JPH0794662B2 - コ−クス乾式消火炉の集塵コ−クス粉の処理装置 - Google Patents
コ−クス乾式消火炉の集塵コ−クス粉の処理装置Info
- Publication number
- JPH0794662B2 JPH0794662B2 JP3041587A JP3041587A JPH0794662B2 JP H0794662 B2 JPH0794662 B2 JP H0794662B2 JP 3041587 A JP3041587 A JP 3041587A JP 3041587 A JP3041587 A JP 3041587A JP H0794662 B2 JPH0794662 B2 JP H0794662B2
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- JP
- Japan
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- coke
- dust
- fire extinguisher
- dust collection
- processing equipment
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコークス乾式消火設備における消火炉より発塵
するコークス粉の処理に関するものである。
するコークス粉の処理に関するものである。
一般に用いられているコークス乾式消火設備は、内部に
冷却室を有する消火炉と外部の廃熱ボイラとをガス循環
回路で連結し、上部から装入される赤熱コークスを下部
からの不活性循環ガスで消火せしめると共に、コークス
との熱交換で高温化した循環ガスで廃熱ボイラを稼働せ
しめるようにしたシステムになっている。
冷却室を有する消火炉と外部の廃熱ボイラとをガス循環
回路で連結し、上部から装入される赤熱コークスを下部
からの不活性循環ガスで消火せしめると共に、コークス
との熱交換で高温化した循環ガスで廃熱ボイラを稼働せ
しめるようにしたシステムになっている。
このようなコークス乾式消火設備において、消火炉から
排出された循環ガスは多量のコークス粉を含有している
が、消火炉においてもコークス炉から払出された乾留済
のコークスをコークバケットに移されてクレーンにより
炉頂の装入口より炉内に投入される際に大量に粉塵が発
生する。また消火されたコークスを炉下部より切出し排
出される際にも粉塵が発生する。これら粉塵はほとんど
コークス粉である。
排出された循環ガスは多量のコークス粉を含有している
が、消火炉においてもコークス炉から払出された乾留済
のコークスをコークバケットに移されてクレーンにより
炉頂の装入口より炉内に投入される際に大量に粉塵が発
生する。また消火されたコークスを炉下部より切出し排
出される際にも粉塵が発生する。これら粉塵はほとんど
コークス粉である。
このため集塵フードを設け集塵機によって集塵し、作業
環境保全および公害対策を行っている。
環境保全および公害対策を行っている。
このような技術として例えば特開昭51−51502号公報に
示されるように、炉頂装入部に設けた集塵フードの下縁
を溝環内の水中に没入させた発塵防止装置がある。
示されるように、炉頂装入部に設けた集塵フードの下縁
を溝環内の水中に没入させた発塵防止装置がある。
装入口から発塵するコークス粉は900〜1000℃の高温で
あり、集塵フードを介して集塵機に吸引し処理する場
合、集塵機のバグフイルターの布が焼損するため頻繁
に取替補集を行う必要があった。また集塵したコークス
粉は消火炉から排出された循環ガス中の除塵されたコー
クス粉と共に大量に余剰し、その処理に苦慮するなどの
難点を有していた。
あり、集塵フードを介して集塵機に吸引し処理する場
合、集塵機のバグフイルターの布が焼損するため頻繁
に取替補集を行う必要があった。また集塵したコークス
粉は消火炉から排出された循環ガス中の除塵されたコー
クス粉と共に大量に余剰し、その処理に苦慮するなどの
難点を有していた。
本発明は集塵機へ導入するコークス粉を減量させて熱負
荷を減少させると共に、集塵したコークス粉の有効活用
を目的とするものである。
荷を減少させると共に、集塵したコークス粉の有効活用
を目的とするものである。
本発明の要旨は、消火炉の頂部集塵ダクトおよび底部集
塵ダクトの合流ダクトに設けたダストキャッチャーと、
該ダストキャッチャーに連結された消火炉プリチャンバ
ーへのコークスダスト吹込装置から構成したコークス乾
式消火炉の集塵コークス粉の処理装置である。
塵ダクトの合流ダクトに設けたダストキャッチャーと、
該ダストキャッチャーに連結された消火炉プリチャンバ
ーへのコークスダスト吹込装置から構成したコークス乾
式消火炉の集塵コークス粉の処理装置である。
集塵ダクトの途中において高温に強いダストキャッチャ
ーを配設し、コークス粉をほとんど取り除けば集塵を処
理するダクト末端の集塵機の負荷が軽減されると共に集
煙が低温となるため集塵機布の焼損も減少する。
