JPH07545A - 電気パルスを発生する装置に電極ケーブルを付加接続する器具 - Google Patents

電気パルスを発生する装置に電極ケーブルを付加接続する器具

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JPH07545A
JPH07545A JP6120244A JP12024494A JPH07545A JP H07545 A JPH07545 A JP H07545A JP 6120244 A JP6120244 A JP 6120244A JP 12024494 A JP12024494 A JP 12024494A JP H07545 A JPH07545 A JP H07545A
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proximal end
fixture
spring member
pacemaker
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JP6120244A
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Per Nyman
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Siemens Elema AB
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    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
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    • A61N1/056Transvascular endocardial electrode systems

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペースメーカーに電極ケーブルを接続するた
めの固定具であって、構造が簡単で、廉価に製造でき、
操作が容易で確実な固定が可能なものを提供する。 【構成】 固定具4のばね部材6が、付加接続される電
極ケーブル5の近位端部縦軸線とほぼ直角方向に延び、
この近位端部を付加接続するためのクランプ部材7を有
し、ばね部材6が、クランプ部材7に前記近位端部のそ
う入が可能になる第1形状を示す第1位置と、クランプ
部材7が前記近位端部に係合し、付加接続される第2位
置とに切換えられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的なパルスを発生
する装置、特にペースメーカー又は細動除去器に電極ケ
ーブルを付加接続する器具、それも前記装置が連結部を
備え、この連結部に電極ケーブルの近位端部用の固定具
が連結され、この近位端部がピン状である形式の器具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】DE−OS2518571には前記の種
類の固定具が記載されている。この固定具の意図すると
ころは、少なくとも1個のペースメーカー電極をペース
メーカーに接続することである。この固定具は1個のね
じを有し、このねじが電極ケーブル縦軸線と直角に配置
され、固定具頂部から連結部内へねじ込まれ、ケーブル
遠位端部の1個所で電極ケーブルに付加接続される。体
液が連結部内へ侵入するのを防止するため、ねじ穴には
シールプラグが備えられている。ねじとシールプラグと
を使用する結果として、連結部は比較的丈が高くなる。
しかし、これは望ましくない。ペースメーカーの寸法は
出来るだけ小さくせねばならないからである。更に、電
極ケーブルをペースメーカーに固定するその固定具を扱
う操作者にとっても問題が生じる。電極ケーブルを付加
接続するねじを十分に固く確実に締付けるために、目標
トルク値に達すると、ポキンと折れる特殊なねじ回しを
用いて締付けが行なわれる。シールプラグは、その場
合、別の特殊な工具を用いて取付けられる。このため、
ペースメーカーに電極ケーブルを結合する作業が、操作
者に複雑な処理を要求することになる。この処理は、ま
た、移植作業と同時に行なわれる。このことは、電極ケ
ーブル遠位端部が、既に患者の静脈系内へ導入され電極
ケーブルがペースメーカーに接続される予定の時間に、
たとえば心臓内に入っていることを意味する。また、こ
