JPH08117076A - 枕 - Google Patents

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Publication number
JPH08117076A
JPH08117076A JP25562394A JP25562394A JPH08117076A JP H08117076 A JPH08117076 A JP H08117076A JP 25562394 A JP25562394 A JP 25562394A JP 25562394 A JP25562394 A JP 25562394A JP H08117076 A JPH08117076 A JP H08117076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillow
cushion material
head
layer
spheres
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25562394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kunieda
喜男 國枝
Isamu Tsunomura
勇 角村
Nobuaki Oku
信明 奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP25562394A priority Critical patent/JPH08117076A/ja
Publication of JPH08117076A publication Critical patent/JPH08117076A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷たさと高いフィット感を得ることができる
枕を提供すること。 【構成】 熱伝導率の高い材質からなり、かつ表面が平
滑に形成された多数の球体5を少なくとも2層に構成し
た上部の袋体3に充填し、その球体5により使用者の頭
部11に冷たさを伝える。また、その頭部11の押圧に
より多数の球体5が移動し、その移動をクッション材9
が吸収して、使用者の頭部11の形状にフィットさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝具用の枕、冷却効果
により快適な睡眠が得られる枕に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、寝具の分野においては、健康に関
する関心の高まりと共に、枕においても個人ごとの体
格、嗜好等の多様性に合わせて形状、固さ等を求めるニ
ーズが増えてきている。そこで、枕については人間工学
的、または医学的見地より研究が進み、ほぼ理想的な形
態が理論的に解明されている。例えば、枕の高さは使用
者の握り拳に高さが理想とされており、これは成人にあ
てはめてみると5cmから8cm程度になる。こうした
学術的な理論解析が確立されつつある一方、枕は個人毎
のそれまで使用されてきた枕による習慣化、慣れ等の影
響による嗜好性が強いという特殊性も広く知られたとこ
ろである。
【0003】一方、快適な睡眠を得るには枕の形状、高
さの他に、頭部が蒸れたり、温度が上昇しないように工
夫することが効果的であることは広く知られたところで
ある。これらの目的のために、過去、枕の充填物に多く
の試行錯誤が行なわれてきた。
【0004】従来、「蒸れない」「温まりにくい」とい
う点で枕の充填物に広く用いられてきたのは、そば殻で
あった。そば殻は物理的な解析においても、その細胞組
織の構造がこれらの良好な性質を裏づけるものとなって
いる。
【0005】ところで、枕の充填物は、動植物性の天然
素材、人工的な無機質素材に大別できる。前者の動植物
性の天然素材にはそば殻の他に、もみ殻、茶殻、パン
ヤ、小豆、麻、羽毛等が、後者の人工的な無機質素材と
しては、プラスティック、陶器、石、合成繊維等知られ
ている。これらはそれぞれに、長所、短所があって一概
に良否の判断は難しいが、頭部を冷やすという点で、古
来より石(石枕)、陶器(陶枕)が存在する。一方、
「蒸れにくい」充填物としては、前述のそば殻、小豆、
羽毛等が代表的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、枕の充填物と
して広く用いられてきたそば殻、羽毛等の天然素材は、
通気性(蒸れにくい)、温まりにくいという点において
は、最適であるが頭部の荷重によるへたり、粉砕等の経
年変化は避けられない。更に、ダニ等の害虫が内部で繁
殖しやすいという欠点があった。
【0007】一方、石、陶器を充填物に採用した枕は、
頭部を冷やすという点については、良好な結果が得られ
るが、加工が難しいため個人別の嗜好にフィットした形
状の枕を提供するのが難しいという欠点があった。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、冷たさと高いフィット感を得るこ
とができる枕を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の枕は、内部が少なくとも2層に構成された枕
であり、上部の層に、熱伝導率の高い材質からなり、か
つ表面が平滑に形成された多数の球体を充填し、その下
部の層にクッション材を充填している。
【0010】また、前記球体を銅により構成してもよ
い。
【0011】更に、前記クッション材を前記下部の層か
ら出し入れ可能に構成してもよい。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明の枕では、熱伝導率
の高い材質からなり、かつ表面が平滑に形成された多数
の球体を少なくとも2層に構成した上部の層に充填し、
その球体により使用者の頭部に冷たさを伝える。また、
その頭部の押圧により多数の球体が移動し、その移動を
下部の層に充填されたクッション材が吸収して、使用者
の頭部の形状にフィットさせる。
【0013】また、前記球体を銅により構成すれば、使
用者の頭部の熱が速やかに奪われる。
【0014】更に、枕の高低を下部の層から前記クッシ
ョン材を出し入れすることにより調節できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した枕の一実施例を図
面を参照して説明する。
【0016】図1は、本実施例の枕の断面図である。
【0017】本実施例の枕1は、ケース7と、クッショ
ン材9と、上部の層としての収納袋3と、その収納袋3
の内部に充填された熱伝導率の高い材質からなり、かつ
表面が平滑に形成された多数の球体5とにより構成され
ている。また、枕1は、前記クッション材9の層とその
クッション材9の上部に配置された前記収納袋3との2
層構造になっている。
【0018】前記ケース13は、肌触りの心地よい綿ま
たは合繊布で形成されており、前記各構成要素を収納し
て枕1を形成している。
【0019】前記収納袋3は、前記ケース13と同じ材
料によって形成され、枕1の内部の隔壁4により予め複
数の区画に分割し、球体5の移動範囲を規制する。その
隔壁4は、多数の球体5が隔壁4を介して接触、熱交換
できるようにメッシュ構造に形成されている。
【0020】前記多数の球体5は、熱伝導率の高い銅に
より、直径10〜20mmの球であり、前記収納袋3の
内部にて頭の形状に応じて移動するとき、互いの接触抵
