JPH08187232A - 血流量の測定装置 - Google Patents
血流量の測定装置Info
- Publication number
- JPH08187232A JPH08187232A JP7001180A JP118095A JPH08187232A JP H08187232 A JPH08187232 A JP H08187232A JP 7001180 A JP7001180 A JP 7001180A JP 118095 A JP118095 A JP 118095A JP H08187232 A JPH08187232 A JP H08187232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring device
- urine
- temperature
- blood flow
- bloodstream
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 血流量を容易かつ無意識下で測定することが
できる血流量の測定装置を提供する。 【構成】 放射赤外線センサ３は、便座１の着座者の放
出尿が飛翔中にあるときに、該尿から放射される赤外線
を感知し、該尿の温度を検出する。サーミスタ２で検出
された臀部皮膚温度及び放射赤外線センサ３で検出され
た尿温に基づき、演算装置で血流量が演算される。な
お、人体が着座して昇温する前のサーミスタ２の検出温
度は該演算装置において室温データとして処理される。
できる血流量の測定装置を提供する。 【構成】 放射赤外線センサ３は、便座１の着座者の放
出尿が飛翔中にあるときに、該尿から放射される赤外線
を感知し、該尿の温度を検出する。サーミスタ２で検出
された臀部皮膚温度及び放射赤外線センサ３で検出され
た尿温に基づき、演算装置で血流量が演算される。な
お、人体が着座して昇温する前のサーミスタ２の検出温
度は該演算装置において室温データとして処理される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、尿温と皮膚温度とから
血流量を測定するための装置に関する。
血流量を測定するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】超音波を利用したドップラー効果による
血流計がすでに商品化されている。
血流計がすでに商品化されている。
【０００３】一方、深部体温と生体表面の熱流密度とか
ら血流量を推算することが特開昭５７−１８０９３７号
公報に記載されている。従来、深部体温は鼓膜の温度な
どから求めている。
ら血流量を推算することが特開昭５７−１８０９３７号
公報に記載されている。従来、深部体温は鼓膜の温度な
どから求めている。
【０００４】特開平４−２０３１２９号公報には尿温を
非接触で測定する装置が記載されている。
非接触で測定する装置が記載されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ドップラー効果による
市販の血流計により血流量を測定するには、測定部位に
ゼリーを塗布する必要があり、面倒である。また、無意
識下での血流測定を行ないにくい。
市販の血流計により血流量を測定するには、測定部位に
ゼリーを塗布する必要があり、面倒である。また、無意
識下での血流測定を行ないにくい。
【０００６】鼓膜温度を被験者が自分で正確に測定する
ことはきわめて困難である。
ことはきわめて困難である。
【０００７】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決し、血流量を容易かつ無意識下で測定することがで
きる血流量の測定装置を提供することを目的とする。
解決し、血流量を容易かつ無意識下で測定することがで
きる血流量の測定装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の血流量の測定
装置は、尿温の測定装置と、臀部の皮膚温度の測定装置
と、尿温と皮膚温度とから血流量を算出する演算装置と
を備えてなるものである。
装置は、尿温の測定装置と、臀部の皮膚温度の測定装置
と、尿温と皮膚温度とから血流量を算出する演算装置と
を備えてなるものである。
【０００９】請求項２の血流量の測定装置は、請求項１
において、前記尿温の測定装置は、洋風便器に設けられ
た非接触式尿温測定装置であり、前記皮膚温度の測定装
置は便座に設けられていることを特徴とするものであ
る。
において、前記尿温の測定装置は、洋風便器に設けられ
た非接触式尿温測定装置であり、前記皮膚温度の測定装
置は便座に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【００１０】請求項３の血流量の測定装置は、請求項１
又は２において、さらに室温の測定装置が設けられてお
り、前記演算装置は測定された室温により血流量を補正
するものであることを特徴とするものである。
又は２において、さらに室温の測定装置が設けられてお
り、前記演算装置は測定された室温により血流量を補正
するものであることを特徴とするものである。
【００１１】
【作用】尿は生体深部の膀胱内に貯留されているため、
尿温は深部体温にきわめて近いものである。
尿温は深部体温にきわめて近いものである。
【００１２】本発明では、非接触式の尿温測定装置によ
り尿温を検知するようにしており、便器に接する前の尿
の温度を検知することにより、深部体温にきわめて近い
放尿直後の尿温を正確に検知することができる。
り尿温を検知するようにしており、便器に接する前の尿
の温度を検知することにより、深部体温にきわめて近い
放尿直後の尿温を正確に検知することができる。
【００１３】臀部は常に衣類で覆われているため、その
皮膚温度は安定している。特に起床直後の臀部皮膚温度
はきわめて安定している。また、入院患者や在宅療養者
の臀部皮膚温度は、一日中安定した値となっている。
皮膚温度は安定している。特に起床直後の臀部皮膚温度
はきわめて安定している。また、入院患者や在宅療養者
の臀部皮膚温度は、一日中安定した値となっている。
【００１４】本発明は、このような正確な深部体温及び
皮膚温度の測定値に基づいて血流量を演算するため、き
わめて高精度の血流量測定値を容易に得ることができ
る。
皮膚温度の測定値に基づいて血流量を演算するため、き
わめて高精度の血流量測定値を容易に得ることができ
る。
【００１５】また、排尿行為は普段の行為であるため、
全く無意識のうちに血流量を測定することができる。
全く無意識のうちに血流量を測定することができる。
【００１６】なお、室温を測定することにより、臀部温
度の室温の影響を勘案してさらに高精度の血流量を得る
ことができる。
度の室温の影響を勘案してさらに高精度の血流量を得る
ことができる。
【００１７】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。第１図は実施例装置に用いられる便座１の斜視図で
あり、臀部が当る後部上面にサーミスタ２が設置されて
いる。便座１の内周面のうち便座前部側には放射赤外線
センサ３が設けられている。
る。第１図は実施例装置に用いられる便座１の斜視図で
あり、臀部が当る後部上面にサーミスタ２が設置されて
いる。便座１の内周面のうち便座前部側には放射赤外線
センサ３が設けられている。
【００１８】第２図は別の実施例装置に用いられる便座
ボックス４の側面図であり、該便座ボックス４の前部か
ら下方にロッド５が突設され、このロッド５の下端に放
射赤外線センサ３が設けられている。
ボックス４の側面図であり、該便座ボックス４の前部か
ら下方にロッド５が突設され、このロッド５の下端に放
射赤外線センサ３が設けられている。
【００１９】この放射赤外線センサ３は、便座１の着座
者の放出尿が飛翔中にあるときに、該尿から放射される
赤外線を感知し、該尿の温度を検出する。
者の放出尿が飛翔中にあるときに、該尿から放射される
赤外線を感知し、該尿の温度を検出する。
