JPH0753166B2 - 人工心臓弁 - Google Patents

人工心臓弁

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JPH0753166B2
JPH0753166B2 JP63509238A JP50923888A JPH0753166B2 JP H0753166 B2 JPH0753166 B2 JP H0753166B2 JP 63509238 A JP63509238 A JP 63509238A JP 50923888 A JP50923888 A JP 50923888A JP H0753166 B2 JPH0753166 B2 JP H0753166B2
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クエティル，ジーン‐ポール
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エ．エール．ア．セ．セ． エチューズ，リシャーシス・エト・アプリケイションズ・アン・シリールジ・カルディアク
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    • A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02—Prostheses implantable into the body
    • A61F2/24—Heart valves ; Vascular valves, e.g. venous valves; Heart implants, e.g. passive devices for improving the function of the native valve or the heart muscle; Transmyocardial revascularisation [TMR] devices; Valves implantable in the body
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工心臓弁に関する。
球や円板、あるいは半円状の扁平板にて構成されたフラ
ップ弁を使用する数多くの人工心臓が既に公知である。
これはたとえば、特許出願EP0176337〔カーボメディッ
クス社（CARBOMEDICS INC.）〕、EP0023797〔ヘメック
ス社（HEMEX INC.）〕、EP0039217〔ミトラル メディ
カルインターナショナル社（MITRAL MEDICAL INTERNATI
ONAL,INC.）〕およびEP0050971〔ヘメックス社製（HEME
X INC,）〕の明細書に記載された弁の場合である。
さらにGB 2 084 299〔ヘメックス社（HEMEX INC.）〕に
は、環状素子と、この環状素子の内側壁上に配設した案
内および抑制手段と協働の可能なリンク素子のほか、上
記環状素子の内側に収容、枢支されたフラップとを含む
心臓弁が記載されている。
上述の明細書には、旋回心軸まわりに回転する単一の円
板より成るフラップを備えたタイプの弁が記載されてい
る。当該円板は弁体の内壁に設けた突出部のヒンジで旋
回する。そしてその形状や配置のため、上記突出部は血
栓形成の原因となり得るものである。
さらに上記弁は、上記フラップがその直径に一致する旋
回軸のまわりに、常に90゜よりも小さい角度で旋回する
場合においてのみ、全開となる。実際にこの限定された
90゜という角度は、弁の受動的な閉止を許さない。した
がってその開位置では、フラップを構成する上記円板の
半分が大動脈中に入り込まれる。そしてそれは流れおよ
び／又はスペースの問題を引き起すことになる。
さらに上記弁は、上記旋回軸と、フラップの最遠端位置
との間の大きな距離のために、振動を生じ易いというこ
とも観察されている。
本発明は上記諸欠点を、初めてしかも満足すべき方法
で、排除することができる。すなわち生体に適合性のあ
る材料で作られ、 YY′軸を持つ環状の素子と、 この環状素子内に設けられかつこの環状素子の内壁に配
設の案内手段および抑制手段と協働が可能なリンク素子
を備えたフラップとから成るこの発明の人工心臓は、次
の特徴を有する。
すなわち上記フラップは、その直径の１つと平行なXX′
線に沿ってしかもXX′線の各側にそれぞれ位置する後部
および前部を有し、両者間の夾角が150゜以上となるよ
うに折曲げられた円板で構成される。またその結果弁の
開きは、連続する２段階となる。その第１段階は、上記
リンク素子と、上記案内手段および抑制手段とが当接す
るまでは、上記フラップの後部と、上記環状素子側壁の
下縁とが接触しかつヒンジ点となるＡ点まわりに上記フ
ラップが旋回し、またその第２段階は、上記フラップの
後部が上記環状素子のYY′軸に平行となるまでは、上記
XX′軸に平行なZZ′軸まわりにフラップは旋回する。
この発明の心臓弁ではまた、上記環状素子に配設されか
つ上記フラップのリンク素子と可動的に係合される２つ
