JPH08111376A - マスク合わせ方法 - Google Patents
マスク合わせ方法Info
- Publication number
- JPH08111376A JPH08111376A JP6270719A JP27071994A JPH08111376A JP H08111376 A JPH08111376 A JP H08111376A JP 6270719 A JP6270719 A JP 6270719A JP 27071994 A JP27071994 A JP 27071994A JP H08111376 A JPH08111376 A JP H08111376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffusion layer
- mask
- pattern
- buried diffusion
- infrared light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F9/00—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
- G03F9/70—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
- G03F9/7065—Production of alignment light, e.g. light source, control of coherence, polarization, pulse length, wavelength
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F9/00—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
- G03F9/70—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
- G03F9/7073—Alignment marks and their environment
- G03F9/7084—Position of mark on substrate, i.e. position in (x, y, z) of mark, e.g. buried or resist covered mark, mark on rearside, at the substrate edge, in the circuit area, latent image mark, marks in plural levels
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 埋込み拡散層が形成されたエピタキシャルウ
エーハについて、パターンシフトを管理しなくても最適
な位置にマスクパターンを転写することができるマスク
合わせ方法を提供する。 【構成】 選択的に形成した埋込み拡散層21上にエピ
タキシャル層19を成長させた後に、エピタキシャル層
19の表面にマスクパターンを転写するためのマスク合
わせ方法において、半導体基板20とエピタキシャル層
19の不純物濃度が1×1017atoms/cm3未満
のエピタキシャルウエーハ17に形成された埋込み拡散
層21に赤外光を照射して、不純物濃度が1×1017a
toms/cm3以上の埋込み拡散層21から反射する
赤外光より埋込み拡散層21の位置を検出し、検出され
た埋込み拡散層21のパターンとマスク12のパターン
とを位置合わせする。
エーハについて、パターンシフトを管理しなくても最適
な位置にマスクパターンを転写することができるマスク
合わせ方法を提供する。 【構成】 選択的に形成した埋込み拡散層21上にエピ
タキシャル層19を成長させた後に、エピタキシャル層
19の表面にマスクパターンを転写するためのマスク合
わせ方法において、半導体基板20とエピタキシャル層
19の不純物濃度が1×1017atoms/cm3未満
のエピタキシャルウエーハ17に形成された埋込み拡散
層21に赤外光を照射して、不純物濃度が1×1017a
toms/cm3以上の埋込み拡散層21から反射する
赤外光より埋込み拡散層21の位置を検出し、検出され
た埋込み拡散層21のパターンとマスク12のパターン
とを位置合わせする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスク合わせ方法に関
する。さらに詳しくは、埋込み拡散層上に成長したエピ
タキシャル層の表面にマスクパターンを転写するために
位置合わせを行う方法に関する。
