JPH0779993A - 非対称形状に変化する電極を備えたカテーテル - Google Patents

非対称形状に変化する電極を備えたカテーテル

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JPH0779993A
JPH0779993A JP5206748A JP20674893A JPH0779993A JP H0779993 A JPH0779993 A JP H0779993A JP 5206748 A JP5206748 A JP 5206748A JP 20674893 A JP20674893 A JP 20674893A JP H0779993 A JPH0779993 A JP H0779993A
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steering
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catheter
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D Edwards Stewart
ディー. エドワーズ スチュワート
B Thompson Russell
ビー. トンプソン ラッセル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カテーテルの先端を容易に且つ正確に所望の
形状に屈曲できるカテーテルを提供する。 【構成】 電極アセンブリ16は、外部からの力に応答
して屈曲可能な主要支持ワイヤ78を有する。操縦レバ
ー34により外部からの力が時計方向に付与されると、
主要支持ワイヤ78は右方向に屈曲されて、非直線形状
をなす。操縦レバー34により外部からの力が反時計方
向に付与されると、主要支持ワイヤ78は左方向に屈曲
されて、上記とは異なる非直線形状をなす。これらの非
直線形状は、カムの複数の面が非対称であるか否か、お
よび主要支持ワイヤ78に連結された2つの操縦ワイヤ
56、58が非対称に連結されているか否かを変化させ
ることにより、様々に変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概してカテーテルに関
し、特に、身体の内部領域における操縦および操作を、
身体の外部から行うことのできるカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】今日の医療処置において、医師は、身体
の内部領域へアクセスするためにカテーテルを広く使用
している。医師が身体内でのカテーテルの動きを慎重且
つ正確に制御することが重要である。
【0003】カテーテルに対する慎重且つ正確な制御の
必要性は、心臓内の組織を切除する処置において、特に
重要である。電気生理学的治療と呼ばれるこのような処
置は、心臓のリズム障害を治療するために、ますます広
く用いられつつある。
【0004】これらの処置の間、医師はカテーテルを大
静脈または大動脈(典型的には、大腿動脈)を通して、
治療されるべき心臓の内部領域へカテーテルを進める。
次に医師は操縦機構を更に操作して、カテーテルの先端
に取り付けられた電極が、切除されるべき組織に直接接
するようにする。医師は、無線周波数エネルギーを電極
の先端に向けることにより、組織を切除する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特に心臓の切除は、切
除用の電極を切除位置に正確に位置づけて行う必要があ
り、そのためには、カテーテルの先端を正確な形状に屈
曲させることを要する。
【0006】本発明は、このような要請に答えるために
なされたものであり、カテーテルの先端を容易に且つ正
確に所望の形状に屈曲させるカテーテルを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカテーテル
は、互いに異なる第1および第2の方向に付与された外
部からの力に応答して屈曲可能な本体手段と、該本体手
段に該第1および第2の方向に外部からの力を付与する
ために、第1および第2の通路へ移動可能な操縦手段
と、を備え、該操縦手段が、該第1の通路への移動に応
答して、該本体手段を該第1の方向に屈曲させて第1の
所定の非直線形状にする、第1のアクチュエータ手段
と、該第2の通路への移動に応答して、該本体手段を該
第2の方向に屈曲させて該第1の所定の非直線形状とは
異なる第2の所定の非直線形状にする、第2のアクチュ
エータ手段とを含み、そのことにより、上記目的が達成
される。
【0008】また、好適な実施態様においては、前記本
体手段に連結された遠方側端部および前記操縦手段に連
結された基端部を有する案内管を更に含む。
【0009】また、好適な実施態様においては、前記本
体手段が、左面および右面を含む、フレキシブル性を有
するワイヤ部材を含み、前記操縦手段が、該ワイヤ部材
の左面および右面に各々連結された遠方側端部を有する
左側操縦ワイヤおよび右側操縦ワイヤを含み、前記第1
のアクチュエータ手段が、該左側操縦ワイヤを引張り状
態にすることにより、該ワイヤ部材を左方へ屈曲させて
前記第1の所定の非直線形状にし、前記第2のアクチュ
エータ手段が、該右側操縦ワイヤを引張り状態にするこ
とにより、該ワイヤ部材を右方へ屈曲させて前記第2の
所定の非直線形状にする。また、好適な実施態様におい
