JPH08189809A - 画像中の対象物抽出装置 - Google Patents

画像中の対象物抽出装置

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JPH08189809A
JPH08189809A JP7001056A JP105695A JPH08189809A JP H08189809 A JPH08189809 A JP H08189809A JP 7001056 A JP7001056 A JP 7001056A JP 105695 A JP105695 A JP 105695A JP H08189809 A JPH08189809 A JP H08189809A
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Application number
JP7001056A
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English (en)
Inventor
Shoichi Araki
昭一 荒木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抽出したい対象物の数と概略の領域をあらか
じめ与えることなく、画像中から複数の対象物を同時に
抽出できる画像中の対象物抽出装置を提供すること。 【構成】 赤外線カメラ1により撮像した熱画像中に配
置した探索点を、近傍の探索点の温度による評価値に基
づき個体位置更新部6により移動させることによって、
熱画像中の複数の対象物の概略の領域を同時に探索し、
探索点をグループ化した後、グループ毎に隣接する探索
点を連結してネットワークを作り、予め定義された対象
物の温度特徴を表すエネルギー関数を極小化してネット
ワークを変形することにより、熱画像中の複数の熱源を
同時に抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の視覚センサ
を用いて画像中の対象物を抽出する対象物抽出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD等を用いて撮像された画像
から対象物を抽出する技術としては、特に、ノイズなど
の影響を受けにくい優れた抽出技術として、電子情報通
信学会誌Vol.74、No.4、pp.326〜pp.334等に記載されて
いるSNAKESやアクティブネットがある。この技術
は、抽出したい対象物を囲む概略の輪郭を予め与えてや
れば、輪郭および画像データから定義されるエネルギー
関数を極小化することにより、対象物の正確な輪郭を得
ることができる。従って、インタラクティブな画像編集
などのマルチメディア機器への応用が可能である。
【0003】また近年、対象物の抽出に、熱画像、可視
画像など複数種類の画像データを用いることによって抽
出精度を高めようとする技術が提案されている。このよ
うな技術は、特にセキュリティや空調システムにおける
人体検知に応用されている。具体例としては、特開平4
−283634の非接触温度計測装置がある。これは、
人物の顔領域を抽出するもので、まず熱画像を2値化し
て温度の高い領域を抽出し、次に可視画像から肌色の領
域を抽出する。これらの各抽出結果をAND処理するこ
とにより、温度が高く肌色である領域を人物の顔領域と
して抽出している。これにより、熱画像のみを用いて抽
出する方法よりも精度良く人体領域を抽出できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像中の対象物抽出装置には、次のような課題が
ある。
【0005】まず、SNAKESやアクティブネット等
の方法は、予め対象物を囲む概略の輪郭を与える方式で
あるため、画像中にいくつの対象物があるかを自動的に
知りたいという要求に対応できない。このような要求の
具体例としては、セキュリティシステムにおける侵入者
数の検知や、空調制御における在室者数の検知等が挙げ
られる。このような要求の実現には、予め数を指定する
ことなく複数の対象物を同時に抽出できる技術が必要で
ある。
【0006】また、複数種類の画像データを用いて対象
物の抽出精度を上げるというアプローチについても、特
開平4−283634の非接触温度計測装置では、熱画
像と可視画像は別々に処理され、その結果から総合的に
判断するという方式であるので、どちらか一方の処理結
果が適切でなければ、全体の結果も破綻してしまう。従
って、複数種類の画像データを同時に扱える対象物の抽
出技術の開発が不可欠である。
【0007】本発明は、従来の対象物抽出装置のこのよ
うな課題を考慮し、予め対象物の数の概略輪郭を与える
ことなく、画像中から複数の対象物を同時に抽出でき、
複数種類の画像データを同時に扱うことが可能な画像中
の対象物抽出装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、対象物を含む
所定領域の所定の物理量による画像を得るための撮像手
段と、その得られた画像内の対象物を探索するために、
複数の探索点を設定し、その設定した各探索点における
所定の物理量により定義される評価値を算出する評価値
算出手段と、その算出された評価値を利用することによ
り、各探索点が対象物を覆う領域に集合するように、所
定の評価値を持つ探索点を基準にして各探索点の位置を
繰り返し更新する位置更新手段と、その位置の更新され
た各探索点が集合するグループを検出する固体検出手段
とを備えた画像中の対象物抽出装置である。
【0009】
【作用】本発明は、撮像手段が、対象物を含む所定領域
の画像を得、評価値算出手段が、得られた画像内の対象
物を探索するために、複数の探索点を設定し、その設定
した各探索点における所定の物理量により定義される評
価値を算出し、位置更新手段が、各探索点が対象物を覆
う領域に集合するように、所定の評価値を持つ探索点を
基準にして各探索点の位置を繰り返し更新し、固体検出
手段が、位置の更新された各探索点が集合するグループ
を検出する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。 (実施例1)図1は、本発明にかかる第1の実施例の対
象物抽出装置のブロック図である。図1において、1は
対象物を含む特定領域を撮像する赤外線カメラ、2は赤
外線カメラ1から得られる画像を記憶する熱画像記憶
部、3は画像中の対象物を探索するための複数の探索点
の位置を記憶する個体位置記憶部、4は個体位置記憶部
3に記憶されている探索点の熱画像用の評価式を定義す
る熱画像用適応度定義部、5は熱画像用適応度定義部4
に定義されている評価式に従い個体位置記憶部3に記憶
されている探索点の評価値を算出し記憶する適応度算出
記憶部、6は適応度算出記憶部5により算出された評価
値に従い個体位置記憶部3に記憶されている探索点の位
置を更新する個体位置更新部、7は個体位置記憶部3に
記憶されている探索点の位置情報により個体位置更新部
6の動作を停止させる探索終了判定部、8は個体位置更
新部6の動作が停止した後に個体位置記憶部3に記憶さ
