JPH0763494B2 - 埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器 - Google Patents

埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器

Info

Publication number
JPH0763494B2
JPH0763494B2 JP11495086A JP11495086A JPH0763494B2 JP H0763494 B2 JPH0763494 B2 JP H0763494B2 JP 11495086 A JP11495086 A JP 11495086A JP 11495086 A JP11495086 A JP 11495086A JP H0763494 B2 JPH0763494 B2 JP H0763494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration generating
user
middle ear
generating means
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11495086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62277955A (ja
Inventor
ブイ.ディー.ハフ ジャック
Original Assignee
ゾームド―トリース,インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゾームド―トリース,インコーポレイティド filed Critical ゾームド―トリース,インコーポレイティド
Priority to JP11495086A priority Critical patent/JPH0763494B2/ja
Publication of JPS62277955A publication Critical patent/JPS62277955A/ja
Publication of JPH0763494B2 publication Critical patent/JPH0763494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は損なった聴覚を補う装置に関し、更に特定すれ
ば移植することのできる電磁気利用の中耳骨伝導補聴器
に関し、この補聴器は内耳を刺激し、補聴器装着者の内
耳内にある連鎖小骨を介して伝導する振動によって音を
認識させる装置である。
〔従来の技術と問題点〕
音波が鼓膜を打つことによって振動を発生させたとき、
人は通常、音を認識する。これらの振動は中耳内にある
連鎖小骨を介して内耳の蝸牛に伝達され、この結果電気
インパルスを発生し、この電気インパルスは聴覚神経、
即ち蝸牛神経を介して脳に伝達される。たとえもし中耳
の音の伝導機構が完全に作動していても、内耳が損傷し
ていれば聴覚損失は起こり得る。
通常の補聴器は「空気伝導型」のものであり、内耳の損
傷(神経感覚の麻痺)による難聴及び、或いは中耳の音
の伝導機構の軽い故障による難聴を克服するために用い
られる。このような空気伝導型補聴器は、単に進入音を
増幅し、外耳道に配置したスピーカーを経由してこの増
幅音信号を送出するように作用する。この増幅された音
はただ単に耳の音伝導機構を“酷使する”だけである。
空気伝導補聴器は外耳道内にその構成要素を有していな
ければならず、しかもこの補聴器は中耳の鼓膜と連鎖小
骨とがかなり正常であることを要するので、聴覚を損な
った人々の中にはこの空気伝導型補聴器を使用しても何
ら利点を引き出すことのできない場合がある。
空気伝導型補聴器では恩恵の受けられない人でも「骨伝
導型」補聴器を使用すれば、利便性の得られるケースも
ある。骨伝導型補聴器は、音信号を機械的な振動性刺激
物に変換することにより作動する。このタイプの補聴器
で従来から市販入手可能な補聴器の振動部は通常耳の背
後に幾分圧力を加えて皮膚に取り付けて来た。この振動
体はその振動を皮膚と柔らかい組織を介して頭蓋骨の骨
構造体に伝達する。この頭蓋骨の振動により蝸牛が刺激
され、音が認識される。このような市販入手可能な骨伝
導補聴器は幾つかの制約のために大へん普及することに
はなっていない。まず第1の制約はこの補聴器はかさば
り、そして振動体を頭蓋骨に圧着させるためにヘッドバ
ンドや特殊なメガネフレームに装着しなければならない
ことである。加えて、振動が頭蓋骨を覆っている皮膚と
柔らかい組織を介して伝達されなければならないので、
このタイプの補聴器は音の忠実度と効率とが貧弱なこと
である。
内耳を刺激するための骨伝導装置を改良する各種提案が
なされている。そのような提案の1つが米国特許第3,29
0,081号に開示されており、この中で無線受信機が皮膚
の下に埋め込まれており、皮下において側頭部の骨と結
合している振動発生手段を具備している。送信機はマイ
クロホンによって受信される音に呼応してそれが発生さ
せる変調信号を埋め込まれた無線受信機が受信可能な範
囲内であれば、使用者の身体上で離れた位置に配備して
もよい。この変調信号は無線受信機に受信され、この信
号に呼応して振動体が振動して側頭骨に振動を起こさ
せ、引き続いて該側頭骨は内耳を刺激して音を認識させ
る。この埋め込まれた無線受信機は極めて複雑であり、
動力源を含む多数の電子部品を含んでおり、これらは故
障し易く、埋め込み物の特質により大きな困難を引き起
こす他の潜在的問題を有している。
他の改良提案は、ヨーロッパで行なわれて最近発行され
た論文に記載されたある実験研究に関係しており、この
研究では皮下の側頭骨に直接に埋め込まれた骨ネジとそ
れに直接連結された端子とを具備した直接骨伝導補聴器
が埋め込まれたものである。この端子は皮膚を通り外に
延設されている。変調信号に呼応して振動をおこす振動
体はこの端子に結合されており、振動はこの端子により
骨ネジに伝達され、それから頭蓋骨の側頭骨に伝達さ
れ、内耳を刺激し、音の認識を行うものである。この装
置は明確な不利を有しており、かぶれの可能性があり、
また美的、心理学的及び心地良さの見地からして皮膚を
