JPH08182589A - マネキン - Google Patents

マネキン

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Publication number
JPH08182589A
JPH08182589A JP32746894A JP32746894A JPH08182589A JP H08182589 A JPH08182589 A JP H08182589A JP 32746894 A JP32746894 A JP 32746894A JP 32746894 A JP32746894 A JP 32746894A JP H08182589 A JPH08182589 A JP H08182589A
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JP
Japan
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arm
support
shoulder
mannequin
main body
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Pending
Application number
JP32746894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tanaka
賢司 田中
Saburo Morita
三郎 森田
Shoji Ohashi
祥司 大橋
Kenji Yonetoku
健次 米徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PEARL MANEKIN KK
Pearl Mannequin Co Ltd
Original Assignee
PEARL MANEKIN KK
Pearl Mannequin Co Ltd
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Publication date
Application filed by PEARL MANEKIN KK, Pearl Mannequin Co Ltd filed Critical PEARL MANEKIN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】製造が容易で耐久性が高く簡単な操作で体型を
調整することのできるマネキンを提供する。 【構成】支持台20を上部にて腕杆21aを左右に突出
させた支柱21と、各腕杆21aに対して横方向へ出入
自在に組付けた肩支持部22と、支柱21の腕杆21a
より下方に嵌挿されて横方向に突出する上下の回動アー
ム23a・23bを一体化した操作筒23と、各腕杆2
1aに一体化されて胸部13の内側上部を回動自在に支
持する支持杆24と、各肩支持部22に一端が連結さ
れ、他端が操作筒23の上下回動アーム23aにそれぞ
れ連結した左右一対の肩部連動杆25と、胸部13の内
側下部に一端が連結され、他端を操作筒23の下方回動
アーム23bに連結した少なくとも一本の胸部連動杆2
6とにより構成し、支柱21の上部、各肩支持部22の
先端部、及び支持杆24に、本体11、各肩部12、及
び胸部13をそれぞれ連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マネキンに関し、特に
各部の大きさを変えることのできるマネキンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】衣服を陳列する場合に使用されるマネキ
ンは、その衣服を最も好ましい状態にして人の目を引き
付るために重要なものであるが、人体と均等な大きさを
有しているものであるから、非常に量張るものとなって
いる。また、人体に似せたマネキンといっても、子供用
から大人用まで大きさはまちまちであり、しかも、同じ
大人用のものであっても、体格により様々なものが用意
されているのが実状である。
【0003】以上のことから、陳列すべき衣服が異なっ
てくると、これに応じてマネキンの変換をしなければな
らないものであるが、その作業は非常に大変なものとな
らざるを得ないものである。このため、従来から、この
種のマネキンについて、その各部の大きさが変更できる
ようにすることが種々提案されてきているのである。
【0004】例えば、特開昭47−6221号公報に
は、「簡単で有利な方法で必要な寸法に正確に合わせら
れるよう調節できる身体部分および頸部分からなる型を
提供すること」を目的としてなされた「婦人服仕立型」
に関する発明が提案されている。この型は、上記公報の
特許請求の範囲の記載からすると、「頸部、胸部、腰部
及び臀部の部分からなり、各部分の各々が、調整装置を
適当なダイヤルに対して動かすことにいより半径方向に
調節され部分の全周囲寸法を増減できるようになってい
る多数の小部分からなり、腰部および臀部の部分が、相
対的に垂直方向に調節して腰の寸法の異なる深さに合せ
ることができるようになている婦人服仕立型」である
が、同公報のフロントページの右欄の記載からすると、
「広い意味において、半径方向に調節できる身体の小部
分の組立体からなり、隣接する小部分の一致するまたは
対向する縁が個々の身体部分、例えば臀部、腰部及び胸
部の全周囲寸法を増減することのできる調節装置によっ
て互に結合され、前記調節装置の各々が刃を有するラッ
ク状部材と、ラック状部材の間に位置された回転できる
有歯部分またはピニオンとからなり、隣接する小部分が
ラック状部分を伸縮させて小部分を動かし、これにより
型の身体を形成する部分の全周囲寸法を増減させるよう
になっている」ものであり、図14に示すようなものと
なっているものである。
【0005】換言すれば、この特開昭47−6221号
公報に示されている型では、身体を小部分に分けてその
各部に調節装置を設けたものであり、「型の身体を形成
する部分の全周囲寸法を(個別)に増減させる」ことは
できるが、多数(図14では合計9個ある)の調節装置
3を設けなければならないし、これらの操作をそれぞれ
個別に行わなければならず、その製造も使用も非常に困
難なものとなっている。
【0006】また、特開昭49−125152号公報に
は、図15の(イ)にも示したように、「基台(1)上
に連結ねじを介して起伏自在に支持されている柱部材
(6)、及びその柱部材の上端に連結ねじを介して起立
される柱部材(8)とからなる支柱と、前記柱部材
(6)に串通しされ、且つ上下位置調整自在に固定され
るヒップ部材(9)及びウエスト下部材(10b)と、
前記柱部材(8)の下方より上方に順次串通しされ、且
つ夫々が上下位置調整自在に固定されるウエスト上部材
(10a)、バスト部材(11)、及び肩部材(12)
とからなり、更に該肩部材は左右対の肩片(21a)及
び(21’a)とその肩片(21a)及び(21’a)
の肩先に連結される肩先片(21b)及び(21’b)
とを有し、且つ該一対の肩片は肩巾方向、及び上下傾斜
移動自在であり、しかも肩先片(21b)及び(21’
b)は前後方向に移動調整自在であることを特徴とする
人台」が提案されているが、各部の構成及び調整が個別
になっているため、その製造及び使用が非常に困難なも
のになっているのである。
【0007】さらに、実開平6−54730号公報に
も、図15の(ロ)に示したような、「洋裁用人形模型
において、直立した柱体と、この柱体に移動自在に装架
された第1、第2、第3および第4の調整自在な部材と
を含み、前記各部材が他の前記部材から離隔され、且つ
前記部材を前記柱体に開放自在に固定するための装置を
備え、第1の部材が肩部区域を代表し、第2の部材が胸
部区域を代表し、第3の部材が腰部区域を代表しまた第
4の部材が臀部区域を代表し、またティッシュペーパー
の型紙を表面上に装架されることのできる表面部分を代
表する装置が前記部材に取外し自在に装架されており、
該代表装置が前記表面部分を画定する外側表面を有する
多数の模型要素からなり、該模型要素がペロン材料で形