れている探索点を少なくとも1つのグループに分類する
個体分類部、9は個体分類部8により分類されたグルー
プごとに、隣接する探索点を連結してネットワークを構
成する固体ネットワーク構成部、10は固体ネットワー
ク構成部9により構成された探索点のネットワークを記
憶する個体ネットワーク記憶部、11は個体ネットワー
ク記憶部10に記憶されているネットワークの熱画像用
のエネルギーを定義する熱画像用ネットワークエネルギ
ー定義部、12は個体ネットワークエネルギー定義部1
1で定義されているエネルギーを極小化するように個体
ネットワークの形状を変化させる個体ネットワーク最適
化部である。
【0011】上記の適応度算出記憶部5に評価値算出手
段が含まれ、固体位置更新部6が位置更新手段であり、
固体分類部8が固体検出手段であり、固体ネットワーク
構成部9がネットワーク形成手段であり、固体ネットワ
ーク最適化部12がネットワーク最適化手段である。
【0012】以上のように構成された第1の実施例の画
像中の対象物抽出装置の動作について、図2のフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0013】本実施例では撮像手段として赤外線カメラ
1を用いて説明する。熱画像記憶部2には赤外線カメラ
1から得られる熱画像がデジタル化され記憶されてい
る。画素値はIT(i,j) と表す。熱画像の画素値は温度に
対応しており、例えば、8bitであれば0〜255の
値をとる。また、本実施例の動作をより分かり易く説明
するため、抽出する対象物を人体あるいはその一部、特
定領域を室内として説明する。 [ステップS1]まず、赤外線カメラ1により、対象物
を含む特定領域(ここでは対象物を人体とし、特定領域
を室内とする)を撮像し、得られた熱画像を熱画像記憶
部2に記憶する。 [ステップS2]次に、熱画像上に対象物を探索するた
めの探索点pk(xk(t),yk(t))(k=1,…,N,t は時刻を表
す)を配置し、その位置を個体位置記憶部3に記憶す
る。画像中の対象物をくまなく探索するために、pkは、
例えば図3に示すように、格子状に配置すればよい。こ
の例ではN=19*15個の探索点を配置している。 [ステップS3]個体位置記憶部3に記憶されている全
ての探索点について、熱画像用適応度定義部4に予め定
義されている探索点の評価式に従って、適応度算出記憶
部5により評価値を算出して記憶する。熱画像から人体
領域を抽出する場合には、温度の高い領域、すなわち大
きな画素値の画素からなる領域を探索すれば良いので、
熱画像用適応度定義部4に予め定義しておく探索点pk(x
k(t),yk(t)) の評価式は、例えば以下のように定義すれ
ばよい。
【0014】
【数1】Fit_t(pk) = IT(xk(t),yk(t)) あるいは、
【0015】
【数2】Fit_t(pk) = ΣIT(xk(t)+i,yk(t)+j),i=-1,0,
1, j=-1,0,1 [ステップS4]適応度算出記憶部5により算出された
評価値により、個体位置記憶部3に記憶されている探索
点の位置を個体位置更新部6により更新する。すべての
探索点pk(k=1,…,N)の位置を、以下の(ステップS4_
1)〜(ステップS4_4)により更新する。 [ステップS4_1]交叉対象選択部6aにより、ある
探索点の位置の更新に際し参照する探索点を決定する。
具体的には、探索点から予め定められた範囲内に存在す
る探索点のなかで適応度算出記憶部5により算出された
評価値が最大のものを選択する。参照する探索点を選択
するための予め定める範囲は、一定でも良いし、対象物
の探索の初期は広く、探索が進むにつれて範囲を狭めて
いく方式でも良い。 [ステップS4_2]交叉部6bにより、交叉対象選択
部6aで選択された探索点pk lmax(xk lmax,yk lmax)の位
置を参照し、探索点pk(xk,yk)の位置を以下のように更
新する。
【0016】
【数3】xk(t+1)<-xk(t) - ks * { k1 * (xk(t) - xk
lmax)+ k2 * (IT(xk(t),yk(t))-IT(xk(t)-1,(int)y
k(t)) } yk(t+1)<-yk(t) - ks * { k1 * (yk(t) - yk lmax)+ k2
* (IT(xk(t),yk(t))-IT(xk(t),yk(t)-1) } ただし、ks, k1, k2は予め定められた定数である。(数
3)に従い探索点の位置を更新することで、探索点は、
評価値の高くなる画像中の領域、すなわち対象物の領域
へ集まることになる。k1の項は、k1の値が正の時、評価
値の高い点に近づこうとする力となり、負の時、離れよ
うとする力となる。従って2つの探索点間の距離に従っ
てk1の符号を反転すれば、探索点同士はある一定の距離
を保とうとする。また、k2の項は、画像中にエッジがあ
ればそこに探索点がとどまろうとする力を表し、強いエ
ッジがあれば探索点はその付近で停止する。 [ステップS4_3]突然変異部6cにより、交叉部6
bで決定された探索点pk(xk(t+1),yk(t+1))の位置を予
め定められた確率により乱数で置き換える。この操作に
より、まだ探索されていない対象物の一部を発見できる
可能性がある。予め定められた確率は探索が進むにつれ
て小さくしていき、やがて0にする。また、必ずしもこ
のステップは実行しなくても良い。 [ステップS4_4]探索点pk(xk(t+1),yk(t+1))の近傍
の探索点pi(xi,yi) の位置を次式により更新する。
【0017】
【数4】xi <- xi - ks * k3 * (xi - xk(t+1)) yi <- yi - ks * k3 * (yi - yk(t+1)) ただし、k3は負の定数、pi(xi,yi)は、(数3)で位置
を更新された探索点pk(xk(t+1),yk(t+1))から予め定め
られた距離以下にあるすべての探索点を表す。(数4)
は、異なる探索点pi(xi,yi)とpk(xk(t+1),yk(t+1))が重
なり合って1つの点に収束しないように、探索点同士を
ある距離より近づけない反発力に相当する。
【0018】このようにして探索点の位置を更新してい
くことにより、図3に示すように初期配置した探索点
は、図4に示すように、対象物の領域を覆う一様な点の
集合となる。 [ステップS5]すべての探索点の位置変化Δpk(xk(t)
-xk(tーs), yk(t)-yk(tーs))が予め定められた微小量以下
δgaになったとき、探索点の位置の更新を終了しステッ
プS6へ進む。ただし、s は適当な時間間隔を表す。そ
れ以外の時は、ステップS4へ戻る。 [ステップS6]個体分類部8により、個体位置記憶部
3に記憶されている探索点を以下のステップによりグル
ープ分けする。 [ステップS6_1]画像をラスター走査し、ラベルの
付いていない探索点を見つけてラベルを付ける。ラスタ
ー走査は今ラベルを付けた探索点の位置で一旦中断す
る。ラベルは自然数やアルファベットなど識別できるも
のなら何でも良い。 [ステップS6_2]ラベルが付けられた探索点から予
め定められた範囲内にあるまだラベルが付いていない探
