JPH08180703A - 照明強度調整装置および調光ブレードおよび投光照明設備 - Google Patents

照明強度調整装置および調光ブレードおよび投光照明設備

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JPH08180703A
JPH08180703A JP7149289A JP14928995A JPH08180703A JP H08180703 A JPH08180703 A JP H08180703A JP 7149289 A JP7149289 A JP 7149289A JP 14928995 A JP14928995 A JP 14928995A JP H08180703 A JPH08180703 A JP H08180703A
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JP7149289A
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エイ. ハンソン ダグラス
Timothy D Stacy
ディー. ステイシー ティモシィー
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Hutchinson Aerospace and Industry Inc
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Vari Lite Inc
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    • F21LIGHTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断した光ビームの有害な反射を回避し得る
と共に、高熱環境の最新のモータ駆動パン・チルト投光
照明設備に用いるために適合し、かつ操作時に調光ブレ
ードの振動を最小に抑えることにより、安定して反射光
ビームを拡散させ、しかも最新の劇場用投光照明設備に
適合した調光ブレードを提供する。 【構成】 可変照明装置に使用するための非平面状の機
械的な調光装置であって、カギ爪部35a〜35cと、
取り付け領域34と、調光中に光源12に反射エネルギ
を戻さない凸状のビーム遮断領域32, 33とを有し、
光ビーム20を遮らずに調光しない位置と全ての光ビー
ム20を遮る完全な調光位置との間の連続領域に対して
駆動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明装置、特に劇場用
投光照明設備に使用される機械的な調光装置に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は、本件特許出願の
優先権の基礎たる米国特許出願第08/259998号
(1994年6月15日出願)の明細書および図面の記
載に基づくものであって、この米国特許出願を参照する
ことによって、当該米国特許出願の明細書および図面の
記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】近年、劇場用照明の技術は、非常に進歩
している。周知のウォッシュライト(すなわち全体照
明)や、スポットライトに加え、最近のシステムにおい
ては、投光照明設備から投光される光ビームの多数のパ
ラメータをリモートコントロールで変化させることがで
きる。これには、パンやチルトに関する投光照明設備の
配向や、光線の直径、形状、発散、色と強度などが含ま
れる。Bornhorst の米国特許第4392187号には、
実行してみてうまく作動したシステムを見い出したこと
が記載されている。このBornhorst の米国特許第439
2187号には、劇場のスクリーンや背景幕に画像を投
影することのできる特殊なタイプの劇場用投光照明設備
が記載されている。標準のウォシュライトやフラッドラ
イトは、典型的には、放物面リフレクタまたは球面リフ
レクタを具えているが、投影タイプの照明機器は、楕円
リフレクタを具えている場合が多くなってきている。上
述した現代の劇場用投光照明設備の全てのタイプにおい
て、特にパンヘッドやチルトヘッドを持つ自動投光照明
設備に関しては、常にデザインの目標が、投光照明設備
の大きさや重さを小さくし、かつ実施可能な機能の数を
増やし、投光照明設備そのものの可動性を大きくするこ
とであった。
【0004】全ての投光照明設備の重要なパラメータ
は、光強度である。光強度を変える電気的手段を用いた
良好な周知のシステムもあるが、光強度を変える(調光
する)機械的手段の方が好適である場合が多い。機械的
調光装置の主要な少なくとも三つのタイプが知られてい
る。すなわち、絞りとシャッタとブレードである。残念
ながら、機械的調光システムはどれも完全には受け入れ
がたい。
【0005】絞り調光器は、典型的には、二つの同心円
の相互に噛み合うリングに支えられた複数の湾曲した不
透明な部材、すなわち葉状片で構成されている。絞り
は、葉状片の内側の縁部で形成された開口部の直径を変
化させる働きがある。ピンによって、各葉状片の各端部
を各々二つのリングの一方と他方とに固定し、すなわ
ち、各葉状片の一端は一方のリングに、そして他端は他
方にリングに固定し、リングが回転するに連れて葉状片
はピンの周りを旋回する。開口部の直径が小さくなるに
連れて、絞りを通して投光させることができる光量は少
なくなる。Brenkertの米国特許第1591211号に
は、劇場用投光照明設備における典型的絞り調光器が記
載されている。
【0006】しかし、絞り調光器を使用することには、
いくつかの問題がある。絞りは、光学システムの焦点
に、または焦点の近くに、例えば楕円スポットライトプ
ロジェクタの投影ゲートに配置させることはできない。
そうしないと、絞りの葉状片の内側縁部が画像として投
影されることになるからである。焦点から離れて配置し
たとしても、絞りの作動が光学システムの焦点深度に影
響する。絞り開口部が小さくなるに連れて、焦点深度は
大きくなるので、例え、光学システムに含まれる投影レ
ンズの事前の調整によって、像を焦点からずらしたとし
ても、前述の投影ゲートに形成された像は、焦点が合っ
てしまうことになる。
【0007】さらに、移動部分の数と、調光器を機能さ
せるのに要する許容度と、アクチュエータや他の駆動結
合の許容度の点で、絞り調光器は複雑である。さらに典
型的には、絞り調光器は、完全に閉じることができない
ので、光線を完全に遮蔽する附帯装置が必要となる場合
が多い。
【0008】従来技術のうちで知られている調光器の別
の種類は、シャッタ調光器である。シャッタ調光器は、
典型的には、複数のほぼ直線状の不透明な部材から構成
されている。この部材は、光路を横切って横並びに配列
させるか、あるいは光路の中央部のハブから、光路の周
縁部上の点に至る半径方向に配列させる。シャッタは、
シャッタ部材の縁部間の間隔を変化させるように作動す
る。各部材は、他の部材と協同して旋回し、光学システ
ムによる光線の投光を妨げ、投光される光線の強度を調
整している。Steel の米国特許第3333094号に
は、シャッタ調光器の一般的な特徴が記載されている。
【0009】シャッタタイプの調光器には、絞り調光器
に関するデザイン上の問題を回避する意味があり、シャ
ッタ調光器は、絞り調光器よりも作りやすく、光学シス
テムの焦点深度には何ら作用するものではない。シャッ
タ調光器は、例えばフラッドライトやサーチライトのよ
うな像を投影しない放物面または球面の皿状リフレクタ
を有する光学システムに良く用いられる。像を投影させ
ることのできるシステムにおいて、シャッタの不利な点
は、シャッタ部材が完全に開いた位置と、完全に閉じた
位置との間を移動する時、シャッタ部材は当該シャッタ
部材に入射した光線の一部の向きを変える傾向がある。
この傾向は、次のような場合に目立って現れる。すなわ
ち、 1)艶消しの黒色で塗装された部材のような、非鏡面部
材を用いた場合。
【0010】2)このような部材がさらに多く必要なの
に、部材が少ない場合。
【0011】3)光線が部分的に異なった方向に反射さ
れるようなシャッタ部材の半径状の配列を用いた場合。
【0012】4)シャッタの周囲にバッフルを設ける
か、あるいはランプとリフレクタとを収容するハウジン
グ中にシャッタを入れるか、これらを組み合わせた場
合。
【0013】しかし、できるだけ小さいモータを用い、
かつ小さいサイズで軽量であり、しかも素早く動くこと
が主なデザイン基準である現代のモータを具えた投光照
明設備を構成しようとした場合には、シャッタ調光器の
不利な点を解消しようとして用いた既知の方法は、それ
自体、不都合である。例えば、付加されたバッフルとハ
ウジングは、共に投光照明設備のサイズや重量を大きく
なり、さらにシャッタが複雑となり、コストや組み立て
上の問題が増えるため、絞り調光器よりも優れた望まし
い有利な点を否定することになる。
【0014】この技術分野で当業者に周知の第3のタイ
プの調光器は、ブレード調光器である。ブレード調光器
は、投射光線の強度を削減するために光路中に置かれる
不透明部品、すなわちブレードからなる。操作中におい
て、ブレードはトラックあるいはガイドに沿って動き、
すなわち光路に隣接した枢支点の回りを正確に動いて光
路中へ入る。二重ブレード調光器は周知であるが、ブレ
ード調光器は、一般に、絞り調光器やシャッター調光器