成されている洋裁用人形模型」が示されているが、この
人形模型も各部が個別的に形成されているものであるか
ら、製造や使用が非常に困難なものとなっているのであ
る。
【0008】以上、3つの従来技術は「人台」に関する
ものであるから、本発明が対象としている「マネキン」
と技術分野を同じくするものと考えられるが、上記各技
術の構成上の複雑さや使用の不便さは、これらの技術を
そのままマネキンに適用した場合にも同様に現れると考
えられ、これらの従来技術をマネキンには簡単には適用
することができないものである。
【0009】そこで、本発明者等は、形状をある程度自
由に変えられるマネキンとするにはどうしたらよいかに
ついて種々検討を重ねた結果、回動アームとこれに連結
されるロッドを利用すればよいことに気付き、本発明を
完成したのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、調整自在なマネキンを形成するにあたっての構造上
の複雑さ、およびこれを起因とする操作上の困難性であ
る。
【0011】そして、本発明の目的とするところは、構
造自体を非常に簡素化することによって、製造を容易に
行うことができて何度も使用する場合の耐久性を高める
ことができ、しかも簡単な操作で体型を容易に調整する
ことのできるマネキンを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明の採った手段は、実施例にお
いて使用する符号を付して説明すると、「人体の首部周
辺を現わす本体11と、この本体11の両側に位置する
左右の肩部12とを、支持台20に組付けて構成した上
部マネキン100aであって、支持台20を、上部にて
腕杆21aを左右に突出させた支柱21と、各腕杆21
aに対して横方向へ出入自在に組付けた肩支持部22
と、支柱21に嵌挿されて横方向に突出する回動アーム
23cを一体化した操作筒23と、各肩支持部22に一
端が連結され、他端が操作筒23の回動アーム23cに
それぞれ連結される左右一対の肩部連動杆25とにより
構成し、支柱21の上部、各肩支持部22の先端部に、
本体11及び各肩部12をそれぞれ連結したことを特徴
とする上部マネキン100a」である。
【0013】この上部マネキン100aは、人体の上部
に似せたものであり、シャツやジャケット等の上衣を陳
列するのに使用され、また後述の請求項4に係る下部マ
ネキン100bと組合わせても使用されるものである。
【0014】そのために、この上部マネキン100aを
構成している支持台20について、その支柱21上にハ
ンドル40によって回動される操作筒23を回動自在に
嵌挿しておき、この操作筒23に一体化した回動アーム
23cに、左右2本の肩部連動杆25を連結したものと
して構成してあるのである。そして、各肩部連動杆25
の一端をアーム連結部22aを介して回動アーム23c
に連結することにより、ハンドル40によって操作筒2
3を回動したとき、当該上部マネキン100aにあって
は、両肩部12の伸縮を行えるようにしているものであ
る。
【0015】特に、この請求項1の上部マネキン100
aを構成している支持台20は、後述する請求項2また
は請求項3に係る上部マネキン100aの共通部材とし
ても採用し得るようにしているものでもある。
【0016】また、以上の課題を解決するために、請求
項2に係る発明の採った手段は、実施例において使用す
る符号を付して説明すると、「人体の首部周辺を現わす
本体11と、この本体11の両側に位置する左右の肩部
12と、本体11の下部に位置して人体の胸を現わす胸
部13とを、支持台20に組付けて構成した上部マネキ
ン100aであって、支持台20を、上部にて腕杆21
aを左右に突出させた支柱21と、各腕杆21aに対し
て横方向へ出入自在に組付けた肩支持部22と、支柱2
1の腕杆21aより下方に嵌挿されて横方向に突出する
上下の回動アーム23a・23bを一体化した操作筒2
3と、各腕杆21aに一体化されて胸部13の内側上部
を回動自在に支持する支持杆24と、各肩支持部22に
一端が連結され、他端が操作筒23の上方回動アーム2
3aにそれぞれ連結した左右一対の肩部連動杆25と、
胸部13の内側下部に一端が連結され、他端を操作筒2
3の下方回動アーム23bに連結した少なくとも一本の
胸部連動杆26とにより構成し、支柱21の上部、各肩
支持部22の先端部、及び支持杆24に、本体11、各
肩部12、及び胸部13をそれぞれ連結したことを特徴
とする上部マネキン100a」である。
【0017】すなわち、この上部マネキン100aも、
人体の上部に似せたものであり、シャツやジャケット等
の上衣を陳列するのに使用され、また後述の請求項4に
係る下部マネキン100bと組合わせても使用されるも
のである。
【0018】また、この上部マネキン100aは、肩幅
のある人は、その胸あるいは胸板も大きいものである点
に着目して構成されたものであり、人体上部10aを構
成している本体11に対して、その両肩部12と胸部1
3とを、例えば1本のハンドル40の操作によって拡開
したり縮小したりすることができるようにしたものであ
る。
【0019】そのために、この上部マネキン100aを
構成している支持台20について、その支柱21上にハ
ンドル40によって回動される操作筒23を回動自在に
嵌挿しておき、この操作筒23の上下に一体化した上方
回動アーム23a及び下方回動アーム23bに、左右2
本の肩部連動杆25及び1本の胸部連動杆26をそれぞ
れ連結したものとして構成してあるのである。そして、
各肩部連動杆25の一端をアーム連結部22aを介して
肩部連動杆25に連結するとともに、胸部連動杆26の
一端を胸部13の内側下部に設けた連結部13bに連結
することにより、ハンドル40によって操作筒23を回
動したとき、当該上部マネキン100aにあっては、両
肩部12の伸縮、及び胸部13の下部の開閉を、操作筒
23の回動に連動させて行えるようにしているものであ
る。
【0020】さらに、請求項3に係る発明の採った手段
は、同様に、「人体の首部周辺を現わす本体11と、こ
の本体11の両側に位置する左右の肩部12と、本体1
1の下部に位置して人体の腕を現わす腕部14とを、支
持台20に組付けて構成した上部マネキン100aであ
って、支持台20を、上部にて腕杆21aを左右に突出
させた支柱21と、各腕杆21aに対して横方向へ出入
自在に組付けた肩支持部22と、この肩支持部22また
は腕杆21aに連結された腕部支持材28と、支柱21
に嵌挿されて横方向に突出する回動アーム23cを一体
化した操作筒23と、各肩支持部22に一端が連結さ
れ、他端が操作筒23の回動アーム23cにそれぞれ連
結された左右一対の肩部連動杆25と、各腕部支持材2
8に一端が連結され、他端が操作筒23の回動アーム2
3cにそれぞれ連結された左右一対の腕部連動杆27と
により構成し、支柱21の上部、各肩支持部22の先端
部、及び腕部支持材28に、本体11、各肩部12、及
び腕部14をそれぞれ連結したことを特徴とする上部マ
ネキン100a」である。
【0021】すなわち、この請求項3に係る上部マネキ
ン100aも、肩幅のある人は、その腕の長さも長いも
のであることが一般的である点に着目して構成されたも
のであり、人体上部10aを構成している本体11に対
して、その両肩部12と腕部14とを、例えば1本のハ
ンドル40の操作によって拡開したり縮小したりするこ
とができるようにしたものである。
【0022】そのために、この上部マネキン100aを
構成している支持台20について、その支柱21上にハ
ンドル40によって回動される操作筒23を回動自在に
嵌挿しておき、この操作筒23に一体化した回動アーム
23cに、左右2本の肩部連動杆25を連結したものと
して構成してあるのである。そして、各肩部連動杆25
の一端をアーム連結部22aを介して回動アーム23c
に連結することにより、ハンドル40によって操作筒2
3を回動したとき、当該上部マネキン100aにあって
は、両肩部12及び腕部14の伸縮を、互いに連動させ
て行えるようにしているものである。
【0023】一方、上記課題を解決するために、請求項
4に係る発明の採った手段は、同様に、「人体の腰の両
側を現わして左右に分割した一対の腰部16を、支持台
30に組付けて構成した下部マネキン100bであっ
て、支持台30を、下部にて支持部31aを左右に突出
させた支柱31と、各支持部31aに対して横方向へ出
入自在に組付けた腰支持部32と、支柱31の支持部3
1aより上方に嵌挿されて回動アーム33aを一体化し
た操作筒33と、各腰支持部32に一端が連結され、他
端が回動アーム33aにそれぞれ連結した腰部連動杆3
4とにより構成し、左右の各腰部16・16を各腰支持
部32の端部に連結したことを特徴とする下部マネキン
100b」である。
【0024】この下部マネキン100bは、人体の下部
に似せたものであり、スカート等の下衣を陳列するのに
使用され、また上記請求項1に係る上部マネキン100
aと組合わせても使用されるものである。
【0025】また、この下部マネキン100bは、人体
下部10bを構成している左右一対の腰部16を、1本
のハンドル40’の操作等によってその左右方向への拡
開や縮小を行うようにしたものである。このため、この
下部マネキン100bを構成している支持台30につい
て、その支柱31上にハンドル40’等によって回動さ
れる操作筒33を回動自在に嵌挿しておき、この操作筒
33上の回動アーム33aと腰部16側の連結部16a
とを一対の腰部連動杆34によって連結したものであ
る。
【0026】
【発明の作用】次に、各請求項に係る発明の作用を、実
施例として図面に示した上部マネキン100a及び下部
マネキン100bについて、項を分けて説明すると以下
の通りであるが、その前に、請求項1〜3に係る上部マ
ネキン100aの関連を説明すると、次の通りである。
【0027】請求項1の上部マネキン100aは、左右
の肩部12のみを開閉して人体上部10aの大きさを自
由に変えられるようにしたものであり、紳士用あるいは
子供用のマネキン100として使用されるものである。
また、請求項2の上部マネキン100aは、肩部12の
他に胸部13の大きさをも変更し得るようにしたもので
あり、婦人用のものである。さらに、請求項3の上部マ
ネキン100aは、紳士用のものではあるが、請求項1
のそれとは異なって、肩部12の開閉に連動して腕部1
4の伸縮をも自動的に行えるようにしているものであ
る。
【0028】特に、請求項1に係る上部マネキン100
aにおいて採用している支持台20は、請求項2あるい
は請求項3の上部マネキン100aを構成している支持
台20を構成するための基本形態を有しているものであ
り、請求項1の支持台20を請求項2または3の支持台
20の共通部品としても使用し得るものとしてあるので
ある。
【0029】そして、請求項1〜3のいずれの上部マネ
キン100aも、また請求項4に係る下部マネキン10
0bも、人体上部10aまたは人体下部10bをパーツ
化することにより、各部の部材形状を他とは無関係に変
更し得るものとしているのであり、マネキン100全体
のデザイン変更を容易なものとしているのである。
【0030】なお、以上のような上部マネキン100a
あるいは下部マネキン100bのいずれも、各パーツが
相対的に動くものであるから、各パーツが動いたときに
衣服等が食い込まないようにするために、あるいは衣服
を着ける前の全体のシルエットを良好なものとするため
に、その全体を伸縮性に富んだ布によって包み込んで使
用されることもある。
【0031】さて、各請求項に係る上部マネキン100
aあるいは下部マネキン100bの作用について、項を
分けて説明するのであるが、特に、請求項1に係る支持
台20に関する作用は、請求項2及び3の支持台20に
も共通する部分があるため、ときに省略することがあ
る。特に、請求項1に係る上部マネキン100aの支持
台20は、それ単独で図示していないものであり、図5
に示した請求項2に係る上部マネキン100aの支持台
20あるいは図8に示した支持台20中に実質的に含ま
れるものである。
【0032】・請求項1に係る上部マネキン100aに
ついて まず、この請求項1に係る上部マネキン100aは、例
えば図9あるいは図10に示したように、複数に分割さ
れた人体上部10aを、一つの支持台20に支持させた
ものとして構成したものであり、人体上部10aは、そ
れぞれ薄肉のものとして形成した固定的な本体11と、
その左右にて出入自在に組付けた一対の肩部12とに分
割したものである。換言すれば、この上部マネキン10
0aは、その人体上部10aを構成している各部材を単
に支持台20側に組み付けることにより完成されるもの
であり、当該人体上部10aの各構成部材のデザイン変
更をも個別に、すなわち簡単に行えるものとなっている
のである。
【0033】一方、支持台20は、図5あるいは図8に
示すように、市販のパイプ材と棒材とを組み合わせて構
成したものであり、安価かつ軽量なものとなっている。
このような支持台20に、各構成部材が薄肉状のものと
なっている人体上部10aを組付けて構成した当該上部
マネキン100aは、その全体が軽量なものとなってい
て、その運搬等に非常に有利なものとなっているのであ
る。
【0034】さて、この上部マネキン100aの大きさ
を調整するためには、ハンドル40を操作して操作筒2
3を回動させればよい。ハンドル40を所定方向へ回動
すると、これと一体的な操作筒23が支柱21上を回動
することになるから、操作筒23に形成してある回動ア
ーム23cも回動することになる。この回動アーム23
cには、左右一対で長さの変化しない肩部連動杆25の
他端がそれぞれ連結してあり、しかもこれらの肩部連動
杆25の一端は、アーム連結部22aを介して両肩部連
動杆25にそれぞれ連結してあるため、本体11の両側
に位置している両肩部12は肩部連動杆25を介して間
接的に広げられるのである。
【0035】すなわち、これら各肩部12は、支持台2
0側の肩支持部22に支持部材22bを介して一体化さ
れており、各肩支持部22は支柱21の腕杆21a内に
水平方向に出入自在に嵌挿されている。このため、回動
アーム23cが回動することにより、図5または図8に
て示したように、これに連結されている肩部連動杆25
が肩支持部22を腕杆21aから引き出すことになり、
引き出された各腕杆21aに取付けた両肩部12は、例
えば図7中の仮想線にて示したように互いに広がること
になるのである。
【0036】このように、この上部マネキン100aに
おいては、両肩部12の拡開は、一本のハンドル40の
操作によってなされるため、その拡大操作は非常に容易
なものとなっている。そして、この上部マネキン100
aの支持台20は、図3にも示したように、これに後述
する胸部13の内側下部に設けた連結部13bに連結さ
れる胸部連動杆26のための支持杆24を設ければ、請
求項2に係る上部マネキン100aに適用される支持台
20となるのであり、また、図8に示したように、支柱
21の腕杆21aまたは肩支持部22に腕部支持部材2
8を設ければ、請求項3の上部マネキン100aに適用
できる支持台20とし得るものである。
【0037】・請求項2に係る上部マネキン100aに
ついて この請求項2に係る上部マネキン100aは、例えば図
2あるいは図3に示したように、複数に分割された人体
上部10aを、一つの支持台20に支持させたものとし
て構成したものであり、人体上部10aは、それぞれ薄
肉のものとして形成した固定的な本体11と、その左右
にて出入自在に組付けた一対の肩部12と、本体11の
前面下部にて傾動可能とされる一つの胸部13とに分割
したものである。換言すれば、この上部マネキン100
aは、その人体上部10aを構成している各部材を単に
支持台20側に組み付けることにより完成されるもので
あり、当該人体上部10aの各構成部材のデザイン変更
をも個別に、すなわち簡単に行えるものとなっているの
である。
【0038】一方、支持台20は、図2あるいは図5に
示すように、市販のパイプ材と棒材とを組み合わせて構
成したものであり、安価かつ軽量なものとなっている。
このような支持台20に、各構成部材が薄肉状のものと
なっている人体上部10aを組付けて構成した当該上部
マネキン100aは、その全体が軽量なものとなってい
て、その運搬等に非常に有利なものとなっているのであ
る。
【0039】さて、この上部マネキン100aの大きさ
を調整するためには、ハンドル40を操作して操作筒2
3を回動させればよい。なお、図2、図6及び図7中の
実線では、両肩部12及び胸部13が最小となっている
場合を示し、図7の仮想線では、これらが最大に広がっ
た場合が示してある。このため、以下では、両肩部12
及び胸部13が最小の状態から最大の状態になる場合を
中心にして説明するが、その反対の場合はハンドル40
の回動を反対方向に行えばよいから、その説明は省略す
る。
【0040】ハンドル40を所定方向へ回動すると、こ
れと一体的な操作筒23が支柱21上を回動することに
なるから、操作筒23に形成してある上方回動アーム2
3a及び下方回動アーム23bも回動することになる。
なお、実施例の操作筒23においては、図1に示すよう
に、これに一体化されて支承管21a側に伸びる固定用
板バネ21cが取り付けてあり、この固定用板バネ21
cの下端内面に形成した突起が、支承管21a側に形成
した多数の穴の一つに係合するようにしてあるから、こ
れら支承管21a側の穴に対応した位置で当該操作筒2
3は位置決めされる。つまり、ハンドル40による操作
筒23の回動は、固定用板バネ21cと支承管21a側
の穴との係合によって、節度感を以ってなされるもので
あり、操作筒23が適宜位置になったとき、固定用板バ
ネ21cと支承管21a側の穴との係合によって固定さ
れるのである。
【0041】ところで、これらの上方回動アーム23a
及び下方回動アーム23bには、長さの変化しない肩部
連動杆25及び胸部連動杆26の他端が連結してあり、
しかもこれら肩部連動杆25及び胸部連動杆26の一端
は、アーム連結部22aを介して両肩部連動杆25に、
及び胸部13の連結部13bにそれぞれ連結してあるた
め、胸部13は直接的に、また肩部12は肩部連動杆2
5を介して間接的に広げられるのである。
【0042】すなわち、まず各肩部12についてみてみ
ると、これら各肩部12は支持台20側の肩支持部22
に支持部材22bを介して一体化されており、各肩支持
部22は支柱21の腕杆21a内に水平方向に出入自在
に嵌挿されている。このため、上方回動アーム23aが
回動することにより、図5にて示したように、これに連
結されている肩部連動杆25が肩支持部22を腕杆21
aから引き出すことになり、引き出された各腕杆21a
に取付けた両肩部12は、図7中の仮想線にて示したよ
うに互いに広がることになるのである。
【0043】胸部13についてみてみると、この胸部1
3の内側下部に設けた連結部13bには、図3にも示し
たように、胸部連動杆26の一端が連結してあるから、
操作筒23の回動に伴ってこの胸部連動杆26が胸部1
3の下部を外側に向けて押すことになるのである。胸部
13は、その内側上部の上方取付部13aによって支持
台20側の支持杆24に係合させてあるから、その下部
が内側から押されれば、上方取付部13aを中心に回動
するのであり、結果として、この胸部13は、図7中の
仮想線にて示したように広がることになるのである。
【0044】このように、両肩部12の拡開と、胸部1
3の下部の前方への突出とは、一本のハンドル40の操
作によって同時になされるため、その拡大操作は非常に
容易なものとなっている。また、各肩部連動杆25及び
胸部連動杆26の長さ、及びこれらの操作筒23側の上
方回動アーム23aと下方回動アーム23bに対する連
結位置は、人体の平均的な数値に合わせて設定してある
から、殆どの体型の人に合ったものとなっている。
【0045】特に、図2あるいは図6に示した状態より
も大型の上衣をこの上部マネキン100aに着せる場合
には、各部を縮小しておいてその作業を行い、その後に
ハンドル40の操作を行うとよい。何故なら、上衣より
も上部マネキン100aを小さくして作業を行うから、
これに対する着付作業が容易に行えるというメリットが
あるからであり、また各肩部12及び胸部13を拡開し
ていってこれらが上衣の内側に当接すれば、上衣の形状
が陳列に適したものとなって、それ以上のハンドル40
の回動はきつくなるから、その時点がハンドル40の回
動停止時だと直く理解できるからである。
【0046】なお、実施例の上部マネキン100aにお
いては、図1〜図3及び図7に示したように、その人体
上部10aを構成している各肩部12を、その内側面と
下方とを開口させたものとして、外側面が囲まれたもの
とするとともに、下方に向かう開口12bを有したもの
としてある。これにより、袖のない上衣をこの上部マネ
キン100aに着付けたときに露出する各肩部12の外
側面を装飾しているとともに、袖を有した上衣を着付け
るときには、各肩部12側に図2中において仮想線で示
した腕部14を取付け得るようになっている。
【0047】実施例で採用している腕部14は、その全
体を自由に曲げることのできる材料によって形成してあ
り、その上端を、図2に示したように、各肩支持部22
の先端に形成してある腕取付部22cに連結することに
より各肩部12側と一体化させるものであり、その取付
は、各肩部12に形成してある上述の開口12bから簡
単に行えるものとなっている。つまり、各腕部14は必
要に応じて脱着されるものであり、また着付けた上衣の
袖の形を自由に変えられるようにしたものである。
【0048】勿論、この腕部14は、肩部12と一体的
に動くものであり、その操作がハンドル40の回動によ
って行われることは、前述した通りである。
【0049】・請求項3に係る上部マネキン100aに
ついて この請求項3に係る上部マネキン100aは、主として
図8に示してあるが、その全体的な作用は、上記請求項
1または2の上部マネキン100aのそれと共通する
が、その支持台20が腕部支持部材28を有しており、
かつこの腕部支持部材28に腕部連結杆27がそれぞれ
連結してあることから、次のような作用をも発揮する。
【0050】すなわち、この上部マネキン100aの大
きさを調整するためには、ハンドル40を操作して操作
筒23を回動させればよい。ハンドル40を所定方向へ
回動すると、これと一体的な操作筒23が支柱21上を
回動することになるから、操作筒23に形成してある回
動アーム23cも回動することになる。この回動アーム
23cには、左右一対で長さの変化しない肩部連動杆2
5と腕部連結杆27の他端がそれぞれ連結してある。し
かも、これらの肩部連動杆25及び腕部連結杆27の一
端は、アーム連結部22aを介して両肩部連動杆25、
及び腕部14側にそれぞれ連結してあるため、本体11
の両側に位置している両肩部12は肩部連動杆25を介
して、また支柱21の腕杆21aまたは肩支持部22に
連結してある腕部支持部材28内に嵌装されている各腕
部14が連動して広げられるのである。
【0051】すなわち、各肩部12は、支持台20側の
肩支持部22に支持部材22bを介して一体化されてお
り、各肩支持部22は支柱21の腕杆21a内に水平方
向に出入自在に嵌挿されており、また各腕部14の上端
は各腕部支持部材28内に嵌装されている。このため、
回動アーム23cが回動することにより、図8にて示し
たように、これに連結されている肩部連動杆25が肩支
持部22を腕杆21aから引き出すことになり、また腕
部連結杆27が腕部14を腕部支持部材28から引き出
すことになって、引き出された各腕部14及び各腕杆2
1aに取付けた両肩部12は、互いに連動して広がるこ
とになるのである。
【0052】・請求項4に係る下部マネキン100bに
ついて この下部マネキン100bは、人体の腰を中心に考えた
ものであり、スカートやズボン等の下衣を陳列するため
に使用するものであるが、人体下部10bとして、二つ
割りにした左右一対の腰部16を採用している。これら
各腰部16は、前述した人体上部10a側の本体11等
と同様に薄肉状のものとして形成してあって、その内側
に、パイプ材や棒材からなる支持台30を配置して、こ
の支持台30の各支持部31aに腰部16を連結して当
該下部マネキン100bが構成されている。従って、こ
の下部マネキン100bは、その全体の重量が非常に小
さなものとなっており、運搬や移動に非常に有利なもの
となっている。勿論、人体下部10bとして左右に2つ
割した一対の腰部16を採用しているから、下部マネキ
ン100b全体も対称形のものとなって製造が容易なも
のとなっているのである。
【0053】さて、この下部マネキン100bの作用を
実際の使用の態様とともに説明してみると、この下部マ
ネキン100bに対する下衣の着付は、前述した上部マ
ネキン100aの場合のように、各腰部16の間隔を縮
めておいて行えば、その作業が簡単に行える。そして、
ハンドル40’を回動操作すれば、これと一体的な操作
筒33が回転されてその上の回動アーム33aも回動す
ることになる。この回動アーム33aには、一端を腰支
持部32の内側に連結してある腰部連動杆34の他端が
連結してあり、しかも腰支持部32は支柱31側の支持
部31aにて左右方向へのみ伸縮すべく案内されている
から、回動アーム33aの回動によって腰支持部32が
支持部31aから突出し、結果として、各腰部16は、
図12の(イ)に示した状態から図12の(ロ)に示し
た状態に拡開することになるのである。
【0054】なお、この下部マネキン100bは、所謂
人台とは異なって、単に下衣を陳列するためのものであ
るから、人体下部10bの前後方向の幅が全く変化しな
いものであっても、陳列のためには何等問題にはならな
い。
【0055】なお、この操作筒33の回動は、例えばハ
ンドル40’によって行うようにしているが、その所定
位置での固定は、実施例の操作筒33の内側にボール3
5が当接する多数の凹所または穴が形成してあって、こ
の凹所または穴内に、スプリングによって付勢されてい
るボール35が当接することにより、支柱31に対して
行われるものである。
【0056】・上部マネキン100a及び下部マネキン
100bとの共通作用について 上部マネキン100aや下部マネキン100bに着付け
た上衣あるいは下衣を交換するには、前述したのと逆の
操作を行って、さらに前述のような操作を行えばよいこ
とは当然である。
【0057】また、ハンドル40またはハンドル40’
によって所定回動した操作筒23または操作筒33の最
適な位置での固定は、固定用板バネ21cと支承管21
a側の穴との係合によって、あるいはボール35の支柱
31に対する当接によって行うようにしてもよいが、固
定ネジによって行うようにしてもよい。この場合、固定
ネジは、操作筒23・33側にネジ構造によって取付け
てあるものであり、これらをネジ込むことにより、各固
定ネジの先端を支柱21・31の表面に当接させて各支
柱21・31に対する操作筒23・33の回動を阻止さ
せるものである。
【0058】・上部マネキン100aと下部マネキン1
00bとの組合わせについて 上部マネキン100aにおいても、また下部マネキン1
00bにおいても、その支持台20を構成している支柱
21、および支持台30を構成している支柱31は、そ
れぞれ中心に位置していて垂直に立っているものである
から、これらの支柱21及び支柱31を別部材によって
上下に連結するか、あるいは支柱21及び支柱31を共
通部材によって構成することにより、上部マネキン10
0aと下部マネキン100bとを簡単に一体化し得るも
のである。すなわち、下部マネキン100b上に上部マ
ネキン100aを組み合わせることにより、一人分の人
体に対応するマネキンとし得るのであり、人体上部10
aと人体下部10bとを備えた一つの完全なマネキンと
し得るのである。
【0059】
【実施例】次に、各請求項に係る発明を、図面に示した
実施例に従って説明すると、以下の通りである。この場
合、請求項1に係る上部マネキン100aは、請求項2
または3に係るそれに実質的に含まれるものであるた
め、以下では請求項2、請求項3及び請求項4に係る上
部マネキン100aを中心にした説明を行なって、これ
らの説明によって請求項1に係る上部マネキン100a
の説明は省略する。
【0060】・請求項2に係る上部マネキン100aに
ついて 図1〜図7には、請求項1に係る上部マネキン100a
が示してあり、この上部マネキン100aは、図1、図
3、図6及び図7に示すような人体上部10aを、図5
に示すような支持台20によって支持したものである。
【0061】人体上部10aは、主として、人体の首部
周辺を現す本体11と、この本体11の両側に配置され
る肩部12と、本体11の前方下部に配置される胸部1
3とにより構成したものであり、これらの本体11、肩
部12及び胸部13は、例えば合成樹脂を材料として薄
肉状のものに形成してある。なお、この人体上部10a
には、必要に応じて図2中の仮想線にて示したような可
撓性の腕部14が付加されるものであり、また本体11
の上端にはキャップ15が取付けられるものである。
【0062】本体11は、図3にて示したように、中が
空洞のものであり、下方は後述の支持台20が入り得る
ようにするために開口としてある。この本体11は、そ
の内部の略中央に、前後に位置して水平に渡した状態の
支持板11aが一体化してあるものであり、この支持板
11aを、後述する支持台20側の腕杆21a上に載置
することにより、支持台20に対して位置決めされるも
のである。支持台20に位置決めされた本体11の上端
には、図3に示したように、支持台20側の支柱21の
上端が嵌合されてこれを露出させるための位置決め穴1
1bが形成してあり、この位置決め穴11b内に露出し
ている支柱21の上端にキャップ15を螺着することに
より、図1に示したようなものとなるものである。
【0063】なお、キャップ15としては、人の顔や頭
を形どったものが採用されることもあり、当該上部マネ
キン100aのみを高い位置、例えば壁の上部に取付け
るために、図4に示すような吊金具17を固定するため
のものとしても使用される。すなわち、実施例の本体1
1においては、その上端面に、図3に示したように、吊
金具17の一端を挿通するための吊金具支持溝11cが
形成してあり、この吊金具支持溝11cに吊金具17を
位置決め固定できるようにしてある。
【0064】各肩部12は、図1〜図4に示したよう
に、その内側に形成した嵌合部12aを本体11側の肩
部案内溝11e内に嵌合することにより位置決めされる
とともに、本体11に対して出入自在に組付けられるも
のである。そして、各肩部12の下方には、特に図7に
示したように、開口12bが形成してあり、この開口1
2bを通して、後述する各腕部14の支持台20側に対
する取付けが容易に行えるようにしてある。
【0065】実施例の人体上部10aは、女性を現して
いるものであるが、その胸部13を図1〜図4および図
6に示したように形成したものであり、特にこの胸部1
3は、本体11の正面に位置するVカット部分11dに
対応した切込みが形成してある。本体11側にVカット
部分11dを形成してあるのは、ひとの首の直下部分
は、女性でも男性でも、また身体の大きい人も小さい人
もそれ程大きさに変化がある部分ではない、つまり万人
略共通の形状となっている部分であるから、この部分を
言わば固定的なものとして形成したものなのである。こ
の本体11側の固定的な部分をVカット部分11dとし
たから、胸部13側にはこのVカット部分11dに対応
する切込みが形成してあるのである。
【0066】この胸部13は、人体上部10a側ではな
く支持台20側に取着されるものであり、そのために、
図3に示したように、その内側上下に上方取付部13a
及び連結部13bが一体的に形成してある。上方取付部
13aは、後述する支持台20側の支持杆24上に上方
から係合されるものであり、胸部13の上部を傾動可能
に支承するものである。一方、連結部13bは、後述す
る胸部連動杆26の先端が回動可能に連結されるもので
あり、胸部連動杆26によって押されたり引かれたりし
たときに、胸部13の下部を突出させたり引っ込めたり
するものである。
【0067】腕部14としては種々なものが採用できる
が、本実施例では可撓性のものを採用して形を自在に変
えられるようにしている。また、この腕部14の上端
は、例えば図2に示したように、支持台20側の肩支持
部22に形成した腕取付部22cに取付けられるもので
ある。
【0068】さて、以上のような人体上部10aを支持
する支持台20は、図2、図3及び図5に示したよう
に、概略十字形状のものとして形成したものであり、そ
の支柱21に左右の支承管21bを一体化するととも
に、支柱21の下方に操作筒23を回動自在に嵌挿した
ものである。本実施例の支柱21は、操作筒23を回動
自在とするために円管状のものを採用しており、この支
柱21の上部に一体化した各腕杆21aは、肩支持部2
2を横方向に移動可能に案内するために、角パイプ状の
ものを採用している。そして、操作筒33の上端は、前
述した人体上部10aの本体11の位置決めやキャップ
15の固定を行うための本体支持杆21dとしてあり、
この本体支持杆21dの上端面にはネジ穴が形成してあ
って、全体として前方に傾斜したものとして形成してあ
る。
【0069】左右一対の肩支持部22は、腕杆21a内
の四角い穴内に嵌挿し得るように、腕杆21aよりも細
い角パイプによって形成したものであり、その先端部に
は、図2及び図5に示したように、後述する肩部連動杆
25を連結するためのアーム連結部22aが形成してあ
る。このアーム連結部22aより先の肩部連動杆25に
は、各肩部12を取付けるための支持部材22bが形成
してあり、また腕部14の先端を挿通して固定するため
の腕取付部22cが一体的に形成してある。すなわち、
各肩支持部22は、そのアーム連結部22aより先以外
の部分を挿入部22dとしたものであり、この挿入部2
2dを操作筒33の腕杆21a内に挿通するようにした
ものである。
【0070】操作筒23は、支柱21の下部に回動自在
に挿通したものであり、そのままでは支柱21に対する
位置決めが行えないから、支柱21の下部に支承管21
bを固定的に取付けておいて、この支承管21b上に支
承させたものである。この操作筒23の回動は、図5に
も示したように、これに一体化したハンドル40によっ
て行なうものであり、このハンドル40は図1及び図6
に示したように、人体上部10aから露出する支持台2
0上に位置するように設けてあるものである。
【0071】なお、実施例の操作筒23の支柱21に対
する固定は、図1に示すように、操作筒23に一体化さ
れて支承管21a側に伸びる固定用板バネ21cによっ
て行うものである。すなわち、実施例の操作筒23には
固定用板バネ21cが取り付けてあり、この固定用板バ
ネ21cの下端内面に形成した突起が、支承管21a側
に形成した多数の穴の一つに係合するようにしてあり、
これら支承管21a側の穴に対応した位置で当該操作筒
23は位置決めされる。換言すれば、ハンドル40によ
る操作筒23の回動は、固定用板バネ21cと支承管2
1a側の穴との係合によって、節度感を以ってなされる
ものであり、操作筒23が適宜位置になったとき、固定
用板バネ21cと支承管21a側の穴との係合によって
固定されるのである。勿論、この操作筒23の支柱21
に対する固定は、操作筒23側に形成した固定ネジによ
って行うようにして実施してもよいものである。
【0072】この操作筒23のハンドル40より上方部
分には、図3及び図5に示したように、所定距離をおい
て円環状の上方回動アーム23a及び下方回動アーム2
3bが取付けてある。上方回動アーム23aは、左右一
対の肩部連動杆25の一端を、図5に示したように回動
自在に連結するものであり、操作筒23の上端に位置さ
せたものである。一方、下方回動アーム23bは、図3
にも示したように、一本の胸部連動杆26の一端を回動
自在に連結するものであり、操作筒23の略中間部に位
置させたものである。そして、各肩部連動杆25及び胸
部連動杆26の他端は、それぞれ、肩支持部22側のア
ーム連結部22a及び胸部13側の連結部13bに回動
自在に連結するものである。
【0073】さらに、支柱21の腕杆21aには、図3
及び図5に示したように、支持アーム24aを介して支
持杆24が略水平状態に固定してある。この支持杆24
は、人体上部10aの胸部13を支持するものであり、
この支持杆24の上方から胸部13側の上方取付部13
aが係合されるものである。
【0074】・請求項3に係る上部マネキン100aに
ついて この請求項3に係る上部マネキン100aは、図8〜図
10を中心にして示してある。すなわち、この上部マネ
キン100aは、基本的には、人体の首部周辺を現わす
本体11と、この本体11の両側に位置する左右の肩部
12とを、支持台20に組付けて構成した上部マネキン
100aであって、支持台20を、上部にて腕杆21a
を左右に突出させた支柱21と、各腕杆21aに対して
横方向へ出入自在に組付けた肩支持部22と、支柱21
に嵌挿されて横方向に突出する回動アーム23cを一体
化した操作筒23と、各肩支持部22に一端が連結さ
れ、他端が操作筒23の回動アーム23cにそれぞれ連
結される左右一対の肩部連動杆25とにより構成し、支
柱21の上部、各肩支持部22の先端部に、本体11及
び各肩部12をそれぞれ連結したものである。
【0075】この上部マネキン100aの上記請求項1
及び2のそれと異なる点は、その人体上部10aが本体
11の下部に位置して人体の腕を現わす腕部14をも有
していることと、支持台20を、肩支持部22または腕
杆21aに連結された腕部支持材28と、これらの各腕
部支持材28に一端が連結され、他端が操作筒23の回
動アーム23cにそれぞれ連結された左右一対の腕部連
動杆27とをも有したものとして構成したことである。
そして、この上部マネキン100aは、支柱21の上
部、各肩支持部22の先端部、及び腕部支持材28に、
本体11、各肩部12、及び腕部14をそれぞれ連結し
たものなのである。
【0076】また、この上部マネキン100aの操作筒
23は、支柱21の上部に嵌装したものであり、その上
端には棒状のハンドル40が一体化してある。つまり、
この操作筒23は、使用者がハンドル40を握ってこれ
を回動することにより回転操作できるようにしたもので
あり、ハンドル40を上部マネキン100aの上部に突
出させたことによって、その大きさの調整を外部操作に
よって容易に行えるようにしたものである。この点は、
上記請求項1及び2の上部マネキン100aに適用して
もよいものである。
【0077】棒状のハンドル40によって操作される操
作筒23には、一つの回動アーム23cが一体化してあ
り、この回動アーム23cには、図8に示したように、
左右一対の肩部連結杆25及び腕部連結杆27がそれぞ
れ連結してある。肩部連結杆25については、上記請求
項1等の上部マネキン100aにおいて説明したものと
同様であるが、腕部連結杆27については、腕部支持部
材28内に嵌装される腕部14の上部に連結したものと
してある。勿論、これらの腕部連結杆27と各肩部連結
杆25とは、操作筒23を回動しても互いに交差しない
位置に設けてあるものである。
【0078】各腕部支持部材28は、図8に示した実施
例においては肩支持部22の一部に一体的に設けたもの
であるが、腕杆21aの先端に一体的に設けて実施して
もよいものである。また、図8に示した各腕杆21a
は、その先端が下方へ僅かに傾斜した状態で支柱21側
に一体化してあり、これにより、各腕部14の位置が人
体の自然な状態に対応したものとなり、かつ各腕部連結
杆27による力が効率よく掛かるようにしてある。
【0079】そして、この上部マネキン100aは、図
9に示したような子供用のものとすることができるので
あり、また図10に示したような紳士用のものともする
ことができるのである。
【0080】・請求項4に係る下部マネキン100bに
ついて この下部マネキン100bは、その人体下部10bとし
て、図11及び図12に示すように人体の腰を代表する
左右一対の腰部16を採用したものであり、この腰部1
6を支持台30によって支持するように構成したもので
ある。人体下部10bを左右一対の腰部16によって構
成したのは、ズボンやスカートは腰に止められるもので
あり、この腰の大きささえ変更すれば、全ての人の体格
に合わせられるからである。特に、この下部マネキン1
00bは下衣を陳列するためのものである点を考慮すれ
ば、各腰部16は図11及び図12に示した程度の形状
のもので十分である。
【0081】さて、この下部マネキン100bのための
支持台30であるが、この支持台30は、主として、前
述した上部マネキン100a側の支柱21と同様な支柱
31と、この支柱31の下部に左右方向へ突出させた状
態で一体化した左右の支持部31aと、これら各支持部
31a内に抜差自在に嵌挿される腰支持部32と、支柱
31上に回動自在に嵌挿した操作筒33を備えているも
のである。勿論、この下部マネキン100b側の支柱3
1と、上部マネキン100a側の支柱21とを共通のも
のにすれば、上下服を同時に陳列できるマネキン100
とすることができるものである。両者を別体のものとし
た場合であっても、支柱31と操作筒33とを別の部材
(パイプ材がよい)で連結するようにしても、一人の人
を現わすマネキン100とすることができることは当然
である。
【0082】腰支持部32は、下部マネキン100b側
の肩支持部22と同様に角パイプによって形成したもの
であり、同じく角パイプによって形成した支持部31a
内に抜差自在に嵌挿したものであって、その先端部に
は、アーム連結部32aが形成してある。そして、この
腰支持部32の先端には腰取付部32bが一体的に形成
してあって、この腰取付部32bに腰部16がそれぞれ
取付けてあるのである。
【0083】操作筒33は、図13に示すように、支柱
31上に回動自在に嵌挿したものであり、支柱31に一
体化した各支持部31a上に位置決め支持させてあるも
のである。実施例の操作筒33は、その内側にボール3
5が当接する多数の凹所または穴が形成してあって、こ
の凹所または穴内に、スプリングによって付勢されてい
るボール35が当接することにより、支柱31に対する
回動固定が行えるようにしてある。なお、この操作筒3
3の回動は、例えば図11中に仮想線によって示したハ
ンドル40’によって行うようにしてもよいが、これを
手で握って回動させるようにしてもよいものである。
【0084】また、この操作筒33は、図12及び図1
3に示したように、上部マネキン100a側の上方回動
アーム23aあるいは下方回動アーム23bと同様な回
動アーム33aを有しているものであり、この回動アー
ム33aには左右一対の腰部連動杆34の一端が連結さ
れるものである。各腰部連動杆34の他端は前述した支
持部31a上のアーム連結部32aに連結されるもので
あり、この腰部連動杆34によって操作筒33と腰支持
部32とを連結するものである。
【0085】なお、本実施例の腰支持部32において
は、図13に示したように、その内部に圧縮スプリング
が収納してあって、操作筒33を操作して各腰支持部3
2を外方に突出させるときに、この圧縮スプリングの付
勢力を利用できるようにしてある。つまり、各腰部16
の拡開については、腰支持部32内の圧縮スプリングの
付勢力を利用して簡単に行えるようにしてあるものであ
る。
【0086】
【発明の効果】以上、詳述した通り、請求項1に係る発
明においては、上記実施例にて例示した如く、「人体の
首部周辺を現わす本体11と、この本体11の両側に位
置する左右の肩部12とを、支持台20に組付けて構成
した上部マネキン100aであって、支持台20を、上
部にて腕杆21aを左右に突出させた支柱21と、各腕
杆21aに対して横方向へ出入自在に組付けた肩支持部
22と、支柱21に嵌挿されて横方向に突出する回動ア
ーム23cを一体化した操作筒23と、各肩支持部22
に一端が連結され、他端が操作筒23の回動アーム23
cにそれぞれ連結される左右一対の肩部連動杆25とに
より構成し、支柱21の上部、各肩支持部22の先端部
に、本体11及び各肩部12をそれぞれ連結したこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、構造自体を非
常に簡素化することによって、製造を容易に行うことが
できて何度も使用する場合の耐久性を高めることがで
き、しかも簡単な操作で体型を容易に調整することので
きるマネキンを提供することができるのである。
【0087】特に、この請求項1に係る上部マネキン1
00aを構成している支持台20は、これを請求項2ま
たは請求項3に係る上部マネキン100aを構成するた
めの支持台20とする場合の共通部品とすることができ
るものである。すなわち、これに後述する胸部13の内
側下部に設けた連結部13bに連結される胸部連動杆2
6のための支持杆24を設ければ、請求項2に係る上部
マネキン100aに適用される支持台20とすることが
できるのであり、また支柱21の腕杆21aまたは肩支
持部22に腕部支持部材28を設ければ、請求項3の上
部マネキン100aに適用できる支持台20とすること
ができるのである。
【0088】そして、請求項2に係る上部マネキン10
0aにおいては、同様に、「人体の首部周辺を現わす本
体11と、この本体11の両側に位置する左右の肩部1
2と、本体11の下部に位置して人体の胸を現わす胸部
13とを、支持台20に組付けて構成した上部マネキン
100aであって、支持台20を、上部にて腕杆21a
を左右に突出させた支柱21と、各腕杆21aに対して
横方向へ出入自在に組付けた肩支持部22と、支柱21
の腕杆21aより下方に嵌挿されて横方向に突出する上
下の回動アーム23a・23bを一体化した操作筒23
と、各腕杆21aに一体化されて胸部13の内側上部を
回動自在に支持する支持杆24と、各肩支持部22に一
端が連結され、他端が操作筒23の上方回動アーム23
aにそれぞれ連結した左右一対の肩部連動杆25と、胸
部13の内側下部に一端が連結され、他端を操作筒23
の下方回動アーム23bに連結した少なくとも一本の胸
部連動杆26とにより構成し、支柱21の上部、各肩支
持部22の先端部、及び支持杆24に、本体11、各肩
部12、及び胸部13をそれぞれ連結したこと」にその
構成上の特徴があり、これにより、構造自体を非常に簡
素化することによって、製造を容易に行うことができて
何度も使用する場合の耐久性を高めることができ、しか
も簡単な操作で体型を容易に調整することのできるマネ
キンを提供することができるのである。
【0089】特に、この請求項2の上部マネキン100
aは、胸部13をも自由に変更することができるのであ
り、これにより、婦人用のマネキン100として採用す
るのに適したものとすることができるのである。
【0090】さらに、請求項3に係る発明においては、
「人体の首部周辺を現わす本体11と、この本体11の
両側に位置する左右の肩部12と、本体11の下部に位
置して人体の腕を現わす腕部14とを、支持台20に組
付けて構成した上部マネキン100aであって、支持台
20を、上部にて腕杆21aを左右に突出させた支柱2
1と、各腕杆21aに対して横方向へ出入自在に組付け
た肩支持部22と、この肩支持部22または腕杆21a
に連結された腕部支持材28と、支柱21に嵌挿されて
横方向に突出する回動アーム23cを一体化した操作筒
23と、各肩支持部22に一端が連結され、他端が操作
筒23の回動アーム23cにそれぞれ連結された左右一
対の肩部連動杆25と、各腕部支持材28に一端が連結
され、他端が操作筒23の回動アーム23cにそれぞれ
連結された左右一対の腕部連動杆27とにより構成し、
支柱21の上部、各肩支持部22の先端部、及び腕部支
持材28に、本体11、各肩部12、及び腕部14をそ
れぞれ連結したこと」にその特徴があり、これにより上
記請求項1と同様な効果を発揮することができることは
勿論、各腕部14の大きさの調整を肩部12と連動して
行える上部マネキン100aとすることができるのであ
る。
【0091】また、請求項4に係る発明によれば、「人
体の腰の両側を現わして左右に分割した一対の腰部16
を、支持台30に組付けて構成した下部マネキン100
bであって、支持台30を、下部にて支持部31aを左
右に突出させた支柱31と、各支持部31aに対して横
方向へ出入自在に組付けた腰支持部32と、支柱31の
支持部31aより上方に嵌挿されて回動アーム33aを
一体化した操作筒33と、各腰支持部32に一端が連結
され、他端が回動アーム33aにそれぞれ連結した腰部
連動杆34とにより構成し、左右の各腰部16・16を
各腰支持部32の端部に連結したこと」にその構成上の
特徴があり、これにより、構造自体を非常に簡素化する
ことによって、製造を容易に行うことができて何度も使
用する場合の耐久性を高めることができ、しかも簡単な
操作で体型を容易に調整することのできるマネキンを提
供することができるのである。
【0092】さらに、請求項1〜3に係る上部マネキン
100aと、請求項4に係る下部マネキン100bと
を、例えばその各支柱21及び支柱31を共通のものと
することにより一体化すれば、上下服を同時に陳列する
ことができて、しかもその各サイズに十分合わせること
のできるマネキンとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2に係る上部マネキンを示
すもので、その各肩部等を最大限に拡大したときの正面
図である。
【図2】同上部マネキンを構成している支持台を示すも
ので、その各肩部等を最小限に縮小したときの正面図で
ある。
【図3】図1に示した上部マネキンの縦断側面図であ
る。
【図4】キャップによって吊金具を固定したときの上部
マネキンの側面図である。
【図5】同上部マネキンにおいて採用している支持台の
斜視図である。
【図6】同上部マネキンの背面図である。
【図7】各肩部等を最大限に拡大したときを仮想線で示
した上部マネキンの底面図である。
【図8】請求項3に係る上部マネキンを構成している支
持台を示すもので、その各肩部等を最小限に縮小したと
きの正面図である。
【図9】子供用の上部マネキンの斜視図である。
【図10】紳士用の上部マネキンの斜視図である。
【図11】請求項4に係る下部マネキンの正面図であ
る。
【図12】同下部マネキンを示すもので、(イ)は腰部
を縮小したときの平面図、(ロ)は腰部を拡大したとき
の平面図である。
【図13】同下部マネキンの縦断正面図である。
【図14】従来の人台を示す正面図である。
【図15】(イ)及び(ロ)共に、従来の人台またはマ
ネキンを示す正面図である。
【符号の説明】
100a 上部マネキン 10a 人体上部 11 本体 11a 支持板 11b 位置決め穴 11c 吊金具支持溝 11d Vカット部分 11e 肩部案内溝 12 肩部 12a 嵌合部 12b 開口 13 胸部 13a 上方取付部 13b 連結部 14 腕部 15 キャップ 20 支持台 21 支柱 21a 腕杆 21b 支承管 21d 本体支持杆 22 肩支持部 22a アーム連結部 22b 支持部材 22c 腕取付部 22d 挿入部 23 操作筒 23a 上方回動アーム 23b 下方回動アーム 24 支持杆 24a 支持アーム 25 肩部連動杆 26 胸部連動杆 27 腕部連結杆 28 腕部支持部材 100b 下部マネキン 10b 人体下部 16 腰部 16a 連結部 30 支持台 31 支柱 31a 支持部 32 腰支持部 32a アーム連結部 33 操作筒 33a 回動アーム 34 腰部連動杆 40 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米徳 健次 岐阜県本巣郡穂積町野田新田4045 株式会 社パールマネキン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の首部周辺を現わす本体と、この本
    体の両側に位置する左右の肩部とを、支持台に組付けて
    構成した上部マネキンであって、 前記支持台を、上部にて腕杆を左右に突出させた支柱
    と、前記各腕杆に対して横方向へ出入自在に組付けた肩
    支持部と、前記支柱に嵌挿されて横方向に突出する回動
    アームを一体化した操作筒と、前記各肩支持部に一端が
    連結され、他端が前記操作筒の回動アームにそれぞれ連
    結される左右一対の肩部連動杆とにより構成し、 前記支柱の上部、各肩支持部の先端部に、前記本体及び
    各肩部をそれぞれ連結したことを特徴とする上部マネキ
    ン。
  2. 【請求項2】 人体の首部周辺を現わす本体と、この本
    体の両側に位置する左右の肩部と、前記本体の下部に位
    置して人体の胸を現わす胸部とを、支持台に組付けて構
    成した上部マネキンであって、 前記支持台を、上部にて腕杆を左右に突出させた支柱
    と、前記各腕杆に対して横方向へ出入自在に組付けた肩
    支持部と、前記支柱に嵌挿されて横方向に突出する上下
    の回動アームを一体化した操作筒と、前記各腕杆に一体
    化されて前記胸部の内側上部を回動自在に支持する支持
    杆と、前記各肩支持部に一端が連結され、他端が前記操
    作筒の上方回動アームにそれぞれ連結した左右一対の肩
    部連動杆と、前記胸部の内側下部に一端が連結され、他
    端を前記操作筒の下方回動アームに連結した少なくとも
    一本の胸部連動杆とにより構成し、 前記支柱の上部、各肩支持部の先端部、及び支持杆に、
    前記本体、各肩部、及び胸部をそれぞれ連結したことを
    特徴とする上部マネキン。
  3. 【請求項3】 人体の首部周辺を現わす本体と、この本
    体の両側に位置する左右の肩部と、前記本体の下部に位
    置して人体の腕を現わす腕部とを、支持台に組付けて構
    成した上部マネキンであって、 前記支持台を、上部にて腕杆を左右に突出させた支柱
    と、前記各腕杆に対して横方向へ出入自在に組付けた肩
    支持部と、この肩支持部または前記腕杆に連結された腕
    部支持材と、前記支柱に嵌挿されて横方向に突出する回
    動アームを一体化した操作筒と、前記各肩支持部に一端
    が連結され、他端が前記操作筒の回動アームにそれぞれ
    連結された左右一対の肩部連動杆と、前記各腕部支持材
    に一端が連結され、他端が前記操作筒の回動アームにそ
    れぞれ連結された左右一対の腕部連動杆とにより構成
    し、 前記支柱の上部、各肩支持部の先端部、及び腕部支持材
    に、前記本体、各肩部、及び腕部をそれぞれ連結したこ
    とを特徴とする上部マネキン。
  4. 【請求項4】 人体の腰の両側を現わして左右に分割し
    た一対の腰部を、支持台に組付けて構成した下部マネキ
    ンであって、 前記支持台を、下部にて支持部を左右に突出させた支柱
    と、各支持部に対して横方向へ出入自在に組付けた腰支
    持部と、前記支柱の支持部より上方に嵌挿されて回動ア
    ームを一体化した操作筒と、前記各腰支持部に一端が連
    結され、他端が前記回動アームにそれぞれ連結した腰部
    連動杆とにより構成し、 前記左右の各腰部を各腰支持部の端部に連結したことを
    特徴とする下部マネキン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012016419A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Sankosha Engineering:Kk 衣服仕上げ機及びこれに使用するボディカバー
CN112674419A (zh) * 2021-01-13 2021-04-20 郑州经贸学院 一种体型可调的裁剪人台

Cited By (3)

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JP2012016419A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Sankosha Engineering:Kk 衣服仕上げ機及びこれに使用するボディカバー
CN112674419A (zh) * 2021-01-13 2021-04-20 郑州经贸学院 一种体型可调的裁剪人台
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