JPH08154679A - 遺伝子の変異を同定する方法およびその試薬 - Google Patents

遺伝子の変異を同定する方法およびその試薬

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JPH08154679A
JPH08154679A JP30775594A JP30775594A JPH08154679A JP H08154679 A JPH08154679 A JP H08154679A JP 30775594 A JP30775594 A JP 30775594A JP 30775594 A JP30775594 A JP 30775594A JP H08154679 A JPH08154679 A JP H08154679A
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amino
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propynyl
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JP30775594A
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Fumikiyo Kawakami
川上  文清
Hiroaki Inoue
浩明 井上
Katsunori Ikeda
勝徳 池田
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非放射性標識を用いた、遺伝子の変異を同定
するPCR−SSCP分析法において、非放射性標識物
質を増幅されたDNA配列へ簡便に付加する方法を提供
する。 【構成】 遺伝子(ゲノムDNA)をプライマーを用い
たポリメラーゼ・チェイン・リアクション(PCR)に
より増幅し、増幅されたDNA断片の3’末端に、標識
物質で修飾されたダイデオキシヌクレオチド誘導体をタ
ーミナルトランスフェラーゼの存在下に結合させた後、
DNA断片を分離し、分離されたDNA断片の標識物質
を測定することにより、ゲノムDNAの塩基配列の差異
を分離されたDNA断片の移動度の相違として検出する
方法およびそのための試薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非放射性標識を使用し
て遺伝子(ゲノムDNA)の変異を同定する方法、例え
ば遺伝子の突然変異や多型を検出する方法およびそのた
めの試薬に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DNA塩基配列決定技術の進歩に
より、種々の生物について膨大な塩基配列データーが蓄
積されてきた。さらに耐熱性酵素を使用する核酸増幅法
であるポリメラーゼ・チェイン・リアクション(PC
R)の出現により、既知の塩基配列を有するオリゴヌク
レオチドをプライマーとして、生物中の特定の遺伝子を
迅速に、かつ解析可能な量まで増幅させることが可能に
なった。DNA塩基配列決定法およびPCRの2つの技
術の登場で、多数の個体間の配列を容易に比較検討する
ことが可能になり、生物学上の多くの疑問に答えること
ができるようになった。たとえば、正常細胞と癌細胞の
遺伝子の塩基配列を比較し検討し、配列が異なっている
箇所を見いだすことで、その遺伝子がコードしているタ
ンパク質の異常を見い出すことができ、癌発生や抑制の
メカニズムを解明することもできる。しかしながら、こ
れらの比較研究は多量の試料を取り扱う必要があるた
め、塩基配列の差異を検出する方法は、迅速かつ経済的
な方法が望ましい。その方法の1つとして、ピーシーア
ール エスエスシーピー(PCR−SSCP:ポリメラ
ーゼ チェイン リアクション シングル−ストランド
コンフォメーションポリモルフィズム、polymerase c
hain reaction-single strand conformation polymorph
ism )分析法(Genomics, 5, 874-879, 1989年、「実験
医学」第9巻、第10号 (増刊) 第47〜50頁) が開発され
た。
【0003】PCR−SSCP分析法では、放射性物質
を標識したオリゴヌクレオチドであるプライマーあるい
は放射性物質を標識したデオキシヌクレオシド三燐酸を
用いたPCR法によって、対象とする塩基配列を増幅す
ると同時に放射性物質を標識する。次に得られたPCR
による増幅産物を変性して単鎖化した後、ポリアクリル
アミドゲル電気泳動法によって分離し、オートラジオグ
ラフィーを行い、放射性物質を検出する。塩基配列の差
異は、分離された単鎖のバンドの移動度の違いとして検
出される。このPCR−SSCP分析法は、分子のゲル
電気泳動における移動度がその大きさと形によって左右
されることを応用したものである。非変性条件下におけ
る単鎖核酸は、折り畳まれた構造をとっており、これは
分子内相互作用、すなわちその塩基配列によって決定さ
れるため、変異の違いはそのまま折り畳み構造の違いと
なり移動度の違いとなって検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のPCR−SSC
P分析法では、非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法により分離された単鎖バンドは、あらかじめ放射性物
質で標識されているため、分離後、ゲルをX線フィルム
と密着させることによりバンドとして検出される。この
PCR−SSCP法は、多量のサンプルを一度に迅速か
つ経済的に処理できる点が特徴であるが、高感度検出の
ために放射性物質を使用するから、多量サンプルの処理
には必然的に取り扱う放射性物質の量も増大し、人体へ
の影響、廃棄物処理などの問題点が生じてくる。これら
の問題点を解消するために、標識物質として、放射性同
位元素を使用せず、非放射性標識物質を使用することが
考えられる。
【0005】試料DNAを放射性同位元素を用いること
なく、ほぼ同等の感度で検出する方法は大きく2つの方
法に分けられる。一つは銀染色法であり、試料DNAを
アクリルアミドゲル電気泳動により分離し、分離ゲルを
直接、染色溶液に浸漬することで、アクリルアミドゲル
中のDNAを染色しようというものである(Analytical
Biochemistry, 196, 433-438, 1991 年)。この手法
は、試料DNAを標識しない点で非常に優れているが、
試料DNAをゲル中に固定するため、分離後のDNAの
生理活性が失われやすく、変異箇所の配列決定などその
後の検討に支障をきたしてしまう。
【0006】もう一つの手法は放射性同位元素のかわり
に、人体への影響が少ない安全な標識物質または標識物
質と結合し得る物質(蛍光物質、ビオチン、ジコキゲニ
ン等)を試料DNAに結合させることにより検出する方
法である(Proc. Natl. Acad. Sci., 80, 4045-4049, 1
983 年)。これらの方法のうち、蛍光物質で標識すれ
ば、試料DNAを電気的に検出することができる。すな
わち、PCRに用いるプライマーを蛍光標識しておき、
次にPCRにより増幅された産物を変性することによっ
て単鎖化し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によっ
て分離し、分離したゲルに励起光を照射し、発生する蛍
光を検出することができる。またビオチンあるいはジコ
キシゲニンで標識しておけば、免疫化学的な検出が可能
となる。すなわち、プライマーをこれらの物質で標識
し、PCR後、ゲル電気泳動を行い、固相担体上に試料
DNAを移行させ、固相上でビオチンあるいはジコキシ
ゲニンを検出する。通常、ビオチンとアビジン、ジコキ
シゲニンと抗ジコキシゲニンなど抗原抗体反応が利用さ
れる。さらに酵素で標識するためには、あらかじめアル
カリホスファターゼ、ペルオキシターゼ、ガラクトシダ
ーゼなどの酵素をアビジン、もしくは抗ジコキシゲニン
と結合しておく。次いで標識と結合し得る物質、例えば
ビオチン、ジコキシゲニン等を結合している試料DNA
を反応させる。最終的には、標識された酵素にこれらの
酵素の基質、たとえばアルカリホスファターゼの場合
は、1,2−ジオキセタン誘導体のリン酸塩、ブロモク
ロロインドリルリン酸塩などを加えることにより、試料
DNAを化学発光法や発色法により検出することができ
る。
【0007】蛍光物質、ビオチン、ジコキゲニンなどの
非放射性標識物質を使用するDNAの検出方法は、従来
から公知である放射性同位元素に代わる、DNAの高感
度検出法として知られている技術であり、この方法をP
CR−SSCP法に応用することは容易に考えられる。
しかし、ここでの問題点はこれら標識物質の標識方法で
ある。従来の技術では、プライマーの化学合成(各社か
ら販売されている自動DNA合成機が用いられる)時
に、プライマーの任意の箇所に標識することができる。
しかし、この方法では試料DNAごとに標識されたプラ
イマーを用意するため、多量の試料DNAを解析する場
合には不利である。PCR中に標識されたヌクレオチオ
ドと標識されていないヌクレオチドを混合しておき、標
識されたヌクレオチドを取り込ませることで標識するこ
とも可能である。しかし、この取り込みはランダムにお
こるため、最終的に得られるPCR産物の分子量は不確
定なもになる(放射性同位元素と異なり、ビオチンなど
の標識物質はそれ自体がヌクレオチドに近い分子量であ
るため)。そのため分子の大きさ、形で分離するPCR
−SSCP分析法には使用できない。本発明が解決しよ
うとする課題は、放射性同位元素を用いずに遺伝子の変
異を同定する方法において、遺伝子検出に必要な非放射
性標識物質と検出すべき配列への付加を簡便化すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、遺伝
子(ゲノムDNA)をプライマーを用いたポリメラーゼ
・チェイン・リアクション(PCR)により増幅し、増
幅されたDNA断片の3’末端に、標識物質で修飾され
たヌクレオチド誘導体をターミナルトランスフェラーゼ
の存在下に結合させた後、DNA断片を分離し、分離さ
れたDNA断片の標識物質を測定することにより、ゲノ
ムDNAの塩基配列の差異を分離されたDNA断片の移
動度の相違として検出することを特徴とする遺伝子の変
異を同定する方法である。
【0009】また本発明は、センスプライマー、アンチ
センスプライマー、デオキシヌクレオチド、DNAポリ
メラーゼ、DNAポリメラーゼ用緩衝液、標識物質で修
飾されたヌクレオチド誘導体、ターミナルトランスフェ
ラーゼおよびターミナルトランスフェラーゼ用緩衝液を
含むことを特徴とする遺伝子の変異を同定するための試
薬である。
【0010】本発明に使用する標識物質としては、ビオ
チン、キゴシキシゲニン、酵素または蛍光物質があり、
酵素としてはアルカリホスファターゼ、ペルオキシダー
ゼまたはガラクトシダーゼなどが例示される。蛍光物質
としては、フルオロセインイソチオシアネート、ローダ
ミンまたはニトロベンゾジアゾルなどが例示される。
【0011】本発明に使用するヌクレオチド誘導体と
は、ダイデオキシヌクレオチド(ダイデオキシヌクレオ
シド−三燐酸)誘導体であることが好ましい。
【0012】本発明に使用する標識物質で修飾されたヌ
クレオチド誘導体としては、化3で示される標識修飾ヌ
クレオチド誘導体がある。
【0013】
【化3】 (式中、Qは7−デアザグアニン、7−デアザアデニ
ン、ウラシルまたはシトシン残基であり、R1 ,R2
3 およびR4 は、それぞれ独立に、水素原子、ナトリ
ウム原子またはリチウム原子を表す。ただしナトリウム
原子とリチウム原子が同時に存在することはない。Aは
標識を示す。)
【0014】標識物質と結合し得る物質で修飾されたヌ
クレオチド誘導体としては、具体的には、7−(N−ビ
オチニル−3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’
−ダイデオキシ−7−デアザグアノシン−5’−三燐酸
(化4)、7−(N−ビオチニル−3−アミノ−1−プ
ロピニル)−2’,3’−ダイデオキシ−7−デアザア
デノシン−5’−三燐酸(化5)、5−(N−ビオチニ
ル−3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイ
デオキシウリジン−5’−三燐酸(化6)または5−
(N−ビオチニル−3−アミノ−1−プロピニル)−
2’,3’−ダイデオキシシチジン−5’−三燐酸(化
7)などがある。
【0015】このような化合物の製造法は、3−トリフ
ルオロアセチルアミノ−1−プロピニル基が核酸の塩基
に結合したヌクレオシドを調製し、次に5’末端の水酸
基をトリホスフェート化し、3−アミノ−1−プロピル
基が核酸の塩基に結合したヌクレオチドを調製する。さ
らに該化合物とビオチニル−N−スクシンイミドエステ
ルとを反応させることにより、N−ビオチニル−3−ア
ミノ−1−プロピオニル基が核酸の塩基に結合したビオ
チン標識化ヌクレオチド誘導体(化4〜7)を製造する
ことができる。
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】標識物質で修飾されたヌクレオチド誘導体
としては、具体的には、7−(N−フルオロセイン−3
−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデオキ
シ−7−デアザグアノシン−5’−三燐酸、7−(N−
フルオロセイン−3−アミノ−1−プロピニル)−
2’,3’−ダイデオキシ−7−デアザアデノシン−
5’−三燐酸、5−(N−フルオロセイン−3−アミノ
−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデオキシウリジ
ン−5’−三燐酸または5−(N−フルオロセイン−3
−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデオキ
シシチジン−5’−三燐酸などがある。
【0021】本発明に使用するDNAポリメラーゼとし
ては、TaqDNAポリメラーゼ、TthDNAポリメ
ラーゼ、PfuDNAポリメラーゼ、VentDNAポ
リメラーゼなどがある。DNAポリメラーゼ用緩衝液と
しては、例えば10mMトリス−塩酸緩衝液に1.5m
M MgCl2 および0.1%トリトンX−100を含
有する緩衝液が例示される。本発明に使用するターミナ
ルトランスフェラーゼとしては、ウシ胸腺由来のものな
どがある。ターミナルトランスフェラーゼ用緩衝液とし
ては、例えば200mMカコジル酸ナトリウム、1.5
mM MgCl 2および1mM 2−メルカプトエタノ
ールを含む緩衝液が例示される。
【0022】本発明の遺伝子とはゲノムDNAであり、
その調製法は細胞を遠心分離した後、細胞膜を破壊する
ことでDNAを抽出する。一般的にはフェノール抽出や
各種DNA吸着物質、例えばイオン交換樹脂やガラスビ
ーズ、シリカ粒子などを添加して除タンパクの操作を行
う。
【0023】次いでゲノムDNAをプライマーを用いた
ポリメラーゼ・チェイン・リアクション(PCR)によ
り増幅する。具体的にはゲノムDNAに、プライマー、
DNAポリメラーゼおよびDNAポリメラーゼ緩衝液を
含有するPCR溶液を添加し、例えば94℃で30秒反
応させる工程および60℃、2分間反応させる工程を3
0回繰り返す。プライマーとしては、既知配列を有する
2種のオリゴヌクレオチド(センスプライマーおよびア
ンチセンスプライマー)を使用する。
【0024】本発明では、上記工程にて増幅されたDN
A断片の3’末端に、標識物質で修飾されたヌクレオチ
ド誘導体をターミナルトランスフェラーゼの存在下に作
用させて、標識物質を結合させる。使用する反応溶液
は、標識物質で修飾されたヌクレオチド誘導体、ターミ
ナルトランスフェラーゼおよびターミナルトランスフェ
ラーゼ用緩衝液を含むものである。上記工程にて増幅さ
れたDNA断片の3’末端に、この緩衝液を加え、例え
ば37℃で、約20分間反応させる。反応停止液(例え
ば95% ホルムアミド、20mM エチレンジアミン
四酢酸ナトリウム、0.05% ブロムフェノールブル
ー、0.05% キシレンシアノール)を10μl加え
て、約80℃で約2分間加熱した後、氷上にて急冷し
て、反応を終了させる。PCR増幅工程とターミナルト
ランスフェラーゼ反応工程は、別個に行うことが好まし
い。
【0025】さらに、増幅されたDNA断片を分離す
る。分離する手段としては、ゲル電気泳動法が好まし
い。特に非変性アクリルアミドゲル電気泳動法が好まし
い。
【0026】次いで、分離されたDNA断片の標識物質
を測定する。標識物質が酵素の場合には、酵素発色試薬
または発光試薬を反応させ、発色強度または発光強度を
測定する。アルカリホスファターゼの場合には、例えば
基質である1,2−ジオキセタン誘導体のリン酸塩など
の発光試薬を反応させ、発光強度を測定する。またはブ
ロモロロインドリルリン酸、フェニルリン酸二ナトリウ
ムおよび4−アミノアンチピリンなどの発色試薬を反応
させ、発色強度を測定する。ペルオキシダーゼの場合に
は、例えば基質である過酸化水素、4−アミノアンチピ
リン、アニリン誘導体またはフェノール誘導体などの発
色試薬を反応させ、発色強度を測定する。ガラクトシダ
ーゼの場合には、例えばo−ニトロフェニル−β−ガラ
クトピラノシドなどの発色試薬を反応させ、発色強度を
測定する。
【0027】標識物質がビオチンの場合には、例えばビ
オチンにストレプトアビジンを反応させ、次いでビオチ
ン化酵素を反応させた後、酵素発色試薬または発光試薬
を反応させ、発色強度または発光強度を測定する。標識
物質がジゴキシゲニンの場合には、例えば酵素結合抗ジ
ゴキシゲニンを反応させた後、酵素発色試薬または発光
試薬を反応させ、発色強度または発光試薬を測定する。
酵素発色試薬または発光試薬としては、前述のアルカリ
ホスファターゼの場合には、例えば基質である1,2−
ジオキセタン誘導体のリン酸塩などの発光試薬またはブ
ロモロロインドリルリン酸、フェニルリン酸二ナトリウ
ムおよび4−アミノアンチピリンなどの発色試薬、ペル
オキシダーゼの場合には、例えば過酸化水素、4−アミ
ノアンチピリン、アニリン誘導体またはフェノール誘導
体などの発色試薬、ガラクトシダーゼの場合には、例え
ばo−ニトロフェニル−β−ガラクトピラノシドなどの
発色試薬が例示される。標識物質と結合し得る物質が蛍
光物質の場合には、紫外線や可視領域のレーザー光を照
射し、発生する蛍光強度を測定する。
【0028】本発明では、分離されたDNA断片の標識
物質を上述にようにして測定することにより、ゲノムD
NAの塩基配列の差異を分離されたDNA断片の移動度
の相違として検出する。
【0029】本発明の遺伝子の変異を同定するための試
薬は、センスプライマー、アンチセンスプライマー、デ
オキシヌクレオチド、DNAポリメラーゼ、DNAポリ
メラーゼ用緩衝液、標識物質で修飾されたヌクレオチド
誘導体、ターミナルトランスフェラーゼおよびターミナ
ルトランスフェラーゼ用緩衝液を含む。
【0030】また本発明の試薬は必要により、さらに標
識物質検出試薬を含む。標識物質検出試薬としては、酵
素発色または発光試薬があり、酵素発色試薬としてはア
ルカリホスファターゼ発色または発光試薬、ペルオキシ
ダーゼ発色または発光試薬またはガラクトシダーゼ発色
または発光試薬がある。アルカルホスファターゼ発色試
薬としては、ブロモロロインドリルリン酸、フェニルリ
ン酸二ナトリウムおよび4−アミノアンチピリンからな
る群から選ばれた試薬がある。またアルカルホスファタ
ーゼ発光試薬としては、1,2−ジオキセタン誘導体の
リン酸塩がある。ペルオキシダーゼ発色試薬としては、
過酸化水素、4−アミノアンチピリンおよびアニリン誘
導体またはフェノール誘導体がある。またガラクトシダ
ーゼ発色試薬としては、o−ニトロフェニル−β−ガラ
クトピラノシドがある。
【0031】またストレプトアビジンおよびビオチン化
酵素および酵素発色または発光試薬も標識検出試薬とし
て使用できる。また酵素結合抗ジゴキシゲニンおよび酵
素発色または発光試薬も同様である。これらに使用する
酵素発色試薬は前述したアルカリホスファターゼ発色ま
たは発光試薬、ペルオキシダーゼ発色または発光試薬ま
たはガラクトシダーゼ発色または発光試薬などである。
【0032】本発明試薬の一実施態様は、センスプライ
マー、アンチセンスプライマー、デオキシヌクレオチ
ド、DNAポリメラーゼ、DNAポリメラーゼ用緩衝
液、ビオチンで修飾されたダイデオキシヌクレオシチド
─5’−三燐酸誘導体、ターミナルトランスフェラー
ゼ、ターミナルトランスフェラーゼ用緩衝液、ストレプ
トアビジン、ビオチン化酵素および酵素発色または発光
試薬を含む試薬である。
【0033】本発明の試薬濃度は、センスプライマー、
アンチセンスプライマー各約1〜100、好ましくは約
10pmole、デオキシヌクレオチド約20〜200
0μM、好ましくは約1〜300μM、DNAポリメラ
ーゼ約1〜10U、好ましくは2〜8U、ヌクレオチド
誘導体約5〜1000μM、好ましくは10〜100μ
M、ターミナルトランスフェラーゼ約0.1〜10U、
好ましくは0.5〜5Uである。
【0034】
【発明の効果】本発明では、PCR産物の3’末端に、
標識物質または標識物質と結合し得る物質で標識された
ヌクレオチドを1分子のみ結合させることができる。す
なわちセンスプライマー、アンチセンスプライマー、D
NAポリメラーゼおよびDNAポリメラーゼ用緩衝液を
含むPCR反応液および標識されたヌクレオチド、例え
ばダイデオキシヌクレオチド誘導体(化1)、ターミナ
ルトランスフェラーゼおよびターミナルトランスフェラ
ーゼ用緩衝液を加え、DNAポリメラーゼおよびターミ
ナルトランスフェラーゼの両酵素反応を行うことによ
り、PCR産物の3’末端に標識物質または標識物質と
結合し得る物質で標識されたヌクレオチドを1分子のみ
結合させることができる。1分子のみの標識物質または
標識物質と結合し得る物質の結合が可能な理由として
は、増幅産物の3’末端にターミナルトランスフェラー
ゼにより1分子の標識されたヌクレオチド、例えば標識
されたダイデオキシヌクレオチド誘導体(化1)が組み
込まれることにより、ヒドロキシル基がなくなり、合成
による伸長はもはや可能ではなくなるためであると考え
られる。
【0035】さらにこの標識されたダイデオキシヌクレ
オチド誘導体は、標識されていないデオキシヌクレオチ
ドより優先的にターミナルトランスフェラーゼによっ
て、3’末端に付加されるため、PCR反応に使用され
なかったデオキシヌクレオチドを除去することなく、直
接、標識が可能になる。したがって、本発明によれば、
プライマーを標識することなく、しかも放射性同位元素
を使用せずにPCR−SSCP分析法が可能になり、一
定量の標識物質を結合させるにあたって、例えば余剰の
ヌクレオチドを除く等のPCR産物の処理が不要になっ
た。
【0036】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を詳細に説明
する。実施例1 標識物質を用いないPCR反応 100ngのヒトゲノムDNA(3名、A,B,C)、
20pmoleのセンスプライマー、20pmoleの
アンチセンスプライマー、終濃度200μMのデキシヌ
クレオチド三燐酸、2.5UのTaqDNAポリメラー
ゼをTaqDNAポリメラーゼ用緩衝液(10mMトリ
ス−塩酸緩衝液、1.5mM MgCl 2 、0.1%ト
リトンX−100)に加え、全量を10μlとし、94
℃、30秒〜60℃、2分のPCRを30回行った。
【0037】実施例2 PCR産物の3’末端の標識 実施例1で得たPCR反応液5μl、ターミナルトラン
スフェラーゼ5U、終濃度が80μMの7−(N−ビオ
チニル−(3−アミノ−1−プロピニル))−2’3’
−ジデオキシ−7−デアザシチジン−5’−三燐酸をタ
ーミナルトランスフェラーゼ用緩衝液(200mM カ
コジル酸ナトリウム、1.5mM MgCl2 、1mM
2−メルカプトエタノール)に加え、全量を10μl
とし、37℃で20分間反応した。反応停止液(95%
ホルムアミド、20mM エチレンジアミン四酢酸ナ
トリウム、0.05% ブロムフェノールブルー、0.
05% キシレンシアノール)を10μl加えた。80
℃で2分間加熱した後、氷上にて急冷した。
【0038】実施例3 5%ポリアクリルアミドゲルによる試料の分離 市販のアクリルアミド、ビスアクリルアミドを用いて、
5%ポリアクリルアミドゲル(架橋度1%、5%グリセ
ロール、幅20cm、長さ40cm、厚さ0.35mm
を作製した。3’末端を標識したPCRプロダクト1μ
lをゲルに添加した。TBE緩衝液(89mMトリス緩
衝液、89mMほう酸、2mM EDTA、pH8.
3)で65Wの定電力で20℃、2時間電気泳動を行
い、試料を分離した。
【0039】実施例4 試料の検出 泳動の終わったゲルと市販のナイロンメンブレンに密着
させ、分離した試料(A,B,C)をナイロンメンブレ
ンに1時間ブロテッィングした。ハイブリダイゼーショ
ンバックに入れ、ブロッキング緩衝液(10mM リン
酸緩衝液、5%SDS、125mM NaCl)20m
lを加え、5分間振盪後排出した。1μg/mlとなる
ようにブロッキング緩衝液20mlで希釈したストレプ
トアビジンを加え、5分間振盪後、排出した。10倍希
釈したブロッキング緩衝液20mlで2回、10分間ず
つ振盪後、排出した。0.5μg/mlとなるようにブ
ロッキング緩衝液20mlで希釈したビオチン化アルカ
リフォスファターゼを加え、5分間振盪後、排出した。
トリス緩衝液(10mM Tris−HCl pH9.
2、1mM MgCl2 、10mM NaCl)で2
回、10分間ずつ振盪後、排出した。0.34mg/m
lの化学発光基質(ルミジェン社PPD、1,2−ジオ
キセタン誘導体のリン酸塩)を加え、5分間振盪後、排
出した。ナイロンメンブレンをハイブリダイゼーション
バックに入れたままX線フィルムと接触させ、10分間
露光し、フィルム上にDNAを検出した。その結果、3
種類の試料(A,B,C)すべてにおいてバンドパター
ンが異なり、それぞれ異なった配列を有することがわか
った(図1)。
【0040】比較例1 上記実施例1におけるセンスプライマーに代えて、放射
性標識物質(32P)を結合したセンスプライマーを使用
して、PCRを行い、次いで実施例3と同様にして、電
気泳動により分離して、検出した結果を図2に示す。い
ずれの試料もバンドパターンが異なり、それぞれ異なっ
た配列を有することがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により検出された遺伝子の電気泳
動の結果を示す図面代用写真である。
【図2】放射性標識したプライマーを使用した遺伝子同
定法による結果を示す図面代用写真である。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺伝子(ゲノムDNA)をプライマーを
    用いたポリメラーゼ・チェイン・リアクション(PC
    R)により増幅し、増幅されたDNA断片の3’末端
    に、標識物質で修飾されたヌクレオチド誘導体をターミ
    ナルトランスフェラーゼの存在下に結合させた後、DN
    A断片を分離し、分離されたDNA断片の標識物質を測
    定することにより、ゲノムDNAの塩基配列の差異を分
    離されたDNA断片の移動度の相違として検出すること
    を特徴とする遺伝子の変異を同定する方法。
  2. 【請求項2】 ヌクレオチド誘導体が、ダイデオキシヌ
    クレオシド−5’−三燐酸誘導体である請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 標識物質で修飾されたヌクレオチド誘導
    体が、化1で示される標識修飾ヌクレオチド誘導体であ
    る請求項1記載の方法。 【化1】 (式中、Qは7−デアザグアニン、7−デアザアデニ
    ン、ウラシルまたはシトシン残基であり、R1 ,R2
    3 およびR4 は、それぞれ独立に、水素原子、ナトリ
    ウム原子またはリチウム原子を表す。ただしナトリウム
    原子とリチウム原子が同時に存在することはない。Aは
    標識を示す。)
  4. 【請求項4】 標識物質がビオチン、ジゴキシゲニン、
    酵素または蛍光物質である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 酵素がアルカリホスファターゼ、ペルオ
    キシダーゼまたはガラクトシダーゼである請求項1記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 蛍光物質がフルオロセインイソチオシア
    ネート、ローダミンまたはニトロベンゾジアゾルである
    請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 標識物質で修飾されたヌクレオチド誘導
    体が、7−(N−ビオチニル−3−アミノ−1−プロピ
    ニル)−2’,3’−ダイデオキシ−7−デアザグアノ
    シン−5’−三燐酸、7−(N−ビオチニル−3−アミ
    ノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデオキシ−7
    −デアザアデノシン−5’−三燐酸、5−(N−ビオチ
    ニル−3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダ
    イデオキシウリジン−5’−三燐酸または5−(N−ビ
    オチニル−3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’
    −ダイデオキシシチジン−5’−三燐酸である請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 標識物質で修飾されたヌクレオチド誘導
    体が、7−(N−フルオロセイン−3−アミノ−1−プ
    ロピニル)−2’,3’−ダイデオキシ−7−デアザグ
    アノシン−5’−三燐酸、7−(N−フルオロセイン−
    3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデオ
    キシ−7−デアザアデノシン−5’−三燐酸、5−(N
    −フルオロセイン−3−アミノ−1−プロピニル)−
    2’,3’−ダイデオキシウリジン−5’−三燐酸また
    は5−(N−フルオロセイン−3−アミノ−1−プロピ
    ニル)−2’,3’−ダイデオキシシチジン−5’−三
    燐酸である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 増幅されたDNA断片を分離する方法
    が、ゲル電気泳動法である請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 ゲル電気泳動法が、非変性アクリルア
    ミドゲル電気泳動法である請求項1記載の方法
  11. 【請求項11】 遺伝子(ゲノムDNA)をプライマー
    を用いたポリメラーゼ・チェイン・リアクション(PC
    R)により増幅し、増幅されたDNA断片の3’末端
    に、ビオチンで修飾されたダイデオキシヌクレオシド−
    5’−三燐酸誘導体をターミナルトランスフェラーゼの
    存在下に結合させた後、DNA断片を分離し、分離され
    たDNA断片のビオチンにストレプトアビジン、ビオチ
    ン化酵素および酵素発色試薬または発光試薬を作用させ
    て、発色強度または発光強度を測定することにより、ゲ
    ノムDNAの塩基配列の差異を分離されたDNA断片の
    移動度の相違として検出することを特徴とする遺伝子の
    変異を同定する方法。
  12. 【請求項12】 センスプライマー、アンチセンスプラ
    イマー、デオキシヌクレオチド、DNAポリメラーゼ、
    DNAポリメラーゼ用緩衝液、標識物質で修飾されたヌ
    クレオチド誘導体、ターミナルトランスフェラーゼおよ
    びターミナルトランスフェラーゼ用緩衝液を含むことを
    特徴とする遺伝子の変異を同定するための試薬。
  13. 【請求項13】 ヌクレオチド誘導体が、ダイデオキシ
    ヌクレオシド−5’−三燐酸誘導体である請求項12記
    載の試薬。
  14. 【請求項14】 標識物質で修飾されたヌクレオチド誘
    導体が、化2で示される標識修飾ヌクレオチド誘導体で
    ある請求項12記載の試薬。 【化2】 (式中、Qは7−デアザグアニン、7−デアザアデニ
    ン、ウラシルまたはシトシン残基であり、R1 ,R2
    3 およびR4 は、それぞれ独立に、水素原子、ナトリ
    ウム原子またはリチウム原子を表す。ただしナトリウム
    原子とリチウム原子が同時に存在することはない。Aは
    標識を示す。)
  15. 【請求項15】 標識物質がビオチン、ジゴキシゲニ
    ン、酵素または蛍光物質である請求項12記載の試薬。
  16. 【請求項16】 酵素がアルカリホスファターゼ、ペル
    オキシダーゼまたはガラクトシダーゼである請求項15
    記載の試薬。
  17. 【請求項17】 蛍光物質がフルオロセインイソチオシ
    アネート、ローダミンまたはニトロベンゾジアゾルであ
    る請求項15記載の試薬。
  18. 【請求項18】 標識物質で修飾されたヌクレオチド誘
    導体が、7−(N−ビオチニル−3−アミノ−1−プロ
    ピニル)−2’,3’−ダイデオキシ−7−デアザグア
    ノシン−5’−三燐酸、7−(N−ビオチニル−3−ア
    ミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデオキシ−
    7−デアザアデノシン−5’−三燐酸、5−(N−ビオ
    チニル−3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−
    ダイデオキシウリジン−5’−三燐酸または5−(N−
    ビオチニル−3−アミノ−1−プロピニル)−2’,
    3’−ダイデオキシシチジン−5’−三燐酸である請求
    項12記載の試薬。
  19. 【請求項19】 標識物質で修飾されたヌクレオチド誘
    導体が、7−(N−フルオロセイン−3−アミノ−1−
    プロピニル)−2’,3’−ダイデオキシ−7−デアザ
    グアノシン−5’−三燐酸、7−(N−フルオロセイン
    −3−アミノ−1−プロピニル)−2’,3’−ダイデ
    オキシ−7−デアザアデノシン−5’−三燐酸、5−
    (N−フルオロセイン−3−アミノ−1−プロピニル)
    −2’,3’−ダイデオキシウリジン−5’−三燐酸ま
    たは5−(N−フルオロセイン−3−アミノ−1−プロ
    ピニル)−2’,3’−ダイデオキシシチジン−5’−
    三燐酸である請求項12記載の試薬。
  20. 【請求項20】 さらに標識物質検出試薬を含む請求項
    12記載の試薬。
  21. 【請求項21】 標識物質検出試薬が、酵素発色または
    発光試薬である請求項20記載の試薬。
  22. 【請求項22】 酵素発色試薬がアルカリホスファター
    ゼ発色または発光試薬、ペルオキシダーゼ発色または発
    光試薬またはガラクトシダーゼ発色または発光試薬であ
    る請求項21記載の試薬。
  23. 【請求項23】 アルカルホスファターゼ発色試薬が、
    ブロモクロロインドリルリン酸、フェニルリン酸二ナト
    リウムおよび4−アミノアンチピリンからなる群から選
    ばれた試薬である請求項22記載の試薬。
  24. 【請求項24】 アルカルホスファターゼ発光試薬が、
    1,2−ジオキセタン誘導体のリン酸塩である請求項2
    2記載の試薬。
  25. 【請求項25】 ペルオキシダーゼ発色試薬が、過酸化
    水素、4−アミノアンチピリンおよびアニリン誘導体ま
    たはフェノール誘導体である請求項22記載の試薬。
  26. 【請求項26】 ガラクトシダーゼ発色試薬が、o−ニ
    トロフェニル−β−ガラクトピラノシドである請求項2
    2記載の発色試薬。
  27. 【請求項27】 標識物質検出試薬が、ストレプトアビ
    ジンおよびビオチン化酵素および酵素発色または発光試
    薬である請求項20記載の試薬。
  28. 【請求項28】 標識物質検出試薬が、酵素結合抗ジゴ
    キシゲニンおよび酵素発色または発光試薬である請求項
    20記載の試薬。
  29. 【請求項29】 酵素発色試薬がアルカリホスファター
    ゼ発色または発光試薬、ペルオキシダーゼ発色または発
    光試薬またはガラクトシダーゼ発色または発光試薬であ
    る請求項27または28記載の試薬。
  30. 【請求項30】 センスプライマー、アンチセンスプラ
    イマー、デオキシヌクレオチド、DNAポリメラーゼ、
    DNAポリメラーゼ用緩衝液、ビオチンで修飾されたダ
    イデオキシヌクレオシド─5’−三燐酸誘導体、ターミ
    ナルトランスフェラーゼ、ターミナルトランスフェラー
    ゼ用緩衝液、ストレプトアビジン、ビオチン化酵素およ
    び酵素発色試薬または発光試薬を含むことを特徴とする
    遺伝子の変異を同定するための試薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003000187A3 (en) * 2001-06-21 2004-08-05 Ariad Pharma Inc Novel pyrazolo-and pyrrolo-pyrimidines and uses thereof

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