JPH077021B2 - 雷撃電流測定装置 - Google Patents
雷撃電流測定装置Info
- Publication number
- JPH077021B2 JPH077021B2 JP62033365A JP3336587A JPH077021B2 JP H077021 B2 JPH077021 B2 JP H077021B2 JP 62033365 A JP62033365 A JP 62033365A JP 3336587 A JP3336587 A JP 3336587A JP H077021 B2 JPH077021 B2 JP H077021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightning current
- microcomputer
- peak value
- time
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、架空送電線の鉄塔などに流れる雷撃電流を測
定する装置に関するものである。
定する装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕 従来、架空送電線鉄塔や無線中継所用鉄塔などに流れる
雷撃電流を測定する方法としては、鉄塔脚部など雷撃電
流が流れる部分に磁鋼片を設置し、それを雷撃電流によ
り磁化して、その残留磁気から雷撃電流の大きさを推定
する方法が一般的である。
雷撃電流を測定する方法としては、鉄塔脚部など雷撃電
流が流れる部分に磁鋼片を設置し、それを雷撃電流によ
り磁化して、その残留磁気から雷撃電流の大きさを推定
する方法が一般的である。
しかし磁鋼片を用いる方法は、磁鋼片を取り付けてから
回収するまでの間の雷撃電流の最大値のみを記録するも
のであり、その間に発生した個々の雷撃による電流がど
の程度であったかを測定することはできない。また最近
では鉄塔がきわめて大型化しているため磁鋼片を取り付
ける部分のサイズが大きく、また部材が複雑に入り組ん
でいるため、各部に流れる電流の相互作用により磁鋼片
を取り付けた部分の電流に偏りが発生すること等もあっ
て、磁鋼片を用いる方法では雷撃電流を正確に検出する
ことが困難になっている。
回収するまでの間の雷撃電流の最大値のみを記録するも
のであり、その間に発生した個々の雷撃による電流がど
の程度であったかを測定することはできない。また最近
では鉄塔がきわめて大型化しているため磁鋼片を取り付
ける部分のサイズが大きく、また部材が複雑に入り組ん
でいるため、各部に流れる電流の相互作用により磁鋼片
を取り付けた部分の電流に偏りが発生すること等もあっ
て、磁鋼片を用いる方法では雷撃電流を正確に検出する
ことが困難になっている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決した雷
撃電流測定装置を提供するもので、その構成は、雷撃電
流が流れる部分に取り付けられるロゴスキーコイルと、
そのロゴスキーコイルで検出した雷撃電流のピーク値を
求めるピークホールド回路と、そのピーク値をアナログ
値からデジタル値に変換するAD変換器と、マイクロコン
ピュータとを備え、上記マイクロコンピュータは、その
内部または外部に時刻信号発生部を有していて、上記雷
撃電流のピーク値と共に、そのピーク値が測定された日
時を記憶するようになっていることを特徴とするもので
ある。
撃電流測定装置を提供するもので、その構成は、雷撃電
流が流れる部分に取り付けられるロゴスキーコイルと、
そのロゴスキーコイルで検出した雷撃電流のピーク値を
求めるピークホールド回路と、そのピーク値をアナログ
値からデジタル値に変換するAD変換器と、マイクロコン
ピュータとを備え、上記マイクロコンピュータは、その
内部または外部に時刻信号発生部を有していて、上記雷
撃電流のピーク値と共に、そのピーク値が測定された日
時を記憶するようになっていることを特徴とするもので
ある。
雷撃電流を検出するロゴスキーコイルは、鉄塔脚部など
雷撃電流が流れる部分を囲むように設置されるので、電
流中心の偏心による影響を受けることなく正確な電流検
出が可能である。そしてこの装置は、ロゴスキーコイル
で検出した電流波形よりピーク値を求め、それをAD変換
してマイクロコンピュータに記憶させるわけであるが、
マイクロコンピュータはその測定日時も記憶するように
なっているので、いつ、どのような大きさの雷撃電流が
流れたかを知ることができるようになる。
雷撃電流が流れる部分を囲むように設置されるので、電
流中心の偏心による影響を受けることなく正確な電流検
出が可能である。そしてこの装置は、ロゴスキーコイル
で検出した電流波形よりピーク値を求め、それをAD変換
してマイクロコンピュータに記憶させるわけであるが、
マイクロコンピュータはその測定日時も記憶するように
なっているので、いつ、どのような大きさの雷撃電流が
流れたかを知ることができるようになる。
第1図は本発明に係る雷撃電流測定装置の一実施例を示
す。
す。
図において、1は鉄塔脚部、2はそこに取り付けられた
ロゴスキーコイルである。鉄塔脚部1に雷撃電流が流れ
るとロゴスキーコイル2の両端にはその大きさに対応す
る電圧が発生する。検出された電圧は入力調整回路3で
その後の処理に適する電圧に調整される。入力調整回路
3としては例えば分圧器が用いられる。入力調整回路3
の出力電圧が所定のレベル以上になると、トリガ発生回
路4が働き、マイクロコンピュータ8を動作可能な状態
にする。一方、入力調整器3の出力はピークホールド回
路5に入り、そのピーク値が求められる。求められた雷
撃電流のピーク値は、インピーダンス変換回路6を介し
てAD変換器7に入力され、そこでアナログ値からデジタ
ル値に変換される。
ロゴスキーコイルである。鉄塔脚部1に雷撃電流が流れ
るとロゴスキーコイル2の両端にはその大きさに対応す
る電圧が発生する。検出された電圧は入力調整回路3で
その後の処理に適する電圧に調整される。入力調整回路
3としては例えば分圧器が用いられる。入力調整回路3
の出力電圧が所定のレベル以上になると、トリガ発生回
路4が働き、マイクロコンピュータ8を動作可能な状態
にする。一方、入力調整器3の出力はピークホールド回
路5に入り、そのピーク値が求められる。求められた雷
撃電流のピーク値は、インピーダンス変換回路6を介し
てAD変換器7に入力され、そこでアナログ値からデジタ
ル値に変換される。
デジタル値に変換されたピーク値は、マイクロコンピュ
ータ8のCPUによりメモリに記憶される。一方、マイク
ロコンピュータ8はその内部または外部に時刻信号発生
部9を有しており、上記ピーク値の記憶と同時にそのと
きの日時(好ましくは年、月、日、時、分、秒まで)を
記憶する。この記憶が終わると、マイクロコンピュータ
8はピークホールド回路5をリセットし、次の測定に備
える。
ータ8のCPUによりメモリに記憶される。一方、マイク
ロコンピュータ8はその内部または外部に時刻信号発生
部9を有しており、上記ピーク値の記憶と同時にそのと
きの日時(好ましくは年、月、日、時、分、秒まで)を
記憶する。この記憶が終わると、マイクロコンピュータ
8はピークホールド回路5をリセットし、次の測定に備
える。
以上のようにして雷撃電流が流れる度に、そのピーク値
と日時がマイクロコンピュータ8に記憶される。記憶内
容は、一定期間(例えば1カ月とか3カ月)経過後、デ
ィスプレイ10に表示するか、プリンタ11に打ち出せば、
その期間中に発生した雷撃による電流の大きさと日時を
知ることができる。
と日時がマイクロコンピュータ8に記憶される。記憶内
容は、一定期間(例えば1カ月とか3カ月)経過後、デ
ィスプレイ10に表示するか、プリンタ11に打ち出せば、
その期間中に発生した雷撃による電流の大きさと日時を
知ることができる。
以上説明したように本発明によれば、雷撃電流をロゴス
キーコイルにより検出するようにしたので、電流の偏り
等の影響を受けることなく正確な雷撃電流を測定するこ
とができる。またマイクロコンピュータにより雷撃電流
のピーク値と共に、その発生日時も記憶するようになっ
ているので、いつ、どのような大きさの雷撃電流が流れ
たかを知ることができ、雷撃による被害の解析等にきわ
めて有効である。
キーコイルにより検出するようにしたので、電流の偏り
等の影響を受けることなく正確な雷撃電流を測定するこ
とができる。またマイクロコンピュータにより雷撃電流
のピーク値と共に、その発生日時も記憶するようになっ
ているので、いつ、どのような大きさの雷撃電流が流れ
たかを知ることができ、雷撃による被害の解析等にきわ
めて有効である。
第1図は本発明に係る雷撃電流測定装置の一実施例を示
すブロック図である。 1……鉄塔脚部、2……ロゴスキーコイル、3……入力
調整回路、4……トリガ発生回路、5……ピークホール
ド回路、6……インピーダンス変換回路、7……AD変換
器、8……マイクロコンピュータ、9……時刻信号発生
部、10……ディスプレイ、11……プリンタ。
すブロック図である。 1……鉄塔脚部、2……ロゴスキーコイル、3……入力
調整回路、4……トリガ発生回路、5……ピークホール
ド回路、6……インピーダンス変換回路、7……AD変換
器、8……マイクロコンピュータ、9……時刻信号発生
部、10……ディスプレイ、11……プリンタ。
Claims (1)
- 【請求項1】雷撃電流が流れる部分に取り付けられるロ
ゴスキーコイルと、そのロゴスキーコイルで検出した雷
撃電流のピーク値を求めるピークホールド回路と、その
ピーク値をアナログ値からデジタル値に変換するAD変換
器と、マイクロコンピュータとを備え、上記マイクロコ
ンピュータは、その内部または外部に時刻信号発生部を
有していて、上記雷撃電流のピーク値と共に、そのピー
ク値が測定された日時を記憶するようになっていること
を特徴とする雷撃電流測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62033365A JPH077021B2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | 雷撃電流測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62033365A JPH077021B2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | 雷撃電流測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63201569A JPS63201569A (ja) | 1988-08-19 |
JPH077021B2 true JPH077021B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=12384554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62033365A Expired - Lifetime JPH077021B2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | 雷撃電流測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077021B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110954740B (zh) * | 2020-02-24 | 2020-05-19 | 长沙润迅通信设备有限公司 | 一种雷电波形的记录方法 |
WO2022082339A1 (zh) * | 2020-10-19 | 2022-04-28 | 国网浙江诸暨市供电有限公司 | 绝缘子雷电流智能监测设备以及绝缘子故障智能判断方法 |
CN112730966A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-30 | 苏州工业园区科佳自动化有限公司 | 一种智能雷电录波仪 |
-
1987
- 1987-02-18 JP JP62033365A patent/JPH077021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63201569A (ja) | 1988-08-19 |
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