抗を小さくするため、表面は、JIS−B 0601に
おける十点平均粗さRzが、最大0.16程度に加工され
ている。前記熱伝導率は材質により異なり、例えば、銅
の熱伝導率は0.94(cal/cm・℃・sec)、アルミニウム
は0.53(cal/cm・℃・sec)、鉄は0.18(cal/cm・℃・
sec)となっている。この値が高い程、熱の伝達速度が速
いため、利用者は速やかに冷たさを感じることができ
る。
【0021】前記クッション材9は、前記収納袋3を保
持するものであり、ウレタンフォーム等の材料により形
成されている。そのクッション材9により、上部の層に
充填された多数の球体5が、使用者の頭部11の形状に
合わせて上下に移動でき、不快感を与えることがなくな
る。
【0022】次に、本実施例の枕の作用について説明す
る。
【0023】仮に、夏期の室温を28℃とすると、室内
に放置された使用前の枕の温度は28℃で平衡状態にな
っている。この状態で、枕1を使用して就寝する場合、
使用者の頭部11が、袋体3を押圧する。その袋体3に
充填された多数の球体5が、袋体3内を移動し、袋体3
内の形状が変わる。その袋体3の形状変化は、クッショ
ン材9により吸収され、枕1の形状は、使用者の頭部1
1にフィットする。
【0024】また、前記多数の球体5の温度は28℃に
なっており、人の体温は、36.5℃程度であるため、
熱の移動は頭から、枕へと起こる。このとき、前記多数
の球体5は、熱伝導率が高い銅で構成されているため、
頭部の熱は速やかに奪われるため、使用者は、冷たいと
体感できる。
【0025】以上説明したことから明かなように、本実
施例の枕によれば、熱伝導率の高い材質からなり、かつ
表面が平滑に形成された多数の球体を少なくとも2層に
構成した上部の層に充填し、その球体により使用者の頭
部に冷たさを伝える。また、その頭部の押圧により多数
の球体が移動し、その移動を下部の層に充填されたクッ
ション材により吸収するため、使用者の頭部の形状にフ
ィットさせることができる。
【0026】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。
【0027】例えば、ケース7の下方に、クッション材
9を出し入れ可能な開口が設けられ、その開口部分には
ファスナーによって開閉自在に構成してもよい。このよ
うにすることにより、枕1の高さをファスナーによって
前記開口を開け、前記クッション材9を充填したり、取
り出したりして調節することができる。
【0028】また、本実施例では、枕1を上部の層と、
下部の層の2層で構成されているが、3層の構造にし、
最下部の層には、上部の層に収納された熱伝導率の高い
球体5よりも、熱伝導率が低い球体を収納するように構
成してもよい。このようにすることにより、使用したと
きに冷たすぎると感じたときは、枕1を反転させ、熱伝
導率の低い球体が収納されている層を上部にして使用
し、その冷たさを和らげることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の枕によれば、熱伝導率の高い材質からなり、かつ表
面が平滑に形成された多数の球体を少なくとも2層に構
成した上部の層に充填し、その球体により使用者の頭部
に冷たさを伝える。また、その頭部の押圧により多数の
球体が移動し、その移動を下部の層に充填されたクッシ
ョン材により吸収するため、使用者の頭部の形状にフィ
ットさせることができる。
【0030】また、前記球体を銅により構成すれば、使
用者の頭部の熱が速やかに奪うことができ、更に、容易
に球状に加工することができる。
【0031】更に、下部の層から前記クッション材を出
し入れすることにより、容易に枕の高低を調節すること
ができる等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】枕の断面図である。
【符号の説明】
1 枕 3 袋体 5 球体 7 ケース 9 クッション材 11 使用者の頭部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が少なくとも2層に構成された枕に
    おいて、 上部の層に、熱伝導率の高い材質からなり、かつ表面が
    平滑に形成された多数の球体を充填し、その下部の層に
    クッション材を充填したことを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 前記球体を銅により構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の枕。
  3. 【請求項3】 前記クッション材を前記下部の層から出
    し入れ可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の枕。
JP25562394A 1994-10-20 1994-10-20 Pending JPH08117076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25562394A JPH08117076A (ja) 1994-10-20 1994-10-20

Applications Claiming Priority (1)

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JP25562394A JPH08117076A (ja) 1994-10-20 1994-10-20

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JPH08117076A true JPH08117076A (ja) 1996-05-14

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JP25562394A Pending JPH08117076A (ja) 1994-10-20 1994-10-20

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JP (1) JPH08117076A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8316649B2 (en) 2007-01-12 2012-11-27 Superior Quilting Ltd. Thermal controlled pillow
ES2535357A1 (es) * 2013-11-07 2015-05-08 Yehór ZHUKOV Artículo relleno destinado al descanso
WO2021256851A1 (ko) * 2020-06-17 2021-12-23 최융재 유동화 되는 구로 충전되는 지능성 베개

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8316649B2 (en) 2007-01-12 2012-11-27 Superior Quilting Ltd. Thermal controlled pillow
ES2535357A1 (es) * 2013-11-07 2015-05-08 Yehór ZHUKOV Artículo relleno destinado al descanso
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