索点に同じラベルを付ける。 [ステップS6_3]ラベルの付いている探索点から予
め定められた範囲内にラベルを付ける対象となる探索点
の有無を判断する。あればステップS6_2へ戻り、な
ければステップS6_4へ進む。 [ステップS6_4]ラスター走査が終了か否かを判断
する。ラスター走査終了ならばグループ化が終了したも
のとしてステップS7へ進む。この時異なったラベルの
種類の数だけ探索点のグループができている。図5にラ
ベル付けした結果の一例を示す。ラスター走査が終了し
ていないならばステップS6_1へ戻る。 [ステップS7]個体分類部8により分類されたグルー
プごとに、隣接する探索点を連結してネットワークを構
成し、構成された探索点のネットワークを個体ネットワ
ーク記憶部10に記憶する。
【0019】個体ネットワークの構成は次の(ステップ
S7_1)〜(ステップS7_2)による。 [ステップS7_1]図6に示すような基準ネットワー
ク(格子点をAi(u,v)=(x(u,v),y(u,v)), u=1,…,Nu, v=
1,…,Nvで表す)をグループiごとに、グループ化された
各探索点を覆うように設置する。 [ステップS7_2]基準ネットワークの各格子点を最
短距離に存在する探索点と対応づける。図7に対応付け
の結果を示す。この変形した基準ネットワークを個体ネ
ットワークと呼ぶ。 [ステップS8]熱画像用ネットワークエネルギー定義
部11には、熱画像中の人体のように背景に比べて相対
的に温度の高い物体を抽出するために最適化すべきエネ
ルギーETを次式のように予め定義しておく。
【0020】
【数5】ET = Eint + Ethermal ただし、Eintはネットワークを収縮させ、かつ平行性を
保つエネルギー、Etherm alは熱画像から受けるエネルギ
ーで、それぞれ以下のように表される。
【0021】
【数6】
【0022】
【数7】Ethermal = ωIT(x(u,v),y(u,v)) ただし、α、β、γ、ωは予め定められた定数、また、
u,v がネットワークの最外郭である時ω>0、それ以外の
時ω<0とする。
【0023】個体ネットワーク最適化部12では、次式
により個体ネットワークの形状を変化させる。
【0024】
【数8】x(u,v,t+1) = x(u,v,t) - η*(∂ET/∂x) y(u,v,t+1) = y(u,v,t) - η*(∂ET/∂y) ただし、∂Ethermal/∂x、∂Ethermal/∂y は、それぞ
れ次式で与える。
【0025】
【数9】∂Ethermal/∂x = ω{IT(x(u,v),y(u,v)) ー IT
(x(u,v)-Δx,y(u,v))} ∂Ethermal/∂y = ω{IT(x(u,v),y(u,v)) ー IT(x(u,v),
y(u,v)ーΔy)} [ステップS9]エネルギーの変化量ΔET=|ET(t)-E
T(tーs)|が、予め定められた微小量δE 以下になったと
き、あるいは、すべての格子点A(u,v)=(x(u,v),y(u,v))
の位置の変化量 ΔAi(u,v)=|Ai(x(u,v,t)ーx(u,v,t-s),
y(u,v,t)ーy(u,v,t-s))|が予め定められた微小量δA
下になったとき個体ネットワーク最適化部12の動作を
停止し、対象物の抽出を終了する。それ以外の時、ステ
ップS8へ戻る。
【0026】以上の手順により、図8に示すように、熱
画像記憶部2に記憶されている画像中の複数の対象物を
同時に抽出できる。ここでは、図7のような2次元の基
準ネットワークを用いて説明したが、基準ネットワーク
の最外郭のみの閉曲線を設置し、対象物の輪郭形状のみ
を抽出することもできる。
【0027】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、画像上に一様に配置した探索点を対象物の特徴に応
じて定義した評価式により評価し、予め定められた局所
的な範囲での評価値に応じて探索点を移動させることを
繰り返すことにより、複数の対象物の概略の領域を同時
に探索し、更に、その探索した複数の概略領域のそれぞ
れについて隣接する探索点を連結して構成したネットワ
ークをそのエネルギーを極小化するように変形するの
で、画像中の複数の対象物を同時に抽出することが可能
となる。 (実施例2)次に第2の実施例について説明する。第1
の実施例では、赤外線カメラにより得られる熱画像から
人体のような背景に対して相対的に温度の高い物体を抽
出できることを説明した。第2の実施例では、CCDカ
メラにより得られる可視画像からも複数の対象物が同時
に抽出できることを示す。CCDカメラから得られる可
視画像はデジタル化され記憶される。画素(x,y) の画素
値はRGBの3種類からなり、それぞれIvR(x,y)、I
vG(x,y)、IvB(x,y)で参照できる。さらに輝度値Iv(x,y)
も参照できる。第2の実施例では、人間の手足や頭の
動きを解析するために人体に付けられた特定色の複数の
マーカーを、撮像された可視画像から同時に抽出する例
で説明する。ここでは、RGB値を人間の直感的な色感
覚に良く合うといわれているHSV値、IvH(x,y)、IvS
(x,y)、IvV(x,y)に変換して用いる。
【0028】図9は、第2の実施例の対象物抽出装置の
ブロック図であり、図1に示した第1の実施例と同じ構
成部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。第
2の実施例と第1の実施例との相違点は、第1の実施例
における赤外線カメラ1を対象物を含む特定領域の可視
画像を撮像するCCDカメラ13で、熱画像記憶部2を
CCDカメラから得られる可視画像を記憶する可視画像
記憶部14で、熱画像用適応度定義部4を個体位置記憶
部3に記憶されている探索点の可視画像用の評価式を定
義する可視画像用適応度定義部15で、熱画像用ネット
ワークエネルギー定義部11を個体ネットワーク記憶部
10に記憶されているネットワークの可視画像用のエネ
ルギーを定義する可視画像用ネットワークエネルギー定
義部16でそれぞれ置き換えたことである。
【0029】以上のように構成された第2の実施例の画
像中の対象物抽出装置の動作を、図10のフローチャー
トを参照しながら説明する。ただし、第2の実施例のス
テップのS1a、S3a、S8a 以外は、第1の実施例と
全く同様の手順であるため、異なるステップのみ説明す
る。 [ステップS1a]CCDカメラ13により、対象物を
含む特定領域を撮像し、得られた可視画像を可視画像記
憶部14に記憶する。 [ステップS3a]個体位置記憶部3に記憶されている
全ての探索点について、可視画像用適応度定義部15に
予め定義されている探索点の評価式に従って、適応度算
出記憶部5により評価値を算出して記憶する。可視画像
から特定色のマーカーを抽出する場合には、特定色に対
するHSV値、IvH(x,y)、IvS(x,y)、IvV(x,y)の適合度
を与える関数F(IvH(x,y))、G(IvS(x,y))、H(IvV(x,y))
を図11のように定義し、探索点pk(xk(t),yk(t))の評
価式は、例えば以下のように算出する。
【0030】
【数10】Fit_c(pk) = F(IvH(xk(t),yk(t)))*G(IvS(xk
(t),yk(t)))*H(IvV(xk(t),yk(t))) [ステップS8a]可視画像用ネットワークエネルギー
定義部16には、可視画像中の特定色のマーカーのよう
に、色情報により対象物を抽出するために最適化すべき
エネルギーETを次式のように予め定義しておく。
【0031】
【数11】ET = Eint + Ecolor ただし、Eintは(数5)と同様、Ecolorは次式のように
定める。
【0032】
【数12】 Ecolor=ω[{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂x}2+{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂y}2] ;u,vがネットワークの最外郭のとき =ωF(IvH(x(u,v),y(u,v))*G(IvS(x(u,v),y(u,v))*H(IvV(x(u,v),y(u,v))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき ただし、ω<0とする。
【0033】個体ネットワーク最適化部12では、(数
8)により個体ネットワークの形状を変化させる。
【0034】以上の手順により、可視画像中の複数の特
定色の物体を同時に抽出することができる。
【0035】以上説明したように、第2の実施例によれ
ば、抽出したい対象物の色に対する適合度を探索点の評
価値として定義することにより、可視画像中の複数の対
象物を同時に抽出することができる。 (実施例3)次に第3の実施例について説明する。第2
の実施例では、1台のCCDカメラにより得られる可視
画像から色情報に基づいて対象物を抽出する方法を説明
した。第3の実施例では、撮像手段に複数のCCDカメ
ラを用い、複数の可視画像から作成される視差画像を用
いて対象物を抽出する。したがって、指定した距離にあ
る対象物を選択的に抽出することが可能となる。ここで
は、視差値はId(x,y)として与えられるとする。
【0036】図12は、第3の実施例の対象物抽出装置
のブロック図であり、図1に示した第1の実施例と同じ
構成部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
第3の実施例と第1の実施例との相違点は、第1の実施
例における赤外線カメラ1を、対象物を含む特定領域の
可視画像を撮像する少なくとも2台のCCDカメラから
なるステレオ画像入力部17で置き換え、さらにステレ
オ画像入力部17から得られる複数の可視画像から視差
画像を生成する視差画像生成部18を付加し、熱画像記
憶部2を、視差画像生成部18から得られる視差画像を
記憶する視差画像記憶部19で、熱画像用適応度定義部
4を、個体位置記憶部3に記憶されている探索点の視差
画像用の評価式を定義する視差画像用適応度定義部20
で、熱画像用ネットワークエネルギー定義部11を、個
体ネットワーク記憶部10に記憶されているネットワー
クの視差画像用のエネルギーを定義する視差画像用ネッ
トワークエネルギー定義部21でそれぞれ置き換えたこ
とである。又、撮像手段は、ステレオ画像入力部17及
び視差画像生成部18により構成されている。
【0037】以上のように構成された第3の実施例の画
像中の対象物抽出装置の動作を、図13のフローチャー
トを参照しながら説明する。ただし、第3の実施例のス
テップのS1b、S3b、S8b 以外は、第1の実施例と
全く同様の手順であるため、異なるステップのみ説明す
る。 [ステップS1b]ステレオ画像入力部17により、対
象物を含む特定領域を撮像し、得られた複数の可視画像
から視差画像生成部18により視差画像を生成し、それ
を視差画像記憶部19に記憶する。 [ステップS3b]個体位置記憶部3に記憶されている
全ての探索点について、視差画像用適応度定義部20に
予め定義されている探索点の評価式に従って、適応度算
出記憶部5により評価値を算出して記憶する。視差画像
から特定距離にある物体を抽出する場合には、距離に対
する視差値Id(x,y)の適合度を与える関数D(Id(x,y)) を
図14に示すように定義し、探索点pk(xk(t),yk(t)) の
評価式は、例えば以下のように算出する。
【0038】
【数13】Fit_d(pk) = D(Id(xk(t),yk(t))) [ステップS8b]視差画像用ネットワークエネルギー
定義部21には、視差画像中の視差が一様な領域を特定
距離にある対象物として抽出するために最適化すべきエ
ネルギーETを次式のように予め定義しておく。
【0039】
【数14】ET = Eint + Edisparity ただし、Eintは(数5)と同様、Edisparityは次式のよ
うに定める。
【0040】
【数15】 Ecolor=ω[Id(x(u,v),y(u,v))] ;u,vがネットワークの最外郭のとき、ω>0 =ωD(Id(xk(t),yk(t))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき、ω<0 個体ネットワーク最適化部12では、(数8)により個
体ネットワークの形状を変化させる。
【0041】以上の手順によれば、視差画像から特定距
離にある物体のみを選択的に抽出することができる。ま
た、視差画像上で抽出された領域を可視画像に投影すれ
ば、可視画像から指定した距離にある対象物を抽出する
ことができる。
【0042】以上説明したように、第3の実施例によれ
ば、抽出したい対象物の距離(視差)に対する適合度を
探索点の評価値として定義することにより、特定距離に
ある複数の対象物を同時に選択的に抽出することができ
る。 (実施例4)次に第4の実施例について説明する。第1
や第2の実施例では、赤外線カメラやCCDカメラを単
独で用いていた。(実施例1)では背景に比べて相対的
に温度の高い領域を人体として切り出していたが、温度
が相対的に高いだけでは人体であると確定することは必
ずしも正しくない。従って、複数の異種画像情報を同時
に扱い、より確度の高い対象物の抽出法が望まれる。第
4の実施例は、上記のように複数の画像情報を同時に扱
って対象物を抽出するように考慮したものである。ここ
では、熱画像と可視画像を用いて人体の顔面領域を抽出
する例で説明する。
【0043】図15は、第4の実施例の対象物抽出装置
のブロック図であり、図1に示した第1の実施例と同じ
構成部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
第4の実施例と第1の実施例との相違点は、特定領域の
可視画像を撮像するCCDカメラ13、CCDカメラ1
3から得られる可視画像を記憶する可視画像記憶部14
及び特定領域からの赤外光を反射して赤外線カメラ1に
入射させ可視光を透過してCCDカメラ13に入射させ
るミラー22とハーフミラー23を付加し、熱画像用適
応度定義部4を、個体位置記憶部3に記憶されている探
索点の熱画像及び可視画像用の評価式を定義する熱・可
