD=00000で、この値が出力ポートPBD及
びPCDにそれぞれ出力されたためにデータ変換部DECの入
力A2〜A0,C4〜C0はすべて0となり、従ってDECはD8出力
のみを“H"とするためにドライバDR8がSEG608を点灯駆
動し、他のセグメントは消灯となって表示器SEG6は第10
図(a)に示す表示状態となって、このまま撮影を行っ
た場合には露出補正のかからない状態で撮影が行われる
ことを示す表示となる。
[ステツプ161]レジスタRGAEBの内容をレジスタRGAEBD
に入れる。このステツプはオートブラケツト撮影が行わ
れている場合に意味があり、オートブラケツト設定のな
い場合は両レジスタの内容はともに000であるから特に
このステツプは意味を持たない。
[ステツプ162]オートブラケツト撮影回数レジスタRGA
EBNの内容が3かどうかチエツクする。ここではオート
ブラケツト設定がないためRGAEBN=0であるからステツ
プ163へ進む。
[ステツプ163]該レジスタRGAEBNの内容が0であるか
どうかチエツクする。ここでは前述した様にRGAEBN=0
であるためステツプ164へ進む。尚、オートブラケツト
撮影途中でレジスタRGAEBNの内容が2又は1のときはス
テツプ164〜167の露出補正値変更のプログラムを通らず
にステツプ94へ進むが、これはオートブラケツト撮影の
途中で露出補正値が変更されると撮影者が混乱してしま
う可能性があるからである。
[ステツプ164]入力ポートPA12のレベルを読み、露出
補正設定スイツチswCOMPがオンしているかどうかを判別
する。ここでswCOMPがオンしている場合はステツプ165
へ進み、オフしている場合はステツプ94へ進む。
以下にここでswCOMPがオンしていてステツプ165へ進
んだ場合の動作を説明する。
[ステツプ165]ここではダイアル5の操作に伴う情報
読み取りルーチンを実行する。ここでダイアル操作に伴
う情報読み取りルーチンについて第4図により説明す
る。
『情報読み取りルーチン』 [ステツプ80]入力ポートPH0〜PH3に入力される情報を
ダイアル用レジスタRGHに記憶させる。この時レジスタR
GHには、ダイアル5のクリツク数に応じた数値と、ダイ
アル5の回転方向によりその数値が正か負かの情報が記
憶される。即ち、現在の情報よりも何段階シフトアツプ
或いはシフトダウンさせるかの4ビツトの情報が記憶さ
れることになる。
[ステツプ81]出力ポートPE3のパルス信号を出力す
る。これにより、ダイアルインターフエース回路DIFの
数値は0にリセツトされる。
[ステツプ82]元のステツプに戻る。
再び第2図のフローチヤートに戻る。
[ステツプ166]露出補正値記憶用レジスタRGCOMPにダ
イアル操作によつて設定された値(レジスタRGHの内
容)を加算してRGCOMPに格納し、新たな露出補正値とす
る。尚、本実施例ではRGCOMPは5ビツト、RGHは4ビツ
トのデータ長であるが、加算の際にはRGHの4ビツトの
上位に0を加え5ビツトデータとする等の手法をとれば
問題なく加算ができる。他のビツト長の異なるレジスタ
間の演算も同様である。
[ステツプ167]露正補正値記憶用レジスタRGCOMPの内
容を露出補正値表示用レジスタRGCOMPDに格納し、プロ
グラムはSTARTに戻る。
仮に上記したステツプ165においてRGHにデータ0001が
格納されたとするとステツプ166においてRGCOMP=00001
となりステツプ167においてRGCOMPD=00001となる。こ
れで露出補正値+0.5が設定されたことになり(第8図
(b))、STARTに戻ったプログラムが再び上記したス
テツプを踏んで実行されてステツプ160にてレジスタRGC
OMPDの内容が出力ポートPCDに出力されるとデコーダCD
はデータ変換部DECにおいてD9出力のみが“H"レベルと
なってドライバDR9がセグメント609を点灯させるため、
SEG6の表示状態は第10図(b)に示すものとなり露出補
正+0.5段が設定されたことを表わすのである。
ステツプ164にてswCOMPがオフしていた場合はステツ
プ94へ進む。
[ステツプ94]オートブラケツト・モードが設定されて
いるかどうかを示すフラグFAEBの内容をチエツクする。
ここまではオートブラケツト・モードが設定されていな
い場合を想定しているのでFAEB=0であり、この場合ス
テツプ11へと進む。
[ステツプ11]レリーズ釦1の第2ストロークが行わ
れ、第2ストロークスイツチsw2のオン信号が入力ポー
トPA1に入力されているか否かの判別を行う。今第2ス
トロークスイツチsw2のオン信号が入力されていないと
すると、スタートへ戻る。又第1ストロークスイツチsw
1のオン信号が入力されている間は、このルーチンによ
り被写体輝度情報、フイルム感度情報、設定情報から演
算情報を得、これら情報を表示させておくことができ
る。
また、絞り優先モードが設定されていたとすると、ス
テツプ4→ステツプ12→ステツプ13へと進む。
[ステツプ13]レジスタRGEvの内容から、ダイアル5及
び絞り値設定用スイツチswMの操作によって設定された
情報を記憶しているレジスタRGAvの内容を減算し、その
結果をシヤツター情報用レジスタRGTvに記憶させる。
尚、電池BATを最初に装填した場合は、使用頻度の高い
値、例えばF5.6なる情報が初期設定されるものとする。
[ステツプ14]オートブラケツトの露出段数情報を記憶
しているブラケツト段数用レジスタRGAEBの内容をシヤ
ツターブラケツト段数用レジスタRGBTvに記憶させる。
又、絞りブラケツト段数用レジスタRGBAvの内容を零に
する。
以後絞り優先モードの場合も先のシヤツター優先モー
ド時と同様のシーケンスを進み、ステツプ10にて設定さ
れた絞り値が表示器SEG5に、演算により求められたシヤ
ツター秒時が表示器SEG1に、それぞれ表示される。
又、マニアル露出モードが設定されているとすると、
ステツプ4→ステツプ12→ステツプ17→ステツプ18へと
進む。
[ステツプ17]EEPROM内に格納してあるマニアル機能設
定ビツトをマニアル機能設定フラグFMN内に読み込む。
本実施例によるこのカメラは該フラグFMNが“0"に設定
されている場合はマニアル露出モード時の機能及び操作
性として、まずAEB撮影を行った場合に絞り値を設定値
のまま固定してシヤツター速度をずらして段階露出を行
うこと、またマニアル露出の設定を行う場合にダイアル
5のみを操作した場合にはシヤツター速度が変更され
て、swMをオンしながらダイアル5を操作した場合には
絞り値が変更されるものである。これをマニアルモード
1と呼ぶこととする。一方、該フラグFMNが“1"に設定
されている場合にはマニアル露出モード時の機能及び操
作性として、まずAEB撮影を行った場合にシヤツター速
度を設定値のまま固定して絞り値をずらして段階露出を
行うこと、またマニアル露出の設定を行う場合にダイア
ル5のみを操作した場合には絞り値が変更されて、swM
をオンしながらダイアル5を操作した場合にはシヤツタ
ー速度が変更されるものである。これをマニアルモード
2と呼ぶこととする。以下、該フラグFMNによる上記機
能・操作性の切換えが実現できる本実施例の説明を続け
る。尚、該フラグFMNの設定や切換えについてはステツ
プ170〜187のところにて述べる。
[ステツプ18]マニアル設定フラグFMNの内容を判定
し、これが“0"であればステツプ14へ進み、以降は絞り
優先モードの場合と同様のシーケンスを進み、ステツプ
10にて設定された絞り値が表示器SEG5に、設定されたシ
ヤツター秒時が表示器SEG1にそれぞれ表示される。一
方、該フラグFMNの内容が“1"であればステツプ6へ進
み、以降はシヤツター優先モードの場合と同様のシーケ
ンスを進み、ステツプ10にて設定された絞り値が表示器
SEG5に、設定されたシヤツター秒時が表示器SEG1にそれ
ぞれ表示される。以上はsw1がオンされて測光タイマー
がスタートした場合の動作を述べてきたが、露出補正設
定用スイツチswCOMPが押されても同様シーケンスを進ん
