JPH0810793Y2 - 減衰材探傷用探触子 - Google Patents

減衰材探傷用探触子

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JPH0810793Y2
JPH0810793Y2 JP14184989U JP14184989U JPH0810793Y2 JP H0810793 Y2 JPH0810793 Y2 JP H0810793Y2 JP 14184989 U JP14184989 U JP 14184989U JP 14184989 U JP14184989 U JP 14184989U JP H0810793 Y2 JPH0810793 Y2 JP H0810793Y2
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JP
Japan
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wave
probe
longitudinal wave
longitudinal
flaw detection
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JP14184989U
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JPH0380362U (ja
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翼 白井
隆 柴山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ステンレス鋼管溶接部の探傷試験に好適な
減衰材探傷用探触子に関する。
〔従来の技術〕
原子力発電所の使用期間中検査として配管溶接部には
超音波探傷試験が行われており、従来の探傷は、垂直0
°と横波斜角45°,60°により溶接部を挾んで両方向か
ら超音波が入射するように行われている。ところが、第
3図説明図に示すように、試験体11が直管11aとエルボ1
1bとの溶接部12からなるものにおいては、エルボ11bの
曲率半径が小さいとき、その腹側の探傷時に被検面と横
波探触子21の接触面の間に隙間dが生ずるため超音波が
透入しなくなり、斜線で示すような範囲が探傷できなく
なる。
これを避けるためには直管11a側からエルボ11b側を探
傷することが望ましい。しかし試験体11がステンレス鋼
管の溶接部12の場合、横波探傷では溶接金属中での減衰
や林状エコーが大きく、そのため横波探触子21を直管11
a側からの探傷に適用することはできない。
この対策としては、横波探触子の代わりに縦波探触子
の適用が考えられ、従来の縦波探触子は林状エコーによ
るノイズを低減するために、第4図縦断面図に示す前後
分割型や、第5図斜視図に示す左右分割型が提案されて
いる。
第4図の前後分割型の縦波探触子22では、送信用振動
子23と受信用振動子24の屈折角度θT,θRを適当に設定
することにより、試験体11中の深さDの位置のビーム交
点で発信縦波LT,受信縦波LRの焦点を結ばせる。また第
5図の左右分割型の縦波探触子22では、発信用振動子23
と受信用振動子24とを左右に配置し、試験体11中のビー
ム交点Dで発信縦波LT,受信縦波LRの焦点を結ばせる。
しかしながら、このような分割型縦波探触子22を用い
溶接金属を介して探傷する場合、第6図説明図に示すよ
うに、試験体11の表面に縦波探触子22を当て溶接部12へ
縦波を送ると、裏波からの反射エコーNがノイズとなっ
て出現するため、欠陥FのエコーSとの識別が必ずしも
容易ではないというような問題点があり、従って直管と
エルボとの溶接部に対して直管側から溶接金属を介して
エルボ側を探傷することが容易ではない。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもの
で、減衰能の大きい溶接金属を介して探傷する場合に裏
波からの反射エコーのノイズが大巾に低減される減衰材
探傷用探触子を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本考案は、前後分割型超音波探触子におい
て、前方には発信用として横波30°〜40°の振動子を配
置し、後方には受信用として縦波70°〜80°の振動子を
配置してなることを特徴とする。
〔作用〕
本考案減衰材探傷用探触子においては、前方に発信用
として配置した横波30°〜40°の振動子から発信される
横波が試験体の内面で縦波にモード変換され、モード変
換した縦波が欠陥により約70°の方向に反射され、この
縦波を後方に配置した縦波70°〜80°の振動子で検出す
る。
〔実施例〕
本考案減衰材探傷用探触子の一実施例を図面について
説明すると、第1図は縦断面図、第2図は作用の説明図
である。
第1図において、3は前方配置の横波用振動子で横波
用シュー2に接着してあり、屈折角θSの横波Sを発信
する。5は後方配置の縦波用振動子で縦波用シュー4に
接着してあり、屈折角θLの縦波Lすなわち欠陥からの
反射エコーを受信する。横波用シュー2と縦波用シュー
4とはその間に遮音材6を挿入して一体化し、探触子ケ
ース1に納めてある。また探触子ケース1はコネクター
7が取付けてあり、試験面13上に置かれる。
横波の屈折角θSは、試験体11内面の第2図に示すテ
ーパーT面で効率よく縦波に変換させるためにテーパー
Tの角度を考慮して30°〜40°とする。また縦波の屈折
角θLは、欠陥面からの反射エコーを効率よく受信する
ために70°〜80°とする。
なお横波用シュー2と縦波用シュー4の入射点間距離
lについては、試験体11の板厚を考慮して、第2図に示
す超音波の経路S→L1→L2が成立するように幾何学的に
適切な距離となるように設定する。
このような構成の探触子では、第2図に示すように、
横波用振動子3から発信された横波Sは試験体11の内面
又はテーパーT面で反射された後、モード変換した縦波
L1となって試験面13の側へ伝播し、溶接部12を通り更に
欠陥Fで反射した後縦波L2となり、縦波用振動子5で受
信される。従って超音波は溶接部12の裏波をはずれた経
路を通って伝播することになるので、裏波による疑似エ
コーがなくなり、欠陥エコーの識別を容易に行うことが
できる。
かくしてこのような探触子によれば、ステンレス鋼の
直管とエルボの溶接部を溶接金属を介して探傷するよう
な場合に、裏波からの反射エコー等のノイズが大巾に低
減され、直管とエルボとの溶接部に対し直管側から溶接
金属を介してエルボ側を探傷することが可能になる。
〔考案の効果〕
要するに本考案によれば、前後分割型超音波探触子に
おいて、前方には発信用として横波30°〜40°の振動子
を配置し、後方には受信用として縦波70°〜80°の振動
子を配置してなることにより、減衰能の大きい溶接金属
を介して探傷する場合に裏波からの反射エコーのノイズ
が大巾に低減される減衰材探傷用探触子を得るので、本
考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案減衰材探傷用探触子の一実施例の縦断面
図、第2図は同上の作用の説明図である。 第3図は従来の横波探触子の探傷範囲の説明図、第4図
は従来の前後分割型縦波探触子の縦断面図、第5図は左
右分割型縦波探触子の斜視図、第6図は縦波探触子のノ
イズ発生の説明図である。 1……探触子ケース、2……横波用シュー、3……横波
用振動子、4……縦波用シュー、5……縦波用振動子、
6……遮音材、7……コネクター、11……試験体、12…
…溶接部、13……試験面、S……横波、L,L1,L2……縦
波、θS……横波屈折角、θL……縦波屈折角、F……欠
陥。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後分割型超音波探触子において、前方に
    は発信用として横波30°〜40°の振動子を配置し、後方
    には受信用として縦波70°〜80°の振動子を配置してな
    ることを特徴とする減衰材探傷用探触子。
JP14184989U 1989-12-07 1989-12-07 減衰材探傷用探触子 Expired - Lifetime JPH0810793Y2 (ja)

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JPH0380362U JPH0380362U (ja) 1991-08-16
JPH0810793Y2 true JPH0810793Y2 (ja) 1996-03-29

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