JPH075596U - 携帯型吊掛式衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ドライヤー構造部品と、ドライヤ
ー回路装置とを含み、主として衣類乾燥機の体積を縮小
し、即ち各構造部品装置を旅行かばんに収納して携帯を
便にし、消費者が旅行する時に携帯し易く、空間を取ら
ず、且つ場所の制限を受けない携帯型吊掛式衣類乾燥機
を提供するものである。 【構成】 その電気回路は１１０Ｖ或いは２２０Ｖの電
源から電源切換系統によって電源スイッチに伝えられ、
更に自動電気遮断保護装置を経て直流電源変換装置に伝
えられ、直流電源の電圧が安定すればタイマー、タイマ
ー指示系統で一つの動作時間範囲を設定し、駆動系統に
よって自動電導装置を起動してコイルヒーター、モータ
ー、ファン系統を運転するので、待機電流の消耗がな
く、電流制限降圧抵抗の発熱がないので、使用者は安心
して使用することができ、安全性が大いに高められる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は携帯型吊掛式衣類乾燥機に係り、一種の旅行及び家庭用乾燥機を提供 するもので、携帯が便利な上に空間を多く占めず、且つ自動電気遮断保護装置を 有するので使用者は安心して使用することができる安全性の高いものであり、使 用寿命を大幅に改善するばかりでなく、使用者の使用にも極めて安全である新し い設計であり、最も構造が極めて簡単である考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の衣類乾燥機の設計は全般的に見て、数多くの問題点と不完全性を有する 。そして、欠点は下記の通りである。 １．その構造に於いて、例えば台湾特許公報第１９４０５４号の「一種の多機 能乾燥装置の改良」中のドライヤー、衣類乾燥袋、フトン乾燥袋、即ち衣類を乾 燥する時の乾燥袋とフトンを乾燥する時の乾燥袋は夫々異なっており、その使用 目的によって取り換えなければならず、使用上極めて不便で、最も体積が大きく 、携帯性が悪く、乾燥する時は寝かせて行わなければならないので、通気性が悪 く、能率が悪いので電源の浪費となる。

【０００３】 ２．回路装置に於いては、従来の「衣類乾燥機」は衣類を乾燥する時は「衣類 乾燥機」のタイマーで温度をセットして「衣類乾燥機」を自動的に働かせるので あるが、往々にして温度が高すぎて焦げたり火災を起こしたりするので、使用者 に対する安全性が悪く、使用者は乾燥機に対して余り信頼感を持っていないのが 実情である。

【０００４】 以上のような欠点に鑑み、考案人は従来の類似製品についてその長短所を検討 し、考案人の多年の経験を生かして、ついに「携帯型吊掛式衣類乾燥機」を考案 するに至ったものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の「携帯型吊掛式衣類乾燥機」は従来の一般の衣類乾燥機の体積を縮小 し、各部品装置を小型カバンに収納できるようにした携帯に便利なものであり、 使用者は旅行の際に携帯しても空間を多く取らず、使用時は場所の制限を受ける ことがない。ドライヤー本体は省エネ効用があり、衣類乾燥機用ハンガーは本考 案のドライヤーに掛け吊るし、ハンガーのアームには複数個の小円孔が設けられ 、この小円孔に他のハンガーを掛け吊るすこともできる。又ハンガーはアームを 二つ折りにし、吊鈎を下方に折りたたんで平たくすることができる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

回路は１１０Ｖ又は２２０Ｖ電源切換系統を経て電源スイッチ、更に自動電気 遮断保護装置を通り、直流電源転換装置に入る。直流電源の電圧が安定すれば、 タイマー、タイマー指示系統で一つの動作時間範囲を設定して駆動系統によって 自動導電装置を起動し、コイルヒーター、モーター系統の作動を制御する。そう することにより、待機電流の消耗、電流制限電圧降下抵抗の発熱がなく、使用者 は安心して使用することができ、安全性が大いに高められる。

【０００７】

【実施例】

図１に示す如く本考案の携帯型吊掛式衣類乾燥機は主としてドライヤー構造を セット１，ドライヤー回路２を含み、その中のドライヤー構造セット１は下記の ものを含む。 ドライヤー１１，ドライヤー１１には送風口１１１を設け、送風口１１１の周 りには嵌溝１１２が設けられている。ドライヤー１１の前端下方には一つの掛け 孔１１３があり後端には吊り孔１１４がある。

【０００８】 空気袋１２，空気袋１２の上端には一つの開口１２１と穿孔１２２が設けられ 、側辺にはジッパー１２３が設けられている。 ハンガー１３，ハンガー１３の上方には一つの吊鈎１３１があり、右側が右ア ーム１３２であり、左側が左アーム１３３になっている。吊鈎１３１の下端には 一つのスプリングピン１３１１があって右アーム１３２のピン穴１３２１に挿し 込まれるようになっており、又右アーム１３２にもスプリングピン１３２１１が あって左アームのピン穴１３３１に挿し込まれるようになっている。この外右ア ーム１３２と左アーム１３３には夫々複数個の小円孔１３２１２，１３３１１等 が設けられている。