で測光・表示が行われる。すなわちステツプ1にてsw1
がオフと判断された場合にステツプ19へと進む。
[ステツプ19]入力ポートPA12のレベルを入力して露出
補正設定用スイツチswCOMPがオンしているかオフしてい
るかを判定する。該スイツチがオンしている場合にはプ
ログラムはステツプ2へと進み、上述した測光・演算・
表示ルーチンへと進み、このカメラは露出補正設定部材
を操作した場合にも測光値に基づくシヤツター秒時や絞
り値の表示が行われるものである。
又、これらのステツプの中でステツプ164〜167の部分
においてダイアル5の操作による露出補正値変更の入力
を受けつけてその表示を行うことが可能となるのは前述
した通りである。
次にswMNとダイアル5の操作によるマニアル機能設定
フラグFMNの設定及び変更について述べる。
前述のシーケンスの途中にレリーズ釦1の押圧(第1
ストローク)が停止されて、露出補正操作部材swCOMPの
入力もオフされるとプログラムはステツプ1→ステツプ
19→ステツプ170と進む。
[ステツプ170]入力ポートPA13のレベルを読み込んで
マニアル時機能変更用スイツチswMNがオンされているか
どうかを判別する。該スイツチswMNがオンされていると
判断されると、マニアル機能変更ルーチンへプログラム
は進みステツプ171となる。
[ステツプ171]出力ポートPTD,PFL,PAEB,PME,PFD,PBD,
PCDの出力をオフして全ての表示を消灯させる。次にシ
ヤツター秒時記憶用レジスタRgTVの内容をシヤツター秒
時スタツク用レジスタRGTvSに一時退避させる。これは
マニアル機能の設定・変更を行う際の確認用の表示をさ
せるために後のステツプでシヤツター秒時記憶用レジス
タRGTvにシヤツター秒時情報以外のデータを格納して使
うためである。
[ステツプ172]EEPROM内に格納してあるマニアル機能
設定ビツトをマニアル機能設定フラグFMN内に読み込
む。このフラグの働きはステツプ17にて前述したとうり
である。
[ステツプ173]マニアル機能設定フラグFMNの内容が
“0"であるか“1"であるかを判別する。該フラグFMNの
内容が“0"である場合は先に述べたマニアルモード1が
設定されていることになりプログラムはステツプ174へ
進む。一方、該フラグFMNの内容が“1"である場合は先
に述べたマニアルモード2が設定されていることになり
プログラムはステツプ177へ進む。
[ステツプ174]マニアル機能変更用レジスタRGMNにデ
ータ0000を格納する。尚、ここではダイアル5に接続さ
れるDIFからのデータが4ビツトなので、そのビツト長
と合わせてRGMNを4ビツトとしたが、必ずしもRGMNは4
ビツトである必要はない。
[ステツプ175]シヤツター秒時記憶用レジスタRGTvに
表示器SEG1の7セグメントを使って“ ”と表示される様なデータを格納する。実際にどの様な
データを格納するかについては表示器SEG1とデコーダTD
の構成に依存し様々な形態が考えられるが、ここでそれ
らの構成について述べることは冗長なので言及しない。
プログラムはこの後ステツプ176へ進むが、その前に
ステツプ173にてマニアル機能設定フラグFMNの内容が
“1"と判定された場合について述べる。この場合はステ
ツプ173→ステツプ177→ステツプ178→ステツプ176と進
む。
[ステツプ177]マニアル機能変更用レジスタRGMNにデ
ータ0001を格納する。
[ステツプ178]シヤツター秒時記憶用レジスタRGTvに
表示器SEG1の7セグメントを使って と表示される様なデータを格納する。
プログラムは、ステツプ175からと同様にステツプ176
へと進む。
[ステツプ176]シヤツター秒時記憶用レジスタRGTvの
内容を出力ポートPTDに出力する。よって上記ステツプ1
70〜178の結果によりマニアル機能設定フラグFMNの内容
が“0"に設定されている場合は、このステツプにてSEG1
が表示されて、現在設定されているマニアル機能がマニ
アルモード1であることを意味する表示となる。逆に、
該フラブFMNの内容が“1"に設定されている場合には、
このステツプにてSEG1に が表示されて、現在設定されているマニアル機能がマニ
アルモード2であることを意味する表示となる。
[ステツプ179]入力ポートPA13のレベルを読み込んで
マニアル時機能変更用スイツチswMNがオンされ続けてい
るかどうか判別する。ここでは、該スイツチswMNがオン
され続けているものとしてステツプ181へと進む。
[ステツプ181]ダイアル5の操作に伴なう情報読み取
りルーチンを実行する。情報読み取りルーチンの詳細
は、ステツプ165の説明で述べたとうりである。
[ステツプ182]マニアル機能変更用レジスタRGMNにダ
イアル操作によって設定された値が格納されているレジ
スタRGHの内容を加算して、マニアル機能変更用レジス
タRGMNに格納する。
[ステツプ183]該レジスタRGMNの内容とパイナリデー
タ0001との論理積(AND)を実行し、その結果を該レジ
スタRGMNに格納する。よってレジスタRGMNの内容は、ス
テツプ182にて得られていた値に対して、上位3ビツト
は無条件に000となり最下位ビツトのみそのまま生かさ
れて論理積を実行する以前の値となる。すなわち、この
段階で該レジスタRGMNの内容は“0000"か“0001"のどち
らかである。
[ステツプ184]前記レジスタRGMNの内容が“0000"であ
るか、或はそれ以外(つまり“0001")であるかを判定
する。
[ステツプ185]及び[ステツプ186]上記ステツプ184
においてレジスタRGMNの内容が“0000"であればマニア
ル機能設定フラグFMNの内容を“0"にリセツトする。逆
にレジスタRGMNの内容が“0001"であれば前記フラグFMN
の内容を“1"にセツトする。
[ステツプ187]ステツプ185又はステツプ186におい
て、新たな値となったマニアル機能設定フラグFMNの内
容を不揮発性メモリEEPROMの中に格納する。
ここでプログラムは再びステツプ173に戻るため前述
の説明に従って新たな値となった前記フラグFMNの内容
に従って、ステツプ176にて表示器SEG1に が表示される。例えば、あらかじめEEPROMに格納されて
いたマニアル機能設定ビツトの内容が“0"であったとす
ると、FMN=0となるからステツプ176において、表示器
SEG1に が表示されてマニアルモード1であることが示される。
このままカメラの使用者が、swMNをオンしながらダイア
ル5を1カウント分だけ操作したとするとステツプ182
においてRGMNは0000+0001=0001となるため、ステツプ
183→184→186と進んで、前記フラグFMNの内容は“1"と
なって、ステツプ187にてEEPROMに格納されて、これが
再びステツプ173→177→178→176と進んで、表示器SEG1
が表示されてマニアルモード2に切換ったことを示す。
もし、これらのステツプ170〜187が実行されている間
に前記swMNのオンが解除されるとステツプ179にてこれ
が検知されてステツプ180へと進む。
[ステツプ180]シヤツター秒時記憶用レジスタRGTvに
シヤツター秒時スタツク用レジスタRGTvSの内容を格納
する。これによってステツプ171以前に前記レジスタRGT
vに格納されていたシヤツター秒時情報がRGTv内に復帰
する。この後プログラムはマニアル機能変更ルーチンを
抜けてスタートに戻る。
次に測光タイマ動作中のダイアル操作による情報設定
時について述べる。前述のシーケンスの途中にレリーズ
釦1の押圧(第1ストローク)が停止されると、第1ス
トロークスイツチsw1のオフ信号が入力され、さらに露
出補正設定用スイツチswCOMPとマニアル機能変更用スイ
ツチswMNとも入力が停止されていて、いずれもオフであ
ると判断されるとプログラムは、ステツプ1→ステツプ
19→ステツプ170→ステツプ20と進む。
[ステツプ20]スイツチ蓋6の開操作が行われたか否か
をスイツチswSETの状態より判別する。スイツチ蓋6が
閉じたままであるとすると、入力ポートPA9にスイツチs
