JPH0757622A - 陰極線管の製造方法 - Google Patents

陰極線管の製造方法

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JPH0757622A
JPH0757622A JP6166889A JP16688994A JPH0757622A JP H0757622 A JPH0757622 A JP H0757622A JP 6166889 A JP6166889 A JP 6166889A JP 16688994 A JP16688994 A JP 16688994A JP H0757622 A JPH0757622 A JP H0757622A
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JP
Japan
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electrode
electron gun
electrodes
etched
voltage
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JP6166889A
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English (en)
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Der Wilk Ronald Van
ファン デル ウィルク ロナルド
Gerardus A H M Vrijssen
アーノルダス ヘルマン マリア フレイッセン ヘラルダス
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/14Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/48Electron guns

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管の電子銃用電極の特性を改善する。 【構成】 電子銃の電極43を容器41のエッチング液
42中でエッチングする。エッチングすべき電極43は
エッチング液42中で陽極として作用する。エッチング
液42中で陰極44と対向するエッチングすべき電極の
面45は、組み立てる電子銃中で高電位の電極と対向す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極を有する電子銃を
具える陰極線管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】陰極線管は特に、テレビジョン受像機、
コンピュータモニタ及びオシロスコープに用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冒頭で述べたタイプの
陰極線管は電極を有する電子銃を具えている。電子銃内
では1本以上の電子ビームを発生させる。動作中、電気
光学フィールドを、電子ビームを通過させる開口を有す
る電極によって発生させる。電子ビームはこうしたフィ
ールドによって加速されかつ集束される。幾つかの電極
には(約10kV以上の)高電圧が与えられる。特に、
高画質の陰極線管例えばいわゆるHDTV表示管又はH
igh−Res(高解像度)コンピュータモニタ用の表
示管では、かなりの増大電圧を電極に与える傾向にあ
る。このような高電圧によって、以後「高電圧特性」と
称する多数の問題が生じることになる。電子火花が電極
間でホップし、いわゆる「フラッシュオーバ」を生ずる
ことがある。このような火花は表示管を損傷し、表示管
内をもろくしたり、及び/又は、表示管の寿命に悪影響
を及ぼしたりする。所定の条件の下では、こうした現象
によって不都合なティッキング(カチカチという音)又
はクラッキング(パチパチという音)というノイズを生
じることにもなる。電子が電極から放射されていわゆる
「青色グロー」を生じることもある。こうした電子は表
示スクリーンに表示される画像のコントラストに悪影響
を及ぼす。これによって電極間に漏れ電流を生ずること
にもなる。動作中に、こうした漏れ電流によって電極間
の電子的な電圧変動したがって表示される画像を揺らが
すことになる。
【0004】本発明の目的は、上述した問題点を一つ以
上減らすことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
る方法は、前記電子銃の少なくとも1個の電極を電気化
学浴中でエッチングするに当たり、この電気化学エッチ
ング処理中に、エッチングすべき電極と対向電極との間
に電圧差を与えて前記エッチングすべき電極の電圧を前
記対向電極の電圧に対して正の電圧とし、組み立てる電
子銃内で動作中高電圧となる電極に対向する電極の面が
前記電気化学浴中で前記対向電極と対向するようにする
ことを特徴とするものである。
【0006】電気化学浴中で、エッチングすべき電極は
陽極(正電圧)を構成し、かつ、対向電極は陰極(負電
圧)を構成する。電気化学浴中には、前記電極間に電界
が形成され、対向電極に対向するエッチングすべき電極
の面がエッチングされる。したがって、高電圧の問題を
動作中に全く又は殆ど呈することがない表面がこの面に
形成される。組み立てる電子銃では、この表面は高電圧
の電極と対向する。
【0007】本発明の好適実施例は、前記電子銃は電極
のアセンブリを具え、これらの電極は動作中、高電圧の
電極(陽極)及び低電圧の電極(集束電極)を有する電
気光学主レンズを形成し、前記陽極に対向する集束電極
の面を前記電気化学浴中でエッチングすることを特徴と
するものである。
【0008】動作中には、陽極と集束電極との間に最強
の電界が生じ、これらの電極間に最大の高電圧問題が起
こる。
【0009】
【実施例】以下図面につき本発明を実施例につき説明す
るに、図面は実寸図示したものでなく、同様な部分を示
すものには同じ参照番号を付して示してある。図1に示
すカラー表示管1は、表示窓3、コーン部4及びネック
5を有する真空エンベロープ2を具える。ネック5内に
は、3本の電子ビーム7,8及び9を発生する電子銃6
が設けられている。表示スクリーン10は表示窓3の内
側に存在する。前記表示スクリーン10は、赤、緑及び
青に発光する蛍光素子の蛍光パターンを具える。表示ス
クリーン10に到達する途中で、電子ビーム7,8及び
9は偏向ユニット11により表示スクリーン10を横切
る方向に偏向され、表示窓3の前方に配置され、開口1
3を有する薄いプレートから成るシャドーマスク12を
通過する。このシャドーマスク12は懸垂手段により表
示窓3に懸垂されている。3本の電子ビーム7,8及び
9は互いに小角度でシャドーマスク12の開口13を通
過して電子ビーム7,8及び9が1色の蛍光素子のみに