通して永久的に延設されるセラミック要素が望ましくな
いという不便性を有している。
上述の今までに提案された骨伝導型補聴器に関する問題
点を解決するために共願の1984年11月23日出願の米国出
願第674,176号に開示されているような改良がなされて
いる。それでは信号伝達装置が見えないように、即ち不
快な外部装置を有せず配設された直接骨伝導型補聴器を
提案している。この骨伝導型補聴器は音波をアナログ電
磁気信号に変換する音波処理機構と、この電磁気信号を
送信し、聴覚を損なった人の頭皮上に配設される出力送
信機と、第1磁気手段とを具備している。更には本装置
は聴力を損なった人の皮下の頭蓋骨に堅固に締結される
振動発生機構と、第2磁気手段とを具備している。この
第2磁気手段は第1磁気手段と協働して前記送信機を聴
覚を損なった人の頭皮上に保持し、前記音波処理手段の
前記送信機からの電磁気信号を受信し、このような電磁
気信号に呼応して頭蓋骨を振動させる。この装置を用い
ると、アナログ電磁気信号に呼応して皮下において振動
が発生し、頭蓋骨を介して内耳を刺激し、聴覚を損なっ
た人に音を認識させることができる。
上述の共願の特許出願における改良は、多くの場合に満
足のいく作動を行ったけれども、中耳の小骨を直接振動
させることはより望ましく、聴覚を損なった人により確
かに音を認識させ得る場合が有ろう。
上記後者の場合に関し、米国特許第3,870,832号では、
埋め込み可能な中耳骨伝導型補聴器が提案されており、
聴覚信号を電気信号に変換する音波変換器手段と、この
電気信号を受けて内耳の連鎖小骨のあぶみ骨の機械的な
動きに変換する電磁変換器手段とを利用している。この
特許による装置は、内耳の連鎖小骨のあぶみ骨に永久的
に装着されている磁石と、使用者の側頭骨に埋め込ま
れ、皮膚を介して延長し皮膚の外側で音波処理手段に付
着されるように設けられている電磁コイルとを具備して
いる。電磁変換器は電気信号を受信し、変換器から使用
者の内耳へ延設され、該中耳の連鎖小骨のあぶみ骨に堅
固に締結された磁石に付着されている電極を経由して伝
達する。
この米国特許第3,870,832号の装置は骨伝導によって直
接に使用者の内耳の連鎖小骨を刺激するものであるが、
次のような多くの不便さと制約とを有している。まず1
つはこの補聴器は使用者の耳の背後の柔らかい組織と皮
膚を通して延設する経皮要素を必要とするから、常に開
口している皮膚からかぶれが生じたり、細菌が侵入した
りする。これは美容上、心理学上及び快適性の観点から
も受け入れ難い。2つ目はこの特許による装置は使用者
の中耳に直接に延設される電極を利用しており、故に外
科的植設術が大変難しく、電極の破砕、絶縁漏れ及び電
流漏れの可能性が強くなる。3つ目は、この装置は中耳
の連鎖小骨のあぶみ骨の頭部に取着される振動発生機構
だけを提供するものとなっている。多くの場合に、器官
下側の突起が大きすぎるために振動発生機構をあぶみ骨
の頭部に付着することが困難なことがある。
また、表面の隆起があぶみ骨に突き当たり実用にならな
い場合もある。結局、振動発生手段を連鎖小骨のあぶみ
骨の頭部へ付着させることでは内耳へ望みどおりの刺激
を与えて聴覚を損なった人に正しく音を認識させない場
合が多く生ずるであろう。
依って、本発明は斯る問題点の解決を図るべく、骨伝導
型補聴器にまつわる従来の欠陥と問題を解決する埋め込
み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器を提供し、中耳に入る
電極がなく聴覚を損なった使用者の種々の病理学的症状
に適合する可変性を有し快適さの増した美観のよいこと
を特徴とした装置を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段と作用〕
本発明は、上述した発明目的に鑑みて、以下の諸機構を
具備した補聴器を提供するものである。音波処理手段は
音波をアナログ電磁気信号に変換するために提供され、
出力送信機を具備し使用者の頭皮上に配設されて電磁気
信号を経皮的に送信する。信号送受信手段は使用者の中
耳の外側の皮下の骨に埋め込まれて音波処理手段の送信
機から経皮の電磁気信号を受信し、該電磁気信号を皮下
的に使用者の中耳に送信する。振動発生手段は中耳の連
鎖小骨の何れかの小骨に埋め込まれることができ、前記
信号送受信手段から皮下の電磁気信号を受信し、この電
磁気信号に呼応して中耳の連鎖小骨を振動させて内耳を
刺激し、聴覚を損なった使用者に音を認識させる。
好ましくは、本発明に依ると、上述の電磁気送受信手段
は、音波処理手段送信機からの経皮の電磁気信号を受信
する電磁気信号受信手段を具備し、この電磁気信号受信
手段は、使用者の側頭骨の乳様突起領域に皮下的に取り
付ける手段を有し、更に、電気信号を皮下において送信
するために電磁気信号受信手段と一端において結合され
た電極と、該電極の他端に結合された電磁気信号送信手
段とを具備しており、この電磁気信号送信手段は使用者
の中耳のすぐ外側の側頭骨に埋め込まれ、皮下的に電磁
気信号を使用者の中耳に送信する。
更に好ましくは、本発明に依ると、音波処理手段の送信
機と信号送受信手段とは磁気手段を具備し、これらの磁
気手段は、使用者の皮膚を通る装置の経皮延長部を用い
ずに使用者の耳の背後の表皮位置に音波処理手段送信機
を保持するように互いに協働する。
以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳細
に説明する。
〔実施例〕
埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器10は第1図から
第3図に聴覚を損なった使用者に取り付けられたその全
容が図示されている。人の全耳道及び他の解剖学的領域
のうち本発明に関係する領域について第3図に適宜に名
称を付して図示してある。
補聴器10は、まず音波処理器11を具備し、音波をアナロ
グ電磁気信号に変換する。第1図に図示しているよう
に、この音波処理手段11はポケットに入れたり、使用者
の衣服に装着して運ぶのに適したケース12と、該ケース
12に適切な導線14により結合され、使用者の頭部表皮に
取り付けられる出力送信機13とを具備し、該送信機13は
電磁気信号を経皮的に送信するためには、好ましくは耳
の背後に配設するのがよい。もし必要ならば、2つ目の
送信機13を導線14によってケース12に結合し他方の耳の
後ろに配置して使用者の両耳の背後に送信機を供与する
ことができる。更には、送信機13を含んだ全音波処理手
段11を後耳ケース12′(第2図)内に収容することが可
能である。
音波処理手段11は1例として第4図に図示したような電
子回路に備えたものでよい。この回路は音波を電気信号
に変換する高感度マイクロホン15を具備し、該電気信号
は処理され、マイクロホン15により受信された音波の振
幅に比例した振幅を有する電磁場を発生させる出力送信
機13に送られる。マイクロホン15は突き当たる音波に呼
応して振動する振動板、或いは膜(図示せず)を具備し
ている。それからマイクロホン15からの電気信号はプリ
アンプ20によって増幅される。次にこの増幅信号はプリ
アンプ20からアンプ21へ信号をそのまま、或いは減衰さ
せて供給する音量コントロール22を介して出力アンプ21
に送信される。出力アンプ21は信号を増幅して出力送信
機13を駆動させる。この出力送信機13はコア25のまわり
に巻きつけた誘導コイル24を具備している。
更に補聴器10は信号送受信器30を具備しており、該信号
送受信器30は使用者の中耳の外側の側頭部(第3図)に
埋め込まれており、音波処理器11の送信機13からの経皮
の電磁気信号を受信し、使用者の中耳に皮下的に電磁気
信号を送信する。
この信号送受信機30は電磁気信号受信手段31を具備し、
該受信手段31は好ましくはコア33のまわりに巻かれた誘
導コイル32の形をしており、音波処理器の送信機13から
の経皮の電磁気信号を受信する。電極34はその一端を信
号受信手段31に結合されており、更に特定すると誘導コ
イル32に結合されており、誘導コイル32とコア33とによ
って受信された電磁気信号に呼応して皮下的に電気信号
を搬送する。更に信号送受信器30は電磁気信号送信手段
36を具備しており、該送信手段36は好ましくはコア38の
まわりに巻かれた誘導コイル37の形をしており、電極34
によって搬送された電気信号を受信し、これに呼応して
皮下的に電磁気信号を使用者の中耳に送信する。
第3図に見られるように、信号受信手段31は使用者の皮
下の頭蓋骨に固定されており、好ましくは骨ネジ40によ
って側頭骨の乳様突起領域に固定される。電極34は外科
手術により使用者の側頭骨を通って乳様突起領域から中
耳近くの位置まで延設して埋め込まれている。電磁気信
号送信手段36は使用者の中耳の直ぐ外部の側頭骨に埋め
込まれている。電極34と信号送信手段36とは使用者の側
頭骨に外科的に通過穴をあけて埋め込み、生物適合性物
質を埋め込む。該生物適合性物質は側頭骨の成長を許
し、電極34と信号送信手段36とに当接して取り囲み、同
じその場所に固定する。信号受信手段31の誘導コイル32
とコア31とは生物適合性があり、組織耐容性の物質で包
み込むことが可能であり、更に骨ネジ40はチタンのよう
な組織耐容性物質にて作るべきである。
音波処理器11の送信機13と信号送受信器30の信号受信手
段31とは両方とも中に磁気手段を含んでおり、好ましく
は中に永久磁石を含むか、或いは誘導コイル24と32とが
夫々まわりに巻かれているコア25と33とを永久磁石で形
成することである。これらの磁気手段は互いに協働して
音波処理器11の送信器13を皮膚を通して結合することな
く、好ましくは耳の背後の使用者の皮下の頭蓋骨に保持
する。永久磁石はサマリア−コバルト型のよなものが好
ましいが、これらの磁気手段は別の各種形態をとっても
よい。例えば、これらの磁気手段の少なくとも1つが上
述のような永久磁石を含んだ磁石を具備し、一方、他方
の磁気手段は強磁性体のような磁気に吸い寄せられる物
質を具備することが可能である。磁気手段が互いに協働
して音波処理器11の送信機13を聴覚の損なった使用者の
頭部表皮に保持する限りでは、他の組み合わせも可能で
ある。
また、骨ネジ40は信号受信手段31を使用者の頭蓋骨に固
定するのに好んで用いられるが、接着剤や埋め込まれた
支柱のような他の締結手段も用いることができる。更に
は、信号送受信器30の信号受信手段31を聴覚を損なった
使用者の側頭骨の乳様突起領域に固定し使用者の耳の背
後に音波処理手段11の送信機13を配置することが好まれ
るが、使用者の頭蓋骨の他の位置でも可能である。
本発明による補聴器10は以上の他に振動発生器50を具備
し、この振動発生器50は使用者の中耳内の連鎖小骨のい
ずれかの小骨に埋め込まれることが可能であり、また補
聴器10は、信号送受信器30の信号送信手段36から皮下の
電磁気信号を受信する磁気手段を具備し、このこの磁気
手段は、このような電磁気信号に呼応して連鎖小骨、或
いはその一部を振動させ、内耳の正常な機能を刺激して
聴覚を損なった使用者に音を認識させる。
この振動発生器50は好ましくは希土類磁石粒子を含ませ
た生物適合物質からなるセラミック磁気性人工装具であ
る。振動発生器50は第6図に図示されているような各種
の望ましい形であってよく、解剖学的変形に基づいて使
用者の各種連鎖小骨や小骨間に締結する手段をその形状
の中に有し、これらのうちいくつかを第7図から第13図
に図示している。振動発生器50は使用者の中耳へ延設し
ているどの電極にも結合されてはいなく、こうして電極
のリーク、短絡及び破砕の危険を避けており、更に電極
に付着させられている間に外科的に振動発生器50を埋め
込むという大変に難しい仕事を取り除いている。
この振動発生器50を聴力を損なった人の中耳の連鎖小骨
に埋め込むいくつかの代替変形を第7図から第13図に図
示しており、以下に説明する。然しながらこれら以外の
配設方法も可能である。
第7図を参照すると、恐らくこのタイプが考え得る最も
普通の適用例であろう。この適用例では、振動発生手段
50の使用者の中耳の連鎖小骨のあぶみ骨の頭部上ときぬ
た骨の長い突起の下に配設されている。この適用例は使
用者の中耳の正常な連鎖小骨に振動を生ずる挿入体か或
いは人工装具を提供している。
次に第8図を参照すると、振動発生手段50が岬角と鼓膜
の裏側のつち骨柄の中央面との間に固定されており、音