wSETのオフ信号が入力されるので、ステツプ21へ進む。
[ステツプ21]測光タイマが動作中か否かの判別を行
う。ここではステツプ2で測光タイマを動作させた直後
であるので、ステツプ22へ進む。
[ステツプ22]入力ポートPP0,PP1の入力状態よりシヤ
ツター優先モードが設定されているか否かの判別を行
う。今、シヤツター優先モードが設定されているとすれ
ば、ステツプ23へ進む。
[ステツプ23]前述したダイアル5の操作に伴う情報読
み取りルーチンを実行する。
[ステツプ24]ダイアル操作により設定された数値(レ
ジスタRGHの内容)とシヤツター情報(レジスタRGTvの
内容)とを加算し、再度シヤツター情報用レジスタRGTv
に記憶させる。又シヤツター情報用レジスタRGTvの内容
をレジスタRGTvSに記憶させる。
[ステツプ25]レジスタRGTvSにシヤツター秒時の最長
秒時の隣りに位置するバルブモードを示すあるコードが
記憶されているか否かの判別を行う。今バルブモードで
はないとすると、NEXT1へ、つまりステツプ15へジヤン
プする。
この様にしてレリーズ釦1の押圧(第1ストローク)
が停止された後の測光タイマ中は、ダイアル5の操作に
より設定情報を変更することができ、その後は前述のス
テツプ15以降のルーチンを実行することにより、ステツ
プ10にて絞り値及びシヤツター秒時を表示器SEG1,SEG5
にそれぞれ表示させることができる。
また、絞り優先モードが設定されていたとすると、ス
テツプ22→ステツプ26→ステツプ27へと進む。
[ステツプ27]ここではステツプ23と同様、ダイアル5
の操作に伴う情報読み取りルーチンを実行する。
[ステツプ28]ダイアル操作により設定された数値(レ
ジスタRGHの内容)と絞り値情報(レジスタRGAvの内
容)とを加算し、再度絞り情報用レジスタRGAvに記憶さ
せる。又、絞り情報用レジスタRGAvの内容をレジスタRG
AvSにも記憶させる。又、絞り優先モードの場合もNEXT1
へ、つまりステツプ3へジヤンプし、シヤツター秒時優
先モード時と同様、ステツプ10にて絞り値及びシヤツタ
ー秒時を表示器SEG1,SEG5にそれぞれ表示させることが
できる。
又、マニアル露出モードが設定されているとすると、
ステツプ22→ステツプ26→ステツプ35へと進む。
[ステツプ35]EEPROM内に格納されているマニアル機能
設定ビツトをマニアル機能設定フラグFMNに読み込む。
[ステツプ36]前記フラグFMNの内容が“0"か“1"かを
判定する。本フラグの内容が“0"であれば前述したとう
りマニアル機能がマニアルモード1に設定されているこ
ととなりステツプ37へと進む。逆に前記フラグFMNの内
容が“1"であれば前述したとうり、マニアル機能がマニ
アルモード2に設定されていることとなりステツプ38へ
と進む。
[ステツプ37]上記したとうり、このステツプへ進んで
くる場合はマニアルモード1の場合である。この場合マ
ニアル絞り値設定用スイツswMはそのままマニアル絞り
変更用として機能させる故に本ステツプでは該ステツプ
swMのオン/オフ状態の判別を行い、もしこれがオンさ
れていれば、ダイアル操作による絞り値変更を可能とす
るためにステツプ27へと進み以後は絞り優先モード時と
同様なルーチンが実行される。逆にここでもし前記スイ
ツチswMがオフされていればダイアル操作によるシヤツ
ター秒時変更を可能とするためにステツプ23へと進み、
以後はシヤツター優先モード時と同様なルーチンが実行
される。
[ステツプ38]ステツプ36の説明で述べたとうり、本ス
テツプへ進んでくる場合はマニアルモード2の場合であ
る。この場合はマニアル絞り値設定用スイツチswMはマ
ニアルモード1の場合とは逆にマニアルシヤツター秒時
変更用として機能させる故に、本ステツプでは該スイツ
チswMのオン/オフ状態の判別を行い、もしこれがオン
されていればダイアル操作によるシヤツター秒時変更を
可能とするためにステツプ23へと進み、以後はシヤツタ
ー優先モード時と同様なルーチンが実行される。逆にこ
こでもし前記スイツチswMがオフされていればダイアル
操作による絞り値変更を可能とするためにステツプ27へ
と進み、以後は絞り優先モード時と同様なルーチンが実
行される。
レリーズ釦1の押圧操作が停止されてから所定時間が
経過すると、測光タイマ動作が終了する。これに伴って
プログラムはステツプ21からステツプ30へと進む。
[ステツプ30]出力ポートPTD,PFL,PAEB,PME,PFD,PBD,P
CDの出力を“0"にし、表示器SEG1〜SEG6の表示を全て消
灯させる。又出力ポートPFの出力を“0"にし、トランジ
スタTRbatをオフさせて電源Vccの供給を停止させる。
[ステツプ31]ステツプ9と同様、オートブラケツトス
イツチswAEBが操作されたか否かを示すフラグFsAB及び
多重撮影スイツチswMEが操作されたか否かを示すフラグ
FsMEを共に0にリセツトする。
次にプログラムはスタートへジヤンプする。従って、
測光タイマ終了後は、ステツプ1→ステツプ19→ステツ
プ170→ステツプ20→ステツプ21→ステツプ30→ステツ
プ31のスタンバイモードを繰り返すことになる。
次に、オートブラケツトモード設定時について説明す
るが、その前にオートブラケツトモード設定の為にスイ
ツチ蓋6の開操作のみが行われた場合について述べる。
スイツチ蓋6が開かれるとそれに連動してスイツチswSE
Tがオンし、このオン信号が入力ポートPA9に入力され
る。するとプログラムはステツプ20からステツプ40へ進
む。
[ステツプ40]オートブラケツトスイツチswAEBの判別
を行う。今スイツチ蓋6が開かれたばかりであり、オー
トブラケツトスイツチswAEBの操作はなされていないの
で、ステツプ41へ進む。
[ステツプ41]多重撮影スイツチswMEの判別を行う。同
様に多重撮影スイツチswMEの操作はなされていないの
で、ステツプ42へ進む。
[ステツプ42]多重撮影スイツチswMEの押圧操作がなさ
れたか否かを示すフラグFsMEの判別を行う。電池BATの
装填初期状態及び第1ストロークスイツチsw1のオン状
態時ではステツプ9によりフラグFsMEは0のリセツトさ
れているので、ステツプ43へ進む。
[ステツプ43]オートブラケツトスイツチswAEBの押圧
操作がなされたか否かを示すフラグFsABの判別を行う。
ステツプ42の場合と同様、ステツプ9によりフラグFsAB
は0にリセツトされているので、ステツプ21へジヤンプ
する。
この様にスイツチ蓋6が開かれ、スイツチswSETのオ
ン信号のみが入力されているだけでは何も実行されな
い。
次に前述の状態からオートブラケツトスイツチswAEB
の押圧操作が1回行われた場合について説明する。オー
トブラケツトスイツチswAEBの押圧操作が行われると、
これに伴ってオン信号が入力ポートPA11に入力される。
するとプログラムはステツプ40からステツプ44へ進む。
[ステツプ44]レジスタRGTvSの内容がバルブモードに
なっているか否かの判別を行う。バルブモードになって
いる場合は、スタートへ戻り、オートブラケツトモード
になることはない。バルブモードになっていない場合
は、ステツプ45へ進む。
[ステツプ45]オートブラケツトスイツチswAEBがオン
されたことを示すフラグFsABを1にセツトし、多重撮影
スイツチswMEがオンであることを示すフラグFsMEを0に
リセツトする。
[ステツプ46]出力ポートPTD,PFL,PAEB,PME,PFD,PBD,P
CDの出力を“0"にし、表示器SEG1〜SEG6の表示を全て消
灯させる。次に出力ポートPAEBの出力を“1"とし、表示
器SEG2のオートブラケツトマークを点灯させる。
[ステツプ47]オートブラケツトモードが設定されたこ
とを示すフラグFAEBを1にセツトする。
[ステツプ48]ステツプ23或いはステツプ27と同様、ダ
イアル5の操作に伴う情報読み取りルーチンを実行す
る。この場合、ステツプ80において、例えばダイアル5
により0.5なる段数情報が設定されたとすれば、「−0.
