JPH078881A - 缶の内側継目に帯状保護層を付与する方法及び装置 - Google Patents

缶の内側継目に帯状保護層を付与する方法及び装置

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JPH078881A
JPH078881A JP9507094A JP9507094A JPH078881A JP H078881 A JPH078881 A JP H078881A JP 9507094 A JP9507094 A JP 9507094A JP 9507094 A JP9507094 A JP 9507094A JP H078881 A JPH078881 A JP H078881A
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JP
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hot melt
paint
nozzle orifice
gun
weld seam
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JP9507094A
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English (en)
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Mark Novotny
マーク,ノヴォトニィ
Paul A Armbruster
エー. アームブラスター ポール
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Nordson Corp
Original Assignee
Nordson Corp
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Publication date
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Publication of JPH078881A publication Critical patent/JPH078881A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/06Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00 specially designed for treating the inside of hollow bodies
    • B05B13/0618Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00 specially designed for treating the inside of hollow bodies only a part of the inside of the hollow bodies being treated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B9/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour
    • B05B9/002Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour incorporating means for heating or cooling, e.g. the material to be sprayed

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶体の長手方向溶接継目領域上ににおいて保
護コーティングを簡易に行う方法及び装置を提供する。 【構成】 ホットメルト発射銃(22)を缶体(10)
の内部に位置させ、ノズルオリフィス(76)を缶体の
溶接継目領域に近づけて配置させる。ノズルオリフィス
から塗料を液体状態で分配して該溶接継目領域に塗布す
る。該溶接継目上において塗布された塗料を、その材料
の塗布温度より低い硬化温度まで冷却させることによ
り、該溶接継目上の塗料の硬化が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶の内側継目に保護塗層
を付与することに関し、さらに詳細にはスリーピース金
属缶の内側の重ね合わせて溶接、または突き合わせ溶接
された継目に高温溶融材料(ホットメルト)の帯を付与
する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする問題点】スリ
ーピース金属缶の製造方法は、金属シートから円筒形缶
体を成形し、そして次にその缶体の対向する両端に蓋を