【００２０】第３図の如く、サーミスタ２で検出された
臀部皮膚温度及び放射赤外線センサ３で検出された尿温
に基づき、演算装置で血流量が演算される。なお、人体
が着座して昇温する前のサーミスタ２の検出温度は該演
算装置において室温データとして処理される。
臀部皮膚温度及び放射赤外線センサ３で検出された尿温
に基づき、演算装置で血流量が演算される。なお、人体
が着座して昇温する前のサーミスタ２の検出温度は該演
算装置において室温データとして処理される。
【００２１】演算された血流量は、モニターに出力され
ると共に、メモリーに記憶される。なお、通信回線を利
用して医療機関のホストコンピュータに送信するように
しても良い。
ると共に、メモリーに記憶される。なお、通信回線を利
用して医療機関のホストコンピュータに送信するように
しても良い。
【００２２】かかる測定装置によると、便座１に着座し
て放尿するだけで血流量を測定でき、無意識下での血流
量値を容易に求めることができる。
て放尿するだけで血流量を測定でき、無意識下での血流
量値を容易に求めることができる。
【００２３】また、放射赤外線センサは尿に触れないた
め、計測の度毎に放射赤外線センサを洗浄することが不
要であり、便利である。なお、放射赤外線センサは測定
領域が広いため、放尿位置が千差万別であっても確実に
尿温を測定できる。
め、計測の度毎に放射赤外線センサを洗浄することが不
要であり、便利である。なお、放射赤外線センサは測定
領域が広いため、放尿位置が千差万別であっても確実に
尿温を測定できる。
【００２４】なお、血流量だけでなく、血圧や体脂肪率
を併せて測定し、これらデータを総合的に勘案すること
により、むくみの度合いや、心疾患、腎疾患の進行度を
察し、総合的な健康状態を知ることができる。
を併せて測定し、これらデータを総合的に勘案すること
により、むくみの度合いや、心疾患、腎疾患の進行度を
察し、総合的な健康状態を知ることができる。
【００２５】上記実施例では室温をも勘案して血流量を
演算しているが、室温による臀部皮膚温度の変化を無視
し、血流量を簡便に算出するようにしても良い。
演算しているが、室温による臀部皮膚温度の変化を無視
し、血流量を簡便に算出するようにしても良い。
【００２６】
【発明の効果】請求項１〜３の血流量の測定装置による
と、血流量を容易に測定できる。
と、血流量を容易に測定できる。
【００２７】請求項２の血流量の測定装置によると、無
意識下での血流量をきわめて容易に測定できる。また、
尿温測定装置の洗浄頻度が少なくて済むため、保守管理
が容易である。
意識下での血流量をきわめて容易に測定できる。また、
尿温測定装置の洗浄頻度が少なくて済むため、保守管理
が容易である。
【００２８】請求項３の血流量の測定装置によると、き
わめて精度の高い血流量を得ることができる。
わめて精度の高い血流量を得ることができる。
【図１】実施例装置に用いられる便座の斜視図である。
【図２】別の実施例装置に用いられる便座ボックスの側
面図である。
面図である。
【図３】実施例装置の構成を示すブロック図である。
１ 便座 ２ サーミスタ ３ 放射赤外線センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 達也 愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 今井 茂雄 愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 横山 茂 愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 高木 繁 愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式 会社イナックス内
Claims (3)
- 【請求項１】 尿温の測定装置と、臀部の皮膚温度の測
定装置と、尿温と皮膚温度とから血流量を算出する演算
装置とを備えてなる血流量の測定装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記尿温の測定装置
は、洋風便器に設けられた非接触式尿温測定装置であ
り、前記皮膚温度の測定装置は便座に設けられているこ
とを特徴とする血流量の測定装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、さらに室温の
測定装置が設けられており、前記演算装置は測定された
室温により血流量を補正するものであることを特徴とす
る血流量の測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7001180A JPH08187232A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 血流量の測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7001180A JPH08187232A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 血流量の測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08187232A true JPH08187232A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11494259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7001180A Pending JPH08187232A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 血流量の測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08187232A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010172498A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Toto Ltd | 尿温測定装置 |
| US20220178129A1 (en) * | 2016-04-28 | 2022-06-09 | Shanghai Kohler Electronics, Ltd. | Smart toilet with automatic urine position detecting system |
| JP2023152742A (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-17 | Toto株式会社 | トイレシステム |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP7001180A patent/JPH08187232A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010172498A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Toto Ltd | 尿温測定装置 |
| US20220178129A1 (en) * | 2016-04-28 | 2022-06-09 | Shanghai Kohler Electronics, Ltd. | Smart toilet with automatic urine position detecting system |
| JP2023152742A (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-17 | Toto株式会社 | トイレシステム |
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