5,0,0.5」の段数で、又1が設定された場合は、「−1,
0,1」の段数で自動的に露出を変化させた、予め設定さ
れている3枚のオートブラケツト撮影が行われることに
なる。尚、前記「−0.5,0,0.5」の段数による撮影と
は、演算により求められた標準の露出値に対して−0.5
段だけアンダーの露出値、標準の露出値、標準の露出値
に対して0.5段だけオーバーの露出値、の3段階の露出
値によって撮影が連続して行われることを意味する。ス
テツプ71へ進む。
[ステツプ71]オートブラケツト撮影回数記憶用レジス
タRGAEBNの内容が3かどうか判別し、RGAEBN=3の場合
はステツプ49へ進み、RGAEBN≠3の場合はステツプ72へ
進む。
[ステツプ72]前記レジスタRGAEBNの内容が0かどうか
判別し、RGAEBN=0の場合はステツプ49へ進み、RGAEBN
≠0の場合はステツプ73へ進む。
[ステツプ73]このステツプを通る場合は前記したステ
ツプ71及びステツプ72によりRGAEBNの内容が2か1の場
合である(RGAEBNの内容は0〜3までの値しかとらな
い。)。RGAEBNに格納されている値が3のときはAEBの
設定があって、所定のAEB撮影枚数3枚のうち、まだ1
枚も撮影がされていない状態を示し、同RGAEBN=2のと
きは所定のAEB撮影枚数3枚のうち最初の1枚の撮影が
終了し、あと2枚の撮影が残っている状態を示すもので
ある。同様にRGAEBN=1のときは所定3枚のうち2枚の
撮影が終了し、最後の1枚の撮影が残っている状態を示
し、RGAEBN=0のときは所定のAEB撮影枚数3枚の撮影
がすべて終了した直後か、AEB撮影の設定が無い場合を
示すものである。従ってRGAEBNの内容が2又は1である
ということはAEB撮影が3枚のうち1枚又は2枚だけ終
了しているというAEB撮影の途中にあることを示すわけ
で、この状態からAEB段数変更のダイアル操作を新たに
受けつけるのは撮影者に混乱を与える可能性があるので
これを禁止する必要がある。故に、このステツプではダ
イアル入力値が格納されたレジスタRGHの内容を0にク
リアする。
これによって次ステツプ49にて、AEB段数記憶レジス
タRGAEBの内容が更新されるのを禁止している。
[ステツプ49]ブラケツト段数用レジスタRGAEBの内容
とダイアルの内容を加算し、再度レジスタRGAEBに記憶
させる。前述の様に、ダイアル5の1クリツクによる最
小分解能は0.5段毎でも、1段毎でも自由に設定できる
ものとする。なおシヤツター秒時及び絞り値の分解能と
異なる場合は、レジスタRGAEBの内容を整数倍にするプ
ログラムを挿入すれば良く、ここでは本案とは関係ない
ので詳細な説明は省略する。ステツプ74へ進む。
[ステツプ74]AEB段数用レジスタRGAEBの内容をAEB段
数表示用レジスタRGAEBDに格納する。又、露出補正値記
憶用レジスタRGCOMPの内容を露出補正値表示用レジスタ
PGCOMPDに格納する。
[ステツプ75]AEB段数表示用レジスタRGAEBDの内容を
出力ポートPBDに出力し、露出補正値記憶用レジスタRGC
OMPDの内容を出力ポートPCDに出力する。
これによって表示器SEG5並びにSEG6にAEB設定の表示
が行われる。
表示器SEG5には例えば「0.5」なる段数を示す数値を
表示させる。尚、この時使用されるデコーダFD,表示器S
EG5は絞り表示にも兼用しているものであり、絞り値の
デコードはアペツクス値のAvよりFナンバー数に、オー
トブラケットのデコードは例えば0.5段毎の数値である
為、デコード内容を変更したり切換えたりする必要があ
るが、表示器SEG5にAEB段数を表示する必要があるの
は、前述したステツプ40からフローであるAEB段数設定
モードに入った場合のみであり、この場合ステツプ46の
DISP OFFにてシヤツター速度表示や絞り値表示は消灯し
ており、出力ポートPFDからデコーダFDにはブランク・
コードが出力されていると考えて良い。よって、デコー
ダFDの構成としては出力ポートPFDから絞り値表示等の
データが出力されている場合は、これを優先してデコー
ドしてSEG5に表示を行い、出力ポートPFDからの出力内
容がブランク表示のときは出力ポートPBDから出力され
るAEB段数データに基づいてAEB段数の表示を行うように
構成すれば適切な数値表示を行うことが可能となる。
一方、表示器SEG6は前述したように出力ポートPBDか
ら出力されるAEB段数データと出力ポートPCDから出力さ
れる露出補正のデータによって表示が行われる。AEBの
設定が行われた場合の表示の例として露出補正が0.0で
あればC4〜C0は00000、AEB段数が1.0であればA2〜A0は0
10となってそれぞれ出力ポートPCD,PBDより出力され
て、デコーダCD内のデータ変換部DECは、その出力のう
ちD6,B8,D10を“H"とし、他を“L"とするためドライバD
R6,DR8,DR10がそれぞれSEG6内のSEG606,SEG608,SEG610
を点灯表示させて、第10図(c)に示す如く表示状態と
なって、設定されたAEB撮影が測光値より演算された適
正露出に対して−1段アンダー、補正なし(適正)、+
1段オーバーの3枚の写真撮影を行うことが一目見て分
かる表示が行われる。
AEB段数が同じ1.0でもし露出補正+0.5が設定されて
いればA2〜A0は同じく010、C4〜C0は00001となって出力
ポートPBD及びPCDからCDへ出力されて、CD内のデータ変
換部DECはその出力のうちD7,D9,D11のみを“H"として他
を“L"とするので、ドライバDR7,DR9,DR11によってSEG6
内のSEG607,SEG609,SEG611を点灯表示して、第10図
(d)に示す如く表示状態となって、設定されたAEB撮
影が測光値より演算された適正露出に対して−0.5段ア
ンダー、+0.5段オーバー,+1.5段オーバーの3枚の撮
影を行うものであるということがやはり一目見て分か
る。
この様な表示が行われた後、プログラムはステツプ76
へ進む。
[ステツプ76]前述したAEB撮影回数記憶レジスタRGAEB
Nの内容が0であれるかどうか判別する。
もし、これが0以外であればすでにAEBの設定がなさ
れているか、或はAEB撮影の途中なので、特に何もせず
プログラムはスタートへジヤンプする。
もし、RGAEBN=0であれば今回新たにAEBの設定を行
う行為がなされたことになる。この場合はステツプ77へ
進む。
[ステツプ77]AEB撮影が新たに設定されたので、AEB撮
影回数記憶レジスタに3を設定し、これから3枚のAEB
撮影を行うことを記憶する。ステツプ50へ進む。
[ステツプ50]多重撮影モードが設定されているか否か
を示すフラグFMEの判別を行う。多重撮影モードでない
時はスタートへ戻る。多重撮影モードである場合はステ
ツプ51へ進む。
[ステツプ51]多重撮影回数用レジスタRGMEの内容を
「3」にする。これはオートブラケツト撮影回数が予め
3回と決っているので、多重撮影時の回数が任意に設定
されてあっても強制的に3回にして、撮影者の操作ミス
を防ぐと共に、誤露出の危険性をなくすためである。次
にプログラムはスタートに戻る。また、1度スイツチsw
AEBのオン信号が入力されると、その後、はステツプ45
でフラグFsABを1にセツトしているため、swAEBのオフ
信号が入力されてもプログラムはステツプ40→ステツプ
41→ステツプ42→ステツプ43→ステツプ48と進み、ダイ
アル5でのオートブラケツト段数変更モードを維持し続
けることができ、撮影者はスイツチswABRの押圧操作を
停止した状態でダイアル5の操作を行うことが可能とな
る。
オートブラケツト段数変更モードの解除は、第1スト
ロークスイツチsw1をオンさせること、又は露出補正ス
イツチswCOMPをオンさせること、又はマニアル機能変更
スイツチswMNをオンさせること、或はスイツチ蓋6を閉
じてスイツチswSETをオフさせることで行える。つま
り、第1ストロークスイツチsw1のオン信号が入力され
