JPH08178135A - 配管の支持構造 - Google Patents
配管の支持構造Info
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- JPH08178135A JPH08178135A JP6323427A JP32342794A JPH08178135A JP H08178135 A JPH08178135 A JP H08178135A JP 6323427 A JP6323427 A JP 6323427A JP 32342794 A JP32342794 A JP 32342794A JP H08178135 A JPH08178135 A JP H08178135A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/16—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 連結した配管を縁切りした際に双方の配管の
軸線がずれた場合でも、配管を再度連結する際の作業を
容易に行ない得る配管の支持構造を提供する。 【構成】 支持部材10に対して、支持部材10の上面
に位置して配管1の端部を支持するシュー12と、支持
部材10とシュー12との間に介装され、自身が上昇下
降自在とされるとともにその上面でシュー12を摺動自
在とさせるシュー摺動用プレート11と、シュー摺動用
プレート11を鉛直方向に移動させるための上下移動機
構13と、シュー摺動用プレート11に対してシュー1
2を左右方向に摺動させるための左右摺動機構14が設
けられている。
軸線がずれた場合でも、配管を再度連結する際の作業を
容易に行ない得る配管の支持構造を提供する。 【構成】 支持部材10に対して、支持部材10の上面
に位置して配管1の端部を支持するシュー12と、支持
部材10とシュー12との間に介装され、自身が上昇下
降自在とされるとともにその上面でシュー12を摺動自
在とさせるシュー摺動用プレート11と、シュー摺動用
プレート11を鉛直方向に移動させるための上下移動機
構13と、シュー摺動用プレート11に対してシュー1
2を左右方向に摺動させるための左右摺動機構14が設
けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプラント設備に
おいてフランジ同士で連結された配管に対して、その連
結部の縁切り、再連結を行なうような箇所に用いて好適
な配管の支持構造に関するものである。
おいてフランジ同士で連結された配管に対して、その連
結部の縁切り、再連結を行なうような箇所に用いて好適
な配管の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、LNG貯蔵タンクに付帯して設
置され、内部にLNGを流すような、特に温度変化の大
きい配管の支持構造においては、配管の熱伸縮を充分に
考慮して設計する必要がある。そこで、図3に示すよう
に、地上に立設され、配管1aの長さ方向で一定間隔に
設置した複数の支持部材2、2のうち、ある箇所では支
持部材2と配管1aとを堅固に固定し、ある箇所では支
持部材2に対して配管1aの熱伸縮に基づく若干の移動
を許すように支持している。
置され、内部にLNGを流すような、特に温度変化の大
きい配管の支持構造においては、配管の熱伸縮を充分に
考慮して設計する必要がある。そこで、図3に示すよう
に、地上に立設され、配管1aの長さ方向で一定間隔に
設置した複数の支持部材2、2のうち、ある箇所では支
持部材2と配管1aとを堅固に固定し、ある箇所では支
持部材2に対して配管1aの熱伸縮に基づく若干の移動
を許すように支持している。
【0003】図4は従来一般の配管の支持構造を示すも
のである。地上に立設された支持部材2に対して配管1
がシュー3を介して支持されている。シュー3は、配管
1を直接支持する支持部4と下板部5からなるものであ
り、支持部材2に対して固定用金物6、6によって位置
決めされ固定されている。
のである。地上に立設された支持部材2に対して配管1
がシュー3を介して支持されている。シュー3は、配管
1を直接支持する支持部4と下板部5からなるものであ
り、支持部材2に対して固定用金物6、6によって位置