取りつける工程を含む。円筒形缶体を成形するために
は、金属シートすなわち素材がスタッブホーン(stubho
rn) と呼ばれている溶接アームのまわりに巻つけられ
る。この金属シートの両エッジが重ね合わされるかまた
は突き合わされ、そして相互に溶接、ハンダ接合または
セメント接着によって結合される。このあと、缶内容物
を金属汚染から保護するために缶内側の継目を保護コー
ティングで被覆する。この保護層が連続していることが
非常に重要である。なぜならば、この保護塗層にピンホ
ールやクラックあるいは欠損が存在していると、ほとん
どの用途に対してその缶の使用が不適当になってしまう
からである。継目を保護コーティングで被覆した後、そ
の塗料を硬化等養生させるため缶は加熱される。この硬
化工程は缶継目の領域に限定されて行われる。したがっ
て、缶の内側に付与された塗料は、継目領域外に存在す
るものは硬化されないことになる。
【0003】本発明は主として溶接缶継目の内面に連続
した保護コーティングを付与することに関する。溶接さ
れた継目はハンダづけ継目に比較してより脆くかつその
表面がより不規則になりがちである。したがって、一般
的にハンダづけ継目の場合よりも厚い保護層が必要とな
る。
【0004】保護材料の厚い塗層は各種の方法で、たと
えば、ローラーコーティング、粉末コーティング、ラッ
カー塗料のエアレススプレーなどの方法で行うことがで
きる。これらの方法はいずれも様々な理由から不満足な
ものである。第1のローラーコーティングの方法は一般
に費用がかかる。これはその塗布装置に慎重かつ時間の
かかるメインテナンスが要求されるからである。第2の
粉末コーティングの方法は高品質で厚い保護材料層を付
与することができるが、粉末材料自体に付加的コストが
必要になると共にコーティングされた缶を硬化炉に通し
てその粉末塗料を硬化させる必要があるため費用が高く
つく。硬化炉の使用は製造コストを上昇させる。なぜな
らば、硬化を完全に行うための付加的時間が必要であ
り、また、エネルギーの使用の増大、設備投資及び付加
的な工場敷地の使用などに関連する出費が伴うからであ
る。第3の液体ラッカー塗料を無空気スプレーする方法
は、ブーン(Boone)の米国特許第4337281号明
細書に開示されているように、缶体の溶接継目の上に保
護塗料の厚い帯状層を空気なしでスプレー塗布すること
ができる。ブーンの装置は、缶体の溶接継目の上に、制
御された幅と厚さを有する厚い保護塗層をほとんど塗料
の跳ね返りなしに空気なしでスプレーすることができ
る。この従来技術のエアレススプレー法は継目領域に保
護コーティングを付与するために有効なもであったが、
しかしいくつかの重要な問題に遭遇している。第一に、
上記ブーンの特許明細書に記載されているように、その
保護塗料は硬化工程時に危険な放出物を発散する溶剤を
含むラッカー塗料である。溶剤の放出を伴う材料の使用
は厳しく規制されている。したがって、高価な方法と装
置を使用して注意深く放出物を監視し抑制しなければな
らない。粉末コーティングの場合と同様に、ラッカー塗
層を硬化するための工程は相当な工場敷地を必要とす
る。さらに硬化装置およびその装置を運転するための大
きなエネルギー需要などがすべてこのエアレススプレー
法にかかる費用を増大させる。
【0005】したがって、本発明の目的は上記した従来
技術のシステムの有する問題および制限を回避した缶体
の長手方向溶接継目領域の上にホットメルト塗料の帯を
付与する方法と装置を提供することである。
【0006】本発明の更なる目的はその塗料が液体状態
である塗布温度で缶体の長手方向溶接継目領域の上にホ
ットメルト塗料の帯を付与する方法と装置を提供するこ
とである。
【0007】本発明の更なる目的はそのホットメルト塗
料の硬化が、その塗料の塗布温度以下の硬化温度まで該
ホットメルト塗料を冷却することによってなされること
を特徴とする缶体の長手方向溶接継目領域の上にホット
メルト塗料の帯を付与する方法及び装置を提供すること
である。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、缶体
の長手方向溶接継目領域上にホットメルト塗料の帯を付
与するための方法が提供される。この方法は以下の工程
から成る。すなわち、該長手方向溶接継目領域を有する
一連の缶体を缶成形ラインに沿ってホットメルト発射銃
のノズルオリフィスを通過するように移動させる。該ホ
ットメルト発射銃を缶体の内部に位置させてノズルオリ
フィスを該溶接継目領域に近接した位置に配置する。ホ
ットメルト塗料を、それがノズルオリフィスから分配さ
れている間該ホットメルト塗料を液体に保持するために
十分な第1の温度以上の温度で、ホットメルト発射銃に
供給する。該ノズルオリフィスから液体としてホットメ
ルト塗料を分配して該溶接継目領域にそのホットメルト
塗料を塗布する。最後に、該一連の缶体を該ノズルオリ
フィスから遠ざかる方向に移動させ、溶接継目領域に塗
布されたホットメルト塗料を該ホットメルト塗料を硬化
させる第2の温度以下まで冷却する。
【0009】本発明によれば、上記の方法はさらに、缶
成形ラインに沿って移動する缶体に同期して該ノズルオ
リフィスから該塗料を間欠的に分配する工程を包含す
る。ホットメルト塗料はホットメルト発射銃に約325
乃至400°Fの第1の温度でかつ約500乃至700
psiの一定圧力で供給される。好ましくは、ホットメ
ルト塗料はポリアミド、ポリエチレン、ポリエステルか
らなる群の熱可塑性材料から選択される。
【0010】さらに、本発明によれば、缶体の長手方向
溶接継目領域上にホットメルト塗料の帯を付与するため
の装置が提供される。この装置は、ホットメルト塗料の
供給源、複数の缶体を1つの缶成形ラインの1つの溶接
アームに沿って下流側に移動させる手段、および該溶接
アームの一端に取りつけれそしてホットメルト塗料の供
給源と接続されているスプレーガンを包含する。このス
プレーガンは溶接継目領域に付与するためノズルオリフ
ィスから液体としてホットメルト塗料を分配する。ホッ
トメルト塗料はポリアミド、ポリエチレン、ポリエステ
ルからなる群から選択された熱可塑性材料である。さら
に本装置には、溶接継目領域に付与されたホットメルト
塗料を冷却して該ホットメルト塗料を硬化させるため複
数の缶体をノズルオリフィスから遠ざかる方向に移動さ
せる手段が設けられる。本発明のその他の目的および利
点は添付図面を参照した以下の記載から明らかとなろ
う。
【0011】
【実施例】図1には円筒形缶体10を製造する際に使用
される缶製造ライン8が図式的に示されている。この製
造ライン8はスタッブホーン(stubhorn)と呼ばれる溶接
アーム11を包含している。この溶接アーム11はその
まわりに缶体10が形成されるマンドレルとして機能
し、複数の缶体がこの溶接アーム11上を下流側に向か
って移動されながら缶体10が形成される。すなわち、
缶体10はチェーンコンベア(図示なし)のラグ(図示
なし)によってマガジン13から溶接アーム11上を長
手方向に移動される金属素材12から形成される。コン
ベアのラグは金属素材12の後端と係合し、その金属素
材を溶接アーム11に沿って押して移動させ、この移動
中に素材が缶体10へ成形されるのである。缶体10が
円筒形状に成形されてしまうと、缶体は溶接アーム11
から次の加工工程へ移行される。溶接アーム11上の缶
体の移動最終段階において、各缶体を形成するシート状
金属素材12のエッジ14Aとエッジ14Bとがシーム
溶接ステーション16において重ね合わされる。シーム
溶接ステーション16は重ね合わされたエッジ14Aと
14Bを溶接するための溶接装置(図示なし)を有して
いる。本発明は必ずしもシーム溶接された缶のみに限定
されものではなく、他の手段たとえば接着剤やハンダで
接合された缶に対しても正しく機能するものであるが、
本発明は溶接され缶の継目にかかわる問題を解決するこ
とを特に意図している。
【0012】溶接アーム11を退去する時に、缶体10
は内側継目加工ステーション18を通過する。このステ
ーションでは、図2および図3に示されているように、
缶体10の重ね合わされて溶接された継目領域21の上
にホットメルト保護材料の帯20が塗布される。このホ
ットメルト塗料は通常ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
エステル材料からなる群から選択される。選択される特
定材料は前記した従来技術の場合に必要とされる硬化炉
を使用することなく硬化可能なものでなければならな
い。
【0013】ホットメルト保護材料の帯20は重ね合わ
された継目領域21にホットメルト発射銃(スプレーガ
ン)22によって塗布される。このホットメルト発射銃
22は溶接アーム11の端部に固定されておりそしてそ
の位置は缶体10が溶接アーム11を退去する直前にこ
のホットメルト発射銃22のところを通過するように位
置ぎめされている。ホットメルト発射銃22は好ましく
は、たとえば米国オハイオ州のノードソンコーポレーシ
ョン(Nordson Corp.) によって製造されている循環流型
のものである。
【0014】ホットメルト発射銃22は溶接アーム11
の端面24に例えばブラケット26を使用して取りつけ
ることができる。循環流型ホットメルト発射銃22の場
合には、ホットメルト塗料は加熱タンクのようなホット
メルト材料源30からポンプのごとき加圧手段28によ
る圧力のもとで液体導入ライン32を通じてホットメル
ト発射銃22へ連続供給される。また、ホットメルト発
射銃22からポンプ28へあるいは加熱タンク30へ返
送ライン27を介して戻るホットメルト材料の連続戻り
流が存在する。この連続流の結果として、ホットメルト
塗料の温度は使用されていない時にでもホットメルト発
射銃22内で一定に保持することができる。ホットメル
ト塗料は室温で固体であるから、この材料は通常タンク
30内で液体状態にまで加熱され、そして加熱されたチ
ューブまたは管すなわち導入ライン32を通じて加熱さ
れたホットメルト発射銃22までポンプ送りされ。この
ホットメルト塗料は実質的に室温より高い温度で液体状
態で分配される。さらに、返送ライン27も未使用ホッ
トメルト塗料が液体状態で再循環されように加熱するこ
とができる。ホットメルト材料の温度を、噴射パターン
の一貫性すなわちコンシステンシーが維持されるよう比
較的一定に保持することも重要である。加熱タンク30
から加熱導入ライン32、加熱ホットメルト発射銃22
そして加熱返送ライン27に至る塗料の連続循環は、そ
の塗料の温度と粘度をほぼ一定に保持することを可能な
らしめる。
【0015】液体導入ライン32に連結されているポン
プ28はライン32を通って循環される液状塗料を50
0ポンド/平方インチ(psi)乃至700psiの高
圧に保持する。液体導入ライン32は好ましくはさらに
圧力調節器44を含む。これはポンプ28とホットメル
ト発射銃22との間に配置され、ライン32内およびホ
ットメルト発射銃22内の圧力をほぼ一定に保持する。
【0016】ホットメルト発射銃22内の流路40が、
塗料の出口端に存在しているホットメルトノズル42と
加圧導入ライン32の出口端とを連絡している。また、
ホットメルト発射銃22内の返送流路43が流路40と
返送ライン27とを連絡している。したがって、ホット
メルト塗料はそれがホットメルト発射銃22から分配さ
れていない時は常に循環する。
【0017】ホットメルト発射銃22は、通常のノズ
ル、たとえば図4に示したようなタイプのノズル48か
らのホットメルト塗料の分配を制御するための手段46
として機能する。すなわち、この分配制御手段46は空
気ライン52を通じてホットメルト発射銃22に供給さ
れる空気圧によって空気圧式に作動される流れ制御弁5
0を包含している。この弁は好ましくはバネによって閉
じた位置に付勢されている。ソレノイド制御される弁す
なわちソレノイド弁56を通じて約60psiの空気圧
が空気圧源54から空気ライン52を介して供給され
る。流れ制御弁50とソレノイド弁56の動作の仕方は
詳しくは後述する。
【0018】ソレノイド制御弁65を制御するための制
御手段57は溶接アーム11の端部に隣接している継目
加工ステーション18またはその近傍に配置された誘導
近接センサー60を含む。缶体10の存在または不在に
応答して、このセンサー60は信号をソレノイド制御回
路61に送る。なお、センサーとして誘導近接センサー
60を示したが、本発明の範囲内において他のタイプの
センサーを使用することもできる。たとえば、米国特許
第4337381号明細書3欄56乃至65行に記載さ
れているような電気ホトセル型の感知器を使用してもよ
い。
【0019】ソレノイド制御回路61はソレノイド制御
弁65を制御するための2つの動作モードを有してい
る。第1の動作モードにおいては、缶体10が継目加工
ステーションに入来し、近接センサー60を作動させて
いる時は常に流れ制御弁50が開いてノズル48からホ
ットメルト塗料を分配するようにソレノイド制御弁65
は加圧空気を空気ライン52に供給する位置をとる。第
2の動作モードにおいては、継目加工ステーション18
に缶体10が不在であることに応答して、ソレノイド制
御回路61はソレノイド制御弁65を加圧空気の空気ラ
インへ向かう流れを遮断する位置に置く。したがって、
流れ制御弁50は閉じ、ホットメルト塗料はノズル48
から分配されない。
【0020】ソレノイド弁56は通常の四方向スプール
弁65を含有することができる。この弁65は約60p
siの空気圧源54を空気ライン52へ連通させたり、
あるいはまた、大気への排気ライン52へ連通させたり
する。ソレノイド弁56の詳細およびその動作は米国特
許第4337281号明細書第3欄第66行から第4欄
第21行までに記載されている。典型的には、より低い
圧力、たとえば、20psiの空気圧がライン66を介
してスプール弁65の反対側に連続的に供給され、しか
して、ソレノイド電気回路がこわされた時に、スプール
弁65の高圧側が大気圧に接続されそして反対側が低
圧、たとえば、20psiに接続される。ソレノイド電
気回路61が再びソレノイド64を励起した時、ソレノ
イド弁65はスプール弁65の高圧側を60psiの空
気圧源54に接続し、そしてスプール弁65は低圧ライ
ン66によって与えられる抵抗に抗して直ちに低圧側に
動き、これにより高圧空気は空気ライン52に供給され
る。
【0021】ホットメルト発射銃22を通る流路40
は、アダプターまたは延長部70を包含し、これによっ
て流れ制御弁50の出口端がノズル48に連結されてい
る。この延長部70は通常のねじ結合(図示なし)とロ
ックナット72によって流れ制御弁50の出口端に取り
つけられる。延長部70内に存在する流路74が、通過
する缶体10に極めて接近した位置にノズル48を配置
することを可能にしている。
【0022】ノズル48は通常の手段たとえばロックス
リーブ(図示せず)によって延長部70の出口端に結合
されている。ノズル48は延長部70からノズル先端7
6へ至る流体通路を提供している。図4に示したよう
に、ノズル先端76は液状塗料がそれを通ってホットメ
ルト発射銃22から噴射分配されるオリフィス78を画
定している。ノズル先端76の詳細は米国特許第433
7281号明細書第4欄第44行乃至第5欄第15行に
記載されている。ノズル48の作動はノズル先端76の
形状ならびに作動条件すなわち塗料がホットメルト発射
銃22へ供給される時の作動温度、作動圧力によって影
響される。
【0023】典型的な作動状態においては、缶体10は
溶接アーム11上で1分間約550個の速度で成形され
る。この速度はメーカーごとに変わるが、直径3インチ
または直径3・3/16 インチで長さ4インチの標準サイ
ズの缶の製造の場合では、1ライン当り1分間約575
個が今日最も平均的な速度である。複数の缶体10が溶
接アーム上を移動している間にシーム溶接ステーション
16で素材金属シート12のエッジ14Aと14Bの重
ね合わせ又は突き合わせ溶接が行われる。シーム溶接ス
テーション16は溶接継目加工ステーション18より直
前の上流側に配置されている。溶接継目加工ステーショ
ン18では、溶接された継目領域21の上にホットメル
ト発射銃22のノズル76からホットメルト材料の帯2
2が付与される。
【0024】本発明の重要な点の1つはホットメルト材
料の硬化に関することである。すなわち、一連の缶体1
0がノズルオリフィス76から遠ざかる方向にコンベア
(図示なし)のごとき適当な搬送手段によって移動され
る時に、溶接継目領域21のそれぞれに塗布されたホッ
トメルト塗料がそのガラス転移温度以下まで冷却されて
硬化される。ホットメルト塗料のガラス転移温度とは溶
融塗料が硬化しはじめる温度である。典型的には、この
温度は約300°Fである。
【0025】ホットメルト材料のノズル76からの分配
は継目加工ステーション18を通過する溶接アーム上の
缶体10の移動に同期してオン/オフされる。このオン
/オフは缶体10を検知して信号をソレノイド制御回路
61へ送る誘導近接センサー60によって達成される。
すなわち、ソレノイド制御回路61が信号をソレノイド
64へ送ると、このソレノイドは弁65を作動させて空
気ライン54を空気圧源54に連通させる。これにより
圧縮空気が流れ制御弁50を開き、そしてホットメルト
材料は通路32、40、74を含むホットメルト発射銃
22、ノズル76、最後にノズルオリフィス78を通っ
て循環する。
【0026】ある所定時間経過後、近接センサー60に
よって事前に検知された缶体10が継目加工ステーショ
ン18を通る。この時に制御回路61がソレノイド64
への信号を止める。これによってスプール弁65が空気
ライン52と空気圧源54との連絡を遮断する。このあ
と制御回路61が次の缶体10の存在に対応して近接セ
ンサー60からの信号を受信する準備状態にリセットさ
れる。ソレノイド64が脱勢すると低空気圧、すなわ
ち、ライン66内の20psiの圧力がスプール弁65
のスプールを動かして空気ライン52を大気圧に連通さ
せる。この結果、ホットメルト発射銃22内の流れ制御
弁50が閉じられ、ただちにノズル76からのホットメ
ルト材料の流れを遮断する。この遮断状態は次の缶体1
0が継目加工ステーション18に入来するまで続く。
【0027】典型的な作動状態においては、ホットメル
ト材料は約350°Fの温度で継目領域21に塗布され
る。また、ホットメルト材料は缶体10の継目領域21
上に厚さが少なくとも0.5ミル、幅が約0.5インチ
の塗布層を付与するように、500psiの圧力かつ
0.02ガロン/分の流速でノズル76に供給される。
【0028】以上の説明から、本発明によって、缶体の
長手方向溶接継目領域上に所定の塗布温度のホットメル
ト塗料の帯を付与するための方法と装置が提供されたこ
とが明らかである。本発明によれば、溶接継目領域に付
与されたホットメルト塗料はそのあと該塗料をその材料
の所定塗布温度より低い硬化温度まで冷却することによ
って硬化される。
【0029】以上、本発明を特定の実施例に関して詳細
に説明したが、その記載の示すところに従って、当技術
分野に通常の知識を有する者は容易に種々の変更や多く
の変形実施例を実施することができるであろう。したが
って、それらの変更や変形実施例も特許請求の範囲に記
載された本発明の範囲に包含されるものであることを理
解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による缶体の内側溶接継目領域にホット
メルト塗料の帯を付与するための装置を含む缶体製造ラ
インの概略図である。
【図2】本発明による缶体の内側溶接継目領域にホット
メルト塗料を塗布するために使用されるホットメルト発
射銃の拡大側面図である。
【図3】缶体の内側溶接継目領域にホットメルト塗料を
付与するためその継目領域の近くに配置されたホットメ
ルト発射銃のノズルの概略図である。
【図4】本発明で使用されるノズル先端の好ましい実施
例の等角投影図である。
【符号の説明】
8 缶製造ライン 10 円筒形缶体 11 溶接アーム 12 金属素材 14A、14B 重ね合わせて溶接される金属素材シー
トのエッジ 16 シーム溶接ステーション 18 内側継目加工ステーション 20 ホットメルト材料の帯 21 溶接継目領域 22 ホットメルト発射銃 28 加圧手段(ポンプ) 30 ホットメルト材料源(タンク) 32 液体導入ライン 42 ホットメルトノズル 44 圧力調節器 46 分配制御手段 48 ノズル 50 流れ制御弁 52 空気ライン 54 空気圧源 56 ソレノイド弁 60 誘導近接センサー 61 ソレノイド制御回路 65 ソレノイド制御弁(四方向スプール弁) 70 延長部 72 ロクナット 76 ノズル先端 78 ノズルオリフィス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/22 R 8720−4D 7/24 301 S 8720−4D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶体の長手方向溶接継目領域上にホット
    メルト塗料の帯を付与するための方法において、 該長手方向溶接継目領域を有する一連の缶体を缶成形ラ
    インに沿ってホットメルト発射銃のノズルオリフィスを
    通過するように移動させ、 該ホットメルト発射銃を該缶体の内部に位置させて該ノ
    ズルオリフィスを該溶接継目領域に近接した位置に配置
    し、 ホットメルト塗料を、それがノズルオリフィスから分配
    されている間該ホットメルト塗料を液体状態として維持
    できる第1の温度以上の温度で、ホットメルト発射銃に
    供給し、 該ノズルオリフィスから液体としての該ホットメルト塗
    料を分配して該溶接継目領域にそのホットメルト塗料を
    付与し、 該一連の缶体を該ノズルオリフィスから遠ざかる方向に
    移動させ、該溶接継目領域に付与されたホットメルト塗
    料を該ホットメルト塗料を硬化させる第2の温度以下ま
    で冷却する各工程を包含することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 さらに該ホットメルト塗料をホットメル
    ト発射銃に約325乃至400°Fの第1の温度で供給
    する工程を包含する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 さらに該ホットメルト塗料をホットメル
    ト発射銃に約500乃至700psiの圧力で供給する
    工程を包含する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 該ホットメルト塗料を熱可塑性材料から
    選択する工程を包含する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 該第2の温度を約300°Fに選択する
    工程を包含する請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ホットメルト発射銃に供給されるホット
    メルト塗料の圧力をほぼ一定に維持する工程を包含する
    請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 缶成形ラインに沿って移動する缶体に同
    期して該ノズルオリフィスから該塗料を間欠的に分配す
    る工程を包含する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 缶体の長手方向溶接継目領域上にホット
    メルト塗料の帯を付与するための装置は下記の構成要素
    を包含する、 ホットメルト塗料の供給源、 複数の缶体を1つの缶成形ラインの1つの溶接アームに
    沿って下流側に移動させる手段、 該溶接アームの一端に取りつけれそして該ホットメルト
    塗料の供給源と接続されているスプレーガン、該スプレ
    ーガンは該溶接継目領域に付与するためノズルオリフィ
    スから液体として該ホットメルト塗料を分配する。
  9. 【請求項9】 該ホットメルト塗料が熱可塑性材料であ
    る請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 該溶接継目領域に付与されたホットメ
    ルト塗料を冷却して該ホットメルト塗料を硬化させるた
    め該缶体をノズルオリフィスから遠ざかる方向に移動さ
    せる手段を包含する請求項8記載の装置。
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