JPH08165600A - ステンレス容器の内面研磨方法および装置 - Google Patents
ステンレス容器の内面研磨方法および装置Info
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- JPH08165600A JPH08165600A JP31087694A JP31087694A JPH08165600A JP H08165600 A JPH08165600 A JP H08165600A JP 31087694 A JP31087694 A JP 31087694A JP 31087694 A JP31087694 A JP 31087694A JP H08165600 A JPH08165600 A JP H08165600A
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- polishing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステンレス容器、特に魔法瓶の内面を研磨す
る方法およびこれに用いる装置を提供する。 【構成】 上部液槽２１中に内面を研磨すべき魔法瓶１
を倒立し、これに陽極板４を固定する。また魔法瓶１の
中心に陰極となる銅管１２を、その先端が魔法瓶１の底
面３と２〜５ｍとなるように挿入し、研磨液ポンプ２３
と調整弁２９とによって魔法瓶１中の液の流速が１〜１
５ｍ／ｓｅｃになるように下部液槽２２の研磨液を上部
液槽２１に汲上げる。
る方法およびこれに用いる装置を提供する。 【構成】 上部液槽２１中に内面を研磨すべき魔法瓶１
を倒立し、これに陽極板４を固定する。また魔法瓶１の
中心に陰極となる銅管１２を、その先端が魔法瓶１の底
面３と２〜５ｍとなるように挿入し、研磨液ポンプ２３
と調整弁２９とによって魔法瓶１中の液の流速が１〜１
５ｍ／ｓｅｃになるように下部液槽２２の研磨液を上部
液槽２１に汲上げる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス容器の内面
研磨方法、特に魔法瓶の内面研磨方法ならびにこれに用
いる装置に関する。
研磨方法、特に魔法瓶の内面研磨方法ならびにこれに用
いる装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】魔法瓶のようなステンレス容器の内面を
研磨する適当な方法は、従来はなく、研磨しないで魔法
瓶に加工されている。しかし魔法瓶は飲料水を入れて用
いるものであり、内面が研磨されて見た目の美しいもの
が要望されている。
研磨する適当な方法は、従来はなく、研磨しないで魔法
瓶に加工されている。しかし魔法瓶は飲料水を入れて用
いるものであり、内面が研磨されて見た目の美しいもの
が要望されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ステ
ンレス容器、特に魔法瓶の内面を研磨する方法およびこ
れに用いる装置を提供することである。
ンレス容器、特に魔法瓶の内面を研磨する方法およびこ
れに用いる装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、内面を研磨す
べきステンレス容器を陽極として研磨液中に倒立させ、
前記容器の中心部に陰極となるべき銅管を前記容器の底
面から２〜５ｍｍの距離になるまで挿入し、研磨液を前
記容器内に１〜１５ｍ／ｓｅｃの流速で流入し、前記銅
管から排出して、電解することを特徴とするステンレス
容器の内面研磨方法である。また本発明は、前記内面を
研磨すべきステンレス容器が魔法瓶であって、魔法瓶の
外面の口部近傍を覆う銅板を前記銅管に接続することを
特徴とする。また本発明は、上部液槽と、下部液槽とか
ら成る研磨液槽と、下部液槽の研磨液を上部液槽に汲上
げる流量調整弁を有する研磨液ポンプと、上部液槽の底
板上の長さが調整自在に前記底板を貫通し、前記底板に
垂直に立てられ陰極として作用する銅管と、前記銅管の
直上に設けられ、エアシリンダによって上下動自在の陽
極板とを含むことを特徴とするステンレス容器の内面研
磨装置である。
べきステンレス容器を陽極として研磨液中に倒立させ、
前記容器の中心部に陰極となるべき銅管を前記容器の底
面から２〜５ｍｍの距離になるまで挿入し、研磨液を前
記容器内に１〜１５ｍ／ｓｅｃの流速で流入し、前記銅
管から排出して、電解することを特徴とするステンレス
容器の内面研磨方法である。また本発明は、前記内面を
研磨すべきステンレス容器が魔法瓶であって、魔法瓶の
外面の口部近傍を覆う銅板を前記銅管に接続することを
特徴とする。また本発明は、上部液槽と、下部液槽とか
ら成る研磨液槽と、下部液槽の研磨液を上部液槽に汲上
げる流量調整弁を有する研磨液ポンプと、上部液槽の底
板上の長さが調整自在に前記底板を貫通し、前記底板に
垂直に立てられ陰極として作用する銅管と、前記銅管の
直上に設けられ、エアシリンダによって上下動自在の陽
極板とを含むことを特徴とするステンレス容器の内面研
磨装置である。
【０００５】
【作用】ステンレス容器の研磨方法として、研磨液を倒
立したステンレス容器の口部から容器内に供給し、容器
の中心部に設けられた銅管から外部に排出しながら、容
器を陽極とし銅管を陰極として、容器の内面を電解研磨
する方法が考えられる。この際陽極や陰極から発生する
ガスがステンレス容器の表面、特に倒立した容器の底面
凹所に留まる。このガスによって容器の底面に気泡状の
ガス跡ができ、研磨不良となる。
立したステンレス容器の口部から容器内に供給し、容器
の中心部に設けられた銅管から外部に排出しながら、容
器を陽極とし銅管を陰極として、容器の内面を電解研磨
する方法が考えられる。この際陽極や陰極から発生する
ガスがステンレス容器の表面、特に倒立した容器の底面
凹所に留まる。このガスによって容器の底面に気泡状の
ガス跡ができ、研磨不良となる。
【０００６】本発明に従えば、ステンレス容器内の研磨
液の流速を１〜１５ｍ／ｓｅｃとし、銅管の先端と容器
の底面との距離を２〜５ｍｍとすることによって、前記
で発生したガスが容器の底面、特に底面の凹所に留まる
ことがなく、研磨液とともに銅管を介して排出される。
これによって気泡跡のない美しいステンレス容器の内面
を得ることができる。
液の流速を１〜１５ｍ／ｓｅｃとし、銅管の先端と容器
の底面との距離を２〜５ｍｍとすることによって、前記
で発生したガスが容器の底面、特に底面の凹所に留まる
ことがなく、研磨液とともに銅管を介して排出される。
これによって気泡跡のない美しいステンレス容器の内面
を得ることができる。
【０００７】研磨液の流速が１ｍ／ｓｅｃ未満であった
り、銅管の先端と容器の底面との間隔が５ｍｍを超える
と、発生したガスがステンレス容器底面上に留まる。ま
た銅管の先端と容器底面との間隔を２ｍｍ未満とするこ
とは困難であり、研磨液の流速を１５ｍ／ｓｅｃ以上と
することは、循環ポンプの動力が大きくなって好ましく
ない。
り、銅管の先端と容器の底面との間隔が５ｍｍを超える
と、発生したガスがステンレス容器底面上に留まる。ま
た銅管の先端と容器底面との間隔を２ｍｍ未満とするこ
とは困難であり、研磨液の流速を１５ｍ／ｓｅｃ以上と
することは、循環ポンプの動力が大きくなって好ましく
ない。
【０００８】また本発明を魔法瓶の内面研磨に応用する
に際し、魔法瓶の外面口部近傍を銅板で覆い、この銅板
を銅管と接続して陰極とすることによって、魔法瓶の外
面口部も同時に電解研磨でき、魔法瓶として加工された
とき、可視部となる外面口部が美しい状態になる。
に際し、魔法瓶の外面口部近傍を銅板で覆い、この銅板
を銅管と接続して陰極とすることによって、魔法瓶の外
面口部も同時に電解研磨でき、魔法瓶として加工された
とき、可視部となる外面口部が美しい状態になる。
【０００９】また本発明に従えば、研磨液を上下２槽か
ら成る研磨液槽に準備し、上部液槽の底板に陰極となる
べき銅管を貫通して立て、この銅管を研磨すべき容器に
挿入し、容器の底面外部にエアシリンダで上下動する陽
極板を固着する。容器の深さによって銅管の上部液槽底
板上の長さを調整し、またエアシリンダの上下動によっ
て銅管の先端と容器の底面との間隔を２〜５ｍｍに徴調
整する。容器内の流速が１〜１５ｍ／ｓｅｃとなるよう
に容器の内径から研磨液の流量を計算し、この量になる
ように調整弁で流量を調整して、研磨液ポンプによって
下部液槽の研磨液を上部液槽に汲上げ、研磨液を容器を
通して銅管から下部液槽に排出する。なお、陽極と陰極
の間に直流電圧を印加する。これによって容器の内面が
電解研磨できる。
ら成る研磨液槽に準備し、上部液槽の底板に陰極となる
べき銅管を貫通して立て、この銅管を研磨すべき容器に
挿入し、容器の底面外部にエアシリンダで上下動する陽
極板を固着する。容器の深さによって銅管の上部液槽底
板上の長さを調整し、またエアシリンダの上下動によっ
て銅管の先端と容器の底面との間隔を２〜５ｍｍに徴調
整する。容器内の流速が１〜１５ｍ／ｓｅｃとなるよう
に容器の内径から研磨液の流量を計算し、この量になる
ように調整弁で流量を調整して、研磨液ポンプによって
下部液槽の研磨液を上部液槽に汲上げ、研磨液を容器を
通して銅管から下部液槽に排出する。なお、陽極と陰極
の間に直流電圧を印加する。これによって容器の内面が
電解研磨できる。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の装置の一実施例の断面図であ
る。内面を研磨すべき魔法瓶１は、上部液槽２１中に倒
立して設けられている。研磨液槽２０は、耐液性の材
料、たとえば硬質塩化ビニール製であり、上部液槽２１
と下部液槽２２とに分かれている。下部液槽２２の研磨
液は研磨液ポンプ２３で上部液槽２１に汲上げられ、上
部液槽２１内に倒立された魔法瓶１の内部に送られる。
魔法瓶１の外面口部近傍は、有底の後述する銅管１２に
溶接された銅板製円筒１１で覆われ、研磨液は矢符に示
すようにこの円筒１１と魔法瓶１の口部２の間を通って
魔法瓶１の内部に入る。研磨液はさらに魔法瓶１の内部
を上昇して底面３で反転して、魔法瓶１の中心部に挿入
された銅管１２中を下降する。銅管１２の下端は、上部
液槽２１の底板２４を貫通している。したがって銅管１
２から排出される研磨液は下部液槽２２内に入り、再び
研磨液ポンプ２３に吸引されて循環する。銅管１２は陰
極に接続され、魔法瓶１の外面は陽極板４に接続されて
いるので魔法瓶１から銅管１２および銅筒１１に電流が
流れ、魔法瓶１の内面および外面の口部２が電解研磨さ
れる。上部液槽２１の底板２４は、銅管１２が貫通する
筒所でその周辺にゴムパッキン２５が設けられ、銅管１
２の底板２４上の長さを調整自在にして研磨液が洩れる
のを防いでいる。また上部液槽２１には蓋体２６が設け
られ、魔法瓶１が蓋体２６を貫通する部分には、ゴムパ
ッキン２７があり、研磨液が研磨液槽２０から溢れるの
を防いでいる。魔法瓶１の底部に固着された陽極板に
は、エアシリンダ５が接続され、これによって魔法瓶１
を矢符６の方向に移動し、銅管１２と魔法瓶１の底面３
の間隔を徴調整する。また電解研磨の際に発生するガス
は研磨液とともに銅管１２の内部を下降し、下部液槽２
２に入り、ガス抜き管２８から外部へ放出される。な
お、下部液槽２２の気相部３０のガスが爆発限界に達す
るのを防ぐために、ガス抜き管２８を２本以上設け、気
相部３０に空気を送ってもよい。
る。内面を研磨すべき魔法瓶１は、上部液槽２１中に倒
立して設けられている。研磨液槽２０は、耐液性の材
料、たとえば硬質塩化ビニール製であり、上部液槽２１
と下部液槽２２とに分かれている。下部液槽２２の研磨
液は研磨液ポンプ２３で上部液槽２１に汲上げられ、上
部液槽２１内に倒立された魔法瓶１の内部に送られる。
魔法瓶１の外面口部近傍は、有底の後述する銅管１２に
溶接された銅板製円筒１１で覆われ、研磨液は矢符に示
すようにこの円筒１１と魔法瓶１の口部２の間を通って
魔法瓶１の内部に入る。研磨液はさらに魔法瓶１の内部
を上昇して底面３で反転して、魔法瓶１の中心部に挿入
された銅管１２中を下降する。銅管１２の下端は、上部
液槽２１の底板２４を貫通している。したがって銅管１
２から排出される研磨液は下部液槽２２内に入り、再び
研磨液ポンプ２３に吸引されて循環する。銅管１２は陰
極に接続され、魔法瓶１の外面は陽極板４に接続されて
いるので魔法瓶１から銅管１２および銅筒１１に電流が
流れ、魔法瓶１の内面および外面の口部２が電解研磨さ
れる。上部液槽２１の底板２４は、銅管１２が貫通する
筒所でその周辺にゴムパッキン２５が設けられ、銅管１
２の底板２４上の長さを調整自在にして研磨液が洩れる
のを防いでいる。また上部液槽２１には蓋体２６が設け
られ、魔法瓶１が蓋体２６を貫通する部分には、ゴムパ
ッキン２７があり、研磨液が研磨液槽２０から溢れるの
を防いでいる。魔法瓶１の底部に固着された陽極板に
は、エアシリンダ５が接続され、これによって魔法瓶１
を矢符６の方向に移動し、銅管１２と魔法瓶１の底面３
の間隔を徴調整する。また電解研磨の際に発生するガス
は研磨液とともに銅管１２の内部を下降し、下部液槽２
２に入り、ガス抜き管２８から外部へ放出される。な
お、下部液槽２２の気相部３０のガスが爆発限界に達す
るのを防ぐために、ガス抜き管２８を２本以上設け、気
相部３０に空気を送ってもよい。
【００１１】本実施例では、研磨液としてりん酸（Ｈ3
ＰＯ4）６溶と硫酸（Ｈ2ＳＯ4）３溶とグリコール酸な
どの添加剤１溶とを混ぜた液を用いた。また研磨液の循