決めされ固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ように、上記のような配管系において系内に安全弁7が
使用されることがあるが、安全弁7は年1回の開放点検
等が法的に義務づけられている場合が多い。したがっ
て、安全弁7の開放点検時には、配管1a、1bを連結
するためのフランジ8a、8bを一旦縁切りした後に開
放点検を行ない、点検作業終了後、再度連結するという
手順によって行なっている。
ように、上記のような配管系において系内に安全弁7が
使用されることがあるが、安全弁7は年1回の開放点検
等が法的に義務づけられている場合が多い。したがっ
て、安全弁7の開放点検時には、配管1a、1bを連結
するためのフランジ8a、8bを一旦縁切りした後に開
放点検を行ない、点検作業終了後、再度連結するという
手順によって行なっている。
【0005】一方、地盤沈下や配管1a、1bの経年変
化等の変動要素によって、支持部材2から配管1a、1
bに上下方向の応力が加わったり、配管1a、1b自身
の曲がりが生じて配管1a、1bの内部に径方向の応力
が生じるような場合がある。この時、フランジ8a、8
bで連結していた配管1a、1bを縁切りすると、連結
していた双方のフランジ8a、8bの芯ずれが生じるこ
とがある。このような状態で配管1a、1bを再度連結
しようとしても、フランジ8a、8bの芯合わせ作業が
困難を極め、それに伴ってこれら配管1a、1bをフラ
ンジ8a、8bのボルト締め等により再度連結する作業
が極めて困難になるという問題が生じていた。
化等の変動要素によって、支持部材2から配管1a、1
bに上下方向の応力が加わったり、配管1a、1b自身
の曲がりが生じて配管1a、1bの内部に径方向の応力
が生じるような場合がある。この時、フランジ8a、8
bで連結していた配管1a、1bを縁切りすると、連結
していた双方のフランジ8a、8bの芯ずれが生じるこ
とがある。このような状態で配管1a、1bを再度連結
しようとしても、フランジ8a、8bの芯合わせ作業が
困難を極め、それに伴ってこれら配管1a、1bをフラ
ンジ8a、8bのボルト締め等により再度連結する作業
が極めて困難になるという問題が生じていた。
【0006】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
のであって、連結した配管を縁切りした際に双方の配管
の連結部の軸線がずれた場合でも、配管を再度連結する
際の作業を容易に行なうことのできる配管の支持構造を
提供することを目的とする。
のであって、連結した配管を縁切りした際に双方の配管
の連結部の軸線がずれた場合でも、配管を再度連結する
際の作業を容易に行なうことのできる配管の支持構造を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の配管の支持構造は、配管を支持するため
の支持部材に対して、該支持部材の上部に位置し、配管
の端部を支持する支持部と水平方向に延びる板部とを有
するシューと、前記支持部材と前記シューの板部との間
に介装され、自身が上昇、下降自在とされるとともにそ
の上面で前記シューを摺動自在とさせるシュー摺動用プ
レートと、前記支持部材に対して前記シュー摺動用プレ
ートを鉛直方向に移動させるための鉛直移動機構と、前
記シュー摺動用プレートに対して前記シューを水平方向
に摺動させるための水平摺動機構を設けたことを特徴と
するものである。
めに、本発明の配管の支持構造は、配管を支持するため
の支持部材に対して、該支持部材の上部に位置し、配管
の端部を支持する支持部と水平方向に延びる板部とを有
するシューと、前記支持部材と前記シューの板部との間
に介装され、自身が上昇、下降自在とされるとともにそ
の上面で前記シューを摺動自在とさせるシュー摺動用プ
レートと、前記支持部材に対して前記シュー摺動用プレ
ートを鉛直方向に移動させるための鉛直移動機構と、前
記シュー摺動用プレートに対して前記シューを水平方向
に摺動させるための水平摺動機構を設けたことを特徴と
するものである。
【0008】また、前記鉛直移動機構を、前記支持部材
に設けられためねじ部と、該めねじ部を貫通してその先
端が前記シュー摺動用プレートに当接し自身の回転によ
り前記支持部材に対して上下動する鉛直方向調節用ボル
トから構成し、前記水平摺動機構を、前記支持部材に設
けられためねじ部と、該めねじ部を貫通してその先端が
