JPH0777489A - 発泡樹脂成形品の粒子間融着度測定方法 - Google Patents

発泡樹脂成形品の粒子間融着度測定方法

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JPH0777489A
JPH0777489A JP5224687A JP22468793A JPH0777489A JP H0777489 A JPH0777489 A JP H0777489A JP 5224687 A JP5224687 A JP 5224687A JP 22468793 A JP22468793 A JP 22468793A JP H0777489 A JPH0777489 A JP H0777489A
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義久 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ビーズ発泡成形による発泡樹脂成形品の表面
に光を照射し、その反射光に基づいて発泡樹脂成形品表
面における所定領域の画像を得、この画像に基づいて発
泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とを白ドット17…と黒
ドット16…とに識別し、この識別結果に基づいて黒ド
ット個数を算出すると共に、測定範囲Aにおける黒ドッ
ト個数の占める割合を算出し、算出された上記割合を粒
子間融着度として表示する。 【効果】 CCDカメラと同一側から光を照射すること
により、発泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とを明瞭に区
別して入力することできる。発泡樹脂成形品表面の粒子
間融着度の算出が画像処理に基づいて定量的に行われる
ので、粒子間融着度を高精度に算出すると共に、粒子間
融着度の評価基準を確立することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡樹脂成形品の粒子
間融着度を測定するための発泡樹脂成形品の粒子間融着
度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発泡性ポリスチレン樹脂粒子
の予備発泡粒子を成形型内に充填し、この発泡粒子を蒸
気等の加熱媒体により加熱膨張させて、発泡粒子同士を
一体に融着させる、いわゆるビーズ型内発泡成形法によ
り発泡樹脂成形品を製造することが広く行われている。
【0003】発泡樹脂成形品の製造工場においては、メ
ーカにおける発泡ポリスチレン樹脂成形品の製品検査の
一環として、上記成形品表面の粒子間融着度が測定され
る。
【0004】この粒子間融着度の測定値により、成形品
表面の粒子間隙状態を把握して、融着不良等に起因して
発泡ポリスチレン樹脂成形品の各発泡樹脂粒子間に形成
される穴等の発見が可能となるので、不良品の選別が行
える。
【0005】従来の発泡ポリスチレン樹脂成形品表面の
粒子間融着度の測定作業は、発泡ポリスチレン樹脂成形
品の表面の一定面積に着目し、この一定面積内に含まれ
る各発泡粒子間隙の面積を目測にて割り出すことによっ
て行われている。すなわち、発泡粒子間隙の面積の割り
出しに際しては、例えば拡大鏡にて発泡ポリスチレン樹
脂成形品の表面の一定面積内に含まれる発泡樹脂粒子の
個数が測定される。次いで、予め設定された発泡樹脂粒
子1個当たりの面積から、上記一定面積内に含まれる発
泡樹脂粒子の専有面積が計算される。そして、一定面積
全体を1とした場合の発泡樹脂粒子の専有面積の比率を
求め、1からこの専有面積の比率を差し引いてパーセン
ト表示したものが粒子間融着度として表される。メーカ
においては、こうして求めた粒子間融着度を、発泡ポリ
スチレン樹脂成形品の表面における発泡樹脂粒子の融着
の程度を表す指標としており、換言すると成形品表面の
粒子間隙の程度を示す指標として、この粒子間融着度が
所定の評価基準を達成しているか否かを判断することに
よって、発泡ポリスチレン樹脂成形品における製品の良
し悪しを判定している。
【0006】そして、原料メーカにおける製品の品質管
理において、この粒子間融着度の算出による製品チェッ