の対称的な側面の滑り路にて、上記案内および抑制手段
が構成されることを特徴とする。
なお上記滑り路は、上記フラップ後部の長さに等しい半
径を有しかつ中心がＡの円の円弧によって構成するか、
あるいは少くともその周縁の一部を超えてストッパとな
る直線状の側面部を有する孔によって構成することがで
きる。
また上記リンク素子は、上記フラップのZZ′軸上に横方
向にかつ対称的に設けられる。なお好ましくはこれらの
リンク素子が、２つの軸か、あるいは２つの耳状片にて
構成されることである。
かくしてこの発明の心臓弁では、弁の開位置でいわゆる
後部が、上記環状素子の軸に平行となる。なおこれは、
従来の円板状弁には見られないことである。
他方開弁中に、上記フラップと、上記環状素子の側壁と
の間に生じて血液の流れの通路となる２つのオリフィス
は、ほぼ等しい寸法になる。さらに上記環状素子の側面
内壁には、血液の流れを乱す素子が存在しないため、血
栓形成の危険が減少する。
上記フラップの旋回軸の移動によって２段階を経由する
開弁（初期の開弁と全体的開弁）は、血液の流れの漸増
を可能にする特徴がある。
なおこの発明ではまた、一層の層流である血液の流れを
得るために、上記フラップの折曲された円板を凹形状
に、また凸形状に形成することができる。
この発明は、以下の添付図面に添った説明を読むこと
で、さらに容易に理解されることであろう。
第１図は、この発明の弁の斜視図であり、 第２図は、開位置（下半部）および閉位置（上半部）に
おけるこの発明の弁の平面であり、 第３図、第４図および第５図は、上記フラップの３つの
異ったそれぞれの位置におけるこの発明の弁の断面図で
あり、 第６図は、この発明の弁における他の実施例の部分的な
平面図であり、 第７図は、第６図の例から発展した実施例の断面図であ
る。
この発明の弁の斜視図と平面図とをそれぞれ示す第１図
および第２図で、符号１は環状素子であり、また符号２
は折曲された円板で構成されたフラップである。また環
状素子１は、フラップ２の断面にほぼ従う形状を有して
いる。なお第２図の下半分は、開位置におけるフラップ
２を示し、また同図の上半分は、閉位置におけるフラッ
プ２を示している。
上記円板は、円板の直径の１つと平行なXX′軸に沿って
折曲げられる。なおこのXX′軸は、好ましくはこの円板
の中心に極めて近いところを通るのがよいが、直径に一
致してもよい。また上記円板の折曲げは、この円板がX
X′軸の各側にそれぞれ位置を占めるいわゆる後部３
と、いわゆる前部５とを有し、両者間の夾角が150゜以
上、好ましくは170゜となるように行われる。
図では、後部３又は前部５の一方と、他方の部分の延長
との間の角が０゜と30゜との間にあり、好ましくは10゜
である。
この発明の図示した実施例では、開弁の第２段階の旋回
軸を構成するZZ′軸は、XX′軸と一致している。しかし
ながらこの発明の他の実施例では、開弁の第２段階の旋
回が、折曲げ軸XX′に平行ではあるがこれと区別される
ZZ′軸まわりに行われてもよい。
XX′軸とZZ′軸とは平行であるが一致しないというもっ
とも一般的な場合には、上記フラップ２の前部と後部と
は、ZZ′軸について規定される。すなわちこの場合、後
部はZZ′軸とＡ点との間に存在し、前部はZZ′軸を超え
たところに存在する。さらにXX′軸は、ZZ′軸の一方の
側か、あるいは他方の側に均等に申し分なく位置を占め
ることになる。
第３図は閉弁位置にある弁の断面図を示す。
この閉弁位置でフラップ２は、その後部３がＡ点で、環
状素子１の側壁４の下縁と接触している。
この接触点Ａは、開弁の第１段階の間はヒンジ点の役割
を担う。また上記内壁４は、フラップ２の断面に倣った
断面を有するものであるが、それにもかかわらずその下
縁に部分的な切欠き10を有する。なおこの切欠き10は、
フラップ２の後部３と接触してヒンジ点になるＡ点のレ
ベルにストッパを形成する。
なお上記前部５は閉弁位置で、環状素子１の内側壁上縁
に設けた座６上に載っている。
環状素子１とリンクされるフラップ２のリンク素子は、
フラップ２の各側面にまた、ここではXX′軸と一致する
ZZ′軸上に設けられた２本の対称的な軸にて構成され
る。なおこれらの軸（７、７′）は、案内および（抑
制）手段と協働する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】生体に適合性のある材料で作られ、 YY′軸を持つ環状の素子と、 この素子内に収容されて枢支されると共に、上記環状素
    子の内側壁に配設の案内および抑制手段と協働が可能な
    リンク素子を持つフラップとから成るタイプの人工心臓
    において、 上記フラップ２はその直径の１つと平行なXX′線に沿っ
    て折曲げられると共に、このXX′線の各側にそれぞれ位
    置を占める後部３と前部５との間の夾角が150゜以上で
    ある円板で構成され、弁開放の段階は、フラップ２の後
    部３にあって上記環状素子１の側壁下縁と接触しかつヒ
    ンジ点となるＡ点まわりに上記フラップ２が回転されて
