JPH0819194A - 電力系統監視制御装置 - Google Patents
電力系統監視制御装置Info
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- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
- Y04S10/00—Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
- Y04S10/30—State monitoring, e.g. fault, temperature monitoring, insulator monitoring, corona discharge
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- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
- Y04S20/00—Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、将来の水系状態を自動的に予測し
合理的に水系を運用するための運転員の負担を軽減する
電力系統監視制御装置を提供することにある。 【構成】本発明は、ダムの水位と放流量及び発電機の運
転状態とその出力を設定する設定手段と、発電機の運転
状態とその出力を制御する第1制御手段と、発電機の運
転状態とその出力予定値を記憶する記憶手段と、この予
定値に従って発電機の運転状態とその出力を制御する第
2制御手段と、この予定値と発電機および水系の特性デ
ータとに従って、将来の水系状態を予測する第1予測手
段と、手動にて発電機を制御する第3制御手段とを有す
る電力系統監視制御装置において、前記記憶した予定値
と異なった起動停止指令を手動にて制御する場合、その
制御値に従って将来の水系状態を再計算し予測する第2
予測手段と、その予測内容をマンマシンインターフェー
ス装置に表示する表示手段とを備えているので、運転員
は合理的に水系を運用することができる。
合理的に水系を運用するための運転員の負担を軽減する
電力系統監視制御装置を提供することにある。 【構成】本発明は、ダムの水位と放流量及び発電機の運
転状態とその出力を設定する設定手段と、発電機の運転
状態とその出力を制御する第1制御手段と、発電機の運
転状態とその出力予定値を記憶する記憶手段と、この予
定値に従って発電機の運転状態とその出力を制御する第
2制御手段と、この予定値と発電機および水系の特性デ
ータとに従って、将来の水系状態を予測する第1予測手
段と、手動にて発電機を制御する第3制御手段とを有す
る電力系統監視制御装置において、前記記憶した予定値
と異なった起動停止指令を手動にて制御する場合、その
制御値に従って将来の水系状態を再計算し予測する第2
予測手段と、その予測内容をマンマシンインターフェー
ス装置に表示する表示手段とを備えているので、運転員
は合理的に水系を運用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統に設置されて
いる電機機器及び計測装置などを伝送装置を介して運転
員が監視制御を行う電力系統監視制御装置に関する。
いる電機機器及び計測装置などを伝送装置を介して運転
員が監視制御を行う電力系統監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統を構成する変電所には、遮断
器、断路器、保護装置などの設備が、また、ダムや水力
発電所には水位計測、ダムゲート操作、発電機起動停止
などのための各種設備が設置されている。電力系統監視
制御装置は、これら様々な設備の状態を常に監視し異常
があれば、その状況をアラームとして出力し、所定の手
順により開閉器などの遠方制御を行う装置である。
器、断路器、保護装置などの設備が、また、ダムや水力
発電所には水位計測、ダムゲート操作、発電機起動停止
などのための各種設備が設置されている。電力系統監視
制御装置は、これら様々な設備の状態を常に監視し異常
があれば、その状況をアラームとして出力し、所定の手
順により開閉器などの遠方制御を行う装置である。
【0003】この電力系統監視制御装置は、集中監視制
御技術の発達により監視制御を行う範囲が広範囲とな
り、運転員は、日常、膨大な情報量を扱っている。この
ような中で電力系統の監視制御を行う場合、電力系統監
視制御装置は運転員の要求に応じて、あるいは自動的に
情報を運転員に提供したり、各種設備の制御を行ったり
している。
御技術の発達により監視制御を行う範囲が広範囲とな
り、運転員は、日常、膨大な情報量を扱っている。この
ような中で電力系統の監視制御を行う場合、電力系統監
視制御装置は運転員の要求に応じて、あるいは自動的に
情報を運転員に提供したり、各種設備の制御を行ったり
している。
【0004】以下、上記の従来技術を図11〜図13を
参照して具体的に説明する。図11は連接する水系の概
略構成図である。同図において、50,60,70はダ
ム、51,61,71は放流ゲート、52,62,72
は水車発電機、53,63,73は上流のダムの放流量
以外の水系に流入する水量(以下残流量と呼ぶ)であ
る。
参照して具体的に説明する。図11は連接する水系の概
略構成図である。同図において、50,60,70はダ
ム、51,61,71は放流ゲート、52,62,72
は水車発電機、53,63,73は上流のダムの放流量
以外の水系に流入する水量(以下残流量と呼ぶ)であ
る。
【0005】図12は図11に示したダム式水力発電所
の発電機を集中監視制御するための電力系統監視制御装
置の構成図であり、同図において、1はマンマシンイン
ターフェース装置、11は表示装置、12はキーボード
やポインティングデバイス(ライトペン,タブレット等
を意味する)等の入力装置、2は電子計算機、3は伝送
装置親局、4は伝送装置子局、5は図11で示したダム
式水力発電所の発電機等の電力系統設備を表している。
の発電機を集中監視制御するための電力系統監視制御装
置の構成図であり、同図において、1はマンマシンイン
ターフェース装置、11は表示装置、12はキーボード
やポインティングデバイス(ライトペン,タブレット等
を意味する)等の入力装置、2は電子計算機、3は伝送
装置親局、4は伝送装置子局、5は図11で示したダム
式水力発電所の発電機等の電力系統設備を表している。
【0006】運転員は入力装置12を用いて例えばダム
のゲート開度、発電機出力値など電力系統設備に対する
制御値の設定を行う。また、表示装置11を用いて電力
系統設備5の状態を監視している。電子計算機2は運転
員の設定した制御値に基づき指令値を作成し、伝送装置
3,4を経由して電力系統設備5に対する制御を行う。
また、伝送装置3,4を経由して伝送されてくる電力系
統設備5の状態情報や運転員の設定した値を編集して表
示装置11に表示を行う。
のゲート開度、発電機出力値など電力系統設備に対する
制御値の設定を行う。また、表示装置11を用いて電力
系統設備5の状態を監視している。電子計算機2は運転
員の設定した制御値に基づき指令値を作成し、伝送装置
3,4を経由して電力系統設備5に対する制御を行う。
また、伝送装置3,4を経由して伝送されてくる電力系
統設備5の状態情報や運転員の設定した値を編集して表
示装置11に表示を行う。
【0007】図13は図12の電子計算機2で行われる
処理の内容を示したブロック構成図で、運転員が発電機
出力の予定値の設定を行った時にこれに対する制御を伝
送装置3,4に対して行ったり、伝送装置3,4から伝
送されてくるデータをマンマシンインターフェース装置
に表示したりする流れを表した図である。ここで、21
は発電機出力の予定値(以下、予定値と呼ぶ)入力手
段、22は発電機の起動・停止、発電機出力値(以下、
指令値と呼ぶ)作成手段、23は指令値出力手段、24
は予測水位値(以下、予測値と呼ぶ)作成手段、25は
予測値表示手段、26は手動にて発電機を制御する場合
の指令値入力手段、27は水位値などのダム、水系の状
態(以下、水系状態と呼ぶ)監視手段、28は水系状態
表示手段、201は予定値記憶領域、202は後述する
水系特性データ記憶領域、203は予測値記憶領域、2
04は水系状態記憶領域である。
処理の内容を示したブロック構成図で、運転員が発電機
出力の予定値の設定を行った時にこれに対する制御を伝
送装置3,4に対して行ったり、伝送装置3,4から伝
送されてくるデータをマンマシンインターフェース装置
に表示したりする流れを表した図である。ここで、21
は発電機出力の予定値(以下、予定値と呼ぶ)入力手
段、22は発電機の起動・停止、発電機出力値(以下、
指令値と呼ぶ)作成手段、23は指令値出力手段、24
は予測水位値(以下、予測値と呼ぶ)作成手段、25は
予測値表示手段、26は手動にて発電機を制御する場合
の指令値入力手段、27は水位値などのダム、水系の状
態(以下、水系状態と呼ぶ)監視手段、28は水系状態
表示手段、201は予定値記憶領域、202は後述する
水系特性データ記憶領域、203は予測値記憶領域、2
04は水系状態記憶領域である。
【0008】運転員が入力装置12より設定した予定値
は、予定値入力手段21により電子計算機2に取り込ま
れ、予定値記憶領域201に記憶される。指令値作成手
段22では、この予定値記憶領域201に記憶された予
定値に基づき指令値を作成し、指令値は指令値出力手段
23により制御を伝送装置3,4を通して行う。また、
予定値記憶領域201に記憶された予定値は、水系特性
データ記憶領域202に記憶された水系特性データや水
系状態記憶領域204に記憶された現在状態データとと
もに、予測値作成手段24で将来の水系状態の予測値を
作成するために用いられ、作成した予測値は予測値記憶
領域203に記憶される。予測値記憶領域203に記憶
された予測値は予測値表示手段25により表示装置11
に表示される。さらに、運転員が入力装置12より直接
設定した指令値は、指令値入力手段26を用いて電子計
算機2に取り込まれ、指令値出力手段23により制御を
伝送装置3,4を通して行う。また、伝送装置3,4よ
り上ってきたデータは水系状態監視手段27により取り
込まれ、水系状態記憶領域204に記憶され、水系状態
表示手段28により表示装置11に表示される。
は、予定値入力手段21により電子計算機2に取り込ま
れ、予定値記憶領域201に記憶される。指令値作成手
段22では、この予定値記憶領域201に記憶された予
定値に基づき指令値を作成し、指令値は指令値出力手段
23により制御を伝送装置3,4を通して行う。また、
予定値記憶領域201に記憶された予定値は、水系特性
データ記憶領域202に記憶された水系特性データや水
系状態記憶領域204に記憶された現在状態データとと
もに、予測値作成手段24で将来の水系状態の予測値を
作成するために用いられ、作成した予測値は予測値記憶
領域203に記憶される。予測値記憶領域203に記憶
された予測値は予測値表示手段25により表示装置11
に表示される。さらに、運転員が入力装置12より直接
設定した指令値は、指令値入力手段26を用いて電子計
算機2に取り込まれ、指令値出力手段23により制御を
伝送装置3,4を通して行う。また、伝送装置3,4よ
り上ってきたデータは水系状態監視手段27により取り
込まれ、水系状態記憶領域204に記憶され、水系状態
表示手段28により表示装置11に表示される。
【0009】図2は図13の予定値記憶領域201の一
構成例であり、発電所毎の出力値やダム毎の残流量の予
定値を5分単位に0時から24時までの1日分を記憶し
ている。
構成例であり、発電所毎の出力値やダム毎の残流量の予
定値を5分単位に0時から24時までの1日分を記憶し
ている。
【0010】図3は図13の水系特性データ記憶領域2
02の一構成例であり、ダム毎の水位貯水量H−V特
性、発電機毎の出力使用水量P−Q特性、ダム間、発電
所間の流下時間の特性、発電機毎の最高最低出力値等を
記憶している。
02の一構成例であり、ダム毎の水位貯水量H−V特
性、発電機毎の出力使用水量P−Q特性、ダム間、発電
所間の流下時間の特性、発電機毎の最高最低出力値等を
記憶している。
【0011】図4は図13の予測値記憶領域203の一
構成例であり、ダム毎の水位の予測値を5分単位に0時
から24時までの1日分を記憶している。
構成例であり、ダム毎の水位の予測値を5分単位に0時
から24時までの1日分を記憶している。
【0012】図5は図13の予測値作成手段24を具体
的に示したフローチャートの一例で、図11のダム70
の水位の予測値作成方法を示している。すなわち、ステ
ップS1では、ダム水位予測値を作成する開始時刻
(t)の設定を行う。
的に示したフローチャートの一例で、図11のダム70
の水位の予測値作成方法を示している。すなわち、ステ
ップS1では、ダム水位予測値を作成する開始時刻
(t)の設定を行う。
【0013】ステップS2では、ダム50のゲート51
のa1 分前のゲート開度[A1(t−a1 )]、発電機
52のb1 分前の発電機出力[P1(t−b1 )]、ダ
ム60のゲート61のa2 分前のゲート開度[A2(t
−a2 )]、発電機62のb2 分前の発電機出力[P2
(t−b2 )]、ダム70に流入する現在の残流量73
[Z3(t)]、ゲート71の現在のゲート開度[A3
(t)]、発電機72の現在の発電機出力[P3
(t)]を水系状態記憶領域204に記憶されたデータ
から取り出す。そして、さらにゲート開度、発電機出力
を下式に基づきゲート放流量、発電使用水量へ変換す
る。時刻tにおけるダム50のゲート51からの放流量
V1g(t)は、水系特性データ記憶領域202に記憶さ
れた関数fにより、次のように表される。 V1g(t)=f[H1(t),A1(t)] 但し、f(t):ゲート51の放流量特性関数 H1(t):時刻tにおけるダム50の水位 A1(t):時刻tにおけるダム50のゲート51の開
度
のa1 分前のゲート開度[A1(t−a1 )]、発電機
52のb1 分前の発電機出力[P1(t−b1 )]、ダ
ム60のゲート61のa2 分前のゲート開度[A2(t
−a2 )]、発電機62のb2 分前の発電機出力[P2
(t−b2 )]、ダム70に流入する現在の残流量73
[Z3(t)]、ゲート71の現在のゲート開度[A3
(t)]、発電機72の現在の発電機出力[P3
(t)]を水系状態記憶領域204に記憶されたデータ
から取り出す。そして、さらにゲート開度、発電機出力
を下式に基づきゲート放流量、発電使用水量へ変換す
る。時刻tにおけるダム50のゲート51からの放流量
V1g(t)は、水系特性データ記憶領域202に記憶さ
れた関数fにより、次のように表される。 V1g(t)=f[H1(t),A1(t)] 但し、f(t):ゲート51の放流量特性関数 H1(t):時刻tにおけるダム50の水位 A1(t):時刻tにおけるダム50のゲート51の開
度
【0014】同様に、発電機52の発電使用水量V1p
(t)は、 V1p(t)=g[H1(t),P1(t)] 但し、g(t):発電機52の使用水量特性関数 P1(t):時刻tにおける発電機52の発電機出力 同様にして、ゲート61からの放流量V2g(t)、発電
機62の発電使用水量V2p(t)、ゲート71からの放
流量V3g(t)、発電機72の発電使用水量V3p(t)
が定まる。
(t)は、 V1p(t)=g[H1(t),P1(t)] 但し、g(t):発電機52の使用水量特性関数 P1(t):時刻tにおける発電機52の発電機出力 同様にして、ゲート61からの放流量V2g(t)、発電
機62の発電使用水量V2p(t)、ゲート71からの放
流量V3g(t)、発電機72の発電使用水量V3p(t)
が定まる。
【0015】ステップS3では、今回のダム70の貯水
量とステップS2で求めた値により次回(Δt後)のダ
ム70の貯水量を下式に基づき算出する。 V3(t+Δt) =V3(t)+[V1g(t−a1 )+V1p(t−b1 )
+V2g(t−a2 )+V2p(t−b2 )−V3g(t)−
V3p(t)+Z3]×Δt 但し、V3(t):時刻tにおけるダム70の貯水量 Z3:ダム70の残流量 a1 ,b1 :ダム50から70への流下時間 a2 ,b2 :ダム60から70への流下時間(aは放流
水の流下時間、bは発電水の流下時間) Δt:経過時間
量とステップS2で求めた値により次回(Δt後)のダ
ム70の貯水量を下式に基づき算出する。 V3(t+Δt) =V3(t)+[V1g(t−a1 )+V1p(t−b1 )
+V2g(t−a2 )+V2p(t−b2 )−V3g(t)−
V3p(t)+Z3]×Δt 但し、V3(t):時刻tにおけるダム70の貯水量 Z3:ダム70の残流量 a1 ,b1 :ダム50から70への流下時間 a2 ,b2 :ダム60から70への流下時間(aは放流
水の流下時間、bは発電水の流下時間) Δt:経過時間
【0016】ステップS4では、ステップS3で求めた
次回の貯水量を下記式に基づき水位に変換する。 H3(t+Δt)=h[V3(t+Δt)] 但し、h(t):ダム70の水位特性関数
次回の貯水量を下記式に基づき水位に変換する。 H3(t+Δt)=h[V3(t+Δt)] 但し、h(t):ダム70の水位特性関数
【0017】ステップS5では、次回の時刻が24時を
越えていないかを判定する。越えていない場合はステッ
プS6で次回の時刻をtに設定し、ステップS2より再
び同様の計算を反復する。このような計算を上流から順
に24時までの間反復することにより、予定値記憶領域
201に設定されたデータに基づき、全てのダム水位の
予測を行うことができる。
越えていないかを判定する。越えていない場合はステッ
プS6で次回の時刻をtに設定し、ステップS2より再
び同様の計算を反復する。このような計算を上流から順
に24時までの間反復することにより、予定値記憶領域
201に設定されたデータに基づき、全てのダム水位の
予測を行うことができる。
【0018】以上をまとめると、運転員は、次の
(1)、(2)の2つの方法で発電機の制御を行うこと
ができる。すなわち、(1)予定値入力手段21を用い
て設定したデータに基づき発電機の自動制御を行う方
法。(2)指令値入力手段26を用いて予定値を設定せ
ずに直接制御を行う方法。
(1)、(2)の2つの方法で発電機の制御を行うこと
ができる。すなわち、(1)予定値入力手段21を用い
て設定したデータに基づき発電機の自動制御を行う方
法。(2)指令値入力手段26を用いて予定値を設定せ
ずに直接制御を行う方法。
【0019】上記(1)の方法の場合には、次に述べる
3つの手段を用いることで、運転員が常に将来の水系状
態の予測値を監視しながら、計算機による自動制御を行
うことができる。第1に運転員が入力装置12を用いて
発電機出力の予定値と残流量の予定値を設定する。第2
にこの設定値を基に予測値作成手段24を用いることで
計算機にてダム水位の予測値を作成する。第3にこの予
測値を予測値表示手段25を用いて表示装置11に表示
し運転員が確認する。
3つの手段を用いることで、運転員が常に将来の水系状
態の予測値を監視しながら、計算機による自動制御を行
うことができる。第1に運転員が入力装置12を用いて
発電機出力の予定値と残流量の予定値を設定する。第2
にこの設定値を基に予測値作成手段24を用いることで
計算機にてダム水位の予測値を作成する。第3にこの予
測値を予測値表示手段25を用いて表示装置11に表示
し運転員が確認する。
【0020】上記(2)の方法の場合には、運転員が経
験等に基づき水系状態を推測しながら制御の変更が必要
となる度に、運転員が手動による制御を行う必要があ
る。
験等に基づき水系状態を推測しながら制御の変更が必要
となる度に、運転員が手動による制御を行う必要があ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記(1)
及び(2)の方法は、予測値作成手段24と指令値入力
手段26とが独立しているため、運転員が指令値を設定
して予定値と異なった制御を行う場合、将来の水系状態
は予測値作成手段24で作成した予測値とは異なるの
で、運転員が指令値を設定して制御を行う場合は現在の
水系状態を基に、経験や勘や手計算によって将来の水系
状態を予測しながら制御を行う必要があった。このた
め、複数の発電所の発電機を指令値入力手段26を用い
て制御する場合などは、運転員にかかる負担はますます
増大し、場合によっては誤った判断を行う可能性もあ
り、この場合には貴重な水資源を無駄にし、あるいは水
系の運用に重大な支障をきたす可能性があった。
及び(2)の方法は、予測値作成手段24と指令値入力
手段26とが独立しているため、運転員が指令値を設定
して予定値と異なった制御を行う場合、将来の水系状態
は予測値作成手段24で作成した予測値とは異なるの
で、運転員が指令値を設定して制御を行う場合は現在の
水系状態を基に、経験や勘や手計算によって将来の水系
状態を予測しながら制御を行う必要があった。このた
め、複数の発電所の発電機を指令値入力手段26を用い
て制御する場合などは、運転員にかかる負担はますます
増大し、場合によっては誤った判断を行う可能性もあ
り、この場合には貴重な水資源を無駄にし、あるいは水
系の運用に重大な支障をきたす可能性があった。
【0022】本発明は、上記状況に鑑みてなされたもの
で、その目的は、運転員が予定値と異なった制御を行う
場合、運転員が現在の水系状態に基づき経験や勘や手計
算によって将来の運転状態を予測しながら制御を行うこ
とは、運転員にとって非常な負担となる作業の解消、予
測に要する時間の短縮、精度の向上、および将来の水系
状態に対する誤った判断をなくするためのもので、運転
員が指令を行う時に、将来の水系状態を自動的に予測
し、表示することにより発電機制御に対する将来の水系
状態を予測し、合理的に水系を運用するための運転員の
負担を軽減する電力系統監視制御装置を提供することに
ある。
で、その目的は、運転員が予定値と異なった制御を行う
場合、運転員が現在の水系状態に基づき経験や勘や手計
算によって将来の運転状態を予測しながら制御を行うこ
とは、運転員にとって非常な負担となる作業の解消、予
測に要する時間の短縮、精度の向上、および将来の水系
状態に対する誤った判断をなくするためのもので、運転
員が指令を行う時に、将来の水系状態を自動的に予測
し、表示することにより発電機制御に対する将来の水系
状態を予測し、合理的に水系を運用するための運転員の
負担を軽減する電力系統監視制御装置を提供することに
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、ダムの水位と放流量及び水力
発電所の発電機の運転状態と発電機出力値とを設定する
設定手段と、発電機の運転状態と発電機出力を制御する
第1制御手段と、発電機の運転状態と発電機出力の予定
値を設定し記憶する記憶手段と、この予定値に従って発
電機の運転状態と発電機出力を自動的に制御する第2制
御手段と、この予定値と発電機および水系の特性データ
とに従って、将来の水系状態を予測する第1予測手段
と、手動にて発電機を制御する第3制御手段とを有する
電力系統監視制御装置において、前記記憶した予定値と
異なった起動停止指令を手動にて制御する場合、その制
御値に従って将来の水系状態を再計算し予測する第2予
測手段と、その予測内容をマンマシンインターフェース
装置に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
に、本発明の請求項1は、ダムの水位と放流量及び水力
発電所の発電機の運転状態と発電機出力値とを設定する
設定手段と、発電機の運転状態と発電機出力を制御する
第1制御手段と、発電機の運転状態と発電機出力の予定
値を設定し記憶する記憶手段と、この予定値に従って発
電機の運転状態と発電機出力を自動的に制御する第2制
御手段と、この予定値と発電機および水系の特性データ
とに従って、将来の水系状態を予測する第1予測手段
と、手動にて発電機を制御する第3制御手段とを有する
電力系統監視制御装置において、前記記憶した予定値と
異なった起動停止指令を手動にて制御する場合、その制
御値に従って将来の水系状態を再計算し予測する第2予
測手段と、その予測内容をマンマシンインターフェース
装置に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】本発明の請求項2は、請求項1記載の電力
系統監視制御装置において、前記設定した予定値と異な