に必要な複数の部品とは対照的に、アクチュエータと結
合したブレードからなる唯一の可動部分をもつ。ブレー
ドは最初に光路に入る直線状の前縁をもつことができる
が、このような構造は、ブレードが光路中へ回転するに
連れて投影光線の一端を他端よりも遮断して減光すると
いう短所を持つ。このため、ブレード調光器はのこぎり
状の、でこぼこした、あるいは麦などの穂のような著し
い前縁を特徴として持つことが多く、調光効果が非常に
対照的となる。
【0015】ブレード調光は、絞り調光およびシャッタ
ー調光に対して幾つかの利点を持つことが可能である。
構造上、ブレード調光はシャッター調光よりはるかに簡
単であり、可動部分がただ一つである。しかし、全域調
光は実現するのがさらに困難で、複雑な形の前縁のブレ
ードが必要となる。結果としてできた機構の簡易さは、
ブレード製作の困難性を相殺するのに充分な有用性を提
供する。シャッター調光と同様、ブレード調光では光学
システムの焦点深度に影響する問題は生じない。
【0016】ここで、図8に従来の光学システムの一例
を示す。この図8に示すように、光源12と、リフレク
タ14と、投影ゲート16と、投影レンズ18とを具え
た光学システム10は、第一の焦点P1および第二の焦
点P2を有している。光源12は、第一の焦点P1に位
置し、その位置はリフレクタ14の形状によって規定さ
れる。光源12およびリフレクタ14は協同して、第二
の焦点P2に集束する光ビーム20を形成し、この光ビ
ーム20は、その後、不透明な物体に突き当たるまで拡
大する。そして、光ビーム20は、投影レンズ18によ
って投写される。投影ゲート16は、第二の焦点P2に
位置し、その位置はまた、リフレクタ14の形状によっ
て規定される。写真スライドや、金属ステンシルの如き
光パターン発生器が投影ゲート16に置かれた時、光学
システム10によって投影される画像を形成する。
【0017】光出力の強度を制御するため、調光ブレー
ド22が第一の焦点P1と第二の焦点P2との間に配置
されている。この調光ブレード22は、モータ23の如
き適当なアクチュエータの軸に取り付けられている。モ
ータ23は、光ビーム20に隣接する枢支点回りに、光
ビーム20を横切る面内で調光ブレード22を正確に動
かすべく作動する。この先行技術から理解できるよう
に、調光ブレード22は、鋼あるいはアルミニウムの如
き反射性の金属からなる平坦な部材である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のブレード調
光は改善すべき点が多い。例えば、楕円リフレクタおよ
び一つ以上の投影レンズと光学的に結合したアークラン
プ光源を持った劇場用照明の代表的なスポットライトプ
ロジェクタでは、ブレード調光は熱吸収による劣化を避
けるため、反射するものでなければならない。このよう
なシステムのアークランプは、アークランプから放射す
る光線が投影ゲートが置かれる第二の焦点上に収束する
ように、リフレクタ内の第一の焦点に置かれる。調光ブ
レードの位置に応じて、反射光ビームは、アーク光源の
部分像が形成される第三の焦点上に収束しがちである。
調光ブレードが光ビームを完全に遮断する場合、すべて
の反射光ビームは第三の焦点上に収束する。この第三の
焦点は、調光ブレードとリフレクタとの間の光路に沿っ
たどこにでも、例えばアーク光源を囲む透明なグローブ
の周囲や、あるいはグローブの正面シールの所にでさえ
生じる可能性があり、この結果としてアークランプの過
度の加熱や、これに続いて起こるプリメイチャ(premat
ure )事故の可能性がある。モータ駆動のパンチルトヘ
ッドを持った現代の投光照明設備の温度と空間が制限さ
れた環境では、この思わしくない結果はさらに深刻であ
る。このような設備では、軸方向の光路空間と重量は厳
しく制約される必要がある。
【0019】ブレード調光が光線に対して傾き、反射光
ビームが光源に戻らず反射されて側面のハウジングに入
射することがある。しかし、望ましい結果を達成するた
めに調光ブレードの角度を充分に取るには、調光アセン
ブリに対してさらなる軸方向の光路が必要であり、コン
パクトで重量の軽い照明器具を作成するには好ましくな
い。
【0020】従来技術で周知のいくつかのタイプの調光
器があるが、どれも現在の劇場用投光照明設備での使用
に適していない。周知の調光器より構造が簡単で軽くて
小さな新しい調光器が必要である。好ましい調光器は、
最小限可能な軸方向の光ビームを使用し高速で回転して
投影光ビームの強度のわずかな削減から完全な削減まで
を調光する連続的な領域ジを持つことが可能となる。
【0021】また、図8に示した従来の光システムにお
いては、調光ブレード22が完全に光ビーム20を遮る
べく移動されると、反射性金属の調光ブレード22は、
光ビーム20を完全に反射し、反射ビームは代わりの焦
点P3に集束する。この結果、光源12に向けて反射光
エネルギーが集中し、最悪の場合、光源12の反射像を
光源12の透明なグローブに結像させ、光源12の劣化
を早め、早期の損傷を引き起こすこととなる。
【0022】
【発明の目的】本発明の目的は、遮断した光ビームの有
害な反射を回避し得る調光ブレードを提供することにあ
る。
【0023】本発明の他の目的は、高熱環境の最新のモ
ータ駆動パン・チルト投光照明設備に用いるために適合
する調光ブレードを提供することにある。
【0024】本発明のさらなる他の目的は、操作時に調
光ブレードの振動を最小に抑えることにより、安定して
反射光ビームを拡散させ、かつ最新の劇場用投光照明設
備に適合した調光ブレードを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明による第一の形態
は、第一の平面を定める第一の平坦領域を有する不透明
な調光ブレードと、前記平坦領域に形成され、それぞれ
頂点が第二の平面を定める複数の凸面と、前記第一およ
び第二の平面の間に形成した第三の平面を定める第二の
平坦領域とを具え、前記第二の平坦領域に取り付け部を
さらに具えたことを特徴とする照明強度調整装置にあ
る。
【0026】また、本発明による第二の形態は、一枚の
完全な非平面状調光ブレード本体と、前記光ビームの選
択位置を遮る複数の先端縁のカギ爪部と、遮断光ビーム
を集光するように反射することなく、すべての光ビーム
を遮断するための突出全光ビーム遮断領域と、前記ブレ
ードが光ビームを遮断する連続弧を通って回転できるよ
うに、回転力を受けてブレード本体にその回転力を伝達
するために適合した取り付け位置を有する取り付け領域
とを具えたことを特徴とする投射光ビームの強度を調整
するための調光ブレードにある。
【0027】さらに本発明による第三の形態は、光源
と、この光源からの光で得られるビームを放射可能なリ
フレクタと、遮断しない状態から完全な遮断にまで連な
る位置の連続領域を通って光ビームを遮断する回転可能
なモータ駆動の非平面状機械的調光器とを具え、前記調
光器は、光ビームを遮り、かつこの光ビームの個々の領
域をそれぞれ遮るために適合した先端縁のカギ爪部と、
遮断した光ビームを集光状態で反射することなく、この
光ビームを完全に遮断可能な凸状全ビーム遮断領域と、
遮断動作の全領域に亙って回転可能なブレードに対し、
光ビームの外側に配置したピボット取り付け部と、投影
ゲートと、投影レンズとをさらに具えたことを特徴とす
る投光照明設備にある。
【0028】
【作用】本発明によると、調光ブレードに形成した適当
な先端縁によって、光ビームが連続的に調光される。ま
た、入射光ビームを完全に遮断する領域に設けた一つあ
るいは多数の凸面によって、反射光ビームが拡散され
る。
【0029】また、凸面と調光ブレードを駆動するため
のモータの取り付け領域とを調光ブレードの表面に対し
てオフセットして形成することにより、操作時に調光ブ
レードの振動が抑制される。
【0030】
【実施例】本発明およびその利点は、以下の詳細な説明
および図2〜図7の添付図面を参照することによって明
瞭に理解される。ただし、図8に示した従来技術と同じ
機能の部材および部分には、これと同一の符号を記し、
その説明は省略するものとする。
【0031】図1および図2に示すように、本発明の調
光ブレード24の一実施例は、平坦な金属ブレードの表
面31に形成された、ドーム状に突出する凸面25を有
している。この突面25は、規則的な幾何学的固体の表
面の如く単純な面であっても良いことが理解されよう。
不規則な固体または種々の組み合わせまたは規則的およ
び不規則な固体面の部分を含む、より複雑な凸面もま
た、調光ブレード24のこの範囲すなわち領域において
用いるよう選んでも良い。
【0032】先端縁のカギ爪部35もまた、図2に示さ
れているが、それらの寸法および形状は当業者によって
選択され得る。カギ爪部35の数および形状は、遮断さ
れる光ビーム20の割合が、全ての所定の瞬間におい
て、調光ブレード24の移動の割合におよそ等しくなる
ように選択されるべきことが経験的に知られている。例
えば、調光ブレード24がその移動範囲の1/4だけ回
転した時、光ビームのおよそ1/4を遮断し、回転の中
間点で光ビームのおよそ1/2を遮断することが好まし
い。作動時において、調光ブレード24がその取り付け
部36上で回動し、光ビーム20の経路内に正確に移動
するに連れ、先端縁のカギ爪部35が光ビーム20内に
到達し、調光ブレード24の移動範囲の大部分に亙り、
光ビーム20の中心および両側からこの光ビーム20の
遮断を行う。本発明の調光ブレード24は、滑らかな減
光および迅速なストロボ効果をもたらすべく作動されて
も良い。
【0033】図1に示すように、調光ブレード24が光
ビーム20を完全に遮断するように回転した時、非平面
のドーム状凸面25を有する調光ブレード24の実施例
は、反射された光ビームを大きく拡散し、かくて光源1
2の像は実質的に形成されない。図示の実施例は大型あ
るいは固定タイプの照明装置に効果的であるが、小型軽
量の動力式パン・チルト照明装置に用いるには最適とは
いえない。例えば、ドーム状の凸面25を有する調光ブ
レード24は、ほぼ平坦な調光ブレード22よりも、調
光ブレード24と光学システムの他の部品との間の隙間
のため、より大きな空間を必要とする。また、調光ブレ
ード24の重心が、ドーム25の寸法や、高さや、比重
の結果として、調光ブレード24自体の面31から遠く
オフセットされた面内にあると、急速な旋回動作は、調
光ブレード24を曲げたり撓ませることになる。さら
に、もし調光ブレード24がその共振周波数またはその
近傍で作動されると、非常に大きな振動が発生し、この
調光ブレード24の振動によって望ましくない騒音を作
りだし、これにより調光ブレード24が使用不能とな
る。
【0034】本発明の好ましい実施の形態および図3お
よび図4によると、調光ブレード30は金属表面31内
または金属表面31上に形成した多数の凸面32, 33
を有している。中央の先端縁のカギ爪部35aは、外側
の先端縁のカギ爪部35bよりも、調光ブレード30の
移動の連続する遮断弧を通して光ビーム20の強度が均
一に減少される様相を強調すべく、長くかつ幅広く設定
されている。二次的なカギ爪部35cは、調光ブレード
30が光ビーム20を完全に遮断すべく動くに連れ、均
一な調光の様相をさらに強め、ある光強度の状態から強
度ゼロの出力へのより緩やかな移行をもたらしている。
【0035】図5および図6および図7に示される特に
好ましい実施例は、中心のディンプル33の周りに円状
に配列された6つの小さなディンプル32および一次的
および二次的カギ爪部35a, 35b, 35cを有す
る。
【0036】多数のディンプル32は、集束状態で入射
する光ビームを小さな拡散かつ相互に混ざり合う光ビー
ムとして反射するのに役立つ。調光ブレード30の表面
31上のディンプル32, 33の高さは、調光ブレード
30の重心がこの調光ブレード30の表面31から遠く
にオフセットされないという有利な結果を伴って小さく
保たれ得る。好ましい実施例のディンプル32, 33に
よる重心の変化を補償するために、円形の取り付け領域
34が調光ブレード30の表面31からディンプル3
2, 33と同じ方向、すなわち、光源12に向けて、デ
ィンプル32, 33程ではないがオフセットされてい
る。図7からわかるように、かくて3つの区別し得る面
が形成される。これは取り付け領域34の面を調光ブレ
ード30の重心により近づけて位置し、これにより不安
定の問題を回避している。当業者は取り付け領域34の
オフセットの調整、または、本発明の他の実施例におけ
る調光ブレードの不安定を同様に回避するため、他の標
準的な製造技術を適合することもできよう。
【0037】本発明は、舞台照明以外の適用にも考慮し
ている。例えば、建造物の投光照明設備の如きビルディ
ングや他のディスプレィを際立たせるように意図した照
明器具は、前述の技術を使用して構成することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によると、調光ブレードに適当な
先端縁と、入射光ビームを完全に遮断する領域に一つあ
るいは多数の凸面とを設けたので、遮断した光ビームの
有害な反射を回避し得る調光ブレードを得ることができ
る。
【0039】また、光ビームを遮らない位置と完全に遮
る位置との間を連続的に駆動可能としたので、高熱環境
の最新のモータ駆動パン・チルト投光照明設備に用いる
ために適合する調光ブレードを得ることができる。
【0040】さらに、多数の凸面と取り付け領域とを調
光ブレードの表面に対してオフセットして形成すること
により、操作時に調光ブレードの振動を最小に抑えるこ
とが可能となり、安定して反射光ビームを拡散させ、か
つ最新の劇場用投光照明設備に適合した調光ブレードを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学システムのブロック図であ
る。
【図2】図1のシステムに描いた実施例の調光ブレード
の斜視図である。
【図3】本発明による好ましい光学システムのブロック
図である。
【図4】本発明による好ましい調光ブレードの斜視図で
ある。
【図5】本発明による好ましい調光ブレードの正面図で
ある。
【図6】図5に示した調光ブレードの左側面図である。
【図7】図5に示した調光ブレードの下面図である。
【図8】従来技術の光学システムのブロック図である。
【符号の説明】
12 光源 14 リフレクタ 16 投影ゲート 18 投影レンズ 20 光ビーム 23 モータ 24 調光ブレード 25 凸面 31 調光ブレードの表面 32, 33 ディンプル 34 取り付け領域 35, 35a〜35c カギ爪部 36 取り付け部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の平面を定める第一の平坦領域を有
    する不透明な調光ブレードと、 前記平坦領域に形成され、それぞれ頂点が第二の平面を
    定める複数の凸面と、 前記第一および第二の平面の間に形成した第三の平面を
    定める第二の平坦領域とを具え、前記第二の平坦領域に
    取り付け部をさらに具えたことを特徴とする照明強度調
    整装置。
  2. 【請求項2】 前記凸面は、規則的な幾何学模様で配列
    していることを特徴とする請求項1に記載した照明強度
    調整装置。
  3. 【請求項3】 一枚の完全な非平面状調光ブレード本体
    と、 前記光ビームの選択位置を遮る複数の先端縁のカギ爪部
    と、 遮断光ビームを集光するように反射することなく、すべ
    ての光ビームを遮断するための突出全光ビーム遮断領域
    と、 前記ブレードが光ビームを遮断する連続弧を通って回転
    できるように、回転力を受けてブレード本体にその回転
    力を伝達するために適合した取り付け位置を有する取り
    付け領域とを具えたことを特徴とする投射光ビームの強
    度を調整するための調光ブレード。
  4. 【請求項4】 安定した回転を与えるために前記カギ爪
    部の面および前記突出全光ビーム遮断領域からオフセッ
    トした取り付け領域をさらに具えたことを特徴とする請
    求項3に記載した調光ブレード。
  5. 【請求項5】 調光ブレードが通る連続弧の部分に対し
    て調光ブレードの回転割合とおおむね等しい光ビームの
    領域を遮断するように適合したカギ爪部をさらに具えた
    ことを特徴とする請求項3に記載した調光ブレード。
  6. 【請求項6】 前記突出全光ビーム遮断領域は、一つの
    単純なドーム状凸面であることを特徴とする請求項3に
    記載した調光ブレード。
  7. 【請求項7】 前記突出全光ビーム遮断領域は、複雑な
    凸面であることを特徴とする請求項3に記載した調光ブ
    レード。
  8. 【請求項8】 前記突出全光ビーム遮断領域は、複数の
    凸面からなることを特徴とする請求項3に記載した調光
    ブレード。
  9. 【請求項9】 前記突出全光ビーム遮断領域は、幾何学
    的模様に配列した複数の凸面からなることを特徴とする
    請求項3に記載した調光ブレード。
  10. 【請求項10】 光源と、 この光源からの光で得られるビームを放射可能なリフレ
    クタと、 遮断しない状態から完全な遮断にまで連なる位置の連続
    領域を通って光ビームを遮断する回転可能なモータ駆動
    の非平面状機械的調光器とを具え、 前記調光器は、光ビームを遮り、かつこの光ビームの個
    々の領域をそれぞれ遮るために適合した先端縁のカギ爪
    部と、 遮断した光ビームを集光状態で反射することなく、この
    光ビームを完全に遮断可能な凸状全ビーム遮断領域と、 遮断動作の全領域に亙って回転可能なブレードに対し、
    光ビームの外側に配置したピボット取り付け部と、 投影ゲートと、 投影レンズとをさらに具えたことを特徴とする投光照明
    設備。
  11. 【請求項11】 前記凸状全ビーム遮断領域は、単純な
    幾何学的ドーム状面であることを特徴とする請求項10
    に記載した投光照明設備。
  12. 【請求項12】 前記調光ブレードの凸状全ビーム遮断
    領域は、多数の凸面の複雑な組み合わせであることを特
    徴とする請求項10に記載した投光照明設備。
  13. 【請求項13】 前記凸面は、規則的な幾何学模様に配
    列していることを特徴とする請求項11に記載した投光
    照明設備。
  14. 【請求項14】 前記凸状全ビーム遮断領域は、固体の
    不規則表面からなることを特徴とする請求項10に記載
    した投光照明設備。
JP7149289A 1994-06-15 1995-06-15 照明強度調整装置および調光ブレードおよび投光照明設備 Pending JPH08180703A (ja)

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