ーを配設し、コークス粉をほとんど取り除けば集塵を処
理するダクト末端の集塵機の負荷が軽減されると共に集
煙が低温となるため集塵機布の焼損も減少する。
消火炉のプリチャンバーにコークス粉を例えば空気と共
に吹込めば赤熱コークスによってコークス粉を優先燃焼
させることによって消火室出側の循環ガスはさらに高温
となり後段の廃熱ボイラーへの入熱は増し蒸気の発生量
は増加する。
に吹込めば赤熱コークスによってコークス粉を優先燃焼
させることによって消火室出側の循環ガスはさらに高温
となり後段の廃熱ボイラーへの入熱は増し蒸気の発生量
は増加する。
補集されたコークス粉を特別の搬送手段によることなく
有効利用ができる等の作用を有するものである。
有効利用ができる等の作用を有するものである。
以下、図面に示した実施例装置に基づいて本発明を詳細
に説明する。第１図において、１は消火炉、２は消火炉
１内部に形成された上部にプリチャンバー３を有する堅
型の冷却室、４は廃熱ボイラである。コークス炉より押
出された約1100℃の灼熱コークスはバケット５に収納さ
れて運搬されクレーン６によって消火炉１のコークス装
入口７よりプリチャンバー３内へ装入される。この灼熱
コークスはプリチャンバー３部で一時滞留したのち、ほ
ぼ連続的な流れとなって下方の冷却室２へ自然降下して
ゆき、冷却された灼熱コークスは約200℃になって排出
口８より切出機９によってコンベア10上に排出され目的
地に運搬される。
に説明する。第１図において、１は消火炉、２は消火炉
１内部に形成された上部にプリチャンバー３を有する堅
型の冷却室、４は廃熱ボイラである。コークス炉より押
出された約1100℃の灼熱コークスはバケット５に収納さ
れて運搬されクレーン６によって消火炉１のコークス装
入口７よりプリチャンバー３内へ装入される。この灼熱
コークスはプリチャンバー３部で一時滞留したのち、ほ
ぼ連続的な流れとなって下方の冷却室２へ自然降下して
ゆき、冷却された灼熱コークスは約200℃になって排出
口８より切出機９によってコンベア10上に排出され目的
地に運搬される。
一方、冷却用循環ガス（N2リッチの不活性ガス）は冷却
室２内下方の冷却ガス分配装置11で均等に分配されて冷
却室２内のコークス層を通過していく間にコークスと接
触して熱交換し、赤熱コークスを冷却すると同時にコー
クスの有する顕熱を奪って高温加熱される。この高温に
なった循環ガスは円環煙導12に引かれ、プリチャンバー
３で発生した未燃ガスと合流し、衝突板を有したダスト
キャッチャー13で粗粒粉コークスを除去した後廃熱ボイ
ラ４に入って熱交換ににて蒸気を発生させる。熱交換に
て冷却された循環ガスはサイクロン14で除塵され循環用
ブロワー15で再び冷却室２内に吹込まれる。
室２内下方の冷却ガス分配装置11で均等に分配されて冷
却室２内のコークス層を通過していく間にコークスと接
触して熱交換し、赤熱コークスを冷却すると同時にコー
クスの有する顕熱を奪って高温加熱される。この高温に
なった循環ガスは円環煙導12に引かれ、プリチャンバー
３で発生した未燃ガスと合流し、衝突板を有したダスト
キャッチャー13で粗粒粉コークスを除去した後廃熱ボイ
ラ４に入って熱交換ににて蒸気を発生させる。熱交換に
て冷却された循環ガスはサイクロン14で除塵され循環用
ブロワー15で再び冷却室２内に吹込まれる。
このようなコークス乾式消火炉における本発明は、消火
炉１の赤熱コークス装入口７部および冷却後のコークス
排出口８のフードダクト16,17を合流させ衝突板を有し
たダストキャッチャー18を設け、このダストキャッチャ
ー18のダスト排出口にホッパー19を連結し、ホッパー19
に回転式切出機20によって所定のコークス粉を切出し、
ブロワー21によって圧送し吹込みノズル22よりプリチャ
ンバー３内へ吹込んだ。コークス粉を除去した塵埃は集
塵機23のブロワー24によって吸引され、バグフイルター
25で集塵されて清浄化され、煙突26より大気放出され
る。
炉１の赤熱コークス装入口７部および冷却後のコークス
排出口８のフードダクト16,17を合流させ衝突板を有し
たダストキャッチャー18を設け、このダストキャッチャ
ー18のダスト排出口にホッパー19を連結し、ホッパー19
に回転式切出機20によって所定のコークス粉を切出し、
ブロワー21によって圧送し吹込みノズル22よりプリチャ
ンバー３内へ吹込んだ。コークス粉を除去した塵埃は集
塵機23のブロワー24によって吸引され、バグフイルター
25で集塵されて清浄化され、煙突26より大気放出され
る。
一方、プリチャンバー３に吹込まれたコークス粉は赤熱
コークスの顕熱でインジェクション空気によって優先燃
焼し、冷却室２で熱交換で高温になった循環ガスと円環
煙導12で合流し後段の廃熱ボイラ４へ循環導入された。
コークスの顕熱でインジェクション空気によって優先燃
焼し、冷却室２で熱交換で高温になった循環ガスと円環
煙導12で合流し後段の廃熱ボイラ４へ循環導入された。
このように構成した本実施例では、集塵機のバグフイル
ターは高温コークス粉による焼損は防止されてメンテナ
ンスは皆無となった。また補集したコークス粉の燃焼に
よって廃熱ボイラへ導入するガスは従来よりも高温にす
ることが可能となり蒸気の発生量を遊離に増加させるこ
とができた。
ターは高温コークス粉による焼損は防止されてメンテナ
ンスは皆無となった。また補集したコークス粉の燃焼に
よって廃熱ボイラへ導入するガスは従来よりも高温にす
ることが可能となり蒸気の発生量を遊離に増加させるこ
とができた。
以上説明した如く本発明によれば、消火炉の集塵機にお
けるバグフイルターの焼損を防止することが可能になる
と共に、補集されたコークス粉を搬送手段を用いること
なくプリチャンバーへ吹込み、有効活用による熱回収効
率の増加を計ることが可能となるコークス乾式消火設備
上有益な発明となるものである。
けるバグフイルターの焼損を防止することが可能になる
と共に、補集されたコークス粉を搬送手段を用いること
なくプリチャンバーへ吹込み、有効活用による熱回収効
率の増加を計ることが可能となるコークス乾式消火設備
上有益な発明となるものである。
第１図は実施例における本発明装置の全体構成図であ
る。 １……消火炉、２……冷却室 ３……プリチャンバー、４……廃熱ボイラ ５……バケット、６……クレーン ７……コークス装入口、８……排出口 ９……切出機、10……コンベア 11……ガス分配装置、12……円環煙導 13,18……ダストキャッチャー 14……サイクロン 15,21,24……ブロワー 16,17……フードダクト 19……ホッパー、20……回転切出機 22……吹込ノズル、23……集塵機 25……バグフイルター、26……煙突。
る。 １……消火炉、２……冷却室 ３……プリチャンバー、４……廃熱ボイラ ５……バケット、６……クレーン ７……コークス装入口、８……排出口 ９……切出機、10……コンベア 11……ガス分配装置、12……円環煙導 13,18……ダストキャッチャー 14……サイクロン 15,21,24……ブロワー 16,17……フードダクト 19……ホッパー、20……回転切出機 22……吹込ノズル、23……集塵機 25……バグフイルター、26……煙突。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 孝悦 愛知県東海市東海町５―３ 新日本製鐵株 式會社名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭59−187085（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】消火炉の頂部集塵ダクトおよび底部の集塵
ダクトの合流ダクトに設けたダストキャッチャーと、該
ダストキャッチャーに連結された消火炉プリチャンバー
へのコークスダスト吹込装置からなるコークス乾式消火
炉の集塵コークス粉の処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3041587A JPH0794662B2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | コ−クス乾式消火炉の集塵コ−クス粉の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3041587A JPH0794662B2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | コ−クス乾式消火炉の集塵コ−クス粉の処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63199284A JPS63199284A (ja) | 1988-08-17 |
| JPH0794662B2 true JPH0794662B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12303313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3041587A Expired - Fee Related JPH0794662B2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | コ−クス乾式消火炉の集塵コ−クス粉の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794662B2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-12 JP JP3041587A patent/JPH0794662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63199284A (ja) | 1988-08-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |