JPH0767353A - 3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路 - Google Patents

3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路

Info

Publication number
JPH0767353A
JPH0767353A JP5206764A JP20676493A JPH0767353A JP H0767353 A JPH0767353 A JP H0767353A JP 5206764 A JP5206764 A JP 5206764A JP 20676493 A JP20676493 A JP 20676493A JP H0767353 A JPH0767353 A JP H0767353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
diode
positive
negative
switching circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5206764A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Sakamoto
守 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5206764A priority Critical patent/JPH0767353A/ja
Publication of JPH0767353A publication Critical patent/JPH0767353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置内の電圧を上昇させずに3レベルインバー
タのスナバエネルギーを電源側へ回生できるようにする
ことにある。 【構成】クランプコンデンサ31,51へ吸収したエネ
ルギーを共振現象を利用して補助コンデンサ65,75
へ移動させるが、この補助コンデンサ65,75は中性
点Zが基準電位となるように接続しているので、エネル
ギーがここへ移動してもその電圧はインバータ電圧を越
えることは無い。補助コンデンサ65,75のエネルギ
ーは例えば昇圧チョッパで構成した回生用コンバータ6
6,76で電源側へ回生するが、補助コンデンサ65,
75が主コンデンサ21,41に直列している場合は、
入力側と出力側とを絶縁し且つ入力電圧と出力電圧とに
対応した変圧比の変圧器を備えた回生用コンバータ67
と77、又は68と78を使用して電源側へエネルギー
を回生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スナバ回路のエネル
ギーを電源側へ回生する3レベルインバータのスナバエ
ネルギー回生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は3レベルインバータのスナバエ
ネルギーを電源側へ回生する回路の第1従来例を示した
回路図である。この図10の第1従来例回路において、
図示していない直流電源の直流正電位Pと中性点Zとの
間に正極側主コンデンサ21を接続し、中性点Zと直流
電源の直流負電位Nとの間に負極側主コンデンサ41を
接続して、図示していない前記直流電源と共に電源部を
構成している。又、この3レベルインバータのスイッチ
ング回路としては、ゲートターンオフサイリスタとダイ
オードとを1つの素子の中で逆並列接続して構成した逆
導通GTOサイリスタを使用している。
【0003】即ち正極側リアクトル22,第1逆導通G
TOサイリスタ15,第2逆導通GTOサイリスタ1
6,第3逆導通GTOサイリスタ17,第4逆導通GT
Oサイリスタ18,及び負極側リアクトル42を直列接
続し、この直列回路を直流正電位Pと直流負電位Nとの
間に接続し、第2逆導通GTOサイリスタ16と第3逆
導通GTOサイリスタ17との結合点に交流出力端子1
0を設ける。更に第1クランプダイオード23と第2ク
ランプダイオード43との直列回路を、前記第2逆導通
GTOサイリスタ16と第3逆導通GTOサイリスタ1
7との直列回路に並列に接続することで、3レベルイン
バータを形成している。
【0004】この3レベルインバータを構成している各
逆導通GTOサイリスタ15〜18には次の3つの状態
がある。即ち、第1逆導通GTOサイリスタ15と第2
逆導通GTOサイリスタ16とがオンで第3逆導通GT
Oサイリスタ17と第4逆導通GTOサイリスタ18と
がオフしている第1状態と、第2逆導通GTOサイリス
タ16と第3逆導通GTOサイリスタ17とがオンで第
1逆導通GTOサイリスタ15と第4逆導通GTOサイ
リスタ18とがオフしている第2状態と、第1逆導通G
TOサイリスタ15と第2逆導通GTOサイリスタ16
とがオフで第3逆導通GTOサイリスタ17と第4逆導
通GTOサイリスタ18とがオンしている第3状態であ
る。ここで各逆導通GTOサイリスタが第1状態→第2
状態→第3状態へ移行する場合と、第3状態→第2状態
→第1状態へ移行する場合とを繰り返すことにより、電
源部からの直流を交流に変換して交流出力端子10から
取り出すことができる。
【0005】半導体スイッチ素子を直列接続すれば使用
電圧を高くすることが可能になるので、電力変換装置の
容量を増大させることができる。ところで半導体スイッ
チ素子を直列接続して使用する場合は、電圧の分担を均
等にするために、各半導体スイッチ素子の特性を揃えて
おかなければならないから、素子を選別して組み合わせ
る作業が必要になる。又、素子が破損した場合は、その
素子1個のみを交換すると特性が不揃いになってしまう
ので、全数を交換するか、それとも所定特性の素子を選
別して交換しなければならないので、手間がかかる不都
合がある。よって、複数の半導体スイッチ素子を直列接
続して高電圧で運転することにより電力変換装置の容量
を増大させるのは、簡単なことではない。しかしながら
3レベルインバータは、半導体スイッチ素子を直列接続
して使用する際に、各半導体スイッチ素子の特性を揃え
る必要が無いので、電力変換装置(例えばインバータ)
の容量を増大させるのが簡単になる。
【0006】半導体スイッチ素子をオン・オフ動作させ
て電力変換をする際に、大きな変化率の電圧(dV/dt )
が印加されてこの半導体スイッチ素子が破壊するのを防
ぐためにスナバ回路を電力変換装置に設けるが、このス
ナバ回路に吸収したエネルギーを電源側へ回生すれば、
従来はスナバ回路で無駄に消費されていたエネルギーを
有効利用することになるので、省エネルギー効果が得ら
れるし、装置の運転効率も向上させることができる。図
10に図示の第1従来例回路でも、3レベルインバータ
のスナバ回路が吸収したエネルギーを電源側へ回生する
工夫がなされている。
【0007】即ち正極側第1スナバダイオード34と正
極側第2スナバダイオード35及び正極側クランプコン
デンサ31との直列回路を正極側リアクトル22と第1
逆導通GTOサイリスタ15との結合点と中性点Zとの
間に接続し、正極側充放電コンデンサ32を正極側第1
スナバダイオード34と正極側第2スナバダイオード3
5との結合点と第1逆導通GTOサイリスタ15と第2
逆導通GTOサイリスタ16との結合点との間に接続
し、正極側補助リアクトル33と正極側補助ダイオード
24及び正極側補助コンデンサ25の直列回路を、正極
側第2スナバダイオード35と正極側クランプコンデン
サ31との結合点と直流正電位Pとの間に接続する。更
に正極側補助コンデンサ25の両端を正極側回生用コン
バータ26の入力端子に接続し、この正極側回生用コン
バータ26の出力端子は正極側主コンデンサ21の両端
に接続する。
【0008】以上は正極側の回路構成であるが、負極側
についても、負極側第1スナバダイオード54,負極側
第2スナバダイオード55,及び負極側クランプコンデ
ンサ51との直列回路を負極側リアクトル42と第4逆
導通GTOサイリスタ18との結合点と中性点Zとの間
に接続し、負極側充放電コンデンサ52を負極側第1ス
ナバダイオード54と負極側第2スナバダイオード55
との結合点と第3逆導通GTOサイリスタ17と第4逆
導通GTOサイリスタ18との結合点との間に接続し、
負極側補助リアクトル53と負極側補助ダイオード44
及び負極側補助コンデンサ45の直列回路を、負極側第
2スナバダイオード55と負極側クランプコンデンサ5
1との結合点と直流負電位Nとの間に接続する。更に負
極側補助コンデンサ45の両端を負極側回生用コンバー
タ46の入力端子に接続し、この負極側回生用コンバー
タ46の出力端子は負極側主コンデンサ41の両端に接
続する。
【0009】前述の構成のスナバ回路の動作は、例えば
次のとおりである。3レベルインバータが前述した第1
の状態、即ち第1逆導通GTOサイリスタ15と第2逆
導通GTOサイリスタ16とがオンで、第3逆導通GT
Oサイリスタ17と第4逆導通GTOサイリスタ18と
がオフのとき、正極側クランプコンデンサ31は直流正
電位Pに充電されているが、正極側充放電コンデンサ3
2の電圧は零である。ここで第2状態へ移行すると正極
側充放電コンデンサ32が充電されるが、この充電電荷
