JPH0767972A - 磁気刺激検出装置 - Google Patents

磁気刺激検出装置

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JPH0767972A
JPH0767972A JP5218552A JP21855293A JPH0767972A JP H0767972 A JPH0767972 A JP H0767972A JP 5218552 A JP5218552 A JP 5218552A JP 21855293 A JP21855293 A JP 21855293A JP H0767972 A JPH0767972 A JP H0767972A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気刺激を行う際に、無電源よる簡素な構成
によって、刺激部位に対する磁気刺激パルスの磁束密度
と、その電界強度とを的確に測定できるようにする。 【構成】 刺激コイル10に磁気刺激パルス発生装置1
4からパルスSpを送出する。刺激コイル10は入力さ
れるパルスSpに基づく磁束を発生して被検者Mの大脳
に磁気刺激を与える。この磁束が刺激コイル10に密着
して配置されるパルス磁束密度検出器12中のワンター
ン磁束検出コイル12bで検知され、磁束を検出した誘
起電圧を発生する。この誘起電圧である検出信号Saが
二本の絶縁線を撚り合わせて磁束に対する寄生開口面積
を低減したリード線11を通じて導出され、積分器16
及びアッテネータ18を通じて磁気刺激パルスの磁束密
度と、その電界強度を示す積分電圧V1 及び分圧電圧V
2 を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脳誘発電位検査などに利
用し、磁気刺激を行う際の被検者での刺激部位に対する
磁気刺激パルスの磁束密度と、その電界強度とを測定す
るための磁気刺激検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気刺激装置は、被検者
の大脳や抹消神経を無侵襲で磁気刺激し、この磁気刺激
で誘発される電位変化を検出している。この検出した電
位変化をモニタスコープなどで観測し、その測定結果か
ら臨床上の有効な情報を得ている。
【0003】この磁気刺激装置は被検者の大脳や抹消神
経を無侵襲で磁気刺激する刺激コイルと、刺激コイルが
接続される磁気刺激パルス発生装置とを備えている。
【0004】この構成の磁気刺激装置を用いて、生体で
誘発される電位変化を検出する場合、刺激コイルに磁気
刺激パルス発生装置から、例えば幅100〜300μs
及び電圧500V〜800Vのパルスが印加される。こ
の印加で刺激コイルから発生する磁束によって、生体内
部である導電性物質に渦電流が発生する。この渦電流が
神経を刺激し、生体の各方面に伝導される。例えば、大
脳を磁気刺激したときに、手のひらの尺骨神経又は正中
神経に伝達される誘発電位を電極を通じて検出してモニ
タースコープなどで観測している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例の
磁気刺激装置では、的確な測定かつ分析を行うために、
被検者の刺激部位への磁束量を計測した。また刺激コイ
ルから刺激部位への磁束密度が高く、その刺激強度が強
いとともに、その刺激回数が多い場合に刺激部位の損傷
が考えられ、動物実験における刺激部位の損傷の報告が
なされている。したがって、磁気刺激を安全に行うため
には、磁気刺激の強度を的確に測定する必要があるが、
現状では磁気刺激装置から刺激コイルの出力電圧をモニ
タするだけで、実際の測定部位の磁気刺激の強度に関し
ての測定は特に行われていない。
【0006】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、磁気刺激を行う際に、無電
源よる簡素な構成によって、被検者の刺激部位に対する
磁気刺激パルスの磁束密度と、その電界強度とを的確に
測定できる磁気刺激検出装置を提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気刺激検出装置は、薄手の絶縁基板と、
磁束を検出した時に誘起電圧を発生するコイルであっ
て、上記絶縁基板の一方の面上に配置された一つのワン
ターン磁束検出コイルと、2本の絶縁線を撚り合わせ、
上記ワンターン磁束検出コイルの両端部に1本ずつ接続
されて上記誘起電圧を導出するリード線とを備える構成