視画像用適応度定義部24で、熱画像用ネットワークエ
ネルギー定義部11を、個体ネットワーク記憶部10に
記憶されているネットワークの熱画像および可視画像用
のエネルギーを定義する熱・可視画像用ネットワークエ
ネルギー定義部25でそれぞれ置き換えたことである。
【0044】これにより、熱画像と可視画像を全く同一
の視野および解像度で得ることができる。得られた画像
はそれぞれ熱画像記憶部2および可視画像記憶部14に
デジタル化して記憶される。
【0045】以上のように構成された第4の実施例の画
像中の対象物抽出装置の動作を図16のフローチャート
を参照しながら説明する。ただし、第4の実施例のステ
ップのS1c、S3c、S8c 以外は、第1の実施例と全
く同様の手順であるため、異なるステップのみ説明す
る。 [ステップS1c]ハーフミラー23を透過した可視光
をCCDカメラ13により、又ハーフミラー23及びミ
ラー22で反射した赤外光を赤外線カメラ1によって、
対象物を含む特定領域について撮像し、得られた熱画像
と可視画像を、それぞれ熱画像記憶部2および可視画像
記憶部14に記憶する。 [ステップS3c]個体位置記憶部3に記憶されている
全ての探索点について、熱・可視画像用適応度定義部2
4に予め定義されている探索点の評価式に従って、適応
度算出記憶部5により評価値を算出し記憶する。人物の
顔領域は、背景に対して温度が相対的に高くかつ肌色の
領域であるので、熱画像の画素値IT(x,y) および肌色に
対するHSV値、IvH(x,y)、IvS(x,y)、IvV(x,y)の適合
度を与える関数F(IvH(x,y))、G(IvS(x,y))、H(IvV(x,
y))を図11と同様に定義して同時に考慮することによ
り、探索点pk(xk(t),yk(t))の評価式は、例えば以下の
ように算出する。
【0046】
【数16】 Fit_tc(pk) = IT(xk(t),yk(t)) *F(IvH(xk(t),yk(t)))*G(IvS(xk(t),yk(t)))*H(IvV(xk(t),yk(t))) [ステップS8a]熱・可視画像用ネットワークエネル
ギー定義部25には、人物の顔領域のように温度情報と
色情報により対象物を抽出するために最適化すべきエネ
ルギーETを次式のように予め定義しておく。
【0047】
【数17】ET = Eint + Etc ただし、Eintは(数5)と同様、Etcは温度が高く肌色
の領域を選択的に抽出するため次式のように定める。
【0048】
【数18】 Etc =ω[{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂x}2+{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂y}2] ;u,vがネットワークの最外郭のとき =ωIT(x(u,v),y(u,v)) *F(IvH(x(u,v),y(u,v))*G(IvS(x(u,v),y(u,v))*H(IvV(x(u,v),y(u,v))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき ただし、ω<0とする。
【0049】個体ネットワーク最適化部12では、(数
8)により個体ネットワークの形状を変化させる。
【0050】以上の手順によれば、温度情報と色情報を
同時に考慮することにより、人体の顔領域などを正確に
抽出することができる。
【0051】以上説明したように、第4の実施例によれ
ば、複数の異種画像情報を同時に扱うことにより、より
高い確信度で対象物の抽出が可能となる。 (実施例5)次に第5の実施例について説明する。第4
の実施例では、赤外線カメラとCCDカメラを用いるこ
とにより、複数の異種画像情報を同時に扱い、より高い
確信度で対象物の抽出法を説明した。第5の実施例で
は、さらにCCDカメラを複数にし、熱画像と可視画像
さらに視差画像を用いて対象物を抽出するように考慮し
たものである。これにより、特定の距離にある人体のよ
うな熱源を選択的に抽出することができ、例えば、特定
の距離以上に近づいている人体を抽出する侵入者検知シ
ステム等に応用可能である。
【0052】図17は、第5の実施例の対象物抽出装置
のブロック図であり、図15に示した第4の実施例と同
じ構成部分には同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。第5の実施例と第4の実施例との相違点は、更に、
特定領域の可視画像を撮像する少なくとも2台のCCD
カメラからなるステレオ画像入力部17、ステレオ画像
入力部17から得られる複数の可視画像から視差画像を
生成する視差画像生成部18、視差画像生成部18から
得られる視差画像を記憶する視差画像記憶部19を付加
し、熱・可視画像用適応度定義部24を、個体位置記憶
部3に記憶されている探索点の熱画像、可視画像および
視差画像用の評価式を定義する熱・可視・視差画像用適
応度定義部26で、熱・可視画像用ネットワークエネル
ギー定義部25を、個体ネットワーク記憶部10に記憶
されているネットワークの熱画像、可視画像および視差
画像用のエネルギーを定義する熱・可視・視差画像用ネ
ットワークエネルギー定義部27でそれぞれ置き換えた
ことである。
【0053】以上のように構成された第5の実施例の画
像中の対象物抽出装置の動作を図18のフローチャート
を参照しながら説明する。ただし、第5の実施例のステ
ップのS1d、S3d、S8d 以外は、第4の実施例と全
く同様の手順であるため、異なるステップのみ説明す
る。 [ステップS1d]ハーフミラー23を透過した可視光
をステレオ画像入力部17のCCDカメラにより、又ハ
ーフミラー23及びミラー22で反射した赤外光を赤外
線カメラ1によって、対象物を含む特定領域について撮
像し、得られた熱画像と可視画像を、それぞれ熱画像記
憶部2および可視画像記憶部14に記憶する。さらにス
テレオ画像入力部17により得られた複数の可視画像か
ら視差画像生成部18により視差画像を生成し視差画像
記憶部19に記憶する。 [ステップS3d]個体位置記憶部3に記憶されている
全ての探索点について、熱・可視・視差画像用適応度定
義部26に予め定義されている探索点の評価式に従っ
て、適応度算出記憶部5により評価値を算出して記憶す
る。ある特定の距離以上に近づいている人体を選択的に
抽出するには、温度情報として熱画像の画素値IT(x,y)
、色情報として図11と同様に定義される肌色に対す
るHSV値、IvH(x,y)、IvS(x,y)、IvV(x,y)の適合度を
与える関数F(IvH(x,y))、G(IvS(x,y))、H(IvV(x,y)) お
よび距離情報として同時に考慮することにより、探索点
pk(xk(t),yk(t)) の評価式は、例えば以下のように算出
する。
【0054】
【数19】 Fit_tcd(pk) = IT(xk(t),yk(t)) *F(IvH(xk(t),yk(t)))*G(IvS(xk(t),yk(t)))*H(IvV(xk(t),yk(t))) *D(Id(xk(t),yk(t))) [ステップS8d]熱・可視・視差画像用ネットワーク
