JPH08180627A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JPH08180627A JPH08180627A JP32814294A JP32814294A JPH08180627A JP H08180627 A JPH08180627 A JP H08180627A JP 32814294 A JP32814294 A JP 32814294A JP 32814294 A JP32814294 A JP 32814294A JP H08180627 A JPH08180627 A JP H08180627A
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- slider
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- spring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転駆動されるディスクと、該ディスクに対
してデータのリード/ライトを行うヘッドが搭載された
スライダと、該スライダが先端部に取り付けられたスプ
リングアームと、該スプリングアームの基端部が固着さ
れ、前記ヘッドが前記ディスクのトラックを横切るよう
に前記スプリングアームを揺動する回転型のアクチュエ
ータとを備えたディスク装置に関し、ディスク間隔等が
狭くなりスライダ厚さが薄くなっても、アンロード部材
やクリップ部材がディスクを損傷させることがない、即
ち、薄型化に対応できるディスク装置を実現することを
目的とする。 【構成】 スプリングアーム23A,23Bとして、ス
ライダ支持面とは反対の面側に延出するようにフック部
23m,23nが形成されたものを用いると共に、アン
ロード動作時にフック部23m,23nのスライダ側部
分に突出部25m,25nが摺接して、ヘッドをディス
ク面から浮かせるように、スプリングアーム23A,2
3Bを案内するアンロード部材25を設けるように構成
する。
してデータのリード/ライトを行うヘッドが搭載された
スライダと、該スライダが先端部に取り付けられたスプ
リングアームと、該スプリングアームの基端部が固着さ
れ、前記ヘッドが前記ディスクのトラックを横切るよう
に前記スプリングアームを揺動する回転型のアクチュエ
ータとを備えたディスク装置に関し、ディスク間隔等が
狭くなりスライダ厚さが薄くなっても、アンロード部材
やクリップ部材がディスクを損傷させることがない、即
ち、薄型化に対応できるディスク装置を実現することを
目的とする。 【構成】 スプリングアーム23A,23Bとして、ス
ライダ支持面とは反対の面側に延出するようにフック部
23m,23nが形成されたものを用いると共に、アン
ロード動作時にフック部23m,23nのスライダ側部
分に突出部25m,25nが摺接して、ヘッドをディス
ク面から浮かせるように、スプリングアーム23A,2
3Bを案内するアンロード部材25を設けるように構成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動されるディス
クと、該ディスクに対してデータのリード/ライトを行
うヘッドが搭載されたスライダと、該スライダが先端部
に取り付けられたスプリングアームと、該スプリングア
ームの基端部が固着され、前記ヘッドが前記ディスクの
トラックを横切るように前記スプリングアームを揺動す
る回転型のアクチュエータとを備えたディスク装置に関
し、更に詳しくは、ディスク装置のアンロード機構に関
する。
クと、該ディスクに対してデータのリード/ライトを行
うヘッドが搭載されたスライダと、該スライダが先端部
に取り付けられたスプリングアームと、該スプリングア
ームの基端部が固着され、前記ヘッドが前記ディスクの
トラックを横切るように前記スプリングアームを揺動す
る回転型のアクチュエータとを備えたディスク装置に関
し、更に詳しくは、ディスク装置のアンロード機構に関
する。
【0002】近年、ディスク装置においては、形状にお
いては小型化や薄型化が進められ、メモリとしては大容
量化が進められている。このため、ディスク装置内のア
ンロード機構もについても小型化や薄型化が要望されて
いる。
いては小型化や薄型化が進められ、メモリとしては大容
量化が進められている。このため、ディスク装置内のア
ンロード機構もについても小型化や薄型化が要望されて
いる。
【0003】
【従来の技術】代表的なディスク装置である磁気ディス
ク装置のヘッドの駆動に関して、CSS(Constant Start S
top)方式というものがある。これは、ディスク停止時に
は、ヘッドをディスク面に接触させておく方式である。
CSS方式では、ディスク停止時にヘッドがディスク面に
吸着し、再起動時にディスクが回転しない恐れがあるた
め、故意にディスク面を粗くするテクスチャを施してい
る。しかし、ディスク面が粗いとスライダの浮上高さを
低くできないため、高密度記録ひいては大容量化に向か
ないという欠点があった。
ク装置のヘッドの駆動に関して、CSS(Constant Start S
top)方式というものがある。これは、ディスク停止時に
は、ヘッドをディスク面に接触させておく方式である。
CSS方式では、ディスク停止時にヘッドがディスク面に
吸着し、再起動時にディスクが回転しない恐れがあるた
め、故意にディスク面を粗くするテクスチャを施してい
る。しかし、ディスク面が粗いとスライダの浮上高さを
低くできないため、高密度記録ひいては大容量化に向か
ないという欠点があった。
【0004】そこで、この欠点を解消するために、ディ
スク停止時にヘッドをディスク面から強制的に浮かせる
アンロード機構を設けることが行われている。図11は
従来の磁気ディスク装置におけるアンロード機構部分の
基本的構成図である。この構成において、回転駆動され
るディスク1の近傍には、ムービングコイル方式の回転
型のアクチュエータ2が配置され、この一端側にディス
ク1を挟むようにして一対のスプリングアーム3の基端
部が固着されている。データのリード/ライトを行うヘ
ッドが搭載されたスライダ4は、各スプリングアーム3
の先端部に取り付けられ、それぞれディスク1の上面,
下面に対向している(上側のスライダのみを図示し
た)。このヘッドがディスク1のトラックを横切るよう
に、アクチュエータ2はスプリングアーム3を揺動す
る。ディスク1の外周部を跨ぐ二股のアンロード部材5
は、ディスク1の外周部近傍に固定されており、各スプ
リングアーム3が揺動されてヘッドが待避領域に移動し
た際に、各スプリングアーム3にそれぞれ上下の傾斜面
5aでもって摺接し、各ヘッドをディスク面から浮かせ
るものである。アンロード部材5の傾斜面5aは、ディ
スク1の内周側に行くにつれて厚さが漸次薄くなるよう
に二股の突出部5bを形成することにより得られる。
スク停止時にヘッドをディスク面から強制的に浮かせる
アンロード機構を設けることが行われている。図11は
従来の磁気ディスク装置におけるアンロード機構部分の
基本的構成図である。この構成において、回転駆動され
るディスク1の近傍には、ムービングコイル方式の回転
型のアクチュエータ2が配置され、この一端側にディス
ク1を挟むようにして一対のスプリングアーム3の基端
部が固着されている。データのリード/ライトを行うヘ
ッドが搭載されたスライダ4は、各スプリングアーム3
の先端部に取り付けられ、それぞれディスク1の上面,
下面に対向している(上側のスライダのみを図示し
た)。このヘッドがディスク1のトラックを横切るよう
に、アクチュエータ2はスプリングアーム3を揺動す
る。ディスク1の外周部を跨ぐ二股のアンロード部材5
