JPH0799490A - ル−ティング方法 - Google Patents

ル−ティング方法

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JPH0799490A
JPH0799490A JP34338093A JP34338093A JPH0799490A JP H0799490 A JPH0799490 A JP H0799490A JP 34338093 A JP34338093 A JP 34338093A JP 34338093 A JP34338093 A JP 34338093A JP H0799490 A JPH0799490 A JP H0799490A
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JP
Japan
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route
node
hop count
vector
route selection
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JP34338093A
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English (en)
Inventor
Yuichi Terao
雄一 寺尾
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の成分から経路選択ベクトルの成分の総和
であるホップカウントを検出し最適の経路を選択する。 【構成】予め各ノ−ドの隣合ったノ−ド間の複数の経路
にそれぞれ通信速度や通信費用を成分として数値で表し
た経路選択ベクトルを設定する。通信経路選択時には、
出発点であるノ−ドAから順次隣接するノ−ドのホップ
カウントを検出する。検出した各ノ−ドのホップカウン
トの合計を比較して、ホップカウントの合計値が最も少
ない経路を通信経路として選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はル−ティング方法、特
に通信経路選択の最適化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワ−ク上で通信する場合、一つの
経路しか選択できない場合、通信経路の支障等が起る
と、通信ができなくなる場合が有る。そこで、宛先ノ−
ドまでの複数の選択可能な到達経路を用意し、その中か
ら一つの経路を選択する方法を取る場合がある。通信経
路を選択する場合、その経路の距離又は混雑度により、
通信の所要時間等に差が生じ、通信時間が長くなる場合
がある。
【0003】それに対して、各ル−ト間で通信にかかる
時間をホップカウントという数値で置き換え、その値の
合計が最小となるような経路を選択して通信にかかる時
間を短くする方法がある。従来のホップカウントは一次
元的なものであり、通常は回線速度をその要素としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回線速
度という一面でしか通信経路を選択していないため、通
信にかかる費用、精度等の回線状態及び経路の負荷等に
ついては経路選択時の条件から外れていた。
【0005】したがって、速度のあまり必要でない通信
であっても、通信費用の高い高速な経路を選択する場合
がある。選択した通信経路の伝送遅延に影響するだけで
なく、その経路上を流れるトラヒック量にも影響し、特
定の経路が頻繁に選択され特定の経路の負荷が高くなる
原因にもなっていた。
【0006】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、複数の成分からホップカウントを検
出し、経路選択時に回線速度以外の複数の要素を取り入
れ最適の経路を選択することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるル−
ティング方法は、予め各ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間
の複数の経路選択条件をその成分として持つ経路選択ベ
クトルと経路選択ベクトルの成分の総和であるホップカ
ウントを設定し、通信経路選択時に設定したホップカウ
ントを検出し、検出したホップカウントから経路別に発
信ノ−ドから宛先ノ−ドまでの各ノ−ド間のホップカウ
ントの合計を検出し、検出した各経路のホップカウント
の合計を比較して、ホップカウントの合計値が最も少な
い経路を選択する。
【0008】また、ホップカウントとして経路選択ベク
トルの長さを設定すると良い。
【0009】また、予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積でホップカウン
トを設定しても良い。
【0010】さらに、各パケットに経路選択ベクトルの
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えても良い。
【0011】また、成分変更用の情報が含まれるパケッ
トを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに含
まれる情報で置き換える。
【0012】
【作用】この発明においては、予め各ノ−ドに隣合った
ノ−ドとの間の複数の経路選択条件をその成分として持
つ経路選択ベクトルと経路選択ベクトルの成分の総和で
あるホップカウントを設定する。通信経路選択時に設定
したホップカウントを検出し、検出したホップカウント
から経路別に発信ノ−ドから宛先ノ−ドまでの各ノ−ド
間のホップカウントの合計を検出し、検出した各経路の
ホップカウントの合計を比較して、ホップカウントの合
計値が最も少ない経路を選択するので、複数の選択条件
を加味して通信経路を選択することができる。
【0013】また、経路選択ベクトルの長さをホップカ
ウントとして設定するので、ベクトルの各成分のバラン
スが良いものほどホップカウントが小さくなる。
【0014】また、予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカ
ウントを設定するので、経路選択条件である経路選択ベ
クトルの成分にそれぞれ重み付けができる。
【0015】さらに、各パケットに経路選択ベクトルの
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えるので、パ
ケット送信毎に異なった経路選択ベクトルの成分の重み
付けをし、ホップカウントの置き換えができる。
【0016】さらに、成分変更用の情報が含まれるパケ
ットを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに
含まれる情報で置き代えるので、優先度合いを変えたい
ときのみホップカウントを変更できる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すネットワ−
クの構成図である。図に示すように、ネットワ−クには
ゲ−トウェイ等のノ−ドA〜Gがあり、各ノ−ドA〜G
間にはル−ト1a〜6aが設置されている。各ル−トに
は複数の経路選択条件を成分とする経路選択ベクトルが
設定されている。
【0018】ノ−ドAとノ−ドB間のル−ト1aには例
えば通信速度及び通信費用を数値で表した成分を有する
経路選択ベクトルが設定され、その成分は(2,1)で
表される。同様に各ノ−ドA〜G間には、図に示すよう
に、経路選択ベクトルが設定されている。
【0019】上記のように構成されたネットワ−クにお
いて、経路選択ベクトルの和をホップカウントとし、仮
ラベルとしてノ−ドとノ−ドを結ぶ経路のホップカウン
トの合計値と定義し、永久ラベルとしてノ−ドとノ−ド
を結ぶ最短経路のホップカウントの合計値と定義し、ノ
−ドAからノ−ドGまでの最適な経路を選択する場合の
動作について、図2の工程図を参照して説明する。
【0020】まず、出発点であるノ−ドAに永久ラベル
L(A)=0を付ける。次ぎにノ−ドAに隣接した全て
のノ−ドB,ノ−ドC及びノ−ドDに仮ラベルを付け
る。例えばノ−ドBに仮ラベルL(B)を付ける場合
は、ノ−ドAとノ−ドBとの間の経路選択ベクトルの成
分を合計したホップカウント「2+1=3」を検出す
る。そして図2(a)に示すようにノ−ドBの仮ラベル
として「L(B)=L(A)+3=3」を付ける。同様
にノ−ドCには「L(C)=L(A)+4=4」を仮ラ
ベルとして付け、ノ−ドDには「L(D)=L(A)+
8=8」を仮ラベルとして付ける。次ぎに仮ラベルをつ
けたノ−ドAに隣接したノ−ドB,ノ−ドC及びノ−ド
Dのなかで仮ラベルが最小のノ−ドBの仮ラベルL
(B)=3を永久ラベルとする。
【0021】次ぎに永久ラベルL(B)=3を付けたノ
−ドBに隣接するノ−ドDとノ−ドEに上記と同様にし
て仮ラベルを付ける。すなわちノ−ドDにはノ−ドBの
永久ラベルを基礎にして仮ラベル「L(D)=L(B)
+4=7」を算出する。そして図2(b)に示すよう
に、先に付けた仮ラベル「L(D)=L(A)+8=
8」を「L(D)=L(B)+4=7」と下げる。ノ−
ドEにもノ−ドBの永久ラベルを基礎にして仮ラベル
「L(E)=L(B)+10=13」を算出して付け
る。その後、これまで付けた仮ラベルのなかで経路の最
端部にある最小のノ−ド、すなわち「L(C)=4」で
あるノ−ドCを永久ラベルとする。
【0022】次ぎに、永久ラベルを付けたノ−ドCに隣
接するノ−ドDとノ−ドFに上記と同様に仮ラベルを付
ける。すなわちノ−ドDにはノ−ドCの永久ラベルを基
礎にして仮ラベル「L(D)=L(C)+2=6」を算
出する。そして図2(c)に示すように、先に付けた仮
ラベル「L(D)=7」を「L(D)=L(C)+2=
6」と下げる。ノ−ドFにも同様に仮ラベル「L(F)
=L(C)+2=6」を算出して付ける。そしてこれま
で付けた仮ラベルのなかで経路の最端部にある最小のノ
−ド、すなわち「L(D)=6」であるノ−ドDと、
「L(F)=6」であるノ−ドFを永久ラベルにする。
そしてノ−ドDに永久ラベルを付けたときにノ−ドAか
らノ−ドBを通りノ−ドDに至る経路とノ−ドAから直
接ノ−ドDに至る経路を棄却する。以下、最終目的のノ
−ドGに永久ラベルが付くまで上記を繰返す。
【0023】このようにして、図2(d)に示すように
ノ−ドとノ−ドを結ぶ最短経路のホップカウントの合計
値である永久ラベルが付き、かつ永久ラベルを付ける基
礎となったノ−ドA,ノ−ドC,ノ−ドD及びノ−ドG
間を結ぶことによりノ−ドAからノ−ドGまでの最適経
路を選択することができる。また、最適な経路を検出す
るために使ったホップカウントは、通信速度及び通信費
用を数値で表した成分を有する経路選択ベクトルから検
出されているので、通信速度が速く、かつ通信費用の少
ない経路を選択することができる。
【0024】なお、経路選択ベクトルは複数の成分を備
えることが可能なので、通信精度等を成分にしてもよ
い。
【0025】また、経路選択ベクトルからホップカウン
トを検出する場合に、上記実施例では各成分を合計して
いたが、経路選択ベクトルのベクトルの長さをホップカ
ウントとして検出しても良い。例えば、ノ−ドAとノ−
ドDの間の経路選択ベクトルは(3,5)であり、上記
例ではホップカウントは「3+5=8」であったが、ベ
クトルの長さにすると「√(32+52)」なので、約
「5.8」になる。ここで、仮にノ−ドAとノ−ドDの間
の経路選択ベクトルを(4,4)とすると、上記実施例
ではホップカウントは「4+4=8」であるが、ベクト
ルの長さにすると「√(42+42)」なので、約「5.
7」になる。このように、経路選択ベクトルの各成分の
バランスが良いほどホップカウントが小さくなり、各成
分が安定した経路を選択できるようになる。
【0026】また、各ノ−ドA〜Gに図3の係数ベクト
ルの構成図に示すような経路選択ベクトルの成分毎の優
先度を成分とする係数ベクトルを予め設定して、経路選
択ベクトルの各成分に異なった重きを掛け、ホップカウ
ントを検出するようにしても良い。図中のk1〜knは係
数ベクトルの成分を表す。
【0027】経路選択ベクトルの成分をa1,a2,・・
・,anで表すと、経路選択ベクトルは(a1,a2,・
・・,an)で表される。係数ベクトルは(k1,k2
・・・,kn)なので、ホップカウントは(a1・k1+a
2・k2+・・・+an・kn)となる。例えば、k1
「2」、k2を「3」とすると、ノ−ドAとノ−ドBと
の間の経路選択ベクトルは(2,1)なので、ホップカ
ウントは「(2・2)+(1・3)=7」となる。仮に
ノ−ドAとノ−ドBとの間の経路選択ベクトルを(1、
2)とすると、ノ−ドAとノ−ドBとの間のホップカウ
ントは「(1・2)+(2・3)=8」となる。ここ
で、係数選択ベクトルの二番目の成分は通信費用とする
と、二番目の成分が大きいほどホップカウントが大きく
なり、通信費用よりも通信速度に重点を追いて、経路を
選択することができる。
【0028】さらに、全てのパケットに係数ベクトルの
成分を持たせ、各ノ−ドA〜Gはパケット送信毎に係数
ベクトルに含まれる経路選択ベクトルの各成分の優先度
からホップカウントを置き換えるようにしても良い。そ
れにより、常に、最適のホップカウントをも小さいてき
の通信経路を検出できるようになる。
【0029】さらに、パケットに持たせた係数ベクトル
の成分を通常は「0」に設定し、変更するときのみ、成
分を変更するようにしても良い。各ノ−ドA〜Gはパケ
ットの係数ベクトルの成分が「0」でないときのみホッ
プカウントを置き換えるので、通信速度を向上すること
ができる。
【0030】また、ホップカウントの合計値が等しい経
路が複数ある場合は、任意に経路を選択したり、その時
点の経路の負荷により決定しても良い。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、予め各
ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間の複数の経路選択条件を
その成分として持つ経路選択ベクトルと経路選択ベクト
ルの成分の総和であるホップカウントを設定する。通信
経路選択時に設定したホップカウントを検出し、検出し
たホップカウントから経路別に発信ノ−ドから宛先ノ−
ドまでの各ノ−ド間のホップカウントの合計を検出し、
検出した各経路のホップカウントの合計を比較して、ホ
ップカウントの合計値が最も少ない経路を選択するの
で、複数の選択条件を加味して通信経路を選択すること
ができる。通信費用等の成分が加味されるので、不必要
に高価な経路を使用することを防ぐことができる。
【0032】また、経路選択ベクトルの長さをホップカ
ウントとして設定するので、ベクトルの各成分のバラン
スが良いものほどホップカウントが小さくなる。通信経
路の選択条件に偏りの無い経路を選択するので、安定し
た通信経路を選択できる。
【0033】また、予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの
成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経
路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカ
ウントを設定するので、経路選択条件である経路選択ベ
クトルの成分にそれぞれ重み付けができる。経路選択条
件に重み付けができるので、正確な経路選択をすること
ができる。
【0034】さらに、各パケットに経路選択ベクトルの
各成分毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、
通信経路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの
内積であるホップカウントを検出し置き換えるので、パ
ケット送信毎に異なった経路選択ベクトルの成分の重み
付けをし、ホップカウントの置き換えができる。常に、
ホップカウントが最新に置き変わるので、正確な経路選
択ができる。
【0035】さらに、成分変更用の情報が含まれるパケ
ットを受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに
含まれる情報で置き代えるので、優先度合いを変えたい
ときのみホップカウントを変更できる。不要なときはホ
ップカウントの置き換えをしないので、通信速度を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すネットワ−クの構成図
である。
【図2】各ノ−ドのラベルの遷移を示す工程図である。
【図3】係数ベクトルの構成図である。
【符号の説明】
A〜G ノ−ド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の経路の組合せで発信ノ−ドから宛
    先ノ−ドまでの到達経路を選択できるネットワ−ク上で
    最適の通信経路を選択するル−ティング方法において、
    予め各ノ−ドに隣合ったノ−ドとの間の複数の経路選択
    条件をその成分として持つ経路選択ベクトルと経路選択
    ベクトルの成分の総和であるホップカウントを設定し、
    通信経路選択時に設定したホップカウントを検出し、検
    出したホップカウントから経路別に発信ノ−ドから宛先
    ノ−ドまでの各ノ−ド間のホップカウントの合計を検出
    し、検出した各経路のホップカウントの合計を比較し
    て、ホップカウントの合計値が最も少ない経路を選択す
    ることを特徴とするル−ティング方法。
  2. 【請求項2】 経路選択ベクトルの長さをホップカウン
    トとして設定する請求項1記載のル−ティング方法。
  3. 【請求項3】 予め各ノ−ドに経路選択ベクトルの成分
    毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、経路選
    択ベクトルと係数ベクトルとの内積であるホップカウン
    トを設定する請求項1又は2記載のル−ティング方法。
  4. 【請求項4】 各パケットに経路選択ベクトルの各成分
    毎の優先度を成分とする係数ベクトルを設定し、通信経
    路選択時に経路選択ベクトルと係数ベクトルとの内積で
    あるホップカウントを検出し置き換える請求項1、2又
    は3記載のル−ティング方法。
  5. 【請求項5】 成分変更用の情報が含まれるパケットを
    受信すると、係数ベクトルの各成分をパケットに含まれ
    る情報で置き代える請求項1、2、3、又は4記載のル
    −ティング方法。
JP34338093A 1993-05-14 1993-12-17 ル−ティング方法 Pending JPH0799490A (ja)

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JP13510493 1993-05-14
JP5-135104 1993-05-14
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