する。さらに詳しくは、埋込み拡散層上に成長したエピ
タキシャル層の表面にマスクパターンを転写するために
位置合わせを行う方法に関する。
【0002】
【発明の背景技術】半導体素子の製造工程においては、
半導体基板上にデバイスの設計パターンを焼き付けるい
わゆるフォトリソグラフィー工程が複数回行われる。例
えば、半導体基板に形成された拡散層の上にエピタキシ
ャル層を成長させて埋込み拡散層を形成し、さらに新た
なパターンを形成するために、エピタキシャル層の表面
でマスクパターンとの位置合わせ(以下「マスク合わ
せ」と言う。)をして露光・焼き付けを行う。
半導体基板上にデバイスの設計パターンを焼き付けるい
わゆるフォトリソグラフィー工程が複数回行われる。例
えば、半導体基板に形成された拡散層の上にエピタキシ
ャル層を成長させて埋込み拡散層を形成し、さらに新た
なパターンを形成するために、エピタキシャル層の表面
でマスクパターンとの位置合わせ(以下「マスク合わ
せ」と言う。)をして露光・焼き付けを行う。
【0003】図3は、従来のマスク合わせ方法の一例を
示す。図において、露光光源30は、分割ミラー31及
びマスク32を介してステージ34上に載置されたエピ
タキシャルウエーハ35を露光するための光源である。
そして、光学顕微鏡33により、マスク32のパターン
とエピタキシャルウエーハ35の表面に形成される埋込
み拡散層36領域の段差とを、光学顕微鏡33により同
時にモニターしながらステージ34を移動制御して位置
合わせを行う。
示す。図において、露光光源30は、分割ミラー31及
びマスク32を介してステージ34上に載置されたエピ
タキシャルウエーハ35を露光するための光源である。
そして、光学顕微鏡33により、マスク32のパターン
とエピタキシャルウエーハ35の表面に形成される埋込
み拡散層36領域の段差とを、光学顕微鏡33により同
時にモニターしながらステージ34を移動制御して位置
合わせを行う。
【0004】しかし、エピタキシャルウエーハ35の表
面に形成される埋込み拡散層36領域の段差は、基板の
面方位やエピタキシャル層の成長速度並びに成長温度等
の条件に応じて縮小したりシフトしたりして変形し、場
合によっては消失してしまう。
面に形成される埋込み拡散層36領域の段差は、基板の
面方位やエピタキシャル層の成長速度並びに成長温度等
の条件に応じて縮小したりシフトしたりして変形し、場
合によっては消失してしまう。
【0005】特に、図4に示すように、エピタキシャル
層38の表面に形成される段差39が埋込み拡散層36
の位置に対して水平方向にシフトして形成されている際
に、段差39を基準にしてマスク合わせを行うと、前記
のシフト、いわゆるパターンシフトのために合わせ誤差
が生じ、素子分離不良等の特性不良を引き起こす場合が
ある。よって、段差39を基準にしてマスク合わせをす
るには、パターンシフトを厳密に管理しておく必要があ
る。そして、マスク合わせを行う際には、このパターン
シフトをオフセット量として予め考慮に入れて位置合わ
せを行う必要がある。
層38の表面に形成される段差39が埋込み拡散層36
の位置に対して水平方向にシフトして形成されている際
に、段差39を基準にしてマスク合わせを行うと、前記
のシフト、いわゆるパターンシフトのために合わせ誤差
が生じ、素子分離不良等の特性不良を引き起こす場合が
ある。よって、段差39を基準にしてマスク合わせをす
るには、パターンシフトを厳密に管理しておく必要があ
る。そして、マスク合わせを行う際には、このパターン
シフトをオフセット量として予め考慮に入れて位置合わ
せを行う必要がある。
【0006】通常、パターンシフトは、水平方向のシフ
ト量xをエピタキシャル層38の厚さzで割った値x/
zとして把握される。パターンシフトを測定する方法と
しては、例えばアングルポリッシュ法がある。これは、
例えば図5(a)に示すように、基板41に拡散層42
を形成し、その上にエピタキシャル層43を成長させた
エピタキシャルウエーハの測定部分をチップ40に切り
出し、11°程度に角度研磨後にステインエッチングを
し、チップ40の上面方向から写真を撮り(図5
(b))、埋込み拡散層42の左右の境界部とエピタキ
シャル層43の表面に形成される段差44の左右の境界
部とのシフト量(L、R)を写真上で求め、このシフト
量及びエピタキシャル層の厚さからパターンシフトを求
めるものである。この場合、パターンシフトは以下の式
により求められる。
ト量xをエピタキシャル層38の厚さzで割った値x/
zとして把握される。パターンシフトを測定する方法と
しては、例えばアングルポリッシュ法がある。これは、
例えば図5(a)に示すように、基板41に拡散層42
を形成し、その上にエピタキシャル層43を成長させた
エピタキシャルウエーハの測定部分をチップ40に切り
出し、11°程度に角度研磨後にステインエッチングを
し、チップ40の上面方向から写真を撮り(図5
(b))、埋込み拡散層42の左右の境界部とエピタキ
シャル層43の表面に形成される段差44の左右の境界
部とのシフト量(L、R)を写真上で求め、このシフト
量及びエピタキシャル層の厚さからパターンシフトを求
めるものである。この場合、パターンシフトは以下の式
により求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のマスク合わせ方
法では、上記のようにパターンシフトを厳しく管理する
必要があり、パターンシフトの測定のために製品の一部
をモニターとして用いて破壊試験をする必要があった。
また、上記方法では工数がかかり、測定精度も悪かっ
た。さらに、エピタキシャル成長を通常より低温で行っ
た場合、エピタキシャル層表面の段差が消失することが
あり、この場合にはマスク合わせ自体が不可能となる。
法では、上記のようにパターンシフトを厳しく管理する
必要があり、パターンシフトの測定のために製品の一部
をモニターとして用いて破壊試験をする必要があった。
また、上記方法では工数がかかり、測定精度も悪かっ
た。さらに、エピタキシャル成長を通常より低温で行っ
た場合、エピタキシャル層表面の段差が消失することが
あり、この場合にはマスク合わせ自体が不可能となる。
【0008】そこで本発明は、埋込み拡散層が形成され
たエピタキシャルウエーハについて、パターンシフトを
管理しなくても最適な位置にマスクパターンを転写する
ことができるマスク合わせ方法を提供することを目的と
する。
たエピタキシャルウエーハについて、パターンシフトを
管理しなくても最適な位置にマスクパターンを転写する
ことができるマスク合わせ方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、選択的に形成
した埋込み拡散層上にエピタキシャル層を成長させた後
に、該エピタキシャル層の表面にマスクパターンを転写
するためのマスク合わせ方法において、半導体基板とエ
ピタキシャル層の不純物濃度が1×1017atoms/
cm3未満のエピタキシャルウエーハに形成された埋込
み拡散層に赤外光を照射して、不純物濃度が1×1017
atoms/cm3以上の埋込み拡散層から反射する赤
外光より該埋込み拡散層の位置を検出し、該検出された
前記埋込み拡散層のパターンと前記マスクのパターンと
を位置合わせするようにした。前記赤外光は、遠赤外な
いし超遠赤外の領域を含む赤外光であることが好まし
い。
した埋込み拡散層上にエピタキシャル層を成長させた後
に、該エピタキシャル層の表面にマスクパターンを転写
するためのマスク合わせ方法において、半導体基板とエ
ピタキシャル層の不純物濃度が1×1017atoms/
cm3未満のエピタキシャルウエーハに形成された埋込
み拡散層に赤外光を照射して、不純物濃度が1×1017
atoms/cm3以上の埋込み拡散層から反射する赤
外光より該埋込み拡散層の位置を検出し、該検出された
前記埋込み拡散層のパターンと前記マスクのパターンと
を位置合わせするようにした。前記赤外光は、遠赤外な
いし超遠赤外の領域を含む赤外光であることが好まし
い。
【0010】前記赤外光による前記埋込み拡散層の検出
は、例えば微小に絞った赤外光を前記エピタキシャルウ
エーハ上に走査し、走査された赤外光のエピタキシャル
ウエーハからの反射強度を計測し、該反射強度を積算し
て前記埋込み拡散層のパターンデータとする。前記赤外
光の反射強度は、例えばフーリエ変換型赤外分光光度計
(FT−IR)を用いて計測する。
は、例えば微小に絞った赤外光を前記エピタキシャルウ
エーハ上に走査し、走査された赤外光のエピタキシャル
ウエーハからの反射強度を計測し、該反射強度を積算し
て前記埋込み拡散層のパターンデータとする。前記赤外
光の反射強度は、例えばフーリエ変換型赤外分光光度計
(FT−IR)を用いて計測する。
【0011】具体的には、例えば前記埋込み拡散層のパ
ターンデータを画像処理した埋込み拡散層パターン像と
マスクパターン像とをCRT上で確認しながら位置合わ
せを行う。
ターンデータを画像処理した埋込み拡散層パターン像と
マスクパターン像とをCRT上で確認しながら位置合わ
せを行う。
【0012】あるいは、前記マスクパターンを数値処理
データに変換し、該マスクパターン数値処理データと前
記埋込み拡散層パターンデータとを直接比較する数値デ
ータ比較処理を行い、該数値データ比較処理の結果に基
づいて前記エピタキシャルウエーハの前記マスクに対す
る相対位置を計数制御するようにしてもよい。
データに変換し、該マスクパターン数値処理データと前
記埋込み拡散層パターンデータとを直接比較する数値デ
ータ比較処理を行い、該数値データ比較処理の結果に基
づいて前記エピタキシャルウエーハの前記マスクに対す
る相対位置を計数制御するようにしてもよい。
【0013】
【作用】本発明においては、埋込み拡散層とマスクパタ
ーンとのマスク合わせにおいて、従来のようにエピタキ
シャル層の表面上の段差とマスクパターンとを位置合わ
せするのではなく、赤外光により直接埋込み拡散層の位
置を検出してこれとマスクパターンとを位置合わせする
ので、破壊試験を伴うパターンシフトの測定等のパター
ンシフトの管理が不要となる。
ーンとのマスク合わせにおいて、従来のようにエピタキ
シャル層の表面上の段差とマスクパターンとを位置合わ
せするのではなく、赤外光により直接埋込み拡散層の位
置を検出してこれとマスクパターンとを位置合わせする
ので、破壊試験を伴うパターンシフトの測定等のパター
ンシフトの管理が不要となる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例においてエピタ
キシャルウエーハをマスク合わせする方法の一例を示す
説明図である。図において、露光光源10は、分割ミラ
ー11、14及びマスク12を介してステージ18上に
載置されたエピタキシャルウエーハ17を露光するため
の光源である。光学顕微鏡13は、マスク12のパター
ンをモニターし、その画像データをCRT16に送出す
る。フーリエ変換型赤外分光光度計(FT−IR)15
は、内部の赤外光源より赤外光を分割ミラー14を介し
てエピタキシャルウエーハ17に照射し、その反射光を
分割ミラー14を介して検出し、インターフェログラム
のサイドバースト強度によりエピタキシャルウエーハ1
7に形成された埋込み拡散層21の画像を処理してその
画像データをCRT16に送出する。CRT16は、光
学顕微鏡13からのマスクパターン画像とFT−IR1
5からの埋込み拡散層21の画像とを同時に映し出し、
位置合わせに供する。
キシャルウエーハをマスク合わせする方法の一例を示す
説明図である。図において、露光光源10は、分割ミラ
ー11、14及びマスク12を介してステージ18上に
載置されたエピタキシャルウエーハ17を露光するため
の光源である。光学顕微鏡13は、マスク12のパター
ンをモニターし、その画像データをCRT16に送出す
る。フーリエ変換型赤外分光光度計(FT−IR)15
は、内部の赤外光源より赤外光を分割ミラー14を介し
てエピタキシャルウエーハ17に照射し、その反射光を
分割ミラー14を介して検出し、インターフェログラム
のサイドバースト強度によりエピタキシャルウエーハ1
7に形成された埋込み拡散層21の画像を処理してその
画像データをCRT16に送出する。CRT16は、光
学顕微鏡13からのマスクパターン画像とFT−IR1
5からの埋込み拡散層21の画像とを同時に映し出し、
位置合わせに供する。
【0016】FT−IR15による埋込み拡散層21の
検出方法をさらに具体的に説明する。図2(a)はエピ
タキシャルウエーハ17の部分断面を拡大して示し、図
2(b)はFT−IR15内の赤外光源から赤外光をエ
ピタキシャルウエーハ17に照射して得られる反射赤外
光の強度を示す。すなわち、エピタキシャルウエーハ1
7は図2(a)に示すように、ボロンが1×1015at
oms/cm3の濃度でドープされた半導体基板20
に、不純物濃度1×1019atoms/cm3のアンチ
モンが拡散された埋込み拡散層21が形成され、さらに
その上にリンが2×1015atoms/cm3の濃度で
ドープされたエピタキシャル層19が形成されている。
検出方法をさらに具体的に説明する。図2(a)はエピ
タキシャルウエーハ17の部分断面を拡大して示し、図
2(b)はFT−IR15内の赤外光源から赤外光をエ
ピタキシャルウエーハ17に照射して得られる反射赤外
光の強度を示す。すなわち、エピタキシャルウエーハ1
7は図2(a)に示すように、ボロンが1×1015at
oms/cm3の濃度でドープされた半導体基板20
に、不純物濃度1×1019atoms/cm3のアンチ
モンが拡散された埋込み拡散層21が形成され、さらに
その上にリンが2×1015atoms/cm3の濃度で
ドープされたエピタキシャル層19が形成されている。
【0017】FT−IR15のインターフェログラムに
おけるサイドバースト強度は、埋込み拡散層21からの
反射赤外光の強度を示す。すなわち、遠赤外ないし超遠
赤外の領域を含む赤外光をエピタキシャルウエーハ17
上に走査すると、不純物濃度の高い埋込み拡散層21で
は強い赤外反射が生じ、不純物濃度が1×1017ato
ms/cm3未満の領域では反射が弱く、ほとんど透過
してしまうので、図2(b)に示すように、埋込み拡散
層21に対応する反射赤外光の強度が高くなる。従っ
て、FT−IR15の内部の赤外光源から微小径に絞っ
た赤外光を不純物濃度が1×1017atoms/cm3
未満のエピタキシャルウエーハ17上に走査し、走査さ
れた赤外光のエピタキシャルウエーハ17からの反射赤
外光の強度を計測し、反射赤外光パターンを積算して画
像処理して画像データをCRT16に送ることにより、
不純物濃度が1×1017atoms/cm3以上の埋込
み拡散層21のパターンをCRT16上で確認すること
ができる。
おけるサイドバースト強度は、埋込み拡散層21からの
反射赤外光の強度を示す。すなわち、遠赤外ないし超遠
赤外の領域を含む赤外光をエピタキシャルウエーハ17
上に走査すると、不純物濃度の高い埋込み拡散層21で
は強い赤外反射が生じ、不純物濃度が1×1017ato
ms/cm3未満の領域では反射が弱く、ほとんど透過
してしまうので、図2(b)に示すように、埋込み拡散
層21に対応する反射赤外光の強度が高くなる。従っ
て、FT−IR15の内部の赤外光源から微小径に絞っ
た赤外光を不純物濃度が1×1017atoms/cm3
未満のエピタキシャルウエーハ17上に走査し、走査さ
れた赤外光のエピタキシャルウエーハ17からの反射赤
外光の強度を計測し、反射赤外光パターンを積算して画
像処理して画像データをCRT16に送ることにより、
不純物濃度が1×1017atoms/cm3以上の埋込
み拡散層21のパターンをCRT16上で確認すること
ができる。
【0018】CRT16において、光学顕微鏡13から
のマスクパターン画像とFT−IR15からの埋込み拡
散層21のパターンとを同時に映し出し、両者をCRT
16上で確認しながらステージ18を移動することによ
り位置合わせすることができる。従って、パターンシフ
トを考慮することなく正確なマスク合わせが可能とな
る。
のマスクパターン画像とFT−IR15からの埋込み拡
散層21のパターンとを同時に映し出し、両者をCRT
16上で確認しながらステージ18を移動することによ
り位置合わせすることができる。従って、パターンシフ
トを考慮することなく正確なマスク合わせが可能とな
る。
【0019】なお、上記のようにCRT16上で確認し
ながら位置合わせをするようにしてもよいが、検知され
た埋込み拡散層21の位置のデータとマスクパターンの
データとを直接比較する数値情報処理を行い、その結果
に基づいてステージ18を計数制御するようにしてもよ
い。
ながら位置合わせをするようにしてもよいが、検知され
た埋込み拡散層21の位置のデータとマスクパターンの
データとを直接比較する数値情報処理を行い、その結果
に基づいてステージ18を計数制御するようにしてもよ
い。
【0020】ところで、エピタキシャル成長を通常より
低温で行った場合には、エピタキシャル層表面の段差が
消失することがあるが、上述のように本マスク合わせ方
法では段差パターンをマスク合わせに用いないので、段
差が消失した場合でも支障が無い。従って、エピタキシ
ャル成長をさらに低温で行うことができるので、オート
ドーピング及び外方拡散の低減も図ることができる。
低温で行った場合には、エピタキシャル層表面の段差が
消失することがあるが、上述のように本マスク合わせ方
法では段差パターンをマスク合わせに用いないので、段
差が消失した場合でも支障が無い。従って、エピタキシ
ャル成長をさらに低温で行うことができるので、オート
ドーピング及び外方拡散の低減も図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、埋込み拡散
層が形成されたエピタキシャルウエーハについて、パタ
ーンシフトを管理しなくても最適な位置にマスクパター
ンを転写することができる。
層が形成されたエピタキシャルウエーハについて、パタ
ーンシフトを管理しなくても最適な位置にマスクパター
ンを転写することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例においてマスク合わせを行う
方法を示す説明図である。
方法を示す説明図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例においてマスク合わ
せを行う埋込み拡散層21が形成されたエピタキシャル
ウエーハ17の部分断面図であり、(b)はその反射赤
外光の強度を示すグラフである。
せを行う埋込み拡散層21が形成されたエピタキシャル
ウエーハ17の部分断面図であり、(b)はその反射赤
外光の強度を示すグラフである。
【図3】従来のマスク合わせ方法を説明する説明図であ
る。
る。
【図4】パターンシフトが発生したエピタキシャルウエ
ーハ35の部分断面図である。
ーハ35の部分断面図である。
【図5】パターンシフトの測定方法を説明する説明図で
ある。
ある。
10 露光光源 11,12,14 分割ミラー 13 光学顕微鏡 15 赤外分光光度計(FT−IR) 16 CRT 17 エピタキシャルウエーハ 18 ステージ 19 エピタキシャル層 20 半導体基板 21 埋込み拡散層 22 段差
Claims (6)
- 【請求項1】 選択的に形成した埋込み拡散層上にエピ
タキシャル層を成長させた後に、該エピタキシャル層の
表面にマスクパターンを転写するためのマスク合わせ方
法において、半導体基板とエピタキシャル層の不純物濃
度が1×10 17atoms/cm3未満のエピタキシャ
ルウエーハに形成された埋込み拡散層に赤外光を照射し
て、不純物濃度が1×1017atoms/cm3以上の
埋込み拡散層から反射する赤外光より該埋込み拡散層の
位置を検出し、該検出された前記埋込み拡散層のパター
ンと前記マスクパターンとを位置合わせすることを特徴
とするマスク合わせ方法。 - 【請求項2】 前記赤外光は、遠赤外ないし超遠赤外の
領域を含む赤外光であることを特徴とする請求項1記載
のマスク合わせ方法。 - 【請求項3】 前記赤外光による前記埋込み拡散層の検
出は、微小に絞った赤外光を前記エピタキシャルウエー
ハ上に走査し、走査された赤外光のエピタキシャルウエ
ーハからの反射強度を計測し、該反射強度を積算して前
記埋込み拡散層のパターンデータとすることを特徴とす
る請求項1記載のマスク合わせ方法。 - 【請求項4】 前記赤外光の反射強度は、フーリエ変換
型赤外分光光度計(FT−IR)を用いて計測すること
を特徴とする請求項3記載のマスク合わせ方法。 - 【請求項5】 前記埋込み拡散層のパターンデータを画
像処理した埋込み拡散層パターン像とマスクパターン像
とをCRT上で確認しながら位置合わせを行うことを特
徴とする請求項3記載のマスク合わせ方法。 - 【請求項6】 前記マスクパターンを数値処理データに
変換し、該マスクパターン数値処理データと前記埋込み
拡散層パターンデータとを直接比較する数値データ比較
処理を行い、該数値データ比較処理の結果に基づいて前
記エピタキシャルウエーハの前記マスクに対する相対位
置を計数制御することを特徴とする請求項3記載のマス
ク合わせ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270719A JPH08111376A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | マスク合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270719A JPH08111376A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | マスク合わせ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08111376A true JPH08111376A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17490012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6270719A Pending JPH08111376A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | マスク合わせ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08111376A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403322B1 (ko) * | 1996-06-24 | 2004-05-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 제조방법 및 그에 사용되는 노광장치 |
KR101363494B1 (ko) * | 2012-02-21 | 2014-02-17 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 태양전지의 제조방법, 태양전지제조용 마스크 및 태양전지 제조시스템 |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP6270719A patent/JPH08111376A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403322B1 (ko) * | 1996-06-24 | 2004-05-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 제조방법 및 그에 사용되는 노광장치 |
KR101363494B1 (ko) * | 2012-02-21 | 2014-02-17 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 태양전지의 제조방법, 태양전지제조용 마스크 및 태양전지 제조시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6392229B1 (en) | AFM-based lithography metrology tool | |
US8513625B2 (en) | Track-based metrology method and apparatus | |
KR100307630B1 (ko) | 정렬 마크, 이를 사용하는 정렬 시스템 및 이를 이용한 정렬방법 | |
JPH04317316A (ja) | 投影露光装置 | |
US6721047B2 (en) | Method and apparatus for inspecting defects of a specimen | |
KR100495323B1 (ko) | 피처리기판 결함 검사장치 | |
EP0457843A4 (en) | Method and apparatus for measuring registration between layers of a semiconductor wafer | |
US7973931B2 (en) | Method for determining the position of the edge bead removal line of a disk-like object | |
JP2003247807A (ja) | 合わせ精度計測装置及びその方法並びに半導体装置の製造方法及びそのシステム | |
US20110242509A1 (en) | Position detecting method | |
JP2004296921A (ja) | 位置検出装置 | |
JPH08111376A (ja) | マスク合わせ方法 | |
US20170350696A1 (en) | Pre-alignment measurement device and method | |
CN109075092A (zh) | 检测设备和检测方法 | |
US20040174507A1 (en) | Method and system for optimizing parameter value in exposure apparatus and exposure apparatus and method | |
US20070035731A1 (en) | Direct alignment in mask aligners | |
KR101360251B1 (ko) | 웨이퍼 디펙트 검사장치 및 그 방법 | |
US6686130B2 (en) | Pattern forming method using photolithography | |
US6671048B1 (en) | Method for determining wafer misalignment using a pattern on a fine alignment target | |
CN112097656A (zh) | 晶圆背封薄膜边缘去除宽度的检测系统及检测方法 | |
US7095885B1 (en) | Method for measuring registration of overlapping material layers of an integrated circuit | |
JP2008134082A (ja) | 半導体ウエハの結晶方位測定方法および半導体ウエハの結晶方位測定装置 | |
JPH0855770A (ja) | 半導体製造装置 | |
US11921054B2 (en) | Cleaved semiconductor wafer camera system | |
JPH04186717A (ja) | 位置合わせ装置、露光装置、及びそれらを用いた半導体素子の製造方法 |