JPH0799490A - ル−ティング方法 - Google Patents
ル−ティング方法Info
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- JPH0799490A JPH0799490A JP34338093A JP34338093A JPH0799490A JP H0799490 A JPH0799490 A JP H0799490A JP 34338093 A JP34338093 A JP 34338093A JP 34338093 A JP34338093 A JP 34338093A JP H0799490 A JPH0799490 A JP H0799490A
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- Japan
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- route
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の成分から経路選択ベクトルの成分の総和
であるホップカウントを検出し最適の経路を選択する。 【構成】予め各ノ−ドの隣合ったノ−ド間の複数の経路
にそれぞれ通信速度や通信費用を成分として数値で表し
た経路選択ベクトルを設定する。通信経路選択時には、
出発点であるノ−ドAから順次隣接するノ−ドのホップ
カウントを検出する。検出した各ノ−ドのホップカウン
トの合計を比較して、ホップカウントの合計値が最も少
ない経路を通信経路として選択する。
であるホップカウントを検出し最適の経路を選択する。 【構成】予め各ノ−ドの隣合ったノ−ド間の複数の経路
にそれぞれ通信速度や通信費用を成分として数値で表し
た経路選択ベクトルを設定する。通信経路選択時には、
出発点であるノ−ドAから順次隣接するノ−ドのホップ
カウントを検出する。検出した各ノ−ドのホップカウン
トの合計を比較して、ホップカウントの合計値が最も少
ない経路を通信経路として選択する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はル−ティング方法、特
に通信経路選択の最適化に関するものである。
に通信経路選択の最適化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワ−ク上で通信する場合、一つの
経路しか選択できない場合、通信経路の支障等が起る
と、通信ができなくなる場合が有る。そこで、宛先ノ−
ドまでの複数の選択可能な到達経路を用意し、その中か
ら一つの経路を選択する方法を取る場合がある。通信経
路を選択する場合、その経路の距離又は混雑度により、
通信の所要時間等に差が生じ、通信時間が長くなる場合
がある。
経路しか選択できない場合、通信経路の支障等が起る
と、通信ができなくなる場合が有る。そこで、宛先ノ−
ドまでの複数の選択可能な到達経路を用意し、その中か
ら一つの経路を選択する方法を取る場合がある。通信経
路を選択する場合、その経路の距離又は混雑度により、
通信の所要時間等に差が生じ、通信時間が長くなる場合
がある。
【0003】それに対して、各ル−ト間で通信にかかる
時間をホップカウントという数値で置き換え、その値の
合計が最小となるような経路を選択して通信にかかる時
間を短くする方法がある。従来のホップカウントは一次
元的なものであり、通常は回線速度をその要素としてい
る。
時間をホップカウントという数値で置き換え、その値の
合計が最小となるような経路を選択して通信にかかる時
間を短くする方法がある。従来のホップカウントは一次
元的なものであり、通常は回線速度をその要素としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回線速
度という一面でしか通信経路を選択していないため、通
信にかかる費用、精度等の回線状態及び経路の負荷等に
ついては経路選択時の条件から外れていた。
度という一面でしか通信経路を選択していないため、通
信にかかる費用、精度等の回線状態及び経路の負荷等に
ついては経路選択時の条件から外れていた。
【0005】したがって、速度のあまり必要でない通信
であっても、通信費用の高い高速な経路を選択する場合
がある。選択した通信経路の伝送遅延に影響するだけで
なく、その経路上を流れるトラヒック量にも影響し、特
定の経路が頻繁に選択され特定の経路の負荷が高くなる
原因にもなっていた。
であっても、通信費用の高い高速な経路を選択する場合
がある。選択した通信経路の伝送遅延に影響するだけで
なく、その経路上を流れるトラヒック量にも影響し、特
定の経路が頻繁に選択され特定の経路の負荷が高くなる