ると、ステツプ1→ステツプ2→ステツプ15→…とプロ
グラムが進み、又、露出補正スイツチswCOMPのオン信号
が入力されても、ステツプ1→ステツプ19→ステツプ2
→ステツプ15→…とプログラムが進み、ステツプ9でフ
ラグFsABが0にリセツトされ、その表示もステツプ10で
通常の表示に切替わる。またスイツチswMNをオンすると
ステツプ170→ステツプ171→…と進んでマニアル機能変
更ルーチンへ入ってオートブラケツト段数変更モードへ
は進まない。またスイツチswSETのオフ信号が入力され
ると、ステツプ20→ステツプ21→ステツプ30→ステツプ
31と進むプログラムの過程において、ステツプ30でオー
トブラケツトマーク表示が消え、ステツプ31フラグFsAB
がリセツトされて再度オートブラケツト段数変更モード
に進むことはない。
次に、オートブラケツトモード時の露出演算について
説明する。シヤツター優先モードの場合はステツプ6で
述べた様にブラケツト段数用レジスタRGAEBの内容は絞
りブラケツト段数用レジスタRGBAvに、又、絞り優先モ
ードの場合はステツプ14で述べた様にシヤツターブラケ
ツト段数用レジスタRGBTvにそれぞれ記憶させている。
他方、マニアル露出モードの場合にはステツプ18で述べ
た様にマニアル機能設定フラグの内容によってマニアル
モード1かマニアルモード2かを判別し、マニアルモー
ド1と判断されればステツプ14へと進んで、絞り優先モ
ードと同様にブラケツト段数用レジスタRGAEBの内容は
シヤツターブラケツト段数用レジスタRGBTvに記憶さ
せ、又マニアルモード2と判断されればステツプ6へと
進んで、シヤツター優先モードと同様にブラケツト段数
用レジスタRGAEBの内容は絞りブラケツト段数用レジス
タRGBAvにそれぞれ記憶させている。このことによって
マニアル露出モード時のオートブラケツト撮影において
マニアルモード1の場合にはシヤツター速度を変化させ
るブラケツト撮影が行われ、マニアルモード2の場合に
は絞り値を変化させるブラケツト撮影が行われることに
なる。ステツプ7では、オートブラケツトモードであり
フラグFAEBが1にセツトされているので、ステツプ52へ
進む。
[ステツプ52]ブラケツト段数用レジスタRGAEBの内容
が零か否かの判別を行う。もしその内容が零であるとす
れば、同一の露出(実施例では標準の露出)で3回の撮
影が行われてしまい、無意味のためオートブラケツト撮
影を禁止する必要がある。従ってこの場合はステツプ53
へ進む。
[ステツプ53]オートブラケツトモードを示すフラグFA
EBを0にリセツトする。又出力ポートPAEBの出力を“0"
にし、オートブラケツトマーク表示を消灯させる。ステ
ツプ56へ進む。
[ステツプ56]オートブラケツト撮影を禁止したために
オートブラケツト撮影回数レジスタRGAEBNの内容を0に
クリアする。
次にステツプ8へ進むことにより、オートブラケツト
の露出演算は行わず、且つフラグFsABを0にリセツトし
て通常のルーチンを実行する。
前記ステツプ52において、ブラケツト段数用レジスタ
RGAEBの内容が零でなかった場合は、その段数情報で露
出演算及びオートブラケツトマークの表示を行う必要が
あるので、ステツプ54へ進む。
[ステツプ54]出力ポートPAEBの出力を“1"とし、オー
トブラケツトマークを表示させる。これはオートブラケ
ツトモード設定状態からスイツチ蓋6が閉じられること
でスイツチswSETがオフとなった時、ステツプ30で表示
が全て消されるため、第1ストロークスイツチsw1がオ
ンされた場合は再度点灯させる必要があるからである。
[ステツプ55]第1ストロークスイツチsw1がオンされ
ているか否かの判別を行う。オンされている時はステツ
プ141へ進む。
[ステツプ141]シヤツター速度情報用レジスタRGTvの
内容をシヤツター速度情報スタツク用レジスタRGTvS
に、絞り情報用レジスタRGAvの内容を絞り情報スタツク
用レジスタRGAvSにそれぞれ格納する。これはAEB撮影で
はシヤツター速度又は絞り値を変化させながら3枚の写
真撮影が行われるが、マイクロコンピユータCOMがカメ
ラを制御する上で変化させる前のシヤツター速度情報又
は絞り値情報が必要となるからである。
[ステツプ142]ステツプ55で第1ストロークスイツチs
w1がオンされているのを確認しているので、ここではAE
Bステツプ表示用レジスタRGAEBDの内容を000にする。こ
れは後述するAEB設定がされた撮影におけるsw1オン中の
表示のためである。
[ステツプ143]及び[ステツプ144]この両ステツプで
AEB撮影回数レジスタRGAEBNの内容が3か2か1かを判
別する。つまり次に撮影する写真がAEB撮影所定3枚の
うちの何枚目かを判断する。もし、RGAEBN=3、つまり
AEB撮影所定3枚のうちの最初の1枚を撮影する場合に
はステツプ143よりステツプ147へ進む。
又、RGAEBN=2、つまりAEB撮影所定3枚のうちの2
枚目を撮影する場合にはステツプ143→ステツプ144→ス
テツプ148と進む。
更に、RGAEBN=1、つまりAEB撮影所定3枚のうちの
最後の1枚を撮影する場合にはステツプ143→ステツプ1
44→ステツプ145と進む。
[ステツプ147]前述した様にAEB撮影回数レジスタRGAE
BN=3の場合に、このステツプへ進み、露出補正値記憶
レジスタRGCOMPの内容からAEB段数記憶レジスタRGAEBの
内容を減算したものを露出補正値表示用レジスタRGCOMP
Dに格納する。ステツプ149へ進む。
[ステツプ149]絞り情報用レジスタRGAvの内容と絞り
ブラケツト段数用レジスタRGBAの内容を加算し、再度レ
ジスタRGAvに記憶させる。又シヤツター情報用レジスタ
RGTvの内容とシヤツターブラケツト段数用レジスタRGBT
の内容を加算し、再度レジスタRGTvに記憶させる。これ
は、シヤツター優先モード時及びマニアル露出モード時
のマニアルモード2の場合には演算された絞り情報を、
絞り優先モード時及びマニアル露出モード時のマニアル
モード1の場合には演算されたシヤツター秒時情報をオ
ートブラケツト段数に応じて変更することを意味する。
つまりステツプ49の時点でオートブラケツト段数を負の
数にならない様に設定するとすれば、ステツプ149での
演算後の値は標準露出値に対してアンダー側の露出値と
なる。
次に、AEB撮影回数レジスタRGAEBN=2であった場合
について説明する。
[ステツプ148]RGAEBN=2、つまりAEB撮影所定3枚の
うちの2枚目の場合はこのステツプへ進む。このステツ
プでは露出補正値表示用レジスタRGCOMPDに露出補正値
記憶用レジスタRGCOMPの内容をそのまま格納する。
2枚目の撮影ではブラケツトの段数に関係なく、標準
露出値で撮影されるために、ステツプ149で行われた様
なシヤツター速度又は絞り値のずらし演算は行うことな
く、このままプログラムはステツプ93以降へ進む。
次に、AEB撮影回数レジスタRGAEBN=1であった場合
について説明する。
[ステツプ145]RGAEBN=1、つまりAEB撮影撮影所定3
枚のうちの最後の1枚目の場合にはこのステツプへ進
む。このステツプでは露出補正値表示用レジスタRGCOMP
Dに露出補正値記憶用レジスタRGCOMPの内容とAEB段数記
憶用レジスタRGAEBの内容とを加算したものを格納す
る。
[ステツプ146]絞り情報用レジスタRGAvの内容と絞り
ブラケツト段数用レジスタRGBAの内容を減算し、再度レ
ジスタRGAvに記憶させる。又シヤツター情報用レジスタ
RGTvの内容とシヤツターブラケツト段数用レジスタRGBT
の内容を減算し、再度レジスタRGTvに記憶させる。
これは、シヤツター優先モード時及びマニアルモード
時でマニアルモード2の場合には絞り情報を、絞り優先
モード時及びマニアルモード時でマニアルモード1の場
合にはシヤツター秒時情報をオートブラケツト段数に応
じて変更することを意味する。このステツプの場合はス