の固定具による処理は、再手術のさいには不都合であ
る。各部品の分離が容易には行なわれないからである。
こうした再手術は、電極に欠陥があったり、ペースメー
カーのバッテリが切れた場合に必要となる。
【0003】米国特許4,913,147には、“ブラ
ック・ホール”型のペースメーカー連結具が記載されて
いる。この形式の場合、電極ケーブルの近位端部がペー
スメーカーに取付けられ、ねじやシールプラグなしに固
定区域をシールする。この取付けは、ばね又はリングを
用いて行なわれる。このばねは、ペースメーカー連結ソ
ケット内に備えられ、電極ケーブルのピン状近位端部
に、端部縦軸線と直角に係合する。また、前記リング
は、ペースメーカー連結ソケットに付加され、このリン
グを貫通してピン状近位端部がそう入される。次いで、
リングの形状が変化せしめられ、連結ソケット内でケー
ブル端部に付加され、この端部をクランプする。これら
のばね及びリングは金属合金製である。この合金は、第
1温度ではペースメーカー連結ソケット内へ電極ケーブ
ル近位端部をそう入できる形状を有し、第2温度となっ
てから、すなわちこの場合は体温に等しくなってから、
近位端部が前記のように取付けられる。この種の電極取
付け形式の欠点は、ペースメーカーと電極とが体内に埋
込まれるまでには、言いかえると、ばね又はリングが体
温に等しくなるまでには、電極をペースメーカーに確実
に連結することができない点である。
【0004】EP特許出願0048760により別の
“ブラック・ホール”型のペースメーカー連結器が公知
である。この形式の場合、電極の連結が、ねじとシール
プラグとを用いることなしにペースメーカーが連結器
は、ねじ状ばねを有し、このねじ状ばねが、連結ソケッ
ト内へ導入された電極近位端部に同軸配置され、かつ連
結ソケット長さの一部にわたって延び、その端側が、連
結ソケット内でねじ状ばねを取囲むスリーブのフランジ
により連結ソケット内にクランプされる。このねじ状ば
ねの内径は、ペースメーカーに連結される電極ケーブル
近位端部の外径より、いくぶん小さい。電極端部が付加
されると、この端部は、ねじ状ばね内へ一部が導入さ
れ、同時に、ねじ状ばねの巻き方向と反対の方向に回動
される。ねじ状ばねは、これにより、電極端部が連結ソ
ケット内へ進入できるように伸ばされる。電極端部が取
付けられると、ねじ状ばねは、もとの寸法に戻ろうとす
ることにより電極端部を付加するよう加圧する。ペース
メーカー連結ソケットは、また、ねじ状ばねとは別の接
触部を有している。このペースメーカー連結ソケットは
比較的複雑な構造を有している。前記の連結に要求され
る電極端部の前記の回動が行なわれなければ、電極端部
上の電気的な接触面や、ペースメーカーのソケット内の
ねじ状ばねさえも、破壊されることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冒頭
に述べた種類の固定具であって、構造が極めて簡単で、
廉価に製造でき、取扱いが極めて容易である一方、同時
に電極ケーブルを確実に固定できる形式のものを提供す
ることにある。本発明の目的は、また、電極ケーブルと
電気パルスを発生する装置との間に、信頼のおける接触
を可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は次のようにす
ることにより解決された。すなわち、固定具がばね部材
を有するようにし、このばね部材が、付加接続される電
極ケーブル近位端部の縦軸線とほぼ直角に位置し、この
近位端部を付加接続するためのクランプ部材を備え、こ
れにより、ばね部材が第1位置と第2位置とにもたらさ
れることができ、前記第1位置では、クランプ部材は電
極ケーブルの近位端部がクランプ部材できる第1の形状
となり、前記第2位置では前記近位端部に係合し、この
端部を付加接続するようにしたのである。電極ケーブル
のピン状端部の固定は、本発明によれば、何らかのねじ
り動作なしにペースメーカー連結部内へ前記端部をそう
入することで可能になる。クランプ部材を用いて連結部
内に前記ケーブル端部を加圧固定することにより、ねじ
による固定と、少なくとも同程度の効果が得られる。固
定具の構造を極めて簡単なものにするため、ばね部材の
位置の前記の変化が、磁石により行なわれるようにし
た。動作せしめられる固定具の部品に応じて、ばね部材
及び又はクランプ部材は、磁力を受け易い材料製とする
ことができる。
【0007】本発明の有利な実施例によれば、ばね部材
を凸状のディスク製とし、このディスクの突出部が、第
1位置では電極ケーブル近位端部に向き、第2位置では
近位端部と反対側を向くようにすることが提案されてい
る。前記の形状の結果として、ばね部材は音響エミッタ
として役立ち、ばね部材が一方の位置から他方の位置へ
切換えられるとカチッと音がする。凸状ディスクが第1
位置に在るときには、電極ケーブルは連結部内に導入で
き、ピン状端部がクランプ部材を少なくとも部分的に通
過し、この端部の端側がディスクのところに達する。こ
の端部がディスクに対し押圧されると、突出部が変形
し、ディスクが前記第2位置へ変わる。この位置では、
突出部は電極端部とは反対側を向き、クランプ部材が動
作せしめられ、電極端部が付加接続されるように加圧す
る。このようにして発せられるカチッという音により、
電極端部が電気的パルスを発生する装置に付加されたこ
とが確認される。固定具の位置変化は、また、前述の磁
石によっても達せられる。この磁石は、後述する特殊な
仕方で用いられる。電極ケーブルが装置から分離される
と、凸状ディスクは磁石により動作せしめられて、再び
前述の第1位置に切換えられ、この第1位置で電極近位
端部が固定具から外される。操作者には、そのさい、再
び凸状ディスクのカチッという音が聞こえ、電極端部が
固定具から外され、したがって装置から外されたことを
確認できる。
【0008】本発明の、構造の簡単な変化形によれば、
ばね部材の断面がV字形に構成され、それによってクラ
ンプ部材の内径が電極ケーブルのピン状近位端部の外径
より小さくされている。電極ケーブルのこの端部が固定
具内へ導入される前に、V字形のアームが前記磁石によ
り拡開され、前記端部が前記のように導入されると、磁
石は除去され、次いで、ばね部材が、クランプ部材と同
時に、もとの形状に戻る。クランプ部材は、有利には、
ばね部材のV字形のアームの自由端部に配置しておくこ
ができ、電極の前記端部を加圧し、装置に付加接続させ
る。電極端部を装置から分離せねばならないときには、
磁石が再びV字形のアームに作用し、クランプ部材が電
極端部の表面から外される。
【0009】本発明による有利な改良形式の場合、取付
けられた電極近位端部を取囲むばね部材に、クランプ部
材が均等に分配されている。こうすることにより、この
端部は装置の連結部内に最適固定される。
【0010】本発明の、構造的に簡単な一形式によれ
ば、クランプ部材が球形に構成されている。これによっ
て、クランプ部材をばね部材に取付ける作業が著しく簡
単になる。その場合にはクランプ部材の表面部分が電極
端部に向き合い、当て付られる上で何ら問題がなくなる
からである。加えて、このクランプ部材は、その球形形
状の結果として、比較的大きい材料質量を有することに
なるため、この球形クランプ部材が磁気を感じ易い材料
で造られた場合、クランプ部材に対し磁石から及ぼされ
る引付け力が増大せしめられる。
【0011】本発明の更に別の一改良形式によれば、ク
ランプ部材を装置内の電気接点に電気的に結合すること
が提案される。こうすることにより、電極と装置との間
には極めて信頼性の高い接触が可能になる。
【0012】本発明の有利な一実施例によれば、固定具
を截頭円錐形状のフード内に配置し、このフードのベー
スを装置に付加するようにする。そのさい、フードの最
大内径は、伸長位置のばね部材の外径より僅かに大きい
だけである。截頭円錐形フード内壁の傾斜は、固定具が
伸長位置、すなわち第1位置から第2位置へ移動するさ
いに、固定具の周面が描く曲線にほぼ沿うように選定す
る。こうすることにより、固定具は、実際にフードに付
着することなしにフードに固定される。これによって、
装置の連結部の取付けが容易になる。
【0013】本発明の、構造の簡単な一実施例によれ
ば、ばね部材の装置側中央区域は、装置に永続的に接続
されている。この実施例は、ばね部材を固定するための
前記のフードに代わるものである。
【0014】
【実施例】以下で本発明を添付図面につき説明する。
【0015】図1にはペースメーカー1の輪郭が破線で
示されている。ペースメーカー1は、主として刺激パル
ス発生部2と連結部3とから成っている。連結部3内に
は、固定具4が、ペースメーカー電極用ケーブル5のピ
ン状近位端部を付加取付けするために配置されている。
この固定具4は、ばね部材6を有し、このばね部材6は
凸状の、主として円形のディスクから成っている。この
ばね部材、すなわちディスクは、ディスク縁部に均等に
分配された球形のクランプ部材7を有している。固定具
