JPH0792925A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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Publication number
JPH0792925A
JPH0792925A JP25529393A JP25529393A JPH0792925A JP H0792925 A JPH0792925 A JP H0792925A JP 25529393 A JP25529393 A JP 25529393A JP 25529393 A JP25529393 A JP 25529393A JP H0792925 A JPH0792925 A JP H0792925A
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JP
Japan
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moire
display device
movable
pattern
side moire
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Pending
Application number
JP25529393A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Morita
邦彦 守田
Toru Sakurada
徹 桜田
Yoshihiro Ikeda
芳宏 池田
Masato Kawahara
正人 河原
Emi Muto
恵美 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICHIKOU GIKEN KK
Original Assignee
ICHIKOU GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動く絵画として複雑で変化に富んだモアレを
用いたディスプレイ装置を提供する。 【構成】 幾何学模様または抽象絵柄等の模様を描いた
複数のモアレシートを固定側モアレシート14と可動側
モアレシート15に分類して、両モアレシート14、1
5を重ね合わせ、可動側モアレシート15を移動手段D
で動かして、模様に視覚的変化を生み出すようにするこ
とにより、動く絵画としてのディスプレイ装置の実現を
可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幾何学模様または抽象
絵柄等の模様を描いた複数枚のモアレシートとを重ね合
わせ、その内の一枚を動かして、模様に視覚的変化を生
み出すようにしたモアレを用いたディスプレイ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】点または線が幾何学的に規則正しく分布
したシートを重ね合わせたときに生じる縞状の斑紋をモ
アレと称し、一般に知られている。しかし、このモアレ
をディスプレイに応用したものは皆無であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、モアレ、
特に、幾何学模様または抽象絵柄等の模様を描いた複数
のモアレシートを重ね合わせ、その内の一枚を動かすこ
とにより、模様に視覚的変化を生み出すことを見出だ
し、かかる現象を基本としたディスプレイ装置を発明し
た。
【0004】本発明の第1の目的とするところは、動く
絵画として複雑で変化に富んだモアレを用いたディスプ
レイ装置を提供することにある。
【0005】また、本発明の第2の目的とするところ
は、アート感覚の暖かみのある動く絵画としての地位を
与え得て、手頃な場所(壁、卓上、棚上等)に設置で
き、見る者を楽しませてくれるモアレを用いたディスプ
レイ装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の第3の目的とするところ
は、アート感覚の室内インテリヤの一部にすることがで
きるばかりか、装飾用に用いることが可能になるモアレ
を用いたディスプレイ装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の第4の目的とするところ
は、ディスプレイの両面から見る者の視覚に訴えること
ができるモアレを用いたディスプレイ装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明は、幾何学模様または抽象絵柄等の
模様を描いた複数のモアレを固定側モアレと可動側モア
レに分類して、両モアレを重ね合わせ、可動側モアレを
移動手段で動かして、模様に視覚的変化を生み出すよう
にしたことを特徴とする。
【0009】そして、移動手段による可動側モアレの移
動が、回転、直線往復動、揺動を含むし、可動側モアレ
の移動速度制御、移動方向制御、その他のプログラムさ
れた動作制御を行うインテリジェント制御部を備える
し、このインテリジェント制御部を作動センサーからの
信号により作動させ得るし、移動手段が回転駆動手段で
あり、この回転駆動手段の駆動源に偏平で小型のモータ
ーを使用し、超音波モーターを使用することが好まし
く、また、固定側モアレと可動側モアレとの少なくとも
一方が三次元形態を有し、可動側モアレまたは固定側モ
アレを、蛍光絵具等を用いたブラックライトで青白く輝
くようにするようにしてもよい。
【0010】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明は、固定側モアレと可動側モアレとを重ね合
わせ、可動側モアレを乾電池を電源とし、小電流、小消
費電力を追求した制御回路及びモーターを採用した移動
手段で動かして、模様に視覚的変化を生み出すようにし
たモアレディスプレイ本体を、額縁に納めたことを特徴
とする。そして、モアレディスプレイ本体に表示機器、
時計等を組み込んでもよいし、モアレディスプレイ本体
に脚台を取り付けてもよい。
【0011】また、上記の第3の目的を達成するため
に、本発明は、固定側モアレと可動側モアレとを重ね合
わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視覚
的変化を生み出すようにしたモアレディスプレイ本体
を、壁固定用の枠体に納めたことを特徴とする。
【0012】また、上記の第3の目的を達成するため
に、本発明は、固定側モアレと可動側モアレとを重ね合
わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視覚
的変化を生み出すようにしたモアレディスプレイ本体
を、衝立本体に納めたことを特徴とする。
【0013】また、上記の第4の目的を達成するため
に、本発明は、2枚の透明板間に回転板を介在して、透
明板にそれぞれ固定側モアレを取り付けると共に、回転
板の両面に可動側モアレを取り付け、一方の可動側モア
レと一方の固定側モアレとで模様に視覚的変化を生み出
し、他方の可動側モアレと他方の固定側モアレとで模様
に視覚的変化を生み出すようにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明にあっては、幾何学模様または抽象絵柄
等の模様を描いた固定側モアレと可動側モアレとを重ね
合わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視
覚的変化を生み出すようにすることにより、動く絵画と
してのディスプレイ装置の実現が可能になる。
【0015】また、本発明にあっては、モアレディスプ
レイ本体を額縁に納めることによりディスプレイ装置に
動く絵画としての地位を与え得て、手頃な場所に設置で
き、見る者を楽しませてくれる。
【0016】また、本発明にあっては、モアレディスプ
レイ本体を、壁固定用の枠体に納めることにより、アー
ト感覚の室内インテリヤの一部にすることができる。
【0017】また、本発明にあっては、モアレディスプ
レイ本体を、衝立本体に納めることにより、室内インテ
リヤの一部にすることができるばかりか、装飾用に用い
ることが可能になる。
【0018】また、本発明にあっては、一方の可動側モ
アレと一方の固定側モアレとで模様に視覚的変化を生み
出し、他方の可動側モアレと他方の固定側モアレとで模
様に視覚的変化を生み出すことにより、ディスプレイの
両面から見る者の視覚に訴えることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の一実施例に係
わる額装タイプのモアレを用いたディスプレイ装置の正
面図、図2は同ディスプレイ装置の縦断面図、図3は図
2のA部の拡大図である。
【0021】額装タイプのモアレを用いたディスプレイ
装置において、1は正面視で長方形状の額縁であり、2
は前記額縁1に装着される前面ガラス、3は発泡スチロ
ールからなる充填体、4は前記額縁1に装着されるモア
レディスプレイ本体である。
【0022】前記額縁1は、額縁本体1Aの前面に、前
面額縁部1Bをねじ22aで取り付けて構成されてお
り、前面額縁部1Bの内側にはガラス受け部5が形成し
てあり、額縁本体1Aの後面部には取付部6が形成して
ある。また、額縁1の前面部1aの下部には手動用スイ
ッチ23とセンサー24とが設けてある。
【0023】前記充填体3の上部には、円形な抜き部7
と、この抜き部7の下側裏部の制御回路保持部8とが形
成してあり、充填体3の下部にはボックス収容部7aが
形成してある。
【0024】前記モアレディスプレイ本体4は、後側パ
ネル9と、この後側パネル9に搭載される回路用基板1
0、インテリジェント制御部である制御回路11、移動
手段Dであるモーター12及び回転板13と、可動側モ
アレシート14と、固定側モアレシート15とを備えて
いる。回転側、固定側モアレシート14、15には幾何
学模様または抽象絵柄等のモアレ模様60が描かれてい
る。また、回転板13及び前面ガラス2の裏面に直接に
モアレ模様60を絵具等により描いてもよく、回転側、
固定側モアレシート14、15及び絵具等により描かれ
たモアレ模様60を総称して回転側モアレ、固定側モア
レという。
【0025】そして、前記後側パネル9の下部にはボッ
クス装着口16が形成してあり、このボックス装着口1
6に電池ボックス17が装着してある。後側パネル9の
前面の上部には前記回路用基板10がスペーサー18を
介して固定リベット19により固定してあり、この回路
基板10の実装面には前記制御回路11が実装してあ
り、また、回路基板10の実装面には前記モーター12
が装着してある。
【0026】このモーター12は小型で且つ偏平なもの
が要求されるために、例えば、超音波モーターが使用さ
れている。この超音波モーターは電歪公転子を備えてお
り、この電歪公転子は、電気入力を回転トルクに変換す
るトランスデューサであり、圧電素子から構成されてい
る。また、超音波モーターは、コイル部、コンミュテー
タ、ギヤ機構部等を必要としないために偏平化が可能で
あり、しかも、摩擦力を介して出力を得ているために、
製紙保持トルクが大きく保持電力が不要になる。
【0027】そして、この超音波モーターの回転部20
には前記回転板13が容易に剥がれる接着剤等により固
着してある。この回転板13は円盤であり、その前面に
前記可動側モアレシート14が容易に剥がれる接着剤等
で取り付けてある。
【0028】前記制御回路11はメモリを備えており、
このメモリに記憶したデータにもとづいて、また、前記
センサー24からの信号を受けて前記モーター12を制
御し、前記回転板13を介して可動側モアレシート14
の回転方向、回転速度等を制御するものである。また、
前記電池ボックス17には電池21が収納してあり、こ
の電池ボックス17の端子(図示せず)は前記回路用基
板10にリード線(図示せず)を介して接続してある。
また、前記固定側アモレシート15は前記前面ガラス2
の内面上部に容易に剥がれる接着剤等で取り付けてあ
る。
【0029】そして、前記額縁1に、これのガラス受け
部5で受けるように前面ガラス2を嵌め、前記額縁1内
に前記充填体3を挿入すると共に、前記モアレディスプ
レイ本体4を挿入して前記後側パネル9の周部を額縁1
の後面部の取付部6にスクリュウ22により固定して額
装タイプのモアレを用いたディスプレイ装置が構成して
ある。
【0030】この場合、前記充填体3の円形な抜き部7
内に前記固定側モアレシート15が位置し、また、抜き
部7内に回転板13、モーター12が挿入されていて、
この回転板13に取り付けられた可動側モアレシート1
4は前記固定側モアレシート15に間隙を存して重なり
合っている。また、前記制御回路11は制御回路保持部
8に、前記電池ボックス17はボックス収容部7aにそ
れぞれ挿入してある。
【0031】次に、上記のように構成されたモアレを用
いたディスプレイ装置の動作を説明する。
【0032】このディスプレイ装置は、例えば、室内の
壁等に絵画と同様にして掛けられる。そして、前記手動
スイッチ23をオン作動すると、前記制御回路11が、
メモリに記憶したデータ・プログラムにもとづいて、前
記モーター12を回転制御し、回転板13(可動側モア
レシート14)の回転方向及び回転速度を制御する。こ
の回転板13(可動側モアレシート14)の回転によ
り、この可動側モアレシート14のモアレ模様60と、
これに重なる固定側モアレシート15のモアレ模様60
との位置が相互に時々刻々変化することにより、正面か
ら見た模様(デザイン)が変化して動く絵画になり、見
る者を楽しませてくれる。
【0033】また、前記制御回路11に投入するプログ
ラムデータにより、各種のインテリジュェントな動きを
回転板13を介して可動側モアレシート14に与えるこ
とができる。例えば、朝8時から夜9時まで5分間に一
回1分間だけ作動させる。また、回転板13(可動側モ
アレシート14)を時間によって、回転速度を変化させ
たり、回転方向を変化させたりしつつ、一定時間作動さ
せて停止する等である。
【0034】また、前記センサー24が、人が近づくと
作動するセンサーである場合、人が前記モアレディスプ
レイ装置に近づくと前記可動側モアレシート14が回転
し、離れると回転が止まる。またはこの動作の逆動作を
行う。また、前記センサー24が昼夜判断センサーであ
る場合には、昼間のみ前記回転板13(可動側モアレシ
ート14)を回転作動させる。
【0035】また、前記制御回路11の中に、音楽を記
憶させておき、作動プログラムの中で、音楽をスピーカ
ーを通して奏でるようにしてもよい。
【0036】前記モーター12は、超音波モーターに限
らず、偏平で小型のモーターであればよいし、電源とし
ては、乾電池に限らず、充電電池、太陽電池等の使用は
可能である。
【0037】また、前記可動側モアレシート14及び固
定側モアレシート15のモアレ模様60を、蛍光イン
ク、蛍光絵具等を用いたブラックライトで青白く輝くよ
うにしてもよい。
【0038】また、前記可動側モアレシート14及び固
定側モアレシート15を他のものと交換したい場合に
は、前記ねじ22aを外して前記前面額縁部1Bを額縁
本体1Aから外し、回転板13に貼ってある可動側モア
レシート14を別の可動側モアレシート14に交換し、
前面ガラス2の裏面に貼ってある固定側モアレシート1
5を別の固定側モアレシート15に交換し、前記前面額
縁部1Bを額縁本体1Aにねじ22aで取り付ける。ま
た、固定側モアレシート15またはモアレ模様60が描
かれた前面ガラス2及び回転板13を交換してもよい。
【0039】また、図4に示すように前記回転板13を
樹脂製として、その表面に三次元形態としての凹凸13
aを形成し、この表面に塗装によりモアレ模様60を描
いてもよいし、また、図5に示すように前記回転板13
を樹脂製で透明にして、その表面に三次元形態としての
凹凸13aを形成し、この回転板13の裏面に可動側モ
アレシート14を貼り付けてもよい。また、図6に示す
ように前記回転板13を樹脂製として、その表面に凹凸
13aを形成し、この表面に塗装によりモアレ模様60
を描き、固定側モアレシート15を凹凸にあるものにし
てもよいし、図7に示すように前記回転板13を樹脂製
として、その表面に凹凸13aを形成し、この表面に塗
装によりモアレ模様60を描き、また、前記前面ガラス
2に凹凸2aを多数形成し、この前面ガラス2にモアレ
模様60を描いてもよい。
【0040】上記のように構成された額装タイプのモア
レを用いたディスプレイ装置に、図8に示すように温度
・湿度計、晴雨計等の表示機器としての計器25を組み
込むこんでもよいし、また、図9に示すように前記モア
レディスプレイ装置にデジタル時計等の時計26を組み
込んでもよい。また、前記モアレディスプレイ装置に組
み込むものとしては、他に、化粧用鏡、写真入れ、ポプ
リ入れ等がある。
【0041】また、図10に示すように前記額装タイプ
のモアレを用いたディスプレイ装置に脚台50を取り付
けて卓上に置けるようにしてもよい。この脚台50には
電池等が収容される。また、前記回転板13(可動側モ
アレシート14)の動作としては、上記したような回転
に限らず、揺動、直線往復動でもよい。
【0042】(実施例2)図11及び図12に両面側か
ら観賞することができるアートタイプのモアレを用いた
ディスプレイ装置を示す。図11は本発明の他の実施例
に係わるアートタイプのディスプレイ装置の一部省略し
た正面図、図12は図11B−B線に沿う断面図であ
る。このディスプレイ装置は壁掛け式のディスプレイ装
置に比べて大型になる傾向にある。また、本装置の電力
源としては、一般家庭用100V、工業用200V、バ
ッテリー等別に限定しない。
【0043】このモアレを用いたディスプレイ装置は枠
体30を備えており、この枠体30の上下の部位には左
右に取付部材31が取り付けてある。枠体30の前面部
には前面板32が、枠体30の後面部には後面板33が
それぞれビス34とナット35とにより固定してあり、
前、後面板32、33の中央部には円形状の窓部36、
37が形成してあり、これらの窓部36、37には透明
な板ガラス38、39が取り付けてある。そして、これ
らの板ガラス38、39の内面には固定側モアレシート
40a、40bが貼ってある。
【0044】また、前、後面板32、33には、窓部3
6、37の周側に沿うて所定の間隔をおいて複数のロー
ラー41が軸支してある。すなわち、これらのローラー
41の外周部には保持用溝42が形成してあり、これら
のローラー41は支軸43によりベアリング44を介し
て支持されており、支軸43の左右にはカラー45が設
けてある。そして、前記ローラー41は、円盤状の回転
板46を、この回転板46の周部を前記保持用溝42に
挿入して保持している。前記ローラー41の内の一つが
駆動用にしてある。この駆動用のローラー41は外周部
にギヤ47が形成してあり、このギヤ47に、減速機付
きのモーター48の出力軸49に固着されたギヤ50が
噛み合っている。また、前記回転板46の両面には可動
側モアレシート51a、51bが貼ってある。
【0045】また、前記モーター48は、上記した一実
施例の場合と同様に制御回路11が備えるメモリに記憶
したデータ・プログラムにもとづいて、また、前記セン
サー23からの信号を受けて制御され、前記回転板46
を介して可動側モアレシート51a、51bの回転方
向、回転速度等を制御するものである。
【0046】このように構成されたモアレを用いたディ
スプレイ装置は、例えば、間仕切り壁等にこの間仕切り
壁を挟んだ左右の室に抜ける嵌込み孔を設けて、この嵌
込み孔に嵌め込まれ、前記取付部材31でねじ等により
間仕切り壁に固定される。
【0047】次に、このディスプレイ装置の作動を説明
する。手動スイッチ23をオン作動すると、前記制御回
路11が、メモリに記憶したデータ・プロクラムにもと
づいて、前記モーター48を回転制御し、前記回転板4
6を介して可動側モアレシート51a、51bの回転方
向及び回転速度を制御する。すなわち、前記モーター4
8の回転駆動により、ギヤ50、47を介して駆動用の
ローラー41が回転し、前記回転板46が回転する。こ
の回転板46の回転により可動側モアレシート51a、
51bが回転する。
【0048】一方の可動側モアレ51aの回転により、
この可動側モアレ51aのモアレ模様と、これの重なる
固定側モアレシート40aのモアレ模様との位置が相互
に時々刻々変化することにより、正面から見た模様(デ
ザイン)が変化して動く絵画になるし、可動側モアレ5
1bの回転により、この可動側モアレ51bのモアレ模
様60と、これの重なる固定側モアレシート40bのモ
アレ模様60との位置が相互に時々刻々変化することに
より、正面から見た模様(デザイン)が変化して動く絵
画になり、見る者を楽しませてくれる。
【0049】また、前記制御回路11に投入するデータ
により、上記した一実施例の場合と同様に各種のインテ
リジュェントな動きを可動側モアレシート51a、51
bに与えることができ、また、センサー24が、人が近
づくと作動するセンサーである場合には上記した一実施
例の場合と同様な作動を行う。
【0050】(実施例3)図13及び図14に衝立式で
且つ両面側から観賞することができるモアレを用いたデ
ィスプレイ装置を示す。図13は本発明の他の実施例に
係わる衝立タイプのディスプレイ装置の一部省略した正
面図、図14は同ディスプレイ装置の縦断面図である。
このディスプレイ装置は額装タイプのディスプレイ装置
に比べて大型になる傾向にある。これは、実施例2の構
成を衝立本体53に組み込んだものである。したがっ
て、その作動は実施例2のディスプレイ装置の場合と同
様である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、幾何学
模様または抽象絵柄等の模様を描いた複数のモアレを固
定側モアレと可動側モアレに分類して、両モアレを重ね
合わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視
覚的変化を生み出すようにすることにより、動く絵画と
してのディスプレイ装置の実現が可能になる。
【0052】そして、移動手段による可動側モアレの移
動が、回転、直線往復動、揺動を含むし、可動側モアレ
の移動速度制御、移動方向制御、その他のプログラムさ
れた動作制御を行うインテリジェント制御部を備えるこ
とにより、また、このインテリジェント制御部を作動セ
ンサーからの信号により作動させることにより、複雑で
変化に富んだアート感覚の暖かみのあるディスプレイ装
置の実現が可能になる。
【0053】また、移動手段が回転駆動手段であり、こ
の回転駆動手段の駆動源に偏平で小型のモーターを使用
し、超音波モーターを使用することにより、小型で偏平
な動く絵画としてのディスプレイ装置の実現が可能にな
る。
【0054】また、固定側モアレと可動側モアレとの少
なくとも一方を三次元形態を有するものにすることによ
り、複雑で変化に富んだアート感覚の暖かみのあるディ
スプレイ装置の実現が可能になるし、また、可動側モア
レまたは固定側モアレを、蛍光絵具等を用いたブラック
ライトで青白く輝くようにすることにより、暗がりや、
夜間での使用が可能になる。
【0055】また、本発明は、固定側モアレと可動側モ
アレとを重ね合わせ、可動側モアレを移動手段で動かし
て、模様に視覚的変化を生み出すようにしたモアレディ
スプレイ本体を、額縁に納めたことから、額装タイプの
ディスプレイ装置の実現が可能になる。このために、デ
ィスプレイ装置に動く絵画としての地位を与え得て、手
頃な場所(壁、卓上、棚上等)に設置でき、見る者を楽
しませてくれる。そして、モアレディスプレイ本体に表
示機器、時計等を組み込むことにより、より一層の利用
価値を付与することができる。
【0056】また、本発明は、固定側モアレと可動側モ
アレとを重ね合わせ、可動側モアレを移動手段で動かし
て、模様に視覚的変化を生み出すようにしたモアレディ
スプレイ本体を、壁固定用の枠体に納めたことから、ア
ート感覚の室内インテリヤの一部にすることができる。
【0057】また、本発明は、固定側モアレと可動側モ
アレとを重ね合わせ、可動側モアレを移動手段で動かし
て、模様に視覚的変化を生み出すようにしたモアレディ
スプレイ本体を、衝立本体に納めたことから、アート感
覚の室内インテリヤの一部にすることができるばかり
か、装飾用に用いることが可能になる。
【0058】また、本発明は、2枚の透明板間に回転板
を介在して、透明板にそれぞれ固定側モアレを取り付け
ると共に、回転板の両面に可動側モアレを取り付け、一
方の可動側モアレと一方の固定側モアレとで模様に視覚
的変化を生み出し、他方の可動側モアレと他方の固定側
モアレとで模様に視覚的変化を生み出すようにしたこと
から、一方の可動側モアレと一方の固定側モアレとで模
様に視覚的変化を生み出し、他方の可動側モアレと他方
の固定側モアレとで模様に視覚的変化を生み出すことこ
とができて、ディスプレイの両面から見る者の視覚に訴
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる額装タイプのディス
プレイ装置の正面図である。
【図2】同ディスプレイ装置の縦断面図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】可動側モアレを改良したモアレディスプレイ本
体の断面図である。
【図5】可動側モアレを改良したモアレディスプレイ本
体の断面図である。
【図6】可動側モアレと固定側モアレを改良したモアレ
ディスプレイ本体の断面図である。
【図7】可動側モアレと固定側モアレを改良したモアレ
ディスプレイ本体の断面図である。
【図8】モアレディスプレイ本体に温・湿度計を組み込
んだ額装タイプのディスプレイ装置の正面図である。
【図9】モアレディスプレイ本体に時計を組み込んだ額
装タイプのディスプレイ装置の正面図である。
【図10】卓上式の額装タイプのディスプレイ装置の斜
視図である。
【図11】本発明の他の実施例に係わるアートタイプの
モアレを用いたディスプレイ装置の一部省略した正面図
である。
【図12】図11B−B線に沿う断面図である。
【図13】本発明の他の実施例に係わる衝立タイプのモ
アレを用いたディスプレイ装置の一部省略した正面図で
ある。
【図14】同ディスプレイ装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 額縁 2 前面ガラス 3 充填体 4 モアレディスプレイ本体 14 可動側モアレシート(可動側モアレ) 15 固定側モアレシート(固定側モアレ) D 移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 正人 東京都品川区上大崎3−5−8 市光技研 株式会社内 (72)発明者 武藤 恵美 東京都品川区上大崎3−5−8 市光技研 株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幾何学模様または抽象絵柄等の模様を描
    いた複数のモアレを固定側モアレと可動側モアレに分類
    して、両モアレを重ね合わせ、可動側モアレを移動手段
    で動かして、模様に視覚的変化を生み出すようにしたこ
    とを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 移動手段による可動側モアレの移動が、
    回転、直線往復動、揺動を含む請求項1記載のディスプ
    レイ装置。
  3. 【請求項3】 可動側モアレの移動速度制御、移動方向
    制御、その他のプログラムされた動作制御を行うインテ
    リジェント制御部を備えた請求項1記載のディスプレイ
    装置。
  4. 【請求項4】 可動側モアレの移動速度制御、移動方向
    制御、その他のプログラムされた動作制御を行うインテ
    リジェント制御部を備え、このインテリジェント制御部
    を作動センサーからの信号により作動させる請求項1記
    載のディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 移動手段が回転駆動手段であり、この回
    転駆動手段の駆動源に偏平で小型のモーターを使用した
    請求項1記載のディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 移動手段が回転駆動手段であり、この回
    転駆動手段の駆動源に超音波モーターを使用した請求項
    1記載のディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 固定側モアレと可動側モアレとの少なく
    とも一方が三次元形態を有する請求項1記載のディスプ
    レイ装置。
  8. 【請求項8】 可動側モアレまたは固定側モアレを、蛍
    光絵具等を用いたブラックライトで青白く輝くようにし
    た請求項1記載のディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 固定側モアレと可動側モアレとを重ね合
    わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視覚
    的変化を生み出すようにしたディスプレイ本体を、額縁
    に納めたことを特徴とするディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 モアレディスプレイ本体に表示機器を
    組み込んだ請求項9記載のディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 モアレディスプレイ本体に時計を組み
    込んだ請求項9記載のディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 モアレディスプレイ本体に脚台を取り
    付けた請求項9記載のディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 固定側モアレと可動側モアレとを重ね
    合わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視
    覚的変化を生み出すようにしたモアレディスプレイ本体
    を、壁固定用の枠体に納めたことを特徴とするディスプ
    レイ装置。
  14. 【請求項14】 固定側モアレと可動側モアレとを重ね
    合わせ、可動側モアレを移動手段で動かして、模様に視
    覚的変化を生み出すようにしたモアレディスプレイ本体
    を、衝立本体に納めたことを特徴とするディスプレイ装
    置。
  15. 【請求項15】 2枚の透明板間に回転板を介在して、
    透明板にそれぞれ固定側モアレを取り付けると共に、回
    転板の両面に可動側モアレを取り付け、一方の可動側モ
    アレと一方の固定側モアレとで模様に視覚的変化を生み
    出し、他方の可動側モアレと他方の固定側モアレとで模
    様に視覚的変化を生み出すようにしたことを特徴とする
    ディスプレイ装置。
JP25529393A 1993-09-20 1993-09-20 ディスプレイ装置 Pending JPH0792925A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001312236A (ja) * 2000-05-02 2001-11-09 Yazaki Corp 警報表示装置
JP2013140814A (ja) * 2008-06-30 2013-07-18 Fujitsu Ltd 照明装置
JP2016102910A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 凸版印刷株式会社 表示装置

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