は、ディスク1の外周部近傍に固定されており、各スプ
リングアーム3が揺動されてヘッドが待避領域に移動し
た際に、各スプリングアーム3にそれぞれ上下の傾斜面
5aでもって摺接し、各ヘッドをディスク面から浮かせ
るものである。アンロード部材5の傾斜面5aは、ディ
スク1の内周側に行くにつれて厚さが漸次薄くなるよう
に二股の突出部5bを形成することにより得られる。
【0005】上記従来例の動作は次の通りである。ディ
スク1が高速で回転している時は、回転に伴う空気流を
スライダ4が受けるため、ヘッドはディスク面より微小
量浮上している。従って、アクチュエータ2の揺動によ
り、ヘッドをディスク1の目的のトラック上へ移動し、
ディスク1に対してデータのリード/ライトを行うこと
ができる。
スク1が高速で回転している時は、回転に伴う空気流を
スライダ4が受けるため、ヘッドはディスク面より微小
量浮上している。従って、アクチュエータ2の揺動によ
り、ヘッドをディスク1の目的のトラック上へ移動し、
ディスク1に対してデータのリード/ライトを行うこと
ができる。
【0006】磁気ディスク装置を停止させる際には、ア
クチュエータ2をアンロード部材5方向へ揺動させる。
これにより、スプリングアーム3の側部がアンロード部
材5の突出部5bに形成された傾斜面5aに乗り上がっ
て、ヘッドがディスク面から浮いた状態になった後、ア
クチュエータ2が停止する(アンロード状態)。この
後、ディスク1の回転も停止する。
クチュエータ2をアンロード部材5方向へ揺動させる。
これにより、スプリングアーム3の側部がアンロード部
材5の突出部5bに形成された傾斜面5aに乗り上がっ
て、ヘッドがディスク面から浮いた状態になった後、ア
クチュエータ2が停止する(アンロード状態)。この
後、ディスク1の回転も停止する。
【0007】磁気ディスク装置の再起動時には、ディス
ク1が再び高速で回転駆動された後、アクチュエータ2
がディスク1の中心方向に揺動される。これにより、ス
プリングアーム3とアンロード部材5の傾斜面5aとの
係合が解かれ、ヘッドがディスク1に対してデータのリ
ード/ライトを行えるようになる(ロード状態)。
ク1が再び高速で回転駆動された後、アクチュエータ2
がディスク1の中心方向に揺動される。これにより、ス
プリングアーム3とアンロード部材5の傾斜面5aとの
係合が解かれ、ヘッドがディスク1に対してデータのリ
ード/ライトを行えるようになる(ロード状態)。
【0008】図12は複数のディスクを用いた従来の磁
気ディスク装置における隣接したディスク間でのアンロ
ード機構部分の基本的構成図である。この構成でのアン
ロードの考え方は、図11の構成の場合と同じである。
気ディスク装置における隣接したディスク間でのアンロ
ード機構部分の基本的構成図である。この構成でのアン
ロードの考え方は、図11の構成の場合と同じである。
【0009】この図において、一定の間隔をおいて積層
された状態で回転駆動されるディスク11A,11Bの
近傍には、回転型のアクチュエータ12が配置されてい
る。ディスク11A,11B間には、各ディスク面に対
向するように、アクチュエータ12に基端部が固着され
たスプリングアーム13A,13Bが設けられている。
データのリード/ライトを行うヘッドが搭載されたスラ
イダ14A,14Bは、各スプリングアーム13A,1
3Bの先端部に取り付けられ、それぞれディスク11A
の下面,ディスク11Bの上面に対向している。又、各
スプリングアーム13A,13Bの先端部はディスク1
1A,11Bと平行に延長されて、そこに突起13m,
13nが設けられている。
された状態で回転駆動されるディスク11A,11Bの
近傍には、回転型のアクチュエータ12が配置されてい
る。ディスク11A,11B間には、各ディスク面に対
向するように、アクチュエータ12に基端部が固着され
たスプリングアーム13A,13Bが設けられている。
データのリード/ライトを行うヘッドが搭載されたスラ
イダ14A,14Bは、各スプリングアーム13A,1
3Bの先端部に取り付けられ、それぞれディスク11A
の下面,ディスク11Bの上面に対向している。又、各
スプリングアーム13A,13Bの先端部はディスク1
1A,11Bと平行に延長されて、そこに突起13m,
13nが設けられている。
【0010】アクチュエータ12は、アンロード動作時
には、スプリングアーム13A,13Bをディスク11
A,11Bの外周部側に揺動する。アンロード部材15
は、ディスク11A,11Bの外周部近傍に固定されて
おり、スプリングアーム13A,13Bが揺動されてヘ
ッドが待避領域に移動した際に、その突起13m,13
nにそれぞれ傾斜面15m,15nでもって摺接し、各
ヘッドをディスク面から浮かせるものである。アンロー
ド部材15の傾斜面15m,15nは、ディスク11
A,11Bの内周側に行くにつれて厚さが漸次薄くなる
ように突出部15a,15bを形成することにより得ら
れる。
には、スプリングアーム13A,13Bをディスク11
A,11Bの外周部側に揺動する。アンロード部材15
は、ディスク11A,11Bの外周部近傍に固定されて
おり、スプリングアーム13A,13Bが揺動されてヘ
ッドが待避領域に移動した際に、その突起13m,13
nにそれぞれ傾斜面15m,15nでもって摺接し、各
ヘッドをディスク面から浮かせるものである。アンロー
ド部材15の傾斜面15m,15nは、ディスク11
A,11Bの内周側に行くにつれて厚さが漸次薄くなる
ように突出部15a,15bを形成することにより得ら
れる。
【0011】ちなみに、上記図11及び図12の構成の
組立は、一般的に、次の〜の手順によって行われ
る。 スプリングアーム3,13A,13Bをクリップ部
材(組立用治具)でもってディスク面から離れるように
拘束しておき、ディスク1,11A,11Bを回転させ
ながら、ヘッドをディスク1,11A,11B上に移動
させる。
組立は、一般的に、次の〜の手順によって行われ
る。 スプリングアーム3,13A,13Bをクリップ部
材(組立用治具)でもってディスク面から離れるように
拘束しておき、ディスク1,11A,11Bを回転させ
ながら、ヘッドをディスク1,11A,11B上に移動
させる。
【0012】 ヘッドが所定を位置に移動させると、
クリップ部材をスプリングアーム3,13A,13Bか
ら外す。 ヘッドをディスク1,11A,11Bの内周側に移
動させ、ロード状態にする。
クリップ部材をスプリングアーム3,13A,13Bか
ら外す。 ヘッドをディスク1,11A,11Bの内周側に移
動させ、ロード状態にする。
【0013】 アンロード部材5,15をハウジング
のベースに固定する。
のベースに固定する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図11及び図12の構
成では、磁気ディスク装置の薄型化が進められ、ディス
クとハウジング内面との間隔や、ディスク同士の間隔が
狭くなると、以下のような問題が生じる。
成では、磁気ディスク装置の薄型化が進められ、ディス
クとハウジング内面との間隔や、ディスク同士の間隔が
狭くなると、以下のような問題が生じる。
【0015】(i)組立時の問題 ディスクとハウジング内面との間隔や、ディスク同士の
間隔が狭くなると、スライダ4,14a,14bも薄く
せざるを得ない。このため、組立時にクリップ部材が挿
入される空間である、スプリングアーム3,13A,1
3Bとディスク面との隙間が狭くなり、クリップ部材の
挿入及び抜き出しの際やアンロード部材5,15の組付
の際に、クリップ部材やアンロード部材5,15がディ
スク1,11A,11Bに接触し、ディスク1,11
A,11Bを損傷させることがある。一方、クリップ部