波が使用者の鼓膜に作用した時につち骨柄の本来の動き
に重ねて連鎖小骨に本来の振動を与える場合を図示して
いる。
更に次に第9図を参照すると、振動発生手段50があぶみ
骨底ときぬた骨の長い突起との間に固定されており、あ
ぶみ骨の上部構造が人の病気や障害或いはその他によっ
て失われた場合に人工装具としての作用をする場合を図
示している。
次に第10図によると、振動発生手段50がつち骨柄とあぶ
み骨底との間に固定され、あぶみ骨の上部構造が損傷を
受け、かつきぬた骨が取り付け用としてはもはや利用で
きない場合に連鎖小骨の上部全体を迂回して固定した場
合を図示している。
第11図では振動発生手段50はきぬた骨の長い突起に固定
されているが、この固定は解剖学的手法にて可能であ
り、他の方法では不可能である。
第12図では振動発生手段50はあぶみ骨の頭部とつち骨柄
との間に固定されており、使用者の鼓膜から内耳に至る
橋渡しに欠損を生じた連鎖小骨の損傷と共に用いる。こ
の使用法はきぬた骨の長い突起の壊死が生じ、鼓膜から
内耳に至る橋渡しに欠損を生じた場合に使用されるであ
ろう、 第13図は振動発生手段50が第12図の適用例の場合と類似
の状況下であぶみ骨の頭部に取り付けられ、しかしつち
骨柄には取り付けられておらず、鼓膜から内耳への連鎖
小骨の橋渡しに隙間があるか、或いは分離されている場
合にただあぶみ骨だけを振動させる場合を図示してい
る。
以上の図面と説明において本発明の典型的な好ましい実
施例を開示し、特定の状態を採用しているが、これらは
一般的な説明のために用いてあり発明を限定するもので
はない。
〔発明の効果〕
電極が中耳内に入らず、かつ聴覚を損なった使用者の種
々の病理学的症状に適合する可変性を有し、かつ良好な
快適さと良好な美的外観とを有する埋め込み可能な電磁
中耳骨伝導型補聴器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1形態の音波処理器を有した本発明による補
聴器を使用した人の外耳、中耳及び内耳との相対位置関
係を図示し、聴覚を損なった使用者の顔面を部分的に解
剖した斜視図、第2図は第2形態の音波処理器を有した
本発明による補聴器を使用した人の頭を後方から見た斜
視図、第3図は本発明による補聴器を装備した使用者の
耳道を通して解剖した拡大図、第4図は本発明による補
聴器の回路図、第5図は使用者の中耳の外側に埋め込ま
れる本発明による補聴器の電磁気信号送受信器の略示断
面図、第6図は使用者の中耳にある連鎖小骨のどの小骨
にも移植可能な本発明による補聴器の振動発生器の各種
形態を一緒にした斜視図、第7図から第13図は使用者の
中耳にある連鎖小骨の各種位置に振動発生器を取り付け
た耳道の部分図。 10……補聴器、11……音波処理器、 12……ケース、13……送信機、 14……導線、15……マイクロホン、 20……プリアンプ、21……出力アンプ、 22……音量コントロール、24……誘導コイル、 25……コア、30……信号送受信器、 31……信号受信器、32……誘導コイル、 33……コア、34……電極、 36……電磁気信号送信手段、37……誘導コイル、 38……コア、40……骨ネジ、 50……振動発生器。

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器で
    あって、 音波を電磁気信号に変換するための音波処理手段を具備
    し、該音波処理手段は、 該電磁気信号を経皮的に送信するために使用者の頭蓋表
    皮上に配置されるようになっている出力送信機を有し、 更に、使用者の中耳の外側の骨内に皮下的に埋め込まれ
    るようになっている信号送受信手段を具備し、該信号送
    受信手段は、前記音波処理手段の前記送信機からの経皮
    的な電磁気信号を受信すると共に使用者の中耳内に電磁
    気信号を皮下的に送信するようにし、 更に、中耳内の連鎖小骨の小骨内に埋め込まれるように
    なっている振動発生手段を具備し、該振動発生手段は、
    前記信号送受信手段からの皮下的な電磁気信号を受信す
    ると共にこのような電磁気信号に応答して連鎖小骨を振
    動させ、これにより内耳を刺激して聴覚を損なった使用
    者に音を知覚させるようにした、埋め込み可能な電磁中
    耳骨伝導型補聴器。
  2. 【請求項2】前記振動発生手段は、あぶみ骨の頭部上お
    よびきぬた骨の長い突起下に該振動発生手段を取り付け
    るための手段を有し、使用者の連鎖小骨内に振動挿入体
    を供与するようにした請求項1に記載の埋め込み可能な
    電磁中耳骨伝導型補聴器。
  3. 【請求項3】前記振動発生手段は、岬角と、鼓膜下のつ
    ち骨の柄部の中央面との間に該振動発生手段を取り付け
    るための手段を有し、音波が使用者の鼓膜に作用したと
    きにつち骨の柄部の自然の運動を倍化させる連鎖小骨の
    自然振動を与えるようにした請求項1に記載の埋め込み
    可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  4. 【請求項4】前記振動発生手段は、使用者のあぶみ骨の
    上部構造が失われている場合に人工装具として機能する
    ようにあぶみ骨底ときぬた骨の長い突起との間に該振動
    発生手段を取り付けるための手段を有する請求項1に記
    載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  5. 【請求項5】前記振動発生手段は、あぶみ骨の上部構造
    が損傷されており且つ使用者のきぬた骨がもはや取り付
    け用として利用不能である場合に連鎖小骨の上部全体を
    迂回するようにつち骨の柄部とあぶみ骨底との間に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項1に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  6. 【請求項6】前記振動発生手段は、使用者のきぬた骨の
    長い突起に該振動発生手段を取り付けるための手段を有
    する請求項1に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型
    補聴器。
  7. 【請求項7】前記振動発生手段は、使用者の鼓膜から内
    耳に至る橋絡部内に間隙を生じさせる連鎖小骨の欠陥が
    ある場合にあぶみ骨の頭部とつち骨の柄部との間に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項1に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  8. 【請求項8】前記振動発生手段は、使用者の中耳内の連
    鎖小骨の骨群の橋絡部内に間隙が存在する場合にあぶみ
    骨を直接的に振動させるようにあぶみ骨の頭部に該振動
    発生手段を取り付けるための手段を有する請求項1に記
    載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  9. 【請求項9】前記振動発生手段は、永久磁石を形成する
    ように希土類磁性粒子を含有した生物適合性材料から構
    成される請求項1に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝
    導型補聴器。
  10. 【請求項10】埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器
    であって、 音波を電磁気信号に変換するための音波処理手段を具備
    し、該音波処理手段は、該電磁気信号を経皮的に送信す
    るために使用者の少なくとも一方の耳の背後の皮膚上に
    配置されるようになっている出力送信機を有し、 更に、皮下的に埋め込まれるようになっている信号送受
    信手段を具備し、該信号送受信手段は、前記音波処理手
    段の前記送信機からの経皮的な電磁気信号を受信するた
    めの電磁気信号受信手段を備え、該電磁気信号受信手段
    は、使用者の側頭骨の乳様突起領域に該電磁気信号受信
    手段を皮下的に取り付けるための手段を有し、該信号送
    受信手段は更に、電気信号を皮下的に伝搬させるために
    その一端部において該電磁気信号受信手段に接続された
    電極と、該電極の他端部に接続された電磁気信号送信手
    段とを備え、該電磁気信号送信手段は、使用者の中耳内
    に電磁気信号を皮下的に送信するために中耳のすぐ外側
    の使用者の側頭骨内に埋め込まれるようになっており、 更に、使用者の中耳内の連鎖小骨の何れかの小骨内に埋
    め込まれるようになっている振動発生手段を具備し、該
    振動発生手段は磁気手段を備え、該磁気手段は、前記信
    号送受信手段からの皮下的な電磁気信号を受信すると共
    に該電磁気信号に応答して連鎖小骨を振動させ、これに
    より内耳を刺激して聴覚を損なった使用者に音を知覚さ
    せるようにした、埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴
    器。
  11. 【請求項11】前記振動発生手段は、あぶみ骨の頭部上
    およびきぬた骨の長い突起下に該振動発生手段を取り付
    けるための手段を有し、使用者の連鎖小骨内に振動挿入
    体を供与するようにした請求項10に記載の埋め込み可能
    な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  12. 【請求項12】前記振動発生手段は、岬角と、鼓膜下の
    つち骨の柄部の中央面との間に該振動発生手段を取り付
    けるための手段を有し、音波が使用者の鼓膜に作用した
    ときにつち骨の柄部の自然な運動を倍化させる連鎖小骨
    の自然振動を与えるようにした請求項10に記載の埋め込
    み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  13. 【請求項13】前記振動発生手段は、使用者のあぶみ骨
    の上部構造が失われている場合に人工装具として機能す
    るようにあぶみ骨底ときぬた骨の長い突起との間に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項10に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  14. 【請求項14】前記振動発生手段は、あぶみ骨の上部構
    造が損傷されており且つ使用者のきぬた骨がもはや取り
    付け用として利用不能である場合に連鎖小骨の上部全体
    を迂回するようにつち骨の柄部とあぶみ骨底との間に該
    振動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項10
    に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  15. 【請求項15】前記振動発生手段は、使用者のきぬた骨
    の長い突起に該振動発生手段を取り付けるための手段を
    有する請求項10に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導
    型補聴器。
  16. 【請求項16】前記振動発生手段は、使用者の鼓膜から
    内耳に至る橋絡部内に間隙を生じさせる連鎖小骨の欠陥
    がある場合にあぶみ骨の頭部とつち骨の柄部との間に該
    振動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項10
    に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  17. 【請求項17】前記振動発生手段は、使用者の中耳内の
    連鎖小骨の骨群の橋絡部内に間隙が存在する場合にあぶ
    み骨を直接的に振動させるようにあぶみ骨の頭部に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項10に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  18. 【請求項18】前記振動発生手段は、永久磁石を形成す
