JPH08109268A - ポリオレフィン溶液の製造方法 - Google Patents

ポリオレフィン溶液の製造方法

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JPH08109268A
JPH08109268A JP6270454A JP27045494A JPH08109268A JP H08109268 A JPH08109268 A JP H08109268A JP 6270454 A JP6270454 A JP 6270454A JP 27045494 A JP27045494 A JP 27045494A JP H08109268 A JPH08109268 A JP H08109268A
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liquid
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Tetsuro Nogata
鉄郎 野方
Kotaro Takita
耕太郎 滝田
Kenji Miyasaka
健司 宮坂
Koichi Kono
公一 河野
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Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリオレフィン溶液を連続的かつ安定的に高
吐出量で得る方法を提供する。 【構成】 分子量1×106 以上の成分を含有するポリオ
レフィン樹脂と、溶媒液体とを混練してポリオレフィン
溶液を製造する方法において、(1) セルフクリーニング
作用を有する連続式混練機を用い、(2) ポリオレフィン
樹脂供給部の下流に少なくとも1つの液体供給部を設
け、(3) 最上流に位置する液体供給部における混練機内
圧を10kg/cm2 (ゲージ圧)以下とし、(4) ポリオレフ
ィン樹脂供給部と最上流に位置する液体供給部の間の少
なくとも一部における混練機内圧を、最上流に位置する
液体供給部における混練機内圧より大きくなるように設
定する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高分子量成分を含有
するポリオレフィンの微多孔膜、ポリオレフィン繊維等
の製造に用いられるポリオレフィン溶液の製造方法に関
し、特に分子量分布が幅広いポリオレフィンの溶液を連
続的かつ安定的に高吐出量で得られるポリオレフィン溶
液の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】超高分
子量のポリオレフィン樹脂は優れた機械的強度及び物理
的特性を有するため、各種の用途に広く用いられてい
る。例えばこのポリオレフィンの微多孔膜及び微多孔繊
維は、電池用セパレーター、電解コンデンサー用隔膜、
精密濾過膜、エアーフィルタ等として用いられている。
これらの超高分子量ポリオレフィン樹脂は一般的に流れ
改良剤の添加や溶媒に溶解したポリオレフィン溶液を用
いて製造される。
【0003】このポリオレフィン溶液は、通常超高分子
量ポリオレフィン樹脂、又は超高分子量成分を含有する
ポリオレフィン樹脂と鉱油等の液体とをバッチ式又は連
続式の混練等によって製造される。バッチ式混練の場
合、ポリオレフィンと液体とを攪拌機付オートクレーブ
に入れ、攪拌しながら昇温し、ポリオレフィンと液体と
を混練する。しかし、分子量1×106 以上の成分を含有
するポリオレフィン樹脂を使用した場合、バッチ式で
は、混練時間が長くなる欠点がある。またバッチ式では
混練された溶液を取り出して使用する際に、バッチから
取り出す始めと終わりでは滞留時間が異なるため、バッ
チ内及びバッチ切替え時の品質が不安定であり、また人
手を必要とする等の欠点がある。さらに、高粘度溶液の
調製ができず、ペレット状の高分子組成物を用いること
ができない等の問題もある。
【0004】そのため、最近では、連続式混練機がポリ
オレフィン溶液の製造に用いられるようになった。しか
し、従来技術では混練機内の圧力に充分な配慮がなされ
ていないため、連続混練機でポリオレフィン溶液の製造
を行う場合には、液体の供給量が少なく、又吐出量も低
いという問題があった。
【0005】したがって、本発明の目的は、分子量1×
106 以上の成分を含有するポリオレフィン溶液を連続的
かつ安定的に高吐出量で得る方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、セルフクリーニング作用を有す
る連続式混練機を用い、混練機内圧を特定の分布にする
ことにより、上記ポリオレフィン溶液を連続的かつ安定
的に高吐出量で得られることを見出し、本発明に想到し
た。
【0007】すなわち、本発明のポリオレフィン溶液の
製造方法は、分子量1×106 以上の成分を含有するポリ
オレフィン樹脂と、その溶媒とからなる液体とを混練す
る方法であって、(1) セルフクリーニング作用を有する
連続式混練機を用い、(2) ポリオレフィン樹脂供給部の
下流に少なくとも1つの液体供給部を設け、(3) 最上流
に位置する前記液体供給部における混練機内圧を10kg/
cm2 (ゲージ圧)以下とし、(4) 前記ポリオレフィン樹
脂供給部と最上流に位置する前記液体供給部の間の少な
くとも一部における混練機内圧を、前記最上流に位置す
る前記液体供給部における混練機内圧より大きくなるよ
うに設定することを特徴とする。
【0008】本発明を以下詳細に説明する。 [1] ポリオレフィン樹脂 分子量1×106 以上の成分を含有するポリオレフィン樹
脂としては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、4-メチ
ル-1- ペンテン、1-ヘキセン等を重合した結晶性の単独
重合体、共重合体及びこれらのブレンド物等が挙げられ
る。これらの中では、分子量1×106 以上の成分を5重
量%以上含有する超高分子量ポリエチレンが好ましい。
【0009】上記ポリオレフィン樹脂は、分子量1×10
6 以上の超高分子量成分を5重量%以上(GPC法によ
る)含有することが好ましく、より好ましくは10〜9
0重量%である。また、上記ポリオレフィン樹脂の分子
量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は5〜300 で
あるのが好ましい。分子量1×106 以上の成分が5重量
%未満では、この溶液を用いた成形物の延伸性が向上さ
れず、高強度の成形物が得られない。又、分子量分布
は、上記の範囲が溶液調整をより容易とするために好ま
しい。
【0010】このポリオレフィン樹脂は、リアクターブ
レンドによるもの(多段重合ポリオレフィン)であって
も、2種以上のポリオレフィンによる組成物であっても
よい。例えば、分子量1×106 以上の成分を5重量%以
上含有するポリエチレンと分子量1×104 以上1×106
未満までのポリオレフィンをブレンドする。特に前記超
高分子量のポリエチレンと前記分子量の高密度ポリエチ
レンとのブレンドによる組成物が好ましい。
【0011】リアクターブレンドの場合、例えば分子量
が1×106 以上の超高分子量成分を5重量%以上含有
し、かつ分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)
が5〜300 となるように、多段重合することにより製造
することができる。多段重合法としては、二段重合によ
り、高分子量部分と低分子量部分とを製造する方法を採
用するのが好ましい。
【0012】このように、分子量1×106 以上の成分を
含有するポリオレフィン、好ましくは分子量1×106
上の成分を5重量%以上含有する超高分子量ポリオレフ
ィン、又はこの組成物、特に前記超高分子量ポリエチレ
ン、又はこの超高分子量ポリエチレンと高密度ポリエチ
レンとの組成物は、微多孔膜の成形用の溶液として特に
好ましいものである。
【0013】ポリオレフィン樹脂には、必要に応じて、
核剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、アンチブロッキング
剤、顔料、染料、無機充填材、抗菌剤、脱臭剤、遠赤外
線放射剤等の各種添加剤を添加することができる。
【0014】[2] 液体 ポリオレフィン樹脂に配合する液体は、ポリオレフィン
樹脂に対して良溶媒の低揮発性溶媒であり、例えばノナ
ン、デカン、デカリン、p−キシレン、ウンデカン、ド
デカン、流動パラフィン等の低揮発性脂肪族または環式
の炭化水素、あるいは沸点がこれらに対応する鉱油留分
等を用いることができる。
【0015】ポリオレフィン樹脂と液体との配合割合
は、ポリオレフィン樹脂100 重量部に対して、液体が15
〜2000重量部、好ましくは20〜1500重量部である。液体
が2000重量部を超えると、混練が困難となる。一方液体
が15重量部未満であると、粘度が高いため、混練時の剪
断発熱により劣化する。
【0016】[3] 連続混練機 ポリオレフィン溶液を製造するのに用いる連続混練機
は、セルフクリーニング作用を有する。セルフクリーニ
ング作用を有する場合は、スクリュー溝部をもう1本の
スクリューのネジ山又はシリンダの突起等が通過するた
め、前記混合物はスクリューと共に回転することなく、
スクリューのネジ山あるいはニーディングディスクの組
合せ角度等に従った方向に送ることが可能である。従っ
て、セルフクリーニング作用を有する場合は、液体供給
部の圧力を10kg/cm2 以下にすることが可能である。混
練機が有するセルフクリーニング作用は、混練機の全て
の部分でセルフクリーニング作用を有する必要はなく、
液体供給部の圧力が10kg/cm2 以下となるように、前記
混合物の存在する部分の少なくとも一部にセルフクリー
ニング作用を有していればよい。このような連続混練機
としては、二軸混練機又は特殊単軸混練機が好ましい。
具体的には、同方向回転噛み合い型二軸混練機、異方向
回転噛み合い型二軸混練機、ブス・コ・ニーダーのよう
な特殊短軸混練機等が挙げられるが、同方向回転噛み合
い二軸混練機が特に好ましい。
【0017】一方、セルフクリーニング作用のない場合
は、スクリューのネジ山が送りの方向になっていても、
混練不十分なポリオレフィン樹脂と液体の混合物とシリ
ンダーとの摩擦係数が極めて低く、前記混合物はスクリ
ューと共に回転するのみで、下流側に送る能力はない。
このスクリューと共に回転する前記混合物を下流側に移
動させるには上流の圧力を高くする必要がある。従っ
て、セルフクリーニング作用のない場合の圧力は高くな
る。
【0018】ポリオレフィン樹脂供給部の下流に少なく
とも1つの液体供給部を設ける。ポリオレフィン樹脂を
含有する混練機の途中に、液体を供給し、混練すること
により、均一な濃度のポリオレフィン樹脂の溶液を調製
する。
【0019】[4] 混練条件 (1) 混練機内圧の分布 本発明のポリオレフィン溶液の製造方法は、混練機内圧
を特定の分布にすることを特徴とする。ここで、混練機
内圧は一定時間での混練機内部の圧力の平均値であり、
この一定時間は混練機のスクリューの回転による圧力の
変化を打ち消すのに十分に長い時間である。
【0020】ポリオレフィン樹脂供給部と最上流に位置
する前記液体供給部の間の少なくとも一部における混練
機内圧を、最上流に位置する液体供給部における混練機
内圧より大きくなるように設定する。つまり、最上流に
位置する液体供給部より上流に、その液体供給部の内圧
より大きい圧力を有する部分を設ける。このような圧力
分布にすることにより、液体の添加量を増やしても、上
流への逆流を阻止することができ、結果的に吐出量の増
加を可能にする。
【0021】また二つ以上の液体供給部を設ける場合、
同じ理由で、各液体供給部とその直ぐ下流の供給部との
間の少なくとも一部における混練機内圧を、直ぐ下流の
液体供給部における内圧より大きくなるように設定する
のが好ましい。さらに、各液体供給部とその直ぐ下流の
供給部との間の少なくとも一部における混練機内圧を、
前記二つの液体供給部における内圧より大きくなるよう
に設定するのが好ましい。これにより、液体供給量と吐
出量が増加するという利点がある。
【0022】なお、最上流に位置する前記液体供給部に
おける混練機内圧は10kg/cm2 以下(ゲージ圧)とす
る。最上流液体供給部の上流部では、粘度の高いポリオ
レフィン樹脂単独の部分に剪断を与えるため、混練機内
圧を上記範囲内にすることにより、ポリオレフィン単独
で充満した部分を最小限とし、もって剪断発熱を抑えて
熱劣化を阻止することができる。
【0023】上記圧力分布は混練機のスクリューの形状
等を変更することにより達成することができる。
【0024】(2) 混練温度 混練温度は、ポリオレフィンの融点〜250 ℃とするのが
好ましく、特にポリオレフィンの融点+10℃〜220 ℃と
するのが好ましい。混練温度がポリオレフィンの融点未
満であると、十分な混練ができず、また250 ℃を超える
と、ポリオレフィン樹脂の劣化が起こる。
【0025】
【作用】本発明においては、混練機の内圧を特定の分布
とすることにより、均一なポリオレフィン溶液を高吐出
量で得ることができる。
【0026】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0027】実施例1〜8 同方向回転噛み合い型二軸押出機TEX54((株)日
本製鋼所製、スクリュー直径=58mm、L/D比=42)
を用いて、表1に示す種類及び配合割合のポリオレフィ
ン樹脂と液体を混練した。なお、押出機のスクリュー形
状は所望の圧力分布になるようにそれぞれ選定した。押
出機内部に14ヶ所の圧力計を設置した。押出機内部の圧
力計設置位置及び液体供給部位を図1〜図4に示し、各
実施例と図との対応を表1に示す。ただし、圧力計1か
らフィード孔21の中心部までの距離は142 mmであり、
隣接する各圧力計間の距離は94.5mmであった。
【0028】運転条件を表2に示し、測定した圧力分布
を表3に示す。ただし、表3に示す圧力値は大気圧を0
としたときの値(ゲージ圧)である。表2に示す運転条
件は、熱劣化がなく分散の良好なポリオレフィン溶液が
安定な吐出で得られる最大の吐出量のときの条件であ
る。
【0029】得られたポリオレフィン溶液をそのままプ
レス成型により、厚さ2mmのシートに成形した。得ら
れたすべてのシートは良好な外観を示した。またシート
をバッチ式圧延機により同時二軸延伸したが、全て2×
2以上の倍率に延伸可能であった。
【0030】比較例1〜3 実施例1と同じ同方向回転噛み合い型二軸押出機TEX
54を用いて、表1に示す種類及び配合割合のポリオレ
フィン樹脂と液体を混練した。なお、押出機のスクリュ
ー形状は所望の圧力分布になるようにそれぞれ選定し
た。実施例1と同じように圧力計を設置した。圧力計設
置位置及び液体供給部位は図1、図2及び図4に示し、
各比較例と図との対応を表1に示す。
【0031】運転条件を表2に示し、測定した圧力分布
を表3に示す。ただし、表3に示す圧力値は大気圧を0
としたときの値(ゲージ圧)である。
【0032】比較例1及び2では、表2に示す吐出量で
は安定な吐出であったが、吐出量を増やすと、その変動
が激しくなり、未混練の液体を周期的に吐出する現象が
見られた。また比較例3は安定した吐出量ではあった
が、ポリオレフィン溶液をそのままプレス成型により、
厚さ2mmのシートに成形したが、得られた二つのシー
トは黄変していた。次に、シートをバッチ延伸機により
同時二軸延伸したが、いかなる条件でも破断した。
【0033】 表1例No. ポリオレフィン樹脂 液体 液体添加量 (1) 実施例1 ブレンドPE-1(2) 流動パラフィン(5) 500 実施例2 ブレンドPE-1 流動パラフィン 500 実施例3 ブレンドPE-1 流動パラフィン 30 実施例4 ブレンドPE-1 流動パラフィン 150 実施例5 ブレンドPE-1 流動パラフィン 500 実施例6 ブレンドPE-1 流動パラフィン 1200 実施例7 ブレンドPE-2(3) 流動パラフィン 500 実施例8 超高分子量PE(4) 流動パラフィン 500 比較例1 ブレンドPE-1 流動パラフィン 30 比較例2 ブレンドPE-1 流動パラフィン 150 比較例3 ブレンドPE-1 流動パラフィン 500 注:(1) 液体添加量:ポリオレフィン樹脂100 重量部に
対する液体の重量部。 (2) ブレンドPE-1:下記超高分子量PEと重量平均分子量
3.7 ×105 のパウダーPEとを3:14の割合でドライブレ
ンドしたものである。PEはポリエチレンを表わす(以
下同様)。(GPC法による分子量1×106 以上の成分
21.6重量%。) (3) ブレンドPE-2:下記超高分子量PEと重量平均分子量
3.7 ×105 のペレットPEとを3:14の割合でドライブレ
ンドしたものである。(GPC法による分子量1×106
以上の成分21.6重量%。) (4) 超高分子量PE:重量平均分子量2.0 ×106 のパウダ
ーPEである。(GPC法による分子量1×106 以上の成
分61.9重量%。) (5) 流動パラフィン:温度40℃における動粘度は64cst
である。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法は、
混練機内の圧力を特定の分布にすることにより、液体の
逆流を防ぎ、均一なポリオレフィン溶液を連続的に、し
かも高吐出量で得ることができる。このような本発明の
方法によって得られるポリオレフィン溶液は、各種ポリ
オレフィン成形体の製造に用いることができるが、特に
微多孔膜の成形に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出機における圧力計設置位置及び液体の供給
部位を示す概略図である。
【図2】押出機における圧力計設置位置及び液体の供給
部位を示す概略図である。
【図3】押出機における圧力計設置位置及び液体の供給
部位を示す概略図である。
【図4】押出機における圧力計設置位置及び液体の供給
部位を示す概略図である。
【符号の説明】
1〜14 圧力計 20 押出機 21 ポリオレフィン供給部 22 液体供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 公一 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東 燃化学株式会社技術開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量1×106 以上の成分を含有するポ
    リオレフィン樹脂と、前記ポリオレフィン樹脂の溶媒と
    なる液体とを混練してポリオレフィン溶液を製造する方
    法において、(1) セルフクリーニング作用を有する連続
    式混練機を用い、(2) 前記ポリオレフィン樹脂供給部の
    下流に少なくとも1つの液体供給部を設け、(3) 最上流
    に位置する前記液体供給部における混練機内圧を10kg/
    cm2 (ゲージ圧)以下とし、(4) 前記ポリオレフィン樹
    脂供給部と最上流に位置する前記液体供給部の間の少な
    くとも一部における混練機内圧を、前記最上流に位置す
    る前記液体供給部における混練機内圧より大きくなるよ
    うに設定することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリオレフィン溶液の
    製造方法において、前記セルフクリーニング作用を有す
    る連続式混練機は、同方向回転噛み合い型二軸混練機で
    あること特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のポリオレフィン
    溶液の製造方法において、前記ポリオレフィンが、分子
    量1×106 以上の成分を5重量%以上含有することを
    特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリオ
    レフィン溶液の製造方法において、前記ポリオレフィン
    が、分子量1×106 以上の成分を5重量%以上含有す
    る超高分子量ポリエチレン、又は前記ポリエチレンと高
    密度ポリエチレンとの組成物であることを特徴とする方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリオ
    レフィン溶液の製造方法において、前記液体は脂肪族炭
    化水素、環状炭化水素及び鉱油からなる群より選ばれた
    少なくとも1種であることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポリオ
    レフィン溶液の製造方法において、前記液体の量は、前
    記ポリオレフィン樹脂100 重量部に対して15〜2000重量
    部であることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のポリオ
    レフィン溶液の製造方法において、(1)ポリオレフィ
    ン樹脂供給部の下流に少なくとも2つの液体供給部を設
    け、(2)前記各液体供給部とその直ぐ下流の供給部と
    の間の少なくとも一部における混練機内圧を、前記直ぐ
    下流の液体供給部における混練機内圧より大きくなるよ
    うに設定することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のポリオレフィン溶液の
    製造方法において、前記各液体供給部とその直ぐ下流の
    供給部との間の少なくとも一部における混練機内圧を、
    前記二つの液体供給部における混練機内圧より大きくな
    るように設定することを特徴とする方法。
JP6270454A 1994-10-07 1994-10-07 ポリオレフィン溶液の製造方法 Pending JPH08109268A (ja)

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