JPH08179736A - 液晶表示装置と液晶表示素子の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置と液晶表示素子の駆動方法

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JPH08179736A
JPH08179736A JP33670394A JP33670394A JPH08179736A JP H08179736 A JPH08179736 A JP H08179736A JP 33670394 A JP33670394 A JP 33670394A JP 33670394 A JP33670394 A JP 33670394A JP H08179736 A JPH08179736 A JP H08179736A
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JP
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voltage
liquid crystal
crystal display
color
data
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Application number
JP33670394A
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English (en)
Inventor
Hisashi Aoki
久 青木
Soichi Sato
宗一 佐藤
Toshiro Takei
寿郎 武井
Tetsushi Yoshida
哲志 吉田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られた印加電圧を用いて映像信号に忠実な
多色画像を安定的に表示することができる液晶表示装置
を提供することである。 【構成】 RGB各色の輝度データを対応する色を表示
するための印加電圧を表すデータに変換し、このデータ
と誤差メモリ102に記憶された誤差データをそれぞれ
アダー101で加算する。丸め器103は予め設定され
た8種類の電圧の中から加算結果に最も近いものを選択
して液晶表示素子の対応画素に印加し、さらに、加算値
と選択した電圧の差を次フレームの同一画素の誤差デー
タとして誤差メモリ102にセットする。液晶表示素子
は応答速度が遅く、複数フレームに印加された電圧の平
均値に対応する色を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印加電圧に応じた色
を表示する液晶表示素子を用いたカラー液晶表示装置及
び液晶表示素子の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカラー表示装置は、赤、緑、青の
三原色による加色混合により任意の表示色を得るもので
あり、赤、緑、青の三原色に対応するドットを備え、
赤、緑、青のドットの輝度を独立して制御することによ
り任意の色を表示する。このため、カラー表示装置を備
えたテレビジョンセット、パソコン等は、赤、緑、青の
3つの輝度データ(画像データ)をカラー表示装置に供
給し、各色のドットの輝度を制御することにより、赤、
緑、青の3つのドットから構成される1つの画素単位ご
とに所望の色を表示している。
【0003】カラー液晶表示素子においても同様に、三
原色のカラーフィルターに対応する3つのドットから1
つの画素を形成するように電極が配列され、各ドットを
透過する光の強さをそれぞれ独立して制御することによ
り前記3つのドットからなる1画素の表示色を選択する
ように駆動されている。
【0004】三原色カラーフィルターを備えた液晶表示
装置は、各色のフィルタごとにそのカラーフィルタの色
以外の光を吸収しているので、光の透過率が低い。この
ため背面に強力な光源を配置した透過型の液晶表示装置
としてテレビジョンセット、パソコン等に採用されてい
る。しかし、カラー液晶表示素子はカラーフィルターに
よる光吸収が大きいため、背面からの照明を必要としな
い反射型のカラー液晶表示装置を得ることが出来ない。
【0005】カラーフィルターを用いることなく、複数
色のカラー表示が可能な液晶表示素子として、複屈折制
御方式のものが知られている。複屈折制御方式の液晶表
示素子は、配向処理が施された一対の基板間に液晶を封
入した液晶セルと、この液晶セルを挟むように配置され
た2枚の偏光板とから構成され、電場を印加して液晶の
分子配列を変えさせることにより液晶層の複屈折効果を
変化させて、透過光の偏光状態を制御し、この偏光状態
の変化により液晶セルを透過する光のスペクトル分布を
変えて所望の色を表示させる。
【0006】複屈折制御方式の液晶表示素子は、カラー
フィルターを使用することなくカラー表示ができ、カラ
ーフィルターによる光吸収がなく、表示が明るい。従っ
て、反射型のカラー液晶表示装置が実現可能であり、ま
た、液晶表示素子の構造が単純であるという利点を有し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の複
屈折制御方式の液晶表示装置は、その表示できる色が印
加電圧に依存しており、表示できる色の種類は印加電圧
の数に限られている。このため、表示したい色と表示さ
れた色の間に誤差が生ずるとるという問題があった。ま
た、印加電圧の数を増加すると、消費電力が大きくなっ
てしまう。また、電圧を制御して表示可能な色でも、そ
の色を表示できる印加電圧の範囲が狭く、或いは、配向
が安定しないため、その色を安定して表示できない場合
があるという問題がある。
【0008】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、表示したい色及び画像に忠実な色及び画像を表示で
きる液晶表示装置及び液晶表示素子の駆動方法を提供す
ることを目的とする。また、この発明は、表示したい色
を安定的に表示することができる液晶表示装置及び液晶
表示素子の駆動方法を提供することを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる液晶表示装置は、マトリクス状に
配置された複数の画素を有し、画素単位で印加電圧に応
じた複数の色を表示する液晶表示素子と、前記液晶表示
素子の各画素の表示色を定義する画像データを供給する
画像データ供給手段と、前記画像データを、該画像デー
タが指示する色を表示するための電圧を示す電圧データ
に変換する色電圧変換手段と、誤差データを格納する誤
差記憶手段と、前記電圧データと前記誤差データを加算
し、加算データを出力する加算手段と、予め定めた所定
数の電圧の中から、前記加算データが指示する値に近接
する値を有する電圧を選択して前記液晶表示素子の該当
画素に印加する印加手段と、前記加算データと前記印加
電圧の値の差を誤差データとして前記誤差記憶手段に格
納する手段を有し、前記液晶表示素子の各画素は、複数
フレームに印加された電圧の平均値に対応する色を表示
する、ことを特徴とする。
【0010】また、この発明にかかる液晶表示素子の駆
動方法は、マトリクス状に配置された複数の画素を有
し、画素単位で印加電圧に応じた複数の色を表示する液
晶表示素子の駆動方法において、平均値が画像データが
指示する色を表示する電圧となるように、前記液晶表示
素子の配向変化に要する時間よりも短い時間ずつ、複数
の電圧を前記液晶表示素子の各画素に印加する、ことを
特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、液晶表示素子は、各
フレームごとに印加される個々の印加電圧により指示さ
れる色ではなく、印加電圧の平均値に相当する色を表示
する。従って、印加電圧の種類よりも多くの色を表示で
きる。また、この発明の液晶表示装置は、複数のフレー
ムにわたって異なる電圧が印加されているので、液晶分
子は印加電圧の変化に応じてわずかにその配向状態が変
動する。この変動により、液晶素子の表示色も変化して
いる。従って、視覚的な表示色は変化する色の平均的な
色相として知覚され、前記個々の印加電圧の変化による
色相の変化による影響は少ない。よって、印加電圧の変
動に対する表示色の変化が少ない。このため、この駆動
方法によれば、単一の電圧を印加しただけでは表示しに
くい色を安定的に表示することが可能となる。また、フ
レーム間で誤差を拡散することにより、本来表示したい
画像により近い画像を表示できる。
【0012】
【実施例】以下、このような動作を可能とする複屈折制
御方式の液晶表示装置の一実施例を図面を参照して説明
する。図1に示すように、この液晶表示装置は、駆動回
路11と液晶表示素子21とより構成される。
【0013】液晶表示素子21は、複屈折制御方式のア
クティブマトリクス液晶表示パネル31と、列ドライバ
33と、行ドライバ35から構成される。
【0014】図1、図2に示すように、液晶表示パネル
31を構成する一対の透明基板41、51の下方基板4
1には、画素電極43と画素電極43にソースが接続さ
れたTFT45とがマトリクス状に配列されている。さ
らに、下方基板41には、行方向にゲートライン(走査
ライン)47が配線され、ゲートライン47は対応する
行のTFT45のゲート電極に接続されている。また、
列方向には、データライン(色信号ライン)49が配線
され、対応する列のTFT45のドレインに接続されて
いる。さらに、下方基板41には、画素電極43及びT
FT45上に所定の配向処理が施された配向膜60が設
けられ、さらに、その裏面側には、偏光板53とこの偏
光板53の裏面側にアルミニウム等の金属からなる反射
板55とが設けられている。
【0015】図2に示すように、上方基板51の下方基
板41と対向する面には、各画素電極43に対向する透
明な対向電極58が形成されている。対向電極58の上
には、所定の配向処理が施された配向膜59が設けられ
ている。上方基板51の上方面側には位相差板52が設
けられ、位相差板52の上方面側には偏光板54が設け
られている。両基板41、51は、図示しない枠状のシ
ール材を介して接合されている。両基板41、51間に
は、例えば、誘電異方性が正のネマティック液晶56が
配向膜59、60によりツイスト配向されて封入されて
いる。
【0016】上方基板51の配向膜59に隣接する液晶
分子の配向方向は、下方基板41の配向膜60に隣接す
る液晶分子の配向方向に対し180°〜270°ずれて
おり、液晶分子は両基板41、51間において180°
〜270°のツイスト角でツイスト配向されており、い
わゆる、STN型の液晶表示素子である。また、位相差
板52、偏光板53、54の光学軸は下方基板41上の
液晶分子の配向方向を基準として設定されている。
【0017】液晶表示パネル31は、上方偏光板54側
から入射する光が、反射板55で反射されて表示する反
射型である。入射光は、上方偏光板54、位相差板5
2、液晶56及び下方偏光板53を順次通り、反射板5
5で反射され、この反射光が下方偏光板53、液晶5
6、位相差板52及び上方偏光板54を順次通って出射
する。
【0018】上方偏光板54を通って偏光された直線偏
光が位相差板52を通る過程でその複屈折効果により各
波長光ごとに異なる楕円偏光となり、この楕円偏光が液
晶56を通る過程でその複屈折効果によりさらに偏光状
態が変えられて下方偏光板53に出射され、各波長光の
下方偏光板53の透過軸方向の偏光成分のみが透過し、
反射板55で反射される。
【0019】この反射光は下方偏光板53、液晶56、
及び、位相差板52を順次通る過程で複屈折効果により
偏光状態が再び変化させられ、再び上方偏光板54に入
射する。上方偏光板54に入射した光は、その透過軸方
向の偏光成分のみが透過し、透過した偏光成分を持つ波
長光に応じて着色される。液晶56の複屈折効果は、液
晶56に印加される電圧に応じて変化し、その複屈折効
果の違いに応じて、出射する光のスペクトル分布が異な
る。即ち、液晶表示パネル31からの出射光は、液晶5
6に印加される電圧に応じて、複数の色に着色される。
【0020】列ドライバ33はサンプルホールド回路を
備え、駆動回路11から供給された信号(後述する書き
込み電圧V0〜V7)をサンプリングし、1走査ライン
分の信号をサンプルすると、サンプルした各信号を対応
するデータライン49に供給する。
【0021】行ドライバ35は、ゲートライン47に順
次ゲートパルスを印加する。ゲートパルスが印加された
ゲートライン47に接続されたTFT45はオンし、オ
ンしたTFT45に接続されている画素電極43にデー
タライン49の電圧が印加される。
【0022】行ドライバ35は、データライン49に印
加されている書き込み電圧が切り替わる直前にゲートパ
ルスをオフする。すると、TFT45がオフし、画素電
極43と対向電極58とその間の液晶56により形成さ
れる画素容量に、それまで印加されていた電圧が保持さ
れる。
【0023】印加電圧と表示色の関係の例を図5に示
す。この特性曲線上の色は印加電圧を制御することによ
り表示可能である。しかし、実際には、その色を表現で
きる電圧範囲が狭いため電源電圧の変動により色が変化
したり、温度変化により表示色が変化する等の問題が発
生する場合がある。そこで、この実施例では、液晶56
に印加する電圧を特定の8色(基準色)を安定的に表示
する電圧(書き込み電圧)V0〜V7のみとする。他の
色はこれらの電圧を連続的に印加することにより、それ
らの平均値で表現する。書き込み電圧
【0024】このような駆動を可能とするため、駆動回
路11は、変換回路13と、電圧データ生成回路15
と、マルチプレクサ17と、電圧生成回路19と、から
構成される。
【0025】変換回路13は、Y/C分離回路、A/D
変換器等を備え、外部から供給されるアナログ映像信
号、例えば、NTSC方式のアナログTV信号を各画素
の輝度を示すRGBそれぞれ2ビットの輝度(画像)デ
ータに変換して出力する。
【0026】電圧データ生成回路15は、図3に示すよ
うに、色電圧変換テーブル100と、アダー101と、
メモリー102と、丸め器103と、から構成される。