4は截頭円錐形のフード8内に配置され、フード8のベ
ースは刺激パルス発生部2に付加されている。フード8
の最大直径は、ディスク6が後述する第1位置、すなわ
ち伸長位置を占めたときのディスク外径より僅かだけ大
きくされている。截頭円錐形フードの傾斜部、すなわち
フード8の内壁は、固定具4が伸長位置から第2位置へ
移動するさいに、固定具4の周面が描く曲線にほぼ沿う
ように選定されている。フード8は、フード内側で、球
形のクランプ部材7を有するルーズに配置されたばね部
材8を固定するのに役立つ。この結果、ばね部材6は、
連結部内へ導入された電極ケーブル3の近位端部縦軸線
に対し常にほぼ直角である。導電材料製の固定具4は、
パルス発生部2内の電気接点10に導体9を介して電気
的に接続されている。ペースメーカー1電極が双極であ
れば、電気接点14に接続される接点12も、連結部3
のチャネル11内に配置しておく。接点10と接点14
との連結は、公知の形式で行なうので、ここでは図示も
説明も行なわない。
【0016】電極ケーブル5の近位端部が付加接続され
る前に、後述する部材を備えたばね部材6が第1位置へ
もたらされる。この位置では、ディスクの突出部はチャ
ネル11に向き、球形クランプ部材7は図1に示した位
置を占める。電極ケーブル5のピン状近位端部はクラン
プ部材7を貫通できる。この端部がチャネル11内を更
にフード8内へ進入すると、電極端部のピン状部(以
下、符号15で示す)が、ディスク6の突出部を加圧す
る。更にケーブル端部が前進すると、ピン状部が突出部
を更に加圧して、ディスク6が伸ばされ、第2位置に切
換えられる。この第2位置では、突出部は前記チャネル
11とは反対側を向き、クランプ部材がピン状部15と
係合し、ピン状部15をペースメーカー1に付加接続す
る。この場合、電極ケーブル5はペースメーカー1内で
図2に示した位置を占める。カチッという音は、ディス
ク6の突出部が第1位置から第2位置へ切換えられたと
きに発せられ、電極ケーブル5がペースメーカー1に付
加接続されたことを示す。ディスク6の突出部がピン状
部15により第1位置から第2位置へ変位可能にするた
めに、フード8のベースには空洞16が設けられてい
る。この空洞は突出部がピン状部15と反対方向に向く
場合の位置と形状に適合するように構成され、この空洞
16内へ突出部がピン状部15により押込められる。空
洞16は破線で示してある。ピン状部15は導電性であ
り、たとえばペースメーカー電極先端に、電極ケーブル
5内の導体(図示せず)を介して接続されている。この
ピン状部15が、いまや刺激パルス発生部2に電気的に
接続されたことになる。接点部12は電極ケーブル5の
接触面17を取囲んでいる。電極ケーブル5は、電極ケ
ーブル内の導体(図示せず)を介して、たとえば中性
(indifferent)電極に接続されている。
【0017】ばね部材、すなわちディスク6及び又はク
ランプ部材7は、磁石18の作用を受け易い材料製であ
る。ペースメーカー1又はペースメーカー電極5の外移
殖のさい、一方が他方、すなわち図1に破線で示された
磁石18から離されて配置される場合には、磁石18
は、連結部3の電極ケーブル5の導入側から見て、ちょ
うど固定具4の後方にペースメーカーの格納部材に押し
当てて配置される。磁力により球形クランプ部材7が変
位することによって、ディスク6は、図2の第2位置か
ら図1の第1位置へ変位する。そのさい、再びカチッと
いう音が発せられ、ピン状部15が固定具4から外れた
ことが示され、電極ケーブル5がペースメーカー1から
分離される。
【0018】ディスク6の突出部をピン状部15で押圧
して、ディスク6を第1位置から第2位置へ切換えるこ
とで、ピン状部15を固定する操作を、図1及び図2に
ついて説明したが、この位置の切換えは、磁石18によ
っても達せられる。その場合、磁石18は、連結部3内
へ導入された電極ケーブル5と平行に、固定具4のちょ
ど前方でペースメーカーの格納部材に押し当てられるよ
うに配置される。そのように配置することにより、磁力
が球形クランプ部材7に作用し、その結果、ディスク6
の突出部が第1位置から、図2に示した第2位置へ切換
えられる。この第2位置でクランプ部材7は電極ケーブ
ル5の端部をペースメーカー1に付加固定する。空洞1
6は、磁石18を用いて電極端部を付加接続する場合に
は不要である。
【0019】図3からは、球形クランプ部材7が、ばね
部材、つまりディスク6の縁部に均等に分配されている