は正極側クランプコンデンサ31へ移された後に、正極
側クランプコンデンサ31,正極側補助リアクトル3
3,正極側補助ダイオード24,正極側補助コンデンサ
25,及び正極側主コンデンサ21との直列接続で構成
された回路での共振現象により、正極側クランプコンデ
ンサ31の電荷は正極側補助コンデンサ25へ移され
る。入力直流を、これとは異なった電圧の直流に変換す
る正極側回生用コンバータ26は、正極側補助コンデン
サ25から入力したエネルギーを変換して正極側主コン
デンサ21へ回生する。負極側主コンデンサ41へのエ
ネルギー回生動作も前述した正極側と同じであるかち、
負極側の動作説明は省略する。
【0010】図11は3レベルインバータのスナバエネ
ルギーを回生する回路の第2従来例を示した回路図であ
る。この図11の第2従来例回路では、半導体スイッチ
素子としての絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下
ではIGBTと略記する)と、これに逆並列接続したダ
イオードとでスイッチング回路が構成されている。従っ
て図10で図示の4個の逆導通GTOサイリスタ15〜
18の代わりに第1スイッチング回路11,第2スイッ
チング回路12,第3スイッチング回路13,及び第4
スイッチング回路14を使用していることと、図10で
図示の正極側第1スナバダイオード34と正極側第2ス
ナバダイオード35との代わりに正極側第3スナバダイ
オード36を使用し、且つ負極側第1スナバダイオード
54と負極側第2スナバダイオード55との代わりに負
極側第3スナバダイオード56を使用することと、図1
0では使用していた正極側充放電コンデンサ32と負極
側充放電コンデンサ52の使用を省略しているところが
異なっている。しかし、これ以外の部分で図11の第2
従来例回路に図示している交流出力端子10,正極側主
コンデンサ21,正極側リアクトル22,第1クランプ
ダイオード23,正極側補助ダイオード24,正極側補
助コンデンサ25,正極側回生用コンバータ26,正極
側クランプコンデンサ31,負極側主コンデンサ41,
負極側リアクトル42,第2クランプダイオード43,
負極側補助ダイオード44,負極側補助コンデンサ4
5,負極側回生用コンバータ46,及び負極側クランプ
コンデンサ51の名称・用途・機能は、図10で既述の
第1従来例回路の場合と同じであるから、これらの説明
は省略する。
【0011】この第2従来例回路では、各スイッチング
回路の動作に対応して正極側クランプコンデンサ31又
は負極側クランプコンデンサ51に蓄えられたエネルギ
ーは、前述した第1従来例回路と同じ動作で正極側補助
コンデンサ25又は負極側補助コンデンサ45へ移され
た後、正極側回生用コンバータ26により正極側主コン
デンサ21へ回生されるか、又は負極側回生用コンバー
タ46により負極側主コンデンサ41へ回生される。
【0012】図12は図10,図11で既述の従来例回
路に使用している正極側回生用コンバータ26と負極側
回生用コンバータ46の第1の構成例を示した回路図で
ある。この第1構成例回路に図示のように、正極側回生
用コンバータ26はGTOサイリスタ26Gとダイオー
ド26D及びリアクトル26Lとでチョッパ回路を構成
して、入力した直流をこれとは異なる電圧の直流に変換
して出力する。負極側回生用コンバータ46も同様にG
TOサイリスタ46Gとダイオード46D及びリアクト
ル46Lとでチョッパ回路を構成して、入力した直流を
これとは異なる電圧の直流に変換して出力する。
【0013】図13も図10,図11で既述の従来例回
路に使用している正極側回生用コンバータ26と負極側
回生用コンバータ46の第2の構成例を示した回路図で
ある。この第2構成例回路で図示のように、正極側回生
用コンバータ26はGTOサイリスタ26Gとダイオー
ド26D及びリアクトル26Lとでチョッパ回路を構成
し、負極側回生用コンバータ46もGTOサイリスタ4
6Gとダイオード46D及びリアクトル46Lとでチョ
ッパ回路を構成しているが、この第2構成例回路は前述
の第1構成例回路とは回路接続が異なっているのみで、
その機能は同じである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した第1従来例回
路と第2従来例回路のいずれもが、正極側主コンデンサ
21と負極側主コンデンサ41の外側に正極側補助コン
デンサ25と負極側補助コンデンサ45を接続する回路
構成である。よって正極側補助コンデンサ25は直流正
電位Pを基準電位にしているので、スナバ回路から移さ
れたエネルギーにより、この正極側補助コンデンサ25
の電圧は直流正電位Pそれよりも高い電圧になる。負極
側補助コンデンサ45も直流負電位Nを基準電位にして
いるので、充電によりその電圧は直流負電位Nよりも高
くなる。即ち当該3レベルインバータが回路内で使用す
る電圧が、電源部から供給される電圧よりも高くなる。
このように使用電圧が高くなると、電圧上昇に耐えられ
るように絶縁距離を大きくしなければならないこと、よ
り高価な絶縁材料が必要になること、などのために装置
が大形化,高価格化する不都合を生じてしまう。
【0015】そこでこの発明の目的は、装置内の電圧を
上昇させずに3レベルインバータのスナバエネルギーを
電源側へ回生できるようにすることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明の3レベルインバータのスナバエネルギー
回生回路は、直流正電位と中性点との間に正極側主コン
デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
おいて、前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路
との結合点と前記中性点との間に、正極側クランプコン
デンサと第1スナバダイオードと第2スナバダイオード
との直列回路を接続し、前記負極側リアクトルと第4ス
イッチング回路との結合点と前記中性点との間に、負極
側クランプコンデンサと第4スナバダイオードと第3ス
ナバダイオードとの直列回路を接続し、第1スナバダイ
オードと第2スナバダイオードとの結合点と第1スイッ
チング回路と第2スイッチング回路の結合点との間に正
極側充放電コンデンサを接続し、第3スナバダイオード
と第4スナバダイオードとの結合点と第3スイッチング
回路と第4スイッチング回路の結合点との間に負極側充
放電コンデンサを接続し、正極側クランプコンデンサと
第1スナバダイオードとの結合点と前記中性点との間に
第1補助ダイオードと第1補助コンデンサとの直列回路
を接続し、負極側クランプコンデンサと第4スナバダイ
オードとの結合点と前記中性点との間に第2補助ダイオ
ードと第2補助コンデンサとの直列回路を接続し、入力
直流をこれとは異なる電圧の直流に変換する第1回生用
電力変換手段の入力端子を前記第1補助コンデンサの両
端に接続し、且つこの第1回生用電力変換手段の出力端
子を前記正極側主コンデンサの両端に接続し、入力直流
をこれとは異なる電圧の直流に変換する第2回生用電力
変換手段の入力端子を前記第2補助コンデンサの両端に
接続し、且つこの第2回生用電力変換手段の出力端子を
前記負極側主コンデンサの両端に接続する。
【0017】又は、前記正極側リアクトルと第1スイッ
チング回路との結合点と前記中性点との間に、正極側ク
ランプコンデンサと第1スナバダイオードと第2スナバ
ダイオードとの直列回路を接続し、前記負極側リアクト
ルと第4スイッチング回路との結合点と前記中性点との
間に、負極側クランプコンデンサと第4スナバダイオー
ドと第3スナバダイオードとの直列回路を接続し、第1
スナバダイオードと第2スナバダイオードとの結合点と
第1スイッチング回路と第2スイッチング回路の結合点
との間に正極側充放電コンデンサを接続し、第3スナバ
ダイオードと第4スナバダイオードとの結合点と第3ス
イッチング回路と第4スイッチング回路の結合点との間
に負極側充放電コンデンサを接続し、前記正極側主コン
デンサと前記中性点との間に正極側補助コンデンサを挿
入し、前記負極側主コンデンサと前記中性点との間に負
極側補助コンデンサを挿入し、前記正極側クランプコン
デンサと第1スナバダイオードとの結合点と前記負極側
主コンデンサと負極側補助コンデンサとの結合点との間
に第1補助ダイオードを接続し、前記負極側クランプコ
ンデンサと第4スナバダイオードとの結合点と前記正極
側主コンデンサと正極側補助コンデンサとの結合点との
間に第2補助ダイオードを接続し、入力直流をこれとは
異なる電圧の直流に変換する第3回生用電力変換手段の
入力端子を前記負極側補助コンデンサの両端に接続し、
且つこの第3回生用電力変換手段の出力端子を前記正極
側主コンデンサの両端に接続し、入力直流をこれとは異
なる電圧の直流に変換する第4回生用電力変換手段の入
力端子を前記正極側補助コンデンサの両端に接続し、且
つこの第4回生用電力変換手段の出力端子を前記負極側
主コンデンサの両端に接続する。又は前記第3回生用電
力変換手段と第4回生用電力変換手段の代わりに使用す
る第5回生用電力変換手段と第6回生用電力変換手段の
出力端子を、それぞれ正極側主コンデンサと正極側補助
コンデンサとの直列回路の両端と、負極側主コンデンサ
と負極側補助コンデンサとの直列回路の両端とに接続す
る。
【0018】又は、前記正極側リアクトルと第1スイッ
チング回路との結合点と前記中性点との間に、正極側ク
ランプコンデンサと第5スナバダイオードとの直列回路
を接続し、前記負極側リアクトルと第4スイッチング回
路との結合点と前記中性点との間に、負極側クランプコ
ンデンサと第6スナバダイオードとの直列回路を接続
し、正極側クランプコンデンサと第5スナバダイオード
との結合点と前記中性点との間に第1補助ダイオードと
第1補助コンデンサとの直列回路を接続し、負極側クラ
ンプコンデンサと第6スナバダイオードとの結合点と前
記中性点との間に第2補助ダイオードと第2補助コンデ
ンサとの直列回路を接続し、入力直流をこれとは異なる
電圧の直流に変換する第1回生用電力変換手段の入力端
子を前記第1補助コンデンサの両端に接続し、且つこの
第1回生用電力変換手段の出力端子を前記正極側主コン
デンサの両端に接続し、入力直流をこれとは異なる電圧
の直流に変換する第2回生用電力変換手段の入力端子を
前記第2補助コンデンサの両端に接続し、且つこの第2
回生用電力変換手段の出力端子を前記負極側主コンデン
サの両端に接続する。
【0019】又は、前記正極側リアクトルと第1スイッ
チング回路との結合点と前記中性点との間に、正極側ク
ランプコンデンサと第5スナバダイオードとの直列回路
を接続し、前記負極側リアクトルと第4スイッチング回
路との結合点と前記中性点との間に、負極側クランプコ
ンデンサと第6スナバダイオードとの直列回路を接続
し、前記正極側主コンデンサと前記中性点との間に正極
側補助コンデンサを挿入し、前記負極側主コンデンサと
前記中性点との間に負極側補助コンデンサを挿入し、前
記正極側クランプコンデンサと第5スナバダイオードと
の結合点と前記負極側主コンデンサと負極側補助コンデ
ンサとの結合点との間に第1補助ダイオードを接続し、
前記負極側クランプコンデンサと第6スナバダイオード
との結合点と前記正極側主コンデンサと正極側補助コン
デンサとの結合点との間に第2補助ダイオードを接続
し、入力直流をこれとは異なる電圧の直流に変換する第
3回生用電力変換手段の入力端子を前記負極側補助コン
デンサの両端に接続し、且つこの第3回生用電力変換手
段の出力端子を前記正極側主コンデンサの両端に接続
し、入力直流をこれとは異なる電圧の直流に変換する第
4回生用電力変換手段の入力端子を前記正極側補助コン
デンサの両端に接続し、且つこの第4回生用電力変換手
段の出力端子を前記負極側主コンデンサの両端に接続す
る。又は前記第3回生用電力変換手段と第4回生用電力
変換手段の代わりに使用する第5回生用電力変換手段と
第6回生用電力変換手段の出力端子を、それぞれ正極側
主コンデンサと正極側補助コンデンサとの直列回路の両
端と、負極側主コンデンサと負極側補助コンデンサとの
直列回路の両端とに接続する。
【0020】
【作用】請求項1に対応する発明は、3レベルインバー
タが動作する際のエネルギーを充放電コンデンサに蓄え
た後クランプコンデンサに移し、クランプコンデンサと
リアクトルと補助コンデンサとの直列共振によりこのク
ランプコンデンサのエネルギーを補助コンデンサへ移
し、直流−直流コンバータを使って、補助コンデンサへ
移されたエネルギーを直流電源側へ回生するのである
が、前記補助コンデンサは中性点が基準電位となるよう
に接続することで、当該インバータ内部の電圧上昇を回
避する。
【0021】請求項2と請求項3とに対応する発明は、
3レベルインバータが動作する際のエネルギーを充放電
コンデンサに蓄えた後クランプコンデンサに移し、クラ
ンプコンデンサとリアクトルと主コンデンサと補助コン
デンサとの直列共振によりこのクランプコンデンサのエ
ネルギーを補助コンデンサへ移し、直流−直流コンバー
タを使って、補助コンデンサへ移されたエネルギーを直
流電源側へ回生するのであるが、主コンデンサと補助コ
ンデンサとは直列接続である。そこで補助コンデンサが
中性点側となる接続にすることで、当該インバータ内部
の電圧上昇を回避するが、エネルギーを回生する前記回
生用電力変換手段は、入力側と出力側との絶縁と共に適
切な電圧変換をする変圧器を内蔵して、前記主コンデン
サへエネルギーを回生する。
【0022】請求項4と請求項5とに対応する発明は、
3レベルインバータが動作する際のエネルギーを充放電
コンデンサに蓄えた後クランプコンデンサに移し、クラ
ンプコンデンサとリアクトルと主コンデンサと補助コン
デンサとの直列共振によりこのクランプコンデンサのエ
ネルギーを補助コンデンサへ移し、直流−直流コンバー
タを使って、補助コンデンサへ移されたエネルギーを直
流電源側へ回生するのであるが、主コンデンサと補助コ
ンデンサとは直列接続である。そこで補助コンデンサが
中性点側となる接続にすることで、当該インバータ内部
の電圧上昇を回避するが、エネルギーを回生する回生用
電力変換手段は、入力側と出力側との絶縁と共に適切な
電圧変換をする変圧器を内蔵して、前記主コンデンサと
補助コンデンサとの直列回路へエネルギーを回生する。
【0023】請求項6に対応する発明は、3レベルイン
バータが動作する際のエネルギーをクランプコンデンサ
に蓄えた後、このクランプコンデンサとリアクトルと補
助コンデンサとの直列共振によりこのクランプコンデン
サのエネルギーを補助コンデンサへ移した後、直流−直
流コンバータを使って、補助コンデンサへ移されたエネ
ルギーを直流電源側へ回生するのであるが、前記補助コ
ンデンサは中性点が基準電位となるように接続している
ので、当該インバータ内部の電圧上昇を回避する。請求
項7と請求項8とに対応する発明は、3レベルインバー
タが動作する際のエネルギーをクランプコンデンサに蓄
えた後、このクランプコンデンサとリアクトルと主コン
デンサと補助コンデンサとの直列共振によりこのクラン
プコンデンサのエネルギーを補助コンデンサへ移し、直
流−直流コンバータを使って、補助コンデンサへ移され
たエネルギーを直流電源側へ回生するのであるが、主コ
ンデンサと補助コンデンサとは直列接続である。そこで
補助コンデンサが中性点側となる接続にすることで、当
該インバータ内部の電圧上昇を回避するが、エネルギー
を回生する前記回生用電力変換手段は、入力側と出力側
との絶縁と共に適切な電圧変換をする変圧器を内蔵する
ことで、前記主コンデンサへエネルギーを回生する。
【0024】請求項9と請求項10とに対応する発明
は、3レベルインバータが動作する際のエネルギーをク
ランプコンデンサに蓄えた後、このクランプコンデンサ
とリアクトルと主コンデンサと補助コンデンサとの直列
共振によりこのクランプコンデンサのエネルギーを補助
コンデンサへ移し、直流−直流コンバータを使って、補
助コンデンサへ移されたエネルギーを直流電源側へ回生
するのであるが、主コンデンサと補助コンデンサとは直
列接続である。そこで補助コンデンサが中性点側となる
接続にすることで、当該インバータ内部の電圧上昇を回
避するが、エネルギーを回生する前記回生用電力変換手
段は、入力側と出力側との絶縁と共に適切な電圧変換を
する変圧器を内蔵することで、前記主コンデンサと補助
コンデンサとの直列回路へエネルギーを回生する。
【0025】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した回路図で
あって請求項1に対応するが、この図1の第1実施例回
路に図示の交流出力端子10,4個の逆導通GTOサイ
リスタ15〜18,正極側と負極側の主コンデンサ21
と41,正極側と負極側のリアクトル22と42,第1
と第2のクランプダイオード23と43,正極側と負極
側のクランプコンデンサ31と51,及び正極側と負極
側の充放電コンデンサ32と52の名称・用途・機能
は、図10で既述の第1従来例回路の場合と同じである
から、これらの説明は省略する。
【0026】図1の第1実施例回路では、正極側クラン
プコンデンサ31と第1スナバダイオード61と第2ス
ナバダイオード62との直列接続回路を、正極側リアク
トル22と第1逆導通GTOサイリスタ15との結合点
と中性点Zとの間に接続し、負極側クランプコンデンサ
51と第3スナバダイオード71と第4スナバダイオー
ド72との直列接続回路を、負極側リアクトル42と第
4逆導通GTOサイリスタ18との結合点と中性点Zと
の間に接続する。正極側充放電コンデンサ32は第1逆
導通GTOサイリスタ15と第2逆導通GTOサイリス
タ16との結合点と第1スナバダイオード61と第2ス
ナバダイオード62との結合点との間に接続し、負極側
充放電コンデンサ52は第3逆導通GTOサイリスタ1
7と第4逆導通GTOサイリスタ18との結合点と第3
スナバダイオード71と第4スナバダイオード72との
結合点との間に接続する。更に、第1補助ダイオード6
4と第1補助コンデンサ65との直列回路を、正極側ク
ランプコンデンサ31と第1スナバダイオード61との
結合点と中性点Zとの間に接続し、第2補助ダイオード
74と第2補助コンデンサ75との直列回路を、負極側
クランプコンデンサ51と第4スナバダイオード72と
の結合点と中性点Zとの間に接続する。第1補助コンデ
ンサ65の両端は第1回生用コンバータ66の入力側に
接続し、これの出力側は直流正電位Pと中性点Zとの間