原因にもなっていた。
【0006】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、複数の成分からホップカウントを検
出し、経路選択時に回線速度以外の複数の要素を取り入
れ最適の経路を選択することを目的とする。
されたものであり、複数の成分からホップカウントを検
出し、経路選択時に回線速度以外の複数の要素を取り入
れ最適の経路を選択することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるル−
ティング方法は、予め各ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間
の複数の経路選択条件をその成分として持つ経路選択ベ
クトルと経路選択ベクトルの成分の総和であるホップカ
ウントを設定し、通信経路選択時に設定したホップカウ
ントを検出し、検出したホップカウントから経路別に発
信ノ−ドから宛先ノ−ドまでの各ノ−ド間のホップカウ
ントの合計を検出し、検出した各経路のホップカウント
の合計を比較して、ホップカウントの合計値が最も少な
い経路を選択する。
ティング方法は、予め各ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間
の複数の経路選択条件をその成分として持つ経路選択ベ
クトルと経路選択ベクトルの成分の総和であるホップカ
ウントを設定し、通信経路選択時に設定したホップカウ
ントを検出し、検出したホップカウントから経路別に発
信ノ−ドから宛先ノ−ドまでの各ノ−ド間のホップカウ
ントの合計を検出し、検出した各経路のホップカウント
の合計を比較して、ホップカウントの合計値が最も少な
い経路を選択する。
【0008】また、ホップカウントとして経路選択ベク
トルの長さを設定すると良い。
トルの長さを設定すると良い。
【0009】また、予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積でホップカウン
トを設定しても良い。
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積でホップカウン
トを設定しても良い。
【0010】さらに、各パケットに経路選択ベクトルの
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えても良い。
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えても良い。
【0011】また、成分変更用の情報が含まれるパケッ
トを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに含
まれる情報で置き換える。
トを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに含
まれる情報で置き換える。
【0012】
【作用】この発明においては、予め各ノ−ドに隣合った
ノ−ドとの間の複数の経路選択条件をその成分として持
つ経路選択ベクトルと経路選択ベクトルの成分の総和で
あるホップカウントを設定する。通信経路選択時に設定
したホップカウントを検出し、検出したホップカウント
から経路別に発信ノ−ドから宛先ノ−ドまでの各ノ−ド
間のホップカウントの合計を検出し、検出した各経路の
ホップカウントの合計を比較して、ホップカウントの合
計値が最も少ない経路を選択するので、複数の選択条件
を加味して通信経路を選択することができる。
ノ−ドとの間の複数の経路選択条件をその成分として持
つ経路選択ベクトルと経路選択ベクトルの成分の総和で
あるホップカウントを設定する。通信経路選択時に設定
したホップカウントを検出し、検出したホップカウント
から経路別に発信ノ−ドから宛先ノ−ドまでの各ノ−ド
間のホップカウントの合計を検出し、検出した各経路の
ホップカウントの合計を比較して、ホップカウントの合
計値が最も少ない経路を選択するので、複数の選択条件
を加味して通信経路を選択することができる。
【0013】また、経路選択ベクトルの長さをホップカ
ウントとして設定するので、ベクトルの各成分のバラン
スが良いものほどホップカウントが小さくなる。
ウントとして設定するので、ベクトルの各成分のバラン
スが良いものほどホップカウントが小さくなる。
【0014】また、予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカ
ウントを設定するので、経路選択条件である経路選択ベ
クトルの成分にそれぞれ重み付けができる。
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカ
ウントを設定するので、経路選択条件である経路選択ベ
クトルの成分にそれぞれ重み付けができる。
【0015】さらに、各パケットに経路選択ベクトルの
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えるので、パ
ケット送信毎に異なった経路選択ベクトルの成分の重み
付けをし、ホップカウントの置き換えができる。
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えるので、パ
ケット送信毎に異なった経路選択ベクトルの成分の重み
付けをし、ホップカウントの置き換えができる。
【0016】さらに、成分変更用の情報が含まれるパケ
ットを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに
含まれる情報で置き代えるので、優先度合いを変えたい
ときのみホップカウントを変更できる。
ットを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに
含まれる情報で置き代えるので、優先度合いを変えたい
ときのみホップカウントを変更できる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すネットワ−
クの構成図である。図に示すように、ネットワ−クには
ゲ−トウェイ等のノ−ドA〜Gがあり、各ノ−ドA〜G
間にはル−ト1a〜6aが設置されている。各ル−トに
は複数の経路選択条件を成分とする経路選択ベクトルが
設定されている。
クの構成図である。図に示すように、ネットワ−クには
ゲ−トウェイ等のノ−ドA〜Gがあり、各ノ−ドA〜G
間にはル−ト1a〜6aが設置されている。各ル−トに
は複数の経路選択条件を成分とする経路選択ベクトルが
設定されている。
【0018】ノ−ドAとノ−ドB間のル−ト1aには例
えば通信速度及び通信費用を数値で表した成分を有する
経路選択ベクトルが設定され、その成分は(2,1)で
表される。同様に各ノ−ドA〜G間には、図に示すよう
に、経路選択ベクトルが設定されている。
えば通信速度及び通信費用を数値で表した成分を有する
経路選択ベクトルが設定され、その成分は(2,1)で
表される。同様に各ノ−ドA〜G間には、図に示すよう
に、経路選択ベクトルが設定されている。
【0019】上記のように構成されたネットワ−クにお
いて、経路選択ベクトルの和をホップカウントとし、仮
ラベルとしてノ−ドとノ−ドを結ぶ経路のホップカウン
トの合計値と定義し、永久ラベルとしてノ−ドとノ−ド
を結ぶ最短経路のホップカウントの合計値と定義し、ノ
−ドAからノ−ドGまでの最適な経路を選択する場合の
動作について、図2の工程図を参照して説明する。
いて、経路選択ベクトルの和をホップカウントとし、仮
ラベルとしてノ−ドとノ−ドを結ぶ経路のホップカウン
トの合計値と定義し、永久ラベルとしてノ−ドとノ−ド
を結ぶ最短経路のホップカウントの合計値と定義し、ノ
−ドAからノ−ドGまでの最適な経路を選択する場合の
動作について、図2の工程図を参照して説明する。
【0020】まず、出発点であるノ−ドAに永久ラベル
L(A)=0を付ける。次ぎにノ−ドAに隣接した全て
のノ−ドB,ノ−ドC及びノ−ドDに仮ラベルを付け
る。例えばノ−ドBに仮ラベルL(B)を付ける場合
は、ノ−ドAとノ−ドBとの間の経路選択ベクトルの成
分を合計したホップカウント「2+1=3」を検出す
る。そして図2(a)に示すようにノ−ドBの仮ラベル
として「L(B)=L(A)+3=3」を付ける。同様
にノ−ドCには「L(C)=L(A)+4=4」を仮ラ
ベルとして付け、ノ−ドDには「L(D)=L(A)+
8=8」を仮ラベルとして付ける。次ぎに仮ラベルをつ
けたノ−ドAに隣接したノ−ドB,ノ−ドC及びノ−ド
Dのなかで仮ラベルが最小のノ−ドBの仮ラベルL
(B)=3を永久ラベルとする。
L(A)=0を付ける。次ぎにノ−ドAに隣接した全て
のノ−ドB,ノ−ドC及びノ−ドDに仮ラベルを付け
る。例えばノ−ドBに仮ラベルL(B)を付ける場合
は、ノ−ドAとノ−ドBとの間の経路選択ベクトルの成
分を合計したホップカウント「2+1=3」を検出す
る。そして図2(a)に示すようにノ−ドBの仮ラベル
として「L(B)=L(A)+3=3」を付ける。同様
にノ−ドCには「L(C)=L(A)+4=4」を仮ラ
ベルとして付け、ノ−ドDには「L(D)=L(A)+
8=8」を仮ラベルとして付ける。次ぎに仮ラベルをつ
けたノ−ドAに隣接したノ−ドB,ノ−ドC及びノ−ド
Dのなかで仮ラベルが最小のノ−ドBの仮ラベルL
(B)=3を永久ラベルとする。
【0021】次ぎに永久ラベルL(B)=3を付けたノ
−ドBに隣接するノ−ドDとノ−ドEに上記と同様にし
て仮ラベルを付ける。すなわちノ−ドDにはノ−ドBの