【０００９】 空気袋１２の開口１２１をドライヤー１１の送風口１１１の外周の嵌溝１１２ にはめ、ハンガー１３の吊鈎１３１を空気袋１２の穿孔１２２に通して、ドライ ヤー１１の前端下方の掛孔１１３に吊り下げ、更に環状吊紐１１５をドライヤー １１後端下方の吊孔１１４に通してドライヤー１１を横棒１１６に掛ける（図４ 参照）。

【００１０】 図２，３に示すように本考案の携帯型吊掛式衣類乾燥機の中のハンガー１３の 吊鈎１３１は折りたたんで旅行バッグに収納することができる。 図４，５に示すように、本考案の携帯型吊掛式衣類乾燥機は、ドライヤー１１ を吊紐１１５で横棒１１６に掛けて吊り下げ（場所の制限を受けない）、空気袋 １２をドライヤー１１の送風口１１１に嵌め、ハンガー１３の吊鈎１３１をドラ イヤー１１の掛孔１１３に掛けて吊り下げると利用の準備が整うので、乾燥した い衣類をハンガー１３のアーム上の小円孔１３２１２，１３３１１に吊るすこと ができる。ドライヤー１１の熱風は上から下の方向に吹き出されるので、万遍な く行きわたり、乾かない面がなくなる。又ドライヤー１１を横に寝かせて空気袋 １２と連結した場合は空気袋１２にフトンを横置きにして乾燥することができる 。

【００１１】 ドライヤー回路装置２は下記のものを含む。 電源切換系統ＳＷ２，図７に示すように、一つのダイオードＤ４を連結し、国 内、国外の１１０Ｖ或いは２２０Ｖの電源に使用できる。 電源スイッチ、低電力段（ロー）、高電力段（ハイ）装置、オフ、ロー、ハイ の三段選択スイッチで、使用者は必要に応じて、適当な電熱、モーター、風力を 選択操作することができる。

【００１２】 自動電気遮断保護装置は、図７に示すように、素子Ｒ１，Ｒ６，ＴＣ２より構 成される。この装置の素子ＴＣ２は三端子スイッチで（基本的には三端子スイッ チは一つの二方向スイッチに一つのどの方向にも導通する第三の端子を加えたも の）、この装置回路は待機電流の消耗がなく、降圧抵抗の発熱もないので使用者 は安心して使用することができる。

【００１３】 直流電源変換装置は、素子Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｄ２，Ｄ３，Ｃ１より構 成される。これは一つの整流回路に相当し、交流１１０Ｖ又は２２０Ｖを回路が 必要とする直流電源に変換し、各回路装置の使用に供給する。 タイマー、タイマー指示系統、時間の設定スイッチはＳＷ３とＳＷ４の２組の ＳＷの同時操作（タイマーの起動）によって作動する。タイマー指示系統は素子 Ｒ１３，Ｒ１４，Ｒ１５，Ｒ１６，Ｒ１８，ＩＣ１，ＬＥＤ１より構成され、Ｌ ＥＤ１のランプがついた時はタイマーが半時間であることを示す。ＬＥＤ２のラ ンプがついている時はタイマーが半時間であることを示す。ＬＥＤ２のランプが ついている時はタイマーが１時間、ＬＥＤ３のランプがついている時は２時間、 ＬＥＤ４がついている時は４時間設定されていることを示す。又自動告知駆動系 統は、時間が終わるとタイマー、タイマー指示系統を経て、自動的に駆動系統に 告知し、自動電導装置は断電し、時間設定の機能を発揮する。

【００１４】 駆動系統、Ｒ１０，Ｒ１１，ＴＲ２より構成され、タイマー系統により駆動系 統は制御され、自動電導装置を駆動する。 自動電導装置は素子ＴＣ１，Ｒ１２より構成され、タイマーの時間が終了すれ ばタイマー系統を経て自動的に駆動系統に告知し、自動電導装置を駆動する。 コイルヒーター、モーター、ファン系統、はこの回路が制御する負荷（ＨＴよ り構成）であるが、コイルヒーター、モーター、ファン系統の作動は自動電導装 置によって制御される。

【００１５】 図６に示す如く、電源を１１０Ｖ又は２２０Ｖ電源切換系統に接続し、電源ス イッチ（低電力段、高電力段装置）を通ってコイルヒーター、モーター、ファン 系統に送られる。即ち電源切換系統から自動電気遮断保護装置に伝えられ、更に 直流電源変換装置中に伝えられる。直流電源が安定した後、自動電導装置及びタ イマー、タイマー指示系統及び駆動系統に伝えられ、タイマーを設定（使用者が １時間、２時間…等をセット）した後、駆動系統を経由して自動電導装置を起動 させ、コイルヒーター、モーター、ファン系統に給電する。待機電流が大き過ぎ て電流制限降圧抵抗がオーバーヒートになった場合は自動電導装置は自動電気遮 断保護装置に電源を切るよう告知し、不慮の災害を防止する。この装置回路待機 電流を消耗する必要はなく、電流制限降圧抵抗の発熱もないので使用者は安心し て使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造の分解図である。