に接続する。同様に第2補助コンデンサ75の両端は第
2回生用コンバータ76の入力側に接続し、これの出力
側は直流負電位Nと中性点Zとの間に接続する。
【0027】このように構成している3レベルインバー
タが運転すると、これに伴ってスナバ回路へカネルギー
が吸収されるが、このエネルギーを電源側へ回生する動
作の一例を以下において説明する。当該3レベルインバ
ータが第1の状態、即ち第1逆導通GTOサイリスタ1
5と第2逆導通GTOサイリスタ16とがオンで第3逆
導通GTOサイリスタ17と第4逆導通GTOサイリス
タ18とがオフの状態のときの負荷への電流経路は、直
流正電位P→正極側リアクトル22→第1逆導通GTO
サイリスタ15→第2逆導通GTOサイリスタ16→交
流出力端子10であり、このとき正極側クランプコンデ
ンサ31と正極側充放電コンデンサ32とは直流正電位
Pまで充電されている。ここで第1逆導通GTOサイリ
スタ15がオフして第3逆導通GTOサイリスタ17が
オンする第2状態へ移行すると、負荷への電流経路は、
直流正電位P→正極側リアクトル22→正極側クランプ
コンデンサ31→第1スナバダイオード61→正極側充
放電コンデンサ32→第2逆導通GTOサイリスタ16
→交流出力端子10となるので、正極側充放電コンデン
サ32の電荷は払い出されてしまって第1クランプダイ
オード23が導通することになる。即ち正極側充放電コ
ンデンサ32の電荷は正極側クランプコンデンサ31へ
移動することになる。
【0028】正極側クランプコンデンサ31へ移動した
エネルギーは、正極側クランプコンデンサ31と正極側
リアクトル22と正極側主コンデンサ21と第1補助コ
ンデンサ65及び第1補助ダイオード64とで構成する
閉回路での共振現象により、第1補助コンデンサ65へ
移動する。例えば図12や図13で既述の昇圧チョッパ
で構成している第1回生用コンバータ66は、第1補助
コンデンサ65からのエネルギーを変換して正極側主コ
ンデンサ21へ回生する。負極側回路の各逆導通GTO
サイリスタがオン・オフした場合も、前述と同様の動作
によりスナバエネルギーが電源側へ回生される。
【0029】図2は本発明の第2実施例を表した回路図
であって請求項2に対応する。この図2の第2実施例回
路では、第1補助コンデンサ65を負極側主コンデンサ
41と直列にして中性点Zと直流負電位Nとの間に接続
し、第2補助コンデンサ75を正極側主コンデンサ21
と直列にして中性点Zと直流正電位Pとの間に接続して
いることと、第1補助コンデンサ65の両端を入力端子
に接続している第3回生用コンバータ67は、その出力
端子を正極側主コンデンサ21の両端に接続しているこ
とと、第2補助コンデンサ75の両端を入力端子に接続
している第4回生用コンバータ77は、その出力端子を
負極側主コンデンサ41の両端に接続していることと
が、図1で既述の第1実施例回路とは異なる点である
が、それ以外はすべて同じである。従って正極側充放電
コンデンサ32から正極側クランプコンデンサ31へ移
動したエネルギー、又は負極側充放電コンデンサ52か
ら負極側クランプコンデンサ51へ移動したエネルギー
の電源側への回生動作のみが図1の第1実施例回路とは
異なる。
【0030】正極側については、正極側クランプコンデ
ンサ31へ移動したエネルギーは、この正極側クランプ
コンデンサ31,正極側リアクトル22,正極側主コン
デンサ21,第2補助コンデンサ75,第1補助コンデ
ンサ65,及び第1補助ダイオード64で構成する閉回
路での共振現象により第1補助コンデンサ65へ移動す
る。第3回生用コンバータ67は第1補助コンデンサ6
5のエネルギーを変換して正極側主コンデンサ21へ回
生する。負極側についても同様の動作によりスナバエネ
ルギーを負極側主コンデンサ41へ回生している。
【0031】図3は図2の第2実施例回路に記載してい
る本発明の回生用コンバータの構成を表した回路図であ
って、請求項3に対応する。この図3に図示しているよ
うに、第3回生用コンバータ67は、ここへ入力した直
流を交流に変換するインバータ67Aと、この交流を絶
縁し且つ所望の電圧に変換する変圧器67Tと、変圧後
の交流を再び直流に変換する整流回路67Dとで構成し
ている。ここで変圧器67Tの変圧比は、入力側の第1
補助コンデンサ65の電圧と、出力側の正極側主コンデ
ンサ21の電圧とに対応するように選定している。第4
回生用コンバータ77も同様に、インバータ77Aと変
圧器77Tと整流回路77Dとで構成していて、第2補
助コンデンサ75から入力したエネルギーを負極側主コ
ンデンサ41へ回生する。
【0032】図4は本発明の第3実施例を表した回路図
であって請求項4に対応している。この図4に図示の第
3実施例回路では、第1補助コンデンサ65へ移動した
エネルギーを第5回生用コンバータ68へ入力し、これ
を変換して正極側主コンデンサ21と第2補助コンデン
サ75との直列回路へ回生することと、第2補助コンデ
ンサ75へ移動したエネルギーを第6回生用コンバータ
78へ入力し、これを変換して負極側主コンデンサ41
と第1補助コンデンサ65との直列回路へ回生するとこ
ろが、図2で既述の第2実施例回路とは異なっている
が、これ以外の動作はすべて第2実施例回路と同じであ
るから、この第3実施例回路の説明は省略する。
【0033】図5は図4の第3実施例回路に記載してい
る本発明の回生用コンバータの構成を表した回路図であ
って、請求項5に対応する。この図5に記載の第5回生
用コンバータ68と第6回生用コンバータ78とは、そ
の入力端子を第1補助コンデンサ65か、第2補助コン
デンサ75かの両端に接続しているが、出力端子は正極
側主コンデンサ21と第2補助コンデンサ75との直列
回路か、負極側主コンデンサ41と第1補助コンデンサ
65との直列回路かの両端に接続しているので、入力電
圧と出力電圧との比率が、図3で既述の場合とは異なる
が、それ以外はすべて図3で既述の第3回生用コンバー
タ67か第4回生用コンバータ77と同じである。
【0034】図6は本発明の第4実施例を表した回路図
であって請求項6に対応しているが、この図6の第4実
施例回路に図示の交流出力端子10,4組のスイッチン
グ回路11〜14,正極側と負極側の主コンデンサ21
と41,正極側と負極側のリアクトル22と42,第1
と第2のクランプダイオード23と43,及び正極側と
負極側のクランプコンデンサ31と51の名称・用途・
機能は、図11で既述の第2従来例回路の場合と同じで
あるから、これらの説明は省略する。
【0035】図6の第4実施例回路では、正極側クラン
プコンデンサ31と第5スナバダイオード63との直列
接続回路を、正極側リアクトル22と第1スイッチング
回路11との結合点と中性点Zとの間に接続し、負極側
クランプコンデンサ51と第6スナバダイオード73と
の直列接続回路を、負極側リアクトル42と第4スイッ
チング回路14との結合点と中性点Zとの間に接続す
る。更に第1補助ダイオード64と第1補助コンデンサ
65との直列回路を、正極側クランプコンデンサ31と
第5スナバダイオード63との結合点と中性点Zとの間
に接続し、第2補助ダイオード74と第2補助コンデン
サ75との直列回路を、負極側クランプコンデンサ51
と第6スナバダイオード73との結合点と中性点Zとの
間に接続する。第1補助コンデンサ65の両端を第1回
生用コンバータ66の入力側に接続し、これの出力側は
直流正電位Pと中性点Zとの間に接続する。同様に第2
補助コンデンサ75の両端を第2回生用コンバータ76
の入力側に接続し、これの出力側は直流負電位Nと中性
点Zとの間に接続する。
【0036】このように構成している3レベルインバー
タが第1の状態、即ち第1スイッチング回路11と第2
スイッチング回路12とがオンで第3スイッチング回路
13と第4スイッチング回路14とがオフの状態のと
き、正極側クランプコンデンサ31は直流正電位Pまで
充電されている。ここで第1スイッチング回路11がオ
フして第3スイッチング回路13がオンする第2状態へ
移行すると、正極側リアクトル22に蓄積していたエネ
ルギーが正極側クランプコンデンサ31へ移動するが、
このエネルギーは、正極側クランプコンデンサ31,正
極側リアクトル22,正極側主コンデンサ21,第1補
助コンデンサ65,及び第1補助ダイオード64で構成
する閉回路での共振現象により、第1補助コンデンサ6
5へ移動する。第1回生用コンバータ66を例えば昇圧
チョッパで構成しすれば、第1補助コンデンサ65のエ
ネルギーを変換して正極側主コンデンサ21へ回生する
ことができる。負極側回路の各スイッチング回路がオン
・オフした場合も、前述と同様の動作により、スナバエ
ネルギーは電源側へ回生される。
【0037】図7は本発明の第5実施例を表した回路図
であって請求項7に対応する。この図7の第5実施例回
路では、第1補助コンデンサ65を負極側主コンデンサ
41と直列にして中性点Zと直流負電位Nとの間に接続
し、第2補助コンデンサ75を正極側主コンデンサ21
と直列にして中性点Zと直流正電位Pとの間に接続して
いることと、第1補助コンデンサ65の両端を入力端子
に接続している第3回生用コンバータ67と、第2補助
コンデンサ75の両端を入力端子に接続している第4回
生用コンバータ77とは、いずれも入力側と出力側とが