永久ラベルを基礎にして仮ラベル「L(D)=L(B)
+4=7」を算出する。そして図2(b)に示すよう
に、先に付けた仮ラベル「L(D)=L(A)+8=
8」を「L(D)=L(B)+4=7」と下げる。ノ−
ドEにもノ−ドBの永久ラベルを基礎にして仮ラベル
「L(E)=L(B)+10=13」を算出して付け
る。その後、これまで付けた仮ラベルのなかで経路の最
端部にある最小のノ−ド、すなわち「L(C)=4」で
あるノ−ドCを永久ラベルとする。
−ドBに隣接するノ−ドDとノ−ドEに上記と同様にし
て仮ラベルを付ける。すなわちノ−ドDにはノ−ドBの
永久ラベルを基礎にして仮ラベル「L(D)=L(B)
+4=7」を算出する。そして図2(b)に示すよう
に、先に付けた仮ラベル「L(D)=L(A)+8=
8」を「L(D)=L(B)+4=7」と下げる。ノ−
ドEにもノ−ドBの永久ラベルを基礎にして仮ラベル
「L(E)=L(B)+10=13」を算出して付け
る。その後、これまで付けた仮ラベルのなかで経路の最
端部にある最小のノ−ド、すなわち「L(C)=4」で
あるノ−ドCを永久ラベルとする。
【0022】次ぎに、永久ラベルを付けたノ−ドCに隣
接するノ−ドDとノ−ドFに上記と同様に仮ラベルを付
ける。すなわちノ−ドDにはノ−ドCの永久ラベルを基
礎にして仮ラベル「L(D)=L(C)+2=6」を算
出する。そして図2(c)に示すように、先に付けた仮
ラベル「L(D)=7」を「L(D)=L(C)+2=
6」と下げる。ノ−ドFにも同様に仮ラベル「L(F)
=L(C)+2=6」を算出して付ける。そしてこれま
で付けた仮ラベルのなかで経路の最端部にある最小のノ
−ド、すなわち「L(D)=6」であるノ−ドDと、
「L(F)=6」であるノ−ドFを永久ラベルにする。
そしてノ−ドDに永久ラベルを付けたときにノ−ドAか
らノ−ドBを通りノ−ドDに至る経路とノ−ドAから直
接ノ−ドDに至る経路を棄却する。以下、最終目的のノ
−ドGに永久ラベルが付くまで上記を繰返す。
接するノ−ドDとノ−ドFに上記と同様に仮ラベルを付
ける。すなわちノ−ドDにはノ−ドCの永久ラベルを基
礎にして仮ラベル「L(D)=L(C)+2=6」を算
出する。そして図2(c)に示すように、先に付けた仮
ラベル「L(D)=7」を「L(D)=L(C)+2=
6」と下げる。ノ−ドFにも同様に仮ラベル「L(F)
=L(C)+2=6」を算出して付ける。そしてこれま
で付けた仮ラベルのなかで経路の最端部にある最小のノ
−ド、すなわち「L(D)=6」であるノ−ドDと、
「L(F)=6」であるノ−ドFを永久ラベルにする。
そしてノ−ドDに永久ラベルを付けたときにノ−ドAか
らノ−ドBを通りノ−ドDに至る経路とノ−ドAから直
接ノ−ドDに至る経路を棄却する。以下、最終目的のノ
−ドGに永久ラベルが付くまで上記を繰返す。
【0023】このようにして、図2(d)に示すように
ノ−ドとノ−ドを結ぶ最短経路のホップカウントの合計
値である永久ラベルが付き、かつ永久ラベルを付ける基
礎となったノ−ドA,ノ−ドC,ノ−ドD及びノ−ドG
間を結ぶことによりノ−ドAからノ−ドGまでの最適経
路を選択することができる。また、最適な経路を検出す
るために使ったホップカウントは、通信速度及び通信費
用を数値で表した成分を有する経路選択ベクトルから検
出されているので、通信速度が速く、かつ通信費用の少
ない経路を選択することができる。
ノ−ドとノ−ドを結ぶ最短経路のホップカウントの合計
値である永久ラベルが付き、かつ永久ラベルを付ける基
礎となったノ−ドA,ノ−ドC,ノ−ドD及びノ−ドG
間を結ぶことによりノ−ドAからノ−ドGまでの最適経
路を選択することができる。また、最適な経路を検出す
るために使ったホップカウントは、通信速度及び通信費
用を数値で表した成分を有する経路選択ベクトルから検
出されているので、通信速度が速く、かつ通信費用の少
ない経路を選択することができる。
【0024】なお、経路選択ベクトルは複数の成分を備
えることが可能なので、通信精度等を成分にしてもよ
い。
えることが可能なので、通信精度等を成分にしてもよ
い。
【0025】また、経路選択ベクトルからホップカウン
トを検出する場合に、上記実施例では各成分を合計して
いたが、経路選択ベクトルのベクトルの長さをホップカ
ウントとして検出しても良い。例えば、ノ−ドAとノ−
ドDの間の経路選択ベクトルは(3,5)であり、上記
例ではホップカウントは「3+5=8」であったが、ベ
クトルの長さにすると「√(32+52)」なので、約
「5.8」になる。ここで、仮にノ−ドAとノ−ドDの間
の経路選択ベクトルを(4,4)とすると、上記実施例
ではホップカウントは「4+4=8」であるが、ベクト
ルの長さにすると「√(42+42)」なので、約「5.