材とディスク1,11A,11Bとの間隔を確保するた
めにクリップ部材の板厚を薄くせざるを得ないが、これ
を薄くすると、その剛性が低下して組立時に変形し、こ
の結果、クリップ部材がディスク1,11A,11Bに
接触し、ディスク1,11A,11Bを損傷させること
になる。
間隔が狭くなると、スライダ4,14a,14bも薄く
せざるを得ない。このため、組立時にクリップ部材が挿
入される空間である、スプリングアーム3,13A,1
3Bとディスク面との隙間が狭くなり、クリップ部材の
挿入及び抜き出しの際やアンロード部材5,15の組付
の際に、クリップ部材やアンロード部材5,15がディ
スク1,11A,11Bに接触し、ディスク1,11
A,11Bを損傷させることがある。一方、クリップ部
材とディスク1,11A,11Bとの間隔を確保するた
めにクリップ部材の板厚を薄くせざるを得ないが、これ
を薄くすると、その剛性が低下して組立時に変形し、こ
の結果、クリップ部材がディスク1,11A,11Bに
接触し、ディスク1,11A,11Bを損傷させること
になる。
【0016】(ii)アンロード機構としての問題 アンロード部材5,15の板厚についても薄くせざるを
得ないが、これを薄くするとその剛性が低下し、スプリ
ングアーム3,13A,13Bの乗り上げが繰り返され
ること等により変形し、この結果、アンロード部材5,
15がディスク1,11A,11Bに接触し、ディスク
1,11A,11Bを損傷させることになる。又、アン
ロード部材5,15は、隙間が小さいスプリングアーム
3,13A,13Bとディスク面との間に挿入配置され
るため、加工公差も厳しくなりコストアップにもつなが
る。
得ないが、これを薄くするとその剛性が低下し、スプリ
ングアーム3,13A,13Bの乗り上げが繰り返され
ること等により変形し、この結果、アンロード部材5,
15がディスク1,11A,11Bに接触し、ディスク
1,11A,11Bを損傷させることになる。又、アン
ロード部材5,15は、隙間が小さいスプリングアーム
3,13A,13Bとディスク面との間に挿入配置され
るため、加工公差も厳しくなりコストアップにもつなが
る。
【0017】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ディスク間隔等が狭くなりスライダ
厚さが薄くなっても、アンロード部材やクリップ部材が
ディスクを損傷させることがない、即ち、薄型化に対応
できるディスク装置を実現することにある。
ので、その目的は、ディスク間隔等が狭くなりスライダ
厚さが薄くなっても、アンロード部材やクリップ部材が
ディスクを損傷させることがない、即ち、薄型化に対応
できるディスク装置を実現することにある。
【0018】本発明の他の目的は、アンロード部材等の
加工が容易で、しかも組立工数の削減が可能なディスク
装置を実現することにある。
加工が容易で、しかも組立工数の削減が可能なディスク
装置を実現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、回転駆動されるディスクと、該ディスクに対して
データのリード/ライトを行うヘッドが搭載されたスラ
イダと、該スライダが先端部に取り付けられたスプリン
グアームと、該スプリングアームの基端部が固着され、
前記ヘッドが前記ディスクのトラックを横切るように前
記スプリングアームを揺動する回転型のアクチュエータ
とを備えたディスク装置において、前記スプリングアー
ムとして、スライダ支持面とは反対の面側に延出するよ
うにフック部が形成されたものを用いると共に、アンロ
ード動作時に前記フック部の前記スライダ側部分に突出
部が摺接して、前記ヘッドをディスク面から浮かせるよ
うに、前記スプリングアームを案内するアンロード部材
を設けたことを特徴とするものである。
明は、回転駆動されるディスクと、該ディスクに対して
データのリード/ライトを行うヘッドが搭載されたスラ
イダと、該スライダが先端部に取り付けられたスプリン
グアームと、該スプリングアームの基端部が固着され、
前記ヘッドが前記ディスクのトラックを横切るように前
記スプリングアームを揺動する回転型のアクチュエータ
とを備えたディスク装置において、前記スプリングアー
ムとして、スライダ支持面とは反対の面側に延出するよ
うにフック部が形成されたものを用いると共に、アンロ
ード動作時に前記フック部の前記スライダ側部分に突出
部が摺接して、前記ヘッドをディスク面から浮かせるよ
うに、前記スプリングアームを案内するアンロード部材
を設けたことを特徴とするものである。
【0020】ここで、一定の間隔をおいて積層された状
態で回転駆動される複数枚のディスクを用いたディスク
装置においては、隣り合う2枚のディスク間に背中合わ
せに配置されるスプリングアームとして、スライダ支持
面とは反対の面側にフック部が形成され、該フック部
が、前記スプリングアームの長手方向から見たときに互
いに背中合わせの相手側のスプリングアームのフック部
と交差するまで延出しているものを用いると共に、前記
スプリングアームの長手方向から見たときに前記交差し
た両フック部間の高さに突起部が位置し、アンロード動
作時に前記交差した両フック部に前記突出部が摺接し
て、前記隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを各
ディスク面から浮かせるように、両スプリングアームを
案内するアンロード部材を設けることが、アンロード部
材の形状の単純化の点で好ましい。
態で回転駆動される複数枚のディスクを用いたディスク
装置においては、隣り合う2枚のディスク間に背中合わ
せに配置されるスプリングアームとして、スライダ支持
面とは反対の面側にフック部が形成され、該フック部
が、前記スプリングアームの長手方向から見たときに互
いに背中合わせの相手側のスプリングアームのフック部
と交差するまで延出しているものを用いると共に、前記
スプリングアームの長手方向から見たときに前記交差し
た両フック部間の高さに突起部が位置し、アンロード動
作時に前記交差した両フック部に前記突出部が摺接し
て、前記隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを各
ディスク面から浮かせるように、両スプリングアームを
案内するアンロード部材を設けることが、アンロード部
材の形状の単純化の点で好ましい。
【0021】又、スプリングアームとして全て同一形状
のものを用い、各スプリングアームの形状を、同一形状
のスプリングアームをスライダ支持面とは反対の面を背
中合わせに重ねた場合に、両者のフック部同士が干渉し
ない形状にすれば、装置内のスプリングアームの種類を
単一化できる。
のものを用い、各スプリングアームの形状を、同一形状
のスプリングアームをスライダ支持面とは反対の面を背
中合わせに重ねた場合に、両者のフック部同士が干渉し
ない形状にすれば、装置内のスプリングアームの種類を
単一化できる。
【0022】アンロード動作時にスプリングアームがデ
ィスク面から離れるようにするためには、スプリングア
ームのフック部とアンロード部材との摺接部の少なくと
も一方の摺接部に、ディスク面に対して傾斜した傾斜部
を設ければ足りる。この傾斜部は、面(摺接面によるも
の)に限らず、線(稜線の接触によるもの)で構成され
るものでもよい。
ィスク面から離れるようにするためには、スプリングア
ームのフック部とアンロード部材との摺接部の少なくと
も一方の摺接部に、ディスク面に対して傾斜した傾斜部
を設ければ足りる。この傾斜部は、面(摺接面によるも
の)に限らず、線(稜線の接触によるもの)で構成され
るものでもよい。
【0023】アンロード部材として、前記スプリングア