絶縁された構成の直流−直流コンバータであることが、
図6で既述の第4実施例回路とは異なる点であるが、そ
れ以外はすべて同じである。従って、正極側クランプコ
ンデンサ31の蓄積エネルギー、又は負極側クランプコ
ンデンサ51の蓄積エネルギーの電源側への回生動作の
みが図6の第4実施例回路とは異なる。
【0038】正極側については、正極側クランプコンデ
ンサ31の蓄積エネルギーは、この正極側クランプコン
デンサ31,正極側リアクトル22,正極側主コンデン
サ21,第2補助コンデンサ75,第1補助コンデンサ
65,及び第1補助ダイオード64で構成する閉回路で
の共振現象により第1補助コンデンサ65へ移動する。
入力側と出力側とが絶縁されている第3回生用コンバー
タ67は第1補助コンデンサ65のエネルギーを変換し
て電源側へ回生する。負極側についても同様の動作によ
りスナバエネルギーが電源側へ回生される。
【0039】図8は本発明の第6実施例を表した回路図
であって請求項9に対応している。この図8の第6実施
例回路では、第1補助コンデンサ65へ移動したエネル
ギーを第5回生用コンバータ68へ入力し、これを変換
して正極側主コンデンサ21と第2補助コンデンサ75
との直列回路へ回生することと、第2補助コンデンサ7
5へ移動したエネルギーを第6回生用コンバータ78へ
入力し、これを変換して負極側主コンデンサ41と第1
補助コンデンサ65との直列回路へ回生するところが、
図7で既述の第5実施例回路とは異なっているが、これ
以外はすべて第5実施例回路と同じであるから、この第
6実施例回路の説明は省略する。
【0040】図9は本発明を3相3レベルインバータに
応用した例を表した回路図であって、図4で既述の第3
実施例回路の3組を電源に並列接続することで、相3レ
ベルインバータを構成している。この図9の応用例回路
は、正極側主コンデンサ21,第2補助コンデンサ7
5,第1補助コンデンサ65,及び負極側主コンデンサ
41を直列接続して直流正電位Pと直流負電位Nとの間
に接続しているが、図4の第3実施例回路と同じ構成の
U相インバータユニット2U,V相インバータユニット
2V,及びW相インバータユニット2Wのそれぞれも直
流正電位Pと直流負電位Nとの間に接続する。ここで第
1補助コンデンサ65は、第1補助ダイオード64Uを
介してU相インバータユニット2Uに接続すると共に、
第1補助ダイオード64Vを介してV相インバータユニ
ット2Vに接続し、且つ第1補助ダイオード64Wを介
してW相インバータユニット2Wに接続する。第2補助
コンデンサ75も同様に第2補助ダイオード74Uを介
してU相インバータユニット2Uに接続すると共に、第
2補助ダイオード74Vを介してV相インバータユニッ
ト2Vに接続し、且つ第2補助ダイオード74Wを介し
てW相インバータユニット2Wに接続する。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、3レベルインバータ
を構成しているスイッチング回路のオン・オフ動作に伴
ってスナバ回路へ吸収されたエネルギーは、このスナバ
回路からクランプコンデンサへ移されるが、このクラン
プコンデンサと補助コンデンサと補助ダイオード、並び
にスイッチング回路に直列接続しているリアクトルとを
含んでいる閉回路での共振現象により、クランプコンデ
ンサへ移されたエネルギーは補助コンデンサへ移動す
る。この補助コンデンサへ移動したエネルギーを電力変
換手段で電源側へ回生する。
【0042】従来は直流正電位または直流負電位を基準
電位とする位置に前述の補助コンデンサを接続していた
ので、エネルギーが流入して補助コンデンサが充電され
ると、当該3レベルインバータの回路電圧はこの補助コ
ンデンサの充電電圧分だけ高くなってしまっていた。本
発明では、中性点を前記補助コンデンサの基準電位とす
る回路構成にしているので、エネルギーが流入して補助
コンデンサ電圧が上昇しても、中性点電位からの上昇で
あるから当該3レベルインバータの電圧よりも高くなる
恐れは無いし、この補助コンデンサ充電電荷を電源側へ
回生する電力変換手段には、絶縁を兼ねて適切な電圧変
換をする変圧器を備える構成にしている。従って当該3
レベルインバータは、使用電圧の上昇に伴う絶縁距離の
増大や高価な絶縁材料の採用を回避しながらエネルギー
を電源側へ回生することができるので、装置の大形化や
高価格化を抑制できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】本発明の第2実施例を表した回路図
【図3】図2の第2実施例回路に記載している本発明の
回生用コンバータの構成を表した回路図
【図4】本発明の第3実施例を表した回路図
【図5】図4の第3実施例回路に記載している本発明の
回生用コンバータの構成を表した回路図
【図6】本発明の第4実施例を表した回路図
【図7】本発明の第5実施例を表した回路図
【図8】本発明の第6実施例を表した回路図
【図9】本発明を3相3レベルインバータに応用した例
を表した回路図
【図10】3レベルインバータのスナバエネルギーを回
生する回路の第1従来例を示した回路図
【図11】3レベルインバータのスナバエネルギーを回
生する回路の第2従来例を示した回路図
【図12】図11,図12で既述の従来例回路に使用し
ている正極側回生用コンバータ26と負極側回生用コン
バータ46の第1構成例を示した回路図
【図13】図11,図12で既述の従来例回路に使用し
ている正極側回生用コンバータ26と負極側回生用コン
バータ46の第2構成例を示した回路図
【符号の説明】
2U,2V,2W インバータユニット 10 交流出力端子 11〜14 スイッチング回路 15〜18 逆導通GTOサイリスタ 21,41 正極側,負極側主コンデンサ 22,42 正極側,負極側リアクトル 23,43 第1,第2クランプダイオード 24,44 正極側,負極側補助ダイオード 25,45 正極側,負極側補助コンデンサ 26,46 正極側,負極側回生用コンバータ 31,51 正極側,負極側クランプコンデン
サ 32,52 正極側,負極側充放電コンデンサ 33,53 正極側,負極側補助リアクトル 34,54 正極側,負極側第1スナバダイオ
ード 35,55 正極側,負極側第2スナバダイオ
ード 36,56 正極側,負極側第3スナバダイオ
ード 61 第1スナバダイオード 62 第2スナバダイオード 63 第5スナバダイオード 64 第1補助ダイオード 65 第1補助コンデンサ 66 第1回生用コンバータ 67 第3回生用コンバータ 68 第5回生用コンバータ 71 第3スナバダイオード 72 第4スナバダイオード 73 第6スナバダイオード 74 第2補助ダイオード 75 第2補助コンデンサ 76 第2回生用コンバータ 77 第4回生用コンバータ 78 第6回生用コンバータ N 直流負電位 P 直流正電位 Z 中性点

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流正電位と中性点との間に正極側主コン
    デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
    側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
    クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
    トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
    との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
    第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
    第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
    接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
    クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
    クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
    している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
    回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
    ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
    記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
    合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
    おいて、 前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路との結合
    点と前記中性点との間に、正極側クランプコンデンサと
    第1スナバダイオードと第2スナバダイオードとの直列
    回路を接続し、前記負極側リアクトルと第4スイッチン
    グ回路との結合点と前記中性点との間に、負極側クラン
    プコンデンサと第4スナバダイオードと第3スナバダイ
    オードとの直列回路を接続し、第1スナバダイオードと
    第2スナバダイオードとの結合点と第1スイッチング回
    路と第2スイッチング回路の結合点との間に正極側充放
    電コンデンサを接続し、第3スナバダイオードと第4ス
    ナバダイオードとの結合点と第3スイッチング回路と第
    4スイッチング回路の結合点との間に負極側充放電コン
    デンサを接続し、正極側クランプコンデンサと第1スナ
    バダイオードとの結合点と前記中性点との間に第1補助
    ダイオードと第1補助コンデンサとの直列回路を接続
    し、負極側クランプコンデンサと第4スナバダイオード
    との結合点と前記中性点との間に第2補助ダイオードと
    第2補助コンデンサとの直列回路を接続し、入力直流を
    これとは異なる電圧の直流に変換する第1回生用電力変
    換手段の入力端子を前記第1補助コンデンサの両端に接
    続し、且つこの第1回生用電力変換手段の出力端子を前
    記正極側主コンデンサの両端に接続し、同じく入力直流
    をこれとは異なる電圧の直流に変換する第2回生用電力
    変換手段の入力端子を前記第2補助コンデンサの両端に
    接続し、且つこの第2回生用電力変換手段の出力端子を
    前記負極側主コンデンサの両端に接続することを特徴と
    する3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路。
  2. 【請求項2】直流正電位と中性点との間に正極側主コン
    デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
    側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
    クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
    トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
    との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
    第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
    第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
    接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
    クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
    クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
    している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
    回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
    ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
    記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
    合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
    おいて、 前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路との結合
    点と前記中性点との間に、正極側クランプコンデンサと
    第1スナバダイオードと第2スナバダイオードとの直列
    回路を接続し、前記負極側リアクトルと第4スイッチン
    グ回路との結合点と前記中性点との間に、負極側クラン
    プコンデンサと第4スナバダイオードと第3スナバダイ
    オードとの直列回路を接続し、第1スナバダイオードと
    第2スナバダイオードとの結合点と第1スイッチング回
    路と第2スイッチング回路の結合点との間に正極側充放
    電コンデンサを接続し、第3スナバダイオードと第4ス
    ナバダイオードとの結合点と第3スイッチング回路と第
    4スイッチング回路の結合点との間に負極側充放電コン
    デンサを接続し、前記正極側主コンデンサと前記中性点
    との間に正極側補助コンデンサを挿入し、前記負極側主
    コンデンサと前記中性点との間に負極側補助コンデンサ
    を挿入し、前記正極側クランプコンデンサと第1スナバ
    ダイオードとの結合点と前記負極側主コンデンサと負極
    側補助コンデンサとの結合点との間に第1補助ダイオー
    ドを接続し、前記負極側クランプコンデンサと第4スナ
    バダイオードとの結合点と前記正極側主コンデンサと正
    極側補助コンデンサとの結合点との間に第2補助ダイオ
    ードを接続し、入力直流をこれとは異なる電圧の直流に
    変換する第3回生用電力変換手段の入力端子を前記負極
    側補助コンデンサの両端に接続し、且つこの第3回生用
    電力変換手段の出力端子を前記正極側主コンデンサの両
    端に接続し、同じく入力直流をこれとは異なる電圧の直
    流に変換する第4回生用電力変換手段の入力端子を前記
    正極側補助コンデンサの両端に接続し、且つこの第4回
    生用電力変換手段の出力端子を前記負極側主コンデンサ
    の両端に接続することを特徴とする3レベルインバータ
    のスナバエネルギー回生回路。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の3レベルインバータのス
    ナバエネルギー回生回路において、前記第3回生用電力
    変換手段又は第4回生用電力変換手段には、入力側と出
    力側とを絶縁すると共に、入力する前記補助コンデンサ
    の電圧と出力する前記主コンデンサの電圧とに対応する
    電圧比の変圧器を備えていることを特徴とする3レベル
    インバータのスナバエネルギー回生回路。
  4. 【請求項4】直流正電位と中性点との間に正極側主コン
    デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
    側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
    クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
    トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
    との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
    第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
    第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
    接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
    クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
    クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
    している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
    回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
    ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
    記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
    合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
    おいて、 前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路との結合
    点と前記中性点との間に、正極側クランプコンデンサと
    第1スナバダイオードと第2スナバダイオードとの直列
    回路を接続し、前記負極側リアクトルと第4スイッチン
    グ回路との結合点と前記中性点との間に、負極側クラン
    プコンデンサと第4スナバダイオードと第3スナバダイ
    オードとの直列回路を接続し、第1スナバダイオードと
    第2スナバダイオードとの結合点と第1スイッチング回