クを、厳密な検品工程の1つとして位置付けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発泡樹脂成形品の粒子間融着度測定方法では、目測
による発泡樹脂粒子の数を基準にして粒子間融着度を判
定しているために、測定値にばらつきがある。このた
め、算出された粒子間融着度にばらつきが生じ信頼性が
低下するという問題点を有している。また、評価基準に
おいても統一が図られていないので、絶対的な評価が行
えないという問題点を有している。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、成形品表面の所定領域内
における発泡粒子間隙の領域の面積を算出することによ
り、粒子間融着度を高精度に算出すると共に、粒子間融
着度の評価基準を確立することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の発
泡樹脂成形品の粒子間融着度測定方法は、上記課題を解
決するために、ビーズ発泡成形による発泡樹脂成形品の
表面に光を照射し、その反射光に基づいて発泡樹脂成形
品表面における所定領域の画像を得、この画像に基づい
て発泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とを識別し、この識
別結果に基づいて発泡粒子間隙領域に対応する面積を算
出すると共に、上記所定領域の面積における該算出面積
の占める割合を算出し、算出された上記割合を粒子間融
着度として表示することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明の発泡樹脂成形品の粒
子間融着度測定方法は、上記課題を解決するために、ビ
ーズ発泡成形による発泡樹脂成形品の裏面から光を照射
し、この透過光に基づいて発泡樹脂成形品における所定
領域の画像を得、この画像に基づいて発泡粒子表面と発
泡粒子間隙領域とを識別し、この識別結果に基づいて発
泡粒子間隙領域に対応する面積を算出すると共に、上記
所定領域の面積における該算出面積の占める割合を算出
し、算出された上記割合を粒子間融着度として表示する
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の方法によれば、発泡樹脂成形品の表
面に光を照射し、その反射光に基づいて、画像処理が行
われ、発泡樹脂成形品表面の粒子間融着度が測定され
る。
【0012】すなわち、ビーズ発泡成形による発泡樹脂
成形品の表面に光を照射し、その反射光に基づいて発泡
樹脂成形品表面における所定領域の画像を得る。これに
より、発泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とを明瞭に区別
して入力することが可能となり、精度の良い粒子間融着
度算出結果を与える。なお、この反射光による方法は、
発泡樹脂成形品のコントラストが悪い場合、あるいは発
泡樹脂成形品の厚さが大きい場合に有効である。
【0013】次いで、上記入力画像に基づいて発泡粒子
表面と発泡粒子間隙領域とが識別される。その後、この
識別結果に基づいて発泡粒子間隙領域に対応する面積を
算出すると共に、上記所定領域の面積における、上記の
発泡粒子間隙領域に対応する面積の占める割合を算出す
る。次いで、算出された上記割合は粒子間融着度として
表示される。この結果、発泡樹脂成形品表面の粒子間融
着度の算出が、画像処理に基づいて定量的に行われる。
【0014】請求項2の方法によれば、ビーズ発泡成形
による所定厚さの発泡樹脂成形品の裏面から光を照射
し、この透過光に基づいて画像処理が行われ、発泡樹脂
成形品の粒子間融着度が測定される。
【0015】すなわち、ビーズ発泡成形による所定厚さ
の発泡樹脂成形品の裏面から光を照射し、この透過光に
基づいて発泡樹脂成形品における所定領域の画像を表面
から得る。これにより、発泡粒子表面と発泡粒子間隙領
域とを明瞭に区別して入力することが可能となり、精度
の良い粒子間融着度算出結果を得ることができる。な
お、この透過光による方法は、発泡樹脂成形品のコント
ラストが良い場合、あるいは発泡樹脂成形品の厚さが小
さい場合に有効である。
【0016】次いで、上記入力画像に基づいて発泡粒子
表面と発泡粒子間隙領域とが識別される。その後、この
識別結果に基づいて発泡粒子間隙領域に対応する面積を
算出すると共に、上記所定領域の面積における、上記の
発泡粒子間隙領域に対応する面積の占める割合を算出す
る。次いで、算出された上記割合は粒子間融着度として
表示される。この結果、発泡樹脂成形品表面の粒子間融
着度の算出が、画像処理に基づいて定量的に行われる。
【0017】なお、以上の説明において、粒子間融着度
は、発泡樹脂成形品表面における発泡樹脂粒子の融着の
程度を表す指標とされるものであって、換言すると成形
品表面における発泡樹脂粒子間隙の程度を表す指標とさ
れるものである。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例について図1〜図10に基
づいて説明すれば、以下の通りである。
【0019】本実施例の発泡樹脂成形品表面の粒子間融
着度測定装置は、図2に示すように、コントローラ1
と、CCD(Charge Coupled Device )カメラ2と、モ
ニタテレビ3と、キーボード20とを有している。
【0020】上記のCCDカメラ2は、ビーズ発泡成形
による発泡樹脂成形品の表面を画像として入力するため
のもので、カメラ一台当たり例えば約500×500画
素の分解能を有している。したがって、例えば、50m
m×50mmの視野に対して、0.1mm/画素の分解
能となっている。
【0021】上記のキーボード20は、コントローラ1
に測定条件等を設定するためのデータを入力する。
【0022】モニタテレビ3は、例えばパーソナルコン
ピュータ用として市販されているものであり、CCDカ
メラ2により入力された画像を後述する画像解析処理手
順にて処理をすることによって表示し、かつその他のプ
ログラム実行上の条件設定メニュー等を表示する。ま
た、モニタテレビ3は、後述する粒子間融着度算出手順
に基づいて算出された演算結果である粒子間融着度を表
示するようになっている。
【0023】上記のコントローラ1は、図3に示すよう
に、CPU(Central Processing Unit) 4、ROM(Rea
d Only Memory)5及びRAM(Random Access Memory)6
を有している。
【0024】ROM5は、読み出し専用メモリであり、
画像入力に関するデータ、画像解析処理手順に関するデ
ータ及び粒子間融着度算出手順に関するデータ等を格納
している。また、RAM6は、随時読み出し/書き込み
可能メモリであり、上記ROM5の各手順に基づく演算
結果や各種設定値等のデータを記憶する。
【0025】CPU4は、ROM5やRAM6に記憶さ
れた各データにより、CCDカメラ2にて入力された測
定範囲の画像に基づいて発泡粒子表面と発泡粒子間隙領
域とを識別する画像解析処理手順を制御する。また、C
PU4は、上記の画像解析処理手順の識別結果に基づい
て発泡粒子間隙領域に対応する面積としての後述する黒
ドット数Nを算出すると共に、上記測定範囲における黒
ドット数Nの占める割合を算出する粒子間融着度算出手
順を制御する。
【0026】上記の構成を有する発泡樹脂成形品表面の
粒子間融着度測定装置における粒子間融着度の測定方法
について説明する。最初に、一般的な反射光による方法
と透過光による方法とについて補足的に説明する。
【0027】一般的に被写体を撮影する場合には、図4
(a)〜(d)に示す4通りの方法がある。すなわち、
図4(a)は、透過光によって被写体12を撮影するも
のであり、影を撮影して検査する場合に採用するもので
ある。また、図4(b)〜図4(d)は、反射光により
被写体12を撮影するものである。すなわち、図4
(b)は、本実施例の撮影方法を示すものであり、被写
体12のコントラストが悪い場合に採用するものであ
る。この場合には、リングライト11の光をCCDカメ
ラ2の反対側から出射することにより、被写体12の凹
凸部に影が発生し易くなる。図4(c)は、リングライ
ト11とCCDカメラ2とを被写体12に対して同じ側
に設置する方法で、光沢のある被写体12の表面を撮影
する場合に採用され、CCDカメラ2にリングライト1
1の反射光が入らないようにしている。
【0028】図4(d)は、被写体12とCCDカメラ
2との間にリングライト11が設置される方法で、コン
トラストの良い被写体の表面を撮影する場合に採用され
るものであり、リングライト11の最適高さの調整が要
求される。
【0029】このように、CCDカメラ2及びリングラ
イト11の傾斜角度及び照明方法については、4通りの
方法がある。本実施例では、被写体12が上記発泡樹脂
成形品10であることから、図4(b)及び図4(a)
に示す配置を採用しているが、本発明は必ずしもこれに
限定されず、例えば、同図4(b)において2点鎖線で
示すように、CCDカメラ2を被写体12の鉛直方向に
設置して撮影することも可能である。したがって、上記
の傾斜角度については、影の発生状況を見ながら、最適
な傾斜角度条件を決定するのが好ましい。
【0030】上記の一般的なCCDカメラ2及びリング
ライト11の傾斜角度及び照明方法を踏まえて、本実施
例の粒子間融着度測定装置における粒子間融着度の測定
方法について、反射光による方法、及び透過光による方
法を順に説明する。
【0031】先ず反射光による方法は、図5に示すよう
に、発泡樹脂成形品10の表面の画像入力がCCDカメ
ラ2にて行われる。この発泡樹脂成形品10は、例え
ば、発泡剤を含有した発泡性ポリスチレン樹脂粒子(ビ
ーズ)を所定倍率に予備発泡した予備発泡粒子を成形型
の型窩内に充填し、蒸気等の加熱媒体により加熱して発
泡成形させることにより、各発泡粒子を相互に融着させ
て発泡樹脂成形品を得る、いわゆるビーズ型内発泡成形
法により製造される。なお、発泡樹脂成形品を構成する
樹脂としては、スチレンの単独重合体、スチレン−無水
マレイン酸、スチレン−アクリロニトリル、スチレン−
メタクリレート共重合体等のポリスチレン系樹脂、エチ
レン又はプロピレンの単独重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリメタクリレ
ート樹脂、その他のビーズ型内発泡成形可能な樹脂を使
用することができる。
【0032】発泡樹脂成形品10の表面の画像の入力に
際して、先ず、キーボード20にて、画像範囲の設定及
び撮影に伴う条件設定等が行われる。本実施例では、C
CDカメラ2は、図5に示すように、発泡樹脂成形品1
0の表面に対して例えば約30cmの位置に設けられて
おり、かつ例えば約40度の傾斜角度で発泡樹脂成形品
10の表面の例えば50mm四方を撮影する。CCDカ
メラ2の反対側にはリング状のリングライト11が例え
ば約15cmの位置に設けられている。このリングライ
ト11は、発泡樹脂成形品10の表面を例えば約45度
の傾斜角度で照射し得るようになっていると共に、画像
入力に際して、照度が調整できるようになっている。な
お、本実施例では、リングライト11は、インバータ照
明やハロゲン照明等の光を使用しているが、ストロボ照
明あるいはフラッシュ照明等の光を使用することも可能
である。また、リングライト11は、必ずしもリング状
にする必要はない。
【0033】次いで、このようにしてCCDカメラ2に
て入力された画像14は、図1(a)に示すように、モ
ニタテレビ3に表示される。そして、キーボード20か
ら所定領域としての測定範囲Aを設定することにより、
画像解析処理が実行される。
【0034】すなわち、画像解析処理においては、先
ず、図6(a)に示すように、入力された画像14、つ
まり例えば濃淡差を有する一般的な画像14に対して、
各画素15…の光量が検出される。各画素15…の光量
における、例えばX−X線上での分布は、図6(b)に
示す分布グラフとして表される。この分布グラフに示さ
れた光量を有するそれぞれの画素15…は、例えば5段
階の2値化レベル〜に基づいて白/黒に識別され
る。すなわち、例えば、最も光量の大きい2値化レベル
に基づいて2値化した場合には、図6(c)のに示
すように、全てが黒と識別される。これを画像14の全
範囲について示すと、図7(a)に示すように、画像1
4の全範囲の画素15…がモニタテレビ3の画面上で黒
ドット16…で表示される。同様に、図6(b)に示す
2値化レベル〜についても、図6(c)の〜の
ようにそれぞれ白/黒に2値化され、図7(b)〜
(d)に示すように、画像14の全範囲について画素1
5…がモニタテレビ3の画面上でそれぞれ黒ドット16
…又は白ドット17…で表示される。また、最も光量の
小さい例えば2値化レベルに基づいて2値化した場合
には、図6(c)のに示すように、全てが白と識別さ
れる。これを画像14の全範囲について示すと、図7
(e)に示すように、画像14の全範囲の画素15…が
白ドット17…で表示される。
【0035】したがって、本実施例においては、図1
(a)の測定範囲A内における上記発泡樹脂成形品10
の表面の各画素15…は、図1(b)に示すように、各
発泡粒子及び粒子間隙領域Bが白/黒に2値化されて識
別される。すなわち、各発泡粒子が発泡粒子表面として
白ドット17…で表示されると共に、粒子間隙領域Bは
発泡粒子間隙領域として黒ドット16…で表示される。
なお、2値化の光量レベルについては、モニタテレビ3
を見ながらキーボード20等を介して最適条件を設定し
得るようになっている。
【0036】次いで、粒子間融着度が算出される。粒子
間融着度Mは、モニタテレビ3を見ながら設定した画像
14の測定範囲Aに含まれる画素15…の全画素数T、
つまり測定範囲A内の白ドット17…の個数と黒ドット
16…の個数との和に対して、図1(b)に示す黒ドッ
ト16…の黒ドット数Nの割合が%表示で算出される。
したがって、粒子間融着度M(%)は、 粒子間融着度M(%)=(黒ドット数N/全画素数T)
×100 で表される。こうして求めた粒子間融着度Mがモニタテ
レビ3で表示されるようになっている。
【0037】次に、透過光による方法について説明す
る。
【0038】透過光による方法は、図8に示すように、
発泡樹脂成形品10の裏面からリングライト11にて例
えば40W程度で光を照射し、この透過光により、発泡
樹脂成形品10における所定領域の画像が発泡樹脂成形
品10の表面側からCCDカメラ2にて入力される。な
お、この発泡樹脂成形品10の厚さは例えば25mmと
なっており、また発泡倍率は例えば50程度のものとな
っている。また、CCDカメラ2は、発泡樹脂成形品1
0の表面に対して直角方向から画像入力するようになっ
ており、さらにCCDカメラ2と発泡樹脂成形品10の
表面との垂直距離は例えば50mm程度となっている。
【0039】上記の照射条件及びCCDカメラ2の位置
条件により、反射光による方法と同様にして、CCDカ
メラ2にて入力された画像がモニタテレビ3に表示され
る。
【0040】そして、その後の処理は、反射光による方
法と同様にして、画像解析処理が実行され、粒子間融着
度Mが算出され、この粒子間融着度Mがモニタテレビ3
で表示されるようになっている。
【0041】このように、本実施例の粒子間融着度測定
装置による発泡樹脂成形品の粒子間融着度測定方法は、
反射光にて粒子間融着度を測定する場合には、ビーズ発
泡成形による所定厚さの発泡樹脂成形品10の表面から
リングライト11により光を照射し、この反射光に基づ
いて、発泡樹脂成形品10の表面における所定領域の画
像を発泡樹脂成形品10の表面側からCCDカメラ2に
て入力される。これにより、発泡粒子表面と発泡粒子間
隙領域Bとを明瞭に区別して入力することが可能とな
り、精度の良い粒子間融着度算出結果を得ることができ
る。なお、この反射光による方法は、発泡樹脂成形品の
コントラストが良い場合、あるいは発泡樹脂成形品の厚
さが小さい場合に有効である。
【0042】また、透過光にて粒子間融着度を測定方法
する場合には、ビーズ発泡成形による発泡樹脂成形品1
0に裏面側からリングライト11にて光が照射され、こ
の透過光に基づいて発泡樹脂成形品10における所定領
域の画像を発泡樹脂成形品10の表面側からCCDカメ
ラ2にて入力される。これにより、発泡粒子表面と発泡
粒子間隙領域Bとを明瞭に区別して入力することが可能
となり、精度の良い粒子間融着度算出結果を得ることが
できる。なお、この透過光による方法は、発泡樹脂成形
品のコントラストが悪い場合、あるいは発泡樹脂成形品
の厚さがそれほど大きくない場合に有効である。
【0043】このように、CCDカメラ2にて、ビーズ
発泡成形による発泡樹脂成形品10の測定範囲Aの画像
14を入力した後、反射光による場合、及び透過光によ
る場合とも、その後、コントローラ1が、上記画像14
に基づいて発泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とをそれぞ
れ白ドット17…或いは黒ドット16…に識別する。次
いで、コントローラ1が、この識別結果に基づいて発泡
粒子間隙領域Bに対応する面積としての黒ドット数Nを
算出すると共に、上記測定範囲Aにおける黒ドット数N
の占める割合を算出する。さらに、モニタテレビ3が、
算出された上記割合を粒子間融着度Mとして表示する。
これにより、発泡樹脂成形品10の表面状態を画像14
としてデータベース化することができる。
【0044】この結果、発泡樹脂成形品表面の粒子間融
着度Mの算出が、画像処理に基づいて定量的に行われ
る。このため、従来の目測による粒子間融着度の算出方
法、すなわち予め設定された発泡樹脂粒子1個当たりの
面積に基づいて粒子間融着度を算出する方法に比べて、
粒子間融着度を高精度に算出することができる。
【0045】また、算出された粒子間融着度Mを用いる
ことにより、発泡樹脂成形品の表面に大きな間隙や穴を
有する不良品の検出が容易となり、さらに、融着度の品
質評価だけでなく、成形品表面の平滑性、印刷性、塗装
性、水漏れ性等の品質についても評価でき、ひいては粒
子間融着度の種々の評価基準を確立することができ、製
品検査業務の絶対基準とすることが可能となる。
【0046】さらに、成形工程の自動化ライン上に粒子
間融着度の判定をシステム的に導入することが可能とな
る。また、これにより、生産ライン上で自動検品を行
い、成形機へフィードバックして成形条件をコントロー
ルすることができるので、製品の品質向上を図ることが
可能となる。
【0047】さらに、本実施例の粒子間融着度測定装置
は、コントローラ1、モニタテレビ3、CCDカメラ
2、及びキーボード20から構成されているので、これ
らの設置面積は小さくてよく、例えば市販のデスクトッ
プパソコン程度のスペースがあれば足りると共に、測定
条件等の設定も容易に行え、取扱いが非常に簡単にな
る。
【0048】また、コントローラ1は、所定の画像解析
処理及び粒子間融着度の算出を定量的に行うので、信頼
性が向上する。
【0049】なお、本実施例では、CCDカメラ2にて
入力した発泡樹脂成形品10の画像14に対して、測定
範囲Aを特定するためにキーボード20から入力して範
囲設定しているが、必ずしもこれに限らず、例えば、C
CDカメラ2にて入力した発泡樹脂成形品10の画像1
4の全てを自動的に測定範囲Aとするように、予め画像
解析処理の手順に組み入れておくことが可能である。
【0050】ここで、上記の効果を確認するために試験
を行ったので、以下に説明する。
【0051】〔実験条件〕 [試料] 名称 セキスイエスレンビーズ(積水化成品工業株
式会社製品) グレード HD、HE、HCMRについての良
品とやや良品 成形品発泡倍率 50倍、60倍 大きさ 200×200×25mm 色 グレー、ピンク、ブラック [測定器] 画像解析処理装置 OMRON 3Z4SP(オムロン
株式会社製品) イメージチェッカー30P(松下電工株式会社製品) リングライト出力 40W 試料とCCDカメラとの間隔 50mm 2値化レベル 8、19 レンズ 50mm 6mmアダプター 測定方法 1.反射方式及び透過方式 2.1試料について10ヶ所を測定 上記の確認試験の結果の一例を表1〜表3に示す。ここ
で、表1は反射方式における良品とやや良品とをそれぞ
れ発泡粒子のドット数で示したものであり、表2は透過
方式における良品とやや良品とをそれぞれ発泡粒子のド
ット数で示したものである。
【0052】試験の結果、表1に示すように、反射方式
においては、良品の発泡粒子のドット数は平均6102
個であり、やや良品においては平均4186個となっ
て、明確にその差を判別できることが確認できた。な
お、反射方式においては、暗室に近い部屋でリングライ
ト11により照明して測定するのが望ましく、外光に影
響され易いことがわかった。また、リングライト11や
CCDカメラ2が振動すると大きく数値が変動するの
で、これらの測定機器をしっかりとした治具等に固定す
るのが望ましいことがわかった。
【0053】また、透過方式においては、表2に示すよ
うに、良品の発泡粒子のドット数は平均1512個であ
り、やや良品においては平均499個となって、明確に
その差を判別できると共に、表3に示すように、品質評
価だけでなく、発泡成形品の表面の平滑性、印刷性、塗
装性、水漏れ性等についても、この発泡樹脂成形品10
の粒子間融着度測定方法にて、充分評価できることが判
明した。さらに、透過方式においては、色がブラックの
ものについては、評価することが困難であることが判明
した。
【0054】また、両方式に共通することとして、2値
化レベルを変更することにより、ドット数を変化させる
ことができるので、これによって、測定精度を変更する
ことができることが判明した。
【0055】さらに、今回の試験においては、画像解析
処理装置として2つのメーカのものを使用したが、数値
の表示方法、装置における処理方法等はどちらも同等品
とみることができた。また、何れの画像解析処理装置に
おいても、プリンタを備えることで画像保存できるので
望ましいことがわかった。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明の発泡樹脂成形品の粒子
間融着度測定方法は、以上のように、ビーズ発泡成形に
よる発泡樹脂成形品の表面に光を照射し、その反射光に
基づいて発泡樹脂成形品表面における所定領域の画像を
得、この画像に基づいて発泡粒子表面と発泡粒子間隙領
域とを識別し、この識別結果に基づいて発泡粒子間隙領
域に対応する面積を算出すると共に、上記所定領域の面
積における該算出面積の占める割合を算出し、算出され
た上記割合を粒子間融着度として表示する方法である。
【0060】これにより、発泡樹脂成形品の表面に光を
照射し、その反射光に基づいて、画像処理が行われ、発
泡樹脂成形品表面の粒子間融着度が測定される。
【0061】すなわち、ビーズ発泡成形による発泡樹脂
成形品の表面に表面側から光を照射し、その反射光に基
づいて発泡樹脂成形品表面における所定領域の画像を得
る。
【0062】したがって、発泡粒子表面と発泡粒子間隙
領域とを明瞭に区別して入力することが可能となり、精
度の良い粒子間融着度算出結果を与える。なお、この反
射光による方法は、発泡樹脂成形品のコントラストが悪
い場合、あるいは発泡樹脂成形品の厚さが大きい場合に
有効である。
【0063】次いで、上記入力画像に基づいて発泡粒子
表面と発泡粒子間隙領域とが識別される。その後、この
識別結果に基づいて発泡粒子間隙領域に対応する面積を
算出すると共に、上記所定領域の面積における、上記の
発泡粒子間隙領域に対応する面積の占める割合を算出す
る。次いで、算出された上記割合は粒子間融着度として
表示される。この結果、発泡樹脂成形品表面の粒子間融
着度の算出が、画像処理に基づいて定量的に行われる。
したがって、従来の目測による表面粒子間融着度の算出
方法、すなわち予め設定された発泡樹脂粒子1個当たり
の面積に基づいて粒子間融着度を算出する方法に比べ
て、粒子間融着度を高精度に算出すると共に、粒子間融
着度の評価基準を確立することができるという効果を奏
する。
【0064】請求項2の発明の発泡樹脂成形品の粒子間
融着度測定方法は、以上のように、ビーズ発泡成形によ
る発泡樹脂成形品の裏面から光を照射し、この透過光に
基づいて発泡樹脂成形品における所定領域の画像を得、
この画像に基づいて発泡粒子表面と発泡粒子間隙領域と
を識別し、この識別結果に基づいて発泡粒子間隙領域に
対応する面積を算出すると共に、上記所定領域の面積に
おける該算出面積の占める割合を算出し、算出された上
記割合を粒子間融着度として表示する方法である。
【0065】これにより、ビーズ発泡成形による所定厚
さの発泡樹脂成形品の裏面から光を照射し、この透過光
に基づいて画像処理が行われ、発泡樹脂成形品の粒子間
融着度が測定される。
【0066】すなわち、ビーズ発泡成形による所定厚さ
の発泡樹脂成形品の裏面から光を照射し、この透過光に
基づいて発泡樹脂成形品における所定領域の画像を表面
から得る。これにより、発泡粒子表面と発泡粒子間隙領
域とを明瞭に区別して入力することが可能となり、精度
の良い粒子間融着度算出結果を得ることができる。な
お、この透過光による方法は、発泡樹脂成形品のコント
ラストが良い場合、あるいは発泡樹脂成形品の厚さが小
さい場合に有効である。
【0067】次いで、請求項1と同様に、発泡樹脂成形
品の粒子間融着度の算出が、画像処理に基づいて定量的
に行われる。したがって、従来の目測による表面粒子間
融着度の算出方法、すなわち予め設定された発泡樹脂粒
子1個当たりの面積に基づいて粒子間融着度を算出する
方法に比べて、粒子間融着度を高精度に算出すると共
に、粒子間融着度の評価基準を確立することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の発泡樹脂成形品の粒子間融
着度測定方法が適用される粒子間融着度測定装置を示す
ものであり、(a)は発泡樹脂成形品の表面画像映し出
したモニタテレビを示す正面図、(b)は測定範囲の画
素の状態を示す拡大図である。
【図2】上記の粒子間融着度測定装置を示す構成図であ
る。
【図3】上記の粒子間融着度測定装置におけるコントロ
ーラの構成を示すブロック図である。
【図4】CCDカメラにて被写体を撮影するときのCC
Dカメラと被写体とリングライトとの位置関係を示す説
明図であり、(a)は透過光にて撮影する場合、(b)
〜(d)は反射光にて撮影する場合の状態を示すもので
ある。
【図5】CCDカメラにて発泡樹脂成形品の表面を反射
方式により画像として入力する状態を示す説明図であ
る。
【図6】画像解析処理手順での画像解析処理を示す説明
図であり、(a)は濃淡差を有する画像を示すもの、
(b)は(a)のX−X線上における各画素の光量を示
す分布グラフ、(c)は2値化レベル〜に基づいて
2値化した場合の各画素の白/黒の状態を示すものであ
る。
【図7】画像を2値化レベル〜に基づいて2値化し
た場合にモニタテレビに表示される各画素の状態を示す
説明図であり、(a)は2値化レベルでの各画素の状
態、(b)は2値化レベルでの各画素の状態、(c)
は2値化レベルでの各画素の状態、(d)は2値化レ
ベルでの各画素の状態、(e)は2値化レベルでの
各画素の状態である。
【図8】CCDカメラにて発泡樹脂成形品を透過方式に
より画像として入力する状態を示す説明図である。
【図9】融着度の優れた発泡樹脂成形品の表面状態を示
す平面図である。
【図10】融着度の悪い発泡樹脂成形品の表面状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 CCDカメラ 3 モニタテレビ 4 CPU 5 ROM 6 RAM 14 画像 15 画素 16 黒ドット(発泡粒子間隙領域) 17 白ドット(発泡粒子表面) 20 キーボード A 測定範囲(所定領域) B 粒子間隙領域 M 粒子間融着度 N 黒ドット数(発泡粒子間隙領域に対応する面積) T 全画素数

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビーズ発泡成形による発泡樹脂成形品の表
    面に光を照射し、その反射光に基づいて発泡樹脂成形品
    表面における所定領域の画像を得、この画像に基づいて
    発泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とを識別し、この識別
    結果に基づいて発泡粒子間隙領域に対応する面積を算出
    すると共に、上記所定領域の面積における該算出面積の
    占める割合を算出し、算出された上記割合を粒子間融着
    度として表示することを特徴とする発泡樹脂成形品の粒
    子間融着度測定方法。
  2. 【請求項2】ビーズ発泡成形による発泡樹脂成形品の裏
    面から光を照射し、この透過光に基づいて発泡樹脂成形
    品における所定領域の画像を得、この画像に基づいて発
    泡粒子表面と発泡粒子間隙領域とを識別し、この識別結
    果に基づいて発泡粒子間隙領域に対応する面積を算出す
    ると共に、上記所定領域の面積における該算出面積の占
    める割合を算出し、算出された上記割合を粒子間融着度
    として表示することを特徴とする発泡樹脂成形品の粒子
    間融着度測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10231383A1 (de) * 2002-07-09 2004-02-05 Universität Göttingen Verfahren zur Bestimmung der Hafteigenschaften von Materialien

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