ームのフック部に摺接する摺接面を有するものを用い、
該摺接面における前記ディスクの内周側部分には、アン
ロード動作時に前記スプリングアームがディスク面から
離れるような第1の傾斜面が構成され、前記摺接面にお
ける前記ディスクの外周側部分には、アンロード動作時
に前記スプリングアームがディスク面に近づくように傾
斜され、ここでの摺動による前記スプリングアームの移
動距離は前記第1の傾斜面での移動距離よりも小さい第
2の傾斜面が形成されていることが、耐衝撃性という点
で好ましい。
ームのフック部に摺接する摺接面を有するものを用い、
該摺接面における前記ディスクの内周側部分には、アン
ロード動作時に前記スプリングアームがディスク面から
離れるような第1の傾斜面が構成され、前記摺接面にお
ける前記ディスクの外周側部分には、アンロード動作時
に前記スプリングアームがディスク面に近づくように傾
斜され、ここでの摺動による前記スプリングアームの移
動距離は前記第1の傾斜面での移動距離よりも小さい第
2の傾斜面が形成されていることが、耐衝撃性という点
で好ましい。
【0024】
【作用】本発明のディスク装置では、アンロード動作時
に、スプリングアームのスライダ支持面とは反対の面側
に延出したフック部と、アンロード部材の突出部とが摺
接し、これによりスプリングアームがディスク面から離
れ、ヘッドがディスク面から浮く。ここで、スプリング
アームのフック部はスライダ支持面とは反対の面側に延
出しているため、アンロード部材の突出部もディスク面
から離れた位置にある。従って、ディスク間隔等が狭く
なりスライダ厚さが薄くなっても、スプリングアームの
フック部とディスク面との隙間は十分確保でき、アンロ
ード部材の突出部を薄くする必要はなく、アンロード部
材が変形してディスクを損傷させる事態を避けることが
できる。即ち、薄型化に対応できる。又、アンロード部
材の突出部が挿入配置される隙間を大きくとれるため、
アンロード部材の加工公差も厳しくならずコストアップ
の虞はない。
に、スプリングアームのスライダ支持面とは反対の面側
に延出したフック部と、アンロード部材の突出部とが摺
接し、これによりスプリングアームがディスク面から離
れ、ヘッドがディスク面から浮く。ここで、スプリング
アームのフック部はスライダ支持面とは反対の面側に延
出しているため、アンロード部材の突出部もディスク面
から離れた位置にある。従って、ディスク間隔等が狭く
なりスライダ厚さが薄くなっても、スプリングアームの
フック部とディスク面との隙間は十分確保でき、アンロ
ード部材の突出部を薄くする必要はなく、アンロード部
材が変形してディスクを損傷させる事態を避けることが
できる。即ち、薄型化に対応できる。又、アンロード部
材の突出部が挿入配置される隙間を大きくとれるため、
アンロード部材の加工公差も厳しくならずコストアップ
の虞はない。
【0025】アンロード部材の突出部が入り込む空間
は、組立時にクリップ部材が挿入される空間でもある。
従って、組立時のクリップ部材の挿入及び抜き出しの際
に、クリップ部材がディスクに接触し、ディスクを損傷
させる危険性も激減する。又、クリップ部材の板厚を薄
くする必要はなく、クリップ部材が組立時に変形してデ
ィスクに接触し、ディスクを損傷させることもない。
は、組立時にクリップ部材が挿入される空間でもある。
従って、組立時のクリップ部材の挿入及び抜き出しの際
に、クリップ部材がディスクに接触し、ディスクを損傷
させる危険性も激減する。又、クリップ部材の板厚を薄
くする必要はなく、クリップ部材が組立時に変形してデ
ィスクに接触し、ディスクを損傷させることもない。
【0026】又、一定の間隔をおいて積層された状態で
回転駆動される複数枚のディスクを用いたディスク装置
において、隣り合う2枚のディスク間に背中合わせに配
置されるスプリングアームとして、スライダ支持面とは
反対の面側にフック部が形成され、該フック部が、スプ
リングアームの長手方向から見たときに互いに背中合わ
せの相手側のスプリングアームのフック部と交差するま
で延出しているものを用いた場合は、アンロード動作時
に、両フック部にアンロード部材の一つの突出部が摺接
して、隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを各デ
ィスク面から浮かせる。このため、アンロード部材の突
出部の本数を削減し、アンロード部材の形状の単純化が
図れ、アンロード部材の加工が容易になる。
回転駆動される複数枚のディスクを用いたディスク装置
において、隣り合う2枚のディスク間に背中合わせに配
置されるスプリングアームとして、スライダ支持面とは
反対の面側にフック部が形成され、該フック部が、スプ
リングアームの長手方向から見たときに互いに背中合わ
せの相手側のスプリングアームのフック部と交差するま
で延出しているものを用いた場合は、アンロード動作時
に、両フック部にアンロード部材の一つの突出部が摺接
して、隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを各デ
ィスク面から浮かせる。このため、アンロード部材の突
出部の本数を削減し、アンロード部材の形状の単純化が
図れ、アンロード部材の加工が容易になる。
【0027】しかも、この複数ディスクの装置の場合、
アンロード部材の突出部がディスク面側に接近しても、
アンロード部材の突出部が直接ディスク面に接触しな
い。このため、アンロード部材をクリップ部材として兼
用することが可能であり、この場合は、組立工数の削減
が可能となる。
アンロード部材の突出部がディスク面側に接近しても、
アンロード部材の突出部が直接ディスク面に接触しな
い。このため、アンロード部材をクリップ部材として兼
用することが可能であり、この場合は、組立工数の削減
が可能となる。
【0028】アンロード部材として、スプリングアーム
のフック部に摺接する摺接面を有するものを用い、該摺
接面におけるディスクの外周側部分に、アンロード動作
時にスプリングアームがディスク面に近づくように傾斜
された逆テーパ部分を設けると、装置外部からの衝撃を
受けてもスプリングアームのフック部がここから抜け出
し難くなる。よって、耐衝撃性を向上させることができ
る。
のフック部に摺接する摺接面を有するものを用い、該摺
接面におけるディスクの外周側部分に、アンロード動作
時にスプリングアームがディスク面に近づくように傾斜
された逆テーパ部分を設けると、装置外部からの衝撃を
受けてもスプリングアームのフック部がここから抜け出
し難くなる。よって、耐衝撃性を向上させることができ
る。
【0029】
【実施例】以下、磁気ディスク装置を例にとって、本発
明の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例(複数
のディスクを用いたもの)におけるアンロード機構部分
及びその周辺の構成を示す斜視図、図2は図1の矢印B
方向から見た図である。
明の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例(複数
のディスクを用いたもの)におけるアンロード機構部分
及びその周辺の構成を示す斜視図、図2は図1の矢印B
方向から見た図である。
【0030】本実施例の構成は、アンロード機構部分の
構成を除けば、図12の構成と同様である。この実施例
において、一定の間隔をおいて積層された状態で回転駆
動されるディスク21A,21Bの近傍には、回転型の
アクチュエータ22が配置されている。ディスク21
A,21B間には、各ディスク面に対向するように、ア
クチュエータ22に基端部が固着されたスプリングアー
ム23A,23Bが設けられている。
構成を除けば、図12の構成と同様である。この実施例
において、一定の間隔をおいて積層された状態で回転駆
動されるディスク21A,21Bの近傍には、回転型の
アクチュエータ22が配置されている。ディスク21
A,21B間には、各ディスク面に対向するように、ア
クチュエータ22に基端部が固着されたスプリングアー
ム23A,23Bが設けられている。
【0031】データのリード/ライトを行うヘッドが搭
載されたスライダ24A,24Bは、各スプリングアー
ム23A,23Bの先端部に取り付けられ、それぞれデ
ィスク21Aの下面,ディスク21Bの上面に対向して
いる。又、各スプリングアーム23A,23Bの先端部
には、スライダ支持面とは反対の面側に延出するように
フック部23m,23nが設けられている。このフック
部23m,23nは、図2に示すように、スプリングア
ーム23A,23Bの長手方向から見たとき、互いに背
中合わせの相手側のスプリングアーム23B,23Aの
フック部23n,23mと交差するまで延出している。
載されたスライダ24A,24Bは、各スプリングアー
ム23A,23Bの先端部に取り付けられ、それぞれデ
ィスク21Aの下面,ディスク21Bの上面に対向して
いる。又、各スプリングアーム23A,23Bの先端部
には、スライダ支持面とは反対の面側に延出するように
フック部23m,23nが設けられている。このフック
部23m,23nは、図2に示すように、スプリングア
ーム23A,23Bの長手方向から見たとき、互いに背
中合わせの相手側のスプリングアーム23B,23Aの
フック部23n,23mと交差するまで延出している。
【0032】本実施例では、スプリングアーム23A,
23Bだけでなく図示しないスプリングアームも、全て
同一形状をしている。このため、各スプリングアームの
形状は、図1及び図2が示しているように、スライダ支
持面とは反対の面を背中合わせに重ねた場合に、両者の
フック部同士が干渉しない形状に選ばれている。
23Bだけでなく図示しないスプリングアームも、全て
同一形状をしている。このため、各スプリングアームの
形状は、図1及び図2が示しているように、スライダ支
持面とは反対の面を背中合わせに重ねた場合に、両者の
フック部同士が干渉しない形状に選ばれている。
【0033】アンロード時にスプリングアーム23A,
23Bを案内するアンロード部材25は、ディスク21
A,21Bの外周部近傍に固定されており、その突出部
25a(中心)は、スプリングアーム23A,23Bの
長手方向から見たときに前記交差した両フック部23
m,23n間の高さに位置している。
23Bを案内するアンロード部材25は、ディスク21
A,21Bの外周部近傍に固定されており、その突出部
25a(中心)は、スプリングアーム23A,23Bの
長手方向から見たときに前記交差した両フック部23
m,23n間の高さに位置している。
【0034】これは、アンロード動作時に両フック部2
3m,23nを、突出部25aの傾斜面25m,25n
に摺接させ、隣り合う2枚のディスク21A,21B間
にある両ヘッドを各ディスク面から浮かせるためであ
る。従って、アンロード部材25の傾斜面25m,25
nは、ディスク21A,21Bの内周側に行くにつれて
厚さが漸次薄くなるように形成されている。
3m,23nを、突出部25aの傾斜面25m,25n
に摺接させ、隣り合う2枚のディスク21A,21B間
にある両ヘッドを各ディスク面から浮かせるためであ
る。従って、アンロード部材25の傾斜面25m,25
nは、ディスク21A,21Bの内周側に行くにつれて
厚さが漸次薄くなるように形成されている。
【0035】次の上記実施例の作動を説明する。ディス
ク21A,21Bが高速で回転している時は、回転に伴
う空気流をスライダ24A,24Bが受けるため、ヘッ
ドはディスク面より微小量浮上している。従って、アク
チュエータ22の揺動により、ヘッドをディスク21
A,21Bの目的のトラック上へ移動し、ディスク21
A,21Bに対してデータのリード/ライトを行うこと
ができる。
ク21A,21Bが高速で回転している時は、回転に伴
う空気流をスライダ24A,24Bが受けるため、ヘッ
ドはディスク面より微小量浮上している。従って、アク
チュエータ22の揺動により、ヘッドをディスク21
A,21Bの目的のトラック上へ移動し、ディスク21
A,21Bに対してデータのリード/ライトを行うこと
ができる。
【0036】磁気ディスク装置を停止する際には、アク
チュエータ22をアンロード部材25方向へ揺動させ
る。これにより、スプリングアーム23A,23Bのフ
ック部23m,23nがアンロード部材25の突出部2
5aに形成された傾斜面25m,25nに乗り上がり、
ヘッドがディスク面から浮いた状態になった後、アクチ
ュエータ22が停止しアンロード状態になる。この後、
ディスク1の回転も停止される。
チュエータ22をアンロード部材25方向へ揺動させ
る。これにより、スプリングアーム23A,23Bのフ
ック部23m,23nがアンロード部材25の突出部2
5aに形成された傾斜面25m,25nに乗り上がり、
ヘッドがディスク面から浮いた状態になった後、アクチ
ュエータ22が停止しアンロード状態になる。この後、
ディスク1の回転も停止される。
【0037】磁気ディスク装置の再起動時には、ディス
ク21A,21Bが再び高速で回転駆動された後、アク
チュエータ22がディスク21A,21Bの中心方向に
揺動される。これにより、スプリングアーム23A,2
3Bのフック部23m,23nとアンロード部材25の
傾斜面25m,25nとの係合が解かれ、ヘッドがディ
スク21A,21Bに対してデータのリード/ライトを
行えるようになる。
ク21A,21Bが再び高速で回転駆動された後、アク
チュエータ22がディスク21A,21Bの中心方向に
揺動される。これにより、スプリングアーム23A,2
3Bのフック部23m,23nとアンロード部材25の
傾斜面25m,25nとの係合が解かれ、ヘッドがディ
スク21A,21Bに対してデータのリード/ライトを
行えるようになる。
【0038】上記実施例では、スプリングアーム23
A,23Bのフック部23m,23nはスライダ支持面
とは反対の面側に延出しているため、アンロード部材2
5の突出部25aもディスク面から離れた位置にある。
従って、ディスク間隔等が狭くなりスライダ厚さが薄く
なっても、スプリングアーム23A,23Bのフック部
23m,23nとディスク面との隙間は十分確保でき、
アンロード部材25の突出部25aを薄くする必要はな
く、アンロード部材25が変形してディスクを損傷させ
る事態を避けることができる。又、アンロード部材25
の突出部25aが挿入配置される隙間を大きくとれるた
め、アンロード部材の加工公差も厳しくならずコストア
ップの虞はない。
A,23Bのフック部23m,23nはスライダ支持面
とは反対の面側に延出しているため、アンロード部材2
5の突出部25aもディスク面から離れた位置にある。
従って、ディスク間隔等が狭くなりスライダ厚さが薄く
なっても、スプリングアーム23A,23Bのフック部
23m,23nとディスク面との隙間は十分確保でき、
アンロード部材25の突出部25aを薄くする必要はな
く、アンロード部材25が変形してディスクを損傷させ
る事態を避けることができる。又、アンロード部材25
の突出部25aが挿入配置される隙間を大きくとれるた
め、アンロード部材の加工公差も厳しくならずコストア
ップの虞はない。
【0039】アンロード部材25の突出部25aが入り
込む空間は、組立時にクリップ部材が挿入される空間で
もある。従って、組立時のクリップ部材の挿入及び抜き
出しの際に、クリップ部材がディスク21A,21Bに
接触し、これを損傷させる危険性も激減する。又、クリ