衝突する。
【0010】図2は電子銃6の部分的透視図である。前
記電子銃6は、共通制御電極21(G1 電極とも称され
る)を具え、この共通制御電極21には、3個の陰極2
2,23及び24が固着されている。G1 電極は接続素
子25によって支持体26に固着されている。これらの
支持体26はガラス製のものである。このような支持体
26は例えば、「ビードロッド」と通常称されるような
ものとする。この例の電子銃6は、接続素子28によっ
て支持体26に固着される共通のプレート状電極27
(G2 電極とも称される)も具えている。この例の電子
銃6は2個の支持体26を具えている。これら支持体2
6のうちの一方が示されているも、他方の支持体はこの
透視図から見えない電子銃6の反対側に位置している。
電子銃6は、接続素子によって支持体26に固着される
共通電極29〜32も具えている。
【0011】図3は高電圧に関する問題点を概念的に図
示したものである。動作時には、2個の電極51と52
との間に電圧差が与えられる。この例では、G3 (5
1)及びG4 (52)電極を示す。その結果として火花
53がこれらの電極間でホップするおそれがある。これ
らの火花53によりこれらの電極の一方の材料が離脱す
ることになる。これにより電極がもろくなる。火花のホ
ッピングが起こらないとしても、いわゆる「冷陰極放
出」により電子が電極から放出されるおそれがある。こ
れにより管内に「青色グロー」を生ずることになる。電
子の火花及び「冷陰極放出」の双方により通常電極の表
面特に電極51(G3 )の表面55に不規則すなわちば
りを生ずることになる。
【0012】図4は、電極の電気化学エッチング用の装
置を概略的に示す。容器41内にはエッチング液42を
入れてある。このエッチング液42中に電極43(本例
ではG3 電極)を入れる。この電極43と陰極44との
間に電位差を与えてこのG3 電極が陽極(正電極)とし
て作用するようにする。G4 電極を陰極として使用しう
るがこのことは必ずしもそのようにする必要はない。エ
ッチング液としては例えば、H3PO4 の7重量部と、H2SO
4 の1重量部とを水の2重量部に溶解したものとするの
が好適である。電気化学エッチングの結果、小さい不規
則すなわちばりが電極G3 の表面から除去される。好ま
しくは、G3 電極は電子銃のG4 電極に対向するG3
極の面45が電気化学浴中で陰極と対向するように配置
する。
【0013】表1は、上述したような方法でG3 電極を
電気化学エッチングしたことの効果を示す。
【表1】
【0014】表1において、AはG3 電極をエッチング
しないで19個の陰極線管についてのテスト結果を示し
たものであり、BはG3 電極を電気化学浴で本発明に従
ってエッチングした場合の17個の陰極線管についての
テスト結果を示したものである。示した電圧差は火花連
絡をトリガさせるG3 とG4 電極との間の電圧を示す。
なおこの点に関し、一般に第1の火花連絡の発生後に
は、第2の火花連絡をトリガさせるのにさらに高い(約
10kV高い)電圧差が必要である。
【0015】表1から高電圧特性が改善されていること
が明らかである。さらに、電気化学エッチングされたG
3 電極を具える電子銃用のG3 とG4 電極との間の漏れ
電流は、(エッチング処理しなかった電子銃)の場合の
テスト結果よりも少なくとも10倍小さくなる。
【0016】本発明の概要は次の通りである。電子銃の
電極を電気化学浴中でエッチングする。エッチングすべ
き電極は、この浴中では陽極として作用する。電気化学
浴中で陰極に対向されるエッチングすべき電極の面は、
組み立てる電子銃における高電位側電極に向ける。
【0017】本発明は上述した例のみに限定されるもの
でなく幾多の変更を加えられるものである。例えば、G
3 電極以外の電極を電気化学エッチングすることもでき
る。しかしながら、本発明にとっては特に、集束電極す
なわち(陰極側から見た)主レンズの第1電極をエッチ
ングするのが特に有利である。この場合のこの第1電極
はG3 電極である。電子銃内の電極の個数に応じて、集
束電極をG5 又はG7電極と称することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】陰極線管の部分的断面図である。
【図2】電子銃の部分的透視図である。
【図3】高電圧に関する問題点を概念的に図示したもの
である。
【図4】本発明の方法に実施する電気化学浴を概略的に
示す。
【符号の説明】
1 カラー表示管 2 排気容器 3 表示窓 4 コーン部 5 ネック 6 電子銃 7,8,9 電子ビーム 10 表示スクリーン 11 偏向ユニット 12 シャドーマスク 13 開口 14 懸垂手段 21 共通制御電極 22,23,24,44 陰極 25,28 接続素子 26 支持体 27 プレート状電極 29,30,31,32 共通電極 41 容器 42 エッチング液 43,51,52 電極 45 面 53 火花 55 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘラルダス アーノルダス ヘルマン マ リア フレイッセン オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を有する電子銃を具える陰極線管を
    製造する方法において、前記電子銃の少なくとも1個の
    電極を電気化学浴中でエッチングするに当たり、この電
    気化学エッチング処理中に、エッチングすべき電極と対
    向電極との間に電圧差を与えて前記エッチングすべき電
    極の電圧を前記対向電極の電圧に対して正の電圧とし、
    組み立てる電子銃内で動作中高電圧となる電極に対向す
    る電極の面が前記電気化学浴中で前記対向電極と対向す
    るようにすることを特徴とする陰極線管の製造方法。
  2. 【請求項2】前記電子銃は電極のアセンブリを具え、こ
    れらの電極は動作中、高電圧の電極(陽極)及び低電圧
    の電極(集束電極)を有する電気光学主レンズを形成
    し、前記陽極に対向する集束電極の面を前記電気化学浴
    中でエッチングすることを特徴とする請求項1記載の陰
    極線管の製造方法。
JP6166889A 1993-07-20 1994-07-19 陰極線管の製造方法 Pending JPH0757622A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE9300759A BE1007350A3 (nl) 1993-07-20 1993-07-20 Kathodestraalbeeldbuis.
BE09300759 1993-07-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0757622A true JPH0757622A (ja) 1995-03-03

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ID=3887209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6166889A Pending JPH0757622A (ja) 1993-07-20 1994-07-19 陰極線管の製造方法

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US (1) US5460559A (ja)
EP (1) EP0635862B1 (ja)
JP (1) JPH0757622A (ja)
CN (1) CN1053290C (ja)
BE (1) BE1007350A3 (ja)
DE (1) DE69402775T2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4820945B1 (ja) * 1966-05-13 1973-06-25
US4111507A (en) * 1977-05-13 1978-09-05 Gte Sylvania Incorporated Apparatus for high voltage conditioning cathode ray tubes
NL7806868A (nl) * 1978-06-27 1980-01-02 Philips Nv Werkwijze voor het vervaardigen van elektrodensystemen en aldus vervaardigde elektrodensystemen.
US4406639A (en) * 1981-09-29 1983-09-27 Rca Corporation Wet processing of electrodes of a CRT to suppress afterglow

Also Published As

Publication number Publication date
US5460559A (en) 1995-10-24
DE69402775T2 (de) 1997-11-13
DE69402775D1 (de) 1997-05-28
EP0635862B1 (en) 1997-04-23
EP0635862A1 (en) 1995-01-25
CN1053290C (zh) 2000-06-07
BE1007350A3 (nl) 1995-05-23
CN1099516A (zh) 1995-03-01

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