JPH08121604A - 油圧シール装置 - Google Patents

油圧シール装置

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Publication number
JPH08121604A
JPH08121604A JP6259926A JP25992694A JPH08121604A JP H08121604 A JPH08121604 A JP H08121604A JP 6259926 A JP6259926 A JP 6259926A JP 25992694 A JP25992694 A JP 25992694A JP H08121604 A JPH08121604 A JP H08121604A
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JP
Japan
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seal ring
seal
shaft member
ring groove
housing
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Pending
Application number
JP6259926A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiminobu Terao
公伸 寺尾
Koji Ueda
孝治 上田
Yorinori Kumagai
頼範 熊谷
Takamichi Shimada
貴通 嶋田
Toshio Oka
登志夫 岡
Junya Nagai
純也 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Riken Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Riken Corp
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Riken Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP6259926A priority Critical patent/JPH08121604A/ja
Priority to US08/542,082 priority patent/US5941534A/en
Publication of JPH08121604A publication Critical patent/JPH08121604A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸部材のシールリング溝に装着したシールリ
ングにより、軸部材とこれを囲繞して相対的に回転する
ハウジングとの間の油圧シールを行うもので、シールリ
ング溝及びシール側面の両シール側面の潤滑性を良好に
してそれらの耐摩耗性を向上させる。 【構成】 軸部材2をAl合金製とすると共に、それの
シールリング溝11のシール側面11aの面粗さをRma
x 3.0〜6.3μmとし、シールリング12を合成樹
脂製とすると共に、それのシール側面12aを中高の凸
曲面に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対回転可能に配設さ
れる軸部材及びそれを囲繞するハウジングの相対向する
周面の一方に形成される環状のシールリング溝に、他方
の周面に接触するシールリングを装着し、このシールリ
ングが油圧を受けると、シールリング及びシールリング
溝の相対向するシール側面が圧接するようにした油圧シ
ール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる油圧シール装置は、例えば実開平
4−262171号公報に開示されているように既に知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧シール装置
では、シールリング溝及びシールリングの相接するシー
ル側面が平坦面であるため、それらの間に油が入り込み
にくゝ、油膜形成が困難であり、その結果両シール側面
の耐摩耗性が劣る欠点がある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、シール側面の潤滑が良好で耐摩耗に優れた油圧シ
ール装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シールリング溝を有する軸部材又はハウ
ジングをAl合金製とすると共に、シールリング溝のシ
ール側面の面粗さをRmax 3.0〜6.3μmとし、ま
たシールリングを合成樹脂製とし、該リングのシール側
面を半径方向中央部に向って隆起した凸曲面に形成する
と共に、その面粗さをシールリング溝のシール側面より
も小さくしたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、第1の特徴に加えて、シー
ルリングの硬度を80〜120HRMに設定したことを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、シールリング溝
のシール側面にシールリングのシール側面が油圧により
圧接すると、その圧接部の半径方向内側に三角状の間隙
ができ、この間隙に進入した油圧がそれ自身の圧力、シ
ールリングから受ける回転力及び遠心力の作用により、
間隙内を半径線からシールリングの回転方向へ或る角度
傾いた方向へ進行しようとし、恰も三角状間隙の頂角よ
りも鋭い角度の楔が両シール側面間に進入するように油
が進もうとし、このような油の楔効果により両シール側
面の接触部に油膜が容易に形成される。
【0008】また合成樹脂製のシールリングは適当な弾
性を有するので、その凸曲面のシール側面が油圧により
シールリング溝のシール側面へ押圧されると、凸曲面の
シール側面の一部が圧縮変形して面接触状態となり、そ
の結果、接触面積の増加により接触圧力が低下し、圧接
部での油圧形成及び保持が促進される。
【0009】さらに、Al合金製軸部材におけるシール
リング溝のシール側面の面粗さをRmax 3.0〜6.3
μmとしたことにより、一定の初期摩耗後は、該シール
側面に無数の良好なオイルポットができ、これにより前
記圧接部での油膜保持が確実に行われ、それ以上の摩耗
の進行が抑えられる。
【0010】また本発明の第2の特徴によれば、シール
リング溝のシール側面の摩耗の所定量以上の進行を抑え
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0012】先ず図1及び図2において、固定のケーシ
ング1の内壁に軸部材2が一体に突設され、その外周に
ハウジング3が回転自在に嵌合され、ケーシング1及び
ハウジング3間にスラストベアリング9が介装される。
【0013】軸部材2には油路4が設けられており、そ
の上流側は、オイルポンプ等の油圧源に制御弁(いずれ
も図示せず)を介して接続され、その下流側は軸部材2
外周の環状溝5を介してハウジング3の油路6に連通す
る。この油路6はハウジング3に設けられる油圧クラッ
チ等の油圧アクチュエータ7の油圧室8に連なる。した
がって、油路4に油圧源の油圧を供給すれば、その油圧
は環状溝5及び油路6を経て油圧室8に伝達し、油圧ア
クチュエータ7を作動させることができる。
【0014】軸部材2及びハウジング3の対向周面間に
は、両者の相対回転を許容する微小間隙が設けられてお
り、前記油圧が環状溝5からその微小間隙を通して外部
に漏洩するのを極力防ぐため、次のような油圧シール装
置10が設けられる。
【0015】即ち、軸部材2の外周には、前記環状溝5
を挟んで並ぶ一対のシールリング溝11,11が形成さ
れ、これらにシールリング12,12が装着される。各
シールリング12は一つの合口13を有し、それを開い
てシールリング溝11への装着が行われる。
【0016】以上において、軸部材2はAl合金製、ハ
ウジング3は鋼板製である。またシールリング12は所
定の弾性を付与した合成樹脂製で、例えばPES(ポリ
エーテルサルフォン)、PPS(ポリフェニレンサルフ
ァイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、
PI(ポリイミド)、PAS(ポリアリルサルフォン)
等が適当であって、特に硬度HRM80〜120、引張り
強度700〜1800kgf/cm2 、連続耐熱温度180
℃以上のものが用いられる。
【0017】図3に示すように、各シールリング溝11
の軸方向両側面11a,11bは平坦面に形成される。
これら側面11a,11bのうち、環状溝5に対して外
側に位置するもの11aをシールリング溝11のシール
側面と呼ぶ。このシール側面11aの面粗さは、3.0
〜6.3μmに設定される。
【0018】一方、合成樹脂製のシールリング12で
は、内、外周面12i,12oが互いに同心の円筒面に
形成され、また軸方向両側面12a,12bが半径方向
中央部に向って隆起する凸曲面に形成され、これによっ
て横断面形状が樽形をなしている。上記凸曲面の曲率半
径Rは3〜130mm、望ましくは略11mmに設定され
る。こゝで、シールリング12の両側面12a,12b
のうち、前記環状溝5に対して外側に位置するもの12
aをシールリング12のシール側面と呼ぶ。このシール
側面12aの面粗さは、シールリング溝11のシール側
面11aのそれよりも小さく、即ちRmax 3.0μm未
満に設定される。
【0019】また、シールリング12は、その自由状態
では外径がハウジング3の内径よりも僅かに大きい寸法
に形成され、シールリング溝12への装着時、シールリ
ング12の外周面12oがハウジング3の内周面に略密
着するようになっている。
【0020】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0021】図1において、軸部材2の油路4からハウ
ジング3の油路6に油圧を供給すれば、その油圧は各シ
ールリング溝11にも伝達して各シールリング12の内
周面12i及び内方側面11bに作用するため、シール
リング12は、その外周面12oをハウジング3の内周
面に、またその外方側面、即ちシール面12aをシール
リング溝11のシール側面11aに圧接させる。このよ
うな状態でハウジング3が軸部材2に対して回転すれ
ば、各シールリング12の外周面8oとハウジング3の
内周面との間に生じる摩擦トルクは、該リング12及び
シールリング溝11の両シール側面12a,11a間に
生じる摩擦トルクよりも大であるため、シールリング1
2はハウジング3に連れ回りして両シール側面11a,
12aに相対回転摺動が起こる。
【0022】このとき、図3に示すように、平坦面のシ
ール側面11aと凸曲面のシール側面11aとの圧接部
の半径方向内側には三角状の間隙14ができており、こ
の間隙14に進入した油は、それ自身の圧力、シールリ
ング12から受ける回転力及び遠心力により間隙14内
を半径線からシールリング12の回転方向へ或る角度傾
いた方向へ進行しようとし、即ち恰も三角状間隙14の
頂角よりも鋭い角度の楔が両シール側面11a,12a
間に進入するように油が進もうとし、このような油の楔
効果により両シール側面11a,12aの接触部での油
膜形成が容易に行われる。
【0023】また、合成樹脂製のシールリング12は適
度な弾性を有するので、内方側面12bに受ける油圧に
より凸曲面のシール側面12aが平坦面のシール側面1
1aへ押圧されると、凸曲面のシール側面12aの一部
が圧縮変形してシール側面11aと面接触することにな
る。したがって接触面積の増加により接触圧力が低下
し、両シール側面11a,12a間での油膜形成及び保
持が促進される。
【0024】本発明の油圧シール装置1について次のよ
うなテストを行い、その性能を確認した。 (1) Al合金製軸部材2のシール側面11aの面粗
さと摩耗量との関係テスト(図4及び図5参照) ・テスト条件:油圧=12Kgf/cm2 、油温=120℃ ハウジング回転数=6,500rpm 、 テスト時間=50時間 ・シールリング12:材質=PEEK、 サイズ=φ42×1.5×1.5mm 面粗さ(射出成形後バレル研磨)=Rmax 3〜18μm ・軸部材2:材質=AC2B ・ハウジング3:材質=FC25 図4から明らかなように、テスト50時間後のシール側
面11aの摩耗量を測定したところ、その面粗さをRma
x 3.0〜6.3μmに設定したものは、摩耗量が略5
μmと最も少なく、且つ安定しているのに対し、上記範
囲外のものは摩耗量が急増した。
【0025】シールリング溝11のシール側面11a
を、摩耗テスト後に観察したところ、図5(該シール側
面11aの拡大断面図)の結果を得た。同図の(A)は
該シール側面11aの面粗さがRmax 1μmの場合、
(B)はRmax 3μmの場合、(C)はRmax 10μm
の場合、(D)はRmax 18μmの場合を示す。同図の
結果から、シール側面11aの面粗さがRmax 3.0〜
6.3μmと適当であると、シール側面11aの加工跡
の山の尖鋭な頂部が或る程度摩耗(初期摩耗)して平坦
となった後は、加工跡の無数の谷が保油性の高いオイル
ポットを形成すること、及び無数の山の平坦な頂部が油
に対する濡れ性を良好にすることとが相俟って前記圧接
部における油膜保持が確実に行われ、潤滑状態が良好と
なってその後の摩耗の進行が抑えられるものと考えられ
る。
【0026】尚、上記テストにおいて、シールリング1
2のシール側面12aの摩耗量は軸部材2のシール側面
11aのそれより遥かに少ないものであった。 (2) 合成樹脂製シールリング12の硬度とAl合金
製軸部2の摩耗量との関係テスト(図6参照) ・テスト条件:油圧=12Kgf/cm2 、油温=120℃ ハウジング回転数=6,500rpm 、 テスト時間=400時間 ・シールリング12:材質=PEEK、 サイズ=φ42×1.5×1.5mm R=11mm、 ・軸部材2:材質=AC2B ・ハウジング3:材質=FC25 図6の(A)は、硬度70〜130HRMのシールリング
12をそれぞれ装着したときの軸部材、即ちシール側面
11aの摩耗量を時間の経過に従い測定した結果を示
す。これから明らかなように、テスト開始から50時間
を経過したとき軸部材2の摩耗量が30μm以下である
と、その後は軸部材2の摩耗が殆ど進行しない。
【0027】そこで、テスト開始から50時間を経過し
たとき軸部材2の摩耗量を30μm以下に留めるシール
リング12の硬度を調べたところ、図6の(B)に示す
結果から80〜120HRMであることが判明した。
【0028】したがって、シールリング12の硬度を8
0〜120HRMに設定すれば、軸部材2の耐久性を確保
することができ、延いては良好な油圧シール性を長期間
維持することができる。
【0029】上記実施例においては、本発明の要旨を逸
脱することなく、種々の設計変更が可能である。例え
ば、各シールリング12の両側面12a,12bのう
ち、環状溝5に近い内方側面12bはシール作用に関与
しないので、これを平坦面に形成することもできる。ま
たシールリング溝11をAl合金製としたハウジング3
の内周面に形成し、これに装着するシールリング12の
内周面を軸部材2の外周面に接触させるようにすること
もできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、シールリングの凸曲面の一部の偏平化による接触圧
力の低下、油の鋭い楔効果、シールリング溝のシール側
面において特定の面粗さにより生じる無数の良好なオイ
ルポット、並びに初期摩耗後の濡れ性の向上により、シ
ールリング溝及びシールリングの両シール側面の圧接部
に油膜を容易に形成し得ると共に、その油膜を確実に保
持することができ、その結果、該圧接部の潤滑状態が良
好となり、両シール側面の耐摩耗性の向上をもたらすこ
とができる。
【0031】また本発明の第2の特徴によれば、シール
リングの硬度を80〜120HRMに設定したので、シー
ルリングの硬度設定という簡単な手段で軸部材、即ちシ
ールリング溝のシール側面の摩耗の所定量以上の進行を
抑えることができ、シール性及び耐久性の更なる向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール装置を備えた油圧機器の縦断面
図。
【図2】図1の2部拡大図。
【図3】図2の3部の更なる拡大図。
【図4】シールリング溝のシール側面摩耗テスト結果か
ら得られた、該シール側面の面粗さとその摩耗量との関
係線図。
【図5】シールリング溝のシール側面の摩耗テスト前、
初期摩耗時及び50時間テスト後の状態を示す拡大断面
図で、(A)が該シール面の面粗さRmax 1μmの場
合、(B)がRmax 3μmの場合、(C)がRmax 10
μmの場合、(D)がRmax 18μmの場合を示す。
【図6】本発明装置におけるシールリングの硬度と軸部
材の摩耗量との関係テストを示す線図。
【符号の説明】
2・・・・・軸部材 3・・・・・ハウジング 10・・・・油圧シール装置 11・・・・シールリング溝 11a・・・シール側面 12・・・・シールリング 12a・・・シール側面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明の油圧シール装置1について次のよ
うなテストを行い、その性能を確認した。 (1) Al合金製軸部材2のシール側面11aの面粗
さと摩耗量との関係テスト(図4及び図5参照) ・テスト条件:油圧=12Kgf/cm2 、油温=120℃ ハウジング回転数=6,500rpm 、 テスト時間=50時間 ・シールリング12:材質=PEEK、 サイズ=φ42×1.5×1.5mm 面粗さ(射出成形後バレル研磨)=Rmax 3〜18μm ・軸部材2:材質=AC2B ・ハウジング3:材質=FC25 図4から明らかなように、テスト50時間後のシール側
面11aの摩耗量を測定したところ、その面粗さをRma
x 3.0〜6.3μmに設定したものは、摩耗量が略5
μmと最も少なく、且つ安定しているのに対し、上記範
囲外のものは摩耗量が急増した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】尚、上記テストにおいて、シールリング1
2のシール側面12aの摩耗量は軸部材2のシール側面
11aのそれより遥かに少ないものであった。 (2) 合成樹脂製シールリング12の硬度とAl合金
製軸部2の摩耗量との関係テスト(図6参照) ・テスト条件:油圧=12Kgf/cm2 、油温=120℃ ハウジング回転数=6,500rpm 、 テスト時間=400時間 ・シールリング12:材質=PEEK、 サイズ=φ42×1.5×1.5mm R=11mm、 ・軸部材2:材質=AC2B ・ハウジング3:材質=FC25 図6の(A)は、硬度70〜130HRMのシールリング
12をそれぞれ装着したときの軸部材、即ちシール側面
11aの摩耗量を時間の経過に従い測定した結果を示
す。これから明らかなように、テスト開始から50時間
を経過したとき軸部材2の摩耗量が30μm以下である
と、その後は軸部材2の摩耗が殆ど進行しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 頼範 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 嶋田 貴通 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 岡 登志夫 新潟県柏崎市北斗町1番37号 株式会社リ ケン柏崎事業所内 (72)発明者 永井 純也 新潟県柏崎市北斗町1番37号 株式会社リ ケン柏崎事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転可能に配設される軸部材(2)
    及びそれを囲繞するハウジング(3)の相対向する周面
    の一方に形成される環状のシールリング溝(11)に、
    他方の周面に接触するシールリング(12)を装着し、
    このシールリング(12)が油圧を受けると、シールリ
    ング(12)及びシールリング溝(11)の相対向する
    シール側面(12a,11a)が圧接するようにした油
    圧シール装置において、 シールリング溝(11)を有する軸部材(2)又はハウ
    ジング(3)をAl合金製とすると共に、シールリング
    溝(11)のシール側面(11a)の面粗さをRmax
    3.0〜6.3μmとし、またシールリング(12)を
    合成樹脂製とし、該リングのシール側面(12a)を半
    径方向中央部に向って隆起した凸曲面に形成すると共
    に、その面粗さをシールリング溝(11)のシール側面
    (11a)よりも小さくしたことを特徴とする、油圧シ
    ール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 シールリング(12)の硬度を80〜120HRMに設定
    したことを特徴とする、油圧シール装置。
JP6259926A 1994-10-12 1994-10-25 油圧シール装置 Pending JPH08121604A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259926A JPH08121604A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 油圧シール装置
US08/542,082 US5941534A (en) 1994-10-12 1995-10-12 Hydraulic seal system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259926A JPH08121604A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 油圧シール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08121604A true JPH08121604A (ja) 1996-05-17

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ID=17340854

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JP6259926A Pending JPH08121604A (ja) 1994-10-12 1994-10-25 油圧シール装置

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