色電圧変換テーブル100は、図4に示すように、RG
Bそれぞれ2ビットの輝度信号で示されるアドレス位置
に、アドレスに等しいRGB輝度データにより定義され
る色を表示するために液晶56に印加すべき電圧値を示
す6ビットの電圧データを記憶する。
【0027】アダー101は色電圧変換テーブル100
から供給された6ビットの電圧データと誤差メモリ10
2から読み出された6ビットの誤差データを加算し、7
ビットのデータとして出力する。誤差メモリ102は1
フレーム分の誤差データを記憶する容量を有し、液晶表
示パネル31の各画素に印加すべき電圧と実際に印加し
た電圧との誤差を記憶する。
【0028】丸め器103は、書き込み電圧V0〜V7
のうちのアダー101の7ビットの出力データにより示
される電圧に最も近い電圧を選択するための電圧データ
を出力する。即ち、書き込み電圧V0〜V7は、6ビッ
トの2進数「000000」、「001000」、「0
10000」、・・・、「110000」、「11100
0」で表される等間隔の電圧差を有する電圧値を有し、
丸め器103は、8段階の電圧V0〜V7のうちからア
ダー101から出力される7ビットの出力データに最も
近い電圧値を有するものを選択するためのデータを出力
する。さらに、丸め器103は、アダー101の出力デ
ータと選択した電圧の値を示すデータとの差を、次のフ
レームの同一画素用の誤差データとして誤差メモリ10
2に格納する。
【0029】この実施例の液晶表示素子21には、印加
電圧に応じた所定の表示色を表示するまでの時間で表さ
れる応答速度が比較的遅い液晶56が用いられており、
液晶56に電圧を印加した後、液晶56がその印加電圧
に応じた配向状態になるまでに要する時間は、映像信号
の2フレーム程度の時間(30m秒)を要する。即ち、
この実施例の液晶表示素子21の応答時間は映像信号の
1フレームより長い。
【0030】次に、図1〜図4に示す構成の液晶表示装
置の動作を説明する。変換回路13は外部から供給され
た映像信号をR、G、Bそれぞれ2ビットの輝度データ
に変換し、電圧データ生成回路15に供給する。
【0031】ここで、例えば、ある画素のRGB輝度デ
ータで指示される色を表示するために必要な電圧が「0
11100」であり、誤差メモリ102に記憶された該
当画素の誤差データが「000000」であり、書き込
み電圧V3の電圧値が「011000」に相当し、書き
込み電圧V4の電圧値が「100000」に相当する場
合を例にとって説明する。この場合、第1フレームで、
アダー100は「011100+000000」を計算
し、加算値「0011100」を出力する。丸め器10
3は加算値に最も近い電圧値「011000」を有する
書き込み電圧V3を選択する電圧データを出力する。さ
らに、丸め器103は、アダー100の出力データと選
択した電圧V3の電圧値のデータの差「0011100
−011000」=「000100」を計算し、誤差メ
モリ102に格納する。
【0032】マルチプレクサ17は、電圧データ生成回
路15から供給される電圧データに従って、書き込み電
圧V3を選択して列ドライバ33に供給する。列ドライ
バ33は1走査ライン分の書き込み電圧をサンプリング
すると、サンプリングした各書き込み電圧をデータライ
ン49に供給する。行ドライバ35は選択行のゲートラ
イン47にゲートパルスを印加してTFT45をオンさ
せ、オンしたTFT45を介して画素電極43に対応す
る書き込み電圧を印加する。ゲートパルスがオフする
と、TFT45がオフし、画素電極43と対向電極58
とその間の液晶56により形成される各容量(画素容
量)に、対応する書き込み電圧が保持される。従って、
前述の画素の画素容量には書き込み電圧V3が保持され
る。
【0033】次のフレームの映像データのRGB輝度デ
ータが変化しない場合、次のフレームでは、アダー10
1は映像データ「011100」と誤差データ「000
100」を加算し、加算値「0100000」を出力す
る。丸め器103は、加算値に最も近い電圧値「100
000」を有する電圧V4を選択する電圧データを出力
し、さらに、次のフレームの同一画素用の誤差データと
して「0100000」−「1000000」=「00
0000」を誤差メモリ102に格納する。マルチプレ
クサ17は、電圧データに従って、書き込み電圧V4を
選択し、対応する画素には書き込み電圧V4が印加され
る。
【0034】このようにして、その画素には、RGB輝
度データが変更されるまで、書き込み電圧V3とV4が
交互に印加される。前述のように、液晶56の配向速度
は遅く、2フレーム以上の期間が必要である。このた
め、液晶表示素子21の該当画素は、書き込み電圧V3
とV4の平均値が印加された場合とほぼ同様の色を表示
する。
【0035】同様に、ある画素のRGB輝度データで指
示される色を表示するために必要な電圧が「01101
0」であり、誤差メモリ102に記憶された該当画素の
誤差データが「000000」である場合には、対応画
素には、V3→V3→V3→V4→V3・・・・・・の順で書
き込み電圧が印加される。このため、対応画素は電圧
(3・V3+V4)/4が印加された時とほぼ同様の色
を表示する。
【0036】なお、RGB輝度データが指示する色が電
圧V3に対応するときは、連続的に電圧V3を印加する
ことにより、その色を表示可能である。
【0037】以上説明したように、この実施例によれ
ば、映像信号のフレーム期間よりも液晶56の配向に要
する時間が十分に長い複屈折制御方式の液晶表示素子2
1を用いる。そして、各画素に印加する電圧を8種類に
限定し、複数フレームの印加電圧の平均値に相当する色
を表示する。従って、単純に単一の電圧を印加しただけ
では安定的に表示できない色でも安定して表示でき、ま
た、書き込み電圧の種類を抑えることができる。さら
に、RGB階調データと実際に表示された画像の差を誤
差データとして次のフレームの表示内容に反映させる。
このため、映像信号により指示される画像と実際に表示
される画像の差を低減できる。
【0038】上記実施例においては、液晶表示素子21
の各画素に印加する電圧をV0〜V7の8種類とした
が、印加電圧の種類は多くても少なくてもよい。また、
書き込み電圧の間隔は等間隔である必要はなく、間隔が
異なっていてもよい。また、その電圧が例えば、「01
1110」、「011010」等の下位3ビットが「0
00」以外の値でもよい。書き込み電圧を複数の色
(赤、黄色、緑、青、黒、白等)を表示しうる電圧と
し、これらの色はその電圧を繰り返し印可することによ
り表示し、他の色は印加電圧の平均電圧により発色させ
るようにしてもよい。
【0039】上記実施例では、電圧生成回路19で生成
した書き込み電圧をマルチプレクサ17で選択して、列
ドライバ33に供給したが、電圧データ生成回路15の
出力する電圧データをD/A変換器によりD/A変換し
て、アナログ電圧を得てもよい。図3に示す電圧データ
生成回路15の構成も一例にすぎず、任意に変更可能で
ある。例えば、同一の機能をDSP(ディジタルシグナ
ルプロセッサ)で構成してもよい。
【0040】上記実施例において採用した各データのビ
ット数及びその値はは例示であり、任意に変更してもよ
い。上記実施例では、映像信号としてNTSC方式のT
V信号を使用する例を示したが、例えば、パーソナルコ
ンピュータから供給されるアナログRGB輝度信号をA
/D変換して電圧データ生成回路15に供給してもよ
い。その他、信号の種類は任意である。
【0041】上記実施例における液晶表示素子は、液晶
セル内に誘電異方性が正のネマティック液晶をツイスト
配向させて用いた。しかし、この発明は、液晶分子をホ
メオトロピック配列させたセルを用いる垂直分子配列
(DAP)型、液晶分子をねじれのないホモジニアス状
態に配列させたセルを用いる平行分子配列(ホモジニア
ス)型、液晶分子の配列が一方の基板面で垂直、他方の
基板面で平行、そして両基板間でその配列が連続的に変
化しているハイブリッド分子配列させたセルを用いるハ
イブリッド分子配列(HAN)型、あるいは、液晶分子
が電圧に応じてスプレイ配向とベンド配向との間で変化
する液晶層を有するセルを用いる液晶配列モード型等の
種々の表示素子に適用可能である。また、上記実施例で
は、位相差板を用いたが、液晶分子の配列によっては、
適宜除いてもよい。また、この発明は、反射型に限ら
ず、透過型の液晶表示素子にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、印加電圧に応じて任
意の色を画素単位で表示可能な液晶表示素子において、
印加電圧の種類を抑え、しかも、印加電圧の数以上の色
を表示することができる。また、映像信号と印加電圧と
の誤差を次フレームの印加電圧に反映しているので、映
像信号に忠実な画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる液晶表示装置の回
路図である。
【図2】液晶表示パネルの断面図である。
【図3】図1に示す電圧データ生成回路の構成例を示す
回路図である。
【図4】図3に示す色電圧変換テーブルの構成例を示す
図である。
【図5】印加電圧と表示色の関係を示すRGB色度図で
ある。
【符号の説明】
11・・・駆動回路、13・・・変換回路、15・・・電圧デー
タ生成回路、17・・・マルチプレクサ、19・・・電圧生成
回路、21・・・液晶表示素子、31・・・液晶表示パネル、
33・・・列ドライバ、35・・・行ドライバ、41・・・基
板、43・・・画素電極、45・・・薄膜トランジスタ(TF
T)、47・・・ゲートライン、49・・・データライン、5
1・・・基板、52・・・位相差板、53・・・偏光板、54・・・
偏光板、55・・・反射板、56・・・液晶、58・・・対向電
極、59・・・配向膜、60・・・配向膜、100・・・色電圧
変換テーブル、101・・・アダー、102・・・誤差メモリ
ー、103・・・丸め器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 哲志 東京都八王子市石川町2951番地の5 カシ オ計算機株式会社八王子研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配置された複数の画素を有
    し、画素単位で印加電圧に応じた複数の色を表示する液
    晶表示素子と、 前記液晶表示素子の各画素の表示色を定義する画像デー
    タを供給する画像データ供給手段と、 前記画像データを、該画像データが指示する色を表示す
    るための電圧を示す電圧データに変換する色電圧変換手
    段と、 誤差データを格納する誤差記憶手段と、 前記電圧データと前記誤差データを加算し、加算データ
    を出力する加算手段と、 予め定めた所定数の電圧の中から、前記加算データが指
    示する値に近接する値を有する電圧を選択して前記液晶
    表示素子の該当画素に印加する印加手段と、 前記加算データと前記印加電圧の値の差を誤差データと
    して前記誤差記憶手段に格納する手段を有し、 前記液晶表示素子の各画素は、複数フレームに印加され
    た電圧の平均値に対応する色を表示する、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記印加手段は、あらかじめ定められた数
    の所定の色に対応する所定数の電圧のいずれかを複数フ
    レームに連続的に対応する画素に印加することにより前
    記所定の色を表示させ、前記所定数の電圧の複数を複数
    フレームに連続的に印加することにより前記所定の色以
    外の色を表示させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】マトリクス状に配置された複数の画素を有
    し、画素単位で印加電圧に応じた複数の色を表示する液
    晶表示素子と、 前記液晶表示素子の各画素の表示色を定義する画像デー
    タを供給する供給手段と、 前記画像データを電圧データに変換する色電圧変換手段
    と、 前記電圧データに対応する電圧を前記液晶表示素子に印
    加する手段と、を備え、 前記液晶表示素子は、複数フレームに印加された電圧の
    平均値に対応する色を表示する、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】マトリクス状に配置された複数の画素を有
    し、画素単位で印加電圧に応じた複数の色を表示する液
    晶表示素子の駆動方法において、 複数の電圧を、それらの平均値が画像データが指示する
    色を表示する電圧となるように、前記液晶表示素子の配
    向変化に要する時間よりも短い時間ずつ、前記液晶表示
    素子の各画素に印加する、 ことを特徴とする液晶表示素子の駆動方法。
  5. 【請求項5】画像データが指示する色を表示する為に各
    画素に印加すべき電圧を求めるステップと、 前記印加すべき電圧と予め設定された誤差電圧との加算
    値を求めるステップと、 予め定められた複数の電圧の中から前記加算値に近接す
    る電圧を対応する画素に印加すると共に前記加算値と前
    記近接する電圧との差を対応する画素の新たな誤差電圧
    として設定するステップと、 を含むことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示素子
    の駆動方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016513821A (ja) * 2013-03-14 2016-05-16 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 高次元反射ディスプレイを使用したスペクトル色再生
JP2017534914A (ja) * 2014-10-22 2017-11-24 スナップトラック・インコーポレーテッド ハイブリッドスカラー/ベクトルディザリングディスプレイ方法および装置

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