JPH0792434B2 - 双安定共振空洞光素子の非線型屈折率係数を測定する方法 - Google Patents

双安定共振空洞光素子の非線型屈折率係数を測定する方法

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JPH0792434B2
JPH0792434B2 JP3177781A JP17778191A JPH0792434B2 JP H0792434 B2 JPH0792434 B2 JP H0792434B2 JP 3177781 A JP3177781 A JP 3177781A JP 17778191 A JP17778191 A JP 17778191A JP H0792434 B2 JPH0792434 B2 JP H0792434B2
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    • G02F3/00Optical logic elements; Optical bistable devices
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双安定光装置に関し、
とりわけ、かような装置における非線型屈折率係数を決
定する方法に係る。
【0002】
【従来の技術】双安定は良く知られた現象で、双安定メ
モリを製造するための磁気材料のヒステリシスは、これ
まで長い間利用されて来た。この現象は、入力変数の同
一値に対する、出力量の二つの値(それぞれ、材料の飽
和および緩和に対応する)の存在によつて特徴付けら
れ、そのいずれの出力値が達成されるかは入力の値が変
化させられる方向による。
【0003】最近になると、同一の現象が、非線型特性
を有する材料、つまり、その中で、固有のあるパラメ−
タ(屈折率および吸収係数など)が装置内部の光パワ−
に依存する材料で作られた光装置(干渉計)で観察され
てきた。より特定的には、光通信で注目されている殆ど
の材料において、非線型屈折率は、定数項と装置内の信
号のパワ−Iに依存する項との合計として、すなわち関
係; n=n0 + n2・1 (ここで、n0は線型屈折率(定数)、n2は所謂非線
型屈折率係数とする)で表現することが出来る。
【0004】電子システムより高速である光通信システ
ムにおける現在の関心は、デジタルメモリあるいは論理
素子、および、かようなシステムにおける電子部品を出
来る限り置き換えることの出来る回路を実施するに際し
で双安定性を利用する提案に向けられている。たとえば
光スイッチングおよび処理システムで使用される光メモ
リは、たとえば能動あるいは受動ファブリ・ペロ干渉計
空洞として、広く文献に記述されてきた。
【0005】これらの装置の一つの正確な使用のため
に、その双安定性の立場からの特徴付けが必要となる、
そして、より特定的には、非線型屈折率係数を決定しな
ければならない。装置がつくられる非線型材料の、かよ
うな係数を測定するための種々の方法が知られている。
最も単純な方法は、干渉計技術に基づいており、ミラン
およびウエバ−(D. Milam and M.J.Weber) による、ジ
ャ−ナル・オブ・アプライド・フイジックス(Journal o
f Applied Physics) Vol. 47, 1976,pp 2497 以下に掲
載された『時間解像干渉測定を使用した非線型屈折率係
数の測定:高圧素子レーザのための光学材料への応用』
(Measurement of nonlinear refractive index coeffic
ient using timeresolved interferometory : Applicat
ion to Optical materials for high-power neodymium
laser)と題する論文に記述されている。
【0006】この方法によれば、材料のサンプルが干渉
計の一つの枝に導入され、強度可変の光ビ−ムがサンプ
ルに、屈折率の変化を生じるように打ち込まれ、そし
て、かような屈折率の変化による干渉の縞模様のシフト
がn2を得るように測定される。可視性の最大および最
小の位置の正確な評価は、測定に存在するノイズを除去
するため実験デ−タの正確なデジタル処理を必要とす
る。
【0007】しかしながら、動作条件下の装置でn2を
直接に測定することは、より有意義なこととなろう、と
言うのは、ある材料の非線型屈折率係数は、線型屈折率
と同様に、装置に材料が組み込まれたとき変わることが
あるとされているからである。上記の方法は理論的に
は、材料に加えて装置の係数n2を測定するのに応用で
きるはずだが、かような測定は、現在試験中の装置(双
安定レ−ザ)の実際的応用における使用より複雑な実験
システムを必要とすることになる。
【0008】双安定半導体レ−ザを特徴付ける方法は、
既に本発明者によつて示唆(EP−A 0 343 610, 1989
年11月29日発行) されているが、そこでは非線型屈折率
係数が、動作条件下の装置で測定され、装置の実際的応
用(たとえば、信号再生および/または増幅システムに
対する)において使用されるのと同一の器具が測定に使
用される。その方法によれば、レ−ザ出力パワ−は、入
力パワ−の関数として、その出力パワ−のヒステリシス
・ル−プを決定するために、測定される;レ−ザの二つ
の安定状態間のスイッチング・ポイントは、測定された
パワ−の値を使つて同定される;また、かようなポイン
トに関連する出力および入力パワ−の値は記憶される;
さらに、そのレ−ザを製造するために使用された非線型
材料の非線型屈折率係数の値は、前記ポイントのうち少
なくとも一つに関連する出力および入力パワ−の値から
得られる。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、提
案された方法は、スイッチング・ポイントを同定する必
要性に依存した、いくらかの問題点を提起する;つま
り、実際上かようなポイントを含む遷移領域は、材料の
光学的挙動によるだけでなく、それによりヒステリシス
・ループが検出される部品の電気的特性によつても決定
されるものであること;また、これらの遷移は時間的に
寧ろ不安定で、それゆえ得られた値の繰り返しての平均
を計算しなければならないことである。その結果、スイ
ッチング・ポイント位置は、ある範囲内でのみ評価さ
れ、正確には評価され得ないのである。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの問題点を克服す
るために、スイッチング・ポイントの決定を要すること
なく、より安定であることが知られている、ヒステリシ
ス・ル−プの飽和および緩和領域を利用する方法が提案
された。この方法は、また受動および能動部品の両方の
非線型屈折率係数を決定するために適しており、さらに
線型屈折率の決定も可能とする。
【0011】本発明は、空洞内側の光信号の電磁界の位
相が出力パワ−の線型関数であるヒステリシス・ル−プ
の飽和および緩和領域が、同定され;前記領域の少なく
とも一つに関連する出力および入力パワ−(I2,I
3、I1)の値が記憶され;前記領域における位相の値
が記憶されたパワ−の値から得られ;前記領域において
位相を表している直線の角係数が決定され、かつ非線型
屈折率係数が、上記角係数、空洞の長さ、および励起信
号の波長から得られる方法を提供する。
【0012】
【実施例】図1において、2重線は、電気的接続、1重
線は、光信号経路を表し、1は、非線型光学特性を有す
る材料で作られた単純な受動または能動フアブリ・ペロ
空洞である試験される部品を示す。若し試験される部品
が、能動半導体部品であれば、高度に安定なバイアス電
流の発生器2に接続され、そのバイアス電流は部品(こ
こでは、レ−ザ)を刺激発光しきい値付近で動作させ、
装置1、2が増幅器として動作するようにする。
【0013】部品1は、空洞の共振波長の一つとは僅か
に異なる波長を有する光励起信号により、双安定動作条
件にもたらされる。より特定的には、若し非線型材料が
集焦材料(係数n2>0)であるなら、励起信号波長
は、考えられているピ−クのそれより僅かに大きいもの
でなかればならず;若しn2<0であるなら反対の条件
が適用される。この励起信号は、それぞれの高度に安定
なバイアス電流発生器4に接続されている半導体レ−ザ
3によつて発生される。図面を簡潔にするため、部品1
およびレ−ザ3の動作温度を安定化させるシステムは、
その機能が本発明には関連していないので省略した。
【0014】本発明においては、空洞1の非線型屈折率
係数の決定に際し、入力光強度の関数である空洞から出
てゆく出力光強度によつて表現されたヒステリシス・ル
−プを利用する。
【0015】空洞出力光強度は、若し試験される部品が
能動部品であれば、透過強度、受動部品の場合は、反射
強度であることが有利で;実際に後者の場合、空洞1を
定める鏡の反射性および/または物質吸収が、透過信号
を表現上減衰させ得るのである。しかしヒステリシス・
ル−プは、部品を完全に特徴付けるために、上述のEP
−A 0 343 610 に記載された方法も活用して、透過お
よび反射の両方において決定することが出来る。図1
は、両方のヒステリシス・ル−プの同時検出を可能とす
る装置を、その最も一般的な形で示している。
【0016】その検出のため、レ−ザ3で発生したビ−
ムは、アイソレ−タ5を経て、振幅変調された搬送波、
より特定的に言えば正弦波信号によつて変調された搬送
波により駆動されている音響光学装置6に送られる。ア
イソレ−タ5は、測定を妨害することのある背面反射を
防止するためのものである。7は、変調された搬送波を
発生する手段全体を表している。音響光学装置6から出
てゆく正弦波的に変化する強度を有するビ−ム(たとえ
ば、一次ブラグ回折を示すビ−ム)は、ビ−ム・スプリ
ッタ8により、透過部分ビ−ムおよび反射部分ビ−ムに
分割される。この透過部分ビ−ムは、試験される部品1
に当てられ、その入力面から部分的に反射され、若しこ
れが能動部品で可能であれば、部品により光学的に増幅
された後、部分的に透過する。
【0017】部品1により透過させられた部分ビ−ム
は、その出力が、増幅器10を経て、x−yモ−ドで動
作するメモリ・オッシロスコ−プ11のy入力に接続さ
れている光検出器9に集められる。部品1により反射さ
せられた部分ビ−ムは、ミラ−8に集められ、その出力
が、増幅器13を経て、同じくx−yモ−ドで動作する
第二のメモリ・オッシロスコ−プ14のy入力に接続さ
れている光検出器12に送られる。
【0018】ビ−ム・スプリッタ8により反射された部
分ビ−ムは、その出力が、増幅器16を経て、オッシロ
スコ−プ11、14のx入力に接続されているもう一つ
の光検出器15に送られる。簡単のため、光ビ−ムを平
行にしたり、集焦する種々の光学システムは、本発明を
構成する部分でないので示していない。
【0019】オッシロスコ−プ11は、光検出器15か
らの信号の振幅(部品1に打ち込まれたビ−ムの強度I
1に比例する)の関数である光検出器9からの信号の振
幅(部品1により透過させられたビ−ムの強度I2に比
例する)を格納する。同様に、オッシロスコ−プ14
は、強度I1の関数である光検出器12からの信号の振
幅(部品1により反射させられたビ−ムの強度I3に比
例する)を格納する。部品1のヒステリシス・ル−プ
は、このようにして作られる。オッシロスコ−プ11、
14に接続されているデ−タ処理装置17は、ヒステリ
シス・ル−プの飽和および緩和領域を同定し、かような
領域における透過および/または反射値を得、そしてか
ような値および増幅あるいは減衰率ならびに、別に決定
され、あるいは先験的に知得して、その中に格納されて
いる精細度パラメ−タ(ファブリ・ペロ空洞ミラ−反射
率に依存する)および干渉計空洞長さの値により非線型
屈折率係数および線型屈折率を計算する。
【0020】明らかに、若し二つのヒステリシス・ル−
プの内一つが使用され、あるいは二つのヒステリシス・
ル−プが異なる瞬間に決定されるならば、入力yで検出
器9あるいは検出器12からの出た信号を受けた単一の
メモリ・オッシロスコ−プで充分である。
【0021】本発明方法が基づいている理論的原理を、
以下に図2〜4のグラフを参照しながら、より詳しく説
明する。
【0022】図2は、透過度T対I2およびI2のヒス
テリシス・ル−プ対I1を示す。直線は、Tが比I2/
I1で表されたときのTを表し、曲線は、Tが屈折率n
=n0+n2.I2を有する物質で充たされた非線型フ
ァブリ・ペロ空洞のパラメ−タにリンクした関数; を表す、ここで、φは、空洞内部の電磁界の位相であ
り; φ=(2π/λ1)・n0・L+(2π/λ1)・n2・L・I2 (2) により与えられる。
【0023】関係(1)、(2)は、単純平面波伝搬と
仮定したとき小さな光信号近似(即ち、物質の型によつ
て、また装置が能動あるいは受動であるかによつて異な
るメカニズムおよびしきい値をもつて生じる非線型効果
の飽和から程遠いレベルにおいて)につき真である。上
記関係において、I2、I1、n0、n2は、既述の意
味を有し;λ1は、レ−ザ3の波長;Aは、共振条件下
の部品1の透過フアクタ;Fは、空洞の精細度パラメ−
タである。関係(1)を表す曲線の第1のピ−ク(I2
=0に最も近いもの)だけが考えられた。このピ−クを
利用出来る動作条件は、部品1とレ−ザ3との間の波長
差の適当な選択により、より特定的には、部品1のλ1
に最も近い共振波長を使用することにより容易に得られ
る。
【0024】図3は、反射性R対I2およびI3のヒス
テリシス・ル−プ対I1を示す。直線は、Rが比I3/
I1で表されたときのRを表し、曲線は、Rがファブリ
・ペロ空洞のパラメ−タにリンクした関数; を表す、この関係で、A、Fおよびφは、前記の意味を
有し、Bは、反射ヒステリシス・ル−プの効率フアク
タ、B=(rG2 −1)/G.(1−r)、ここにG
は、空洞のシングル・パスゲイン、rは、同一空洞のミ
ラ−の反射率である。関係(3)は、関係(2)と同一
条件の下で真である。
【0025】図2において、プライムを付けて示した点
に対応する点は、図3においてはダブルプライムを付け
て示した。
【0026】透過における測定を先ず考えてみる。直線
T=I2/I1は、装置の入力信号で変化する角係数1
/I1を有している。簡単のため振幅変調の二つの連続
的最小値の間を含む入力信号の部分を考えると、I1の
ある値に対して対応する直線T=I2/I1は、安定あ
るいは不安定点でありうる1或いはそれ以上の点で曲線
を横切る。より特定的には、I1が最小の時(最大角係
数)、交差点はユニ−ク(点A’)で;I1が増加して
ゆくと角係数は減少し、その値により直線と、点A’に
隣接した区間内だけではなく、曲線自体の最大値の付近
でも交差する。I1のある値I1+ に対し、直線は、P
1’で曲線の接線となり、B’で交差点を有する;当業
者に良く知られているように、A’とP1’との間の点
は安定点で、それ以外の取り得る点は不安定点である。
I1におけるそれ以上の増大、つまり直線の角係数のそ
れ以上の減少、は、P1’からB’への(P1’が第1
のスィッチング・ポイントを表すように)スィッチング
を生じ、そこで交差点が、B’に始まる曲線の区間に沿
つて、I1の最大に対応する点C’に着くまで動く。
B’と C’の間の点もまた安定点である。区間B’〜
C’は、所謂飽和領域に属する。次いで、I1が減少す
ると、直線と曲線との交差点が、飽和領域を定める区間
C’〜P2’内に来る。点P2’(I1の値I1-
対応する)での状況は、 P1’における状況と類似し
ている;直線は、曲線の接線となり、それに加えて点
D’に交差点が出来、I1のそれ以上の減少がスィッチ
ングを生じ、直線が、区間D’〜A’に沿つて動きル−
プを閉じるようになる。区間A’〜P1’は、飽和領域
と同様な特性を有する緩和領域を形成する。そこでヒス
テリシス・ル−プは、A’〜P1’〜B’〜C’〜P
2’〜D’〜A’の軌道で、決定される。
【0027】n2の値は、区間A’〜P1’およびC’
〜P2’におけるI2とI1の値により定まる。実際か
ような区間では、次の関係があきらかに真である: arcsin√(1/F).(T-1−1/A)= (2π/λ1)・n0・L+(2π/λ1)・n2・L・I2 (4) ここで、第1項は、φに関して関係(1)を解くことに
より得た、Tの関数であるφの値を表し、第2項は、方
程式(2)によるφ(I2)の線型挙動を開示してい
る。したがつて、関係(4)の第1項における関数は、
n2に比例した角係数を有する直線により代表される。
【0028】かように、本発明を実施するため、出力パ
ワ−のヒステリシス・ル−プを定める種々の値の対(I
2、I1)が、メモリ・オッシロスコ−プ 11(図
1)により決定され、区間C’〜P2’(あるいはA’
〜P1’)に関連した対が格納される;λ、L、F、A
は既知であるか、独立に(それぞれレ−ザ3でのスペク
トル測定、ファブリ・ペロ空洞のスペクトル分布の測
定、およびEP−A−0 343 610 で開示された方法によ
り)決定される。そこで、処理装置17は、考慮された
区間における関係(4)の第1項における関数に近似し
た直線を作り、一旦2πL/λ1で除算されるとn2を
与える、かような直線の角係数を得ることが出来る。装
置で測定され、飽和領域(I2〜Imax)に関連する
I2、I1の値から得られた位相φの値は、図4のグラ
フでI2に対してプロットされるが、ここでも明解のた
めI2対I1のヒステリシス・ル−プがプロットされ
る。線型の位相挙動が明確に示される。
【0029】それから直線が作られたデ−タを外挿する
ことにより、処理装置17はまた、I2=0に対応する
位相φの値φ0をも決定出来る;関係(2)を考慮に入
れると、かような値は(2π/λ1).n0.Lであ
り、線型屈折率n0は、そこから直ちに得られる。
【0030】受動部品の場合に都合が良いように、透過
度の代わりに反射度が考慮されても、動作は完全に類似
である。関係(3)からφを得て、I3=I1+BI2
を考慮に入れると、次の関係が得られる: arcsin√(1/F)・〔B/(R−1)−1/A〕= (2π/λ1)・n0・L+(2π/λ1・B)・n2・L・(I3−I1) (5) また、関係(5)の第1項に近似する直線の角係数は、
I3およびI1の値を使って前のようにして得られる。
反射度から得た位相およびヒステリシス・ル−プのグラ
フは基本的に図4に示したものと同一である。
【0031】勿論、飽和或いは緩和領域のいずれかに関
連するI2(あるいはI3)およびI1の値を格納する
ためには充分である;有利には、それが、ヒステリシス
・ル−プの原点を評価するに際してのシステム的偏差の
影響を低減するのでI2あるいはI3の値が、より高い
飽和領域が考慮される。
【0032】これに加えて、EP−A−0 343 610 で開
示されたように、透過および反射ヒステリシス・ル−プ
の遷移領域に近似する直線の角係数を決定することによ
り、n2の値に加えてF、G、Aの値が得られ、部品が
完全に特徴付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本方法を実施するために使われる装置の略図
である。
【図2】 部品の透過率対部品の出力ビ−ム強度のグラ
フおよび透過のヒステリシス・ル−プである。
【図3】 部品の反射率対部品の出力ビ−ム強度のグラ
フおよび反射のヒステリシス・ル−プである。
【図4】 位相対透過パワ−のグラフである。
【符号の説明】
1・・・ファブリ・ペロ空洞 2、4・・・高度に安定なバイアス電流の発生器 3・・・半導体レ−ザ 5・・・アイソレ−タ 6・・・音響光学装置 7・・・変調された搬送波を発生する手段 8・・・ビ−ム・スプリッタ/ミラ− 9、12、15・・・光検出器 10、13、16・・・増幅器 11、14・・・メモリ・オッシロスコ−プ 17・・・デ−タ処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レナート・カポニー イタリー国 トリノ、ヴイア・ピガフエツ タ 6 (56)参考文献 特開 昭63−98547(JP,A) ELECTRONICS LETTER S,Vol.26,No.18(1990.8. 30)P.1513−1514 IEEE Conf.Publ.(In st.Electr.Eng.)No. 292,Pt.1(1988)P.388−391 100C’89 Conference,K obe,Japan(1989.7.18− 21),Tech.Digest,3,pa per 20B1−23,P.84−85

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線型光特性を有する材料から作られ、
    変化する強度の光励起信号(I1)により双安定動作条
    件にもたらされた共振空洞(1)の非線型屈折率係数を
    測定する方法であつて、空洞(1)の出力パワ−(I
    2,I3)が、前記出力パワ−(I2,I3)のヒステ
    リシス・ル−プを決定するために、入力パワ−(I1)
    の関数で測定されるものにおいて:かようなヒステリシ
    ス・ル−プの飽和および緩和領域が、空洞内側の光信号
    の電磁界の位相が出力パワ−(I2,I3)の線型関数
    であるところで同定され;前記領域の少なくとも一つに
    関連する出力および入力パワ−(I2,I3、I1)の
    値が格納され;前記領域における位相の値(φ)が、出
    力および入力パワ−(I2,I3、I1)の前記の値か
    ら計算され;その領域において位相(φ)を表している
    直線の角係数が決定され、かつ非線型屈折率係数(n
    2)が、前記角係数、空洞の長さ(L)および励起信号
    の波長(λ1)から得られることを特徴とする双安定共
    振空洞光素子の非線型屈折率係数を測定する方法。
  2. 【請求項2】 前記空洞(1)が能動空洞、前記出力パ
    ワ−が透過したパワ−(I2)であつて、位相の値
    (φ)が、透過した出力パワ−(I2)と入力パワ−
    (I1)との比として表現される成分透過性から誘導さ
    れることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記空洞(1)が受動空洞、前記出力パ
    ワ−が反射したパワ−(I3)であつて、位相の値
    (φ)が、反射した出力パワ−(I3)と入力パワ−
    (I1)との比として表現される成分反射性から誘導さ
    れ、かつ非線型屈折率係数(n2)が、前記角係数、空
    洞の長さ(L)および励起信号の波長(λ1)、ならび
    に式: B=(rG2 −1/G・(1−r)(ここで、
    Gは、空洞のシングルパス・ゲイン、rは、同一の空洞
    のミラ−の反射性とする)によつて与えられる反射ヒス
    テリシス・ル−プの効率フアクタ(B)から得られるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 飽和領域に関連する出力パワ−(I2、
    I3)および入力パワ−(I1)の値が格納されること
    を特徴とする請求項1、2 または3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 透過および/または反射のヒステリシス
    ・ル−プの遷移領域に近似する直線の角係数が、出力お
    よび入力パワ−(I2,I3、I1)の値から決定さ
    れ、かつ空洞(1)の透過フアクタ(A)および精細度
    パラメ−タ(F)、ならびにシングルパス・ゲイン
    (G)が、かような角係数から誘導されることを特徴と
    する請求項1、2、3または4に記載の方法。
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