7」になる。このように、経路選択ベクトルの各成分の
バランスが良いほどホップカウントが小さくなり、各成
分が安定した経路を選択できるようになる。
トを検出する場合に、上記実施例では各成分を合計して
いたが、経路選択ベクトルのベクトルの長さをホップカ
ウントとして検出しても良い。例えば、ノ−ドAとノ−
ドDの間の経路選択ベクトルは(3,5)であり、上記
例ではホップカウントは「3+5=8」であったが、ベ
クトルの長さにすると「√(32+52)」なので、約
「5.8」になる。ここで、仮にノ−ドAとノ−ドDの間
の経路選択ベクトルを(4,4)とすると、上記実施例
ではホップカウントは「4+4=8」であるが、ベクト
ルの長さにすると「√(42+42)」なので、約「5.
7」になる。このように、経路選択ベクトルの各成分の
バランスが良いほどホップカウントが小さくなり、各成
分が安定した経路を選択できるようになる。
【0026】また、各ノ−ドA〜Gに図3の係数ベクト
ルの構成図に示すような経路選択ベクトルの成分毎の優
先度を成分とする係数ベクトルを予め設定して、経路選
択ベクトルの各成分に異なった重きを掛け、ホップカウ
ントを検出するようにしても良い。図中のk1〜knは係
数ベクトルの成分を表す。
ルの構成図に示すような経路選択ベクトルの成分毎の優
先度を成分とする係数ベクトルを予め設定して、経路選
択ベクトルの各成分に異なった重きを掛け、ホップカウ
ントを検出するようにしても良い。図中のk1〜knは係
数ベクトルの成分を表す。
【0027】経路選択ベクトルの成分をa1,a2,・・
・,anで表すと、経路選択ベクトルは(a1,a2,・
・・,an)で表される。係数ベクトルは(k1,k2,
・・・,kn)なので、ホップカウントは(a1・k1+a
2・k2+・・・+an・kn)となる。例えば、k1を
「2」、k2を「3」とすると、ノ−ドAとノ−ドBと
の間の経路選択ベクトルは(2,1)なので、ホップカ
ウントは「(2・2)+(1・3)=7」となる。仮に
ノ−ドAとノ−ドBとの間の経路選択ベクトルを(1、
2)とすると、ノ−ドAとノ−ドBとの間のホップカウ
ントは「(1・2)+(2・3)=8」となる。ここ
で、係数選択ベクトルの二番目の成分は通信費用とする
と、二番目の成分が大きいほどホップカウントが大きく
なり、通信費用よりも通信速度に重点を追いて、経路を
選択することができる。
・,anで表すと、経路選択ベクトルは(a1,a2,・
・・,an)で表される。係数ベクトルは(k1,k2,
・・・,kn)なので、ホップカウントは(a1・k1+a
2・k2+・・・+an・kn)となる。例えば、k1を
「2」、k2を「3」とすると、ノ−ドAとノ−ドBと
の間の経路選択ベクトルは(2,1)なので、ホップカ
ウントは「(2・2)+(1・3)=7」となる。仮に
ノ−ドAとノ−ドBとの間の経路選択ベクトルを(1、
2)とすると、ノ−ドAとノ−ドBとの間のホップカウ
ントは「(1・2)+(2・3)=8」となる。ここ
で、係数選択ベクトルの二番目の成分は通信費用とする
と、二番目の成分が大きいほどホップカウントが大きく
なり、通信費用よりも通信速度に重点を追いて、経路を
選択することができる。
【0028】さらに、全てのパケットに係数ベクトルの
成分を持たせ、各ノ−ドA〜Gはパケット送信毎に係数
ベクトルに含まれる経路選択ベクトルの各成分の優先度
からホップカウントを置き換えるようにしても良い。そ
れにより、常に、最適のホップカウントをも小さいてき
の通信経路を検出できるようになる。
成分を持たせ、各ノ−ドA〜Gはパケット送信毎に係数
ベクトルに含まれる経路選択ベクトルの各成分の優先度
からホップカウントを置き換えるようにしても良い。そ
れにより、常に、最適のホップカウントをも小さいてき
の通信経路を検出できるようになる。
【0029】さらに、パケットに持たせた係数ベクトル
の成分を通常は「0」に設定し、変更するときのみ、成
分を変更するようにしても良い。各ノ−ドA〜Gはパケ
ットの係数ベクトルの成分が「0」でないときのみホッ
プカウントを置き換えるので、通信速度を向上すること
ができる。
の成分を通常は「0」に設定し、変更するときのみ、成
分を変更するようにしても良い。各ノ−ドA〜Gはパケ
ットの係数ベクトルの成分が「0」でないときのみホッ
プカウントを置き換えるので、通信速度を向上すること
ができる。
【0030】また、ホップカウントの合計値が等しい経
路が複数ある場合は、任意に経路を選択したり、その時
点の経路の負荷により決定しても良い。
路が複数ある場合は、任意に経路を選択したり、その時
点の経路の負荷により決定しても良い。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、予め各
ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間の複数の経路選択条件を
その成分として持つ経路選択ベクトルと経路選択ベクト
ルの成分の総和であるホップカウントを設定する。通信
経路選択時に設定したホップカウントを検出し、検出し
たホップカウントから経路別に発信ノ−ドから宛先ノ−
ドまでの各ノ−ド間のホップカウントの合計を検出し、
検出した各経路のホップカウントの合計を比較して、ホ
ップカウントの合計値が最も少ない経路を選択するの
で、複数の選択条件を加味して通信経路を選択すること
ができる。通信費用等の成分が加味されるので、不必要
に高価な経路を使用することを防ぐことができる。
ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間の複数の経路選択条件を
その成分として持つ経路選択ベクトルと経路選択ベクト
ルの成分の総和であるホップカウントを設定する。通信
経路選択時に設定したホップカウントを検出し、検出し
たホップカウントから経路別に発信ノ−ドから宛先ノ−
ドまでの各ノ−ド間のホップカウントの合計を検出し、
検出した各経路のホップカウントの合計を比較して、ホ
ップカウントの合計値が最も少ない経路を選択するの
で、複数の選択条件を加味して通信経路を選択すること
ができる。通信費用等の成分が加味されるので、不必要
に高価な経路を使用することを防ぐことができる。
【0032】また、経路選択ベクトルの長さをホップカ
ウントとして設定するので、ベクトルの各成分のバラン
スが良いものほどホップカウントが小さくなる。通信経
路の選択条件に偏りの無い経路を選択するので、安定し
た通信経路を選択できる。
ウントとして設定するので、ベクトルの各成分のバラン
スが良いものほどホップカウントが小さくなる。通信経
路の選択条件に偏りの無い経路を選択するので、安定し
た通信経路を選択できる。
【0033】また、予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカ
ウントを設定するので、経路選択条件である経路選択ベ
クトルの成分にそれぞれ重み付けができる。経路選択条
件に重み付けができるので、正確な経路選択をすること
ができる。
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカ
ウントを設定するので、経路選択条件である経路選択ベ
クトルの成分にそれぞれ重み付けができる。経路選択条
件に重み付けができるので、正確な経路選択をすること
ができる。
【0034】さらに、各パケットに経路選択ベクトルの
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えるので、パ
ケット送信毎に異なった経路選択ベクトルの成分の重み
付けをし、ホップカウントの置き換えができる。常に、
ホップカウントが最新に置き変わるので、正確な経路選
択ができる。
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えるので、パ
ケット送信毎に異なった経路選択ベクトルの成分の重み
付けをし、ホップカウントの置き換えができる。常に、
ホップカウントが最新に置き変わるので、正確な経路選
択ができる。
【0035】さらに、成分変更用の情報が含まれるパケ
ットを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに
含まれる情報で置き代えるので、優先度合いを変えたい
ときのみホップカウントを変更できる。不要なときはホ
ップカウントの置き換えをしないので、通信速度を向上
することができる。
ットを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに
含まれる情報で置き代えるので、優先度合いを変えたい
ときのみホップカウントを変更できる。不要なときはホ
ップカウントの置き換えをしないので、通信速度を向上
することができる。
【図1】この発明の実施例を示すネットワ−クの構成図
である。
である。
【図2】各ノ−ドのラベルの遷移を示す工程図である。
【図3】係数ベクトルの構成図である。
A〜G ノ−ド
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の経路の組合せで発信ノ−ドから宛
先ノ−ドまでの到達経路を選択できるネットワ−ク上で
最適の通信経路を選択するル−ティング方法において、
予め各ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間の複数の経路選択
条件をその成分として持つ経路選択ベクトルと経路選択
ベクトルの成分の総和であるホップカウントを設定し、
通信経路選択時に設定したホップカウントを検出し、検
出したホップカウントから経路別に発信ノ−ドから宛先
ノ−ドまでの各ノ−ド間のホップカウントの合計を検出
し、検出した各経路のホップカウントの合計を比較し
て、ホップカウントの合計値が最も少ない経路を選択す
ることを特徴とするル−ティング方法。 - 【請求項2】 経路選択ベクトルの長さをホップカウン
トとして設定する請求項1記載のル−ティング方法。 - 【請求項3】 予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの成分
毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経路選
択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカウン
トを設定する請求項1又は2記載のル−ティング方法。 - 【請求項4】 各パケットに経路選択ベクトルの各成分
毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、通信経
路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積で
あるホップカウントを検出し置き換える請求項1、2又
は3記載のル−ティング方法。 - 【請求項5】 成分変更用の情報が含まれるパケットを
受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに含まれ
る情報で置き代える請求項1、2、3、又は4記載のル
−ティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34338093A JPH0799490A (ja) | 1993-05-14 | 1993-12-17 | ル−ティング方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13510493 | 1993-05-14 | ||
JP5-135104 | 1993-05-14 | ||
JP34338093A JPH0799490A (ja) | 1993-05-14 | 1993-12-17 | ル−ティング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0799490A true JPH0799490A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=26469040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34338093A Pending JPH0799490A (ja) | 1993-05-14 | 1993-12-17 | ル−ティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0799490A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003527039A (ja) * | 2000-03-15 | 2003-09-09 | インフォジム ネットワーキング ソリューションズ アクチェンゲゼルシャフト | ネットワーク中でデータトラフィックを制御する方法とシステム |
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DE102005040890B3 (de) * | 2005-08-29 | 2007-03-22 | Siemens Ag | Iteratives Routing-Verfahren mit lastabhängiger Routing-Metrik |
US7477412B2 (en) | 2003-10-06 | 2009-01-13 | Seiko Epson Corporation | Network data processing system, network printing system, data processor, printer, data processing program, print processing program, network data processing method, and network printing method |
US7660318B2 (en) | 2005-09-20 | 2010-02-09 | Cisco Technology, Inc. | Internetworking support between a LAN and a wireless mesh network |
US7774401B2 (en) | 2003-08-08 | 2010-08-10 | Seiko Epson Corporation | Network data processing system, a network printing system, a data processing unit, a printer, a data processing program and a printing processing program, and a network data processing method and a network printing method |
US7787361B2 (en) | 2005-07-29 | 2010-08-31 | Cisco Technology, Inc. | Hybrid distance vector protocol for wireless mesh networks |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP34338093A patent/JPH0799490A/ja active Pending
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