    るように希土類磁性粒子を含有した生物適合性材料から
    構成される請求項10に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨
    伝導型補聴器。
  19. 【請求項19】埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器
    であって、 音波を電磁気信号に変換するための音波処理手段を具備
    し、該音波処理手段は、該電磁気信号を経皮的に送信す
    るために使用者の少なくとも一方の耳の背後の皮膚上に
    配置されるようになっている出力送信機を備え、該出力
    送信機は該出力送信機内に磁気手段を有し、 更に、中耳の外側の使用者の側頭骨内に埋め込まれるよ
    うになっている信号送受信手段を具備し、該信号送受信
    手段は、前記音波処理手段の前記送信機からの経皮的な
    電磁気信号を受信すると共に使用者の中耳内に電磁気信
    号を皮下的に送信するようにし、該信号送受信手段は、
    該信号送受信手段の少なくとも一部分を使用者の側頭骨
    の乳様突起領域に皮下的に取り付けるための骨ネジと、
    該信号送受信手段の該一部分内の磁気手段とを備え、該
    磁気手段は、前記音波処理手段の前記送信機の前記磁気
    手段と協働して、該信号送受信手段の一部分と該送信機
    との間の経皮的な接続をせずに前記音波処理手段の前記
    送信機を使用者の耳の背後の皮膚上の所定の位置に保持
    するようにし、 更に、中耳内の連鎖小骨の小骨内に埋め込まれるように
    なっている振動発生手段を具備し、該振動発生手段は、
    前記信号送受信手段からの皮下的な電磁気信号を受信す
    ると共に該電磁気信号に応答して連鎖小骨を振動させ、
    これにより内耳を刺激して聴覚を損なった使用者に音を
    知覚させるようにした、埋め込み可能な電磁中耳骨伝導
    型補聴器。
  20. 【請求項20】前記振動発生手段は、あぶみ骨の頭部上
    およびきぬた骨の長い突起下に該振動発生手段を取り付
    けるための手段を有し、使用者の連鎖小骨内に振動挿入
    体を供与するようにした請求項19に記載の埋め込み可能
    な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  21. 【請求項21】前記振動発生手段は、岬角と、鼓膜下の
    つち骨の柄部の中央面との間に該振動発生手段を取り付
    けるための手段を有し、音波が使用者の鼓膜に作用した
    ときにつち骨の柄部の自然の運動を倍化させる連鎖小骨
    の自然振動を与えるようにした請求項19に記載の埋め込
    み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  22. 【請求項22】前記振動発生手段は、使用者のあぶみ骨
    の上部構造が失われている場合に人工装具として機能す
    るようにあぶみ骨底ときぬた骨の長い突起との間に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項19に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  23. 【請求項23】前記振動発生手段は、あぶみ骨の上部構
    造が損傷されており且つ使用者のきぬた骨がもはや取り
    付け用として利用不能である場合に連鎖小骨の上部全体
    を迂回するようにつち骨の柄部とあぶみ骨底との間に該
    振動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項19
    に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  24. 【請求項24】前記振動発生手段は、使用者のきぬた骨
    の長い突起に該振動発生手段を取り付けるための手段を
    有する請求項19に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導
    型補聴器。
  25. 【請求項25】前記振動発生手段は、使用者の鼓膜から
    内耳に至る橋絡部分に間隙を生じさせる連鎖小骨の欠陥
    がある場合にあぶみ骨の頭部とつち骨の柄部との間に該
    振動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項19
    に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  26. 【請求項26】前記振動発生手段は、使用者の中耳内の
    連鎖小骨の骨群の橋絡部分に間隙が存在する場合にあぶ
    み骨を直接的に振動させるようにあぶみ骨の頭部に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項19に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  27. 【請求項27】前記振動発生手段は、永久磁石を形成す
    るように希土類磁性粒子を含有した生物適合性材料から
    構成される請求項19に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨
    伝導型補聴器。
  28. 【請求項28】前記全ての磁気手段が永久磁石を具備す
    る請求項19に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補
    聴器。
  29. 【請求項29】埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器
    であって、 音波を電磁気信号に変換するための音波処理手段を具備
    し、該音波処理手段は、該電磁気信号を経皮的に送信す
    るために使用者の少なくとも一方の耳の背後の皮膚上に