ては、前記左側操縦ワイヤおよび前記右側操縦ワイヤの
前記遠方側端部の連結点が、前記ワイヤ部材の前記左面
および前記右面において概して対称的である。
【0010】また、好適な実施態様においては、前記左
側操縦ワイヤおよび前記右側操縦ワイヤの前記遠方側端
部の連結点が、前記ワイヤ部材の前記左面および前記右
面において概して非対称的である。
【0011】また、好適な実施態様においては、前記操
縦手段が、前記左側操縦ワイヤおよび前記右側操縦ワイ
ヤの基端部が連結されるホイールと、該ホイールを左方
向および右方向へ回転させる手段と、を備え、前記第1
のアクチュエータ手段が、該ホイールの左方向への回転
に応答して、該左側操縦ワイヤを押圧し、且つ、引張
る、第1のカム面を、該ホイールの左面に含み、前記第
2のアクチュエータ手段が、該ホイールの右方向への回
転に応答して、該右側操縦ワイヤを押圧し、且つ、引張
る、該第1のカム面とは異なる第2のカム面を、該ホイ
ールの右面に含む。
【0012】また、好適な実施態様においては、前記第
1のカム面および前記第2のカム面が、互いに異なる半
径を有する曲線を含む面である。
【0013】また、好適な実施態様においては、前記第
1のカム面および前記第2のカム面の一方が、概して直
線形状であり、他方が概して非直線形状である。
【0014】また、好適な実施態様においては、前記本
体部が、互いに反対の端部を有し、且つ、外部からの力
に応答可能であるワイヤ部材を含み、該ワイヤ部材が、
その一端が他端よりも屈曲に対して抵抗力が強くなるよ
うにワイヤ部材の硬度を変化させる硬化手段を含む。
【0015】また、好適な実施態様においては、前記操
縦手段に連結された遠方側端部を有する案内管と、該操
縦手段を保持するために該案内管の基端部に連結された
ハンドリング手段と、を更に含む。
【0016】また、好適な実施態様においては、前記ハ
ンドリング手段が、前記案内管を把持し、且つ、該案内
管の軸回りの該ハンドリング手段の回転を、該案内管の
それ自体の軸回りの回転に変換する、摩擦係数を有する
スリーブ手段を含む。
【0017】ここで、本発明でいう右方向または左方向
とは、カテーテルの後端から前端側に向かう長手方向中
心線を基準として規定されるものであり、上記中心線の
右側を右方向といい、左側を左方向という。また、部材
についての右面、左面とは、上記部材の上記中心線と平
行な中心線を基準として規定されるものであり、その右
側の面を右面といい、左側の面を左面という。
【0018】
【作用】本発明は、使用者の選択により、2つの異なる
方向のいずれにも屈曲可能な遠方側端部を有するカテー
テルを提供する。遠方側端部は、いずれの方向に屈曲す
るかによって、所定の異なる形状をなす。
【0019】カムホイールのカム前面の左面とカム後面
の左面上のカム半径と、カムホイールのカム前面の右面
とカム後面の右面上のカム半径との関係、および、主要
支持ワイヤの左面に対する左側操縦ワイヤの連結点と、
主要支持ワイヤの右面に対する右側操縦ワイヤの連結点
との関係を変化させることによって、屈曲可能なワイヤ
は様々な形状の曲線を形成する。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施態様による操縦可能
なカテーテル10のアセンブリを示す。図示するよう
に、カテーテル10は、3つの主要部分またはアセンブ
リ、すなわち、ハンドルアセンブリ12、案内管アセン
ブリ14、および電極アセンブリ16を含む。
【0021】カテーテル10は、数多くの環境において
使用され得る。本明細書においては、カテーテル10
を、心臓の内部領域における電気生理学的治療に用いた
例について述べる。
【0022】このような目的にカテーテル10を用いる
場合、医師は、ハンドルアセンブリ12を把持すること
により、大静脈または大動脈(典型的には大腿動脈)を
通して、治療されるべき心臓の内部領域へ案内管アセン
ブリ14を進ませる。続いて、医師は、ハンドルアセン
ブリ12上の操縦機構18を更に操作することにより、
切除されるべき組織に電極アセンブリ16を直接接触さ
せる。医師は、無線周波数エネルギーを電極アセンブリ
16に向けることにより、電極アセンブリ16に接して
いる組織を切除する。
【0023】図2(A)および(B)に最もよく示すよ
うに、ハンドルアセンブリ12は、操縦機構18を覆う
ハウジング20を含む。操縦機構18は、ハウジング2
0内のねじ24により保持される回転カムホイール22
を含む。カムホイール22は、上部ワッシャ26と下部
ワッシャ28との間に挟まれて回転する。ロッキングナ
ット30とピン32は、外部操縦レバー34をカムホイ
ール22の上部に連結する。操縦レバー34は、Oリン
グ36上に保持されている。
【0024】使用者が操縦レバー34を操作することに
より、カムホイール22がハウジング20内においてね
じ24を中心に回転する。操縦レバー34が時計方向に
回転すると、カムホイール22は右方向に回転し、操縦
レバー34が反時計方向に回転すると、カムホイール2
2は左方向に回転する。操縦レバー34とハウジング2
0とが接しているために、ハウジング20内におけるカ
ムホイール22の左右方向への回転の範囲が制限され
る。
【0025】操縦機構18はまた、接着剤によりねじ2
4の頭に接着される外部ロッキングレバー38を含む。
ロッキングレバー38は、別のOリング36により保持
される。
【0026】ロッキングレバー38の操作により、ねじ
24が回転する。ロッキングレバー38が時計方向に回
転すると、ねじ24は増締めされて、カムホイール22
と下部ワッシャ28との間のシーティング力を増加させ
る。ロッキングレバー38が、時計方向に最大限度まで
回転されてハウジング20に接すると、ロッキングレバ
ー38は、操縦レバー34によるカムホイール22の回
転を禁止するシーティング力を付与する。ロッキングレ
バー38が反時計方向に回転すると、ねじ24は緩んで
シーティング力を減少させ、そのため、カムホイール2
2は自由に回転する。
【0027】カムホイール22は、カム前面40および
カム後面42を有する。カム前面40は、ハウジング2
0の、案内管アセンブリ14が取り付けられた前部方向
を向いている。カム前面40は、右面44および左面4
6を含む。
【0028】カム後面42は、ハウジング20の、同軸
ケーブル48が取り付けられた後部方向を向いている。
カム後面42は、右面50および左面52を含む。
【0029】カムホイール22はまた、カム後面42の
右面50と左面52との間において、ワイヤファスナ5
4を保持している。ワイヤファスナ54は、右側操縦ワ
イヤ56の基端部および左側操縦ワイヤ58の基端部を
保持しており、両基端部は、ワイヤファスナ54内部に
おいて半田づけされている。
【0030】操縦ワイヤ56および58は、ファスナ5
4の上記端部から前方に延出し、カムホイール22のカ
ム前面40およびカム後面42の各々の右面44、50
および左面46、52に沿って延びている。操縦ワイヤ
56および58は、引張りねじアセンブリ60の内部孔
を介して、ハウジング20の前部から出ている。
【0031】後に詳細に述べるように、操縦ワイヤ56
および58の遠方側端部は、電極アセンブリ16に連結
される。操縦ワイヤ56および58は、ワイヤファスナ
54から、案内管アセンブリ14を介して電極アセンブ
リ16まで延びている。
【0032】これもまた後に詳細に述べるように、ワイ
ヤファスナ54は、カム前面40およびカム後面42と
連動して、カムホイール22の回転運動を、電極アセン
ブリ16に連結された操縦ワイヤ56および58の水平
方向の引張り運動に変換する。
【0033】操縦レバー34を反時計方向に回転させる
ことにより、カムホイール22を左方向に回転させる
と、左側操縦ワイヤ58は、カム前面40の左面46と
カム後面42の左面52とに押圧される。カムホイール
22の上記左面46および52は、左側操縦ワイヤ58
に引張りを与えることにより、電極アセンブリ16を左
方向に屈曲させる、不連続且つ一定の引張り力を付与す
る。
【0034】また、操縦レバー34を時計方向に回転さ
せることにより、カムホイール22を右方向に回転させ
ると、右側操縦ワイヤ56は、カム前面40の右面44
とカム後面42の右面50とに押圧される。カムホイー
ル22の上記右面44および50は、右側操縦ワイヤ5
6に引張りを与えることにより、電極アセンブリ16を
右方向に屈曲させる、不連続且つ一定の引張り力を付与
する。
【0035】更に、引張りねじアセンブリ60を回転さ
せると、ワイヤファスナ54と操縦ワイヤ56および5
8の遠方側端部との間において、操縦ワイヤ56および
58の緩み量(例えば、引張り)が変化する。これによ
り、カムホイール22の回転に対する電極アセンブリ1
6の応答度が制御される。
【0036】ハンドルアセンブリ12の各部は、所望の
耐久性および用いられる滅菌工程に応じて、様々な材料
により構成され得る。
【0037】例えば、EtO滅菌が用いられる場合、ハ
ウジング20および下部ワッシャ28は、ポリカーボネ
ート材料により形成され得る。この場合、カムホイール
22、操縦レバー34、およびロッキングレバー38
は、デルリン材料により形成され得る。これらのプラス
チック材料は、耐久性に富み、EtO滅菌可能である。
このアセンブリにおいて、ロッキングナット30、ピン
32、およびねじ24は、好適には真鍮やステンレス鋼
などの金属材料により形成される。
【0038】図3に示すように、案内管アセンブリ14
は、ハンドルアセンブリ12に連結されたフレキシブル
性を有するシャフト62を含む。シャフト62は、内部
孔64を有する。操縦ワイヤ56および58は、内部孔
64中を挿通している。
【0039】シャフト62は、様々な方法で形成され得
る。図3に示す実施態様において、シャフト62は、長
いステンレス鋼を、内部孔64を有するコイル状に巻回
してフレキシブル性を有するばね様にすることにより構
成されている。プラスチック材料にて形成されたブレー
ドシース66がコイル状シャフト62を覆っている。
【0040】また図4に示す実施態様においては、シャ
フト62は、内部孔64を有し、且つ、スロット70を
有するステンレス鋼管により構成されている。スロット
70の列により、管の長さが決定される。スロット70
は、シャフト62の周面において270°と300°と
の間における角度にわたって形成されている。スロット
70はまた、互いに30°〜120°ずれている。
【0041】図4に示すスロット70付きシャフト62
は、案内管アセンブリ14の長さ方向に強度とフレキシ
ブル性を与える。スロット70付きシャフト62はま
た、図3に示すコイル状シャフト62よりも直接的に、
ハンドルアセンブリ12からの捩れ(トルク)を電極ア
センブリ16に伝達する。スロット付きシャフトの更な
る詳細は、1991年2月15日付のLundquistによる、"Torq
uable Catheter and Method"という名称の係属中の米国
特許出願第07/657,106号に記載されている。
【0042】図3に示すコイル状シャフト62の場合と
同様、シース66は、スロット70付きシャフト62を
覆っている。シース66は、ポリオレフィンなどのプラ
スチック材料により形成される。
【0043】ハンドルアセンブリ12は、管状ステム部
74を含み、案内管アセンブリ14の基端部はこの管状
ステム部74を通過して、引張りねじアセンブリ60に
連結される。コイル状シャフト62の基端部は、接着剤
によって引張りねじアセンブリ60に取り付けられる。
【0044】案内管アセンブリ14は、様々な長さで形
成され得る。図示した実施態様において、案内管アセン
ブリ14は、長さ約100cmである。
【0045】図1および図2(A)、(B)に示すよう
に、スリーブ76は、案内管アセンブリ14をハンドル
アセンブリ12に連結する。スリーブ76の一端は、接
着剤によってハンドルアセンブリ12のステム部74に
固着される。スリーブ76は、ハンドルアセンブリ12
のステム部74から案内管アセンブリ14のシース66
方向にテーパ状の内部孔を有し、それにより、スリーブ
76は、シース66回りに緊密に係合される。スリーブ
76の外部もまたテーパ状であり、ハンドルアセンブリ
12のハウジング20の前部よりも約4インチ〜5イン
チ延出している。
【0046】スリーブ76は、クレイトンG2703の
ような高い摩擦係数を有する材料により形成される。ス
リーブ76は、使用者がカテーテル10を操作すること
を助ける、把持用表面を有する。スリーブ76はまた、
スロット付き管と共に用いられると、ハンドルアセンブ
リ12から案内管アセンブリ14を介して電極アセンブ
リ16までのトルクの伝達を大幅に向上する。
【0047】電極アセンブリ16は、左面78Lおよび
右面78Rを有する、屈曲可能な主要支持ワイヤ78を
含む。図示する実施態様において、主要支持ワイヤ78
は、幅約0.035インチおよび厚み約0.005イン
チの細長い形状を有するステンレス鋼製平坦ワイヤスト
ックから形成されている。主要支持ワイヤ78は、全長
約3インチである。
【0048】主要支持ワイヤ78の両端部は、階段状に
なった肩部80および82を形成するために切り取られ
ている。図示した実施態様において、肩部80および8
2は、幅約0.024インチであり、且つ、主要支持ワ
イヤ78の中心線に沿って整合している。各肩部80お
よび82は、長さ約0.12インチである。
【0049】図3に示すように、一方の肩部80は、フ
レキシブル性を有するシャフト62の遠方側端部に嵌着
し、それにより、電極アセンブリ16を案内管アセンブ
リ14に連結する。主要支持ワイヤ78が適切な方向を
向いているとき、主要支持ワイヤ78の左面78Lおよ
び右面78Rは、カムホイール22の回転軸に概して平
行な平面上にある。言い換えれば、使用者がハンドルア
センブリ12を水平面上に保持するとき、主要支持ワイ
ヤ78の左面78Lおよび右面78Rは垂直面上にあ
る。
【0050】左側操縦ワイヤ58の遠方側端部は、主要
支持ワイヤ78の左面78Lに半田づけされている。左
側操縦ワイヤ58は、カムホイール22の左方向への回
転により引張られたとき、主要支持ワイヤ78を左側に
屈曲させる。
【0051】また、右側操縦ワイヤ56の遠方側端部
は、主要支持ワイヤ78の右面78Rに半田づけされて
いる。右側操縦ワイヤ56は、カムホイール22の右方
向への回転により引張られたとき、主要支持ワイヤ78
を右側に屈曲させる。
【0052】図示した実施態様において、主要支持ワイ
ヤ78の剛さは均一ではなく、長さ方向に変化する。最
も剛さが高い部分は、基端部領域であり、そこにおい
て、主要支持ワイヤ78はシャフト62に連結される。
最も剛さが低い部分は、肩部82の先端部88である。
主要支持ワイヤ78の剛さを、基端部と遠方側端部の先
端部88との間において変化させることにより、電極ア
センブリ16の基端部(案内管アセンブリ14との連結
部)は、屈曲および湾曲に対して抵抗する。操縦ワイヤ
56および58により発生する屈曲力は、主要支持ワイ
ヤ78の遠方側端部に向けられている。主要支持ワイヤ
78の剛さが位置的に変化することにより、屈曲力が、
電極アセンブリ16の遠方側端部の先端部88に集中す
る。
【0053】主要支持ワイヤ78の剛さを、その長さ方
向に沿って変化させる方法は様々ある。図示しない一つ
の方法は、主要支持ワイヤ78の製造時に、その厚みを
変化させることである。これにより、主要支持ワイヤ7
8は、使用時に、シャフト62内に嵌合する肩部80に
おいて最も厚い(すなわち、最も剛さが高い)。
【0054】図5に示す好適な実施態様において、強め
ばねアセンブリ90は、シャフト62の遠方側端部近傍
の中央支持部を強める。強めばねアセンブリ90は、主
要支持ワイヤ78を挟む2枚の板ばね92を含む。各板
ばね92は、幅約0.039インチおよび厚み約0.0
029インチのステンレス鋼製平坦ワイヤストックによ
り形成されている。
【0055】強めばねアセンブリ90は、所望の剛さお
よび変化量を付与する。図示した実施態様において、強
めばねアセンブリ90は、主要支持ワイヤ78の、肩部
80の内側端部から約0.030インチ〜0.050イ
ンチの位置から、約1.5インチの部分を強める。
【0056】図示した実施態様において、板ばね92
は、スポット溶接部94により主要支持ワイヤ78に固
定される。図示した3つのスポット溶接部94は、強め
ばねアセンブリ90の基端部近傍に集中している。ここ
において、スポット溶接部94は互いに等間隔に設けら
れ、最も遠方のスポット溶接部94は、強めばねアセン
ブリ90の基端部から約0.10インチの位置にある。
【0057】図示した実施態様において、電極アセンブ
リ16の遠方側端部は、切除用先端電極96および3つ
のリング電極98を含む。先端電極96および3つのリ
ング電極98には、内部導電性ワイヤ100が連結され
ている。導電性ワイヤ100は、シャフト62の内部孔
を介して、主要支持ワイヤ78に沿って延び、ハンドル
アセンブリ12のハウジング20を通過して、ハウジン
グ20の後部から延出する同軸ケーブル48に接続され
ている。
【0058】同軸ケーブル48の端部には、プラグ10
2が取り付けられている。プラグ102には、適切な従
来のカテーテル制御装置(図示せず)が連結されてい
る。導電性ワイヤ100は、心臓内の電気作用を指示す
るリング電極98から電流を伝える。導電性ワイヤ10
0はまた、先端電極96に無線周波数エネルギーを伝達
することにより、心臓内の切除工程を実行する。
【0059】電極アセンブリ16と案内管アセンブリ1
4との連結を保証する方法は、様々ある。図示した実施
態様においては、この目的のために強化スリーブアセン
ブリ104が採用されている。
【0060】図6(A)〜(D)に示すように、強化ス
リーブアセンブリ104は、特別設計されたスリーブマ
ンドレル106と関連して形成されている。図示した実
施態様において、スリーブマンドレル106は、ステン
レス鋼により形成されており、全長約7インチである。
図6(A)に示すように、スリーブマンドレル106
は、円筒状の第1の本体部108および第1の本体部1
08よりも大きい直径を有する円筒状の第2の本体部1
10を含む。図示する実施態様において、第1の本体部
108は、直径約0.032インチおよび長さ約5イン
チである。第2の本体部110は、直径約0.043イ
ンチおよび長さ約2インチである。第1の本体部108
および第2の本体部110は、各々内方に傾斜するノッ
チ112を有する。
【0061】図6(A)に示す強化スリーブアセンブリ
104は以下のように形成される。スリーブマンドレル
106を、第1の熱収縮性管114に挿入する。第1の
熱収縮性管114は図示する実施態様において、長さ約
4.5インチである。第1の熱収縮性管114の一部
に、スリーブマンドレル106の第2の本体部110を
挿入する。オーブンまたはヒートガンを用いて加熱する
ことにより、スリーブマンドレル106の適切な位置で
第1の熱収縮性管114を収縮させる。
【0062】次に、図6(B)に示すように、スリーブ
マンドレル106上にある第1の熱収縮性管114回り
に強化繊維116を引張り状態で巻つける。強化繊維1
16は、所望の緊密なピッチを得るように、単一螺旋状
に巻きつけられる。図示する実施態様において、強化繊
維116は、1インチにつき約18〜20回巻きつけら
れている。この製造工程において、スリーブマンドレル
106上のノッチ112が、強化繊維116を引張り状
態に保持する。
【0063】次に、図6(B)および(C)に示すよう
に、スリーブマンドレル106上において強化繊維11
6を巻きつけられた第1の熱収縮性管114を、第2の
熱収縮性管118に挿入する。第2の熱収縮性管118
は、第1の熱収縮性管114よりも短く、スリーブマン
ドレル106の第2の本体部110を覆うことはない。
図示した実施態様において、第2の熱収縮性管118
は、長さ約4.0インチである。
【0064】再びオーブンまたはヒートガンを用いて加
熱することにより、第1の熱収縮性管114上の適切な
位置で第2の熱収縮性管118を収縮させる。第2の熱
収縮性管118は、適切な位置で収縮すると、巻きつけ
られた強化繊維116およびその下の第1の熱収縮性管
114を保持し、且つ、覆う(図6(C)参照)。
【0065】図6(D)に示すように、強化繊維116
の、第2の熱収縮性管118からノッチ112までの部
分を切り取る。強化スリーブアセンブリ104をスリー
ブマンドレル106から除去する。
【0066】強化スリーブアセンブリ104に、シャフ
ト62(図3参照)の遠方側端部に連結された主要支持
ワイヤ78を挿入することにより、強化スリーブアセン
ブリ104の直径の大きな部分が、シャフト62の遠方
側端部上で摺動するようにする。このとき、左側および
右側操縦ワイヤ56、58および強めばねアセンブリ9
0は、主要支持ワイヤ78に連結される。導電性ワイヤ
100もまた、主要支持ワイヤ78に沿って延び、シャ
フト62の内部孔を通過する。
【0067】再びオーブンまたはヒートガンを用いて加
熱することにより、シャフト62の遠方側端部、主要支
持ワイヤ78、およびその関連部品上にわたった適切な
位置に、第2の熱収縮性管118を最終的に収縮させ
る。強化スリーブアセンブリ104は、適切な位置で最
終的に収縮すると、主要支持ワイヤ78を緊密に覆う。
【0068】巻きつけられた強化繊維116は、強化ス
リーブアセンブリ104の構成部品となる。強化スリー
ブアセンブリ104は、電極アセンブリ16の所望の屈
曲を許可するために十分なフレキシブル性を有する。更
に、強化繊維116が巻きつけられているため、強化ス
リーブアセンブリ104は、反復される屈曲作用中の強
度、そして摩耗および裂断に対する抵抗が向上する。
【0069】強化スリーブアセンブリ104はまた、主
要支持ワイヤ78に緊密に接した状態で、操縦ワイヤ5
6、58、および導電性ワイヤ100を保持する。この
ような緊密な接触のために、屈曲作用中に操縦ワイヤ5
6、58および導電性ワイヤ100が、キンクまたはチ
ェイフィングを起こすことが防止される。
【0070】強化スリーブアセンブリ104の形成に用
いる材料は様々であり得る。図示した実施態様におい
て、第1および第2の熱収縮性管114および118
は、2対1の収縮率を有するメディカルグレードTFE
テフロン材料により形成されている。この材料は、肉厚
(熱収縮後)が約0.003〜0.0045インチと非
常に薄い。図示した実施態様において、強化繊維116
は、ケプラー(Kevlar)49ヤーン(デユポン社
より市販)である。この材料は、約400、000lb
s/in2の引張り強度および約18、000、000
lbs/in2のモジュラスを有する。
【0071】強化スリーブアセンブリ104を外部管1
20により覆う。先端電極96およびリング電極98
を、導電性ワイヤ100に連結し、従来の方法によって
外部管120に連結する。こうして、電極アセンブリ1
6は完成する。
【0072】図示した実施態様において、電極アセンブ
リ16を左方向に屈曲する曲率は、電極アセンブリ16
を右方向に屈曲する曲率と異なる。電極アセンブリ16
は、左方向に屈曲するときと、右方向に屈曲するときと
では、異なる曲率を有するのである。曲率がこのように
異なるため、医師は、柔軟性をもって、先端電極96を
適切な位置に操縦することができる。これらの異なる曲
率を非対称曲線と呼ぶ。
【0073】本発明の実施態様である、5つの代表的な
非対称曲線を図に示す。これら5つの異なる曲線は、2
つの関係を変化させることにより達成される。
【0074】第1の関係は、カムホイール22のカム前
面40の左面46とカム後面42の左面52上における
カム半径と、カムホイール22のカム前面40の右面4
4とカム後面42の右面50におけるカム半径との関係
である。本発明によると、上記カム半径が変化すること
により、様々な非対称カム構成が可能になる。
【0075】第2の関係は、主要支持ワイヤ78の左面
78Lに対する左側操縦ワイヤ58の連結点と、主要支
持ワイヤ78の右面78Rに対する右側操縦ワイヤ56
の連結点との関係である。本発明によると、上記連結点
が変化することにより、様々な対称的および非対称な操
縦ワイヤ連結点が用いられ得る。
【0076】非対称カム構成と、対称的および非対称操
縦ワイヤ連結は、様々な非対称曲線を構成する。図示し
た5つの曲線は、上記2つの関係を変化させることによ
り非対称曲線を形成するという考え方を示すためのもの
であり、本発明の範囲を制限するものではない。
【0077】非対称曲線1 図7(A)〜(C)に示すように、カテーテル10は、
カムホイール22の、非対称カム前面40と対称的カム
後面42を有する。更に、電極アセンブリ16におい
て、主要支持ワイヤ78の左面78Lおよび右面78R
に対して、左側操縦ワイヤ56および右側操縦ワイヤ5
8が非対称に連結している。
【0078】更に特定すると、カム前面40の右面44
は、0.3125インチの半径を有し、左面46は、
0.4062インチの半径を有する。カム後面42の右
面50および左面52は各々、0.313インチの半径
を有する。
【0079】右側操縦ワイヤ56は、主要支持ワイヤ7
8の遠方側端部先端部88に連結され、左側操縦ワイヤ
58は、主要支持ワイヤ78の遠方側端部先端部88か
ら約1.5インチの位置に連結されている。
【0080】操縦レバー34が時計方向に回転すると、
上記の関係により、主要支持ワイヤ78が約270°右
方向に屈曲することにより、「豚の尻尾」状のループを
形成する。操縦レバー34が反時計方向に回転すると、
上記の関係により、主要支持ワイヤ78が約90°左方
向に屈曲することにより、L字状の曲線を形成する。
【0081】非対称曲線2 図8(A)〜(C)に示すように、カテーテル10は、
カムホイール22の、対称的カム前面40と対称的カム
後面42を有する。更に、電極アセンブリ16におい
て、主要支持ワイヤ78の左面78Lおよび右面78R
に対して、左側操縦ワイヤ56および右側操縦ワイヤ5
8が非対称に連結している。
【0082】更に特定すると、カム前面40の右面44
および左面46は各々、0.4062インチの半径を有
する。カム後面42の右面50および左面52は各々
0.313インチの半径を有する。
【0083】右側操縦ワイヤ56は、主要支持ワイヤ7
8の遠方側端部先端部88に連結され、左側操縦ワイヤ
58は、主要支持ワイヤ78の遠方側端部先端部88か
ら約1.5インチの位置に連結されている。
【0084】操縦レバー34が時計方向に回転すると、
上記の関係により、主要支持ワイヤ78が約135°右
方向に屈曲することにより、円弧状の曲線を形成する。
操縦レバー34が反時計方向に回転すると、上記の関係
により、主要支持ワイヤ78が約90°左方向に屈曲す
ることにより、L字状の曲線(第1の非対称曲線と同
様)を形成する。
【0085】非対称曲線3 図9(A)〜(C)に示すように、カテーテル10は、
カムホイール22の、非対称カム前面40と対称的カム
後面42を有する。更に、電極アセンブリ16におい
て、主要支持ワイヤ78の左面78Lおよび右面78R
に対して、左側操縦ワイヤ56および右側操縦ワイヤ5
8が対称的に連結している。
【0086】更に特定すると、カム前面40の右面44
は、0.3125インチの半径を有し、左面46は、
0.4062インチの半径を有する。カム後面42の右
面50および左面52は各々0.313インチの半径を
有する。
【0087】右側操縦ワイヤ56および左側操縦ワイヤ
58は両方共、主要支持ワイヤ78の遠方側端部先端部
88に連結されている。
【0088】操縦レバー34が時計方向に回転すると、
上記の関係により、主要支持ワイヤ78が約270°右
方向に屈曲することにより、「豚の尻尾」状のループ
(右側における、カムと操縦ワイヤの関係が同一である
第1の非対称曲線と同様)を形成する。操縦レバー34
が反時計方向に回転すると、上記の関係により、主要支
持ワイヤ78が約80°左方向に屈曲することにより、
円弧状曲線を形成する。非対称曲線 4 図10(A)〜(C)に示すように、カムホイール22
のカム前面40と後面42は両方共非対称である。電極
アセンブリ16において、主要支持ワイヤ78の左面7
8Lおよび右面78Rに対して、左側操縦ワイヤ56お
よび右側操縦ワイヤ58が対称的に連結している。
【0089】更に特定すると、カム前面40の右面44
は、0.3125インチの半径を有し、左面46は、直
線状である。この直線は、カムホイール22の内部中心
の周囲に沿った接線に沿って延び、曲線状(非直線状)
の右面44に交差する。
【0090】カム後面42の左面52は内部中心の周囲
に沿った接線から円弧状に延びている。対照的に、カム
後面42の右面50は、非対称であり、0.313イン
チの半径を有する。
【0091】右側操縦ワイヤ56および左側操縦ワイヤ
58は両方共、主要支持ワイヤ78の遠方側端部先端部
88に連結されている。
【0092】操縦レバー34が時計方向に回転すると、
上記の関係により、主要支持ワイヤ78が約135°右
方向に屈曲することにより、円弧状曲線を形成する。操
縦レバー34が反時計方向に回転すると、上記の関係に
より、主要支持ワイヤ78が約135°左方にばねの抵
抗力に抗して屈曲することにより、「羊飼いの鉤」状曲
線を形成する。
【0093】非対称曲線5 図11(A)〜(C)に示すように、カテーテル10
は、カムホイール22の非対称カム前面40と対称的後
面42を有する。電極アセンブリ16において、主要支
持ワイヤ78の左面78Lおよび右面78Rに対して、
左側操縦ワイヤ56および右側操縦ワイヤ58が対称的
に連結している。
【0094】更に特定すると、カム前面40の右面44
は、0.3125インチの半径を有し、左面46は、
0.4062インチの半径を有する。カム後面42の右
面50および左面52は各々、0.313インチの半径
を有する。
【0095】右側操縦ワイヤ56および左側操縦ワイヤ
58は両方共、主要支持ワイヤ78の遠方側端部先端部
88に連結されている。
【0096】操縦レバー34が時計方向に回転すると、
上記の関係により、主要支持ワイヤ78が約270°右
方向に屈曲することにより、「豚の尻尾」状ループ(第
1および第3の非対称曲線と同様)を形成する。操縦レ
バー34が反時計方向に回転すると、上記の関係によ
り、主要支持ワイヤ78が約135°左方向に屈曲する
ことにより、「羊飼いの鉤」状曲線(第4の非対称曲線
と同様)を形成する。
【0097】上記5つの非対称曲線を達成するための、
上記関係の変化を、以下の表1にまとめる。
【0098】
【表1】
【0099】注)上記表の左カムおよび右カムは、カム
前面のものである。曲線1、2、3、および5におい
て、カム後面の左面および右面は対称的であり、0.3
13インチの半径を有する。曲線4において、カム後面
の左面および右面は非対称であり、右面は0.3125
インチの半径を有し、左面は直線状である。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、カ
ムホイールのカム前面の左面とカム後面の左面上におけ
るカム半径と、カムホイールのカム前面の右面とカム後
面の右面上におけるカム半径との関係、および、主要支
持ワイヤの左面に対する左側操縦ワイヤの連結点と、主
要支持ワイヤの右面に対する右側操縦ワイヤの連結点と
の関係を変化させることにより、カテーテル先端部を、
容易且つ正確に、所望の形状にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるカテーテルの斜視図
である。
【図2】(A)は、概して図1のカテーテルの、2A−
2A線に沿った断面図であり、(B)は、(A)の分解
図である。
【図3】カテーテルの電極アセンブリの分解斜視図であ
る。
【図4】カテーテル用の別の案内管の斜視図である。
【図5】カテーテルの主要支持ワイヤ用硬化アセンブリ
の一部を破断して示す斜視図である。
【図6】(A)〜(D)は、カテーテルの主要支持ワイ
ヤを覆う強化管を示す分解斜視図である。
【図7】(A)〜(C)は、カテーテルの曲線1の操縦
機構を示す図である。
【図8】(A)〜(C)は、カテーテルの曲線2の操縦
機構を示す図である。
【図9】(A)〜(C)は、カテーテルの曲線3の操縦
機構を示す図である。
【図10】(A)〜(C)は、カテーテルの曲線4の操
縦機構を示す図である。
【図11】(A)〜(C)は、カテーテルの曲線5の操
縦機構を示す図である。
【符号の説明】
10 カテーテル 12 ハンドルアセンブリ 14 案内管アセンブリ 16 電極アセンブリ 18 スリーブ 22 カムホイール 34 操縦レバー 40 カム前面 42 カム後面 44 カム前面の右面 46 カム前面の左面 50 カム後面の右面 52 カム後面の左面 56 右側操縦ワイヤ 58 左側操縦ワイヤ 78 主要支持ワイヤ
フロントページの続き (72)発明者 ラッセル ビー. トンプソン アメリカ合衆国 カリフォルニア 94025, メンロ パーク,ナンバー4,ユニバーシ ティ ドライブ 675

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルであって、 互いに異なる第1および第2の方向に付与された外部か
    らの力に応答して屈曲可能な本体手段と、 該本体手段に該第1および第2の方向に外部からの力を
    付与するために、第1および第2の通路へ移動可能な操
    縦手段と、を備え、 該操縦手段が、 該第1の通路への移動に応答して、該本体手段を該第1
    の方向に屈曲させて第1の所定の非直線形状にする、第
    1のアクチュエータ手段と、 該第2の通路への移動に応答して、該本体手段を該第2
    の方向に屈曲させて該第1の所定の非直線形状とは異な
    る第2の所定の非直線形状にする、第2のアクチュエー
    タ手段とを含む、カテーテル。
  2. 【請求項2】 前記本体手段に連結された遠方側端部お
    よび前記操縦手段に連結された基端部を有する案内管を
    更に含む、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 【請求項3】 前記本体手段が、左面および右面を含
    む、フレキシブル性を有するワイヤ部材を含み、 前記操縦手段が、該ワイヤ部材の左面および右面に各々
    連結された遠方側端部を有する左側操縦ワイヤおよび右
    側操縦ワイヤを含み、 前記第1のアクチュエータ手段が、該左側操縦ワイヤを
    引張り状態にすることにより、該ワイヤ部材を左方へ屈
    曲させて前記第1の所定の非直線形状にし、 前記第2のアクチュエータ手段が、該右側操縦ワイヤを
    引張り状態にすることにより、該ワイヤ部材を右方へ屈
    曲させて前記第2の所定の非直線形状にする、請求項1
    に記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】 前記左側操縦ワイヤおよび前記右側操縦
    ワイヤの前記遠方側端部の連結点が、前記ワイヤ部材の
    前記左面および前記右面において概して対称的である、
    請求項3に記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記左側操縦ワイヤおよび前記右側操縦
    ワイヤの前記遠方側端部の連結点が、前記ワイヤ部材の
    前記左面および前記右面において概して非対称的であ
    る、請求項3に記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記操縦手段が、前記左側操縦ワイヤお
    よび前記右側操縦ワイヤの基端部が連結されるホイール
    と、 該ホイールを左方向および右方向へ回転させる手段と、
    を備え、 前記第1のアクチュエータ手段が、該ホイールの左方向
    への回転に応答して、該左側操縦ワイヤを押圧し、且
    つ、引張る、第1のカム面を、該ホイールの左面に含
    み、 前記第2のアクチュエータ手段が、該ホイールの右方向
    への回転に応答して、該右側操縦ワイヤを押圧し、且
    つ、引張る、該第1のカム面とは異なる第2のカム面
    を、該ホイールの右面に含む、請求項3に記載のカテー
    テル。
  7. 【請求項7】 前記第1のカム面および前記第2のカム
    面が、互いに異なる半径を有する曲線を含む面である、
    請求項6に記載のカテーテル。
  8. 【請求項8】 前記第1のカム面および前記第2のカム
    面の一方が、概して直線形状であり、他方が概して非直
    線形状である、請求項6に記載のカテーテル。
  9. 【請求項9】 前記本体部が、互いに反対の端部を有
    し、且つ、外部からの力に応答可能であるワイヤ部材を
    含み、該ワイヤ部材が、その一端が他端よりも屈曲に対
    して抵抗力が強くなるようにワイヤ部材の硬度を変化さ
    せる硬化手段を含む、請求項1に記載のカテーテル。
  10. 【請求項10】 前記操縦手段に連結された遠方側端部
    を有する案内管と、 該操縦手段を保持するために該案内管の基端部に連結さ
    れたハンドリング手段と、を更に含む、請求項1に記載
    のカテーテル。
  11. 【請求項11】 前記ハンドリング手段が、前記案内管
    を把持し、且つ、該案内管の軸回りの該ハンドリング手
    段の回転を、該案内管のそれ自体の軸回りの回転に変換
    する、摩擦係数を有するスリーブ手段を含む、請求項1
    0に記載のカテーテル。
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