JPH08106391A - 判別ルール生成方法 - Google Patents

判別ルール生成方法

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JPH08106391A
JPH08106391A JP23980094A JP23980094A JPH08106391A JP H08106391 A JPH08106391 A JP H08106391A JP 23980094 A JP23980094 A JP 23980094A JP 23980094 A JP23980094 A JP 23980094A JP H08106391 A JPH08106391 A JP H08106391A
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JP
Japan
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cases
condition
case
candidate
target concept
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Application number
JP23980094A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hagiwara
賢一 萩原
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラント等の対象系から得られた温度,圧力等
のk種類の属性毎の属性値の組合せ11と、この組合せ
の存在時における目標概念(例えば正常,異常など)の
成否12からなる格納領域1内の複数個の事例データを
用い、判別ルールの条件部41の候補となる格納領域2
内の属性値の組合せ21から目標概念不成立の事例デー
タの属性値組合せ11に含まれる組合せ21を消去して
判別ルールを作るバージョン空間法では、事例データ中
に1つでも誤りがあると、特殊ルールが生成されたり、
ルールが生成されなかったりする事を改善する。 【構成】判別ルールの条件部候補となる属性値の組合せ
21毎の事例数23として目標概念成立事例数と同不成
立事例数を個別に集計して表示部5に表示し、消去され
た条件部候補21についての事例数の内容チェックによ
る事例データ中の誤り存在を推定可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事例データを学習処理し
て判別ルールを生成する方法に関する。設備やプラント
操業の状態を監視・診断したり、生産する量や順序を計
画したりするのに、コンピュータが使われる。そのソフ
トウェアを記述する際に用いられる手法の1つに判別ル
ールがある。
【0002】例えば、プラントから入力されたセンサ情
報に基づいて、プラントの状態が異常であるか否かを判
別するには、「センサ情報が×××のようなときは、プ
ラントの状態は異常である」といったルールが作成され
て使われる。このような判別ルールを作成する手法とし
て、本発明では事例データからの学習を行う。即ち、
「センサ情報が△△△のようなとき、プラントの状態は
異常であった」とか「センサ情報が□□□のようなと
き、プラントの状態は正常であった」といった事例デー
タを用意する。これらの事例データをコンピュータに入
力し、上記のような判別のためのルールを自動的に作成
させるものである。
【0003】なお、以下各図において同一の符号は同一
もしくは相当部分を示す。
【0004】
【従来の技術】判別ルールを事例データから学習する方
法としてバージョン空間法が知られており、またその改
良案として本出願人の先願になる特願平4−24576
7号「判別条件生成方法」が提案されている。なお、バ
ージョン空間法についての参照文献としては下記のもの
がある。
【0005】T.M.Mitchell: "Version Spaces - A Cand
idate Elimination Approach to Rule Learning", 5th
IJCAI, pp.305-310, 1977 次にこのバージョン空間法の原理について簡単に説明す
る。ここで事例データとは、下記のようなデータであ
る。 {AV1,AV2,・・・,AVk;C}i (i=
1,N) このデータは、N個ある事例データの中のi番目のもの
である。
【0006】このデータ内のAV1,〜,AVkは夫
々、例えば対象系のプラントから測定される温度,圧
力、あるいは警報ランプの状態といったk種類の属性の
夫々の値(属性値)である。なお、属性値はみな離散値
である。例えば「入側水の温度」という属性は「高
温」,「中温」,「低温」のいずれかの属性値をとる。
また、「警報ランプの状態」という属性は「点灯」,
「点滅」,「消灯」のいずれかの属性値をとる。
【0007】また、Cは属性値の組AV1〜AVkの存
在時に、対象系から判別されるべく予め特定された単一
の目標概念、例えば「プラントの操業状態が異常であ
る」という目標概念が「成立」しているか「不成立」で
あるかのいずれであるかを示す成否の値である。そして
前記のi番目の事例データの意味するところは、『k個
の属性(例えば、警報ランプの状態等)が各々AV1,
AV2,・・・,AVkという属性値であったとき、判
別すべき目標概念(例えば、「プラントの操業状態が異
常」)はC(値は「成立」か「不成立」のいずれか)で
あった』ということである。
【0008】ここで、属性の数kと各々の属性が取り得
る属性値,目標概念の内容は、事前に決められている。
また、事例データの数Nは、十分多いことが望ましい。
次に、判別ルールは、下記のようなルールである。 1F 条件部 THEN 結論部 例えば、次のような判別ルールがある。
【0009】1F Ax=T1 AND Ay=T2
THEN 成立 このルールは、属性Axの属性値が定数T1で、且つ属
性Ayの属性値が定数T2ならば、目標概念は成立と判
別することを意味している。さて、上記のような事例デ
ータを入力し、上記のような判別ルールを出力する学習
処理は、下記の手順で進められる。
【0010】なお、図6はこの手順を実施する装置の要
部の構成図である。上記のN個の事例データは、図6の
事例データ格納領域1に格納される。この領域1内の横
1行分づつのデータが夫々1個の事例データに相当し、
この横1行分のデータのうち、11は属性値の組合せで
あり、この組合せ11内のデータは左から順にk種類の
属性としての属性#1(A1),属性#2(A2),・
・・,属性#k(Ak)についての、夫々の前記属性値
AV1,AV2,・・・,AVkに相当する。また、横
1行の右端のデータ12は目標概念の成否を示す前記の
値Cに相当する。
【0011】次に図6を参照しながら学習処理の手順を
説明する。 手順:図6の条件部候補格納領域2に格納される判別
ルールの条件部の候補として、各属性が取り得る属性値
のすべての組合せ21を生成する。このとき、属性の全
て及び一部を含まない組合せも生成する。即ち、例えば
次のような属性値を取る2つの属性Ax=[AVx1,
AVx2,AVx3]とAy=[AVy1,AVy2]
を考える。ルール条件部の候補は、これら属性のいずれ
も含まないもの(無条件),一方のみ含むもの,両方含
むものとして、下記のものが生成される。 { },{AVx1},{AVx2},{AVx3},
{AVy1},{AVy2},{AVx1,AVy
1},{AVx2,AVy1},{AVx3,AVy
1},{AVx1,AVy2},{AVx2,AVy
2},{AVx3,AVy2} なお、条件部候補となる属性値の組合せ21の各々に、
ルール条件部としての要否の情報22を持たせる。この
要否情報22の初期値は「未定」に設定されるが、以下
に述べる手順によって「要」や「否」に変更される。
【0012】手順:図6の情報処理装置3は格納領域
1内の事例データを1個づつ順次読み込み、条件部候補
21の要否情報22を変更する。即ち読み込んだ事例デ
ータが、目標概念成立の事例である場合は、事例データ
の属性値の組合せ11に含まれる全ての条件部候補の属
性値の組合せ21の要否情報22を「要」に設定する。
但し、既に「否」に設定されている条件部候補21は変
更しない。例えば{AVx1,AVy1}が目標概念成
立の事例データにおける属性値の組11であったとしよ
う。
【0013】この属性値の組合せ11に含まれる条件部
候補21は下記のものである。 { },{AVx1},{AVy1},{AVx1,A
Vy1} これら4つの条件部候補21が、既に「否」に設定され
ていなければ夫々、その要否情報22が「要」に設定さ
れる。そして、例えば{AVy2}や{AVx2,AV
y1}などの条件部候補21は前記事例データの属性値
の組合せ11に含まれないので、要否情報22は変更さ
れない。
【0014】読み込んだ事例データが、目標概念不成立
の事例である場合は、事例データの属性値の組合せ11
に含まれる全ての条件部候補21の要否情報22を
「否」に設定する。もし、既に「要」に設定されている
条件部候補21であっても「否」に変更する。例えば
{AVx1,AVy2}が目標概念不成立の事例データ
の属性値の組11であったとしよう。この属性値の組合
せ11に含まれる条件部候補21は下記のものである。
【0015】{ },{AVx1},{AVy2},
{AVx1,AVy2} これら4つの条件部候補21が、既に「要」に設定され
ているいないに係わらず夫々、その要否情報22は
「否」に設定される。そして、例えば{AVx2}や
{AVx2,AVy1}などの条件部候補は前記事例デ
ータの属性値の組合せに含まれないので、要否情報22
は変更されない。
【0016】手順:全ての事例データについて上記
の手順を実行した後、情報処理装置3は要否情報22が
「要」に設定された条件部候補21を使って、判別ルー
ルを生成し、図6の判別ルール格納領域4に格納する。
例えば、{AVx2}と{AVx2,AVy1}の条件
部候補21のみ「要」と設定され、残りの全ての条件部
候補21が「否」と設定されたとする。このとき、これ
らを条件部41とし、THEN以下を結論部42とした
下記の2つの判別ルールが生成される。
【0017】1F Ax=AVx2 THEN 成立 1F Ax=AVx2 AND Ay=AVy1 TH
EN 成立 なお、上記2つのルールのうち、より一般的な第1ルー
ルのみ生成する変形例がある。また、事例データが少な
いため「未定」の条件部候補が残った場合の扱いにも、
「未定」を「要」と見なしてルール化するなどの変形例
がある。また、「否」に設定された条件部候補を使っ
て、「不成立」の結論部をもつ判別ルールを生成する変
形例もある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の学習方
法では、判別ルールの条件部候補21を全て生成してお
き、目標概念不成立の事例データがもつ属性値の組合せ
11に含まれるものを消去してゆく。そして、学習結果
として、目標概念不成立の事例データがもつ属性値の組
合せ11に含まれず、目標概念成立の事例データがもつ
属性値の組合せ11に含まれる条件部候補21を残す。
それらから判別ルールを生成する。
【0019】しかしながら従来方法では、事例データに
は全く誤りがないことを前提としている。そして、多く
の目標概念成立の事例データに含まれ、「要」と設定さ
れていた条件部候補でも、たった1つの目標概念不成立
の事例データに含まれると「否」に変更される。もし、
事例データの中に目標概念不成立の誤った事例が含まれ
ていると、本来必要な「要」の条件部候補が「否」とな
る。そして、少数の属性の組合せから成るような、より
一般的な条件部候補が消去されやすくなるため、多数の
属性の組合せから成るより特殊なルールが多く生成され
やすい。また、最悪の場合には「要」の条件部候補が1
つも残らなくなり、判別ルールを生成できなくなること
もある。しかも、適切な判別ルールが生成できない場
合、どの事例データに誤りがあったのか特定することが
できない。
【0020】このように従来の方法には下記のような欠
点がある。 欠点:少数の誤った事例データにより、多数の属性の
組合せから成る、より特殊なルールが多く生成されやす
い。 欠点:誤った事例データにより、ルールを生成できな
くなることがある。 欠点:誤った事例データを特定することができない。
【0021】プラント運転の現場から得られる事例デー
タは、必ずしも正しいとは限らない。このような事例デ
ータを使って判別ルールを生成しようとすると、上記の
ような欠点がある従来の学習方法では、判別ルールの生
成,検証,洗練が進めにくいという問題がある。そこで
本発明は、事例データに多少の誤りがあってもその影響
を受け難い判別ルールの生成方法を提供することを課題
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、所定の複数の属性(属性#1〜#k)の各々につ
いての、対象系から得られた属性値(属性値#11〜#
k1,#12〜#k2)の組(11)と、この属性値の
組の存在時に対象系について得られる目標概念の成否
(12)とから夫々構成される(事例データ格納領域1
に格納された)1つ以上の事例データに基づいて、無属
性の条件と、前記複数の属性のうち1つ以上の属性につ
いての各属性が取り得る属性値の全てを組合せた条件
(21)とからなる(条件部候補格納領域2に格納され
た)複数の条件部候補から、判別ルールを生成するため
に利用する採択条件部候補を選択し、 この採択条件部
候補の条件を記述した条件部(41)と、該条件が成立
したとき判別すべき前記目標概念の成立を記述した結論
部(42)とから構成される判別ルールを1つ以上生成
(し、判別ルール格納領域4に格納)する判別ルール生
成方法において、請求項1の判別ルールの生成方法で
は、前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む前
記事例データのうちの、前記目標概念の成立する正の事
例数と、前記目標概念の成立しない負の事例数とを夫々
集計して(事例の数23に格納したうえ)(表示部5
に)表示すると共に、この正の事例を含み、且つ負の事
例を含まぬ条件部候補を前記採択条件部候補とするよう
にする。
【0023】また、請求項2の判別ルール生成方法で
は、請求項1に記載の判別ルール生成方法において、前
記条件部候補毎に、さらに正の事例数の集計値、及び負
の事例数の集計値を合計してなる事例数合計(24)
と、前記正の事例数の集計値を事例数合計で除算してな
る成立事例数比率(25)とのいずれか又は双方を求め
て(表示部5に)表示するようにする。
【0024】また、請求項3の判別ルール生成方法で
は、前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む前
記事例データのうちの、前記目標概念の成立する正の事
例数と前記目標概念の成立しない負の事例数とを夫々集
計し(事例の数23に格納したうえ)、この正の事例数
の集計値、及び負の事例数の集計値の合計値で該正の事
例数の集計値を除算して成立事例数比率(25)を求
め、この成立事例数比率が所定の成立事例数比率閾値
(6)を越える条件部候補を前記採択条件部候補とする
ようにする。
【0025】また、請求項4の判別ルール生成方法で
は、前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む前
記事例データのうちの、前記目標概念の成立する正の事
例数と前記目標概念の成立しない負の事例数とを夫々集
計し、この正の事例数の集計値、及び負の事例数の集計
値を合計してなる事例数合計(24)を求めると共に、
この事例数合計で該正の事例数の集計値を除算して成立
事例数比率(25)を求め、この成立事例数比率が所定
の成立事例数比率閾値(6)を越え、且つ前記事例数合
計が所定の事例数合計閾値(7)を越える条件部候補を
前記採択条件部候補とするようにする。
【0026】また、請求項5の判別ルール生成方法で
は、請求項3又は4に記載の判別ルール生成方法におい
て、前記事例データの各々に当該の事例データを特定す
るための識別子(13)を付し、前記条件部候補毎に、
その属性値の組合せを含む事例データの識別子を記録し
てなる事例識別子(26)を設け、前記採択条件部候補
についての事例識別子を表示するようにする。
【0027】
【作用】この発明は、判別ルールの条件部候補21を消
去するに当たり、それを含む目標概念成立と目標概念不
成立の事例数23を考慮することにより、少数の誤りを
含む事例データからでもより一般的な判別ルールを生成
できるようにすると共に、誤った事例データを特定でき
るようにする。
【0028】
【実施例】
(1)請求項1に関わる発明について:図1は本発明に
関わる手順を実施する装置の要部の構成図である。図1
においては、従来技術で説明した図6の条件部候補格納
領域2に「事例数」23が追加され、更に「表示部」5
が追加されている。図1において、「事例データ格納領
域」1と「判別ルール格納領域」4は、各々従来(図
6)のものと同じである。
【0029】「事例数」23は、当該の「属性値の組合
せ」21を含む事例データの数を格納する領域であり、
目標概念成立事例の数と目標概念不成立事例の数とを別
々に格納している。なお、ここでは予め特定された単一
の目標概念の成否のみを使って説明しているが、これを
複数の目標概念を扱えるように容易に拡張できる。即
ち、「事例データ格納領域」1の「目標概念の成否」1
2に、単一の目標概念の「成立」,「不成立」を指定す
るのではなく、複数の目標概念のうち成立した目標概念
の名前を指定する。そして「事例数」23には、「属性
値の組合せ」21を含む事例データの数を複数の目標概
念毎に格納するようにすればよい。
【0030】さて、この発明の「学習方法」は、「事例
数」23を初期化したのち加算して、最後に表示する点
が従来方法と異なる。即ち、「従来の技術」の項で説明
した学習処理の手順〜を夫々下記の−1,〜−
1のように変更した手順となる。 手順−1:ルールの条件部の候補として、格納領域2
内に各属性が取り得る属性値の全ての組合せ21を生成
する。このとき属性の全て及び一部を含まない組合せも
前記のように生成する。そして、条件部候補の属性値の
組合せ21の各々の「要否」22を「未定」に、また
「事例数」23を目標概念成立事例数及び目標概念不成
立事例数共に「0」に初期化する。
【0031】手順−1:領域1内の事例データを順次
読み込み、条件部候補21の要否情報22を変更すると
同時に「事例数」23を加算する。即ち、読み込んだ事
例データが、目標概念成立の事例である場合は、事例デ
ータの属性値の組合せ11に含まれる全ての条件部候補
21を「要」に設定する。但し、既に「否」に設定され
ている条件部候補は変更しない。そして、「事例数」2
3の目標概念成立事例数を1だけ加算する。
【0032】また、読み込んだ事例データが、目標概念
不成立の事例である場合は、事例データの属性値の組合
せ11に含まれる全ての条件部候補21を「否」に設定
する。もし、既に「要」に設定されている条件部候補2
1であっても「否」に変更する。そして、「事例数」2
3の目標概念不成立事例数を1だけ加算する。
【0033】手順−1:全ての事例データについて上
記−1の手順を実行した後、要否情報22が「要」に
設定された条件部候補21を使って、判別ルールを生成
する。そして、全ての条件部候補21毎の「事例数」2
3を「表示部」5に表示する。 (2)請求項2に関わる発明について:図2は本発明に
関わる手順を実施する装置の要部の構成図である。図2
においては、図1の条件部候補格納領域2にさらに「事
例数合計」24と「成立事例数比率」25との双方又は
一方が追加される。図2において、「事例数合計」24
は、当該の「属性値の組合せ」21を含む目標概念成立
事例と目標概念不成立事例の数の合計を格納する領域で
ある。また、「成立事例数比率」25は、「属性値の組
合せ」21を含む目標概念成立事例の数を「事例数合
計」24で除算した値を格納する領域である。もし、
「事例数合計」24が0の場合には、「成立事例数比
率」25も0とする。
【0034】なお、ここでは予め特定された単一の目標
概念の成否のみを使って説明しているが、これを複数の
目標概念を扱えるように容易に拡張できる。即ち、「事
例データ格納領域」1の「目標概念の成否」12に、単
一の目標概念の「成立」,「不成立」を指定するのでは
なく、複数の目標概念のうち成立した目標概念の名前を
指定する。そして「事例数」23には、「属性値の組合
せ」21を含む事例データの数を複数の目標概念毎に格
納するようにすればよい。そして、「事例数合計」24
は「属性値の組合せ」21を含む複数の目標概念毎の事
例データ数の合計を格納する。また、「成立事例数比
率」25は「属性値の組合せ」21を含む最多の目標概
念の事例データ数をその目標概念の「事例数合計」24
で除算した値を格納すればよい。
【0035】さて、この発明の「学習方法」は、「事例
数」23,「事例数合計」24,「成立事例数比率」2
5を初期化したのち計算して、最後に表示する点が従来
方法と異なる。即ち、「従来の技術」の項で説明した学
習処理の手順〜を夫々下記の−2,〜−2のよ
うに変更した手順となる。 手順−2:ルールの条件部の候補として、各属性が取
り得る属性値の全ての組合せ21を生成し、条件部候補
格納領域2へ格納する。このとき、属性の全て及び一部
を含まない組合せも前記のように生成する。そして、条
件部候補21の各々の「要否」22を「未定」に、また
「事例数」23を目標概念成立事例数及び目標概念不成
立事例数共に「0」に、更に「事例数合計」24,「成
立事例数比率」25を「0」に初期化する。
【0036】手順−2:事例データ格納領域1の事例
データを順次読み込み、条件部候補の要否情報22を変
更すると同時に「事例数」23と「事例数合計」24を
夫々加算し、更にこの加算値を用いて「成立事例数比
率」25を計算する。ここで読み込んだ事例データが、
目標概念成立の事例である場合は、事例データの属性値
の組合せ11に含まれる全ての条件部候補21の要否情
報22を「要」に設定する。但し、要否情報22が既に
「否」に設定されている条件部候補は変更しない。そし
て、当該条件部候補の「事例数」23の目標概念成立事
例数と「事例数合計」24を夫々1だけ加算する。更に
この加算値を用いて「成立事例数比率」25を計算す
る。
【0037】また、読み込んだ事例データが、目標概念
不成立の事例である場合は、事例データの属性値の組合
せ11に含まれる全ての条件部候補の要否情報22を
「否」に設定する。もし、既に要否情報22が「要」に
設定されている条件部候補であっても「否」に変更す
る。そして、「事例数」23の目標概念不成立事例数と
「事例数合計」24を夫々1だけ加算する。更にこの加
算値を用いて「成立事例数比率」25を計算する。
【0038】手順−2:全ての事例データについて上
記−2の手順を実行した後、要否情報22が「要」に
設定された条件部候補21を使って、判別ルールを生成
し、判別ルール格納領域4へ格納する。そして、条件部
候補格納領域2内の全ての条件部候補21毎の「事例
数」23及び「事例数合計」24,「成立事例数比率」
25を「表示部」5に表示する。
【0039】(3)請求項3に関わる発明について:図
3は本発明に関わる手順を実施する装置の要部の構成を
示す。図3においては、図1の条件部候補格納領域2に
「成立事例数比率」25が追加され、更に「成立事例数
比率閾値」6が追加されている。図3において「成立事
例数比率」25は、図2と同様に「属性値の組合せ」2
1を含む目標概念成立事例の数をその「属性値の組合
せ」21を含む目標概念成立事例と目標概念不成立事例
の数の合計で除算した値を格納する領域である。もし、
事例数の合計が0の場合には、「成立事例数比率」25
も0とする。また、「成立事例数比率閾値」6は「成立
事例数比率」25と比較すべき基準の値を格納する領域
である。この値は、予め固定されていても、判別ルール
生成前に変更されるようにしてもよい。
【0040】なお、ここでは予め特定された単一の目標
概念の成否のみを使って説明しているが、これを複数の
目標概念を扱えるように容易に拡張できることは、前記
(2)項の請求項2に関わる発明の説明において述べた
通りである。さて、この発明の「学習方法」は、「事例
数」23,「成立事例数比率」25を初期化したのち計
算して、最後に「成立事例数比率」25を「成立事例数
比率閾値」6と比較しそれを越える属性値の組合せから
判別ルールを生成する点が従来方法と異なる。即ち、
「従来の技術」の項で説明した学習処理の手順〜を
夫々下記の−3,−3のように変更した手順とな
る。
【0041】手順−3:ルールの条件部の候補とし
て、各属性が取り得る属性値の全ての組合せ21を生成
し、条件部候補格納領域2へ格納する。このとき、属性
の全て及び一部を含まない組合せも前記のように生成す
る。そして、条件部候補の属性値の組合せ21の各々の
「要否」22を「未定」に、また「事例数」23を目標
概念成立事例数及び目標概念不成立事例数共に「0」
に、更に「成立事例数比率」25を「0」に夫々初期化
する。
【0042】手順−3:事例データ格納領域1内の事
例データを1つづつ順次読み込み、「事例数」23を加
算し、更にこの加算値を用いて「成立事例数比率」25
を計算する。即ち、読み込んだ事例データが、目標概念
成立の事例である場合は、事例データの属性値の組合せ
11に含まれる全ての条件部候補格納領域2内の条件部
候補となる属性値の組合せ21について、「事例数」2
3の目標概念成立事例数1だけ加算する。更にこの加算
された目標概念成立事例数を用いて「成立事例数比率」
25を計算して更新する。
【0043】また、読み込んだ事例データが、目標概念
不成立の事例である場合は、事例データの属性値の組合
せ11に含まれる全ての条件部候補となる属性値の組合
せ21について、「事例数」23の目標概念不成立事例
数を1だけ加算する。更にこの加算された目標概念不成
立事例数を用いて「成立事例数比率」25を計算して更
新する。
【0044】手順−3:事例データ格納領域1内の全
ての事例データについて上記−3の手順を実行した
後、「成立事例数比率」25が「成立事例数比率閾値」
6を越えた条件部候補の属性値の組合せ21の要否情報
22を「要」に、越えなかった条件部候補の同じく要否
情報22を「否」にそれぞれ設定する。そして、「要」
に設定された条件部候補の属性値の組合せ21を使っ
て、判別ルールを生成し、判別ルール格納領域4に格納
する。
【0045】(4)請求項4に関わる発明について:図
4は本発明に関わる手順を実施する装置の要部の構成を
示す。図4においては、図3の条件部候補格納領域2に
「事例数合計」24が追加され、更に「事例数合計閾
値」7が追加されている。図4において、「事例数合
計」24と「成立事例数比率」25は図2のものと同じ
であり、「成立事例数比率閾値」6は図3のものと同じ
である。更に、「事例数合計閾値」7は「事例数合計」
24と比較すべき基準の値を格納する領域である。この
値は、予め固定されていても、判別ルール生成前に変更
されるようにしてもよい。
【0046】なお、ここでは予め特定された単一の目標
概念の成否のみを使って説明しているが、これを複数の
目標概念を扱えるように容易に拡張できることは、
(2)項の請求項2に関わる発明の説明で述べた通りで
ある。さて、この発明の「学習方法」は、「事例数」2
3,「事例数合計」24,「成立事例数比率」25を初
期化したのち計算して、最後に「成立事例数比率」25
を「成立事例数比率閾値」6と、また「事例数合計」2
4を「事例数合計閾値」7とそれぞれ比較し、閾値を越
える属性値の組合せから判別ルールを生成する点が従来
方法と異なる。即ち、(3)項の請求項3に関わる発明
の説明で述べた学習処理の手順−3,〜−3を夫々
下記の−4,〜−4のように変更した手順となる。
【0047】手順−4:ルールの条件部の候補とし
て、各属性が取り得る属性値の全ての組合せ21を生成
し、条件部候補格納領域2へ格納する。このとき、属性
の全て及び一部を含まない組合せも前記のように生成す
る。そして、条件部候補の属性値の組合せ21の各々の
「要否」22を「未定」に、また「事例数」23を目標
概念成立事例数及び目標概念不成立事例数共に「0」
に、更に「事例数合計」24と「成立事例数比率」25
を「0」に夫々初期化する。
【0048】手順−4:事例データ格納領域1内の事
例データを1つづつ順次読み込み、「事例数」23と
「事例数合計」24を加算し、更にこの加算値を用いて
「成立事例数比率」25を計算する。即ち、読み込んだ
事例データが、目標概念成立の事例である場合は、事例
データの属性値の組合せ11に含まれる全ての条件部候
補格納領域2内の条件部候補となる属性値の組合せ21
について、「事例数」23の目標概念成立事例数と「事
例数合計」24を夫々1だけ加算する。更にこの加算さ
れた目標概念成立事例数と事例数合計24を用いて「成
立事例数比率」25を計算して更新する。
【0049】また、読み込んだ事例データが、目標概念
不成立の事例である場合は、事例データの属性値の組合
せ11に含まれる全ての条件部候補となる属性値の組合
せ21について、「事例数」23の目標概念不成立事例
数と「事例数合計」24を夫々1だけ加算する。更にこ
の加算された事例数合計24を用いて「成立事例数比
率」25を計算して更新する。
【0050】手順−4:事例データ格納領域1内の全
ての事例データについて上記−4の手順を実行した
後、「成立事例数比率」25が「成立事例数比率閾値」
6を越え、なお且つ「事例数合計」24が「事例数合計
閾値」7を越えた条件部候補の属性値の組合せ21の要
否情報22を「要」に、越えなかった条件部候補の同じ
く要否情報22を「否」に夫々設定する。そして、
「要」に設定された条件部候補の属性値の組合せ21を
使って、判別ルールを生成し、判別ルール格納領域4に
格納する。
【0051】(5)請求項5に関わる発明について:図
5は本発明に関わる手順を実施する装置の要部の構成を
示す。図5においては、図3の事例データ格納領域1に
「識別子」13が追加され、条件部候補格納領域2に
「事例識別子」26が追加され、更に「表示部」5が追
加されている。図5において、「事例データ格納領域」
1の「識別子」13は、個々の事例データを識別するた
めの情報(例えば、順序番号,事例名など)を格納する
領域である。
【0052】条件部候補格納領域2の「事例識別子」2
6は、その「属性値の組合せ」21を含む事例データの
識別子13を目標概念成立事例,目標概念不成立事例毎
に格納する領域である。なお、ここでは予め特定された
単一の目標概念の成否のみを使って説明しているが、こ
れを複数の目標概念を扱えるように容易に拡張できるこ
とは、(2)項の請求項2に関わる発明の説明で述べた
通りである。
【0053】さて、この発明の「学習方法」は、「事例
数」23,「成立事例数比率」25,「事例識別子」2
6を初期化したのち更新して、最後に「成立事例数比
率」25を「成立事例数比率閾値」6と比較し、それを
越える属性値の組合せから判別ルールを生成すると共
に、「成立事例数比率」25が1未満の場合に「事例識
別子」26に記録された不成立事例の識別子を表示する
点が従来方法と異なる。即ち、(3)項の請求項3に関
わる発明で述べた学習処理の手順−3,〜−3を夫
々下記の−5,〜−5のように変更した手順とな
る。
【0054】手順−5:ルールの条件部の候補とし
て、各属性が取り得る属性値の全ての組合せ21を生成
し、条件部候補格納領域2へ格納する。このとき、属性
の全て及び一部を含まない組合せも前記のように生成す
る。そして、条件部候補の属性値の組合せ21の各々の
「要否」22を「未定」に、また「事例数」23を目標
概念成立事例数及び目標概念不成立事例数共に「0」
に、「成立事例数比率」25を「0」に、更に「事例識
別子」26を目標概念成立事例及び目標概念不成立事例
共に「空白」に夫々初期化する。
【0055】手順−5:事例データ格納領域1内の事
例データを1つづつ順次読み込み、「事例数」23を加
算し、この加算値を用いて「成立事例数比率」25を計
算し、更に「事例識別子」26を更新する。即ち、読み
込んだ事例データが、目標概念成立の事例である場合
は、事例データの属性値の組合せ11に含まれる全ての
条件部候補となる属性値の組合せ21について、「事例
数」23の目標概念成立事例数を1だけ加算し、この加
算された事例数を用いて「成立事例数比率」25を計算
し更新する。更に、当該の目標概念成立事例の識別子1
3を「事例識別子」26に目標概念成立事例として追加
する。
【0056】また、読み込んだ事例データが、目標概念
不成立の事例である場合は、事例データの属性値の組合
せ11に含まれる全ての条件部候補となる属性値の組合
せ21について、「事例数」23の目標概念不成立事例
数を1だけ加算し、この加算された事例数を用いて「成
立事例数比率」25を計算する。更に、目標概念不成立
事例の識別子13を「事例識別子」26に目標概念不成
立事例として追加する。
【0057】手順−5:事例データ格納領域1内の全
ての事例データについて上記−5の手順を実行した
後、「成立事例数比率」25が「成立事例数比率閾値」
6を越えた条件部候補の属性値の組合せ21の要否情報
22を「要」に、越えなかった条件部候補の同じく要否
情報22を「否」にそれぞれ設定する。そして、「要」
に設定された条件部候補の属性値の組合せ21を使っ
て、判別ルールを生成し、判別ルール格納領域4に格納
する。更に、「要」に設定された条件部候補21につい
て「成立事例数比率」が1未満の場合に「事例識別子」
26に記録された目標概念不成立事例の識別子13を表
示部5に表示する。
【0058】
【発明の効果】
(1)請求項1に関わる発明によれば、判別ルールの条
件部の候補となる属性値の組合せ21毎に、その組合せ
を含む事例データの数を、目標概念成立事例と目標概念
不成立事例毎に表示するようにしたので、下記のような
効果がある。 効果:多数の属性の組合せから成る、より特殊なルー
ルが多く生成されたり、ルールを生成できなくなった場
合、表示された事例数23を見ることにより誤った事例
データの存在を推定することができる。即ち、多くの目
標概念成立事例に含まれるのに、ごく少数の目標概念不
成立事例に含まれるために消去された条件部候補21が
あるときは、その目標概念不成立事例データに誤りがあ
ると推定できる。
【0059】(2)請求項2に関わる発明によれば、判
別ルールの条件部の候補となる属性値の組合せ21毎
に、その組合せを含む事例データの数を、目標概念成立
事例と目標概念不成立事例毎に表示し、更に目標概念成
立事例データ数の比率25を合わせて表示するようにし
たので、下記のような効果がある。 効果:多数の属性の組合せから成るより特殊なルール
が多く生成されたり、ルールを生成できなくなった場
合、表示された事例数23と比率25を見ることによ
り、誤った事例データの存在を推定することができる。
即ち、多くの目標概念成立事例に含まれるのに、ごく少
数の目標概念不成立事例に含まれるために消去された条
件部候補21があるときは、その目標概念不成立事例デ
ータに誤りがあると推定できる。
【0060】効果:多数の属性の組合せから成るより
特殊なルールが多く生成されたり、ルールを生成できな
くなった場合、表示された事例数23と比率25を見る
ことにより、必要な事例データの不足を推定することが
できる。即ち、数の上で有意な差がない目標概念成立事
例と目標概念不成立事例に含まれるために消去された条
件部候補21があるときは、有意な差が出るまで、より
多くの事例データを収集する必要があると推定できる。
【0061】(3)請求項3に関わる発明によれば、判
別ルールの条件部の候補となる属性値の組合せ21毎
に、その組合せを含む事例データの数を、目標概念成立
事例と目標概念不成立事例毎に計数し、目標概念成立事
例データ数の比率25が特定の閾値6を越えた属性値の
組合せ21から判別ルールを生成するようにしたので、
下記のような効果がある。
【0062】効果:ごく少数の目標概念不成立事例に
含まれていても、多くの目標概念成立事例に含まれてい
れば消去されないので、誤った少数事例のために特殊な
ルールが多く生成されたり、ルールを生成できなくなる
ことが防げる。 (4)請求項4に関わる発明によれば、判別ルールの条
件部の候補となる属性値の組合せ21毎に、その組合せ
を含む事例データの数を、目標概念成立事例と目標概念
不成立事例毎に計数し、目標概念成立事例データ数の比
率25が特定の閾値6を越え、なお且つ「事例数合計」
24が「事例数合計閾値」7を越えた属性値の組合せか
ら判別ルールを生成するようにしたので、下記のような
効果がある。
【0063】効果:ごく少数の目標概念不成立事例に
含まれていても、多くの目標概念成立事例に含まれてい
れば消去されないので、誤った少数事例のために特殊な
ルールが多く生成されたり、ルールを生成できなくなる
ことが防げる。 効果:目標概念成立事例と目標概念不成立事例に数の
上で有意な差がない場合、比率25だけに基づくと誤っ
たルールを生成することがあるが、それを防げると共
に、有意な差が出るまで、より多くの事例データを収集
する必要があると推定できる。
【0064】(5)請求項5に関わる発明によれば、判
別ルールの条件部の候補となる属性値の組合せ21毎
に、その組合せを含む事例データの数を、目標概念成立
事例と目標概念不成立事例毎に計数し、目標概念成立事
例データ数の比率25が特定の閾値6を越えた属性値の
組合せ21から判別ルールを生成すると共に、判別ルー
ル生成に用いた属性値の組合せ21を含む目標概念不成
立事例が混在した場合にはその事例データの識別子13
を表示するようにしたので、下記のような効果がある。
【0065】効果:ごく少数の目標概念不成立事例に
含まれていても、多くの目標概念成立事例に含まれてい
れば消去されないので、誤った少数事例のために特殊な
ルールが多く生成されたり、ルールを生成できなくなる
ことが防げる。 効果:多くの目標概念成立事例と混在するごく少数の
目標概念不成立事例の識別子13が表示されるので、誤
った少数事例を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に関わる手順を実施する装置の要部の
構成図
【図2】請求項2に関わる手順を実施する装置の要部の
構成図
【図3】請求項3に関わる手順を実施する装置の要部の
構成図
【図4】請求項4に関わる手順を実施する装置の要部の
構成図
【図5】請求項5に関わる手順を実施する装置の要部の
構成図
【図6】従来の手順を実施する装置の要部の構成図
【符号の説明】
1 事例データ格納領域 2 条件部候補格納領域 3 情報処理装置 4 判別ルール格納領域 5 表示部 6 成立事例数比率閾値 7 事例数合計閾値 11 属性値の組合せ 12 目標概念の成否 13 識別子 21 条件部候補の属性値の組合せ 22 要否情報 23 事例数 24 事例数合計 25 成立事例数比率 26 事例識別子 41 条件部 42 結論部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の複数の属性の各々についての、対象
    系から得られた属性値の組と、この属性値の組の存在時
    に対象系について得られる目標概念の成否とから夫々構
    成される1つ以上の事例データに基づいて、 無属性の条件と、前記複数の属性のうち1つ以上の属性
    についての各属性が取り得る属性値の全てを組合せた条
    件とからなる複数の条件部候補から、判別ルールを生成
    するために利用する採択条件部候補を選択し、 この採択条件部候補の条件を記述した条件部と、該条件
    が成立したとき判別すべき前記目標概念の成立を記述し
    た結論部とから構成される判別ルールを1つ以上生成す
    る判別ルール生成方法において、 前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む前記事
    例データのうちの、前記目標概念の成立する正の事例数
    と、前記目標概念の成立しない負の事例数とを夫々集計
    して表示すると共に、 この正の事例を含み、且つ負の事例を含まぬ条件部候補
    を前記採択条件部候補とするようにしたことを特徴とす
    る判別ルール生成方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の判別ルール生成方法にお
    いて、 前記条件部候補毎に、さらに正の事例数の集計値、及び
    負の事例数の集計値を合計してなる事例数合計と、前記
    正の事例数の集計値を事例数合計で除算してなる成立事
    例数比率とのいずれか又は双方を求めて表示するように
    したことを特徴とする判別ルール生成方法。
  3. 【請求項3】所定の複数の属性の各々についての、対象
    系から得られた属性値の組と、この属性値の組の存在時
    に対象系について得られる目標概念の成否とから夫々構
    成される1つ以上の事例データに基づいて、 無属性の条件と、前記複数の属性のうち1つ以上の属性
    についての各属性が取り得る属性値の全てを組合せた条
    件とからなる複数の条件部候補から、採択する条件部候
    補を選択し、 この採択条件部候補の条件を記述した条件部と、該条件
    が成立したとき判別すべき前記目標概念の成立を記述し
    た結論部とから構成される判別ルールを1つ以上生成す
    る判別ルール生成方法において、 前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む前記事
    例データのうちの、前記目標概念の成立する正の事例数
    と、前記目標概念の成立しない負の事例数とを夫々集計
    し、 この正の事例数の集計値、及び負の事例数の集計値の合
    計値で該正の事例数の集計値を除算して成立事例数比率
    を求め、 この成立事例数比率が所定の成立事例数比率閾値を越え
    る条件部候補を前記採択条件部候補とするようにしたこ
    とを特徴とする判別ルール生成方法。
  4. 【請求項4】所定の複数の属性の各々についての、対象
    系から得られた属性値の組と、この属性値の組の存在時
    に対象系について得られる目標概念の成否とから夫々構
    成される1つ以上の事例データに基づいて、 無属性の条件と、前記複数の属性のうち1つ以上の属性
    についての各属性が取り得る属性値の全てを組合せた条
    件とからなる複数の条件部候補から、採択する条件部候
    補を選択し、 この採択条件部候補の条件を記述した条件部と、該条件
    が成立したとき判別すべき前記目標概念の成立を記述し
    た結論部とから構成される判別ルールを1つ以上生成す
    る判別ルール生成方法において、 前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む前記事
    例データのうちの、前記目標概念の成立する正の事例数
    と、前記目標概念の成立しない負の事例数とを夫々集計
    し、 この正の事例数の集計値、及び負の事例数の集計値を合
    計してなる事例数合計を求めると共に、この事例数合計
    で該正の事例数の集計値を除算して成立事例数比率を求
    め、 この成立事例数比率が所定の成立事例数比率閾値を越
    え、且つ前記事例数合計が所定の事例数合計閾値を越え
    る条件部候補を前記採択条件部候補とするようにしたこ
    とを特徴とする判別ルール生成方法。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載の判別ルール生成方
    法において、 前記事例データの各々に当該の事例データを特定するた
    めの識別子を付し、 前記条件部候補毎に、その属性値の組合せを含む事例デ
    ータの識別子を記録してなる事例識別子を設け、 前記条件部候補についての事例識別子を表示するように
    したことを特徴とする判別ルール生成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004036496A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Fujitsu Limited ルールベース管理装置およびルールベース管理プログラム
JP2007058603A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パターン認識方法及び装置及びプログラム
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WO2022153486A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 富士通株式会社 ルール更新プログラム、ルール更新方法及びルール更新装置

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