テツプ149の場合とは逆に演算後の値は標準露出値に対
してブラケツト段数分オーバの露出値となる。
[ステツプ93]前述したステツプ55において、スイツチ
sw1がオンされていたと判断し、ステツプ141以降へと進
んだことを示すためフラグFsw1の内容を“1"にセツトす
る。
また、前記ステツプ55で第1ストロークスイツチsw1
がオフされていることを判断した場合は、測光タイマー
動作中であるので、上述したステツプ141以降とは別に
ステツプ90以降へと進む。
[ステツプ90]ステツプ141と同様にシヤツター速度情
報用レジスタRGTvの内容をシヤツター速度情報スタツク
用レジスタRGTvSに、絞り情報用レジスタRGAvの内容を
絞り情報スタツク用レジスタRGAvSにそれぞれ格納す
る。
[ステツプ91]AEB段数記憶用レジスタRGAEBの内容をAE
B段数表示用レジスタRGAEBDに、露出補正値記憶用レジ
スタRGCOMPの内容を露出補正値表示用レジスタRGCOMPD
にそれぞれ格納する。
[ステツプ92]前記ステツプ55にてスイツチsw1がオフ
していたと判断したことを示すためにフラグFsw1の内容
を“0"にリセツトする。
以上説明したステツプ141〜ステツプ149→ステツプ93
並びにステツプ90→ステツプ91→ステツプ92のフローチ
ヤートによる各処理によって各レジスタに格納されたデ
ータについて整理したのが第8図(d)である。第8図
(d)に示した処理データをもってさらにプログラムの
ステツプが進むことにより、ステツプ10においてSEG1に
よるシヤツター速度表示とSEG5による絞り値表示とが行
われ、続くステツプ160においてSEG6による露出補正値
とAEBステツプ値による表示が行われる。
この後、前述したとうりステツプ163にてレジスタRGA
EBNの内容が“0"でない場合及びステツプ164にてスイツ
チswCOMPがオフしていると判定された場合にはステツプ
94へ進む。今はオートブラケツト撮影の設定がされてい
る場合を想定しているので、フラグFAEBの内容は“1"で
ありステツプ95へと進む。
[ステツプ95]前述したフラグFsw1の内容が“1"である
かどうか判別する。このフラグFsw1の内容が“1"であれ
ば前述したとうり前記ステツプ55にてスイツチsw1がオ
ンされていたと判断してステツプ143以下にてシヤツタ
ー速度又は絞り値のずらし演算が行われているのでステ
ツプ11へと進み、レリーズスイツチsw2がオンされてい
るかどうかを判定し、もしオンされていれば後述のレリ
ーズシーケンスへと進むことになる。一方ここでフラグ
Fsw1の内容が“0"であれば、前記ステツプ55にてスイツ
チsw1がオフされていたと判断してステツプ90以下に進
み、シヤツター速度又は絞り値のずらし演算は行われて
いないので、このままレリーズシーケンスへは移らずプ
ログラムはスタートへ戻る。
次に、オートブラケツトモード設定後にダイアル5の
操作によりバルブモードを設定した場合について述べ
る。バルブ撮影でのブラケツト撮影は基本的に無意味な
ため、オートブラケツトモードを解除した方が効果的で
ある。従ってステツプ25でバルブモードであると判別し
た場合はステツプ57へ進む。
[ステツプ57]出力ポートPAEBの出力を“0"にし、オー
トブラケツトマーク表示を消灯させる。又オートブラケ
ツトモードのフラグFAEBを0にリセツトする。
又、AEB撮影回数レジスタRGAEBNの内容を0にクリア
する。
次に、多重撮影モード設定時について述べる。スイツ
チ蓋6が開かれることに連動してスイツチswMEのオン信
号が入力されると、ステツプ41からステツプ60へ進む。
[ステツプ60]多重撮影スイツチswMEがオンしたことを
示すフラグFsMEを1にセツトする。又、オートブラケツ
トスイツチswAEBがオンしたことを示すフラグFsABを0
にリセツトする。
[ステツプ61]出力ポートPTD,PFL,PAEB,PME,PFD,PBD,P
CDの出力を“0"にし、全ての表示を消灯させる。次に、
出力ポートPMEのみの出力を“1"とし、多重撮影モード
マークを表示器SEG4に表示させる。
[ステツプ62]多重撮影モードを示すフラグFMEを1に
セツトする。
[ステツプ63]オートブラケツトモードであるか否かの
判別を行う。オートブラケツトモードであればステツプ
64へ進む。
[ステツプ64]オートブラケツトモードであるので、ス
テツプ51と同様、多重撮影回数を強制的に3回に設定、
即ち多重撮影枚数用レジスタRGMEの内容を「3」にす
る。
前記ステツプ63でオートブラケツトモードが設定され
ていなかった場合は、ステツプ65へ進む。
[ステツプ65]ステツプ48等と同様、ダイアル操作に伴
う情報読み取りルーチンを実行する。
[ステツプ66]多重回数用レジスタRGMEの内容とダイア
ルレジスタRGHの内容を加算し、再度レジスタRGMEに記
憶させる。尚、多重回数は整数であるので、もしダイア
ル5の1クリツクの分解能が0.5段であるとすれば、ダ
イアル用レジスタRGHの内容を2倍した上で加算するこ
とになる。又、前記レジスタRGHの内容が負の数になら
ない様にする必要もあるが、ここでは省略する。
[ステツプ67]多重枚回用レジスタRGMEの内容を出力ポ
ートPFDより出力し、表示器SEG5に表示させる。
次に、プログラムはスタートへ戻る。また、1度スイ
ツチswMEのオン信号が入力されると、ステツプ60にてフ
ラグFsMEが1にセツトされているため、その後スイツチ
swMEのオフ信号が入力されても、ステツプ41→ステツプ
42→ステツプ63と進み、多重撮影回数設定モードを維持
することが可能となる。オートブラケツト段数変更モー
ドから多重撮影設定モードに移行させるのは、スイツチ
swMEを1回オンすれば良いし、また逆の移行も、スイツ
チswAEBを1回オンすれば良いことは、第2図のフロー
からも明白である。
次に、多重回数を一旦設定しておき、次いで多重回数
を零(0)にした場合は、多重撮影モードを解除し、多
重撮影マークを消灯させる必要がある。このプログラム
はステツプ8でフラグFMEが1にセツトされているの
で、ステツプ68へ進むことによって行われる。
[ステツプ68]多重撮影回数用レジスタRGMEの内容が零
であれば、ステツプ69へ進む。
[ステツプ69]多重撮影モードを示すフラグFMEを0に
リセツトする。又、出力ポートPMEの出力を“0"にし、
多重撮影マークの表示を消灯させる。
前記ステツプ68で多重撮影回数用レジスタRGMEの内容
が零でない場合は、ステツプ70へ進む。
[ステツプ70]出力ポートPMEの出力を“1"とし、多重
撮影マークを表示させる。これはステツプ30で表示を全
て消灯させるので、再度レリーズ釦1の第1ストローク
がなされたら多重撮影モードであることを撮影者に知ら
しめるためである。
以上の様にして撮影の準備段階が終了する。
次に、レリーズ釦1の第2ストロークが行われた後の
シーケンスについて説明する。レリーズ釦1の第2スト
ロークが行われ、第2ストロークスイツチsw2のオン信
号(レリーズ信号)が入力ポートPA1に入力されると、
第2図のステツプ11から第3図のステツプ100へ進む。
[ステツプ100]オートブラケツトモードが設定されて
いるか否かをフラグFAEBの状態により判別する。オート
ブラケツトモードであればステツプ101へ、そうでなけ
ればステツプ102へ進む。
[ステツプ101]出力ボートPFLの出力を“1"とし、表示
器SEG2でのオートブラケツトマークを点滅表示させる。
これにより、撮影者はオートブラケツト撮影が開始され
たことを確実に知ることができる。
[ステツプ102]入力ポートPA6にセルフスイツチSELFの
オン信号が入力されているか否かの判別を行う。オン信
号が入力されていればセルフタイマによる撮影であるの
でステツプ103へ、そうでなければステツプ104へ進む。
[ステツプ103]セルフタイマにより10秒を計時する。
[ステツプ104]絞り情報用レジスタRGAvの内容を出力
ポートPAVから出力する。これにより、絞り制御用ドラ
イブ回路DAVは前記レジスタRGAvの内容を実絞り情報に
変換し、ステツピングモータ等の絞り駆動用アクチユエ
ータCAVを介して絞り制御を開始する。
[ステツプ105]出力ポートPE0よりパルス信号を出力
し、トランジスタTR0をオンにして第1緊定のコンビネ
ーシヨンマグネツトであるミラーアツプ用マグネツトMG
0に通電させる。これにより、ミラーは公知のバネ力に
よりアツプする。
[ステツプ106]入力ポートPA2にミラーアツプ終了を検
知するスイツチswMRUPのオン信号が入力されているか否
かの判別を行う。ここではオン信号が入力されるまでの
間、つまりミラーが完全にアツプするまでこのループを
繰り返し、完全にアツプするとステツプ107へ進む。
[ステツプ107]シヤツター情報用レジスタRGTvの内容
はアペツクス値であるので、実時間データに変換(伸
長)する。
[ステツプ108]出力ポートPE1よりパルス信号を出力
し、トランジスタTR1をオンにしてシヤツター先幕用マ
グネツトMG1に通電させる。これにより、シヤツター先
幕が走行する。
[ステツプ109]レジスタRGTvSの内容がバルブモードに
なっているか否かの判別を行う。バルブモードになって
いれば、ステツプ110へ、そうでなければステツプ111へ
進む。
[ステツプ110]第2ストロークスイツチsw2のオフ信号
が入力されるのを待つ。これはバルブモードであるの
で、第2ストロークスイツチsw2のオン信号が入力され
ている間はシヤツターを開放にしておく必要があるから
である。
[ステツプ111]バルブモードでないので、ステツプ107
で伸長されたデータによる実時間カウントを行い、演算
されたシヤツター秒時の計時を行う。
[ステツプ112]実時間カウントが終了すると、出力ポ
ートPE2よりパルス信号を出力し、トランジスタTR2をオ
ンにしてシヤツター後幕用マグネツトMG2に通電させ
る。これにより、シヤツター後幕が走行する。
[ステツプ113]入力ポートPA5にシヤツター後幕スイツ
チswCN2のオン信号が入力されているか否かの判別を行
う。ここではオン信号が入力されるまでの間、つまりシ
ヤツター後幕の走行が完了するまでこのループを繰り返
し、完了するとステツプ114へ進む。
[ステツプ114]出力ポートPAVの出力を“0"にする。こ
れにより、絞りは開放状態に復帰する。
[ステツプ115]出力ポートPDの出力を“1"とし、トラ
ンジスタTR3をオンにしてミラーダウンやシヤツターチ
ヤージの為のチヤージ用モータMDを回転させる。
[ステツプ116]多重撮影モードが設定されているか否
かをフラグFMEの状態により判別する。多重撮影モード
であれば、ステツプ117へ、そうでなければステツプ120
へ進む。
[ステツプ117]多重回数用レジスタRGMEの内容から1
を減算し、再度前記レジスタRGMEに記憶させる。
[ステツプ118]多重回数用レジスタRGMEの内容が零で
あるか否かの判別を行う。零であればステツプ119へ、
零でなければステツプ121へ進む。
[ステツプ119]多重回数用レジスタRGMEの内容が0で
あるということは多重撮影が終了したわけであるから、
多重撮影モードを示すフラグFMEを0にリセツトする。
又、出力ポートPMEの出力を0にし、多重撮影マーク表
示を消灯させる。
[ステツプ120]フイルム給送用のタイマをスタートさ
せる。又、出力ポートPBの出力を“1"とし、トランジス
タTR5をオンにしてフイルム給送用モータMBを回転させ
る。
多重撮影モードが継続されている場合は多重回数用レ
ジスタRGMEの内容が零でないので、ステツプ118からス
テツプ121へ進み、ステツプ120を通過しないのでフイル
ム給送が行われることはない。従って多重撮影が行われ
る。また多重撮影が終了すると、前記レジスタRGMEの内
容が零になるので、前述の如く多重撮影モードを解除し
た後にステツプ120でフイルム給送が行われることにな
る。
[ステツプ121]入力ポートPA3にチヤージ完了検知用ス
イツチswCGEのオン信号が入力されているか否かの判別
を行う。オン信号が入力されていない、つまりチヤージ
が完了していない場合はステツプ123へ進み、チヤージ
が完了するとステツプ122へ進む。
[ステツプ122]チヤージが完了したので、出力ポートP
Dの出力を“0"にし、チヤージ用モータMDへの通電を断
つ。
[ステツプ123]入力ポートPA4にフイルム1駒給送完了
毎にオンするスイツチswFLMのオン信号が入力されてい
るか否かの判別を行う。オン信号が入力されていない、
つまりフイルム1駒の給送が完了していない場合にはス
テツプ124へ進み、完了するとステツプ125へ進む。
[ステツプ124]フイルム給送用タイマの状態を判別す
る。フイルムが終了するとそれ以上フイルム給送はでき
ないので前記スイツチswFLMがオンすることはなく、こ
の様な場合には例えば1秒タイマであるフイルム給送用
タイマでの計時が終了する。計時が終了するとステツプ
150へ進み、終了していない時はステツプ121へ戻り、前
述のシーケンス(ステツプ121→ステツプ123)を繰り返
す。
[ステツプ125]ステツプ123でステツプswFLMのオフ信
号が入力されたことを検知すると、出力ポートPBの出力
を“0"にし、トランジスタTR5をオフにしてフイルム給
送用モータMBを停止させる。
[ステツプ126]オートブラケツトモードが設定されて
いるか否かをフラグFAEBの状態により判別する。オート
ブラケツトモードでなければステツプ132へ、そうであ
ればステツプ127へ進む。
[ステツプ127]シヤツター速度情報スタツク用レジス
タRGTvSの内容をシヤツター速度情報レジスタRGTvに格
納する。同じく絞り値情報スタツク用レジスタRGAvSの
内容を絞り値情報レジスタRGAvに格納する。これにより
シヤツター速度情報レジスタRGTv並びに絞り値情報レジ
スタRGAvにはブラケツト演算を行う前の標準露出値の露
光量となるシヤツター速度情報と絞り値情報とがそれぞ
れ復帰する。
[ステツプ128]オートブラケツト(AEB)撮影回数レジ
スタRGAEBNの内容から1を減算し、再びAEB撮影回数レ
ジスタRGAEBNに格納する。
[ステツプ129]ステツプ128にて上述したように1を減
じられたAEB撮影回数レジスタRGAEBNの内容が0になっ
たかどうか判別する。このレジスタRGAEBNの内容が0で
あればAEB撮影所定の3枚の撮影が終了したことを意味
し、プログラムはステツプ134へ進む。そうでない場合
はステツプ130へ進む。
[ステツプ130]入力ポートPA7に入力するスイツチswCS
のオンオフ状態より連写モードであるか単写モードであ
るかの判別を行う。連写モードの場合はNEXT3(第2図
のステツプ7)へジヤンプする。単写モードの場合はス
テツプ131へ進む。
[ステツプ131]第2ストローク・スイツチsw2のオフ信
号が入力されるのを待つ。単写モードであるので撮影者
がレリーズ釦1の押圧操作をゆるめて第2ストローク・
スイツチsw2のオン状態を一度解除しない限り次のシー
ケンスに進まない。オフ信号が入力されるとプログラム
はNEXT3へジヤンプする。
ステツプ130又は131からNEXT3へジヤンプするのはAEB
撮影中であってまだ所定の3枚の撮影が終っていない場
合で、NEXT3へジヤンプすることにより、新たな測光演
算をすることなくAEBステツプに基づく露出ずらしの演
算を行って次の撮影に移行することが可能となるのは前
述のステツプ141〜149のAEB演算の説明のとうりであ
る。
ステツプ129にてAEB撮影の所定3枚を撮り終えたと判
断された場合について説明する。
[ステツプ134]出力ポートPFLより0を出力する。これ
によりSEG3の点滅を停止し、普通の点灯状態となる。
[ステツプ135]AEB撮影回数記憶レジスタRGAEBNにデー
タ3をセツトする。これにより新たな3枚のAEB撮影を
することが可能となる。
[ステツプ136]第2ストローク・スイツチsw2のオフ信
号を待つ。AEB撮影の所定の3枚の撮影を終えたところ
なので、入力ポートPA7に接続されるswCSによって設定
される単写モードか連写モードかの如何によらず撮影の
一区切がついたことを撮影者に知らせるために、撮影者
がレリーズ釦1の押圧をゆるめて第2ストローク・スイ
ツチsw2を一度オフしない限り次の撮影には進まない。
第2ストローク・スイツチsw2のオフ信号が入力され
るとプログラムはスタートへジヤンプする。
次に、オートブラケツトモードでない場合について述
べる。この場合、フラグFAEBが0であるので、ステツプ
126からステツプ132へ進む。
[ステツプ132]入力ポートPA7に入力するスイツチswCS
のオンオフ状態より連写モードであるか単写モードであ
るかの判別を行う。連写モードの場合はスタートへ戻
り、この場合はレリーズ釦1の押圧操作がなされ、第1,
第2ストロークスイツチsw1,2のオン信号が入力されて
いるので、次の撮影に入る。また単写モードの場合はス
テツプ133へ進む。
[ステツプ133]第2ストロークスイツチsw2のオフ信号
が入力されるのを待つ。単写モードであるので撮影者が
レリーズ釦1の押圧操作をゆるめて第2ストロークスイ
ツチsw2を一度オフしない限り次の撮影シーケンスには
進まない。オフ信号が入力されると、スタートへ戻る。
次に、撮影の途中でフイルムが終了した場合について
述べる。この場合、前述した様に例えば1秒タイマであ
るフイルムタイマでの計時が終了するので、ステツプ12
4からステツプ150へ進む。
[ステツプ150]出力ポートPCの出力を“1"とし、トラ
ンジスタTR5をオンにしてリワインド用モータMCを回転
させる。これにより、フイルムの巻戻しが開始される。
[ステツプ151]フイルムの巻戻しが終了したか否かを
検知するために使用するリワインドタイマをスタートさ
せる。
[ステツプ152]フイルムスイツチswFLMの状態が変化し
ているか否かの判別を行う。変化すればステツプ151へ
戻り、再度リワインドタイマをスタートさせる。変化が
なければステツプ153へ進む。
[ステツプ153]リワインドタイマでの計時が終了した
か否かの判別を行う。終了していなければステツプ152
へ戻る。
以上からわかるように、1駒と1駒の給送の間はステ
ツプ152,ステツプ153のループを進み、1駒の給送完了
を検知するとステツプ152からステツプ151へ進み、フイ
ルム巻戻し時はこのループを繰り返すことになる。その
後パトローネの中に全てのフイルムが巻き込まれると、
例えばパトローネが回転しなくなってフイルムスイツチ
swFLMの状態変化がなくなる。これを検知するとステツ
プ154へ進む。
[ステツプ154]出力ポートPCの出力を“0"にし、トラ
ンジスタTR5をオフにしてリワインド用モータMCを停止
させる。これによりフイルムの巻戻しが終了となる。
[ステツプ155]オートブラケツトモードを示すフラグ
であるFAEBを0にリセツトする。又、オートブラケツト
撮影回数レジスタRGAEBNの内容も0にクリアする。さら
に出力ポートPAEB並びにPFLの出力をともに0にしSEG3
(AEBマーク)の点滅表示を消灯させる。
[ステツプ156]オートブラケツト段数記憶レジスタRGA
EB並びにオートブラケツト段数表示用レジスタRGAEBDの
内容をともに000にクリアする。さらにAEB段数表示用レ
ジスタRGAEBD(=000)の内容を出力ポートPBDに出力す
る。
次に、プログラムはスタートに戻る。
また、オートブラケツト撮影の途中、つまり本来なら
3回連続して撮影しなければならないのに途中でフィル
ム終了となった場合は、1駒目或いは2駒目でステップ
150以後のルーチンに入ってしまう。この様な場合、新
たに装填されたフイルムへオートブラケツト撮影が続行
されることは、被写体が異なる危険性や撮影者が誤解す
る可能性がある為、そのことを撮影者に知らしめると同
時に、オートブラケツトモードを解除することが望まし
い。これを第3図のフローチヤートでみると、ステツプ
101でオートブラケツトマークの点滅表示を行わせた後
にフイルムが終了した時は自動的にフイルム巻戻しへと
移行する。このフイルム巻戻しの実行中はまだオートブ
ラケツトマークの点滅表示の解除を行っていない。従っ
て、通常であれば表示されることのないオートブラケツ
トマーク表示がフイルム巻戻しの間になされることで、
オートブラケツト撮影が完全に終了しないで、フイルム
が終了してしまったことを撮影者は知ることができる。
つまりその警告表示となる。また、ステップ155でオー
トブラケツトモードを示すフラグFAEBを0にリセツト
し、AEB撮影回数記憶レジスタRGAEBNの内容も0にクリ
アしているので、従来カメラの如く新たに装填されたフ
イルムへオートブラケツト撮影が続行されるといった不
都合もなくなる。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、マニアル露出モードのオートブラ
ケツト機能を有するカメラにおいては、マニアル機能変
更用の操作部材を有し、この操作部材の操作に応じてマ
ニアル露出時のオートブラケツト撮影時に絞り値を固定
してシヤツター速度を変化させるブラケツト撮影を行う
か、シヤツター速度を固定して絞り値を変化させるブラ
ケツト撮影を行うかを予め選択可能としたことにより、
カメラのユーザーは自身の好みや撮影対象に応じてより
使用頻度の高いブラケツトモードを撮影時に何ら手を煩
すことなく使用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る情報又はモード設定装置を有する
カメラの一実施例を示す回路図、第2図,第3図,第4
図は第1図実施例の動作を説明するプログラムフローを
示す説明図、第5図は第1図カメラの構成を示す正面
図、第6図は第1図示カメラの構成を示す上面図、第7
図は第1図示カメラの構成を示す背面図、第8図(a)
は第1図示カメラの表示器の構成を示す回路図、第8図
(b),(c),(d)は第1図示カメラの表示動作を
説明するための説明図、第9図は第8図(a)に示した
デコーダーの構成を示す回路図、第10図は第1図示カメ
ラの表示器SEG6による表示状態を示す説明図である。 1……レリーズ釦 2,3……操作レバー 4……露出モード選択つまみ 5……ダイアル 6……スイツチ蓋 7……収納部 swAEB……オートブラケツトスイツチ swME……多重撮影スイツチ swCOMP……露出補正スイツチ swMN……マニアル機能変更スイツチ swM……マニアル絞りスイツチ COM……マイクロコンピユータ EEPROM……電気的消去可能不輝発性メモリ TD・AD・FD・CD……デコーダ SEG1〜SEG6……表示器 DIF……ダイアルインターフエース回路 MB・MC・MD……モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マニアル操作にて設定された絞り値を固定
    し、マニアル操作にて設定されたシャッター秒時を各コ
    マに対して所定値変更しながら、各コマに対して露出制
    御を行なう第1のオートブラケットモードと、マニアル
    操作にて設定されたシャッター秒時値を固定し、マニア
    ル操作にて設定された絞り値を各コマに対して所定値変
    更しながら、各コマに対して露出制御を行なう第2のオ
    ートブラケットモードを有するオートブラケット制御回
    路と、第1又は第2のオートブラケットモードを選択す
    る選択手段を備えたことを特徴とするカメラ。
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JPS6337321A (ja) * 1986-08-01 1988-02-18 Canon Inc カメラの露出制御装置

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