【図２】本考案の構造の分解図（一）である。

【図３】本考案の構造の分解図（二）である。

【図４】本考案の実施例を示す図である。

【図５】本考案の実施例を示す図である。

【図６】本考案の回路ブロック図である。

【図７】本考案の回路図である。

【符号の説明】

１１ ドライヤー １２ 空気袋 １３ ハンガー １１１ 送風口 １１２ 嵌溝 １１３ 掛け孔 １１４ 吊り孔 １１５ 環状吊紐 １１６ 横棒 １２１ 開口 １２２ 穿孔 １２３ ジッパー １３１ 吊鈎 １３２，１３３ アーム １３１１，１３２１１ スプリングピン １３２１，１３３１ ピン穴 １３２１２，１３３１１ 小円孔

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドライヤー構造セットと、ドライヤー回
   路装置と、を含み、空気袋上の開口をドライヤー送風口
   外周面上の嵌溝に嵌合させ、ハンガー上の吊鈎を空気袋
   上の穿孔に通して、ドライヤー前端下方の掛孔に掛け、
   又一つの環状紐をドライヤー後端下方の吊孔に通し、ド
   ライヤーを横棒に掛けて吊り下げ、 ドライヤーには一つの送風口があり、送風口外周には一
   つの嵌溝を設け、ドライヤーの前端下方には一つの掛孔
   があり、後端下方には一つの吊り孔があり、空気袋上に
   は一つの開口と一つの穿孔とがあり、側方には一つのジ
   ッパーを設け、 ハンガーは上方に一つの吊鈎を設け、左右は夫々一つの
   左アームと右アームになっており、吊鈎上には一組のス
   プリングピンがあって右アームのピン穴に挿し込み、右
   アームのスプリングピンを左アームのピン穴に挿し込ん
   で組み立てられ、左右各アーム上には夫々複数個の小円
   孔が設けられ、 ドライヤーには一つのドライヤー回路装置があり、主と
   して、自動電気遮断保護装置を有し、この装置は素子
   （Ｒ１，Ｒ６，ＴＣ２）から構成され、自動電気遮断保
   護装置は整流ダイオードとチューナダイオードとの間に
   接続され、電源切換装置、電源スイッチ、直流電源変換
   装置の電圧を安定させた後、タイマー、タイマー系統
   で、時間を設定して、駆動系統に告知して自動電導装置
   を駆動すると同時に、コイルヒーター、モーター、ファ
   ン系統回路を制御し、コイルヒーター、モーター、ファ
   ン等の過熱を防ぐ携帯型吊掛式衣類乾燥機。
2. 【請求項２】 その中のハンガーの吊鈎を下に折りたた
   むことのできる請求項１記載の携帯型吊掛式衣類乾燥
   機。
3. 【請求項３】 その中のドライヤー回路装置の電源切換
   系統に一つのチューナダイオードを連結し、国内、国外
   の１１０Ｖ或いは２２０Ｖの電源に使用できる請求項１
   記載の携帯型吊掛式衣類乾燥機。
4. 【請求項４】 その中のドライヤー回路装置の電源スイ
   ッチ、低電力段、高電力段装置がオフ、ロー、ハイの三
   段選択を行えるスイッチである請求項１記載の携帯型吊
   掛式衣類乾燥機。
5. 【請求項５】 その中のドライヤー回路装置の直流電源
   変換装置が素子Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｄ２，Ｄ３，
   Ｃ１から構成されている請求項１記載の携帯型吊掛式衣
   類乾燥機。
6. 【請求項６】 その中のドライヤー回路装置のタイマ
   ー、タイマー指示系統、時間設定スイッチがＳＷ３，Ｓ
   Ｗ４の２組のＳＷによって同時操作され（タイマーの起
   動用）、タイマー指示系統が素子Ｒ１３，Ｒ１４，Ｒ１
   ５，Ｒ１６，Ｒ１８，ＩＣ１，ＬＥＤ１，ＬＥＤ２，Ｌ
   ＥＤ３，ＬＥＤ４から構成される請求項１記載の携帯型
   吊掛式衣類乾燥機。
7. 【請求項７】 その中のドライヤー回路装置の駆動系統
   が素子Ｒ１０，Ｒ１１，ＴＲ２から構成される請求項１
   記載の携帯型吊掛式衣類乾燥機。
8. 【請求項８】 その中のドライヤー回路装置の自動電導
   装置が素子ＴＣ１，Ｒ１２から構成される請求項１記載
   の携帯型吊掛式衣類乾燥機。