JPH0767893A - 医用器具の滅菌方法およびその装置 - Google Patents

医用器具の滅菌方法およびその装置

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JPH0767893A
JPH0767893A JP5338042A JP33804293A JPH0767893A JP H0767893 A JPH0767893 A JP H0767893A JP 5338042 A JP5338042 A JP 5338042A JP 33804293 A JP33804293 A JP 33804293A JP H0767893 A JPH0767893 A JP H0767893A
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JP
Japan
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liquid
sterilizing
tubular body
capillary
medical instrument
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JP5338042A
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English (en)
Inventor
Shigeo Aoyanagi
重郎 青柳
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KOKI BUSSAN KK
Original Assignee
KOKI BUSSAN KK
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Publication date
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Publication of JPH0767893A publication Critical patent/JPH0767893A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科用タービンハンドピース等のような毛細
管部を有する医用器具の滅菌方法および装置を提供す
る。 【構成】 毛細管部を有する被滅菌医用器具を液体供給
口を備えた密閉容器に収納し、該密閉容器内および毛細
管部内を減圧状態にしたのち、該密閉容器内へ消毒剤を
供給し、該消毒剤の液位を上昇させることにより該毛細
管部へ該消毒剤を吸引させ、ついで該消毒剤を該密閉容
器より排出させることを特徴とする医用器具の滅菌方法
およびその装置を提供する。 【効果】 室温で操作でき、医用器具と劣化させず、短
時間で操作でき、外部および毛細管部をも同時に滅菌で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用器具の滅菌方法お
よびその装置に関するものである。詳しく述べると、歯
科用ターバンハンドピーズ、ヘマクリット管、注射針等
のように毛細管部を有する医用器具の滅菌方法およびそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本においては、B型肝炎(HBC)、
C型肝炎(HCV),エイズ(HIV)等、唾液または
血液を介して感染するウィルス感染症やMRSA(メチ
シリン耐性黄色ブドウ球菌)の蔓延、また米国では特に
エイズの蔓延と社会環境は悪化の傾向をたどりつつあ
る。
【0003】ウィルス性感染症が歯科治療において特に
重要視されるのは、ウィルスキャリアが歯科を受診する
確率が高いこと、これら感染症は程度の差こそあれ、血
液や唾液を感染源としているからである。しかも、歯科
治療は常に血液と唾液に接しているばかりでなく、エア
ータービンの使用によって血液および唾液を含んだ感染
物質をエアロゾルとして診療室に飛散させており、ウィ
ルス感染症の院内感染の危険が高まっている。またエア
ータービンの使用中に血液等は毛細管部へはあまり侵入
しないが、エアータービンの停止時に陰圧となるので、
血液等が侵入し、これが残留する。
【0004】このような社会状況の変化に対応するため
に、例えば歯科臨床現場では、諸種類の器具、装置の滅