環量は、魔法瓶１内を上昇する流速が１〜１０ｍ／ｓｅ
ｃとなるように研磨液ポンプ２３の出口にある調整弁２
９で調整した。また銅管１２と底面３との間隔は２〜５
ｍｍになるようにエアシリンダ５によって徴調整した。
この条件で電解研磨した場合の魔法瓶１の内面および外
面口部の外観は美しく問題はなかった。研磨液の流速が
１ｍ／ｓｅｃ未満のときおよび銅管１２と底面３との間
隔が５ｍｍを超えるときは魔法瓶１の底面３に気泡の跡
があり不良であった。またこの研磨液を使って電解研磨
を行うとき、陰極から水素ガスが、また陽極から酸素ガ
スが発生し、これらは爆発混合気を形成するおそれがあ
るので、ガス抜き管２８を２本設け、空気を循環して気
相部３０内を爆発下限以下になるようにした。
ＰＯ4）６溶と硫酸（Ｈ2ＳＯ4）３溶とグリコール酸な
どの添加剤１溶とを混ぜた液を用いた。また研磨液の循
環量は、魔法瓶１内を上昇する流速が１〜１０ｍ／ｓｅ
ｃとなるように研磨液ポンプ２３の出口にある調整弁２
９で調整した。また銅管１２と底面３との間隔は２〜５
ｍｍになるようにエアシリンダ５によって徴調整した。
この条件で電解研磨した場合の魔法瓶１の内面および外
面口部の外観は美しく問題はなかった。研磨液の流速が
１ｍ／ｓｅｃ未満のときおよび銅管１２と底面３との間
隔が５ｍｍを超えるときは魔法瓶１の底面３に気泡の跡
があり不良であった。またこの研磨液を使って電解研磨
を行うとき、陰極から水素ガスが、また陽極から酸素ガ
スが発生し、これらは爆発混合気を形成するおそれがあ
るので、ガス抜き管２８を２本設け、空気を循環して気
相部３０内を爆発下限以下になるようにした。
【００１２】実用の装置では、図１の紙面垂直方向に長
い研磨液槽を用い、その中に魔法瓶１をたとえば１０本
並べて魔法瓶内面および外面口部を研磨する。
い研磨液槽を用い、その中に魔法瓶１をたとえば１０本
並べて魔法瓶内面および外面口部を研磨する。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内面を研
磨すべきステンレス容器を研磨液中に倒立して陽極と
し、その中心に陰極となるべき銅管を挿入し、研磨液を
１〜１５ｍ／ｓｅｃの流速で流し、かつ銅管と容器底面
との間隔を２〜５ｍｍとしたので、電解研磨中に容器底
面に気泡が留まらず、気泡跡のない美しい内面を得るこ
とができる。
磨すべきステンレス容器を研磨液中に倒立して陽極と
し、その中心に陰極となるべき銅管を挿入し、研磨液を
１〜１５ｍ／ｓｅｃの流速で流し、かつ銅管と容器底面
との間隔を２〜５ｍｍとしたので、電解研磨中に容器底
面に気泡が留まらず、気泡跡のない美しい内面を得るこ
とができる。
【００１４】また本発明によれば、これを魔法瓶の内面
および外面口部の研磨に応用できる。この場合外面口部
を研磨するために、外面口部近傍を覆う銅板の筒を銅管
と接触して設ける。
および外面口部の研磨に応用できる。この場合外面口部
を研磨するために、外面口部近傍を覆う銅板の筒を銅管
と接触して設ける。
【００１５】また本発明によれば、上下２槽から成る研
磨液槽を用い、上部液槽の底板を貫通して陰極となるべ
き銅管を立て、内面を研磨すべきステンレス容器にこの
銅管を挿入し、銅管上に設けた陽極板を容器の底部外面
に固着して、この陽極板をエアシリンダで上下し、銅管
と容器底面との間隔を２〜５ｍｍに徴調整し、また下部
液槽から上部液槽に汲上げる研磨液の流量を研磨液ポン
プおよび調整弁によって容器内を上昇する流速に換算し
て１〜１５ｍ／ｓｅｃに調整できるので、効率よくステ
ンレス容器の内面研磨ができる。
磨液槽を用い、上部液槽の底板を貫通して陰極となるべ
き銅管を立て、内面を研磨すべきステンレス容器にこの
銅管を挿入し、銅管上に設けた陽極板を容器の底部外面
に固着して、この陽極板をエアシリンダで上下し、銅管
と容器底面との間隔を２〜５ｍｍに徴調整し、また下部
液槽から上部液槽に汲上げる研磨液の流量を研磨液ポン
プおよび調整弁によって容器内を上昇する流速に換算し
て１〜１５ｍ／ｓｅｃに調整できるので、効率よくステ
ンレス容器の内面研磨ができる。
【図１】本発明の装置の一実施例の断面図である。
１ 魔法瓶 ２ 外面口部 ３ 底面 ４ 陽極板 ５ エアーシリンダ １２ 銅管 ２０ 研磨液槽 ２１ 上部液槽 ２２ 下部液槽 ２３ 研磨液ポンプ ２４ 上部液槽底板 ２９ 調整弁
Claims (3)
- 【請求項１】 内面を研磨すべきステンレス容器を陽極
として研磨液中に倒立させ、前記容器の中心部に陰極と
なるべき銅管を前記容器の底面から２〜５ｍｍの距離に
なるまで挿入し、研磨液を前記容器内に１〜１５ｍ／ｓ
ｅｃの流速で流入し、前記銅管から排出して、電解する
ことを特徴とするステンレス容器の内面研磨方法。 - 【請求項２】 前記内面を研磨すべきステンレス容器が
魔法瓶であって、魔法瓶の外面の口部近傍を覆う銅板を
前記銅管に接続することを特徴とする請求項１記載のス
テンレス容器の内面研磨方法。 - 【請求項３】 上部液槽と、下部液槽とから成る研磨液
槽と、 下部液槽の研磨液を上部液槽に汲上げる流量調整弁を有
する研磨液ポンプと、上部液槽の底板上の長さが調整自
在に前記底板を貫通し、前記底板に垂直に立てられ陰極
として作用する銅管と、 前記銅管の直上に設けられ、エアシリンダによって上下
動自在の陽極板とを含むことを特徴とするステンレス容
器の内面研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31087694A JPH08165600A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | ステンレス容器の内面研磨方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31087694A JPH08165600A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | ステンレス容器の内面研磨方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08165600A true JPH08165600A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18010453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31087694A Pending JPH08165600A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | ステンレス容器の内面研磨方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08165600A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5667674B1 (ja) * | 2013-08-20 | 2015-02-12 | サーモス株式会社 | 金属容器を洗浄する洗浄装置 |
| JP2015059255A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | マルイ鍍金工業株式会社 | 空洞管の電解研磨装置 |
| JP2016030859A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | マルイ鍍金工業株式会社 | 空洞管の研磨装置 |
| CN109594120A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-04-09 | 首都航天机械有限公司 | 一种圆筒形不锈钢薄壁波纹管电抛光方法 |
| CN110886011A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-03-17 | 西安庄信新材料科技有限公司 | 一种钛管电解抛光方法 |
| EP3613877A4 (en) * | 2018-02-02 | 2020-05-13 | Marui Galvanizing Co., Ltd | METHOD AND DEVICE FOR ELECTROLYTIC POLISHING |
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| JPH06245868A (ja) * | 1993-02-22 | 1994-09-06 | Nippon Sanso Kk | ステンレス鋼製真空二重容器の製造方法 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP31087694A patent/JPH08165600A/ja active Pending
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