エネルギー定義部27には、ある特定の距離以上に近づ
いている人体を正確に抽出するための温度情報、色情報
および距離情報により対象物を抽出する際に最適化すべ
きエネルギーETを次式のように予め定義しておく。
【0055】
【数20】ET = Eint + Etcd ただし、Eintは(数5)と同様、Etcdは温度が高く肌色
でかつ特定の距離以上にある領域を選択的に抽出するた
め次式のように定める。
【0056】
【数21】 Etcd=ω[{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂x}2+{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂y}2] ;u,vがネットワークの最外郭のとき =ωIT(x(u,v),y(u,v)) *F(IvH(x(u,v),y(u,v))*G(IvS(x(u,v),y(u,v))*H(IvV(x(u,v),y(u,v))) *D(Id(x(u,v),y(u,v))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき ただし、ω<0とする。
【0057】個体ネットワーク最適化部12では、(数
8)により個体ネットワークの形状を変化させる。
【0058】以上の手順によれば、温度情報と色情報に
加え距離情報を同時に考慮することにより、特定の距離
以上に近づいている人体をなどを正確に抽出することが
でき、セキュリティシステムへの応用が可能となる。
【0059】以上説明したように、第5の実施例によれ
ば、熱、可視の情報にさらに視差情報を同時に扱うこと
により、さらに高い確信度で対象物の抽出が可能とな
る。 (実施例6)次に第6の実施例について説明する。第5
の実施例では、赤外線カメラと複数のCCDカメラを用
いることにより複数の異種画像情報を同時に扱い、より
高い確信度での対象物の抽出法を説明した。しかしなが
ら第5の実施例では、ネットワークの最外郭では可視画
像のエッジ情報のみにより対象物の輪郭部分を抽出して
おり、エッジが弱い場合などにはうまく対象物を抽出で
きない可能性がある。第6の実施例では、各画像ごとに
ネットワークを設定し、それらを適当な拘束条件のもと
で協調的に動作させることにより、正確に対象物を抽出
できるように考慮したものである。
【0060】図19は、第6の実施例の対象物抽出装置
のブロック図であり、図17に示した第5の実施例と同
じ構成部分には同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。第6の実施例と第5の実施例との相違点は、更に、
固体ネットワーク構成部9により構成された個体ネット
ワークを熱画像記憶部2に記憶されている熱画像、可視
画像記憶部14に記憶されている可視画像および視差画
像記憶部19に記憶されている視差画像のそれぞれに設
定し、それぞれの個体ネットワークを画像間で連結する
画像間協調ネットワーク構成部28を付加し、個体ネッ
トワーク記憶部10を、画像間協調ネットワーク構成部
28により構成された画像間協調ネットワークを記憶す
る画像間協調ネットワーク記憶部29で、熱・可視・視
差画像用ネットワークエネルギー定義部27を、画像間
協調ネットワーク記憶部29に記憶されている画像間協
調ネットワークのエネルギーを定義する熱・可視・視差
画像間協調ネットワークエネルギー定義部30で、個体
ネットワーク最適化部12を、熱・可視・視差画像用ネ
ットワークエネルギー定義部30で定義されているエネ
ルギーを極小化するように画像間協調ネットワークの形
状を変化させる画像間協調ネットワーク最適化部31で
それぞれ置き換えたことである。
【0061】以上のように構成された第6の実施例の画
像中の対象物抽出装置の動作を図20のフローチャート
を参照しながら説明する。ただし、第6の実施例のステ
ップS8e〜ステップS11e以外は、第5の実施例と全
く同様の手順であるため、異なるステップのみ説明す
る。 [ステップS8e]画像間協調ネットワーク構成部28
により、個体ネットワーク構成部9で構成されたネット
ワークを熱、可視、視差画像それぞれに対してAti(u,v)
=(xt(u,v),yt(u,v))、Avi(u,v)=(xv(u,v),yv(u,v))、Ad
i(u,v)=(xd(u,v),yd(u,v))として設置し、対応するu,v
について画像間で格子点を連結して画像間協調ネットワ
ークを構成し、画像間協調ネットワーク記憶部29に記
憶する。 [ステップS9e]熱・可視・視差画像間協調ネットワ
ークエネルギー定義部30には、各画像に設定されたネ
ットワークがある協調をすることにより、温度情報、色
情報および距離情報を協調させて対象物を抽出する際に
最適化すべきエネルギーETt、ETv、ETdを以下のように
予め定義しておく。
【0062】
【数22】ETt = Eint + Etcd_t + Econ
【0063】
【数23】ETv = Eint + Etcd_v + Econ
【0064】
【数24】ETd = Eint + Etcd_d + Econ ただし、Eintは(数5)と同様、Etcd_t、Etcd_v、Etcd
_dおよび格子点の画像間での拘束力Econは以下のように
定める。
【0065】
【数25】 Etcd_t=ωIT(x(u,v),y(u,v)) ;u,vがネットワークの最外郭のとき、ω>0 =ωIT(x(u,v),y(u,v)) *F(IvH(x(u,v),y(u,v))*G(IvS(x(u,v),y(u,v))*H(IvV(x(u,v),y(u,v))) *D(Id(x(u,v),y(u,v))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき、ω<0とする。
【0066】
【数26】 Etcd_v=ω[{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂x}2+{∂Iv(x(u,v),y(u,v))/∂y}2] ;u,vがネットワークの最外郭のとき =ωIT(x(u,v),y(u,v)) *F(IvH(x(u,v),y(u,v))*G(IvS(x(u,v),y(u,v))*H(IvV(x(u,v),y(u,v))) *D(Id(x(u,v),y(u,v))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき ただし、ω<0とする。
【0067】
【数27】 Etcd_d=ω[{∂Id(x(u,v),y(u,v))/∂x}2+{∂Id(x(u,v),y(u,v))/∂y}2] ;u,vがネットワークの最外郭のとき =ωIT(x(u,v),y(u,v)) *F(IvH(x(u,v),y(u,v))*G(IvS(x(u,v),y(u,v))*H(IvV(x(u,v),y(u,v))) *D(Id(x(u,v),y(u,v))) ;u,vがネットワークの最外郭以外のとき ただし、ω<0とする。
【0068】
【数28】Econ = {xv(u,v) - xt(u,v)}2 + {xd(u,v) -
xv(u,v)}2+{yv(u,v) - yt(u,v)}2 + {yd(u,v) - yv(u,
v)}2 [ステップS10e]画像間協調ネットワーク最適化部
31では、次式により画像間協調ネットワークの形状を
変化させる。
【0069】
【数29】xt(u,v,t+1) = xt(u,v,t) - η*(∂ETt/∂x) yt(u,v,t+1) = yt(u,v,t) - η*(∂ETt/∂y)
【0070】
【数30】xv(u,v,t+1) = xv(u,v,t) - η*(∂ETv/∂x) yv(u,v,t+1) = yv(u,v,t) - η*(∂ETv/∂y)
【0071】
【数31】xd(u,v,t+1) = xd(u,v,t) - η*(∂ETd/∂x) yd(u,v,t+1) = yd(u,v,t) - η*(∂ETd/∂y) [ステップS11e]エネルギーの変化量ΔETt=|E
Tt(t)-ETt(tーs)|、ΔETv=|ETv(t)-ETv(tーs)|、ΔETd
=|ETd(t)-ETd(tーs)|がすべて、予め定められた微小量
δE以下になったとき、あるいは、すべての格子点A
ti(u,v)=(xt(u,v),yt(u,v))、Avi(u,v)=(xv(u,v),yv(u,
v))、Adi(u,v)=(xd(u,v),yd(u,v))の位置の変化量ΔAti
(u,v)=|Ati(x t(u,v,t)ーxt(u,v,t-s),yt(u,v,t)ーyt(u,
v,t-s))|、ΔAvi(u,v)=|Avi(xv(u,v,t)ーxv(u,v,t-s),
yv(u,v,t)ーyv(u,v,t-s))|、ΔAdi(u,v)=|Adi(xd(u,v,
t)ーxd(u,v,t-s),yd(u,v,t)ーyd(u,v,t-s))|がすべて、
予め定められた微小量δA以下になったとき画像間協調
ネットワーク最適化部31の動作を停止し、対象物の抽
出を終了する。それ以外の時、ステップS10eへ戻
る。
【0072】以上の手順によれば、熱、可視、視差画像
上のネットワークを協調させることにより、可視のエッ
ジが弱い場合にも補完的に正確な輪郭形状が抽出でき
る。
【0073】以上説明したように、第6の実施例によれ
ば、複数の画像に設定した複数のネットワークを協調的
に動作させることにより、さらに正確に対象物の抽出が
可能となる。
【0074】以上述べたように、第1の実施例によれ
ば、赤外線カメラ1により撮像した熱画像中に配置した
探索点を、その近傍の探索点の温度による評価値に基づ
き移動させることにより、熱画像中の複数の対象物のお
おまかな領域を同時に探索し、探索点をグループ化した
後グループ毎に隣接する探索点を連結してネットワーク
を作り、予め定義された対象物の温度特徴を表すエネル
ギー関数を極小化することにより、予め対象物の数の概
略輪郭を与えることなく、特定領域内の複数の熱源の同
時抽出が可能となる。従って、例えば室内の熱源の数を
検知し、その数に応じてきめ細やかな温度調節が可能な
空調システムを実現できる。
【0075】第2の実施例によれば、CCDカメラ13
により撮像された可視画像中に配置した探索点を、その
近傍の探索点の色による評価値に基づき移動させること
により、画像中の特定色を持つ複数の対象物のおおまか
な領域を同時に探索し、探索点をグループ化した後グル
ープ毎に隣接する探索点を連結してネットワークを作
り、予め定義された対象物の色特徴を表すエネルギー関
数を極小化することにより、予め対象物の数の概略輪郭
を与えることなく、特定領域内の複数の特定色を持つ対
象物を同時に抽出できる。従って、人体等に付けた複数
のマーカーを同時に追跡し、その動きを解析するシステ
ムを実現できる。
【0076】第3の実施例によれば、複数のCCDカメ
ラにより撮像された可視画像中から生成される視差画像
中に配置した探索点を、その近傍の探索点の距離による
評価値に基づき移動させることにより、画像中の特定の
距離にある複数の対象物のおおまかな領域を同時に探索
し、探索点をグループ化した後グループ毎に隣接する探
索点を連結してネットワークを作り、予め定義された対
象物の距離特徴を表すエネルギー関数を極小化すること
により、予め対象物の数の概略輪郭を与えることなく、
特定領域内の特定距離にある複数の対象物を同時に抽出
できる。従って、指定した距離にある対象物を選択的に
抽出することができる。
【0077】第4の実施例によれば、赤外線カメラ1、
CCDカメラ13、及び赤外光を反射し可視光を透過す
るミラー22,ハーフミラー23を用いて熱画像と可視
画像をまったく同一の視野で撮像し、画像中に配置した
探索点をその近傍の探索点の温度および色による評価値
に基づき移動させることにより、画像中の特定色を持つ
複数の熱源のおおまかな領域を同時に探索し、探索点を
グループ化した後グループ毎に隣接する探索点を連結し
てネットワークを作り、予め定義された対象物の温度お
よび色特徴を表すエネルギー関数を極小化することによ
り、予め対象物の数の概略輪郭を与えることなく、特定
領域内の特定色を持つ複数の熱源の同時抽出ができる。
従って、温度の高い肌色の領域を抽出することにより人
体の顔領域を抽出することができ、ビデオカメラの色補
正や人数に応じた空調などが実現できる。
【0078】第5の実施例によれば、赤外線カメラ1、
複数のCCDカメラ、及び赤外光を反射し可視光を透過
するミラー22,ハーフミラー23を用いて熱画像と可
視画像をまったく同一の視野で撮像し、さらに複数の可
視画像から視差画像を生成し、画像中に配置した探索点
をその近傍の探索点の温度、色、距離による評価値に基
づき移動させることにより、画像中の特定距離にある特
定色を持つ複数の熱源のおおまかな領域を同時に探索
し、探索点をグループ化した後グループ毎に隣接する探
索点を連結してネットワークを作り、予め定義された対
象物の温度、色および距離特徴を表すエネルギー関数を
極小化することにより、予め対象物の数の概略輪郭を与
えることなく、特定領域内の特定距離にある特定色を持
つ複数の熱源の同時抽出ができる。従って、特定の距離
以上に近づいている温度の高い肌色領域を選択的に抽出
できるので、特定場所に侵入している人体を抽出でき、
セキュリティシステムが実現できる。
【0079】更に、第6の実施例によれば、熱画像、可
視画像、視差画像等の複数の画像おのおのに探索点を連
結したネットワークを設定し、それらのネットワークを
画像間で連結し、予め定義された対象物の温度、色、距
離特徴およびネットワークの画像間における拘束条件を
表すエネルギー関数を極小化することにより、各画像に
設置したネットワークを協調動作させることによって、
各画像における情報不足を補完的に補い、得られた画像
情報が不完全であっても対象物の抽出が可能となる。
【0080】なお、上記実施例では、いずれも抽出する
対象物として人体を例に説明したが、対象物はこれに限
定されるものではない。
【0081】また、上記実施例では、いずれも所定の物
理量を赤外線、可視光、視差としたが、これに限らず、
例えば紫外線、電波等、抽出する対象物に最適なものを
用いてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、あらかじめ対象物の数の概略輪郭を与えること
なく、画像中から複数の対象物を同時に抽出でき、複数
種類の画像データを同時に扱うことが可能となるという
長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の対象物抽出装置
のブロック図である。
【図2】同第1の実施例における動作手順を示すフロー
チャートである。
【図3】同第1の実施例における探索点の初期配置を示
す図である。
【図4】同第1の実施例における収束した探索点を示す
図である。
【図5】同第1の実施例におけるラベル付けの結果を示
す図である。
【図6】同第1の実施例における基準ネットワークの設
置を示す図である。
【図7】同第1の実施例における個体ネットワークの初
期値を示す図である。
【図8】同第1の実施例における収束した個体ネットワ
ークを示す図である。
【図9】本発明にかかる第2の実施例の対象物抽出装置
のブロック図である。
【図10】同第2の実施例における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】同第2の実施例における特定色に対する適合
度関数を示す図である。
【図12】本発明にかかる第3の実施例の対象物抽出装
置のブロック図である。
【図13】同第3の実施例における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】同第3の実施例における特定距離に対する適
合度関数を示す図である。
【図15】本発明にかかる第4の実施例の対象物抽出装
置のブロック図である。
【図16】同第4の実施例における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図17】本発明にかかる第5の実施例の対象物抽出装
置のブロック図である。
【図18】同第5の実施例における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図19】本発明にかかる第6の実施例の対象物抽出装
置のブロック図である。
【図20】同第6の実施例における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 赤外線カメラ 2 熱画像記憶部 3 個体位置記憶部 4 熱画像用適応度定義部 5 適応度算出記憶部 6 個体位置更新部 7 探索終了判定部 8 個体分類部 9 個体ネットワーク構成部 10 個体ネットワーク記憶部 11 熱画像用ネットワークエネルギー定義部 12 個体ネットワーク最適化部 15 可視画像用適応度定義部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を含む所定領域の所定の物理量に
    よる画像を得るための撮像手段と、その得られた画像内
    の対象物を探索するために、複数の探索点を設定し、そ
    の設定した各探索点における前記所定の物理量により定
    義される評価値を算出する評価値算出手段と、その算出
    された評価値を利用することにより、前記各探索点が前
    記対象物を覆う領域に集合するように、所定の評価値を
    持つ探索点を基準にして各探索点の位置を繰り返し更新
    する位置更新手段と、その位置の更新された各探索点が
    集合するグループを検出する固体検出手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像中の対象物抽出装置。
  2. 【請求項2】 位置更新手段は、探索点の更新位置を決
    定する際に参照する探索点を、前記探索点の評価値に従
    い選択する交叉対象選択部と、その交叉対象選択部によ
    り選択された探索点の位置を参照して探索点の更新位置
    を決定する交叉部と、その交叉部により決定された探索
    点の更新位置をあらかじめ定められた確率で乱数で置き
    換える突然変異部とを有することを特徴とする請求項1
    記載の画像中の対象物抽出装置。
  3. 【請求項3】 固体検出手段によって検出された前記グ
    ループ毎に、隣接する各探索点を連結することによりネ
    ットワークを形成するネットワーク形成手段と、その形
    成されたネットワークを、予め定義された前記所定の物
    理量の特徴を表すエネルギー式に基づいて、変形するこ
    とにより前記対象物を抽出するネットワーク最適化手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1、又は2記載の画
    像中の対象物抽出装置。
  4. 【請求項4】 所定の物理量は、赤外線、又は可視光
    線、又は異なる方向から得た少なくとも2つの画像から
    生成された視差であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の画像中の対象物抽出装置。
  5. 【請求項5】 撮像手段により得られる前記画像は、同
    じ画像領域についての熱画像及び可視画像であって、前
    記評価値は、前記熱画像及び可視画像用に総合して算出
    され、前記エネルギー式は、前記熱画像及び可視画像用
    に総合されたものであることを特徴とする請求項3記載
    の画像中の対象物抽出装置。
  6. 【請求項6】 撮像手段により得られる前記画像は、同
    じ画像領域についての熱画像、可視画像、及び異なる方
    向から得た少なくとも2つの画像から生成された視差画
    像であって、前記評価値は、前記熱画像、可視画像、及
    び視差画像用に総合して算出され、前記エネルギー式
    は、前記熱画像、可視画像、及び視差画像用に総合され
    たものであることを特徴とする請求項3記載の画像中の
    対象物抽出装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記ネットワーク形成手段により
    形成されたネットワークを前記熱画像、可視画像、及び
    視差画像にそれぞれ設定し、その設定したネットワーク
    を各画像間で連結する画像間協調ネットワーク構成部
    と、前記ネットワーク最適化手段に代えて、前記連結さ
    れた画像間協調ネットワークの形状を、予め設定された
    熱画像、可視画像、及び視差画像の画像間協調ネットワ
    ーク用のエネルギー式に基づいて、変化させる画像間協
    調ネットワーク最適化部とを備えたことを特徴とする請
    求項6記載の画像中の対象物抽出装置。
  8. 【請求項8】 ネットワーク形成手段を、前記分類され
    たグループ各々に対し、それらを包含するあらかじめ定
    められた形状の探索点のネットワークを設置する個体ネ
    ットワーク設置部で置き換えたことを特徴とする請求項
    3〜6のいずれかに記載の画像中の対象物抽出装置。
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