JPH0761546A - ばら物貯蔵設備 - Google Patents

ばら物貯蔵設備

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JPH0761546A
JPH0761546A JP21398993A JP21398993A JPH0761546A JP H0761546 A JPH0761546 A JP H0761546A JP 21398993 A JP21398993 A JP 21398993A JP 21398993 A JP21398993 A JP 21398993A JP H0761546 A JPH0761546 A JP H0761546A
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JP
Japan
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bulk
temperature
articles
beam body
bulk material
Prior art date
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Pending
Application number
JP21398993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Shinomiya
宏明 四宮
Nobuaki Hirano
宣昭 平野
Tatsuo Iguchi
達雄 井口
Hirokatsu Takechi
広克 武智
Seiichi Sakurai
清一 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0761546A publication Critical patent/JPH0761546A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はばら物貯槽躯体内に貯蔵され
ているばら物の内部温度を正確に検出し、自然発火など
を、未然に防止することができる新規なばら物貯蔵設備
を提供することにある。 【構成】 本発明は石炭等のばら物を貯蔵する貯槽躯体
底部に、このばら物を抜き出すための複数のホッパーを
備えたばら物貯蔵設備において、このホッパー上方部
に、ビームを格子状に組み合わせたビーム体を設けると
共に、このビーム体の各交差部に、それぞれ検温センサ
ーを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石炭等のばら物を貯蔵す
るためのばら物貯蔵設備に係り、特に、貯蔵容器内に貯
蔵されているばら物内部の検温を可能としたばら物貯蔵
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石炭等のばら物は図8に示すよ
うなばら物貯蔵設備に貯蔵されている。このばら物貯蔵
設備は図示するように、屋根部2を備えた円型あるい角
型の貯槽躯体1に天井クレーン等のばら物搬入装置3を
備えると共に、その底部にホッパ4、ばら物払出装置
5、コンベア6を複数設けたものであり、ばら物搬入装
置3から石炭等のばら物Aを供給すると共に、ホッパー
4からばら物払出装置5によって貯蔵されているばら物
Aを必要に応じて抜き出すことができるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このばら物
貯蔵設備内に貯蔵されているばら物Aは、場合によって
これを抜き出して流動した際の摩擦熱や堆積熱等によっ
て局部的に温度が上昇し、自然発火を招く虞があった。
そのため、従来では温度計(図示せず)を貯槽躯体1の
壁面に埋め込むか、あるいはばら物Aの上部空間に設置
して貯蔵されているばら物Aの温度を検出すると共に、
屋根部2に放水ノズル(図示せず)を備えて万一の火災
時に消火するようにしている。しかしながら、上述した
ように、このばら物Aの温度上昇は、その内部の特定箇
所で局部的に発生することが多いため、このような検温
方式では貯蔵されているばら物内部の温度を正確に検出
し、迅速に消火することは困難であった。
【0004】そこで、本発明は上記の問題点を有効に解
決するために案出されたものであり、その目的はばら物
貯槽躯体内に貯蔵されているばら物の内部温度を正確に
検出し、自然発火などを、未然に防止することができる
新規なばら物貯蔵設備を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、石炭等のばら物を貯蔵する貯槽躯体底部
に、このばら物を抜き出すための複数のホッパーを備え
たばら物貯蔵設備において、このホッパー上方部に、ビ
ームを格子状に組み合わせたビーム体を設けると共に、
このビーム体の各交差部にそれぞれ検温センサー、或い
はこれと共に散放水ノズルを備えたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ホッパー上方部に、格子状の
ビームを設けることで、貯槽内に貯蔵されているばら物
の内部に複数の検温センサーが所定の間隔を隔てて配置
されることになるため、ばら物の内部の温度上昇を正確
に検出することができる。また、この格子状のビームに
散放水ノズルを備えることにより、温度が所定温度を越
えて万一自然発火して火災が発生した場合には直ちにこ
の散放水ノズルから水が局部的に散放水されることにな
るため、少い消火水で効果的に延焼が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0008】図1及び図2は本発明に係るばら物貯蔵設
備の一実施例を示したものである。図示するように、こ
のばら物貯蔵装置は鉄筋コンクリートからなる円筒形を
した貯槽躯体1の上部開口部に、屋根部2が備えられて
おり、その底面にはばら物搬入装置3が設けられてい
る。このばら物搬入装置3は従来と同様の構成をしてお
り、貯槽躯体1の上部開口部を架け渡すように設けられ
たレール3aを移動する天井クレーン3bによって石炭
等のばら物Aを貯槽躯体1内に搬入するようになってい
る。また、貯槽躯体1の底部にはばら物払出装置5を備
えた複数のホッパー4,4…と搬出コンベア6,6…が
配列されており、貯槽躯体1内に貯蔵されているばら物
Aを必要に応じてその底部から搬出コンベア6側に払い
出すようになっている。
【0009】また、図示するように、これらホッパー
4,4…の上方部には6本のビーム7aを格子状に組み
合わせたビーム体7が架け渡されており、これはホッパ
ー4,4…の頂部に立設された支柱8,8…に支持され
て、ばら物層A内に位置している。また、このビーム体
7の各交差部“a”には図4及び図5に示すような検温
センサー9が設けられている。この検温センサー9は熱
電対等の高温強度に優れた温度計であり、その配線はビ
ーム7aに付設された配管9aの内部から貯槽躯体1外
に通され、流動するばら物に直接触れないように保護さ
れている。また、貯槽躯体1の壁面内部及びばら物Aの
上部空間には従来と同様に図示しない検温センサー及び
散放水ノズルが備えられている。
【0010】以上において、先ず、ばら物搬入装置3に
よって貯槽躯体1内に貯蔵されたばら物Aは貯槽躯体1
底部のホッパー4,4…に設けられたばら物払出装置
5,5…から順次払い出され、コンベア装置6,6…か
ら貯槽躯体1外に搬出されることになる。この時、貯蔵
されているばら物Aが流動し、その摩擦熱等の原因でば
ら物層A内部が異常昇温すると、ビーム体7の各交差部
に設けられた検温センサー9,9…のうち、その異常昇
温部位に最も近い検温センサー9がこれを迅速に検出す
る。そして、その部位の温度が自然発火や粉塵爆発等を
招く温度近くに上昇したならば、ばら物搬入装置3に設
けられた散放水ノズルより消火水をばら物Aから散放水
してばら物Aの温度を降下させることになる。このよう
に、本発明はホッパー4,4…の上方部の、ばら物層A
内にビーム体7を設け、その各交差部“a”に検温セン
サー9,9…を設けたため、ばら物層A内の局部的な昇
温を迅速に検出することができ、自然発火等の事故を未
然に防止することができる。尚、図3に示すように、角
型の貯槽躯体1aの場合であっても、同様な構成にする
ことにより正確な検温を行うことができる。
【0011】次に、図6及び図7は本発明の第二の実施
例を示したものである。図示するように、本実施例は、
ビーム体7の各交差部に検温センサー9と共に散放水ノ
ズル10を設けたものである。この散放水ノズル10に
も同様に配水管10aが接続され、貯槽躯体1外から消
火水が供給されるようになっている。そして、各交差部
“a”のいずれかの付近のばら物Aが局部的に異常昇温
し、これを検温センサー9が検知すると、この検温セン
サー9と対になっている散放水ノズル10のみから消火
水をその周囲に散放水してその周囲のばら物Aを冷却し
て昇温による自然発火等を防止することになる。すなわ
ち、上記実施例では、局部的な温度上昇に対しても大量
の消火水が必要となるが、本実施例では異常昇温した部
位のみを効果的に、かつ少量の消火水で迅速に消火する
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、従来測定
が不可能であったばら物の昇温測定が可能になったた
め、異常昇温による自然発火や粉塵爆発等の危険な状態
を未然に防止することが可能となり、信頼性及び安全性
が大巾に向上する等といった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の変形実施例を示す平面図である。
【図4】ビーム体を示す部分拡大側面図である。
【図5】図1中“a”部のA方向矢視図である。
【図6】本発明の第二の実施例の部分拡大側面図であ
る。
【図7】図6中“a”部のA方向矢視図である。
【図8】従来のばら物貯蔵設備の一実施例を示す全体図
である。
【符号の説明】
1 貯槽躯体 2 屋根部 3 ばら物搬入装置 4 ホッパー 5 ばら物払出装置 7 ビーム体 9 検温センサー 10 散放水ノズル A ばら物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武智 広克 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 櫻井 清一 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭等のばら物を貯蔵する貯槽躯体底部
    に、このばら物を抜き出すための複数のホッパーを備え
    たばら物貯蔵設備において、このホッパー上方部に、ビ
    ームを格子状に組み合わせたビーム体を設けると共に、
    このビーム体の各交差部に、それぞれ検温センサーを備
    えたことを特徴とするばら物貯蔵設備。
  2. 【請求項2】 石炭等のばら物を貯蔵する貯槽躯体底部
    に、このばら物を抜き出すための複数のホッパーを備え
    たばら物貯蔵設備において、このホッパー上方部に、ビ
    ームを格子状に組み合わせたビーム体を設けると共に、
    このビーム体の各交差部に、それぞれ検温センサーと、
    散放水ノズルを備えたことを特徴とするばら物貯蔵設
    備。
JP21398993A 1993-08-30 1993-08-30 ばら物貯蔵設備 Pending JPH0761546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21398993A JPH0761546A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 ばら物貯蔵設備

Applications Claiming Priority (1)

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JP21398993A JPH0761546A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 ばら物貯蔵設備

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JPH0761546A true JPH0761546A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16648417

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JP21398993A Pending JPH0761546A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 ばら物貯蔵設備

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JP (1) JPH0761546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509059A (ja) * 2004-08-06 2008-03-27 マガルディ パワー ソシエタ ペル アチオニ 硫化鉄鉱や石炭塵用の乾式コンベヤプラント
KR20190066948A (ko) * 2017-12-06 2019-06-14 한라산업개발 주식회사 석탄 저장고의 쿨링 구조물

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509059A (ja) * 2004-08-06 2008-03-27 マガルディ パワー ソシエタ ペル アチオニ 硫化鉄鉱や石炭塵用の乾式コンベヤプラント
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