    配置されるようになっている出力送信機を備え、該出力
    送信機は該出力送信機内に磁気手段を有し、 更に、中耳の外側の使用者の側頭骨内に埋め込まれるよ
    うになっている信号送受信手段を具備し、該信号送受信
    手段は、前記音波処理手段の前記送信機からの経皮的な
    電磁気信号を受信するための電磁気信号受信手段を備
    え、該電磁気信号受信手段は、該電磁気信号受信手段の
    少なくとも一部分を使用者の側頭骨の乳様突起領域に皮
    下的に取り付けるための骨ネジと、磁気手段とを有し、
    該磁気手段は、前記音波処理手段の前記送信機の前記磁
    気手段と協働して、該電磁気信号受信手段と該送信機間
    の経皮的な接続をせずに前記音波処理手段の前記送信機
    を使用者の耳の背後の皮膚上の所定の位置に保持するよ
    うにし、該信号送受信手段は更に、電気信号を皮下的に
    伝搬させるためにその一端部において該電磁気信号受信
    手段に接続された電極と、該電極の他端部に接続された
    電磁気信号送信手段とを備え、該電磁気信号送信手段
    は、使用者の中耳内に電磁気信号を皮下的に送信するた
    めに中耳のすぐ外側の使用者の側頭骨内に埋め込まれる
    ようになっており、 更に、使用者の中耳内の連鎖小骨の小骨内に埋め込まれ
    るようになっている振動発生手段を具備し、該振動発生
    手段は磁気手段を備え、該磁気手段は、前記信号送受信
    手段からの皮下的な電磁気信号を受信すると共に該電磁
    気信号に応答して連鎖小骨を振動させ、これにより内耳
    の正常な機能を刺激して聴覚を損なった使用者に音を知
    覚させるようにした、埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型
    補聴器。
  30. 【請求項30】前記振動発生手段は、あぶみ骨の頭部上
    およびきぬた骨の長い突起下に該振動発生手段を取り付
    けるための手段を有し、使用者の連鎖小骨内に振動挿入
    体を供与するようにした請求項29に記載の埋め込み可能
    な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  31. 【請求項31】前記振動発生手段は、岬角と、鼓膜下の
    つち骨の柄部の中央面との間に該振動発生手段を取り付
    けるための手段を有し、音波が使用者の鼓膜に作用した
    ときにつち骨の柄部の自然の運動を倍化させる連鎖小骨
    の自然振動を与えるようにした請求項29に記載の埋め込
    み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  32. 【請求項32】前記振動発生手段は、使用者のあぶみ骨
    の上部構造が失われている場合に人工装具として機能す
    るようにあぶみ骨底ときぬた骨の長い突起との間に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項29に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  33. 【請求項33】前記振動発生手段は、あぶみ骨の上部構
    造が損傷されており且つ使用者のきぬた骨がもはや取り
    付け用として利用不能である場合に連鎖小骨の上部全体
    を迂回するようにつち骨の柄部とあぶみ骨底との間に該
    振動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項29
    に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  34. 【請求項34】前記振動発生手段は、使用者のきぬた骨
    の長い突起に該振動発生手段を取り付けるための手段を
    有する請求項29に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導
    型補聴器。
  35. 【請求項35】前記振動発生手段は、使用者の鼓膜から
    内耳に至る橋絡部内に間隙を生じさせる連鎖小骨の欠陥
    がある場合にあぶみ骨の頭部とつち骨の柄部との間に該
    振動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項29
    に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  36. 【請求項36】前記振動発生手段は、使用者の中耳内の
    連鎖小骨の骨群の橋絡部内に間隙が存在する場合にあぶ
    み骨を直接的に振動させるようにあぶみ骨の頭部に該振
    動発生手段を取り付けるための手段を有する請求項29に
    記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器。
  37. 【請求項37】前記振動発生手段は、永久磁石を形成す
    るように希土類磁性粒子を含有した生物適合性材料から
    構成される請求項29に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨
    伝導型補聴器。
  38. 【請求項38】前記全ての磁気手段が永久磁石を具備す
    る請求項29に記載の埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補
    聴器。
JP11495086A 1986-05-21 1986-05-21 埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器 Expired - Fee Related JPH0763494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11495086A JPH0763494B2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21 埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11495086A JPH0763494B2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21 埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62277955A JPS62277955A (ja) 1987-12-02