前記シューの板部側面に当接し自身の回転により前記支
持部材に対して水平移動する水平方向調節用ボルトから
構成してもよい。
に設けられためねじ部と、該めねじ部を貫通してその先
端が前記シュー摺動用プレートに当接し自身の回転によ
り前記支持部材に対して上下動する鉛直方向調節用ボル
トから構成し、前記水平摺動機構を、前記支持部材に設
けられためねじ部と、該めねじ部を貫通してその先端が
前記シューの板部側面に当接し自身の回転により前記支
持部材に対して水平移動する水平方向調節用ボルトから
構成してもよい。
【0009】
【作用】本発明の配管の支持構造によれば、配管の連結
を解除した状態において、鉛直移動機構を機能させるこ
とにより支持部材に対してシュー摺動用プレートを鉛直
方向に移動させると、それに伴ってシュー摺動用プレー
ト上部のシューも鉛直方向に移動する。そして、水平摺
動機構を機能させることによりシュー摺動用プレートに
対してシューが水平方向に移動する。したがって、上記
の移動を組み合わせることによりシューを配管の断面内
におけるいずれの方向にも移動させることができ、これ
によりシューの支持部によって支持された配管の端部が
その断面に沿ういずれの方向にも移動する。
を解除した状態において、鉛直移動機構を機能させるこ
とにより支持部材に対してシュー摺動用プレートを鉛直
方向に移動させると、それに伴ってシュー摺動用プレー
ト上部のシューも鉛直方向に移動する。そして、水平摺
動機構を機能させることによりシュー摺動用プレートに
対してシューが水平方向に移動する。したがって、上記
の移動を組み合わせることによりシューを配管の断面内
におけるいずれの方向にも移動させることができ、これ
によりシューの支持部によって支持された配管の端部が
その断面に沿ういずれの方向にも移動する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照して説明する。図1は本実施例の配管の支持構造を
示す図であり、この支持構造は、図3に示したように、
例えばLNGを輸送するための配管系のうち安全弁7近
傍、すなわち安全弁フランジ8部近傍における配管の支
持構造を示している。図中符号1は配管、10は支持部
材、11はシュー摺動用プレート、12はシュー、13
は上下方向調節用ボルト(鉛直方向調節用ボルト)とナ
ット(めねじ部)からなる上下移動機構(鉛直移動機
構)、14は左右方向調節用ボルト(水平方向調節用ボ
ルト)とナット(めねじ部)からなる左右摺動機構(水
平摺動機構)である。なお、以降の説明においては、図
1における紙面の上下方向を上下方向、紙面の左右方向
を左右方向と記載する。
参照して説明する。図1は本実施例の配管の支持構造を
示す図であり、この支持構造は、図3に示したように、
例えばLNGを輸送するための配管系のうち安全弁7近
傍、すなわち安全弁フランジ8部近傍における配管の支
持構造を示している。図中符号1は配管、10は支持部
材、11はシュー摺動用プレート、12はシュー、13
は上下方向調節用ボルト(鉛直方向調節用ボルト)とナ
ット(めねじ部)からなる上下移動機構(鉛直移動機
構)、14は左右方向調節用ボルト(水平方向調節用ボ
ルト)とナット(めねじ部)からなる左右摺動機構(水
平摺動機構)である。なお、以降の説明においては、図
1における紙面の上下方向を上下方向、紙面の左右方向
を左右方向と記載する。
【0011】図1に示すように、門型の支持部材10が
コンクリート上に立設されている。この支持部材10を
構成する2本の脚部15、15および水平部16はそれ
ぞれH型鋼からなるものである。そして、図2に示すよ
うに、シュー12は、配管1を直接支持する支持部17
と下板部18(水平に延びる板部)からなるものであ
る。また、シュー摺動用プレート11は、その幅寸法が
シュー12の下板部18のそれとほぼ一致した板材であ
って、幅方向において一定寸法離間した2箇所に板厚の
中間までの深さでかつ後述する上下方向調節用ボルト1
9のボルト径より大きい径の穴11a、11aが形成さ
れている。そして、シュー12がシュー摺動用プレート
11を介して支持部材10の水平部16上面に配置され
ている。
コンクリート上に立設されている。この支持部材10を
構成する2本の脚部15、15および水平部16はそれ
ぞれH型鋼からなるものである。そして、図2に示すよ
うに、シュー12は、配管1を直接支持する支持部17
と下板部18(水平に延びる板部)からなるものであ
る。また、シュー摺動用プレート11は、その幅寸法が
シュー12の下板部18のそれとほぼ一致した板材であ
って、幅方向において一定寸法離間した2箇所に板厚の
中間までの深さでかつ後述する上下方向調節用ボルト1
9のボルト径より大きい径の穴11a、11aが形成さ
れている。そして、シュー12がシュー摺動用プレート
11を介して支持部材10の水平部16上面に配置され
ている。
【0012】また、支持部材10の水平部16のフラン
ジ16a上面には、アングルからなる一対のガイド2
0、20が一定間隔をおいて固定されている。そして、
ガイド20の間隔は、シュー摺動用プレート11および
シュー12の下板部18の幅寸法より若干大きく設定さ
れている。したがって、一対のガイド20、20の間に
シュー摺動用プレート11およびシュー12の下板部1
8が位置した状態で、一対のガイド20、20とシュー
摺動用プレート11およびシュー12の下板部18との
間に若干のクリアランスが生じるようになっている。
ジ16a上面には、アングルからなる一対のガイド2
0、20が一定間隔をおいて固定されている。そして、
ガイド20の間隔は、シュー摺動用プレート11および
シュー12の下板部18の幅寸法より若干大きく設定さ
れている。したがって、一対のガイド20、20の間に
シュー摺動用プレート11およびシュー12の下板部1
8が位置した状態で、一対のガイド20、20とシュー
摺動用プレート11およびシュー12の下板部18との
間に若干のクリアランスが生じるようになっている。
【0013】また、支持部材10の水平部16のフラン
ジ16aには、前記シュー摺動用プレート11に形成し
た2箇所の穴11a、11aの位置に対応した孔16
b、16bがそれぞれ形成され、さらに、フランジ16
aの下面のこの孔16bの位置にはナット21がそれぞ
れ固定されている。そして、このナット21に対して下
側から上下方向調節用ボルト19がそれぞれ螺着されて
おり、各上下方向調節用ボルト19は水平部16のフラ
ンジ16aを貫通して、その先端がシュー摺動用プレー
ト11の穴11aに進入し得るようになっている。した
がって、上下方向調節用ボルト19を締めると上下方向
調節用ボルト19が上方に移動してシュー摺動用プレー
ト11、ひいてはシュー12に固定された配管1は押し
上げられ、その状態から上下方向調節用ボルト19を緩
めれば配管1は下方に移動して元の位置に戻る。
ジ16aには、前記シュー摺動用プレート11に形成し
た2箇所の穴11a、11aの位置に対応した孔16
b、16bがそれぞれ形成され、さらに、フランジ16
aの下面のこの孔16bの位置にはナット21がそれぞ
れ固定されている。そして、このナット21に対して下
側から上下方向調節用ボルト19がそれぞれ螺着されて
おり、各上下方向調節用ボルト19は水平部16のフラ
ンジ16aを貫通して、その先端がシュー摺動用プレー
ト11の穴11aに進入し得るようになっている。した
がって、上下方向調節用ボルト19を締めると上下方向
調節用ボルト19が上方に移動してシュー摺動用プレー
ト11、ひいてはシュー12に固定された配管1は押し
上げられ、その状態から上下方向調節用ボルト19を緩
めれば配管1は下方に移動して元の位置に戻る。
【0014】一方、各ガイド20の側壁部20aには、
シュー摺動用プレート11上部のシュー12の下板部1
8にあたる位置に対応した孔20bがそれぞれ形成さ
れ、さらに、各ガイド20の側壁部20a外面のこの孔
20bの位置にはナット22がそれぞれ固定されてい
る。このナット22に対して外側から左右方向調節用ボ
ルト23がそれぞれ螺着されており、各左右方向調節用
ボルト23は各ガイド20の側壁部20aを貫通して、
その先端がシュー12の下板部18の側面に当接し得る
ようになっている。したがって、例えば右側の左右方向
調節用ボルト23を緩めた状態で左側の左右方向調節用
ボルト23を締めると、左側の左右方向調節用ボルト2
3がシュー12の下板部18を押し、シュー12はシュ
ー摺動用プレート11上を摺動して右側に移動する。ま
た、上記と左右逆の操作を行なえばシュー12は左側に
移動する。
シュー摺動用プレート11上部のシュー12の下板部1
8にあたる位置に対応した孔20bがそれぞれ形成さ
れ、さらに、各ガイド20の側壁部20a外面のこの孔
20bの位置にはナット22がそれぞれ固定されてい
る。このナット22に対して外側から左右方向調節用ボ
ルト23がそれぞれ螺着されており、各左右方向調節用
ボルト23は各ガイド20の側壁部20aを貫通して、
その先端がシュー12の下板部18の側面に当接し得る
ようになっている。したがって、例えば右側の左右方向
調節用ボルト23を緩めた状態で左側の左右方向調節用
ボルト23を締めると、左側の左右方向調節用ボルト2
3がシュー12の下板部18を押し、シュー12はシュ
ー摺動用プレート11上を摺動して右側に移動する。ま
た、上記と左右逆の操作を行なえばシュー12は左側に
移動する。
【0015】したがって、この支持構造によって支持さ
れた配管1と隣接する配管との芯合わせを行なう際に
は、上記のように上下方向調節用ボルト19、19を締
めるか、緩めることにより支持部材10に対してシュー
12すなわち配管1が上下方向に移動する。また、左右
方向調節用ボルト23、23を締めるか、緩めることに
より支持部材10に対してシュー12すなわち配管1が
左右方向に移動する。したがって、上下および左右方向
調節用ボルト19、23の双方の締め具合を適宜調節
し、上下、左右方向の移動を組み合わせることにより配
管1の端部をその断面に沿ういずれの方向にも移動さ
せ、その軸線を隣接する配管の軸線に合わせることがで
きる。
れた配管1と隣接する配管との芯合わせを行なう際に
は、上記のように上下方向調節用ボルト19、19を締
めるか、緩めることにより支持部材10に対してシュー
12すなわち配管1が上下方向に移動する。また、左右
方向調節用ボルト23、23を締めるか、緩めることに
より支持部材10に対してシュー12すなわち配管1が
左右方向に移動する。したがって、上下および左右方向
調節用ボルト19、23の双方の締め具合を適宜調節
し、上下、左右方向の移動を組み合わせることにより配
管1の端部をその断面に沿ういずれの方向にも移動さ
せ、その軸線を隣接する配管の軸線に合わせることがで
きる。
【0016】そこで、例えば安全弁の開放点検時におい
てフランジ部で連結していた配管を縁切りした際に、地
盤沈下や配管の経年変化等の変動要素に起因して連結し
ていた双方のフランジの芯ずれが生じるようなことがあ
っても、本実施例の支持構造によれば、上下および左右
方向調節用ボルト19、23の操作だけでフランジの芯
合わせを容易に行なうことができるので、配管を再度連
結させるに際してその作業を円滑にかつ効率良く実施す
ることができる。
てフランジ部で連結していた配管を縁切りした際に、地
盤沈下や配管の経年変化等の変動要素に起因して連結し
ていた双方のフランジの芯ずれが生じるようなことがあ
っても、本実施例の支持構造によれば、上下および左右
方向調節用ボルト19、23の操作だけでフランジの芯
合わせを容易に行なうことができるので、配管を再度連
結させるに際してその作業を円滑にかつ効率良く実施す
ることができる。
【0017】また、配管を再度連結した後は、全ての上
下および左右方向調節用ボルト19、23を緩めた状態
としておけば、シュー12すなわち配管1の若干の移動
が許容されるので、その後の配管の熱伸縮や上記の変動
要素にも対応することができる。
下および左右方向調節用ボルト19、23を緩めた状態
としておけば、シュー12すなわち配管1の若干の移動
が許容されるので、その後の配管の熱伸縮や上記の変動
要素にも対応することができる。
【0018】また、本実施例の支持構造に必要なシュー
摺動用プレート11、ガイド20、上下および左右方向
調節用ボルト19、23、ナット21、22等の構成部
材は全て市販の板材、型鋼、ボルト、ナット等で良いた
め、少ない部品点数、低コストで本実施例の支持構造を
容易に実現することができる。
摺動用プレート11、ガイド20、上下および左右方向
調節用ボルト19、23、ナット21、22等の構成部
材は全て市販の板材、型鋼、ボルト、ナット等で良いた
め、少ない部品点数、低コストで本実施例の支持構造を
容易に実現することができる。
【0019】なお、本実施例の配管の支持構造において
は、シュー摺動用プレート11の下面に上下方向調節用
ボルト19のボルト径より大きい径の穴11aを設ける
とともに、支持部材10のフランジ16aにナット21
を固定するようにしたが、この構成に代えて、例えばシ
ュー摺動用プレート11の下面に形成する穴にめねじ加
工を施す等、上下移動機構13および左右摺動機構14
細部の構成については適宜変更が可能である。また、上
下移動機構13および左右摺動機構14の基本構成とし
てもボルト、ナットによる構成の他、周知のジャッキ式
の機構等を適用してもよい。さらに、本実施例は、LN
G輸送用の配管系における安全弁フランジ部近傍に適用
する配管の支持構造として説明したが、これ以外に一般
のプラント設備における配管の支持構造に適用し得るこ
とは勿論である。
は、シュー摺動用プレート11の下面に上下方向調節用
ボルト19のボルト径より大きい径の穴11aを設ける
とともに、支持部材10のフランジ16aにナット21
を固定するようにしたが、この構成に代えて、例えばシ
ュー摺動用プレート11の下面に形成する穴にめねじ加
工を施す等、上下移動機構13および左右摺動機構14
細部の構成については適宜変更が可能である。また、上
下移動機構13および左右摺動機構14の基本構成とし
てもボルト、ナットによる構成の他、周知のジャッキ式
の機構等を適用してもよい。さらに、本実施例は、LN
G輸送用の配管系における安全弁フランジ部近傍に適用
する配管の支持構造として説明したが、これ以外に一般
のプラント設備における配管の支持構造に適用し得るこ
とは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
配管の支持構造には、シューを載置したシュー摺動用プ
レートを鉛直方向に移動させる鉛直移動機構と、シュー
摺動用プレートに対してシューを水平方向に移動させる
水平摺動機構が設けられているので、シューに支持され
た配管の端部をその断面に沿ういずれの方向にも移動さ
せることができる。したがって、例えば安全弁の開放点
検時にフランジ部で連結していた配管を縁切りした際
に、地盤沈下や配管の経年変化等の変動要素に起因して
連結していた双方のフランジの芯ずれが生じるようなこ
とがあっても、フランジの芯合わせを容易に行なうこと
ができるので、配管を再度連結させるに際してその作業
を円滑にかつ効率良く実施することができる。また、前
記鉛直移動機構を支持部材に設けられためねじ部と鉛直
方向調節用ボルトから構成し、前記水平摺動機構をめね
じ部と水平方向調節用ボルトから構成した場合には、上
記ボルトの操作だけで芯合わせを容易に行なうことがで
きる。
配管の支持構造には、シューを載置したシュー摺動用プ
レートを鉛直方向に移動させる鉛直移動機構と、シュー
摺動用プレートに対してシューを水平方向に移動させる
水平摺動機構が設けられているので、シューに支持され
た配管の端部をその断面に沿ういずれの方向にも移動さ
せることができる。したがって、例えば安全弁の開放点
検時にフランジ部で連結していた配管を縁切りした際
に、地盤沈下や配管の経年変化等の変動要素に起因して
連結していた双方のフランジの芯ずれが生じるようなこ
とがあっても、フランジの芯合わせを容易に行なうこと
ができるので、配管を再度連結させるに際してその作業
を円滑にかつ効率良く実施することができる。また、前
記鉛直移動機構を支持部材に設けられためねじ部と鉛直
方向調節用ボルトから構成し、前記水平摺動機構をめね
じ部と水平方向調節用ボルトから構成した場合には、上
記ボルトの操作だけで芯合わせを容易に行なうことがで
きる。
【図1】本発明の一実施例である配管の支持構造を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】同、支持構造の要部を拡大視した図である。
【図3】配管系の一例を示す斜視図である。
【図4】従来の配管の支持構造の一例を示す側面図であ
る。
る。
1 配管 10 支持部材 11 シュー摺動用プレート 12 シュー 13 上下移動機構(鉛直移動機構) 14 左右摺動機構(水平摺動機構) 17 支持部 18 下板部(水平方向に延びる板部) 19 上下方向調節用ボルト(鉛直方向調節用ボルト) 21、22 ナット(めねじ部) 23 左右方向調節用ボルト(水平方向調節用ボルト)
Claims (2)
- 【請求項1】 配管を端部同士で連結する際に芯合わせ
を行なうべく前記配管の端部を該配管の断面に沿う方向
に移動させて位置調整を行なうための配管の支持構造で
あって、 配管を支持するための支持部材に対して、 該支持部材の上部に位置し、配管の端部を支持する支持
部と水平方向に延びる板部とを有するシューと、 前記支持部材と前記シューの板部との間に介装され、自
身が上昇、下降自在とされるとともにその上面で前記シ
ューを摺動自在とさせるシュー摺動用プレートと、 前記支持部材に対して前記シュー摺動用プレートを鉛直
方向に移動させるための鉛直移動機構と、 前記シュー摺動用プレートに対して前記シューを水平方
向に摺動させるための水平摺動機構を設けたことを特徴
とする配管の支持構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の配管の支持構造におい
て、 前記鉛直移動機構は、前記支持部材に設けられためねじ
部と、該めねじ部を貫通してその先端が前記シュー摺動
用プレートに当接し自身の回転により前記支持部材に対
して上下動する鉛直方向調節用ボルトから構成され、 前記水平摺動機構は、前記支持部材に設けられためねじ
部と、該めねじ部を貫通してその先端が前記シューの板
部側面に当接し自身の回転により前記支持部材に対して
水平移動する水平方向調節用ボルトから構成されたこと
を特徴とする配管の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323427A JPH08178135A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 配管の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323427A JPH08178135A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 配管の支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178135A true JPH08178135A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18154565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6323427A Withdrawn JPH08178135A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 配管の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08178135A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102182871A (zh) * | 2011-04-14 | 2011-09-14 | 张家港保税区炬德化纤有限公司 | 一种吹风管组件 |
CN107448688A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-12-08 | 中国二十冶集团有限公司 | 管道支座 |
CN115163931A (zh) * | 2022-07-14 | 2022-10-11 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 一种管道万向位移调整装置及调整方法 |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP6323427A patent/JPH08178135A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102182871A (zh) * | 2011-04-14 | 2011-09-14 | 张家港保税区炬德化纤有限公司 | 一种吹风管组件 |
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CN115163931B (zh) * | 2022-07-14 | 2024-02-23 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 一种管道万向位移调整装置及调整方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |