JPH08138697A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JPH08138697A
JPH08138697A JP6302948A JP30294894A JPH08138697A JP H08138697 A JPH08138697 A JP H08138697A JP 6302948 A JP6302948 A JP 6302948A JP 30294894 A JP30294894 A JP 30294894A JP H08138697 A JPH08138697 A JP H08138697A
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JP
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gas
reaction
fuel cell
reaction gas
flow channel
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JP6302948A
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English (en)
Inventor
Seiji Mizuno
誠司 水野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料電池内での発火を防止して、出力の安定
化を図る。 【構成】 電解質膜12の両側に反応触媒層13a,1
4aをそれぞれ備え、この外側にガス拡散層13b,1
4bをそれぞれ備えるとともに、この両ガス拡散層13
b,14bの外側に、各ガス拡散層13b,14bに臨
むように形成された反応ガス流路溝15a,16をそれ
ぞれ備え、さらに各反応ガス流路溝15a,16の上流
側に連通する反応ガス供給側マニホールド18と、下流
側に連通する反応ガス排出側マニホールド19とを備え
た燃料電池11の前記反応ガス系の流路内に、反応ガス
と接触可能に燃焼触媒を設け、反応ガス系内に混入した
可燃ガスを早期に緩やかに燃焼させて濃度上昇を防ぎ、
燃料電池11内での発火を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電解質層を介して燃
料ガスと酸化ガスとを反応させて起電力を得る燃料電池
に関し、特に電池内での燃料ガスの異常燃焼を防止する
ことのできる燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば高分子電解質型燃料電池において
は、電解質である陽イオン交換樹脂膜を、カチオン導電
性膜として使用しており、分子中にプロトン(水素イオ
ン)交換基を有するこの導電性膜は、飽和状態に含水さ
せることによって常温で20Ω・cm以下の比抵抗を示し
プロトン導電性電解質として機能する。
【0003】そして、前記高分子電解質膜の飽和含水量
は、温度によって可逆的に変化するが、燃料電池運転中
においては、カソード側における電気化学反応によって
生成される水が増加した場合に、その排出能力を越える
と、カソード側の酸化ガス流路内に生成水の滞留が生じ
ることがあった。
【0004】このように、カソード側の酸化ガス流路内
に生成水が滞留すると、高分子電解質膜のカソード側が
水浸しとなり、所謂フラッディング状態となってガス接
触面積が減少し、更にはカソードへの酸素ガスの供給が
阻害されて発生電圧が低下するという問題があった。
【0005】また、酸化ガス流路内の生成水の排出不良
が生じると、前述したようにカソードへの酸素ガスの供
給が阻害されて発生電圧が低下するばかりでなく、高分
子電解質膜を透過したプロトン(2H+ )が、カソード
側において電子(2e )と再結合して再び水素ガス
(H2 )となり酸化ガス流路を流れる酸化ガス中に混入
し、この混入した水素ガスが一定の濃度に達すると、カ
ソードの表面に形成された反応触媒層に接触して発火す
ることがある。この燃料電池内での発火のメカニズムを
図5ないし図7を参照して説明する。なお図6はカソー
ド側への水素ガスの混入メカニズムを示す説明図、図6