った発電機出力の数値指令値にて制御する場合、その数
値指令値で制御し続けた場合の将来の水系状態を再計算
し予測する第3予測手段を備えたことを特徴とする。
系統監視制御装置において、前記設定した予定値と異な
った発電機出力の数値指令値にて制御する場合、その数
値指令値で制御し続けた場合の将来の水系状態を再計算
し予測する第3予測手段を備えたことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項3は、請求項1記載の電力
系統監視制御装置において、前記設定した予定値と異な
った指令を手動にて制御する場合、前記マンマシンイン
ターフェース装置により将来の予定指令値と予定指令時
刻を設定することで、現在の手動制御値が設定した次の
予定指令時刻まで継続し、次の予定指令時刻からは設定
した予定値に基づいて制御する場合の将来の水系状態を
再計算し予測する第4予測手段を備えたことを特徴とす
る。
系統監視制御装置において、前記設定した予定値と異な
った指令を手動にて制御する場合、前記マンマシンイン
ターフェース装置により将来の予定指令値と予定指令時
刻を設定することで、現在の手動制御値が設定した次の
予定指令時刻まで継続し、次の予定指令時刻からは設定
した予定値に基づいて制御する場合の将来の水系状態を
再計算し予測する第4予測手段を備えたことを特徴とす
る。
【0026】本発明の請求項4は、請求項1記載の電力
系統監視制御装置において、前記予定値と異なって発電
機が事故等のために停止した場合、発電機出力を0とし
て将来の水系状態を再計算し予測する第5予測手段を備
えたことを特徴とする。
系統監視制御装置において、前記予定値と異なって発電
機が事故等のために停止した場合、発電機出力を0とし
て将来の水系状態を再計算し予測する第5予測手段を備
えたことを特徴とする。
【0027】本発明の請求項5は、請求項1記載の電力
系統監視制御装置において、前記予定値と異なった指令
にて制御する場合、発電機出力を0とした場合と発電機
出力を最大出力とした場合の将来の水系状態を再計算し
予測する第6予測手段を備えたことを特徴とする。
系統監視制御装置において、前記予定値と異なった指令
にて制御する場合、発電機出力を0とした場合と発電機
出力を最大出力とした場合の将来の水系状態を再計算し
予測する第6予測手段を備えたことを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明によると、運転員が予定値とは異なった
制御を行うとした場合には、予測値再計算手段が起動さ
れる。この予測値再計算手段では、運転員の設定した指
令値や、水系特性データ及び現在状態データを用いて、
将来の水系状態を予測し、新たな予測値を再計算し、保
存を行う。この保存された予測値を表示する。また発電
機が事故停止した場合には、事故停止に基づく水系状態
の変化を表示する。さらに、運転員が予定値と異なった
制御を行った場合、制御を行った後に最も早く溢水を生
じる場合の水位変化や最も早く水を使いきる場合の水位
変化等の水系状態の変化の範囲を表示する。このような
表示によって、運転員は将来の水系状態を知ることがで
きる。このため、従来のように運転員が現在の水系状態
に基づき、経験や勘や手計算によって、将来の水系状態
を予測するという、運転員にとって非常な負担となる作
業が解消され、予測に要する時間の短縮、精度の向上お
よび将来の水系状態に対する誤った判断をなくすること
ができる。
制御を行うとした場合には、予測値再計算手段が起動さ
れる。この予測値再計算手段では、運転員の設定した指
令値や、水系特性データ及び現在状態データを用いて、
将来の水系状態を予測し、新たな予測値を再計算し、保
存を行う。この保存された予測値を表示する。また発電
機が事故停止した場合には、事故停止に基づく水系状態
の変化を表示する。さらに、運転員が予定値と異なった
制御を行った場合、制御を行った後に最も早く溢水を生
じる場合の水位変化や最も早く水を使いきる場合の水位
変化等の水系状態の変化の範囲を表示する。このような
表示によって、運転員は将来の水系状態を知ることがで
きる。このため、従来のように運転員が現在の水系状態
に基づき、経験や勘や手計算によって、将来の水系状態
を予測するという、運転員にとって非常な負担となる作
業が解消され、予測に要する時間の短縮、精度の向上お
よび将来の水系状態に対する誤った判断をなくすること
ができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例(請求項1対応)である電
力系統監視制御装置のブロック構成図である。本実施例
が図13の従来例と異なる点は、予測値再計算手段29
を設けた点のみであるので、図13と同一部分は同一符
号を付してその説明は省略する。
る。図1は本発明の一実施例(請求項1対応)である電
力系統監視制御装置のブロック構成図である。本実施例
が図13の従来例と異なる点は、予測値再計算手段29
を設けた点のみであるので、図13と同一部分は同一符
号を付してその説明は省略する。
【0030】本実施例の予測値再計算手段29は、運転
員が予定値記憶領域201に記憶した予定値と異なった
指令値を入力手段12から設定した場合に、指令値入力
手段26から起動され、予測値を再計算するもので、そ
の予測値再計算は予測値記憶領域203に記憶される。
員が予定値記憶領域201に記憶した予定値と異なった
指令値を入力手段12から設定した場合に、指令値入力
手段26から起動され、予測値を再計算するもので、そ
の予測値再計算は予測値記憶領域203に記憶される。
【0031】次に、本実施例の作用を図1〜図6及び図
11を用いて説明する。入力装置12より予定値入力手
段21を用いて、発電機出力や残流量を予定値記憶領域
201に設定する。このデータを基に、指令値作成手段
22により発電機に対する指令値が自動的に作成され、
指令値出力手段23を用いて制御を行う。同時に水位予
測値が次のように各ダムの水位を予測し表示装置に表示
する。すなわち、予定値記憶領域201に記憶された予
定値データと水系特性データ記憶領域202に記憶され
た水系特性データを基に予測値作成手段24を用いて水
位の予測値を作成し、予測値記憶領域203に記憶し、
このデータを予測値表示手段25を用いて表示装置11
に表示する。
11を用いて説明する。入力装置12より予定値入力手
段21を用いて、発電機出力や残流量を予定値記憶領域
201に設定する。このデータを基に、指令値作成手段
22により発電機に対する指令値が自動的に作成され、
指令値出力手段23を用いて制御を行う。同時に水位予
測値が次のように各ダムの水位を予測し表示装置に表示
する。すなわち、予定値記憶領域201に記憶された予
定値データと水系特性データ記憶領域202に記憶され
た水系特性データを基に予測値作成手段24を用いて水
位の予測値を作成し、予測値記憶領域203に記憶し、
このデータを予測値表示手段25を用いて表示装置11
に表示する。
【0032】この時、予定値と異なる発電機の起動指令
が入力装置12を用いて設定されると、指令値入力手段
26を経由し、予定値とは異なる発電機の起動指令が、
指令値出力手段23から制御を行い、あらかじめ、予測
値記憶領域203に記憶した予測値とは異なった状態と
なる可能性がある。しかし、指令値入力手段26が指令
値出力手段23を起動して制御を行う前に、予測値再計
算手段29を起動することで、予測値の再計算が行われ
る。
が入力装置12を用いて設定されると、指令値入力手段
26を経由し、予定値とは異なる発電機の起動指令が、
指令値出力手段23から制御を行い、あらかじめ、予測
値記憶領域203に記憶した予測値とは異なった状態と
なる可能性がある。しかし、指令値入力手段26が指令
値出力手段23を起動して制御を行う前に、予測値再計
算手段29を起動することで、予測値の再計算が行われ
る。
【0033】図6は図1の予測値再計算手段29の処理
について具体的に示したフローチャートで、予定値とは
異なる起動停止指令の制御を行った場合の水系状態の予
測値を再計算する方法を示している。
について具体的に示したフローチャートで、予定値とは
異なる起動停止指令の制御を行った場合の水系状態の予
測値を再計算する方法を示している。
【0034】図6のフローチャートにおいて、ステップ
S1では、予定値と異なった指令が発電機の起動指令か
どうかの判定を行い、この指令が起動指令の場合は、ス
テップS2に進み、発電機出力の予定値を、水系特性デ
ータ記憶領域202から取り出した最低出力に置き換え
る。ステップS1で起動指令でなかった場合はステップ
S3に進み、この指令が停止指令かどうかの判定を行
い、停止指令の場合はステップS4に進み、発電機出力
の予定値を全て0に置き換える。(予定とは、異なった
起動指令があった場合は、その時点から将来の発電機出
力は、その発電機の最低出力になると仮定してパターン
を作成し、予定とは異なった停止指令があった場合は、
その時点から将来の発電機出力が0であると仮定してパ
ターンを作成すること)ステップS2あるいはステップ
S4が終了後、ステップS5に進み、水系状態の再計算
を行う。ステップS3で停止指令でなかった場合、およ
びステップS5の終了後、本水系状態再計算手段は終了
する。なお、ステップS5の具体的な内容は、図5に示
した予測値作成手段24と同様であるため説明は省略す
る。
S1では、予定値と異なった指令が発電機の起動指令か
どうかの判定を行い、この指令が起動指令の場合は、ス
テップS2に進み、発電機出力の予定値を、水系特性デ
ータ記憶領域202から取り出した最低出力に置き換え
る。ステップS1で起動指令でなかった場合はステップ
S3に進み、この指令が停止指令かどうかの判定を行
い、停止指令の場合はステップS4に進み、発電機出力
の予定値を全て0に置き換える。(予定とは、異なった
起動指令があった場合は、その時点から将来の発電機出
力は、その発電機の最低出力になると仮定してパターン
を作成し、予定とは異なった停止指令があった場合は、
その時点から将来の発電機出力が0であると仮定してパ
ターンを作成すること)ステップS2あるいはステップ
S4が終了後、ステップS5に進み、水系状態の再計算
を行う。ステップS3で停止指令でなかった場合、およ
びステップS5の終了後、本水系状態再計算手段は終了
する。なお、ステップS5の具体的な内容は、図5に示
した予測値作成手段24と同様であるため説明は省略す
る。
【0035】本実施例ではステップS1の判定で今回の
指令が起動指令であるため、ステップS2に進み、発電
機出力の予定値を水系特性データ記憶領域202から取
り出した最低出力に置き換え、ステップS5で水系状態
の再計算を行う。ステップS5の計算は図5に示すフロ
ーチャートと同様であるためその説明は省略する。
指令が起動指令であるため、ステップS2に進み、発電
機出力の予定値を水系特性データ記憶領域202から取
り出した最低出力に置き換え、ステップS5で水系状態
の再計算を行う。ステップS5の計算は図5に示すフロ
ーチャートと同様であるためその説明は省略する。
【0036】この新しい予測値は予測値記憶領域203
に記憶される。この結果、運転員は予測値表示手段25
を通して、表示装置11に表示される最新の指令値に基
づいた予測値をあらかじめ知ることができる。同様に、
予定値とは異なる発電機の停止指令が設定された場合も
ステップS4で発電機出力の予定値を0に置き換え、ス
テップS5で水系状態の再計算を行い、その結果を表示
装置11に表示される。
に記憶される。この結果、運転員は予測値表示手段25
を通して、表示装置11に表示される最新の指令値に基
づいた予測値をあらかじめ知ることができる。同様に、
予定値とは異なる発電機の停止指令が設定された場合も
ステップS4で発電機出力の予定値を0に置き換え、ス
テップS5で水系状態の再計算を行い、その結果を表示
装置11に表示される。
【0037】以上説明したように、運転員が予定値と異
なった起動/停止命令の制御を行うとした場合、起動/
停止指令の制御を行った後の水系状態の変化が分るた
め、従来のように運転員が周囲の水系状態に基づき、経
験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測するとい
う、運転員にとって非常な負担となる作業が不要とな
る。さらに、予測に要する時間の短縮、精度の向上、お
よび将来の水系状態に対する誤った判断をなくすること
ができる。
なった起動/停止命令の制御を行うとした場合、起動/
停止指令の制御を行った後の水系状態の変化が分るた
め、従来のように運転員が周囲の水系状態に基づき、経
験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測するとい
う、運転員にとって非常な負担となる作業が不要とな
る。さらに、予測に要する時間の短縮、精度の向上、お
よび将来の水系状態に対する誤った判断をなくすること
ができる。
【0038】(他の実施例1)図7は本発明の他の実施
例1(請求項2対応)の水系状態再計算処理のフローチ
ャートである。本実施例は、図1及び図6に示す上記実
施例の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、
発電機の起動あるいは停止指令ではなく発電機出力の変
更、すなわち数値指令値が設定された時に再計算を行う
場合のフローチャートを示したものである。
例1(請求項2対応)の水系状態再計算処理のフローチ
ャートである。本実施例は、図1及び図6に示す上記実
施例の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、
発電機の起動あるいは停止指令ではなく発電機出力の変
更、すなわち数値指令値が設定された時に再計算を行う
場合のフローチャートを示したものである。
【0039】次に、本実施例の水系状態処理方法を図1
及び図7のフローチャートを用いて説明する。図1及び
図7のフローチャートにおいて、入力装置12より予定
値とは異なる発電機出力の数値指令が指令値入力手段2
6から設定されると、予測値再計算手段29が起動さ
れ、再計算が実行される。すなわち、ステップS1で指
令値が数値指令であるかの判定を行い、数値指令の場合
は、ステップS2で発電機出力の予定値を全て数値指令
値に置き換え、ステップS3で将来の予測水位の再計算
を行う。ステップS3の計算は図5に示すフローチャー
トと同様であるためその説明は省略する。ステップS4
では、設定された数値指令値に基づいて予測水位を再計
算した結果の判定を運転員が行い、不良の場合はステッ
プS5に進み、再設定を行うかどうかの判定を行い、再
設定を行う場合はステップS6で再設定を行い、ステッ
プS2から反復する。ステップS5で再設定を行わない
場合は処理を終了する。ステップS4で水系状態が正常
の場合はステップS7で数値指令値に基づく制御を行
い、処理を終了する。ステップS1で数値指令でない場
合は処理を終了する。ステップS3で再計算された予測
値は予測値記憶領域203に記憶され、運転員は予測値
表示手段25を通して、表示装置11に表示される、指
令値に基づいた予測値をあらかじめ知ることができる。
運転員はこの水系状態を見て、正常か不良かの判定を行
うことができる。この結果、運転員は入力装置12より
判定結果に基づいた処理を行うことができる。
及び図7のフローチャートを用いて説明する。図1及び
図7のフローチャートにおいて、入力装置12より予定
値とは異なる発電機出力の数値指令が指令値入力手段2
6から設定されると、予測値再計算手段29が起動さ
れ、再計算が実行される。すなわち、ステップS1で指
令値が数値指令であるかの判定を行い、数値指令の場合
は、ステップS2で発電機出力の予定値を全て数値指令
値に置き換え、ステップS3で将来の予測水位の再計算
を行う。ステップS3の計算は図5に示すフローチャー
トと同様であるためその説明は省略する。ステップS4
では、設定された数値指令値に基づいて予測水位を再計
算した結果の判定を運転員が行い、不良の場合はステッ
プS5に進み、再設定を行うかどうかの判定を行い、再
設定を行う場合はステップS6で再設定を行い、ステッ
プS2から反復する。ステップS5で再設定を行わない
場合は処理を終了する。ステップS4で水系状態が正常
の場合はステップS7で数値指令値に基づく制御を行
い、処理を終了する。ステップS1で数値指令でない場
合は処理を終了する。ステップS3で再計算された予測
値は予測値記憶領域203に記憶され、運転員は予測値
表示手段25を通して、表示装置11に表示される、指
令値に基づいた予測値をあらかじめ知ることができる。
運転員はこの水系状態を見て、正常か不良かの判定を行
うことができる。この結果、運転員は入力装置12より
判定結果に基づいた処理を行うことができる。
【0040】以上説明したように、本実施例によると、
運転員が予定値と異なった発電機出力の数値指令を行う
とした場合、数値指令を行った後の水系状態の変化が分
るため、従来のように、運転員が周囲の水系状態に基づ
き、経験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測す
るという、運転員にとって非常な負担となる作業が不要
となる。また、予測に要する時間の短縮、精度の向上、
および将来の水系状態に対する誤った判断をなくするこ
とができる。
運転員が予定値と異なった発電機出力の数値指令を行う
とした場合、数値指令を行った後の水系状態の変化が分
るため、従来のように、運転員が周囲の水系状態に基づ
き、経験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測す
るという、運転員にとって非常な負担となる作業が不要
となる。また、予測に要する時間の短縮、精度の向上、
および将来の水系状態に対する誤った判断をなくするこ
とができる。
【0041】(他の実施例2)図8は本発明の他の実施
例2(請求項3対応)の水系状態再計算処理のフローチ
ャートである。本実施例は、図1及び図6に示す実施例
の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、発電
機に対する指令値を設定時に、将来の予定指令値、指令
時刻も同時に設定し、水系状態の予測値を作成するため
の再計算を行う場合のフローチャートを示したものであ
る。
例2(請求項3対応)の水系状態再計算処理のフローチ
ャートである。本実施例は、図1及び図6に示す実施例
の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、発電
機に対する指令値を設定時に、将来の予定指令値、指令
時刻も同時に設定し、水系状態の予測値を作成するため
の再計算を行う場合のフローチャートを示したものであ
る。
【0042】次に、本実施例の水系状態処理方法を図1
及び図8のフローチャートを用いて説明する。図1及び
図8のフローチャートにおいて、入力装置12より予定
値とは異なる発電機出力の数値指令が指令値入力手段2
6から設定されると、予測値再計算手段29が起動さ
れ、再計算が実行される。すなわち、ステップS1で発
電機に対する指令であるか否かに判定を行い,発電機に
対する指令である場合、ステップS2に進み、将来の予
定指令値、指令時刻が設定されているか否かを判定す
る。設定されている場合はステップS3に進み、ステッ
プS3では現在から予定指令時刻までは現在の指令値が
停止指令ならば0、起動指令なら最低出力、数値指令な
ら指令出力値が継続し、予測指令時刻以降は予測指令値
になるよう予定指令値の置き換えを行う。ステップS4
では将来の水系状態の再計算を行う。ステップS4の計
算は図5に示すフローチャートと同様であるためその説
明は省略する。ステップS2で将来の予定指令値、指令
時刻が設定されていない場合は、ステップS3,S4を
飛ばし、ステップS5を実行する。ステップS5では設
定された結果の判定を行い、不良の場合はステップS6
に進み、再設定を行うかどうかの判定を行い、再設定を
行う場合はステップS7で再設定を行い、ステップS2
から反復する。ステップS6で再設定を行わない場合は
処理を終了する。ステップS5で水系状態が正常の場合
はステップS8で指令値に基づく制御を行い、処理を終
了する。ステップS1で数値指令、起動、停止指令でな
い場合は処理を終了する。ステップS4で再計算された
予測値は予測値記憶領域203に記憶され、運転員は予
測値表示手段25を通して、表示装置11に表示される
ため、新たに設定した指令値に基づいた予測値をあらか
じめ知ることができる。運転員はこの水系状態を見て、
正常か、不良かの判定を行うことができる。この結果、
運転員は入力装置12より判定結果に基づいた処理を行
う。
及び図8のフローチャートを用いて説明する。図1及び
図8のフローチャートにおいて、入力装置12より予定
値とは異なる発電機出力の数値指令が指令値入力手段2
6から設定されると、予測値再計算手段29が起動さ
れ、再計算が実行される。すなわち、ステップS1で発
電機に対する指令であるか否かに判定を行い,発電機に
対する指令である場合、ステップS2に進み、将来の予
定指令値、指令時刻が設定されているか否かを判定す
る。設定されている場合はステップS3に進み、ステッ
プS3では現在から予定指令時刻までは現在の指令値が
停止指令ならば0、起動指令なら最低出力、数値指令な
ら指令出力値が継続し、予測指令時刻以降は予測指令値
になるよう予定指令値の置き換えを行う。ステップS4
では将来の水系状態の再計算を行う。ステップS4の計
算は図5に示すフローチャートと同様であるためその説
明は省略する。ステップS2で将来の予定指令値、指令
時刻が設定されていない場合は、ステップS3,S4を
飛ばし、ステップS5を実行する。ステップS5では設
定された結果の判定を行い、不良の場合はステップS6
に進み、再設定を行うかどうかの判定を行い、再設定を
行う場合はステップS7で再設定を行い、ステップS2
から反復する。ステップS6で再設定を行わない場合は
処理を終了する。ステップS5で水系状態が正常の場合
はステップS8で指令値に基づく制御を行い、処理を終
了する。ステップS1で数値指令、起動、停止指令でな
い場合は処理を終了する。ステップS4で再計算された
予測値は予測値記憶領域203に記憶され、運転員は予
測値表示手段25を通して、表示装置11に表示される
ため、新たに設定した指令値に基づいた予測値をあらか
じめ知ることができる。運転員はこの水系状態を見て、
正常か、不良かの判定を行うことができる。この結果、
運転員は入力装置12より判定結果に基づいた処理を行
う。
【0043】以上説明したように、本実施例によると、
運転員が予定値と異なった制御を行うとした場合、制御
を行った後の水系状態や、指令出力時に設定した将来の
予定指令値が予定時刻に基づく水系状態がわかるため、
運転員が周囲の水系状態に基づき、経験や勘や手計算に
よって将来の運転状態を予測するという、運転員にとっ
て非常に負担となる作成が不要となる。また、予測に要
する時間の短縮、精度の向上、および将来の水系状態に
対する誤った判断をなくすることができる。
運転員が予定値と異なった制御を行うとした場合、制御
を行った後の水系状態や、指令出力時に設定した将来の
予定指令値が予定時刻に基づく水系状態がわかるため、
運転員が周囲の水系状態に基づき、経験や勘や手計算に
よって将来の運転状態を予測するという、運転員にとっ
て非常に負担となる作成が不要となる。また、予測に要
する時間の短縮、精度の向上、および将来の水系状態に
対する誤った判断をなくすることができる。
【0044】(他の実施例3)図9は本発明の他の実施
例3(請求項4対応)の水系状態再計算処理のフローチ
ャートである。本実施例は、図1及び図6に示す実施例
の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、事故
による発電停止の情報が通知された時に再計算を行う場
合のフローチャートを示したものである。
例3(請求項4対応)の水系状態再計算処理のフローチ
ャートである。本実施例は、図1及び図6に示す実施例
の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、事故
による発電停止の情報が通知された時に再計算を行う場
合のフローチャートを示したものである。
【0045】次に、本実施例の水系状態処理方法を図1
及び図9のフローチャートを用いて説明する。図1及び
図9のフローチャートにおいて、水系状態監視手段28
より事故により発電機停止の情報が通知されると、予測
値再計算手段29が起動され、再計算が実行される。す
なわち、ステップS1で通知が事故による発電機の停止
か否かの判定を行い、事故停止の場合は、ステップS2
で発電機出力の予定値を全て0に置き換え、ステップS
3で将来の水系状態の再計算を行う。ステップS3の計
算は図5に示すフローチャートと同様であるため省略す
る。ステップS1で通知が事故による発電機の停止でな
い場合は、処理を終了する。ステップS3で計算された
予測値は予測値記憶領域203に記憶され、運転員は予
測値表示手段25を通して、表示装置11に表示され
る、事故停止に基づいた予測値を直ちに知ることができ
る。
及び図9のフローチャートを用いて説明する。図1及び
図9のフローチャートにおいて、水系状態監視手段28
より事故により発電機停止の情報が通知されると、予測
値再計算手段29が起動され、再計算が実行される。す
なわち、ステップS1で通知が事故による発電機の停止
か否かの判定を行い、事故停止の場合は、ステップS2
で発電機出力の予定値を全て0に置き換え、ステップS
3で将来の水系状態の再計算を行う。ステップS3の計
算は図5に示すフローチャートと同様であるため省略す
る。ステップS1で通知が事故による発電機の停止でな
い場合は、処理を終了する。ステップS3で計算された
予測値は予測値記憶領域203に記憶され、運転員は予
測値表示手段25を通して、表示装置11に表示され
る、事故停止に基づいた予測値を直ちに知ることができ
る。
【0046】以上説明したように、本実施例によると、
発電機が事故停止した場合に、事故停止に基づく水系状
態の変化がわかるため、運転員が周囲の水系状態に基づ
き、経験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測す
るという、運転員にとって非常に負担となる作業が不要
となる。また、予測に要する時間の短縮、精度の向上、
および、将来の水系状態に対する誤った判断をなくする
ことができる。
発電機が事故停止した場合に、事故停止に基づく水系状
態の変化がわかるため、運転員が周囲の水系状態に基づ
き、経験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測す
るという、運転員にとって非常に負担となる作業が不要
となる。また、予測に要する時間の短縮、精度の向上、
および、将来の水系状態に対する誤った判断をなくする
ことができる。
【0047】(他の実施例4)図10は本発明の他の実
施例4(請求項5対応)の水系状態再計算処理のフロー
チャートである。本実施例は、図1及び図6に示す実施
例の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、発
電機の起動/停止指令や数値指令が設定された時に再計
算を行う場合のフローチャートを示したものである。
施例4(請求項5対応)の水系状態再計算処理のフロー
チャートである。本実施例は、図1及び図6に示す実施
例の予測値再計算手段29の内容を変更したもので、発
電機の起動/停止指令や数値指令が設定された時に再計
算を行う場合のフローチャートを示したものである。
【0048】次に、本実施例の水系状態処理方法を図1
及び図10のフローチャートを用いて説明する。図1及
び図10のフローチャートにおいて、入力装置12より
予定値とは異なる発電機の起動/停止指令や数値指令が
指令値入力手段26から設定されると、予測値再計算手
段29が起動され、再計算が実行される。すなわち、ス
テップS1で発電機出力の予定値を0として、ステップ
S2で将来の水系状態の再計算を行う。さらに、ステッ
プS3で発電機出力の予定値を最大値として、ステップ
S4で将来の水系状態の再計算を行う。ただし、ステッ
プS2,S4の計算は図5に示すフローチャートと同様
であるため省略する。ステップS2およびS4にて再計
算された予測値は予測値記憶領域203に記憶され、予
測値表示手段25を通して、表示装置11に表示され、
運転員はあらかじめ水系状態の変化する範囲を知ること
ができる。
及び図10のフローチャートを用いて説明する。図1及
び図10のフローチャートにおいて、入力装置12より
予定値とは異なる発電機の起動/停止指令や数値指令が
指令値入力手段26から設定されると、予測値再計算手
段29が起動され、再計算が実行される。すなわち、ス
テップS1で発電機出力の予定値を0として、ステップ
S2で将来の水系状態の再計算を行う。さらに、ステッ
プS3で発電機出力の予定値を最大値として、ステップ
S4で将来の水系状態の再計算を行う。ただし、ステッ
プS2,S4の計算は図5に示すフローチャートと同様
であるため省略する。ステップS2およびS4にて再計
算された予測値は予測値記憶領域203に記憶され、予
測値表示手段25を通して、表示装置11に表示され、
運転員はあらかじめ水系状態の変化する範囲を知ること
ができる。
【0049】以上説明したように、本実施例によると、
運転員が予定値と異なった制御を行うとした場合、制御
を行った後に最も早く溢水を生じる場合の水位変化や最
も早く水を使いきる場合の水位変化等の水系状態の変化
の範囲がわかるため、運転員が周囲の水系状態に基づ
き、経験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測す
るという、運転員にとって非常に負担となっる作業に対
する補助となる。また、予測に要する時間の短縮、精度
の向上、および、将来の水系状態に対する誤った判断を
なくすることができる。
運転員が予定値と異なった制御を行うとした場合、制御
を行った後に最も早く溢水を生じる場合の水位変化や最
も早く水を使いきる場合の水位変化等の水系状態の変化
の範囲がわかるため、運転員が周囲の水系状態に基づ
き、経験や勘や手計算によって将来の運転状態を予測す
るという、運転員にとって非常に負担となっる作業に対
する補助となる。また、予測に要する時間の短縮、精度
の向上、および、将来の水系状態に対する誤った判断を
なくすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とで、運転員が予定値と異なった制御を行うとする場
合、運転員が周囲の水系状態に基づき、経験や、勘や、
手計算によって将来の運転状態を予測するという、運転
員にとって非常に負担となる作業が不要となる。また、
予測に要する時間の短縮、精度の向上、および、将来の
水系状態に対する誤った判断をなくすることができ、結
果として水資源の無駄を省き、合理的に水系を運用する
ことができる。
とで、運転員が予定値と異なった制御を行うとする場
合、運転員が周囲の水系状態に基づき、経験や、勘や、
手計算によって将来の運転状態を予測するという、運転
員にとって非常に負担となる作業が不要となる。また、
予測に要する時間の短縮、精度の向上、および、将来の
水系状態に対する誤った判断をなくすることができ、結
果として水資源の無駄を省き、合理的に水系を運用する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図2】予定値記憶領域に記憶されたデータの一構成
図。
図。
【図3】水系特性データ記憶領域に記憶されたデータの
一構成図。
一構成図。
【図4】予測値記憶領域に記憶されたデータの一構成
図。
図。
【図5】図1および図13の予測値作成手段のフローチ
ャート。
ャート。
【図6】図1の予測値再計算手段の計算手順を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図7】本発明の他の実施例1の予測値再計算手段の計
算手順を示すフローチャート。
算手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の他の実施例2の予測値再計算手段の計
算手順を示すフローチャート。
算手順を示すフローチャート。
【図9】本発明の他の実施例3の予測値再計算手段の計
算手順を示すフローチャート。
算手順を示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施例4の予測値再計算手段の
計算手順を示すフローチャート。
計算手順を示すフローチャート。
【図11】連接する水系の概略構成図。
【図12】電力系統監視制御装置の系統図。
【図13】図12の電力系統監視制御装置の処理を説明
するためのブロック構成図。
するためのブロック構成図。
1…マンマシンインターフェース装置、2…電子計算
機、3…伝送装置(親側対向装置)、4…伝送装置(子
側対向装置)、5…電力系統設備、11…表示装置、1
2…入力装置、21…予定値入力手段、22…指令値作
成手段、23…指令値出力手段、24…予測値作成手
段、25…予測値表示手段、26…指令値入力手段、2
7…水系状態監視手段、28…水系状態表示手段、29
…予測値再計算手段、201…予定値記憶領域、202
…水系特性データ記憶領域、203…予測値記憶領域、
204…現在状態記憶領域、10n…ダムn(n=1〜
3)、11n…放流ゲートn(n=1〜3)、12n…
水力発電機n(n=1〜3)、13n…ダムnへ流入す
る残流量(n=1〜3)。
機、3…伝送装置(親側対向装置)、4…伝送装置(子
側対向装置)、5…電力系統設備、11…表示装置、1
2…入力装置、21…予定値入力手段、22…指令値作
成手段、23…指令値出力手段、24…予測値作成手
段、25…予測値表示手段、26…指令値入力手段、2
7…水系状態監視手段、28…水系状態表示手段、29
…予測値再計算手段、201…予定値記憶領域、202
…水系特性データ記憶領域、203…予測値記憶領域、
204…現在状態記憶領域、10n…ダムn(n=1〜
3)、11n…放流ゲートn(n=1〜3)、12n…
水力発電機n(n=1〜3)、13n…ダムnへ流入す
る残流量(n=1〜3)。
Claims (5)
- 【請求項1】 ダムの水位と放流量及び水力発電所の発
電機の運転状態と発電機出力値とを設定する設定手段
と、発電機の運転状態と発電機出力を制御する第1制御
手段と、発電機の運転状態と発電機出力の予定値を設定
し記憶する記憶手段と、この予定値に従って発電機の運
転状態と発電機出力を自動的に制御する第2制御手段
と、この予定値と発電機および水系の特性データとに従
って、将来の水系状態を予測する第1予測手段と、手動
にて発電機を制御する第3制御手段とを有する電力系統
監視制御装置において、前記記憶した予定値と異なった
起動停止指令を手動にて制御する場合、その制御値に従
って将来の水系状態を再計算し予測する第2予測手段
と、その予測内容をマンマシンインターフェース装置に
表示する表示手段とを備えたことを特徴とする電力系統
監視制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電力系統監視制御装置に
おいて、前記設定した予定値と異なった発電機出力の数
値指令値にて制御する場合、その数値指令値で制御し続
けた場合の将来の水系状態を再計算し予測する第3予測
手段を備えたことを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の電力系統監視制御装置に
おいて、前記設定した予定値と異なった指令を手動にて
制御する場合、前記マンマシンインターフェース装置に
より将来の予定指令値と予定指令時刻を設定すること
で、現在の手動制御値が設定した次の予定指令時刻まで
継続し、次の予定指令時刻からは設定した予定値に基づ
いて制御する場合の将来の水系状態を再計算し予測する
第4予測手段を備えたことを特徴とする電力系統監視制
御装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の電力系統監視制御装置に
おいて、前記予定値と異なって発電機が事故等のために
停止した場合、発電機出力を0として将来の水系状態を
再計算し予測する第5予測手段を備えたことを特徴とす
る電力系統監視制御装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の電力系統監視制御装置に
おいて、前記予定値と異なった指令にて制御する場合、
発電機出力を0とした場合と発電機出力を最大出力とし
た場合の将来の水系状態を再計算し予測する第6予測手
段を備えたことを特徴とする電力系統監視制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14475594A JP3297202B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 電力系統監視制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14475594A JP3297202B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 電力系統監視制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819194A true JPH0819194A (ja) | 1996-01-19 |
JP3297202B2 JP3297202B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=15369639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14475594A Expired - Fee Related JP3297202B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 電力系統監視制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3297202B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008118810A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Hitachi Ltd | 連接水系の運用計画作成支援システム |
JP2011053970A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 貯水施設運用支援システム、貯水施設運用支援方法およびプログラム |
JP2013078179A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Toshiba Corp | 水力発電所監視制御装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14475594A patent/JP3297202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008118810A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Hitachi Ltd | 連接水系の運用計画作成支援システム |
JP4658020B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2011-03-23 | 株式会社日立製作所 | 連接水系の運用計画作成支援システム |
JP2011053970A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 貯水施設運用支援システム、貯水施設運用支援方法およびプログラム |
JP2013078179A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Toshiba Corp | 水力発電所監視制御装置 |
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JP3297202B2 (ja) | 2002-07-02 |
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