    上記リンク素子が上記案内および抑制手段に当接する第
    １段階と、上記フラップ２の後部３が上記環状素子１の
    YY′軸と平行になるまで上記第１段階に引続いて上記フ
    ラップ２が上記XX′軸と平行なZZ′軸まわりに回転され
    る第２段階とから成ることを特徴とする人工心臓弁。
  2. 【請求項２】上記角度が約10゜であることを特徴とする
    請求項１記載の心臓弁。
  3. 【請求項３】上記案内および抑制手段は本体内に配設さ
    れた２つの対称的な側面すべり路から成り、これらのす
    べり路内に上記フラップのリンク素子が移動自在に係合
    される請求項１又は請求項２記載の心臓弁。
  4. 【請求項４】上記対称的な側面すべり路は中心がＡ点で
    かつ上記フラップ２の後部３長さと等しい半径を持つ円
    の円弧に一致する請求項３記載の心臓弁。
  5. 【請求項５】上記フラップのリンク素子はZZ′軸上に用
    意された２つの対称的な横方向軸（７、７′）にて構成
    される請求項１、２、３又は４記載の心臓弁。
  6. 【請求項６】上記環状素子１は上記フラップ２の回転の
    ２段階を限定すると共に方向付けする目的を有しかつ上
    記対称的な側面すべり路の上端の位置でかつその内側壁
    ４上に設けられた２個のストッパ（９、９′）を有する
    請求項１、２、３、４又は５記載の心臓弁。
  7. 【請求項７】上記対称的な側面すべり路は少なくともそ
    の周壁の一部を超えた直線状側面（19a、19b−19′ａ、
    19′ｂ）をストッパとして有する空洞（28、28′）であ
    る請求項３記載の心臓弁。
  8. 【請求項８】上記フラップ２のリンク素子は上記フラッ
    プ２のZZ′軸上に設けられると共に、玉継手を形成する
    横方向耳状片（17、17′）にて構成される請求項４又は
    ７記載の心臓弁。
  9. 【請求項９】上記環状素子１の側面壁は上記フラップ２
    の断面にほぼ従う形状を有すると共に、上記フラップ２
    の後部３と接触してヒンジ点となるＡ点のレベルでその
    下端にストッパとなる部分切欠き10を有する請求項１、
    ２、３、４、５、６、７又は８記載の心臓弁。
  10. 【請求項１０】上記環状素子は上記フラップ２の前部５
    端を弁の閉止位置で載置できる座６をその内側壁４の上
    端に有する請求項１、２、３、４、５、６、７、８又は
    ９記載の心臓弁。
  11. 【請求項１１】上記フラップは平面、凹面又は凸面形状
    の折曲された円板である請求項１、２、３、４、５、
    ６、７、８、９又は10記載の心臓弁。
JP63509238A 1987-11-13 1988-11-14 人工心臓弁 Expired - Lifetime JPH0753166B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR87/15728 1987-11-13
FR8715728A FR2623084B1 (fr) 1987-11-13 1987-11-13 Valve cardiaque artificielle
PCT/FR1988/000558 WO1989004154A1 (fr) 1987-11-13 1988-11-14 Valve cardiaque artificielle

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Publication Number Publication Date
JPH03503489A JPH03503489A (ja) 1991-08-08
JPH0753166B2 true JPH0753166B2 (ja) 1995-06-07

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ID=9356769

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JP63509238A Expired - Lifetime JPH0753166B2 (ja) 1987-11-13 1988-11-14 人工心臓弁

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US (1) US5078738A (ja)
EP (2) EP0318351B1 (ja)
JP (1) JPH0753166B2 (ja)
AT (1) ATE81272T1 (ja)
BR (1) BR8807797A (ja)
CA (1) CA1293343C (ja)
DE (1) DE3875224T2 (ja)
ES (1) ES2035344T3 (ja)
FR (1) FR2623084B1 (ja)
WO (1) WO1989004154A1 (ja)

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