JPH0763494B2 true JPH0763494B2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=14650665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11495086A Expired - Fee Related JPH0763494B2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21 埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0763494B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2507418Y2 (ja) * 1989-04-18 1996-08-14 リオン株式会社 補聴装置
EP1083769B1 (en) 1999-02-16 2010-06-09 Yugen Kaisha GM & M Speech converting device and method
DE50113019D1 (de) * 2001-08-14 2007-10-25 Phonak Ag Perkutaner oder transkutaner zugang zum körperinnern
GB2449114A (en) * 2007-05-11 2008-11-12 Sentient Medical Ltd Middle ear implant with piezoelectric actuator acting on stapes footplate
JP5219037B2 (ja) * 2008-09-25 2013-06-26 国立大学法人電気通信大学 埋込み型骨導補聴器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62277955A (ja) 1987-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4606329A (en) Implantable electromagnetic middle-ear bone-conduction hearing aid device
US5015225A (en) Implantable electromagnetic middle-ear bone-conduction hearing aid device
US4776322A (en) Implantable electromagnetic middle-ear bone-conduction hearing aid device
Goode et al. The history and development of the implantable hearing aid
US6084975A (en) Promontory transmitting coil and tympanic membrane magnet for hearing devices
US5842967A (en) Contactless transducer stimulation and sensing of ossicular chain
US4612915A (en) Direct bone conduction hearing aid device
US5015224A (en) Partially implantable hearing aid device
US4957478A (en) Partially implantable hearing aid device
US5836863A (en) Hearing aid transducer support
US6193645B1 (en) Electromagnetic input transducers for middle ear sensing
US6171229B1 (en) Ossicular transducer attachment for an implantable hearing device
US20120029267A1 (en) Electromagnetic Bone Conduction Hearing Device
JP2009539503A (ja) 人工内耳用ボタンプロセッサ
JP2001506518A (ja) 隔離電子装置を備えた埋込み式補聴装置
US7266209B1 (en) Cochlear implants with a stimulus in the human ultrasonic range and method for stimulating a cochlea
Maniglia Implantable hearing devices. State of the art.
JPH0763494B2 (ja) 埋め込み可能な電磁中耳骨伝導型補聴器
US11425514B2 (en) Universal bone conduction and middle ear implant
AU2019282656B2 (en) Passive hearing implant
Taghavi A novel bone conduction implant system
WO2016130095A1 (en) Wireless implantable bone conduction energy harvesting hearing aid device
SLATTERY III Implantable hearing devices

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees