JPH079937U - ソーラー及小型扇風機付帽子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 顔面に微風を送り込みながら、日光を遮断す
ることができる帽子を提供する。 【構成】 つば付きの帽子の帽身の頂部にソーラーシス
テム１７を設け帽身とつばの付け根部の上部にひとつ穴
４をあけ、内側に支柱６を設け、支柱は通口を跨がりな
がら適度な角度に曲げられ、扇風機１０を支柱の上に固
定し、支柱の屈折角度を利用して扇風機が丁度通口に向
かうようにする。このソーラーシステムは回路制御装置
１８と接続して電流の流れを直接扇風機の動力源とし、
また余剰電流は電源装置１１に送られ充電され、帽身の
内側に電源装置を固設する。

Description

【考案の詳細な説明】 【発明の目的】

【０００１】帽子というのは、帽身で頭部を覆い、帽子のつばは、顔面に 日光が当たらない為である。なぜならば、人体における感光 は、特に頭部と顔面が反応しやすいものであるからだ。

【０００２】しかし、帽子を着用することは、単に直射日光を避けるだけ で、人体自身の運動から生み出された熱量、特に顔面周辺は 熱の発散がしにくく、又室内外で運動又は歩行した時に全身 からわき出る熱量と汗の不快感は誰でも経験する。このよう な時、風が吹いてくることを切望するものだ。

【０００３】そこで、運動又は歩行を中断し、扇子又は帽子を脱ぎその脱 いだ帽子を扇子代わりにして顔面又は全身に微風を送り込み 涼を取ろうとする。

【０００４】このような在り様を見たことにより、本案考案者は多年に亘 る帽子の製造と太陽エネルギー関連の製品を扱った経験から 研究と改良を重ねついに本製品を完成し、従来の帽子の欠点 を解決した。

【考案の構成】

【０００１】帽子の頂部にソーラーシステムを設け、充電器及び電池を帽 身の全面、即ちつばの付け根の部分に取りつける。

【０００２】帽子とつばの中央部分に穴をあけ、扇風機を取りつける。

【０００３】結果として、３種の回路により扇風機に電力を供給すること が可能となる。

【０００４】従来の帽子同様、直射日光を避けながら、尚且同時に心地よ い微風を顔面に送る仕組みを持つ。

【０００５】この考案は、主として帽身と前つばから成り立ち、ソーラー システム及小型扇風機をつけたことによって顔面に微風を送 り込みながら、頭部に着用して日光の遮断に使用されるもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 全体図 主に、帽子（１）支柱（６）電源装置（１１）ソーラー
システム（１７）から成り立っている。帽身（２）の前
側延伸のつば（３）は、つばと隣接する部位に通口
（４）をひろげ、二つの雄ボタン（５．５−１）を通口
の辺縁に固定する。（詳しくは図５）更に帽身の外側に
二つの雌ボタン（７．７−１）を固定し、支柱は、帽子
のつばに固定される。支柱の一端は雄ボタンに対応して
雌ボタンが固定されてボタン止めされる。支柱はつばに
対し４５度傾斜で固定。取り外す時は、支柱の両端に止
め具（９）を設け、帽身の前側を抑え、扇風機（１０）
は支柱に固定し、通口に向けられしかも支柱に対し４５
度の傾斜を呈する。電源装置は帽身の頂部側に固定され
る（詳しくは図２．３） 電源装置は、前頭部と帽身の空位に位置し、電源装置に
電池台座（１２）が設けられ電池を取りつける。電池台
座は回線（１６）で扇風機と連結しています。ソーラー
システムは日光を電気エネルギーに換え、そして制御回
路（１８）と連結して電流はソーラーシステムより発生
し、制御回路を通り、その時通過電流を定量電流と余剰
電流とに分け送り出す。二組の輸出回線（１６−１．１
６−２）は制御回路の端子と連結する。（詳しくは図
２）定量電流と余剰電流はそれぞれ輸出回線によって別
に導引輸出さる。また、輸出回線はそれぞれ扇風機及び
充電器（１４）と接続している。スイッチ（１９）は、
制御回路に設けられ、輸出回線の切り換えも兼ねてい
る。つまり一回線に電流を流し、もう一方を遮断する構
造になっている。ソーラーシステムは、扇風機に電気を
供給しながら充電器に充電できる仕組みをもつ。扇風機
には調整スイッチが備わっており、使用者が自在に扇風
機の回転速度を調整できる。

【図２】 電源装置の断面図 絶縁材（１５）の両端はマジックテープで開閉が自在に
なっており、外して電源装置の電池（１３）を取り替え
たり部品を交換したりするのに便利である。

【図３】 側面図（系統仕組み） 帽子を頭上に着用した時（図４の状態）帽身の頂部の外
側位置するソーラーシステムは容易に光を吸収して電気
に換えることができ、制御回路及び輸出回線を通って、
電源装置と電池に電源を供給する。太陽エネルギーを中
心電源とし、ソーラーシステムで生み出された電気を充
電器に充電し、あるいは電源装置と電池に充電する。こ
うして３種の回路が共に扇風機の電力源となる。スイッ
チの切り換えをすることにより、その内の一種の回路を
選んで電源とすることが可能。電源装置の電池台座はス
イッチの切換により、回路が遮断され、ソーラーシステ
ムは一定量の電力を扇風機に供給する一方、充電器に流
され、しかも電池に電気を蓄える事もでき、エネルギー
の有効利用ができる。

【図４】 使用例図 電源装置（１１）は前頭部と帽身（１）の間の上方部空
間に位置する為着用の妨げにならないし、圧迫感も生じ
ないし、安全性も良好である。

【図５】 支柱部位の仕組み詳細図 つば（３）と隣接する部位に通口（４）をひろげ、二つ
の雄ボタン（５．５−１）を通口の辺縁に固定する。支
柱の雌ボタンは帽身の雄ボタンと止め合わせることがで
き、更にソーラーシステムの雄ボタンも（５−１）も雌
ボタンと止め合わせられる。

【符号の説明】

１（帽子）２（帽身）３（つば）４（通口）５．５−１
（雄ボタン）６（支柱）７．７−１（雌ボタン）８（支
竿）９（止め具） １０（扇風機）１１（電源装置）１２（電池台座）１３
（電池） １４（充電器）１５（絶縁材）１６（回線）１６−１．
１６−２（輸出回線）１７（ソーラーシステム）１８
（制御回路） １９（スイッチ）

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【手続補正書】

【提出日】平成６年５月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図５】

【図４】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｌ 31/04 Ｈ０２Ｊ 7/35 Ｈ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】帽子の頂部にソーラーシステム（１７）を
   設け、帽身とつばの部分に穴（４）をあけ帽身に充電器
   （１４）と電池（１３）と扇風機（１０）を取り付けた
   帽子である。ソーラーシステムと充電器及び電池の３部
   分から電力を扇風機に供給し扇風機の回転により、使用
   者を日光の直射を避けるのみならず、涼しい快適な微風
   を使用者の顔面に送ることができる帽子である。