ことが分かる。クランプ部材7の数は、この図に示した
数より多くとも、少くともよい。図4には、非円形のば
ね部材6が示されている。
【0020】図5は、ばね部材6とクランプ部材7を有
する固定具4が、図1及び図2に示したフード8内に配
置される必要は必しもないことを示したものである。ば
ね部材6は、その代わりに、たとえばパルス発生部2に
ピン状ホールダ19を介して永続的に接続され得る。ピ
ン状ホールダ19は、ばね部材6の、パルス発生部2と
向い合った側の中央区域に付加されている。ばね部材、
すなわちディスク6に対するホールダ19の取付け位置
は、図3からも知ることができる。ホールダ19の長さ
は、ばね部材6が、第1位置、すなわちばね部材又はデ
ィスク6の突出部が電極ケーブル5の近位置端部に向い
合う位置にあっても、ホールダ19が付加される部分2
に接触しない長さに選定されている。図5及び図6に示
した固定具の実施例の場合、前記の第1位置と第2位置
とは、図1と図2に関連して説明した通り、磁石18に
よってだけ到達せしめられる。球形クランプ部材7が第
1位置から第2位置へ変位する場合、またその逆の場
合、既述のカチッという音が発せられ、それぞれ付加接
続されたこと、又は固定具4から外されたことが知らさ
れる。
【0021】図7に示した固定具4は、これまでに図示
した実施例との関連で説明した形式とは異なる形式のば
ね部材6を有している。この実施例の場合、ばね部材6
の断面はV字形である。前面図では、ばね部材6は、有
利には図4に示した形状を有するようにする。電極ケー
ブル5が当て付けられる前に、磁石18は、図示のよう
に、固定具4の直ぐ後方のペースメーカー格納部材上に
配置される。それにより、クランプ部材7とばね部材6
とは、クランプ部材7が互いに接触、又はほとんど接触
する位置から、固定具4の破線で示した位置へ、磁石1
8により引張られる。この位置では、ピン状部15は固
定具4内へそう入され、クランプ部材7にはめ込まれ
る。次いで、磁石18を除去すると、クランプ部材7
は、もとの位置に戻ろうとし、これによりピン状部15
が付加接続される。電極ケーブル5がペースメーカー1
から外される場合は、磁石18を前述のようにペースメ
ーカー格納部材に再び当て付けることにより、ピン状部
15からクランプ部材を外すことができる。ばね部材6
は、直接に、又はピン状ボールダ19を介して部分2上
に付加できる。
【0022】固定具4は次のように構成する。すなわ
ち、固定具が既述の形式でペースメーカー格納部材に接
触せしめられるさい、磁石18が、それぞればね部材6
又はクランプ部材7にのみ作用し得るようにするのであ
る。固定具4は、ペースメーカー1が患者に内移殖さ
れ、磁石18がペースメーカー1を介して胸部又は胃に
当て付けられる場合には、作用を受けない。固定具4と
磁石18との間隔が大きすぎるからである。このよう
に、医師は、同じ磁石を電極ケーブル5の着脱及びペー
スメーカーの機能変更の双方に利用でき、同時に、これ
に用いられる従来型の磁石により固定具の、偶然的な外
れが防止される。
【0023】固定具4は細動除去器と一緒に使用でき
る。本発明による固定具の利点は、連結部が刺激パルス
発生部に完全に一体化され得るため、ペースメーカーの
格納部材が、これら両部分を格納でき、連結部が別個の
部分として、刺激パルス発生部だけが格納されているペ
ースメーカー格納部材に接続されねばならない場合より
も、製造時の設計が簡単である。この結果、ペースメー
カーは極めて効果的に体液の侵入が防止される。加え
て、本発明によれば、極めて迅速かつ安全にペースメー
カーに対する電極ケーブルの着脱が可能になり、着脱の
操作がカチッという音によって確認できる。既述のクラ
ンプ部材は球形である必要はなく、他の形状、たとえば
円錐形であってもよい。その場合には、円錐の先端が電
極端部のピン状部に係合するようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固定具を備えた電気パルスを発生
する装置の略示側断面図で、固定具が第1位置にあると
ころを示した図。
【図2】図1同様の略示側断面図で、固定具が第2位
置、すなわち固定位置に切換えられたところを示した
図。
【図3】図2のIII−III線に沿って固定具を切断
した横断面図。
【図4】図2のIII−III線に沿って切断した横断
面図。但し、ばね部材の形状は図3のものとは異なって
いる。
【図5】本発明の固定具の別の実施例を有する電気パル