ップ部材の板厚を薄くする必要はなく、クリップ部材が
組立時に変形してディスク21A,21Bに接触し、こ
れを損傷させることもない。
込む空間は、組立時にクリップ部材が挿入される空間で
もある。従って、組立時のクリップ部材の挿入及び抜き
出しの際に、クリップ部材がディスク21A,21Bに
接触し、これを損傷させる危険性も激減する。又、クリ
ップ部材の板厚を薄くする必要はなく、クリップ部材が
組立時に変形してディスク21A,21Bに接触し、こ
れを損傷させることもない。
【0040】又、二つのスプリングアーム23A,23
Bのフック部23m,23nにアンロード部材25の一
つの突出部25aが摺接して、隣り合う2枚のディスク
間にある両ヘッドを各ディスク面から浮かせるため、ア
ンロード部材25の突出部25aの本数を削減し、アン
ロード部材25の形状の単純化が図れ、アンロード部材
25の加工が容易になる。
Bのフック部23m,23nにアンロード部材25の一
つの突出部25aが摺接して、隣り合う2枚のディスク
間にある両ヘッドを各ディスク面から浮かせるため、ア
ンロード部材25の突出部25aの本数を削減し、アン
ロード部材25の形状の単純化が図れ、アンロード部材
25の加工が容易になる。
【0041】更に、この複数ディスクの装置の場合、ア
ンロード部材25の突出部25aがディスク面側に接近
しても、アンロード部材25の突出部25aが直接ディ
スク面に接触しない。このため、アンロード部材25を
クリップ部材として兼用することが可能であり、この場
合は、組立工数の削減が可能となる。例えば、次の手順
のようになる。
ンロード部材25の突出部25aがディスク面側に接近
しても、アンロード部材25の突出部25aが直接ディ
スク面に接触しない。このため、アンロード部材25を
クリップ部材として兼用することが可能であり、この場
合は、組立工数の削減が可能となる。例えば、次の手順
のようになる。
【0042】 スプリングアーム23A,23Bをア
ンロード部材25でもってディスク面から離れるように
拘束しておき、ディスク21A,21Bを回転させなが
ら、ヘッドをディスク21A,21B上に移動させる。
ンロード部材25でもってディスク面から離れるように
拘束しておき、ディスク21A,21Bを回転させなが
ら、ヘッドをディスク21A,21B上に移動させる。
【0043】 ヘッドが所定を位置に移動させると、
アンロード部材25をそのままハウジングのベースに固
定する。尚、スプリングアーム23A,23Bのフック
部23m,23nとアンロード部材25の突出部25a
とは、アンロード動作時にスプリングアーム23A,2
3Bがディスク面から離れるような形状であればどのよ
うなものでもよい。従って、アンロード動作時にスプリ
ングアーム23A,23Bがディスク面から離れるよう
に、スプリングアーム23A,23Bのフック部23
m,23nとアンロード部材25の突出部25aとの摺
接部の少なくとも一方の摺接部に、ディスク面に対して
傾斜した傾斜部を設ければよい。
アンロード部材25をそのままハウジングのベースに固
定する。尚、スプリングアーム23A,23Bのフック
部23m,23nとアンロード部材25の突出部25a
とは、アンロード動作時にスプリングアーム23A,2
3Bがディスク面から離れるような形状であればどのよ
うなものでもよい。従って、アンロード動作時にスプリ
ングアーム23A,23Bがディスク面から離れるよう
に、スプリングアーム23A,23Bのフック部23
m,23nとアンロード部材25の突出部25aとの摺
接部の少なくとも一方の摺接部に、ディスク面に対して
傾斜した傾斜部を設ければよい。
【0044】図3〜図5はそれぞれ上記実施例以外のス
プリングアームの形状を例示した斜視図である(図1及
び図2に対応する部分には同一符号を付した)。図3の
構成は、スプリングアーム23の側部にフック部23m
を形成したもの、図4の構成は、スプリングアーム23
の中間部にフック部23mを形成したものである。又、
図5の構成は、スプリングアーム23の側部に側方に張
り出すようにフック部23mを形成したものである。
プリングアームの形状を例示した斜視図である(図1及
び図2に対応する部分には同一符号を付した)。図3の
構成は、スプリングアーム23の側部にフック部23m
を形成したもの、図4の構成は、スプリングアーム23
の中間部にフック部23mを形成したものである。又、
図5の構成は、スプリングアーム23の側部に側方に張
り出すようにフック部23mを形成したものである。
【0045】図6は上記実施例以外のアンロード部材の
形状を例示した側面図である(図1及び図2に対応する
部分には同一符号を付した)。図6の構成は、スプリン
グアーム23A,23Bのフック部23m,23nとの
摺接面におけるディスクの外周側部分に、アンロード動
作時にスプリングアーム23A,23Bがディスク面に
近づくように傾斜された逆テーパ傾斜面25m’,25
n’を設け、アンロード状態に、装置外部からの衝撃を
受けてもスプリングアーム23A,23Bのフック部2
3m,23nがここから抜け出し難くしたものである。
形状を例示した側面図である(図1及び図2に対応する
部分には同一符号を付した)。図6の構成は、スプリン
グアーム23A,23Bのフック部23m,23nとの
摺接面におけるディスクの外周側部分に、アンロード動
作時にスプリングアーム23A,23Bがディスク面に
近づくように傾斜された逆テーパ傾斜面25m’,25
n’を設け、アンロード状態に、装置外部からの衝撃を
受けてもスプリングアーム23A,23Bのフック部2
3m,23nがここから抜け出し難くしたものである。
【0046】次に、アンロード機構を含めた磁気ディス
ク装置全体の構成に関する本発明の実施例を図7〜図1
0を用いて簡単に説明する。図7は磁気ヘッドを搭載し
たスライダを示す斜視図、図8は図7の磁気ヘッド付き
スライダを用いた磁気ディスク装置の平面図(カバーを
除いた状態)、図9は図8におけるA−A断面図、図1
0は図8中のスプリングアーム部分の斜視図である。
ク装置全体の構成に関する本発明の実施例を図7〜図1
0を用いて簡単に説明する。図7は磁気ヘッドを搭載し
たスライダを示す斜視図、図8は図7の磁気ヘッド付き
スライダを用いた磁気ディスク装置の平面図(カバーを
除いた状態)、図9は図8におけるA−A断面図、図1
0は図8中のスプリングアーム部分の斜視図である。
【0047】まず図5において、スライダ40のディス
クに対向する面には、該ディスクの回転によって生じる
空気流の方向に沿った浮上力発生用レール41,42が
設けられている。このレール41,42の浮上面の空気
流入側部分には、傾斜面41a,42aが形成されてい
る。そして、スライダ40におけるレール42の後端面
に、磁気ヘッド45が形成されている。
クに対向する面には、該ディスクの回転によって生じる
空気流の方向に沿った浮上力発生用レール41,42が
設けられている。このレール41,42の浮上面の空気
流入側部分には、傾斜面41a,42aが形成されてい
る。そして、スライダ40におけるレール42の後端面
に、磁気ヘッド45が形成されている。
【0048】図8及び図9において、ディスク(本実施
例では3枚)50は、ベースプレート51上に設けられ
たスピンドルモータ52によって回転駆動されるもので
ある。ベースプレート51上に回転可能に設けられたア
クチュエータ53の一方の回転端部には、ディスク面方
向に延出する複数のヘッドアーム部54が形成されてい
る。このヘッドアーム部54の回転端部には、スプリン
グアーム55が取り付けられ、更に、このスプリングア
ーム55の先端部(フレクシャー部)にスライダ40が
図示しない絶縁膜を介して傾動可能に取り付けられてい
る。一方、アクチュエータ53の他方の回転端部には、
コイル57が設けられている。
例では3枚)50は、ベースプレート51上に設けられ
たスピンドルモータ52によって回転駆動されるもので
ある。ベースプレート51上に回転可能に設けられたア
クチュエータ53の一方の回転端部には、ディスク面方
向に延出する複数のヘッドアーム部54が形成されてい
る。このヘッドアーム部54の回転端部には、スプリン
グアーム55が取り付けられ、更に、このスプリングア
ーム55の先端部(フレクシャー部)にスライダ40が
図示しない絶縁膜を介して傾動可能に取り付けられてい
る。一方、アクチュエータ53の他方の回転端部には、
コイル57が設けられている。
【0049】ここで、各スプリングアーム55の先端部
には、図10に示すように、スライダ支持面とは反対の
面側に延出するようにフック部55aが設けられてい
る。スプリングアーム55は、図1及び図2の場合と全
く同様な形状をしており、スライダ支持面とは反対の面
を背中合わせに重ねられた場合、フック部同士が干渉し
ない形状に選ばれている。又、アンロード時にスプリン
グアーム55を案内するアンロード部材47は、図1及
び図2の場合と全く同様な形状及び位置関係で、ディス
ク50の外周部近傍に固定されている。
には、図10に示すように、スライダ支持面とは反対の
面側に延出するようにフック部55aが設けられてい
る。スプリングアーム55は、図1及び図2の場合と全
く同様な形状をしており、スライダ支持面とは反対の面
を背中合わせに重ねられた場合、フック部同士が干渉し
ない形状に選ばれている。又、アンロード時にスプリン
グアーム55を案内するアンロード部材47は、図1及
び図2の場合と全く同様な形状及び位置関係で、ディス
ク50の外周部近傍に固定されている。
【0050】ベースプレート51上には、マグネット及
びヨークで構成された磁気回路58が設けられ、この磁
気回路58の磁気ギャップ内に、上記コイル57が配置
されている。そして、磁気回路58とコイル57とでム
ービングコイル型のリニアモータ(VCM:ボイスコイ
ルモータ)が構成されている。そして、これらベースプ
レート51の上部はカバー59で覆われている。
びヨークで構成された磁気回路58が設けられ、この磁
気回路58の磁気ギャップ内に、上記コイル57が配置
されている。そして、磁気回路58とコイル57とでム
ービングコイル型のリニアモータ(VCM:ボイスコイ
ルモータ)が構成されている。そして、これらベースプ
レート51の上部はカバー59で覆われている。
【0051】上記構成の磁気ディスク装置において、デ
ィスク50が停止している時には、スプリングアーム5
5のフック部55aが、アンロード部材47の突出部に
形成された傾斜面47aに乗り上がっており、ヘッドは
ディスク面から浮いた状態で、ディスク50の退避領域
上に停止している。
ィスク50が停止している時には、スプリングアーム5
5のフック部55aが、アンロード部材47の突出部に
形成された傾斜面47aに乗り上がっており、ヘッドは
ディスク面から浮いた状態で、ディスク50の退避領域
上に停止している。
【0052】ロード状態に戻すには、ディスク50をス
ピンドルモータ52によって回転させている状態でコイ
ル57に駆動電流を流し、アクチュエータ53をディス
ク50の内周側に揺動させればよい。これにより、ヘッ
ド(スライダ40)をディスク50の所望のトラック上
に移動させ、データのリード/ライトを行なうことがで
きる。
ピンドルモータ52によって回転させている状態でコイ
ル57に駆動電流を流し、アクチュエータ53をディス
ク50の内周側に揺動させればよい。これにより、ヘッ
ド(スライダ40)をディスク50の所望のトラック上
に移動させ、データのリード/ライトを行なうことがで
きる。
【0053】尚、上記実施例は複数のディスクを使用し
たディスク装置であったが、本発明はこれに限ることな
く、一枚のディスクを使用したディスク装置にも適用可
能である。
たディスク装置であったが、本発明はこれに限ることな
く、一枚のディスクを使用したディスク装置にも適用可
能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スプリングアームのフック部がスライダ支持面とは反対
の面側に延出しているため、アンロード部材の突出部も
ディスク面から離れた位置にある。従って、ディスク間
隔等が狭くなりスライダ厚さが薄くなっても、スプリン
グアームのフック部とディスク面との隙間は十分確保で
き、アンロード部材の突出部を薄くする必要はなく、ア
ンロード部材が変形してディスクを損傷させる事態を避
けることができる。即ち、薄型化に対応できる。又、ア
ンロード部材の突出部が挿入配置される隙間を大きくと
れるため、アンロード部材の加工公差も厳しくならずコ
ストアップの虞はない。
スプリングアームのフック部がスライダ支持面とは反対
の面側に延出しているため、アンロード部材の突出部も
ディスク面から離れた位置にある。従って、ディスク間
隔等が狭くなりスライダ厚さが薄くなっても、スプリン
グアームのフック部とディスク面との隙間は十分確保で
き、アンロード部材の突出部を薄くする必要はなく、ア
ンロード部材が変形してディスクを損傷させる事態を避
けることができる。即ち、薄型化に対応できる。又、ア
ンロード部材の突出部が挿入配置される隙間を大きくと
れるため、アンロード部材の加工公差も厳しくならずコ
ストアップの虞はない。
【0055】アンロード部材の突出部が入り込む空間
は、組立時にクリップ部材が挿入される空間でもある。
従って、組立時のクリップ部材を用いる場合、その挿入
及び抜き出しの際に、クリップ部材がディスクに接触
し、ディスクを損傷させる危険性が激減する。又、クリ
ップ部材の板厚を薄くする必要はなく、クリップ部材が
組立時に変形してディスクに接触し、ディスクを損傷さ
せることもない。
は、組立時にクリップ部材が挿入される空間でもある。
従って、組立時のクリップ部材を用いる場合、その挿入
及び抜き出しの際に、クリップ部材がディスクに接触
し、ディスクを損傷させる危険性が激減する。又、クリ
ップ部材の板厚を薄くする必要はなく、クリップ部材が
組立時に変形してディスクに接触し、ディスクを損傷さ
せることもない。
【0056】又、一定の間隔をおいて積層された状態で
回転駆動される複数枚のディスクを用いたディスク装置
において、隣り合う2枚のディスク間に背中合わせに配
置されるスプリングアームとして、スライダ支持面とは
反対の面側にフック部が形成され、該フック部が、スプ
リングアームの長手方向から見たときに互いに背中合わ
せの相手側のスプリングアームのフック部と交差するま
で延出しているものを用いた場合は、アンロード動作時
に、両フック部にアンロード部材の一つの突出部が摺接
して、隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを各デ
ィスク面から浮かせている。このため、アンロード部材
の突出部の本数を削減し、アンロード部材の形状の単純
化が図れ、アンロード部材の加工が容易になる。
回転駆動される複数枚のディスクを用いたディスク装置
において、隣り合う2枚のディスク間に背中合わせに配
置されるスプリングアームとして、スライダ支持面とは
反対の面側にフック部が形成され、該フック部が、スプ
リングアームの長手方向から見たときに互いに背中合わ
せの相手側のスプリングアームのフック部と交差するま
で延出しているものを用いた場合は、アンロード動作時
に、両フック部にアンロード部材の一つの突出部が摺接
して、隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを各デ