は各単電池を垂直に配設して横方向に複数積層した従来
の燃料電池の断面側面図、図7は水素ガスの発生から発
火までのプロセスのフロー図である。
【0006】図5および図6に示すように高分子電解質
型燃料電池1の単電池1aは、図において電解質膜2の
左側に、反応触媒層3aとガス拡散層3bとからなるア
ノード3が、また右側には、反応触媒層4aとガス拡散
層4bとからなるカソード4が形成されている。また前
記アノード3の外側には、ガスセパレータを兼ねるカー
ボン集電体5が設けられるとともに、このカーボン集電
体5の前記ガス拡散層3bに面する側面には、燃料ガス
流路溝5aがほぼ水平方向に複数形成されており、各燃
料ガス流路溝5aには、燃料ガスである水素ガスが流通
している。また前記カソード4の外側には、ガスセパレ
ータを兼ねるカーボン集電体6が設けられるとともに、
このカーボン集電体6の前記ガス拡散層4bに面する側
面には、酸化ガス流通溝6aがほぼ垂直方向に複数(図
においては最も手前の溝6aのみ図示されている)形成
されている。
【0007】そして、この燃料電池1の運転時には、カ
ソード4側の酸化ガス流路溝6aには酸素(O2 )を含
む空気が供給されると、アノード3側では、H2 =2H
+ +2e の反応が起き、またカソード4側では、1
/2O2 +2H+ +2e =H2 O の反応が起こる。
【0008】すなわち、アノード3においては、燃料ガ
ス流路溝5aに流通する水素ガス(H2 )がプロトン
(2H+ )と電子(2e )とを生成する。生成された
プロトンは、イオン交換膜である電解質膜2中をカソー
ド4に向かって移動し、電子はアノード側のカーボン集
電体5から外部回路(図示せず)を通ってカソード4側
のカーボン集電体6に移動する。
【0009】そして、カソード4においては、酸化ガス
流路溝6aを流れる空気中の酸素と、電解質膜2中をア
ノード3から移動してきたプロトンと、外部回路を介し
て移動してきた電子とが反応して水(H2 O)が生成さ
れる。
【0010】したがって、各単電池1aの酸化ガス流路
溝6a内で生成された水Wは、重力の作用によって流下
し、積層された各単電池1aの酸化ガス流路溝6aの下
端に接続された排出側マニホールド7から、余剰酸化ガ
スとともに外部に排出されるようになっている。
【0011】積層された各単電池1a内でこのようにし
て生成された水Wは、酸化ガス流路溝6aを流下して排
出側マニホールド7に合流するため、排出側マニホール
ド7の出口(図6において右下部)側で、生成水Wが増
加して出口付近に滞留が生じ易かった。そして、排出側
マニホールド7の出口付近に生成水Wが滞留すると、こ
の滞留している部分に酸化ガス流路溝6aの下端を解放
した単電池1aにおいては、排出不良が生じて酸化ガス
流路溝6a内でも生成水Wが滞留する結果、カソード4
が水浸しとなり、ガス拡散層4bおよび反応触媒層4a
のフラッディングが発生し、この反応触媒層4aへの酸
素ガスの拡散が阻害されることとなる。
【0012】したがって、酸化ガス流路溝6a内の生成
水Wがスムーズに排出されている単電池1aにおいて
は、カソード4への酸素ガスの供給が充分に行われてい
るため、1/2O2 +2H+ +2e =H2 O の反応
が起こり、酸化ガス流路溝6a内に水素ガス(H2 )は
発生しない(図5の酸化ガス流路溝6aの上半分を参
照)。
【0013】ところが、酸化ガス流路溝6a内に生成水
Wが滞留した状態で電流を流し続けると、カソード4へ
の酸素ガスの供給が不充分となるため、燃料電池1の全
体から得られる電圧が低下するとともに、その単電池1
aにおいては、H2 Oを生成する反応は起こらずに、電
解質膜2を透過してきたプロトン(2H+ )と電子(2
)とが再結合してしまい、その結果、この酸化ガス
流路溝6a内に水素ガス(H2 )が生じる(図5の酸化
ガス流路溝6aの下半分を参照)。
【0014】そして生成水Wの排出不良による酸素供給
不足が原因で生じた水素ガス(H2)は、各単電池1a
の酸化ガス流路溝6a内を上昇し、横方向に積層された
各単電池1aの酸化ガス流路溝6aのそれぞれの上端に
酸化ガス供給可能に接続された供給側マニホールド8内
に集まる。特に、生成水Wの滞留を生じやすい排出側マ
ニホールド7の出口側に、酸化ガス流路溝6aの下端を
接続した単電池1aの上方となる、供給側マニホールド
8の最下流部付近(図6において右上部)に多く集ま
る。その結果、供給側マニホールド8内に滞留している
水素ガスが徐々に増加してその濃度が4%を越えると、
カソード4の反応触媒層4aが着火源となって発火す
る。
【0015】このように、燃料電池1の反応ガスの流通
経路内で水素ガスが発火すると、流路内圧力が上昇し、
反応ガスの供給量が変動する等によって発生電圧が不安
定となる虞があった。特に常温下で運転される高分子電
解質型燃料電池等においては、発火にともなって生じる
熱や圧力上昇によって、発生電圧が変動したり、積層さ
れた単電池1a間のシール部等に悪影響が及ぶ虞があっ
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この燃料
電池内での発火防止、すなわち燃料電池の燃料ガス流路
内への酸化ガスの混入及び酸化ガス流路内への燃料ガス
の混入を防止するか、あるいは混入したガスを早期に除
去して発火を防止する必要があった。
【0017】そこで、従来においては、例えば燃料電池
の酸化ガス流路溝内での水素ガスの発生・混入を防ぐた
めに、カソード側における反応によって生じる生成水が
酸化ガス流路溝内に滞留してカソードへの酸素供給が不
充分とならないようにして、酸素の供給不足に起因する
水素ガスの発生混入を抑えるために、生成水を効率よく
排出して滞留を防止する工夫が種々なされている(例え
ば特開閉5−251097号公報参照)。しかし、燃料
電池の内部におけるガスの発生混入による発火の防止
は、従来においては行われていなかった。
【0018】また、特開平4−167236号公報に
は、セル積層体、これに反応ガスを供給排出する反応ガ
ス配管、電池収納容器、および雰囲気ガス系統とからな
る燃料電池設備について記載されている。これは、セル
(単電池)積層体を、雰囲気ガスが満たされた電池収納
容器内に収納し、このセル積層体に反応ガス配管を接続
し、また前記電池収納容器に雰囲気ガス系統を接続した
もので、前記セル積層体から漏洩して雰囲気ガス中に混
入した反応ガス(可燃性分)を、雰囲気ガスとともに排
出する前に、電池収納容器内において燃焼させる等によ
って除去する技術に関するものである。したがって、こ
の公報に記載された技術によっては、燃料電池の内部に
おいて、例えば酸化ガス流路内に混入した燃料ガスを除
去することはできない。
【0019】この発明は、上述した技術的背景のもとに
なされたものであって、電池内部における発火を防止し
て、安定した出力が得られる燃料電池を提供することを
目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、電解質層の両側に反応触媒
層をそれぞれ備え、この両反応触媒層の外側にガス拡散
層をそれぞれ備えるとともに、この両ガス拡散層の外側
に、各ガス拡散層に臨むように形成された反応ガス流路
溝をそれぞれ備え、さらに各反応ガス流路溝の上流側に
連通する反応ガス供給側マニホールドと、各反応ガス流
路溝の下流側に連通する反応ガス排出側マニホールドと
を備えた燃料電池において、前記反応ガス流路溝の内面
に燃焼触媒層が形成されていることを特徴としている。
【0021】また、電解質層の両側に反応触媒層をそれ
ぞれ備え、この両反応触媒層の外側にガス拡散層をそれ
ぞれ備えるとともに、この両ガス拡散層の外側に、各ガ
ス拡散層に臨むように形成された反応ガス流路溝をそれ
ぞれ備え、さらに各反応ガス流路溝の上流側に連通する
反応ガス供給側マニホールドと、各反応ガス流路溝の下
流側に連通する反応ガス排出側マニホールドとを備えた
燃料電池において、前記反応ガス流路溝に臨む前記ガス
拡散層の表面に燃焼触媒層が形成されていることを特徴
としている。
【0022】さらに、電解質層の両側に反応触媒層をそ
れぞれ備え、この両反応触媒層の外側にガス拡散層をそ
れぞれ備えるとともに、この両ガス拡散層の外側に、各
ガス拡散層に臨むように形成された反応ガス流路溝をそ
れぞれ備え、さらに各反応ガス流路溝の上流側に連通す
る反応ガス供給側マニホールドと、各反応ガス流路溝の
下流側に連通する反応ガス排出側マニホールドとを備え
た燃料電池において、前記反応ガス供給側マニホールド
と前記反応ガス排出側マニホールドとのうちの少なくと
も一方の内部に燃焼触媒が設けられていることを特徴と
している。
【0023】
【作用】上記のように、反応ガス流路溝の内面に燃焼触
媒層を形成することによって、反応ガス流路溝内に、こ
の溝内を流れるガスと反応する別のガスが少量でも混入
すると、拡散層の表面に形成された前記燃焼触媒層に触
れることによって早期に反応させて、混入ガスが発火し
易い濃度に達する前に、低濃度の状態で燃焼させること
ができる。そのため、温度および圧力の上昇を全く伴わ
ないか、あるいは最小限に抑えられる。
【0024】また、反応ガス流路溝に臨む前記ガス拡散
層の表面に燃焼触媒層を形成することによって、反応ガ
ス流路溝内に、この溝内を流れるガスと反応する別のガ
スが少量でも混入すると、拡散層の表面に形成された前
記燃焼触媒層に触れることによって早期に反応させて混
入ガスが、発火し易い濃度に達する前に、低濃度の状態
で燃焼させるため、温度および圧力の上昇を全く伴わな
いか、あるいは最小限に抑えられる。
【0025】さらに、前記反応ガス供給側マニホールド
と前記反応ガス排出側マニホールドとのうちの少なくと
も一方のマニホールドの内部に燃焼触媒を設けることこ
とによって、このマニホールド内を流れるガスと反応す
る別のガスが少量でも混入すると、マニホールド内に設
けられた燃焼触媒に触れることによって早期に反応させ
て、混入ガスが発火し易い濃度に達する前に、低濃度の
状態で燃焼させることができる。そのため、燃焼時の温
度および圧力の上昇を全く伴わないか、あるいは最小限
に抑えられる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の燃料電池の実施例を図1な
いし図4に基づいて説明する。
【0027】図1および図2は、この発明に係る燃料電
池の第1実施例を示すもので、この燃料電池11は複数
の単電池11aをそれぞれ垂直に配設して横方向に積層
して構成され、この各単電池11aは、高分子電解質膜
12の一側面(図1において上面)には、触媒反応層1
3aとその外側のガス拡散層13bとからなるアノード
(燃料電極)13が形成され、このアノード13の外側
に、ガス不透過性板に形成されたガスセパレータを兼ね
るカーボン集電体15が密着させて設けられている。そ
して、カーボン集電体15のアノード13に密着させた
面には、燃料ガスとなる水素ガス(H2 )を流通させる
燃料ガス流路溝15aが、深さ1mm、幅1mmで、1mm間
隔に複数本形成されている。
【0028】また、前記高分子電解質膜12の他側面
(図1において下面)には、触媒反応層14aとその外
側のガス拡散層14bとからなるカソード(酸素電極)
14が形成され、このカソード14の外側には、ガスセ
パレータを兼ねる板状に形成されたカーボン集電体15
が密着させて設けられている。そして、カーボン集電体
15のカソード14に密着させた面には、酸化ガスとな
る空気を流通させる酸化ガス流路溝16が、前記燃料ガ
ス流路溝15aの形成方向と直交する方向に複数本形成
されて単電池11aが構成されている。
【0029】そして、この単電池11aは、前記酸化ガ
ス流路溝16が垂直となるようにして横方向に複数積層
してスタック化されるとともに、積層された各単電池1
1aの酸化ガス流路溝16の上端が酸化ガスの供給側マ
ニホールド18にそれぞれ接続され、また各酸化ガス流
路溝16の下端が排出側マニホールド19にそれぞれ接
続され、また図示してないが各燃料ガス流路溝15の上
流側および下流側に、燃料ガスの供給側マニホールドと
排出側マニホールドとが接続されて燃料電池11が構成
されている。
【0030】また、前記高分子電解質膜12としては、
例えば、膜厚130μmのフッ素系陽イオン交換膜を用
い、この表面に触媒反応層(例えばPt 20%担持カー
ボン0.4mg/cm2 +陽イオン交換樹脂を担持カーボン
比50%)とガス拡散層(テフロン50%含有撥水処理
カーボン)を電極基材であるカーボンクロス(厚さ0.
3mm)に塗り込んだ電極をホットプレス(120℃×1
00Kg/cm2 )して製作したものが使用される。
【0031】そして、カーボン集電体15に形成された
各酸化ガス流路溝16の内面には、Pt 触媒担持液(例
えば、ジニトロジアミン白金、ヘキサアンミン白金塩化
物、塩化白金酸六水和物等の溶液)を塗布含浸させて担
持処理を行って燃焼触媒層17が形成されている。
【0032】次に、上記のように構成されるこの実施例
の燃料電池11の作用を説明すると、アノード13側の
燃料ガス流路溝15aに水素ガス(H2 )が供給され
る。また高分子電解質膜12は、飽和状態に含水させて
比抵抗を常温で20Ω・cm以下のプロトン導電性電解質
として機能させるために、燃料ガス流路溝15aを介し
て供給する水素ガス中、および酸化ガス流路溝16を介
して供給される空気中にそれぞれ水蒸気を混入して、高
分子電解質膜12を湿潤状態に維持している。
【0033】そして、カソード13側の酸化ガス流路溝
16には酸素(O2 )を含む空気が供給されると、アノ
ード13側では、H2 =2H+ +2e の反応が起き、
またカソード14側では、1/2O2 +2H+ +2e=
2 O の反応が起こる。
【0034】すなわち、アノード13においては、燃料
ガス流路溝15aに流通する水素ガス(H2 )がプロト
ン(2H+ )と電子(2e)とを生成する。生成された
プロトンは、イオン交換膜である高分子電解質膜12中
をカソード14に向かって移動し、電子はアノード側の
カーボン集電体15から外部回路(図示せず)を通って
カソード14側のカーボン集電体15に移動する。
【0035】そして、カソード14においては、酸化ガ
ス流路溝16を流れる空気中の酸素と、高分子電解質膜
12中をアノード13から移動してきたプロトンと、外
部回路を介して移動してきた電子とが反応して水(H2
O)を生成する。
【0036】次に、この酸化ガス流路溝16の内面に燃
焼触媒層17を形成したことによる効果を調べるため、
水素ガス(H2 )を1%混合した酸化ガス(空気,O
2 )を供給側マニホールド18から供給し、排出側マニ
ホールド19の出口付近で回収した排出ガス中のH2
度をガスクロマトグラフで計測したところ、100pp
m(0.01%)以下に低減可能なことが確認できた。
【0037】したがって、この実施例の燃料電池11に
おいては、運転中に生成水の排出不良等のために、酸化
ガス流路溝16内に水素ガスが混入しても、酸化ガス流
路溝16の内面に形成された燃焼触媒層17に触れて燃
焼させて、H2 濃度を常時爆発下限界の4%以下に維持
できるため、H2 濃度が低いうちに穏やかに定圧燃焼さ
せることによって、燃焼時の燃料電池11に対する悪影
響をなくすことができる。
【0038】なお、この実施例においては、燃焼触媒層
17を酸化ガス流路溝16の内面に形成した場合につい
て説明したが、この酸化ガス流路溝16に連通する供給
側マニホールド18と排出側マニホールド19の内面に
燃焼触媒層17を形成しても同様の効果がある。
【0039】また図3は、この発明に係る燃料電池の第
2実施例を示すもので、前記第1実施例においては酸化
ガス流路の内面に燃焼触媒層を形成したのに対して、こ
の実施例においては、酸化ガス流路に面するカソードの
表面に燃焼触媒層を形成したもので、前記第1実施例の
場合と同一の構成部分には同一の符号を付し、その詳細
な説明を省略して以下図面に基づいて説明する。
【0040】燃料電池を構成している単電池21aは,
その高分子電解質膜12の一側面(図3において上側)
に触媒反応層13aとガス拡散層13bとからなるアノ
ード13が形成され、このアノード13の外側にカーボ
ン集電体15が密接するように設けられており、このカ
ーボン集電体15のアノード13に臨む面に燃料ガス流
路溝15aが形成されている。また、前記高分子電解質
膜12の他側面には触媒反応層14aとガス拡散層14
bとからなるカソード14が形成され、このカソード1
4の外面には、燃焼触媒層27が形成されている。さら
に、このカソード14の外側には、カーボン集電体15
が設けられており、このカーボン集電体15のカソード
14に臨む面に酸化ガス流路溝16が形成されている。
【0041】そして、前記燃焼触媒層27は、カーボン
ブラックのコロイド分散法(Proto-tech法)によりヘキ
サヒドロキシ白金酸から作成した H3Pt(SO3)2OHs
ol.を用いて担持したカーボンの表面に、撥水性を付与
するためにテフロン(商品名)を一部添加したものを塗
布して形成した。
【0042】そして、上記のように構成される単電池2
1aを、前記第1実施例の場合と同様にその酸化ガス流
路溝16が垂直となるようにして横方向に積層するとと
もに、各ガス流路溝にマニホールドをそれぞれ接続して
燃料電池を構成し、第1実施例の場合とほぼ同様に運転
することによって、所定の起電力が得られる。
【0043】次に、この実施例の発火防止効果を試すた
めに、前記単電池21を積層した燃料電池に、燃料ガス
と酸化ガスとして、H2 /AIR系(ストイキ比×2)
で、両ガスともバブラーでフル加湿したガスを導入し、
生成水が多量に発生する高電流密度領域(0.7A/cm
2 )に保持して運転した。その結果、数十分連続運転し
たところで、触媒反応層14bがフラッディングを起こ
し、反応が充分に進行しないため、一旦は電圧が低下し
て酸化ガス流路16溝内にH2 が発生するが、酸化ガス
流路溝16に面して形成された燃焼触媒層27に触れて
即座に燃焼し、酸化ガス中に多量のH2 が混入するのを
防止できることが確認された。
【0044】したがって、本実施例によれば、燃料電池
の酸化ガス流路溝16内に水素ガスが混入滞留しても、
カソード14の表面に形成された燃焼触媒層27に触れ
て燃焼させて、H2 濃度を常時爆発下限界の4%以下に
維持できるため、H2 濃度が低いうちに穏やかに定圧燃
焼させることによって、燃焼時の燃料電池に対する悪影
響をなくすことができる。なお、この実施例の場合に
は、カソード14の触媒反応層14aに添加している陽
イオン交換樹脂は、プロトン伝導性が必要とされないた
め添加しなくてもよい。
【0045】また、前記両実施例においては、燃焼触媒
層17,27を酸化ガス流路溝16の内面と、この酸化
ガス流路溝16に面したカソード14の表面とのいずれ
か一方に形成した場合について説明したが、溝の内面と
カソード14の表面の両方に形成することもできる。
【0046】さらに図4は、この発明に係る燃料電池の
第3実施例を示すもので、前記第1実施例および第2実
施例においては、燃焼触媒層を酸化ガス流路の内面ある
いはカソードの表面等に塗布含浸させて形成したのに対
して、この実施例においては、燃焼触媒を担持させたペ
レット等を、酸化ガス流路系に配設したもので、前記第
1実施例の場合と同一の構成部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明を省略して以下図面に基づいて説明
する。
【0047】燃料電池31を構成している複数の単電池
31aは,その高分子電解質膜12の一側面(図3にお
いて上側)に触媒反応層とガス拡散層とからなるアノー
ド(図示せず)が形成され、このアノードの外側にカー
ボン集電体15が密接するように設けられるとともに、
このカーボン集電体15の前記アノードに臨む面に燃料
ガス流路溝15aが形成されている。また、前記高分子
電解質膜12の他側面には触媒反応層とガス拡散層とか
らなるカソード(図示せず)が形成され、このカソード
の外側には、カーボン集電体15が設けられるととも
に、このカーボン集電体15のカソード14に臨む面に
酸化ガス流路溝16が形成されている。
【0048】また、上記のように構成される単電池31
aは、その酸化ガス流路溝16が垂直となるようにして
横方向に複数積層されるとともに、各単電池31aの酸
化ガス流路溝16の上流側(図4において上方側)は酸
化ガスの供給側マニホールド18に、また下流側(図4
において下方側)は排出側マニホールド19にそれぞれ
接続されるとともに、図示してないが前記燃料ガス流路
溝15aの上流側および下流側には、それぞれ供給側マ
ニホールドと排出側マニホールドがそれぞれ接続されて
燃料電池31が構成されている。そして、燃料電池31
の上部に設けられた前記酸化ガスの供給側マニホールド
18内には、多孔質担体(アルミナ,カーボン等)に白
金等の触媒を担持した触媒担持ペレット37(大きさは
数mm角以下)が、供給側マニホールド18内の酸化ガス
の流通を阻害しないように分散配置されている。
【0049】そして、上記のように構成される燃料電池
31は、燃料ガス流通溝15aに水素ガスを供給すると
ともに酸化ガス流路溝16に空気を流通させて前記第1
実施例の場合と同様に運転することによって、所定の起
電力が得られる。
【0050】次に、この実施例の発火防止効果を試すた
めに、前記第1実施例の場合と同様に、燃料電池31に
燃料ガスと酸化ガスとして、H2 /AIR系(ストイキ
比×2)で、両ガスともバブラーでフル加湿したガスを
導入し、生成水が多量に発生する高電流密度領域(0.
7A/cm2 )に保持して運転した。その結果、数十分連
続運転したところ、触媒反応層14bがフラッディング
を起こし、反応が充分に進行せず、そのため一旦は電圧
が低下して酸化ガス流路16溝内にH2 が発生し、この
2 が酸化ガス流路16溝内を上方に移動して、供給側
マニホールド18内に集められ滞留するが、供給側マニ
ホールド18内に配設された触媒担持ペレット37と接
触して即座に燃焼させられるため、供給側マニホールド
18内の酸化ガス中に多量のH2 が混入するのを防止で
きることが確認された。
【0051】したがって、本実施例によれば、燃料電池
31の供給側マニホールド18内の酸化ガス中に水素ガ
スが混入滞留しても、触媒担持ペレット37に触れて燃
焼させ、H2 濃度を常時爆発下限界の4%以下に維持で
きるため、H2 濃度が低いうちに穏やかに定圧燃焼させ
ることによって、燃焼時の燃料電池に対する悪影響をな
くすことができる。
【0052】なお、この実施例の燃料電池31において
は、触媒担持ペレット37を供給側マニホールド18内
に分散配設した場合について説明したが、この触媒担持
ペレット37を排出側マニホールド19内や、酸化ガス
流路溝16内に、ガスの流通を阻害しないようにそれぞ
れ配設しても同様の効果が得られる。
【0053】また、前記各実施例においては、酸化ガス
流路内でのプロトンと電子との再結合により生じた水素
ガスが、酸化ガス中に混入した場合の除去について説明
したが、シール不良等による酸化ガス配管系内への水素
ガスの侵入あるいは、燃料ガス配管系内へ酸化ガスが侵
入したそれぞれの場合のガス除去にも、燃料電池内のガ
スと接触可能な位置に燃焼触媒を設けることによって同
様に除去することができる。したがって、燃料電池の運
転中の異常による水素ガス発生時の対応のみならず、運
転停止時(ガスが流れていない状態)に、水素ガスが薄
い電解質膜を透過して酸素ガス中に混入した場合にも有
効に作用して水素ガスを除去し、次の始動時の電池内で
の発火を防止することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の燃料電池
は、反応ガス流路溝の内面に形成された燃焼触媒層に接
触して、酸化ガス中に混入した水素ガスが早期に緩やか
に燃焼させられて、混入水素ガスの濃度上昇を抑えるた
め、燃料電池内での発火を防止することができ、安定し
た出力を得ることができる。
【0055】また、反応ガス流路溝に臨むカソードの表
面に形成された燃焼触媒層と接触して、混入した水素ガ
スが早期に緩やかに燃焼させられて、酸化ガス中の混入
水素ガス濃度の上昇が抑えられるため、燃料電池内での
発火を防止することができ、安定した出力を得ることが
できる。
【0056】さらに、反応ガス流路溝に接続された反応
ガス供給側マニホールドと反応ガス排出側マニホールド
との少なくとも一方の内部に燃焼触媒が設けられている
ので、マニホールド内に滞留する水素ガスが早期に緩や
かに燃焼させられて、混入水素ガスの濃度上昇を抑える
ため、燃料電池内での発火を防止することができ、安定
した出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の燃料電池の一部(単電
池)を示す図2の断面平面図である。
【図2】この発明の第1実施例の燃料電池を示す断面側
面図である。
【図3】この発明の第2実施例の燃料電池を示す図1相
当図である。
【図4】この発明の第3実施例の燃料電池を示す断面側
面図である。
【図5】従来の燃料電池の酸素極への水素ガスの混入メ
カニズムの説明図である。
【図6】従来の燃料電池における水素ガスの滞留位置お
よび発火位置を示す燃料電池の断面側面図である。
【図7】従来の燃料電池における水素ガスの発生から発
火までのプロセスを示すフロー図である。
【符号の説明】
11 燃料電池 11a 単電池 12 高分子電解質膜 13 アノード 14 カソード 15 カーボン集電体 15a 燃料ガス流路溝 16 酸化ガス流路溝 17 燃焼触媒層 18 供給側マニホールド 19 排出側マニホールド 21a 単電池 27 燃焼触媒層 37 触媒担持ペレット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質層の両側に反応触媒層をそれぞれ
    備え、この両反応触媒層の外側にガス拡散層をそれぞれ
    備えるとともに、この両ガス拡散層の外側に、各ガス拡
    散層に臨むように形成された反応ガス流路溝をそれぞれ
    備え、さらに各反応ガス流路溝の上流側に連通する反応
    ガス供給側マニホールドと、各反応ガス流路溝の下流側
    に連通する反応ガス排出側マニホールドとを備えた燃料
    電池において、 前記反応ガス流路溝の内面に燃焼触媒層が形成されてい
    ることを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 電解質層の両側に反応触媒層をそれぞれ
    備え、この両反応触媒層の外側にガス拡散層をそれぞれ
    備えるとともに、この両ガス拡散層の外側に、各ガス拡
    散層に臨むように形成された反応ガス流路溝をそれぞれ
    備え、さらに各反応ガス流路溝の上流側に連通する反応
    ガス供給側マニホールドと、各反応ガス流路溝の下流側
    に連通する反応ガス排出側マニホールドとを備えた燃料
    電池において、 前記反応ガス流路溝に臨む前記ガス拡散層の表面に燃焼
    触媒層が形成されていることを特徴とする燃料電池。
  3. 【請求項3】 電解質層の両側に反応触媒層をそれぞれ
    備え、この両反応触媒層の外側にガス拡散層をそれぞれ
    備えるとともに、この両ガス拡散層の外側に、各ガス拡
    散層に臨むように形成された反応ガス流路溝をそれぞれ
    備え、さらに各反応ガス流路溝の上流側に連通する反応
    ガス供給側マニホールドと、各反応ガス流路溝の下流側
    に連通する反応ガス排出側マニホールドとを備えた燃料
    電池において、 前記反応ガス供給側マニホールドと前記反応ガス排出側
    マニホールドとのうちの少なくとも一方の内部に燃焼触
    媒が設けられていることを特徴とする燃料電池。
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