菌消毒の励行も進んでいる。しかしながら、歯科用ター
ビンハンドピース(以下、ハンドピースと略称する)
は、機構的に後引きによる内部汚染防止が困難であるの
で、ハンドピースの滅菌消毒が重要な問題となってい
る、この問題を解決するために、ハンドピース本体を滅
菌し、患者毎に取り替えているのが現状である(日本歯
内療法協会雑誌第12巻第2号)。
【0005】このような滅菌方法としては、オートクレ
ーブ滅菌法がある(日本歯科評論第605号、1993
年3月号)。すなわち、歯科治療終了後、ハンドピース
を歯科用タービンから外し、(a)アルコール綿花で清
拭し、(b)ハンドピースの先端からオイルが出るまで
注油し、(c)該ハンドピースを滅菌専用袋に入れたの
ち、オートクレーブ庫内に入れ、(b)滅菌の時間およ
び温度を設定し、(e)乾燥時間を設定し、(f)滅菌
終了後スイッチをオフにして温度を100℃以下に低下
させ、(g)乾燥タイマーをオフにして蒸気が出なくな
るまで待ち、(h)扉を開けてハンドピースを取出して
放冷することにより滅菌処理は完了し、次の患者に使用
できる。
【0006】しかしながら、このような方法では使用す
るオートクレーブが極めて高価であり、また滅菌処理操
作が煩雑であり、しかも長時間を要し、また、一般的に
ハンドピースの減菌を高圧蒸気減菌で処理すると劣化が
進み、約200回の減菌操作で使用不能となる場合があ
るなど、全体として高価となり、実用上問題が多いのが
現状である。また、このようなオートクレーブ滅菌法で
は、毛細管部内に固着した血液等は、除去するのが極め
て困難であるのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、医用器具の新規な滅菌方法およびその装置を提
供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、歯科用ターバンハン
ドピース、ヘマクリット管、注射針等のように毛細管部
を有する医用器具の滅菌方法およびその装置に関するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの諸目的は、毛細
管部を有する被滅菌医用器具を液体供給口を備えた密閉
容器に収納し、該密閉容器内および毛細管部内を減圧状
態にしたのち、該密閉容器内へ消毒剤を供給し、該消毒
剤の液位を上昇させることにより該毛細管部へ該消毒剤
を吸引させ、ついで該消毒剤を該密閉容器より排出させ
ることを特徴とする医用器具の滅菌方法により達成され
る。
【0010】これらの諸目的は、被滅菌医用器具収納用
の液体供給口を有する少なくとも1個の筒状体と、該筒
状体の一端を密閉し得る被滅菌医用器具用固定部材と、
該筒状体の他端付近に連結した少なくとも1個の液体圧
送部材と、該筒状体と該液体圧送部材とにより形成され
る空間部に連結して設けられた液体排出口とよりなる医
用器具の滅菌装置によっても達成される。
【0011】
【作用】つぎに、図面を参照しながら本発明による医用
器具の滅菌装置について説明する。
【0012】図1は、本発明による医用器具の滅菌装置
の一実施態様を示すものである。すなわち、図1に示す
ように、ハンドピース、ヘマクリット管、注射針等のよ
うに毛細管部1を有する医用器具2を収納するための液
体供給口3,4を備えた少なくとも1個の筒状体5と、
該筒状体5の一端、例えば上端の開口部を密閉し得る被
滅菌医用器具用固定部材6と、前記筒状体5の他端付
近、例えば下端に連結した少なくとも1個の流体圧送部
材7と、前記筒状体5と前記流体圧送部材とにより形成
される空間部8に連結して設けられた液体排出口9とよ
りなる医用器具の滅菌装置である。
【0013】該筒状体5は、金属、プラスチック、ガラ
ス等で作られ、その任意の個所、好ましくは側壁に1個
または複数個の滅菌剤(消毒剤)および/または洗浄液
を供給するための液体供給口4,3が設けられている。
この液体供給口4,3は、被滅菌医用器具用固定部材6
に設けることもできる。
【0014】該医用器具固定部材6は、滅菌すべき医用
器具2を固定するための部材であって、例えばハンドピ
ースの上部を挟持するか、あるいは予め該ハンドピース
に連結されているチューブに外嵌されていて、前記筒状
体5の一端、例えば上端の開口部を閉塞して密閉する。
該医用器具固定部材6は、通常、ゴム、プラスチック
ス、エラストマー等で作られている。なお、例えば、ハ
ンドピースを分離して減菌する場合には、該固定部材と
は別に密閉部材を設けてもよいことはもちろんである。
【0015】前記液体供給口3,4にはそれぞれ弁1
0,11、例えば電磁弁が設けられ、それぞれ図示しな
い消毒剤供給源および洗浄液供給源に接続している。ま
た、該液体供給口3,4は、該筒状体5に1個設け、前
記洗浄液供給源および消毒剤供給源に切替弁を介して接
続させてもよい。
【0016】前記流体圧送部材7は、前記筒状体5の他
端付近、例えば下端に、必要により連結部材12を介し
て連結されている。このような流体圧送部材7として
は、ピストン、プランジャー、ベロフラム形シリンダ等
があり、これらのシリンダ17内を往復動する可動部材
13は、クランク14、カム(図示せず)、変速機15
等を介してモータ16等の動力源に接続している。
【0017】しかして、前記筒状体5と流体圧送部材
7、例えばシリンダ17との間に形成される空間部8に
は、液体排出口9が設けられている。この液体排出口9
には弁、例えば、電磁弁18が設けられている。その取
付け位置は、例えば図1に示すように流体圧送部材7を
前記筒状体5の下部にほぼ垂直方向に設ける場合には、
シリンダ17の最下部であるが、流体圧送部材7を水平
方向に取付ける場合には、シリンダ17の胴体の最下部
であり、また、後述するように、図2に示すように筒状
体5に対して並列して設け、下部同士を連結部材で接続
する場合には、該連結部材の最下部であることが望まし
い。
【0018】図2は、本発明による医用器具の滅菌装置
の他の実施態様を示すものであり、図1に示す装置のう
ち、筒状体5と流体圧送装置7とをほぼ垂直に並列に配
置し、両端部を連結部材12で連結し、該連結部材12
の最下部に液体排出口9を設けてなるのである。
【0019】なお、図2において、図1と同一の符号は
同一部材を表わす。
【0020】図3は、本発明による医用器具の滅菌装置
のさらに他の実施態様を示すのであり、複数個、例えば
3個の筒状体25a,25b,25cを垂直に並列に設
け、かつ、流体圧送装置27、例えばプランジャー33
も同様にほぼ垂直に設けてなるのものである。しかし
て、各下端において、連結部材32により連結されてお
り、該連結部材32の少なくとも1個所に液体排出口2
9が設けられている。また、各筒状体25a,25b,
25cにはそれぞれ、液体供給口23a,24a,23
b,24b,23c,24cが設けられている。
【0021】なお、図3において、図1の符号に20を
プラスした符号は、図1の装置と同一の部材を表わす。
【0022】図4は、本発明による医用器具の滅菌装置
の別の実施態様を示すもので、図3に示す装置と同様に
複数個、例えば3個の筒状体45a,45b,45cを
垂直に並列に設け、かつ流体圧送部装置47、例えばピ
ストン53も同様にほぼ垂直に設けてなるものである。
しかして、前記筒状体45a,45b,45cおよび流
体圧送装置47は、各下端において連結部材52により
連結されている。
【0023】これらの連結部材52には多方活性弁59
が設けれており、同時には一方にのみ開き、他方には閉
じている。また、各連結部材52には弁、例えば電磁弁
60a,60b,60cが設けられており液体の排出口
を形成している。
【0024】なお、図4において、図1の符合に40を
プラスした符合は、図1の装置と同一部材を表わす。
【0025】図5は、本発明による医用器具の滅菌装置
のさらに別の実施態様を示すもので、ハンドピース、ヘ
マクリット管、注射針等のように毛細管部101を有す
る医用器具102を収納するための液体供給口103を
備えた少なくとも1個の筒状体105と、該筒状体10
5の一端、例えば上端の開口部を密閉し得る滅菌医用器
具固定部材106と、前記筒状体105の他端付近、例
えば下端に連結した第1の三方活性弁109および導管
108を介して液溜110に連結されており、該導管1
08の途中には少なくとも1個の流体圧送部材107が
設けられ、前記液溜110の一端には第2の三方活性弁
111が設けられ、また、ガス排出口112が設けられ
ている。
【0026】第1の三方活性弁109には液排出口11
3が設けられている。また、第2の三方活性弁111に
は滅菌剤(消毒剤)供給口114および洗浄液供給口1
15が設けられている。さらに、ガス排出口112の先
端には、必要によりフィルター(図示せず)が設けられ
ている。
【0027】なお、上記装置において使用される弁は、
全て必要により電磁弁が用いられる。
【0028】つぎに、本発明装置を用いて医用器具を滅
菌する方法について説明する。
【0029】図1に示す装置の場合について説明する
と、まずピストン13をシリンダ17内で上昇させて、
その先端13aをほぼA点の位置に位置させる。つぎ
に、滅菌すべき医用器具2を、例えば、水供給源(図示
せず)、動力源(図示せず)等に接続したチューブを連
結しているハンドピースを固定した医用器用固定部材6
を筒状体5の上端開口部に固定して密閉した空間を形成
する。さらに、弁(例えば電磁弁)11を開いて液体供
給口4より滅菌液(消毒剤)を筒状体5内に注入し、液
面がC点に達すると、弁11が閉じる。
【0030】つぎに、モータ16が回転し、変速機15
により所定の回転数でクランク14の作動によりピスト
ン13がA点とD点との間を往復動する。この往復動に
より液面がB点とC点との間を上下する。このとき、医
用器材の毛細管部の他端は逆止弁等により閉塞している
ので、筒状体5内は完全密閉状態であるので、ピストン
が下降すると液面が下がるとともに該筒状体5内に減圧
状態となると同時に毛細管部1内も減圧状態となる。こ
の場合、該毛細管部1の先端(最下端)開口部よりも下
に液面が下がることが必要である。そうでないと毛細管
部1内は減圧状態とならないからである。しかして、つ
ぎに液面を上昇させると、減圧状態にある毛細管部内へ
消毒液が侵入することになる。このような操作を繰返す
ことにより該毛細管内に残留していた血液、唾液、その
他の体液は除去されるとともに滅菌されることになる。
また、同時に医用器具の外側面も減菌されることにな
る。
【0031】このピストン13の往復動を数回、例えば
5回、各20〜60秒、例えば約30秒繰返す。つぎ
に、ピストンをD点に戻し、弁20を開いて気体供給口
19より気体を筒状体5内に導入するとともに弁(例え
ば電磁弁)18が開き、消毒剤が排出される。
【0032】さらに、ピストン13をA点まで上昇させ
たのち、弁(電磁弁)10を開き、洗浄液を筒状体5内
に供給し、液面がC点に達したら弁10を閉じる。つぎ
に、消毒液の場合と同様にピストン13の往復動を繰返
すことにより洗浄剤の液位を上下させ、筒状体2内およ
び毛細管部1内を減圧状態にしたりあるいは常圧ないし
加圧状態にして、これにより医用器具の毛細管部1内へ
の洗浄液の侵入および排出を繰返し、毛細管部1内に残
留している消毒液を完全に除去する。この場合も、回数
および各時間は、滅菌液の場合と同様でよい。
【0033】最後に、ピストン13を下降させ、弁20
を開いて気体供給口19より気体を筒状体5内に導入す
るとともに、弁18を開いて液体排出口9より洗浄液を
排出させ、これにより滅菌操作を終了する。
【0034】なお、消毒剤としてアルコール等を使用す
る場合には、必ずしも洗浄行程を必要としないので、該
洗浄行程は省略できる。
【0035】以上は、医療器具2の毛細管部1の他端が
閉塞している場合であるが、ハンドピース等を分離して
減菌する場合には、該毛細管部1の両端は連通している
ので、筒状体2内を減圧することにより該毛細管部1内
も減圧状態となるので、液位を必ずしも毛細管部1の最
下端部より下位にしなくてもよい。
【0036】図2に示す滅菌装置の場合も、図1に示す
滅菌装置の場合と全く同様である。図3に示す滅菌装置
は、例えば3個の筒状体25a,25b,25cに、医
用器具を固定した医用器具固定部材26a,26b,2
6cを固定したのち、流体圧送部材27のプランジャー
33を下降させ、ついで、液体供給口23a、23b、
23cより滅菌液(消毒剤)を所定の液位になるよう供
給する。つぎに、プランジャー33を上昇させることに
より滅菌液の液位を下げることにより該筒状体内および
医用器具の毛細管内を減圧状態にする。
【0037】このようにして、プランジャー33の往復
動により滅菌液の液位を上下させる。この場合(毛細管
部の他端が閉塞している場合)、液位は毛細管先端開口
部より下に下げる必要がある。しかして、前記各筒状体
25a,25b,25cは医用器具固定部材により密封
された状態であるので、プランジャー33を下降させる
と、液位の上昇とともに滅菌液は毛細管部内へ侵入し、
一方、液位が下降すると、毛細管部内の滅菌液は排出さ
れるとともに前記筒状体内が減圧状態となるので、毛細
管部内も減圧状態となる。
【0038】このような操作を数回繰返したのち、気体
を筒状体内に置換しながら弁38を開いて滅菌液を液体
排出口29より排出させる。ついで、弁38を閉じ、液
体供給口24a,24b,24cより洗浄液を筒状体2
6a,26b,26cに供給し、プランジャー33を往
復動させて洗浄液の液位を上下させて洗浄を行なう。こ
のような操作を数回繰返したのち、弁38を開いて洗浄
液を液体排出口29より排出させることにより滅菌操作
を終了する。
【0039】図3に示す滅菌装置は、例えば、基本的に
は図2に示す滅菌装置の操作と同様であり、例えば1個
の筒状体45aに、滅菌すべき医用器具を固定した医用
器具用固定部材46aを固定し、多方活性弁59を開い
て液体圧送部材47と筒状体46aのみを連通させ、他
の筒状体46b、46cは予備用とし、図2の場合と同
様に操作する。
【0040】操作終了後は、滅菌液を三方活性弁60a
を開いて排出し、前記操作中に準備していた他の筒状体
46b、46cについて順次同様な操作を繰返す。
【0041】図3に示す滅菌装置は、まず洗浄液供給口
115側の弁を閉じたのち、滅菌液供給口114より滅
菌液を液溜110に供給し、ついでロータリーポンプ1
07を作動させて筒状体105の所定の液位Xに達する
ように滅菌液を筒状体105に送る。つぎに、滅菌すべ
き医用器具102、例えば水供給源(図示せず)、動力
源(図示せず)等に接続したチューブを連結しているハ
ンドピースを固定する医用器具固定部材106を、該筒
状体105の上端開口部に固定して密閉した空間を形成
する。すなわち、前記液位Xは、滅菌すべき医用器具1
02がほぼ全部浸消される程度以上が望ましい。
【0042】つぎに、ロータリーポンプ107を逆回転
させることにより液位Yを、医用器具の毛細管101の
開口部より下位になるように下げることにより毛細管内
および筒状体105内を減圧状態にする。この場合、さ
きに医用器具固定部材106を固定したのち、電磁弁1
20を開いて排気口119から排気しながら液位Xを上
昇させ、ついで、電磁弁120を閉じてからロータリー
ポンプを逆回転させて液位を下げてもよい。さらに、ロ
ータリーポンプ107を再逆回転させることにより液位
はX位置まで上昇するとともに毛細管内にも侵入する。
このような液位の上下動を図1の装置の場合と同様に数
回行なうことにより滅菌操作が行なわれる。
【0043】つぎに、三方活性弁109の液排出口11
3側の弁、排気口119の電磁弁120を開いて滅菌液
を排出させる。
【0044】滅菌液が排出したのちには、洗浄液供給口
115より洗浄液を液溜110に供給し、滅菌液の場合
と同様な操作を行なって洗浄操作を終了する。
【0045】なお、排気口119の開口部には、必要に
よりフィルター(図示せず)が設けられる。さらに、筒
状体105内をクローズドシステムで行ないたい場合に
は、排気口119と滅菌液供給口114および/または
洗浄液供給口115を連結して弁の開閉操作により全体
の操作を行なって筒状体105内の減圧および排気を行
なってもよい。また、液溜は、可撓性材料で製作すれ
ば、液体の増減に応じて体積が変化するので、ガス排出
口112は必ずしも設ける必要はない。
【0046】本発明においては、従来公知の消毒剤が滅
菌液として使用できるが、一例を挙げると、次の通りで
ある。
【0047】(1)ウィルスに対する消毒 B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルス、ポリオ、コクサ
ッキー、アデノウィルス、AIDSウィルス等のウィル
スに対しては、つぎのものがある。
【0048】次亜塩素酸ナトリウム、ホルマリン、ヨー
ドホルム、グルタルアルデヒド、フェノール、エチルア
ルコール、0.5%イルガサン(登録商標)のアルコー
ル溶液等がある。
【0049】また、リン酸化合物0.05〜5重量%、
好ましくは0.1〜3重量%および界面活性剤0.05
〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%よりなる水溶
液も使用できる。
【0050】このようなリン酸化合物としては、リン酸
ビス−2−エチルヘキシル、2−エチルヘキシルホスホ
ン酸モノ−2−エチルヘキシル、リン酸トリブチル、リ
ン酸ジイソデシル、ブチルホスホン酸ジブチル、モノ
(2−アクリロイルオキシエチル)アシッドホスフェー
ト、モノ(2−メタクリロイルオキシエチル)アシッド
ホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイルオキシ
エチルホスフェート、メチルアシッドホスフェート、イ
ソプロピルアシッドホスフェート、ブチルアシッドホス
フェート、ジブチルホスフェート、モノブチルホスフェ
ート、2−エチルヘキシルアシッドホスフェート、ジ−
2−エチルヘキシルホスフェート、イソデシルアシッド
ホスフェート、モノイソデシルホスフェート、トリフェ
ニルホスファイト、トリスートリデシルホスファイト、
ジブチルハイドロジェンホスファイト、トリメチルホス
フェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフ
ェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリ−2−
エチルヘキシルホスフェートトリオレイルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニ
ルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、
2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリス−
クロロエチルホスフェート、トリス−ジクロロプロピル
ホスフェート、トリス−β−クロロプロピルホスフェー
ト、トリス−(トリブロモフェニル)ホスフェート、ト
リス−(ジプロモフェニル)ホスフェート、トリス−
(ブロモネオペンチル)ホスフェート等がある。
【0051】界面活性剤としては、ドデシル硫酸ナトリ
ウム、オレイン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナト
リウム、ドデシル−N−サルコシン酸ナトリウム、コー
ル酸ナトリウム、デオキシコール酸ナトリウム、タウロ
デオキシコール酸ナトリウム、トリトン(Trito
n)X−165、トリトンX−100、トリトンN−1
01、トリトンX−114、トリトンX−45、トウィ
ーン(Tween)20、トウィーン40、トウィーン
60、トウィーン80、ブリ−(Brij)58、ブリ
−56、ブリ−96、ブリ−76、エマゾール(Ema
sol)1130、ルブロール(Lubrol)WX,
ノニデット(Nonidet)P−40,スパン(sp
an)20、スパン40等の陰イオン界面活性剤があ
る。
【0052】またセチルトリメチルアンモニウムブロマ
イド、ドデシルピリジニウムクロライド等の陽イオン界
面活性剤がある。
【0053】さらに、3−〔(コールアミドプロピル)
ジメチルアンモニオ〕−1−プロパンスルホン酸(CH
APS)、3−〔(3−コールアミドプロピル)ジメチ
ルアンモニオ〕−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホ
ン酸(CHAPSO)、パルミトイルリゾレシチン、ド
デシル−β−アラニン等の両性イオン界面活性剤があ
る。
【0054】また、オクチルグルコシド、オクチルチオ
グルコシド、ヘプチルチオグルコシド、デカノイル−N
−メチルグルカミド(MEGA−10)、ポリオキシエ
チレンドデシルエーテル(Brij,Lubrol)、
ポリオキシエチレン−i−オクチルフェニルエーテル
(Triton X)ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル(Nonidet P−40、Triton
N)、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(Spa
n)、ポリオキシエチレンソリビトールエステル(Tw
een)等の非イオン界面活性剤がある。
【0055】なお、前記リン酸化合物および界面活性剤
を含有する水溶液にさらに0.05〜5重量%、好まし
くは0.1〜3重量%のポリエチレングリコール(例え
ば分子量62,400,600,1500,6000
等)を配合した水溶液は、公知ではないが極めて優れた
滅菌効果を示す。また、果糖液を加えることにより消毒
後の廃液の凝集沈殿が促進され、排出除去がより容易と
なる。
【0056】(2)結核菌に対する消毒 5%石炭酸、5%クレゾール石けん液、70〜90%エ
タノール、20%ホルマリン液、2%グルタルアルデヒ
ド、125ppm次亜塩素酸ナトリウム等がある。
【0057】(3)真菌に対する消毒 ホルマリン水、パラホルムアルデヒド、2%グルタルア
ルデヒド等がある。
【0058】(4)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対
する消費 0.2%ポビドンヨード、0.2%塩化ベンザルコニウ
ム、70〜90%エタノール、70〜90%イソプロパ
ノール、ジデシルメチルアンモニウムクロライド、2%
グルタルアルデヒド、0.1%ヒビテン(登録商標)、
0.1%オスバン(登録商標)、0.1%イソジン(登
録商標)、0.1%デコ−51(登録商標)等がある。
【0059】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0060】実施例1 図1に示す滅菌装置においてピストン13を所定の位置
まで上昇させた。ついで予めタービンを作動させたの
ち、HIVウィルスに感染した血液にハンドピースを浸
漬し、さらに停止させたハンドピース2を固定させた医
用器具固定部材6を、一端を逆止弁で閉塞した状態で筒
状体5の上端開口部に固定し、さらに電磁弁11を開い
て消毒液(TNBPを0.3%、TritonX−10
0を0.3%、PEG400を0.3%含有する水)を
筒状体5内に所定の液位に達するまで供給したのち電磁
弁4を閉じた。
【0061】つぎに、モータ16を作動させてピストン
13を下降させることにより液位を、該ハンドピースの
毛細管部1の先端開口より下位になるように下げて該筒
状体2内および毛細管部1内を減圧状態にした。このよ
うにしてピストン13を往復動させて消毒液の液位を上
下させた。このときの1回当りの時間は30秒で5回繰
返した。その後ピストン13を下降させ、電磁弁18を
開いて消毒液を排出させた。
【0062】さらに、ピストン13を所定位置まで上昇
させたのち、電磁弁10を開いて水を洗浄液として供給
し、消毒液の場合と同様にピストン13の作動により液
位を上下させて同様の時間および同数で洗浄操作を行な
ったのち、ピストン13を下降させて電磁弁18を開
き、液体排出口9より水を排出させた。
【0063】このようにして滅菌されたハンドピースを
前記筒状体2に収納し蒸留水を供給し、前記洗浄工程と
同時操作を行なったのち、蒸留水を採取し、キット(セ
ロディア−HIV、富士レビオ株式会社製キット)を用
いて酵素−抗体法により検定したところ、ネガティブ
(判定−)であった。
【0064】比較例1 実施例1と同様にHIVウィルス含有血液に感染したハ
ンドピースを、実施例1で使用した筒状体2に予め実施
例1の消毒液を供給したのち、収納し筒状体内を密閉す
ることなく5分間浸漬して滅菌処理を行なった。つい
で、同様に水を供給して洗浄して滅菌処理を行なった。
【0065】その後、実施例1と同様に密閉状態で蒸留
水により洗浄を行なったのち、蒸留水を採取し、実施例
1と同様の方法で検定を行なったところ、ポジティブ
(判定+)であった。
【0066】実施例2 B型肝炎ウィルスに感染した血液について、実施例1と
同様の滅菌操作を行ない、さらにキット(セロディア−
アンティHBs、富士レビオ株式会社製)を用いて検定
を行なったところ、ネガティブ(判定−)であった。
【0067】比較例2 B型肝炎ウィルスに感染した血液について、比較例1と
同様の滅菌操作を行ない、さらに同様な検定を行なった
ところポジティブ(判定+)であった。
【0068】実施例3 T細胞白血病ウィルスに感染した血液について実施例1
と同様の滅菌操作を行ない、さらにキット(セロディア
HTLV−I、富士レビオ株式会社製)を用いて検定し
たところネガティブ(判定−)であった。
【0069】比較例3 T細胞白血病ウィルスに感染した血液について比較例1
と同様の滅菌操作を行ないさらに同様な検定を行なった
ところ、ポジティブ(判定+)であった。
【0070】実施例4 エシエリキアコリ(E.coli),Staphylo
coccus aureaus(S.aureaus)
およびBacillus subtilis(B.su
bitilis)をそれぞれ緩衝液(KH2 PO4
3g、Na2 HO4 7g,Nacl4g,MgSO4
7H2 O0.2gおよび水1000ミリリットル)
を用いたL−培地(Bacto−agar10g,Ba
cto−Tryptone10g,Yeast−ext
ract5g,Nacl5g,デキストロース1gおよ
び水1000ミリリットル)にに接種して37℃で約1
6時間浸透培養し、1ミリリットル中の菌数が108
以上に増殖した菌液を作成した。
【0071】この菌液(20ミリリットル)中にバーを
装置して滅菌されたハンドピースの先端部を浸し1秒間
(約200,000rpm)ハンドピースを稼動して止
めて再度1秒間稼動して止めるパルスフラッシングドラ
イブを10回繰返した。その後、菌液よりハンドピース
を取り出して外側に付着して滴下する菌液をきれいなペ
ーパータオルで拭去した。
【0072】このようにして得られたハンドピースに対
して、実施例1と同様の滅菌操作を行ない、さらに採取
した1ミリリットルの蒸留水をL−アガール上に播種し
て37℃で約20時間培養して発育形成されたコロニー
を数えて判定した。その結果が、表1のとおりであっ
た。
【0073】比較例4 上記E.coli,S.aureausおよびB.su
btilisで処理したハンドピースについて、比較例
1と同様に処理したのち、実施例4と同様の検定を行な
ったところ、その結果は表1に示すとおりであった。
【0074】
【表1】
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上述べたような方法および
装置であるから、室温で操作でき、このため熱、放射線
等による器具(ハンドピース)の劣化がなく長時間使用
でき、しかもオートクーブ法と異なり、減菌の操作は短
時間できる。またハンドピース等の医用器具の外部はも
とより、従来極めて困難であった毛細管部内をも滅菌で
き、しかもクロットを生じないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医用器具の滅菌装置の一実施態様
を示す断面図である。
【図2】本発明による医用器具の滅菌装置の他の実施例
態様を示す断面図である。
【図3】本発明による医用器具の滅菌装置のさらに他の
実施態様を示す概略断面図である。
【図4】本発明による医用器具の滅菌装置の別の実施態
様を示す概略断面図である。
【図5】本発明による医用器具の滅菌装置のさらに別の
実施態様を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1,101…毛細管部、 2,102…医用
器具、3,4…液体供給口 5,105
…筒状体、6,106…医用器具固定部材、 7,1
07…流体圧送部材、9…液体排出部、
109,111…三方活性弁、110…液溜。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛細管部を有する被滅菌医用器具を液体
    供給口を備えた密閉容器に収納し、該密閉容器内および
    毛細管部内を減圧状態にしたのち、該密閉容器内へ消毒
    剤を供給し、該消毒剤の液位を上昇させることにより該
    毛細管部へ該消毒剤を吸引させ、ついで該消毒剤を該密
    閉容器より排出させることを特徴とする医用器具の滅菌
    方法。
  2. 【請求項2】 該密閉容器内の減圧は該密閉容器に連通
    する流体圧送部材の作動により行なわれてなる請求項1
    に記載の医用器具の滅菌方法。
  3. 【請求項3】 該密閉容器内における該消毒剤の液位の
    上下動が複数回行なわれてなる請求項1または2に記載
    の医用器具の滅菌方法。
  4. 【請求項4】 該密閉容器が複数個並列に設けられ、少
    なくとも1個の流体圧送部材に連結されてなる請求項1
    ないし3のいずれか一つに記載の医用器具の滅菌方法。
  5. 【請求項5】 被滅菌医用器具収納用の液体供給口を有
    する少なくとも1個の筒状体と、該筒状体の一端を密閉
    し得る被滅菌医用器具用固定部材と、該筒状体の他端付
    近に連結した少なくとも1個の流体圧送部材と、該筒状
    体と該流体圧送部材とにより形成される空間部に連結し
    て設けられた液体排出口とよりなる医用器具の滅菌装
    置。
  6. 【請求項6】 該流体圧送部材は、筒状体と、該筒状体
    内を往復動可能な液蜜部材とよりなるものである請求項
    5に記載の医用器具の滅菌装置。
  7. 【請求項7】 該筒状体が複数個設けられ、かつ少なく
    とも1個の液体圧送部材に連結されてなる請求項5また
    は6に記載の医用器具の滅菌装置。
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