ィスク面から浮かせている。このため、アンロード部材
の突出部の本数を削減し、アンロード部材の形状の単純
化が図れ、アンロード部材の加工が容易になる。
【0057】しかも、この複数ディスクの装置の場合、
アンロード部材の突出部がディスク面側に接近しても、
アンロード部材の突出部が直接ディスク面に接触しない
ため、アンロード部材をクリップ部材として兼用するこ
とが可能であり、この場合は、組立工数の削減が可能と
なる。
アンロード部材の突出部がディスク面側に接近しても、
アンロード部材の突出部が直接ディスク面に接触しない
ため、アンロード部材をクリップ部材として兼用するこ
とが可能であり、この場合は、組立工数の削減が可能と
なる。
【0058】アンロード部材として、スプリングアーム
のフック部に摺接する摺接面を有するものを用い、該摺
接面におけるディスクの外周側部分に、アンロード動作
時にスプリングアームがディスク面に近づくように傾斜
された逆テーパ傾斜面を設けると、装置外部からの衝撃
を受けてもスプリングアームのフック部がここから抜け
出し難くなり、耐衝撃性を向上させることができる。
のフック部に摺接する摺接面を有するものを用い、該摺
接面におけるディスクの外周側部分に、アンロード動作
時にスプリングアームがディスク面に近づくように傾斜
された逆テーパ傾斜面を設けると、装置外部からの衝撃
を受けてもスプリングアームのフック部がここから抜け
出し難くなり、耐衝撃性を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例におけるアンロード機構部分
及びその周辺の構成を示す斜視図である。
及びその周辺の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の矢印B方向から見た図である。
【図3】他のスプリングアームの形状を例示した斜視図
である。
である。
【図4】他のスプリングアームの形状を例示した斜視図
である。
である。
【図5】他のスプリングアームの形状を例示した斜視図
である。
である。
【図6】他のアンロード部材の形状を例示した側面図で
ある。
ある。
【図7】磁気ヘッドを搭載したスライダを示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】図7の磁気ヘッド付きスライダを用いた磁気デ
ィスク装置の平面図である。
ィスク装置の平面図である。
【図9】図8におけるA−A断面図である。
【図10】図8中のスプリングアーム部分の斜視図であ
る。
る。
【図11】従来の磁気ディスク装置の構成図である。
【図12】従来の磁気ディスク装置の構成図である。
21A,21B,50:ディスク 22:アクチュエータ 23A,23B,55:スプリングアーム 23m,23n,55a:フック部 24A,24B,40:スライダ 25,47:アンロード部材 25a:突出部 25m,25n,47a:傾斜面
Claims (5)
- 【請求項1】 回転駆動されるディスクと、該ディスク
に対してデータのリード/ライトを行うヘッドが搭載さ
れたスライダと、該スライダが先端部に取り付けられた
スプリングアームと、該スプリングアームの基端部が固
着され、前記ヘッドが前記ディスクのトラックを横切る
ように前記スプリングアームを揺動する回転型のアクチ
ュエータとを備えたディスク装置において、 前記スプリングアームとして、スライダ支持面とは反対
の面側に延出するようにフック部が形成されたものを用
いると共に、 アンロード動作時に前記フック部の前記スライダ側部分
に突出部が摺接して、前記ヘッドをディスク面から浮か
せるように、前記スプリングアームを案内するアンロー
ド部材を設けたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項2】 一定の間隔をおいて積層された状態で回
転駆動される複数枚のディスクと、前記ディスクに対し
てデータのリード/ライトを行うヘッドが搭載されたス
ライダと、前記スライダが先端部に取り付けられたスプ
リングアームと、前記スプリングアームの基端部が固着
され、前記ヘッドが前記ディスクのトラックを横切るよ
うに前記スプリングアームを揺動する回転型のアクチュ
エータとを備えたディスク装置において、 隣り合う2枚のディスク間に背中合わせに配置される前
記スプリングアームとして、スライダ支持面とは反対の
面側にフック部が形成され、該フック部が、前記スプリ
ングアームの長手方向から見たときに互いに背中合わせ
の相手側のスプリングアームのフック部と交差するまで
延出しているものを用いると共に、 前記スプリングアームの長手方向から見たときに前記交
差した両フック部間の高さに突出部が位置し、アンロー
ド動作時に前記交差した両フック部に前記突出部が摺接
して、前記隣り合う2枚のディスク間にある両ヘッドを
各ディスク面から浮かせるように、両スプリングアーム
を案内するアンロード部材を設けたことを特徴とするデ
ィスク装置。 - 【請求項3】 前記スプリングアームとして全て同一形
状のものを用い、各スプリングアームの形状は、同一形
状のスプリングアームをスライダ支持面とは反対の面を
背中合わせに重ねた場合に、両者のフック部同士が干渉
しない形状であることを特徴とする請求項1又は2に記
載のディスク装置。 - 【請求項4】 アンロード動作時に前記スプリングアー
ムがディスク面から離れるように、前記スプリングアー
ムのフック部と前記アンロード部材との摺接部の少なく
とも一方の摺接部に、ディスク面に対して傾斜した傾斜
部を設けたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記
載のディスク装置。 - 【請求項5】 前記アンロード部材として、前記スプリ
ングアームのフック部に摺接する摺接面を有するものを
用い、該摺接面における前記ディスクの内周側部分に
は、アンロード動作時に前記スプリングアームがディス
ク面から離れるような第1の傾斜面が構成され、前記摺
接面における前記ディスクの外周側部分には、アンロー
ド動作時に前記スプリングアームがディスク面に近づく
ように傾斜され、ここでの摺動による前記スプリングア
ームの移動距離は前記第1の傾斜面での移動距離よりも
小さい第2の傾斜面が形成されていることを特徴とする
請求項1又は2又は3に記載のディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32814294A JPH08180627A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32814294A JPH08180627A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180627A true JPH08180627A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18206971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32814294A Withdrawn JPH08180627A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08180627A (ja) |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32814294A patent/JPH08180627A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |