JPH08203322A

JPH08203322A - 埋込み型取付具

Info

Publication number: JPH08203322A
Application number: JP3148595A
Authority: JP
Inventors: Noritaka Uehara; 訓荘上原
Original assignee: Asahi National Lighting Co Ltd
Current assignee: Panasonic Life Solutions Asahi Co Ltd
Priority date: 1995-01-26
Filing date: 1995-01-26
Publication date: 1996-08-09

Abstract

(57)【要約】【目的】所望しない埋込み穴が既設されている場合や
所望しない埋込み穴しか設けられない場合でも、取付可
能な埋込み型取付具を提供する。【構成】中間部材１と、中間部材１に連結されて枠を
構成し中間部材１の両側方向にスライド可能なほぼコ字
形の一対のスライド部材２を備える。中間部材１にはス
ライド部材２のスライド方向と直交する長孔１０を設
け、各スライド部材２の各側片３には互いにクロスする
ような斜め方向の長孔１１を設け、さらに各長孔１０，
１１を連通する連結具１２を設ける。中間部材１にはス
ライド部材２のスライド方向と同方向の長孔１４を設
け、各スライド部材２の一方の側片３にはスライド部材
２のスライド方向と同方向の長孔１５を設け、各スライ
ド部材２の他方の側片３には螺合孔１６を設け、さらに
長孔１４，１５を連通し螺合孔１６に螺合されるビス１
７を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、照明器具を取付けるの
に好適な埋込み型取付具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、天井埋込み型照明器具などで使用
される埋込み型取付具は一定の外径をもつ部材で構成さ
れていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、既設の照明器
具を別の照明器具と交換する場合のように、すでに天井
に所望しない内径の埋込み穴が設けられている場合、あ
るいは、種々の制約により所望しない内径の埋込み穴し
か設けられない場合などは、その穴径に合致するような
埋込み型取付具しか選択できないことになる。そこで本
発明は、所望しない内径の埋込み穴が既設されている場
合や所望しない内径の埋込み穴しか設けられない場合で
も、取付可能な埋込み型取付具を提供することを目的と
する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明を要約すると、中
間部材と、中間部材に連結されて枠を構成し中間部材の
両側方向にスライド可能なほぼコ字形またはほぼＵ字形
の一対のスライド部材とを備えた埋込み型取付具であ
る。中間部材は、各スライド部材の各側片と対面する各
垂直片と、各垂直片の上端を連結する水平片を備えたも
のが好適である。また、中間部材には照明器具を支持す
る支持具を設けるとよい。そして、各スライド部材のコ
ーナー部は面取りされているとよい。また、各スライド
部材または中間部材は造営材に取付けられるものであ
る。さらに具体的な本発明では、中間部材にはスライド
部材のスライド方向と直交する長孔を設け、各スライド
部材の各側片には互いにクロスするような斜め方向の長
孔を設け、さらに各長孔を連通する連結具を設けた埋込
み型取付具を開示する。さらに別の具体的な本発明で
は、中間部材にはスライド部材のスライド方向と同方向
の長孔を設け、各スライド部材の一方の側片にはスライ
ド部材のスライド方向と同方向の長孔を設け、各スライ
ド部材の他方の側片には螺合孔を設け、さらに本項に記
載の各長孔を連通し前記螺合孔に螺合されるビスを設け
た埋込み型取付具を開示する。また、各スライド部材は
同一形状である埋込み型取付具がよい。

【０００５】

【作用】本発明によれば、一対のスライド部材を中間部
材の両側方向にスライド可能にしたため、複数の埋込み
穴径に対応して埋込み型取付具を取付けできる。各スラ
イド部材のコーナー部が面取りされていると、円形また
は角形の埋込み穴いずれにも対応して埋込み型取付具を
適切に取付けできる。前述したさらに具体的な本発明で
は、一対のスライド部材のスライド位置が同期するた
め、外径を変えるに際して便宜性がある。そして特にこ
の場合には、照明器具を支持する支持具を中間部材に設
けることは、支持具の位置が常に埋込み型取付具の中央
部分に位置してバランスがとれて好都合である。また、
各スライド部材が同一形状であると、別々のスライド部
材を製造する必要がないため、スライド部材の製造管理
や中間部材との組立に好都合である。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の実施例を説明するが、それは
あくまで本発明に基づいて採択された具体的例示であ
り、本発明をその実施例のみに特有な事項に基づいて限
定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に
示した事項あるいはその事項と実質的に等価である事項
に基づいて定めなければならない。

【０００７】図示の実施例は、金属製の中間部材１と、
中間部材１に連結されて枠を構成し中間部材１の両側方
向にスライド可能なほぼコ字形またはほぼＵ字形のやは
り金属製の一対のスライド部材２とを備えた埋込み型取
付具である。中間部材１は、各スライド部材２の各側片
３と対面する各垂直片４と、各垂直片４の上端を連結す
る水平片５を備える。また、中間部材１の両側下端には
照明器具６を支持するねじからなる支持具７を各々設け
る。そして、各スライド部材２のコーナー部は図示のよ
うに平面的に面取りされているとよい。この面取りによ
り各スライド部材２は全体としてほぼ八角形となる。ま
た、各スライド部材２または中間部材１は天井などの造
営材８に取付けられるものである。具体的には、各スラ
イド部材２のコーナー部などにおいて形成した縦方向の
長孔９に係止具９’をスライド可能に取付け、この係止
具９’によって埋込み型取付具を造営材８の上面に係止
する。

【０００８】中間部材１の各垂直片４にはスライド部材
２のスライド方向と直交する長孔１０を設け、各スライ
ド部材２の各側片３には互いにクロスするような斜め方
向の長孔１１を設け、さらに各長孔１０，１１を連通す
る連結具１２を設ける。さらに、連結具１２の種類によ
ってはその端部に適宜ナットその他の抜け止め具１３を
取付ける。また、中間部材１の各垂直片４にはスライド
部材２のスライド方向と同方向の長孔１４を設け、各ス
ライド部材２の一方の側片３にはスライド部材２のスラ
イド方向と同方向の長孔１５を設け、各スライド部材２
の他方の側片３には螺合孔１６を設け、さらに長孔１
４，１５を連通し螺合孔１６に螺合されるビス１７を設
ける。また、各スライド部材２は同一形状である。

【０００９】その他の構成を述べると、図３の左半部は
本実施例の埋込み型取付具を円形の埋込み穴１８に埋込
んで取付けた例であり、図３の右半部は本実施例の埋込
み型取付具を角形の埋込み穴１９に埋込んで取付けた例
である。また、図４に示すように照明器具６は支持具７
の下端に螺合された袋型のナットなどの抜け止め具２０
により抜け止められる。そして、照明器具６の上面には
各スライド部材２で構成される枠内にはめ込まれる安定
器２１を搭載している。なお、中間部材１を造営材８よ
りさらに上側の天井裏の造営材（図示されない）に取付
けるには、この造営材に吊下げ支持させた図示しない長
めのボルトを中間部材１の水平片５の中央に形成した孔
２２に上から通してから、孔２２の下面側にて前記ボル
トの下端に図示しないナットを螺合する。また、ランプ
２３やそのソケット２４を含む照明器具６は本実施例の
埋込み型取付具の下面に取付けられているが、各スライ
ド部材２で構成される枠内にランプやそのソケットを設
けてもよい。例えば、中間部材１の水平片５の下面にソ
ケットを取付け、このソケットにランプを装着してもよ
い。

【００１０】本実施例によれば、一対のスライド部材２
を中間部材１の両側方向にスライド可能にしたため、複
数の埋込み穴径に対応して埋込み型取付具を取付けでき
る。また、各スライド部材２のコーナー部が面取りされ
ているので、円形または角形の埋込み穴いずれにも適切
に対応でき、埋込み型取付具を埋込み穴にうまく沿わせ
て取付けできる。また、一対のスライド部材２のスライ
ド位置が同期するため、外径を変えるに際して便宜性が
ある。そして特にこの場合には、照明器具６を支持する
支持具７を中間部材１に設けることは、支持具７の位置
が常に埋込み型取付具の中央部分に位置してバランスが
とれて好都合である。さらにまた、各スライド部材２が
同一形状であるので別々のスライド部材を製造する必要
がないため、スライド部材２の製造管理や中間部材１と
の組立に好都合である。

【００１１】

【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、所望しな
い内径の埋込み穴が既設されている場合や所望しない内
径の埋込み穴しか設けられない場合でも、取付可能な埋
込み型取付具を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）は埋込み型取付具の外径を
変えた場合の斜視図

【図２】埋込み型取付具の分解斜視図

【図３】埋込み型取付具を天井などの造営材に取付けた
状態の平面図

【図４】埋込み型取付具を天井などの造営材に取付けた
状態の縦断面図

【符号の説明】

１中間部材２スライド部材３側片４垂直片５水平片６照明器具７支持具８造営材９，１０，１１長孔１２連結具１４，１５長孔１６螺合孔１７ビス

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】中間部材と、中間部材に連結されて枠を
構成し中間部材の両側方向にスライド可能なほぼコ字形
またはほぼＵ字形の一対のスライド部材とを備えた埋込
み型取付具。
【請求項２】請求項１において、中間部材は、各スラ
イド部材の各側片と対面する各垂直片と、各垂直片の上
端を連結する水平片を備えた埋込み型取付具。
【請求項３】請求項１または２において、中間部材に
は照明器具を支持する支持具を設けた埋込み型取付具。
【請求項４】請求項１〜３のいずれかにおいて、各ス
ライド部材のコーナー部は面取りされている埋込み型取
付具。
【請求項５】請求項１〜４のいずれかにおいて、各ス
ライド部材または中間部材が造営材に取付けられるもの
である埋込み型取付具。
【請求項６】請求項１〜５のいずれかにおいて、中間
部材にはスライド部材のスライド方向と直交する長孔を
設け、各スライド部材の各側片には互いにクロスするよ
うな斜め方向の長孔を設け、さらに各長孔を連通する連
結具を設けた埋込み型取付具。
【請求項７】請求項１〜６のいずれかにおいて、中間
部材にはスライド部材のスライド方向と同方向の長孔を
設け、各スライド部材の一方の側片にはスライド部材の
スライド方向と同方向の長孔を設け、各スライド部材の
他方の側片には螺合孔を設け、さらに本請求項に記載の
各長孔を連通し前記螺合孔に螺合されるビスを設けた埋
込み型取付具。
【請求項８】請求項１〜７のいずれかにおいて、各ス
ライド部材は同一形状である埋込み型取付具。