    路と第2スイッチング回路の結合点との間に正極側充放
    電コンデンサを接続し、第3スナバダイオードと第4ス
    ナバダイオードとの結合点と第3スイッチング回路と第
    4スイッチング回路の結合点との間に負極側充放電コン
    デンサを接続し、前記正極側主コンデンサと前記中性点
    との間に正極側補助コンデンサを挿入し、前記負極側主
    コンデンサと前記中性点との間に負極側補助コンデンサ
    を挿入し、前記正極側クランプコンデンサと第1スナバ
    ダイオードとの結合点と前記負極側主コンデンサと負極
    側補助コンデンサとの結合点との間に第1補助ダイオー
    ドを接続し、前記負極側クランプコンデンサと第4スナ
    バダイオードとの結合点と前記正極側主コンデンサと正
    極側補助コンデンサとの結合点との間に第2補助ダイオ
    ードを接続し、入力直流をこれとは異なる電圧の直流に
    変換する第5回生用電力変換手段の入力端子を前記負極
    側補助コンデンサの両端に接続し、且つこの第5回生用
    電力変換手段の出力端子を前記正極側主コンデンサと正
    極側補助コンデンサとの直列回路の両端に接続し、同じ
    く入力直流をこれとは異なる電圧の直流に変換する第6
    回生用電力変換手段の入力端子を前記正極側補助コンデ
    ンサの両端に接続し、且つこの第6回生用電力変換手段
    の出力端子を前記負極側主コンデンサと負極側補助コン
    デンサとの直列回路の両端に接続することを特徴とする
    3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の3レベルインバータのス
    ナバエネルギー回生回路において、前記第5回生用電力
    変換手段又は第6回生用電力変換手段には、入力側と出
    力側とを絶縁すると共に、入力する前記補助コンデンサ
    の電圧と、出力する前記主コンデンサと補助コンデンサ
    との合計電圧とに対応する電圧比の変圧器を備えている
    ことを特徴とする3レベルインバータのスナバエネルギ
    ー回生回路。
  6. 【請求項6】直流正電位と中性点との間に正極側主コン
    デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
    側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
    クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
    トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
    との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
    第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
    第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
    接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
    クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
    クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
    している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
    回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
    ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
    記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
    合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
    おいて、 前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路との結合
    点と前記中性点との間に、正極側クランプコンデンサと
    第5スナバダイオードとの直列回路を接続し、前記負極
    側リアクトルと第4スイッチング回路との結合点と前記
    中性点との間に、負極側クランプコンデンサと第6スナ
    バダイオードとの直列回路を接続し、正極側クランプコ
    ンデンサと第5スナバダイオードとの結合点と前記中性
    点との間に第1補助ダイオードと第1補助コンデンサと
    の直列回路を接続し、負極側クランプコンデンサと第6
    スナバダイオードとの結合点と前記中性点との間に第2
    補助ダイオードと第2補助コンデンサとの直列回路を接
    続し、入力直流をこれとは異なる電圧の直流に変換する
    第1回生用電力変換手段の入力端子を前記第1補助コン
    デンサの両端に接続し、且つこの第1回生用電力変換手
    段の出力端子を前記正極側主コンデンサの両端に接続
    し、同じく入力直流をこれとは異なる電圧の直流に変換
    する第2回生用電力変換手段の入力端子を前記第2補助
    コンデンサの両端に接続し、且つこの第2回生用電力変
    換手段の出力端子を前記負極側主コンデンサの両端に接
    続することを特徴とする3レベルインバータのスナバエ
    ネルギー回生回路。
  7. 【請求項7】直流正電位と中性点との間に正極側主コン
    デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
    側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
    クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
    トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
    との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
    第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
    第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
    接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
    クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
    クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
    している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
    回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
    ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
    記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
    合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
    おいて、 前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路との結合
    点と前記中性点との間に、正極側クランプコンデンサと
    第5スナバダイオードとの直列回路を接続し、前記負極
    側リアクトルと第4スイッチング回路との結合点と前記
    中性点との間に、負極側クランプコンデンサと第6スナ
    バダイオードとの直列回路を接続し、前記正極側主コン
    デンサと前記中性点との間に正極側補助コンデンサを挿
    入し、前記負極側主コンデンサと前記中性点との間に負
    極側補助コンデンサを挿入し、前記正極側クランプコン
    デンサと第5スナバダイオードとの結合点と前記負極側
    主コンデンサと負極側補助コンデンサとの結合点との間
    に第1補助ダイオードを接続し、前記負極側クランプコ
    ンデンサと第6スナバダイオードとの結合点と前記正極
    側主コンデンサと正極側補助コンデンサとの結合点との
    間に第2補助ダイオードを接続し、前記第3回生用電力
    変換手段の入力端子を前記負極側補助コンデンサの両端
    に接続し、且つこの第3回生用電力変換手段の出力端子
    を前記正極側主コンデンサの両端に接続し、前記第4回
    生用電力変換手段の入力端子を前記正極側補助コンデン
    サの両端に接続し、且つこの第4回生用電力変換手段の
    出力端子を前記負極側主コンデンサの両端に接続するこ
    とを特徴とする3レベルインバータのスナバエネルギー
    回生回路。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の3レベルインバータのス
    ナバエネルギー回生回路において、前記第3回生用電力
    変換手段又は第4回生用電力変換手段には、入力側と出
    力側とを絶縁すると共に、入力する前記補助コンデンサ
    の電圧と出力する前記主コンデンサの電圧とに対応する
    電圧比の変圧器を備えていることを特徴とする3レベル
    インバータのスナバエネルギー回生回路。
  9. 【請求項9】直流正電位と中性点との間に正極側主コン
    デンサを接続し、この中性点と直流負電位との間に負極
    側主コンデンサを接続し、前記直流正電位に正極側リア
    クトルの一端を接続し、前記直流負電位に負極側リアク
    トルの一端を接続し、半導体スイッチ素子とダイオード
    との逆並列接続でスイッチング回路を構成し、第1から
    第4までの4組のスイッチング回路を直列接続してその
    第1スイッチング回路を前記正極側リアクトルの他端に
    接続すると共に第4スイッチング回路を前記負極側リア
    クトルの他端に接続し、第1クランプダイオードと第2
    クランプダイオードとを直列接続した回路を、直列接続
    している前記第2スイッチング回路と第3スイッチング
    回路とに並列接続し、第1クランプダイオードと第2ク
    ランプダイオードとの結合点を前記中性点に接続し、前
    記第2スイッチング回路と第3スイッチング回路との結
    合点を交流出力端子とする構成の3レベルインバータに
    おいて、 前記正極側リアクトルと第1スイッチング回路との結合
    点と前記中性点との間に、正極側クランプコンデンサと
    第5スナバダイオードとの直列回路を接続し、前記負極
    側リアクトルと第4スイッチング回路との結合点と前記
    中性点との間に、負極側クランプコンデンサと第6スナ
    バダイオードとの直列回路を接続し、前記正極側主コン
    デンサと前記中性点との間に正極側補助コンデンサを挿
    入し、前記負極側主コンデンサと前記中性点との間に負
    極側補助コンデンサを挿入し、前記正極側クランプコン
    デンサと第5スナバダイオードとの結合点と前記負極側
    主コンデンサと負極側補助コンデンサとの結合点との間
    に第1補助ダイオードを接続し、前記負極側クランプコ
    ンデンサと第6スナバダイオードとの結合点と前記正極
    側主コンデンサと正極側補助コンデンサとの結合点との
    間に第2補助ダイオードを接続し、前記第5回生用電力
    変換手段の入力端子を前記負極側補助コンデンサの両端
    に接続し、且つこの第5回生用電力変換手段の出力端子
    を前記正極側主コンデンサと正極側補助コンデンサとの
    直列回路の両端に接続し、前記第6回生用電力変換手段
    の入力端子を前記正極側補助コンデンサの両端に接続
    し、且つこの第6回生用電力変換手段の出力端子を前記
    負極側主コンデンサと負極側補助コンデンサとの直列回
    路の両端に接続することを特徴とする3レベルインバー
    タのスナバエネルギー回生回路。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の3レベルインバータの
    スナバエネルギー回生回路において、前記第5回生用電
    力変換手段又は第6回生用電力変換手段には、入力側と
    出力側とを絶縁すると共に、入力する前記補助コンデン
    サの電圧と、出力する前記主コンデンサと補助コンデン
    サとの合計電圧とに対応する電圧比の変圧器を備えてい
    ることを特徴とする3レベルインバータのスナバエネル
    ギー回生回路。
JP5206764A 1993-08-23 1993-08-23 3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路 Pending JPH0767353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206764A JPH0767353A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206764A JPH0767353A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0767353A true JPH0767353A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16528706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5206764A Pending JPH0767353A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0767353A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1047180A2 (de) * 1999-04-20 2000-10-25 ABBPATENT GmbH ARCP Dreipunkt- oder Mehrpunktstromrichter
KR100662750B1 (ko) * 2005-06-30 2007-01-02 엘에스산전 주식회사 매트릭스 컨버터를 구비한 전동기 구동 회로의순간전압보상 장치
WO2013080383A1 (ja) * 2011-12-02 2013-06-06 三菱電機株式会社 電力変換装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1047180A2 (de) * 1999-04-20 2000-10-25 ABBPATENT GmbH ARCP Dreipunkt- oder Mehrpunktstromrichter
KR100662750B1 (ko) * 2005-06-30 2007-01-02 엘에스산전 주식회사 매트릭스 컨버터를 구비한 전동기 구동 회로의순간전압보상 장치
WO2013080383A1 (ja) * 2011-12-02 2013-06-06 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP5642294B2 (ja) * 2011-12-02 2014-12-17 三菱電機株式会社 電力変換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6930899B2 (en) N-point-converter circuit
KR100970566B1 (ko) 전력회생이 가능한 h-브리지 방식의 멀티레벨 컨버터
TWI539737B (zh) 五電平變換裝置
US20120069604A1 (en) Compact power converter with high efficiency in operation
WO2019184442A1 (zh) 三电平双向dc/dc电路
CN113474986B (zh) 用于mmc的换流器单元、mmc及其控制方法
JP2521698B2 (ja) スナバエネルギ回生回路
JP7446932B2 (ja) 電力変換装置およびスイッチ装置
Yuan et al. Evaluation of soft switching techniques for the neutral-point-clamped (NPC) inverter
JP2000217369A (ja) インバ―タ装置
JP2001314081A (ja) Ac−dcコンバータ
JPH0767353A (ja) 3レベルインバータのスナバエネルギー回生回路
JPH07111784A (ja) 電力変換装置
Ounejjar et al. Averaged model of the 31-level packed U cells converter
CN108604877B (zh) 链式链路转换器的子模块
US4740881A (en) Simultaneous recovery commutation current source inverter for AC motors drives
JPH04334977A (ja) 電力変換装置
CN102427307B (zh) 一种三相四线制三电平逆变器
JP2790600B2 (ja) 電力変換装置
JPH0731158A (ja) 電力変換装置のスナバエネルギー回収回路
JPH1094249A (ja) チョッパ回路
US20240079967A1 (en) Quasi multi-level converter
Cardoso Filho et al. Current stiff converter topologies with resonant snubbers
JPH10174284A (ja) 直並列接続切替型コンデンサ電力貯蔵装置
JP2576183Y2 (ja) 自励式変換器