スを発生する装置の略示側断面図で、固定具が第1位置
にあるところを示した図。
【図6】図5同様の側断面図で、固定具が第2位置にあ
るところを示した図。
【図7】固定具の更に別の実施例を示した略示側断面図
で、固定具の第1位置は破線で、第2位置は実線で示さ
れている。
【符号の説明】
1 ペースメーカー 2 電気パルス発生部 3 連結部 4 固定具 5 ペースメーカー電極ケーブル 6 ばね部材 7 クランプ部材 8 フード 9,13 導体 10,14 接点 11 チャネル 12 接点部 15 ピン状部 16 空洞 17 接触面 18 磁石 19 ホールダ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気パルスを発生する装置、特にペース
    メーカー又は細動除去器に電極ケーブルを付加接続する
    器具であって、前記発生装置が連結部を有し、この連結
    部に対して電極ケーブルの近位端部用の固定具が連結さ
    れ、この近位端部がピン状である形式のものにおいて、
    固定具(4)がばね部材(6)を有し、このばね部材
    (6)が、付加接続される電極ケーブル(5)の近位端
    部縦軸線とほぼ直角方向に延び、この近位端部を付加接
    続するためのクランプ部材を備えており、これにより、
    ばね部材(6)が第1位置と第2位置とにもたらされる
    ことができ、前記第1位置では、クランプ部材(7)
    は、電極ケーブル(5)の近位端部がクランプ部材
    (7)を通過できる第1の形状となり、前記第2位置で
    は電極ケーブル(5)の近位端部に係合し、この端部を
    付加接続することを特徴とする、電気パルスを発生する
    装置に電極ケーブルを付加接続する器具。
  2. 【請求項2】 ばね部材(6)が凸状のディスクを有
    し、ディスクの突出部が、第1位置では電極ケーブル
    (5)の近位端部の側を向き、第2位置では前記近位端
    部とは反対側を向くことを特徴とする、請求項1記載の
    器具。
  3. 【請求項3】 ばね部材(6)の断面がV字形であり、
    この形状によってクランプ部材(7)の内径が電極ケー
    ブル(5)のピン状近位端部の外径より小さくされてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の器具。
  4. 【請求項4】 クランプ部材(7)が、取付けられた電
    極ケーブル近位端部の周囲のばね部材(6)上に均等に
    分配されていることを特徴とする、請求項1から3のい
    ずれか1項に記載の器具。
  5. 【請求項5】 クランプ部材(7)が球形であることを
    特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の器
    具。
  6. 【請求項6】 クランプ部材(7)が、パルス発生部
    (2)内の電気接点(10)に電気的に接続されている
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記
    載の器具。
  7. 【請求項7】 ばね部材(6)及び又はクランプ部材
    (7)が磁力を受け易い材料製であることを特徴とす
    る、請求項1から6のいずれか1項に記載の器具。
  8. 【請求項8】 固定具(4)が截頭円錐形のフード
    (8)内に配置され、フード(8)のベースが装置
    (2)に付加され、フード(8)の最大内径が伸張位置
    のばね部材(6)の外法より僅かに大きいだけであり、
    截頭円錐形の内壁の傾斜が、伸長位置から第2位置への
    固定具(4)の移動時に、固定具周面が描く曲線にほぼ
    沿うように選定されていることを特徴とする、請求項
    1、2、4〜7のいずれか1項に記載の器具。
  9. 【請求項9】 ばね部材(6)の、装置(2)に向いた
    側の中央区域が永続的に装置(2)に接続されているこ
    とを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載
    の器具。
JP6120244A 1993-06-01 1994-06-01 電気パルスを発生する装置に電極ケーブルを付加接続する器具 Pending JPH07545A (ja)

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