である。
【0008】この構成に加え、長尺の絶縁基板の長手方
向にワンターン磁束検出コイルからの長さを示す目盛り
を備える構成としている。
【0009】また本発明の磁気刺激検出装置は、上記絶
縁基板の一方の面上に配置された一つのワンターン磁束
検出コイルと、2本の絶縁線を撚り合わせ上記ワンター
ン磁束検出コイルの両端部に1本づつ接続されて上記誘
起電圧を導出するリード線と、上記ワンターン磁束検出
コイル内に配置され、上記絶縁基板を貫通した1つ以上
の貫通孔とを備える構成としている。
【0010】また本発明の磁気刺激検出装置は、薄手の
絶縁基板と、上記絶縁基板の一方の面上の端部に配置さ
れた一つのワンターン磁束検出コイルと、上記複数のワ
ンターン磁束検出コイルのそれぞれの誘起電圧を導出す
るようにそれぞれの両端部に1本ずつ接続された2本の
絶縁線を撚り合わせた複数のリード線とを備える構成で
ある。
【0011】それぞれのワンターン磁束検出コイルに代
えて、絶縁基板の両面に同心上にそれぞれワンターン磁
束検出コイルを設け、一方のワンターン磁束検出コイル
の一端部と他方のワンターン磁束検出コイルの一端部と
を同じ巻き方向となるように接続線で接続してツーター
ン磁束検出コイルを形成し、かつ、このツーターン磁束
検出コイルの両端に、誘起電圧を導出するための2本の
絶縁線を撚り合わせたリード線を接続する構成としてい
る。
【0012】またワンターン磁束検出コイルの中央部の
絶縁基板に、刺激コイルからの磁束を被検者に与える際
の被検者の部位を判断するための貫通孔が設けられる構
成である。
【0013】これらの構成に加え、抵抗器とコンデンサ
からなる無電源で動作し、刺激コイルにパルス電圧を印
加する際にリード線から導出されるパルス状の誘起電圧
を時間積分して磁束密度を示す積分電圧を出力する積分
手段を備える構成である。
【0014】また、これらの構成に加え、抵抗器で構成
されて無電源で動作し、リード線から導出される誘起電
圧を分圧して電界強度を示す分圧電圧を出力する分圧手
段を備える構成としている。
【0015】さらに、これらの構成に加え、誘起電圧を
導出する2本のリード線が接続される積分手段又は分圧
手段における入力端に並列接続され、かつ、2本のリー
ド線が接続されるコイルの内部抵抗より抵抗値が大き
く、かつ、積分手段における抵抗器より小さい抵抗値の
シャント用抵抗器を接続する構成としている。
【0016】さらに、磁束検出コイルが、上記絶縁基板
上に銅箔のエッチングにより形成されている構成として
いる。
【0017】
【作用】このような構成により、本発明の磁気刺激検出
装置は薄手の絶縁基板に配置したワンターン磁束検出コ
イルが、刺激コイルからのパルス磁束を検出した誘起電
圧を発生する。この発生電圧を、撚り合わせたリード線
を通じて導出している。すなわち、撚り合わせたリード
線によって磁束に対する寄生開口面積を低減し、ワンタ
ーン磁束検出コイルのみで誘起した電圧を導出してい
る。
【0018】また絶縁基板の目盛りによって、刺激コイ
ルとワンターン磁束検出コイルとの間隔が判明する。さ
らに絶縁基板に設けられた貫通孔により、測定部位を覗
き見て確認ができるばかりでなく、磁気刺激が容積導体
中(例えば水中)などで行われた時にも、渦電流の発生
を阻害することなく適切な刺激が可能となる。また絶縁
基板の長手方向に一直線状に配置した複数のワンターン
磁束検出コイルを通じて、刺激コイルから磁気刺激の検
出が行われ、被験者における広範囲の部位の磁気刺激が
検出される。
【0019】さらにワンターン磁束検出コイルの中央部
の絶縁基板の貫通孔によって、磁束を被検者に与える際
の被検者の部位が判明する。また絶縁基板の両面に設け
たコイルを直列接続したツーターン磁束検出コイルによ
って、高い誘起電圧が発生する。さらに磁束密度を示す
積分電圧及び電界強度を示す分圧電圧を無電源で得てい
る。またリード線の出力端である積分手段又は分圧手段
の入力端に設けられたシャント用の抵抗器によって、刺
激コイルとコイル間の浮遊静電容量が低減し、浮遊静電
容量による結合が阻止され、積分電圧及び分圧電圧にお
けるノイズが低減される。
【0020】このように、磁気刺激を行う際に無電源よ
る簡素な構成によって、被検者の刺激部位に対する磁気
刺激パルスの磁束密度と、その電界強度との的確な測定
が可能になる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の磁気刺激検出装置の実施例を
図面を参照して詳細に説明する。図1は第1の実施例の
全体を示す構成図である。図1において、この磁気刺激
検出装置は被検者Mの頭の上部に接して配置されるとと
もに、例えば幅100〜300μs及び電圧500V〜
1000VのパルスSpが入力されて磁束を発生して被
検者Mの大脳に磁気刺激を与える刺激コイル10と、刺
激コイル10と被検者Mの磁気刺激部位との間に配置さ
れ、刺激コイル10で発生した磁束で誘起した電圧であ
る検出信号Saを、二本の絶縁線を撚り合わせたリード
線11を通じて導出するパルス磁束密度検出器12とを
有している。刺激コイル10は、円形のコイル部と、把
手部からなり、コイルの開口部内に、この開口の中央点
を明示するために直交した十字ワイヤ10aが設けられ
ている。
【0022】さらに、この磁気刺激検出装置は、刺激コ
イル10に幅100〜300μs及び電圧500V〜1
000VのパルスSpを送出する磁気刺激パルス発生装
置14と、パルス状の検出信号Saを時間積分し、磁束
密度を示す積分電圧V1 を図示しないモニタスコープな
どに出力する積分器16とを有している。またパルス状
の検出信号Saを分圧した分圧電圧V2 を図示しないモ
ニタスコープなどに出力するアッテネータ18と、被検
者Mの大脳を刺激コイル10で磁気刺激した場合の手の
ひらの尺骨神経又は正中神経における誘発電位検出し
て、慣用的なAEP(聴性誘発電位)、SEP(体性誘
発電位)、VEP(視覚誘発電位)等を検査する誘発電
位検査装置に送出するための電極20a,20bとを有
している。
【0023】積分器16はパルス磁束密度検出器12か
らのリード線11を通じた検出信号Saが並列に印加さ
れて、パルス磁束密度検出器12の出力端をシャントす
る抵抗器Roが内蔵されるとともに、検出信号Saを積
分した積分電圧V1 を出力する抵抗器Riと、コンデン
サCiとを有している。
【0024】アッテネータ18はパルス磁束密度検出器
12からのリード線11を通じて供給される検出信号S
aを分圧した分圧電圧V2 を出力する抵抗器R1 ,R2
を有している。
【0025】次にパルス磁束密度検出器12を詳細に説
明する。図2は図1中のパルス磁束密度検出器12の詳
細な構成を示す上面図である。図2において、このパル
ス磁束密度検出器12は、ガラスエポキシ材などの基板
12aに銅箔をエッチング処理して、幅を略200μm
mに形成し、刺激コイル10で発生した磁束を検出した
誘起電圧を発生するワンターン磁束検出コイル12b
と、ワンターン磁束検出コイル12b内の中央における
基板12aに設けられ、被検者の測定部位の位置を明示
するための貫通孔12cとを有している。
【0026】さらに、このパルス磁束密度検出器12
は、ワンターン磁束検出コイル12bの両端部に接続さ
れるとともに、基板12a上に固定され、刺激コイル1
0からの磁束に対する寄生開口面積が低減し、ワンター
ン磁束検出コイル12b以外での磁束検知を阻止するた
めに二本の絶縁線を撚り合わせたリード線12dとを有
している。また基板12aの図における下端の長手方向
に印刷などで形成され、刺激コイル10をパルス磁束密
度検出器12上で移動させた場合の貫通孔12cからの
位置、すなわち、ワンターン磁束検出コイル12bから
離間した距離を知るためのスケール12eと、図1にお
けるリード線11と連接されたリード線12dの固定状
態を保持するために樹脂による一体成形又はビニールキ
ャップなどで覆ったホルダー12fとを有している。
【0027】図3は図2に示すパルス磁束密度検出器1
2中のワンターン磁束検出コイル12bとリード線12
dとの接続状態を示す上面図である。この例は基板12
aの一方の面に設けられ、ワンターン磁束検出コイル1
2bの一端に形成されたランド30に、このワンターン
磁束検出コイル12bが配置された基板面と反対の面に
配置され、貫通孔31を挿通して引き出されたリード線
12dにおける一方の絶縁線32が半田付けなどで接続
されている。
【0028】またワンターン磁束検出コイル12bの図
における右側の他端に貫通孔を有したランド33aが配
置され、このランド33aの反対の基板面に設けられた
ランド33bとスルーホールで接続されている。さらに
ランド33bは半田付け部34を有しており、この半田
付け部34にリード線12dにおける他方の絶縁線36
の先端導線が半田付けなどで接続されている。この構成
でワンターン磁束検出コイル12bとリード線12dと
の接続部分が安定かつ確実になる。
【0029】次に、この第1の実施例の構成における動
作及び機能について説明する。図1において、刺激コイ
ル10に磁気刺激パルス発生装置14から、パルスSp
を送出する。刺激コイル10は入力されるパルスSpに
基づく磁束を発生して被検者Mの大脳に磁気刺激を与え
る。この磁束が刺激コイル10に密着して配置されるパ
ルス磁束密度検出器12中のワンターン磁束検出コイル
12bで検知される。すなわち、磁束を検出した誘起電
圧を発生する。この誘起電圧である検出信号Saがリー
ド線11を通じて導出される。
【0030】このように刺激コイル10にパルス磁束密
度検出器12を密着して、刺激コイル10が発生する磁
束を検出する場合、ワンターン磁束検出コイル12b内
の貫通孔12cを通じて被検者Mの測定部位とを容易に
一致させることが出来る。また刺激コイル10の十字ワ
イヤ10aの交点とワンターン磁束検出コイル12b内
の貫通孔12cとを一致させることによって、ワンター
ン磁束検出コイル12bに刺激コイル10を、測定ごと
に常に一定の位置で配置できることになる。さらに刺激
コイル10をワンターン磁束検出コイル12bから離間
して磁気刺激を行って測定する場合に、刺激コイル10
における十字ワイヤ10aの交点をスケール12eの目
盛りで読み取ることによってワンターン磁束検出コイル
12bの中心位置から離間した刺激コイル10の距離が
容易に判明する。
【0031】ワンターン磁束検出コイル12bに接続さ
れるリード線11は二本の絶縁線を撚り合わせており、
これによって磁束に対する寄生開口面積を低減する。す
なわち、ワンターン磁束検出コイル12bのみで誘起し
た電圧を導出しており、検出誤差が低減される。このリ
ード線11を通じて導出された検出信号Saが抵抗器R
oに並列印加される。この抵抗器Roがパルス磁束密度
検出器12の出力端をシャントして、刺激コイル10と
ワンターン磁束検出コイル12bとの間の浮遊静電容量
を低減している。これによって、刺激コイル10とワン
ターン磁束検出コイル12bが浮遊静電容量で結合しな
くなり、刺激コイル10に印加されるパルスSpなどが
重畳せずに、積分電圧V1 及び分圧電圧V2 にノイズが
混入しなくなる。したがって、モニタスコープで積分電
圧V1 及び分圧電圧V2 を観測する際のS/N(信号/
ノイズ)比が向上して、より正確な測定が可能になる。
この場合の抵抗器Roの値はワンターン磁束検出コイル
12bの導体抵抗値より大きい抵抗値かつ、積分器16
内の抵抗器Riより小さい抵抗値に設定する。
【0032】この抵抗器Roを通じてパルス状の検出信
号Saが積分器16に入力され、積分器16は、検出信
号Saを抵抗器Riと、コンデンサCiの値で時間積分
した磁束密度Bを、図示しないモニタスコープで観測す
るための積分電圧V1 を出力する。パルスSpが印加さ
れる刺激コイル10が発生する磁束の密度は、内径付近
に最大磁束密度を持つ3次元分布である。この磁束をパ
ルス磁束密度検出器12における有限の開口面積のワン
ターン磁束検出コイル12bで検知すると平均化され
る。この場合、磁束密度分布中におけるワンターン磁束
検出コイル12bの開口面積を貫く磁束密度の総和を計
算し、これをワンターン磁束検出コイル12bの開口面
積で除算して、ワンターン磁束検出コイル12bが置か
れた中心位置で測定される磁束密度とする。
【0033】開口面積Sのワンターン磁束検出コイル1
2bに磁束密度Bが鎖交した場合に誘起する電圧eは次
式(1)で表される。 e=−d(B・S)/dt …(1)
【0034】この電圧eを時間積分した磁束密度Bは次
式(2)で表される。
【数1】
【0035】また、この時間積分を時定数Ci・Ri
(図1中の積分器16における抵抗器Riとコンデンサ
Ci)で行うと、積分器16の出力である積分電圧V1
は次式(3)で表わせる。
【数2】
【0036】式(2)及び式(3)から積分電圧V1 に
よって磁束密度Bが次式(4)で表される。
【数3】
【0037】積分電圧V1 は図示しないモニタスコープ
で観測して測定される。例えばモニタスコープの時間軸
を0.5ms/Divとし、2Divの遅延で処理す
る。感度は500μv/Divから5mv/Divに設
定し、フィルタは0.05Hz〜10kHzが適切であ
る。
【0038】また、アッテネータ18はパルス磁束密度
検出器12からのリード線11を通じて供給される検出
信号Saを抵抗器R1 ,R2 で分圧し、その分圧電圧V
2 を図示しないモニタスコープで観測する。これは刺激
コイル10から発生する磁束Φにより、生体内部である
導電性物質に渦電流が発生し、この渦電流が神経を刺激
して生体の各方面に伝導されるため、この磁束Φの変化
を知るためである。
【0039】この分圧電圧V2 は次式(5)で表され
る。 V2 =k(dΦ/dt) …(5)
【0040】この分圧電圧V2 も積分電圧V1 と同様に
モニタスコープで観測する。このようにして積分電圧V
1 から被検者Mの大脳への磁気刺激量が判明することに
なる。また分圧電圧V2 から被検者Mの大脳への磁束の
変化も判明する。
【0041】なお被検者Mの大脳を刺激コイル10で磁
気刺激した場合の手のひらの尺骨神経又は正中神経にお
ける誘発電位が電極20a,20bで検出される。この
電極20a,20bからの磁気刺激による誘発電位は、
慣用的な誘発電位検査装置で測定される。この測定は周
知のAEP(聴性誘発電位)、SEP(体性誘発電
位)、VEP(視覚誘発電位)等と同様の検査方法であ
る。
【0042】次に第2の実施例について説明する。図4
は第2の実施例におけるパルス磁束密度検出器の構成を
示す上面図である。図4において、このパルス磁束密度
検出器40は、ガラスエポキシ材などの基板40aに銅
箔をエッチング処理して形成し、刺激コイル10で発生
した磁束を検出するワンターン磁束検出コイル40b
と、ワンターン磁束検出コイル40bにおける中央の基
板40aに設けられ、被検者の測定部位の位置を明示す
るための貫通孔40cとを有している。
【0043】さらに、このパルス磁束密度検出器40は
ワンターン磁束検出コイル40b内かつ貫通孔40cの
周囲に設けられ、被検者の測定部位を覗き見るため、あ
るいは磁気刺激が容積導体中などで行われた時に、渦電
流の発生を阻害することなく適切な刺激が可能となるた
めの四つの窓41a,41b,41c,41dと、ワン
ターン磁束検出コイル40bの両端に接続され、刺激コ
イル10からの磁束に対する寄生開口面積を低減し、ワ
ンターン磁束検出コイル40b以外での磁束検知を阻止
するために、二本の絶縁線を撚り合わせたリード線42
と、リード線42の固定状態を保持するために樹脂の一
体成形又はビニールキャップなどで基板40aの突出部
位を覆ったホルダー43とを有している。この構成にあ
って、ワンターン磁束検出コイル40bの両端とリード
線42との接続は図3で示した接続構造と同様である。
【0044】このパルス磁束密度検出器40の動作は、
図2に示したパルス磁束密度検出器12と同様である
が、窓41a〜41dから磁気刺激を行う際に被検者の
刺激部位を見ることが出来きる。これによって磁気刺激
を行う際の部位、例えば磁束を与える神経の伝導方向な
どが正確に判明する。
【0045】さらに第3の実施例について説明する。図
5は第3の実施例におけるパルス磁束密度検出器50の
構成を示す上面図である。このパルス磁束密度検出器5
0は、ガラスエポキシ材などの横長の基板50aに銅箔
をエッチング処理して形成して、刺激コイル10で発生
した磁束を検出し、一直線上に配置された四つのワンタ
ーン磁束検出コイル51a,52a,53a,54a
と、ワンターン磁束検出コイル51a〜54aのそれぞ
れの中央部における基板50aに設けられ、被検者の測
定部位の位置を明示するための貫通孔51b,52b,
53b,54bとを有している。
【0046】さらに、このパルス磁束密度検出器50に
は、ワンターン磁束検出コイル51a〜54aのそれぞ
れの両端部に接続された刺激コイル10からの磁束に対
する寄生開口面積を低減し、ワンターン磁束検出コイル
51a〜54a以外での磁束検知を阻止するために、二
本の絶縁線を撚り合わせたリード線51c,52c,5
3c,54cと、このリード線51c〜54cの固定状
態を保持するために樹脂の一体成形又はビニールキャッ
プなどで基板50aの突出部位を覆ったホルダー55と
を有している。この構成にあって、ワンターン磁束検出
コイル51a〜54aのそれぞれの両端部と、リード線
51c〜54cとの接続は図3で示した接続構造と同様
である。
【0047】このパルス磁束密度検出器50は、一直線
上に配置された四つのワンターン磁束検出コイル51a
〜54aで、被検者における四つの測定部位を、一つの
検出器で測定可能になる。例えばワッターン磁束検出コ
イルを一つ配置した図2に示すパルス磁束密度検出器1
2又は図4に示すパルス磁束密度検出器40では、その
位置をずらしながら被検者で多数の部位を磁気刺激して
測定することになるが、このパルス磁束密度検出器50
では、一度に近傍の四つの部位の磁気刺激パルスの磁束
密度と、その電界強度とを測定できるため測定時間を短
縮できるようになる。
【0048】さらに第4の実施例について説明する。図
6は第4の実施例におけるパルス磁束密度検出器の構成
を示す上面図である。図6において、このパルス磁束密
度検出器60は、パルス磁束密度検出器12,40,5
0が磁束の検出にそれぞれワンターン磁束検出コイルを
用いている場合に対して、ツーターン磁束検出コイルを
用いている。
【0049】この例はガラスエポキシ材などの基板62
aの両面の同一部分に対向して銅箔をエッチング処理し
て形成し、刺激コイル10で発生した磁束を検出するワ
ンターン磁束検出コイル63a,63bと、このワンタ
ーン磁束検出コイル63a,63bにおける中央の基板
62aに設けられ、被検者の測定部位の位置を明示する
ための貫通孔64とを有している。
【0050】さらに、このパルス磁束密度検出器60は
ワンターン磁束検出コイル63a,63bを螺旋状に接
続してツーターン磁束検出コイルを形成し、かつ、二本
の絶縁線を撚り合わせたリード線65を接続した接続部
を有している。この接続部はワンターン磁束検出コイル
63a,63bの両端部の間に設けられた四角形状の貫
通孔66と、この貫通孔66を挿通して、ワンターン磁
束検出コイル63aの図における右側の一端と、ワンタ
ーン磁束検出コイル63bの図における左側の他端とを
接続して螺旋状に接続したツーターン磁束検出コイルを
形成するためのジャンパ線67とを有している。
【0051】さらに、この接続部はワンターン磁束検出
コイル63aの図における左側の一端とリード線65の
一方の絶縁線65aの先端導線とが接続され、またリー
ド線65の他方の絶縁線65bの先端導線が、貫通孔6
6を挿通されてワンターン磁束検出コイル63bの図に
おける右側の他端と接続されている。
【0052】このパルス磁束密度検出器60はワンター
ン磁束検出コイル63a,63bをジャンパ線67で接
続してツーターン磁束検出コイルに形成している。そし
て、このツーターン磁束検出コイルで、刺激コイル10
で発生した磁気による誘起電圧を検出信号として導出し
ている。この場合、高い誘起電圧が得られるため、S/
N比が向上し、精度の高い磁気刺激パルスの磁束密度
と、その電界強度とを測定できるようになる。
【0053】なお、この図6に示すツーターン磁束検出
コイルのパルス磁束密度検出器60をパルス磁束密度検
出器12,40,50に適用して構成すれば、それぞれ
の利点に併せて、高い誘起電圧が得られ、よりS/N比
が向上して、さらに高精度の磁気刺激パルスの磁束密度
と、その電界強度との測定が可能になる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気刺激検出装置は、ワンターン磁束検出コイルが、
刺激コイルからのパルス磁束を検出した誘起電圧を発生
し、撚り合わせたリード線を通じて導出している。この
場合、目盛り、貫通孔、複数のワンターン磁束検出コイ
ルによって磁気刺激の部位が容易に判明し、かつ、複数
の部位への磁気刺激が容易に行われる。さらにワンター
ン磁束検出コイルの内側に設けられた窓により、磁気刺
激が容積導体中などで行われた場合であっても渦電流の
発生を阻害することなく適切な刺激が可能となる。また
ツーターン磁束検出コイルによって高い誘起電圧が発生
するとともに、磁気刺激パルスの磁束密度と、その電界
強度を示す積分電圧及び分圧電圧を無電源で得ている。
さらにシャント用の抵抗器によって浮遊静電容量が低減
して積分電圧及び分圧電圧におけるノイズが低減され
る。
【0055】これらによって、磁気刺激を行う際に無電
源よる簡素な構成とともに、被検者の刺激部位に対する
磁気刺激パルスの磁束密度と、その電界強度との的確な
測定が可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気刺激検出装置における第1の実施
例の全体を示す構成図である。
【図2】図1中のパルス磁束密度検出器の詳細な構成を
示す上面図である。
【図3】図2に示すパルス磁束密度検出器中のワンター
ン磁束検出コイルとリード線との接続状態を示す上面図
である。
【図4】第2の実施例におけるパルス磁束密度検出器の
構成を示す上面図である。
【図5】第3の実施例におけるパルス磁束密度検出器の
構成を示す上面図である。
【図6】第4の実施例におけるパルス磁束密度検出器の
構成を示す上面図である。
【符号の説明】
10 刺激コイル 10a 十字ワイヤ 11 リード線 12 パルス磁束密度検出器 12b ワンターン磁束検出コイル 12c 貫通孔 12d リード線 12e スケール 14 磁気刺激パルス発生装置 16 積分器 18 アッテネータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄手の絶縁基板と、磁束を検出した時に
    誘起電圧を発生するコイルであって、 上記絶縁基板の一方の面上に配置された一つのワンター
    ン磁束検出コイルと、 2本の絶縁線を撚り合わせ上記ワンターン磁束検出コイ
    ルの両端部に1本ずつ接続されて上記誘起電圧を導出す
    るリード線と、 を備える磁気刺激検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の構成に加え絶縁基板上に
    ワンターン磁束検出コイルの中心からの長さを示す目盛
    りを備えることを特徴とする磁気刺激検出装置。
  3. 【請求項3】 薄手の絶縁基板と、 上記絶縁基板の一方の面上に配置された一つのワンター
    ン磁束検出コイルと、 2本の絶縁線を撚り合わせ上記ワンターン磁束検出コイ
    ルの両端部に1本づつ接続されて上記誘起電圧を導出す
    るリード線と、 上記ワンターン磁束検出コイル内に配置され、上記絶縁
    基板を貫通した1つ以上の貫通孔と、 を備える磁気刺激検出装置。
  4. 【請求項4】 薄手の絶縁基板と、 上記絶縁基板の一方の面上の端部に配置された一つのワ
    ンターン磁束検出コイルと、 上記複数のワンターン磁束検出コイルのそれぞれの誘起
    電圧を導出するようにそれぞれの両端部に1本ずつ接続
    された2本の絶縁線を撚り合わせた複数のリード線と、 を備える磁気刺激検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載のワンター
    ン磁束検出コイルに代えて、絶縁基板の両面に同心上に
    それぞれワンターン磁束検出コイルを設け、一方のワン
    ターン磁束検出コイルの一端部と他方のワンターン磁束
    検出コイルの一端部とを同じ巻き方向となるように接続
    線で接続してツーターン磁束検出コイルを形成し、か
    つ、このツーターン磁束検出コイルの両端に、誘起電圧
    を導出するための2本の絶縁線を撚り合わせたリード線
    を接続することを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の磁気刺激検出装置。
  6. 【請求項6】 ワンターン磁束検出コイルの中央部の絶
    縁基板に、コイルの中心を指示するための貫通孔が設け
    られることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記
    載の磁気刺激検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    構成に加え、抵抗器とコンデンサからなる無電源で動作
    し、リード線から導出される誘起電圧を時間積分して磁
    束密度を示す積分電圧を出力する積分手段を備えること
    を特徴とする磁気刺激検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7記
    載の構成に加え、抵抗器で構成されて無電源で動作し、
    リード線から導出される誘起電圧を分圧して電界強度を
    示す分圧電圧を出力する分圧手段を備えることを特徴と
    する磁気刺激検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の構成に加え、誘起
    電圧を導出する2本のリード線が接続される積分手段又
    は分圧手段における入力端に並列接続され、かつ、上記
    2本のリード線が接続されるコイルの内部抵抗より抵抗
    値が大きく、かつ、積分手段における抵抗器より小さい
    抵抗値のシャント用抵抗器を接続することを特徴とする
    磁気刺激検出装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至6記載のワンターン磁束検
    出コイルが、上記絶縁基板上に銅箔のエッチングにより
    形成されていることを特徴とする磁気刺激検出装置。
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