JPH0793057B2 - 通信ケーブル、その接続方法および製造方法 - Google Patents

通信ケーブル、その接続方法および製造方法

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JPH0793057B2 JP3199917A JP19991791A JPH0793057B2 JP H0793057 B2 JPH0793057 B2 JP H0793057B2 JP 3199917 A JP3199917 A JP 3199917A JP 19991791 A JP19991791 A JP 19991791A JP H0793057 B2 JPH0793057 B2 JP H0793057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ケーブル、更に詳
しく云えば現場サービス技術者(field service techni
cians)が使用する通話路を有する通信ケーブルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ、同軸および銅線対ケーブル
は通信工業に広く用いられている。個々の導体の撚線対
を有するハイ・ペア・カウント・銅ケーブル(high pai
r count copper cable) は、電話加入者と電話会社電話
取扱局間のフィーダケーブルとして屡々用いられる。広
帯域同軸ケーブルは、ケーブルテレビジョン(CAT
V)システムに屡々見受けられる。最近の光ファイバケ
ーブルは、特に、米国およびその他の国において長距離
電話通信工業に革命を起した。光ファイバケーブルはま
たローカル電話市場やCATV市場にも進出し、その古
い技術にとって代りつつある。
【0003】光ファイバケーブルは従来の技術に対して
数多くの利点を有する。例えば、光ファイバケーブル
は、現在使用できる電子装置で50マイルまたはそれ以上
の無中継距離を与えることができる。光ファイバケーブ
ルは、多量の情報の事実上雑音の無い伝送のためのデジ
タル光パルスを送ることができる。光ファイバケーブル
は、情報をアナログ信号の形で伝送するのに用いられる
場合は広い信号帯域を供する。光ファイバケーブルは、
個々のファイバの誘電性組成のためにクロストークや電
磁妨害に対して免疫であり、またケーブル自体が比較的
軽量且つ小径につくられることができ、このため著しく
敷設コストを低減する。
【0004】光ファイバケーブルの一つの欠点は、ケー
ブルを“融解(fusion)"接続またはメカニカルコネクタ
によるケーブル区分の接続に対して個々のファイバの厳
密なアライメントを屡々必要とすることである。個々の
ファイバの光を運ぶコアは、典型的には8ミクロン程度
の小ささなので、ファイバを接続のために位置決めする
場合には厳密な許容誤差を守らねばならない。その上、
各接続は、適切な接続を保証するために受入試験をする
のが慣例である。これ等の接続は、若し正しく行われて
いなければ、光ファイバシステム全体の許容以上の損失
を生じることがある。したがって、離れた現場サービス
技術者間の現場通信リンク(field commumication lin
k) が、接続作業の間ファイバのアライメントを手助け
し、正確な接続を確認するために望まれるのが典型的で
ある。
【0005】光ファイバケーブルの大きなトラヒック容
量のために、損傷したケーブル区間の接続による迅速な
復旧サービスが経済上必要とされることが多い。現場サ
ービス技術者は、屡々一つの離れたケーブル位置から別
の離れた位置または設備成端点或はシステム中継所位置
に通信する必要がある。運が悪いことには、光ファイバ
ケーブルで利用可能な長い中継なしの距離が現場通信リ
ンクを確立する問題を更に複雑にする。公衆電話回路網
(public swetched telephone network)へのアクセス
は、離れた位置では用いれないことが屡々ある。移動ラ
ジオを現場通信に用いることはできるが、ラジオ周波数
が制限され、ラジオ装置は高価でまた信頼性に乏しいで
あろう。
【0006】現場サービス技術者を助けるために、光フ
ァイバケーブル内に銅“通話路”を置くことによりケー
ブル路に沿って技術者間に通信リンクを与える方法が開
発された。夫々一つまたはそれ以上の光ファイバを有す
る幾つかき緩衝チューブを内蔵するコアを有するケーブ
ルは、スペアの緩衝チューブ内に置かれた通話対を有す
ることができる。別の解決法は、米国特許第4,844,575
号に見られるように、通話対を、押出されたプラスチッ
クジャケット内に直接置くことである。これ等の両方の
ケーブル設計は、通路対にアクセスするために内部の光
ファイバコアを露出することが必要である。コアの切断
を避けるために、通話対にアクセスしようとする場合に
細心の注意を拂わねばならない。ケーブル内の多数の個
々のファイバの極く僅かが損傷された場合、復旧サービ
スのために、ケーブルコアの偶然または故意の切断によ
って、働いている光ファイバを途絶させる。したがっ
て、通路対にアクセスしようとすることは望ましくない
であろう。
【0007】光ファイバの別の欠点は、外部の引張り、
彎曲および圧潰力から保護する必要がることである。個
々のファイバを適当に保護することに失敗すれば、初期
の光損失が、計画されたシステム損失予定を越える結果
になることがある。この場合接続をやり直すかまたは高
価な電子中継器をシステムに付加することが必要となろ
う。更に、不適当なファイバ保護は、その有効寿命の間
ファイバの早期の故障を生じることもある。
【0008】光ファイバの保護は、個々のファイバをこ
れ等の起り得る損傷外力より絶縁するケーブル構造によ
って与えられるのが典型的である。例えば、加えられた
張力により生じる応力からファイバを保護するために高
抗張力アラミド(aramid) 糸のような縦方向に延在する
補強部材が屡々ケーブル内に入れられる。ケーブルを彎
曲から保護するために、中心硬直部材をケーブル内に設
けるか或いはコア内に硬直な単一チューブを設けること
ができる。抗圧潰、衝撃および切断性は、ファイバを中
心コア内に支持し、このコアを保護ジャケットで取巻く
ことによって与えられる。ジャケットで与えられる保護
を増強するために、その厚さを増すか或いは多層ジャケ
ットを設けることができる。ケーブルジャケットに対す
るこれ等の変形は、イニシアルコストおよびケーブル重
量を増すと同時にその可撓性を減少する。大きくそして
可撓性の少ないケーブルは労力を増し、その設置のため
の手扱いコストも増す。
【0009】空中同軸ケーブルに対する増強された抗圧
潰、耐衝撃および耐切断ケーブルジャケットは米国特許
第4,731,505 号に開示されている。この米国特許に記載
された同軸ケーブルジャケットは、径方向に加えられた
力がケーブルコアに伝達されるよりも寧丁消散されるよ
うな非対称の断面形状を夫々有する径方向に間隔をおい
た複数の縦方向空洞より成る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた背景を心に
留めて、本発明は従来技術の問題の克服、特に現場通信
リンクの確立に対して通話路対にアクセスするために通
信ケーブルのコアを露出するという従来技術の必要性を
克服することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の通信ケーブル
は、主信号導体を有する縦方向に延在するケーブルコア
を有する。これ等の主信号導体は、1つまたはそれ以上
の光ファイバ、銅線対、或は、とりわけ、導体の同軸配
置とすることができる。コアはアラミド糸のような補強
部材の重複部を有するか或はケーブルがかじられて損傷
することから保護するために鋼テープを施すことができ
る。コアは、変形可能な材料或いはプラスチックの保護
ケーブルジャケットで取囲まれる。
【0012】ジャケットは、コアのまわりの径方向に間
隔をおいた位置に空洞を有するように形成されるのが好
ましい。この空洞は、荷重下において、径方向に伝えら
れるすべての力の殆んどの部分が消散されるような非対
称の断面を有するのが好ましい。したがって、縦方向空
洞は、ケーブルに、増強された抗圧潰、衝撃および切断
性を与える。前記の空洞は、開けられたまま、したがっ
て空気をふんくでもよく、或はまた防水コンパウンドで
満たされてもよい。この防水コンパンンドは、水分が入
ってケーブル内を移動するのを阻止する。水は、凍結に
より生じる膨張によってケーブルを損傷することがあ
る。
【0013】通話路は、縦方向空洞の一つまたはそれ以
上内に置かれるのが好ましい。この通話路は、従来の電
話工業に伝統的な銅撚線対或は通話対とすることがで
き、或はまたルースバッファ(loose-buffer) タイプか
タイトバッファ(tight-buffer) タイプの一つまたはそ
れ以上の光ファイバとすることができる。この通話路
は、現場技術者に、ケーブル路について離れた点から信
頼性ある通信をさせることができる。
【0014】銅撚線対に対しては、現場通信リンクは、
現場電話機(field telephone)をケーブル路に沿った2
つの点における通話対に接続することによって確立する
ことができる。現場電話機の操作は、当業者によく知ら
れていることである。光ファイバに対しては、やはり当
業者によく知られた光トランシーバを通話路ファイバに
接続することができる。この光トランシーバは、送信モ
ードでは電気−光変換をし、受信モードでは光−電気変
換をする。
【0015】現場技術者がジャケット内の通話路の正し
い位置を決めるのを助けるために、ケーブルジャケット
の外表面領域にマーキング、エンボス加工、または押出
さた条帯を施すのが好ましい。マーキングは、現場技術
者がケーブルコアを露出することなしに通話路にアクセ
スするのに必要なジャケットの外側部分のみを取り除く
ことができるように、下にある通話路の直上にある。し
たがって本発明は、通話路にアクセスするために、ケー
ブルを、ケーブルコアを含めて完全に切断することを必
要とした従来技術の制限を克服したものである。
【0016】
【実施例】以下本発明を添付の図面を参照して更に詳し
く説明する。もっとも本発明は数多くの異なる形で具現
化されるもので、以下の実施例に限定されるものではな
い。図中同様な符号は同様な構成要素を示す。
【0017】図1は、本発明による銅導体7の撚線対よ
り成る通話路を有する光ファイバケーブル6の断面の斜
視図である。主通信信号導体9(この場合には光ファイ
バ9)は、単一のプラスチック緩衝チューブより成るコ
ア10内に支持される。当業者には容易に理解できるよう
に、前記の主通信信号導体も銅導体(図示せず)がまた
はハイブリッド通信ケーブル内の光ファイバ9と銅体の
組合せとすることができる。
【0018】更にまた当業者には公知のように、前記コ
ア10は、比較的小さな直径内にハイ・ファイバ・カウン
ト・ケーブル(high fiber count cable) 6を設けるた
めに、夫々多重ファイバ9を含む多重緩衝チューブを有
することができる。更にまた当業者には公知のように、
コア10は分けられた緩衝チューブなしの一つまたはそれ
以上のタイトバッファ光ファイバより成ることもでき
る。
【0019】光ファイバケーブル6のコア10は典型的に
は縦方向の補強部材11で取囲まれる。この補強部材11は
標準的な形のKevlarのようなアラミド糸とすることがで
きる。前記の補強部材11は、コア10の緩衝に役立つつと
同時に、特にケーブル6の取付けの間該ケーブルの伸び
に対する耐性を与える。この補強部材11は、ケーブル6
内の別の場所例えばケーブル6の中央に位置されるか、
またはケーブル6の所望の引張強度によっては全く除か
れてもよいことは当業者には容易に理解されるであろ
う。
【0020】ケーブルジャケット12は変形可能な材料で
形成されるのが望ましい。屋外の大気中での使用に対し
てはポリエチレンが好ましい材料であるが、広い範囲の
他の材料特にプラスチックをケーブルジャケット12に用
いることもできることは当業者には明らかであろう。こ
のケーブルジャケット12は、ケーブル6の長さに沿って
連続的に延在する縦方向空洞13を有する。
【0021】この縦方向空洞13は、空気を含むかまたは
防水コンパウンドで満たされることができる。例えばシ
リコーングリースのような防水コンパウンドは、ケーブ
ル6内の水分の侵入や移動を阻止するために当該技術で
はよく知られている。水分は、若しケーブル6内に入る
ことができると、氷結し、ケーブル6に機械的な損傷を
与えることがある。実際には、光ファイバ9を支持する
コア10も典型的には防水コンパウンドを含むことができ
る。
【0022】ケーブルジャケット12は、ポリエチレンの
ような或る量の熱可塑性材料を溶融し、この溶融された
材料を、縦方向空洞13を形成するために押出機(図示せ
ず)を通過させることにより形成することができる。押
出された材料はケーブルコア10と撚線対7を取囲んで形
成され、撚線対7通話路は同時に1つまたはそれ以上の
縦方向空洞13の内部に置かれることができる。この場
合、好ましい実施態様では、ケーブルジャケット12の色
と対称的な色のインキをつけるような、当業者に公知の
幾つかの技法によってマーキング18をケーブルジャケッ
トに設けることができる。このマーキング18は、ケーブ
ルジャケット12内の下方の撚線対7通話路の位置を示
す。別の実施態様では、マーキング18は、ケーブルジャ
ケット12をエンボス加工するかまたはジャケット12と色
で識別可能なプラスチックのストライプを押出すことに
よってつくることができる。このマーキング18によっ
て、技術者は、下にある撚線対7通話路の位置を容易に
見つけることができ、その通話路にアクセスするのに必
要な外側のケーブルジャケット12の部分だけを取除くこ
とができる。したがって、ケーブル6のコア10は、現場
通信リンクをつくるため撚線対7通話路にアクセスする
ために妨害される必要はない。
【0023】図2は、本発明による、光ファイバ24通話
路を有する同軸ケーブル20の別の実施態様の断面の斜視
図である。反復を避けるために、前の図1の実施例の構
成要素に相当するこの実施例の構成要素は、前の実施例
の構成要素の符号に(′)を付けた同様符号で示してあ
る。内部軸方向導体21、絶縁体22およびこれを取巻く円
筒状導体23は、ケーブルジャケット12′で取巻かれたコ
ア10′を形成する。このケーブルジャケット12′は、変
形可能な材料で形成されるのが好ましい。縦方向空洞1
3′がケーブルジャケット12′内に形成され、通話路
(図に示すように唯一つの光ファイバ24) が少なくとも
一つの空洞13′内に設けられる。前記の光ファイバ24通
話路は光トランシーバ25に接続され、ハンドフリーのヘ
ッドセット26で技術者により使用される。
【0024】図1および図2において、好ましい実施態
様では、縦方向空洞13, 13′内に含まれる通話路は、銅
導体7の撚線対とするか或いは一つまたはそれ以上の光
ファイバ24とすることができる。通話路は、現場電話機
16或は光トランシーバ25と共に用いられる場合は、ケー
ブル設置、受入試験および修復時に現場技術者が使用す
るための容易にアクセスできる通話リンクを与える。電
気的な現場電話機16は、現場技術者により、標準電話ハ
ンドセット17或いはハンドフリーのヘッドセット26で使
用されることができる。光トランシーバ25は、電気的な
現場電話機16と同様な現場通信リンクを与えるために光
ファイバ24と共に使用されることができることは当業者
には明らかであろう。
【0025】増強されたケーブルジャケット12, 12′お
よ現場通信リンク通話路の配置は、図示したもののほか
の通信ケーブル設計に使用されることができることは当
業者には明らかであろう。例えば、ハイ・ペア・カウン
ト銅通信ケーブルを本発明の増強されたケーブルジャケ
ットと通話路でつくることができる。加えて、主信号導
体として光ファイバと導電体の両方を有するハイブリッ
ドケーブルも本発明に従ってつくることができる。
【0026】図3は、径方向に加えられた荷重19下にあ
る本発明の図1の光ファイバケーブル6を示す。コア10
のまわりに径方向に間隔をおいた位置に形成された縦方
向空洞13は、加えられた径方向荷重19がコア10内にある
光ファイバ9を通って伝達されるよりは寧ろ事実上消散
されることができるように非対称断面を有するのが好ま
しい。加えられた荷重の力は、縦方向空洞13の変形可能
な壁14を圧縮することによって、更にケーブルジャケッ
ト12全体の回転によっても消散される。したがって、ケ
ーブル12は、厚い単一のジャケットまたは高価な2重ジ
ャケットの必要なしに、増強された抗圧潰、衝撃および
切断性を呈する。その上、ケーブル6全体は、設置費用
を低減し且つ有効寿命を増すために丈夫で軽量にするこ
とができる。
【0027】図4は、本発明による図1の光ファイバケ
ーブル6によって2人の現場サービス技術者30A, 30Bで
使用される現場通信リンクを示す。光ファイバケーブル
6は、該ケーブルが両用途に容易に使用されることがで
きるように空中および直接埋設された地下区間の両方を
有する。電子端末または中継位置31の技術者30A は、撚
線対7通話路を経て、遠隔位置32の他の技術者30B と通
信することができる。設備位置31の技術者30A は、成端
点33に固定されたケーブル6で通話路に接続することが
できる。
【0028】現場サービス技術者30A, 30B間の通信は例
えば丁度完了したケーブル修復からの接続損失を確認す
るのに好ましいであろう。設備位置31の技術者30A は光
学的時間領域反射率計(optical time domain reflecto
meter)で接続損失を測定し、遠隔地32の技術者に、やり
直す必要のある接続を知らせることができる。遠隔位置
32の技術者30B は次いで接続をやり直し、接続ケース34
を接続ボックスに戻す前に、受入可能な接続の確認を受
信し、遠隔位置32より去る。これにより、作業効率およ
び作業の質が増大される。
【0029】図1と図4において、遠隔位置32の技術者
30B は、時々、ケーブル6のファイバ9を途絶させるこ
となしに撚線対7通話路にアクセスする必要がある。こ
れを行うために、技術者30B に先ずジャケット12上のマ
ーキング18を見つけ、次いで、撚線対7通話路を露出す
るためにジャケットの一部を切り、取り除く。技術者30
B は外側のケーブルジャケット12の僅かな部分を取り除
くだけでよく、ケーブル6のコア10に迄達する必要はな
い。したがって技術者30B は、光ファイバ9が実際に通
信信号を通している時でさえも撚線対7通話路にアクセ
スすることができる。当業者には明らかなように、余分
の技術者(図示せず)が通話路7にアクセスし、共同電
話(part-line)通話として通信することができる。
【0030】銅導体撚線対7通話路に対し、技術者30B
は該撚線対7上の絶縁体の幾らかを削り落とし、自分の
現場電話機16をそこにつなぐこともできる。遠隔位置32
の技術者30B はこの場合ハンドセット17を経て設備位置
31の技術者30A と通信することができる。当業者には明
らかなように、データ通信リンクを図示の音声リンクの
代りにまたはこれに付加して確立することもできる。完
了すると、遠隔地32の技術者30B はケーブル6における
取付点36の接続を取外し、当業者には公知のケーブルジ
ャケット修復法の一つを用いてジャケット13を再シール
することができる。以上の説明および関係の図面による
開示から、多くの変形およびその他の実施態様が当業者
には容易に考えられるであろう。したがって、本発明は
前述した特定の実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲においてその変形およびその
他の実施態様を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信ケーブルの一実施例の断面の斜視
図である。
【図2】本発明の通信ケーブルの別の実施例の断面の斜
視図である。
【図3】径方向に加えられた圧縮力を受けた状態を示す
図1の通信ケーブルの断面図である。
【図4】現場サービス技術者が本発明による通信リンク
を用いている状態を示す略線図である。
【符号の説明】
6 光ファイバケーブル 7 銅撚線対 9 主通信信号導体 10 コア 11 補強部材 12, 12′ ケーブルジャケット 13, 13′ 縦方向空洞 16 現場電話機 18, 18′ マーキング 19 径方向荷重 20 同軸ケーブル 21 内部軸方向導体 22 絶縁体 23 円筒状導体 24 光ファイバ 25 光トランシーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール アラン ウィルソン アメリカ合衆国 ノース カロライナ州 28601 ヒッコリー ルート 6 ボック ス 467 (56)参考文献 特開 平2−250212(JP,A) 米国特許4731505(US,A)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの縦方向に延在する主信
    号導体と、この主信号導体を含むコアと、このコアを取
    囲み、該コアのまわりに、径方向に間隔をおいた位置に
    形成された多数の縦方向空洞をその中に有する変形可能
    な材料で形成されたジャケットと、ケーブルサービスの
    間該ケーブルに沿って使用するために該ケーブルに沿っ
    た2つの位置の現場技術者が容易にアクセスできるため
    の、前記の縦方向空洞の少なくとも一つ内の通話路と、
    現場技術者が前記の通話路の位置を見出すのを助けるた
    めの、ジャケットに対する通話路の位置を示すための該
    ジャケットの外表面上のマーキング手段とを有すること
    を特徴とする通信ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記の少なくとも一つの主信号導体は光
    ファイバより成る請求項1の通信ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記の少なくとも一つの主信号導体は導
    電体より成る請求項1の通信ケーブル。
  4. 【請求項4】 前記のコアは緩衝チューブを有し、前記
    のファイバはこの緩衝チューブ内に位置する請求項2の
    通信ケーブル。
  5. 【請求項5】 前記のコアは縦方向に延在する補強部材
    を有する請求項4の通信ケーブル。
  6. 【請求項6】 前記のジャケットはポリエチレンである
    請求項1乃至5の何れか1項の通信ケーブル。
  7. 【請求項7】 前記の縦方向空洞は空気を含む請求項1
    乃至7の何れか1項の通信ケーブル。
  8. 【請求項8】 前記の縦方向空洞は防水材料を含む請求
    項1乃至6の何れか1項の通信ケーブル。
  9. 【請求項9】 前記の通話路は一対の導電体より成る請
    求項1乃至8の何れか1項の通信ケーブル。
  10. 【請求項10】 前記の通話路は光ファイバより成る請
    求項1乃至8の何れか1項の通信ケーブル。
  11. 【請求項11】 前記のマーキング手段は、前記のジャ
    ケットの色に対照的なインキより成る請求項1乃至10の
    何れか1項の通信ケーブル。
  12. 【請求項12】 前記のマーキング手段は、前記のジャ
    ケットのエンボス加工された外表面より成る請求項1乃
    至11の何れか1項の通信ケーブル。
  13. 【請求項13】 前記のマーキング手段は、前記のジャ
    ケットの色に対照的な色の押出し条帯より成る請求項1
    乃至11の何れか1項の通信ケーブル。
  14. 【請求項14】 ケーブルジャケットに沿って通話路を
    示す縦方向マークを見つける工程、そのマーク位置のケ
    ーブルジャケットの外側部分を切断して取り除き、これ
    により、ケーブルのコアを途絶することなしに、縦方向
    空洞内に入れた下方の通話路を露出する工程、現場通信
    装置をこの通話路に接続し、これにより、現場サービス
    技術者の使用する通話路への接続を確立することを特徴
    とする請求項1乃至13の何れか1項のケーブルのジャケ
    ットの縦方向空洞内に入れられた通話路への接続方法。
  15. 【請求項15】 通話路が現場技術者によって容易にア
    クセスされることができまたケーブルは増強された抗圧
    潰、衝撃および切断性を有するようにした、ケーブルジ
    ャケット内に通話路を有する通信ケーブルの製造方法に
    おいて、少なくとも1つの縦方向に延在する主信号導体
    を支持するコアを形成する工程、コアのまわりの径方向
    に間隔をおいた位置においてその中に形成された多数の
    縦方向空洞を有する変形可能な材料のジャケットをコア
    の周囲に押出す工程、現場サービス技術者が通話路を容
    易に見つけることができるように、通話路の位置を示す
    ために該通話路の上にあるケーブルジャケットの外側表
    面領域の部分にマークを付ける工程とより成り、前記の
    押出す工程は、縦方向空洞の少なくとも1つに通話路を
    置くことを含むことを特徴とする通信ケーブルの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 縦方向空洞を防水材料で満たす工程を
    更に有する請求項15の通信ケーブルの製造方法。
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